JP2672837B2 - スキャナ用原稿貼付シートの作成装置 - Google Patents

スキャナ用原稿貼付シートの作成装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スキャナを使用して各種原稿の色分解を行
う際に使用されるスキャナ用原稿貼付シートを作成する
装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、スキャナによる原稿の色分解と共に、印刷物1
頁分の画像データをコンピュータ処理により合成する印
刷製版用レイアウトシステムが印刷製版の分野で使用さ
れている。このレイアウトシステムでは、スキャナを用
いて写真フィルム等からなる原稿の色分解を行うために
は、割付指定紙で指定された角度で原稿をスキャナドラ
ムに貼付け、更に変倍率およびトリミング範囲を入力す
る必要があるが、これらのスキャナ前準備作業はオペレ
ータの手作業に委ねられていたために手間が掛かり、か
つ誤りの多いものであった。
これに対して本出願人は、上記のスキャナ前準備作業
を容易にかつ正確に行うために、スキャナ用原稿貼付シ
ートの作成装置(特開昭61−295758号)を提案した。第
2図以下にその概要を示す。
第2図はスキャナ用原稿貼付シートの作成装置の外観
を示す図で、1は倍率測定器、2は作業台、3は支柱、
4は投影レンズ、5は原稿ホルダ、6はランプハウス、
7は操作制御盤、8は倍率表示器、9は角度表示器、10
はタブレット、11はカーソルを示す。倍率測定器1は、
キーボード21、演算制御部22およびCRTディスプレイ23
を有するコンピュータ20を介してXYプロッタ30に接続さ
れている。なお、第2図において、Bは割付指定紙を示
し、Iは原稿ホルダ5にセットされた原稿の投影像を示
す。
第2図の構成において、投影レンズ4、原稿ホルダ5
およびランプハウス6は一体となって支柱3に保持さ
れ、原稿ホルダ5に装着された原稿はランプハウス6の
中に設けられている光源から適当なコンデンサレンズ等
を介して照射され、その絵柄の投影像Iは割付指定紙B
の表面に投影される。つまり、作業台2の表面に置かれ
ている割付指定紙Bは原稿の像の投影面となされてい
る。
また、投影レンズ4、原稿ホルダ5およびランプハウ
ス6は支柱3に沿って上下に移動可能になされており、
操作制御盤7のスイッチ等を操作することにより上下に
移動し、これにより透過原稿の像を所定の範囲にわたっ
て任意の大きさに縮小、拡大した投影像Iを割付指定紙
Bの表面に結像させることができるようになっている。
そして、このとき投影レンズ4と割付指定紙Bの間の距
離をリニアエンコーダ等によって取り込み、演算処理を
行って倍率の求め、倍率表示器8に表示するようになさ
れている。従って、透過原稿を原稿ホルダ5にセット
し、その投影像Iを割付指定紙Bに描かれている図形と
一致させるだけで倍率測定を行うことができるものであ
る。なお、当該倍率測定器は周知のものである。
第3図は、信号の処理の例を示したブロック図で、倍
率測定器1およびデータタブレット10から与えられるカ
ーソル11で指示された位置の座標データは信号入力部24
を介して演算制御部22に入力されているが、このときの
演算制御部22によるデータの取り込みや演算処理の開始
等は、操作制御盤7に設けられているテンキーや押しボ
タンスイッチあるいはコンピュータ20に設けられている
キーボード21等によって制御され、XYプロッタ30に対す
る駆動信号の出力や、角度表示器9および倍率表示器8
に対する表示信号の出力等が行われる。
次に、原稿の変倍率、角度出し、およびトリミング範
囲の設定について説明する。
まず、作業者は、原稿ホルダ5にカラーフィルム等の
原稿Fをセットし、作業台2のデータタブレット10の上
に割付指定紙B(あるいはそのコピー)をセットする。
その後割付指定紙Bの表面に原稿の像Iを投影させる。
次いで、原稿No.を操作制御盤7に設けられているテン
キーあるいはコンピュータ20に設けられているキーボー
ド21によって入力した後、操作制御盤7に設けられてい
る倍率合わせスイッチを操作し、割付指定紙Bに描かれ
ている割付指定用の図形に対して原稿像Iの絵柄を一致
させる。なお、このときの位置の一致は割付指定紙Bを
作業台2の上でずらすことによって行う。
この後、操作制御盤7の倍率表示スイッチを操作すれ
ば、そのときの倍率が倍率表示器8に表示されると共
に、倍率データは演算制御部22に取り込まれる。なお、
上記の操作は周知の倍率測定器の場合とほとんど同じで
ある。
次ぎに作業者はデータタブレット10より位置データの
入力を行う。当該位置データの入力を第4図を参照して
説明する。
第4図において、作業台2はデジタイザが埋め込まれ
てデータタブレット10が形成されており、該データタブ
レット10の上には割付指定紙Bが載置されている。割付
指定紙Bには矩形を形成する版面線Hおよび割付指定用
の図形Eが描かれており、原稿の絵柄の投影像Iは図形
Eと一致するように投影されている。この状態で、ま
ず、割付指定紙Bに描かれている版面線H上の任意の2
点P1、P2の位置データをカーソル11で入力する。この版
面線Hはスキャナの分解ドラムに原稿を貼付ける場合の
基準線に対応するものである。次に、投影像Iを形成す
る矩形の頂点R1、R2、R3、R4の位置データをカーソル11
で入力し、更に、投影像Iの中のトリミング範囲を示す
矩形の頂点Q1、Q2、Q3、Q4の位置データをカーソル11で
入力する。これらの位置データは操作制御盤7の操作ス
イッチ、あるいはキーボード21を操作することにより演
算制御部22に取り込まれる。
こうして割付指定紙B上の位置データが入力される
と、この時点で演算制御部22は位置データおよび前記倍
率データの処理を開始し、原稿Fの貼込み線データおよ
びトリミング範囲データを算出し、メモリ25に格納す
る。また、前記基準線に対する貼込み線の傾き、即ち原
稿Fの設定角度データを同時に角度表示器9に表示す
る。
ここで操作制御盤7のゲージ出力スイッチを操作する
と、上記メモリ25からのデータがXYプロッタ30の制御回
路に送られ、これによりXYプロッタ30による図形出力動
作が開始され、原稿貼込み線およびトリミング範囲を示
す図形が描かれたハードコピーが完成する。
第5図はデータタブレット10上での前記各点の位置関
係を示した図であり、第5図を参照して描画データの算
出について詳述する。
第5図に示すX−Y座標において、版面線H上の2点
P1、P2の座標をP1(a,b),P2(c,d)とすると版面線H
の座標軸Xに対する傾きθは となる。
ここで、原点をP0(w,z)とし、版面線Hおよびこれ
に直交する線を座標軸とする新座標をx−yとすると、
X−Y座標からx−y座標への座標変換式は次のように
なる。
X=xcosθ+ysinθ+w Y=−xsinθ+ycosθ+z これより x=(X−w)cosθ+(z−Y)sinθ … y=(X−w)sinθ+(Y−z)cosθ … となる。また、式よりsinθ、cosθは と表されるため、データタブレット10上でのX−Y座標
で入力した任意の点の座標は、、、および式よ
り版面線Hを基準とするx−y座標上の座標値に変換さ
れる。例えば、点R1のX−Y座標値を(XR1,YR1)、x
−y座標値を(xR1,yR1)とすると となる。このようにして、R1〜R4、Q1〜Q4の全ての点が
x−y座標で得られることとなる。
次に、これらの座標値からXYプロッタ30で描画するた
めの描画座標値を算出する。
前記倍率測定作業で得られた倍率をm倍とし上記計算
の結果得られた座標値を(x,y)、描画座標値を(Dx,D
y)とすると、 Dx=(1/m)x … Dy=(1/m)y … となる。従って、〜式よりXYプロッタ30で描画され
る描画座標値が得られることとなる。
第6図a、b、cは以上のようにして算出された描画
データに基づいて描画された原稿貼込み線およびトリミ
ング線の例を示す図である。
第6図aは透明シート100に描画した例であり、透明
シート100の一端には版面線Hに対応する基準線101が描
画され、更に原稿No.100N、倍率値100mが描画されてい
る。透明シート100の中央部には矩形の原稿貼込線102が
描画され、該原稿貼込線102の内側にはトリミング範囲
を示す矩形のトリミング線103が描画されている。
第6図bは紙等の不透明シート200に描画した例で、
この場合は上記透明シート100と同様に基準線201、原稿
No.200N、倍率値200m、矩形の原稿貼込線202が描画され
るが、トリミング線203は矩形の各辺を原稿貼込線202の
外側まで延長した形で描画される。これは、不透明シー
ト200は原稿貼込線202に沿って切り抜かれた後、該切抜
き部に原稿がセットされるためである。
第6図cに示すものは、1枚のシート300に複数の原
稿の原稿貼込線およびトリミング線を描画した例であ
る。この場合は予め座標移動パラメータを設定してお
き、出力位置No.を入力することにより該座標移動パラ
メータを含んだ描画座標を算出し、所定の位置に基準線
等を描画するようにする。第6図cにおいては、シート
300の上端には基準線301が描画され、更に各原稿の原稿
貼込線302およびトリミング線303が所望の位置に描画さ
れ、これら原稿貼込線302およびトリミング線303の近傍
に原稿No.300Nおよび倍率値300mが描画されている。
このようにして得られるのがスキャナ用原稿貼付シー
ト(以下、単にシートを称す)であり、該シートに、指
定された角度で原稿を貼付け、スキャナの入力ドラムに
装填すれば原稿の色分解作業を行うことができるので、
スキャナの入力ドラムに対する原稿の貼込み作業の能率
を大幅に向上させることができると共に、トリミング範
囲の設定が正確に行え、結果として高価なスキャナの稼
働効率を大幅に向上させることができるものである。
[発明が解決しようとする課題] さて、作成されたシートに原稿を貼付するについて
は、第6図aに関して述べたように透明シートに描画さ
れた原稿貼込線に合わせて貼る場合と、第6図bに関し
て述べたように不透明シートに描画された原稿貼込線を
切り抜き、該切り抜かれた部分に原稿をセットする場合
の2通りの方法があるが、いずれにしても原稿貼込線の
形状は原稿の形状と同じでなければならない。原稿貼込
線の形状が原稿の形状より大きくても小さくても原稿を
正しくセットすることはできず、トリミング範囲が所定
の範囲と異なってしまうことにもなりかねないからであ
る。
このように、原稿貼込線を描画するには非常に高い精
度が要求されるのであるが、実際にはカーソル11による
光学的な歪により精度を上げるには限界があった。つま
り、原稿の投影像の基準線に対する傾きおよび大きさを
求めるためには、デジタイザ上に載置された割付指定紙
の版面線を基準線として入力し、同時に割付指定紙に描
かれた絵柄に合わせて原稿を縮小または拡大投影し、そ
の投影像の原稿輪郭の4頂点の位置をカーソル11で指示
するのであるが、第7図aの平面図に示すように、一般
にデジタイザのカーソル11は、電磁誘電方式を採用して
いるために誘導電流を発生させるためのコイル41を必要
とし、更にコイル41の機械的強度を増すためにコイル41
の内側はアクリル等の透明樹脂42に固められている。従
って、第7図aのC−C′における断面を示す第7図b
に示すように、原稿の投影像を形成する光線の内、透明
樹脂に斜め方向から入射してくる光線は屈折され、本来
は割付指定紙上のA点に焦点を結ぶべきものが、カーソ
ル11を置くことにより sinθ1/sinθ=n2/n1 … の関係に従ってB点に焦点を結んでしまい、その結果、
実際の投影像より縮小されてしまう。なお式におい
て、n1は空気の屈折率、n2は透明樹脂42の屈折率であ
る。また、第7図aにおいて43は十字線であり、該十字
線の交点を測定すべき点に合わせることで当該測定点の
座標を測定することができるものである。
勿論、上記カーソル11の光学的歪による測定誤差は透
明樹脂42の厚みを薄くすれば少なくできるが、通常、所
定の誘導電流を発生させるためにはコイル41は7mm程度
の厚みが必要であり、従って透明樹脂42の厚みdも7mm
程度になる。この場合、測定誤差は0.5mm程度であるか
ら、かなりの誤差といえる。
このように、投影像の原稿輪郭4頂点の位置測定は透
明樹脂42の屈折作用により誤差を生じ、正確な原稿の傾
きおよび大きさが得られない、という問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、カー
ソルの透明樹脂の屈折作用による歪を補正できるスキャ
ナ用原稿貼付シートの作成装置を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のスキャナ用原
稿貼付シートの作成装置は、デジタイザと、前記デジタ
イザ上の位置を入力する位置入力手段と、前記デジタイ
ザ上に原稿の像を投影する投影手段と、前記位置入力手
段で入力された位置データおよび倍率データに基づいて
少なくとも原稿貼込線を描画するためのデータを生成す
る演算制御部とを具備するスキャナ用原稿貼付シートの
作成装置において、前記位置入力手段による光学的歪を
補正する歪補正手段を備えることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、カーソル等の位置入力手段の光学的
歪により入力された位置データに誤差を含んでいても歪
補正手段により正しく補正されるので、原稿の傾き、原
稿貼込線を精度よく求めることができる。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
スキャナ用原稿貼付シートの作成装置全体のハードウ
ェアの構成としては第2図に示すものと同様であるが、
第1図に示すように、演算制御部22の中に、カーソル11
の透明樹脂42による光学的歪を補正する歪補正手段50を
有する点で第3図とは異なっており、それ以外は第3図
に示すものと同様である。
歪補正手段50は所定の演算式を行うための演算装置、
測定点の座標あるいは演算結果を一時的に格納するRA
M、および必要なデータを格納するROM等を備えており、
次のような歪補正処理を行う。
いま、第8図aに示すように、ランプ44より照射させ
た光が透明原稿45を透過し、レンズ46により集光されて
デジタイザ47上に投影像を結んでいるとし、原稿45の輪
郭を形成する一つの頂点の位置を測定するために図の位
置にカーソル11を置いたとする(なお第8図aにおいて
はカーソル11の透明樹脂42の部分だけを示す)。
このとき、本来は第7図bのA点の位置を測定しよう
としているのであるが、透明樹脂42の屈折作用により実
際には第7図bのB点の位置を測定している。その位置
関係は第8図bに示すようであるとする。第8図a、b
において、デジタイザ47とレンズ46の距離をD、透明樹
脂42の厚みをd、光軸48とデジタイザ47が交わる点O
(x0,y0)と測定点(x1,y1)の距離をlとすると、lは
次の式で求められる。
l=((x1−x0+(y1−y01/2 … また、lは次のようにも表すことができる。
l=(D−d)tanθ+dtanθ … ここでθ1は式を満足する値であることは明か
である。そして、一般的にはD>>d、即ちdはDより
十分小さいから、式は l=Dtanθ … と表せる。従ってθは θ=tan-1(l/D) … で求められ、このようにして求められたθの値を式
に代入すると、n1,n2は予め知られているから、θ
値を求めることができる。なお、Dの値は倍率測定器1
(第2図)のリニアエンコーダによって得られることは
前述した通りである。
これらの値から、求める補正量である第8図cに示す
A点とB点の距離αは α=d(tanθ−tanθ) … で求めることができる。
よって、点Aの点Oからの距離Lは L=l+α … であるから、点Aの座標は で表すことができ、x0およびy0は予め知られているから
点Aの座標が求められることになる。なお、以上の演算
において、座標の値は第5図のXY座標に基づく値であ
る。
以上の演算を歪補正手段50で行い、正しい測定点Aの
座標が求められた後は、当該補正された座標データに基
づいて従来の技術の項で述べた演算を行うことにより、
原稿貼込線を描画することができるものである。
なお、以上述べた実施例ではD>>dとして演算を簡
略化したが、もし厳密に行うのであれば、式で求めた
lの値を式に代入し、式との連立方程式を解くよう
にすればよいことは明かである。
以上のように、カーソル11の透明樹脂42の屈折作用に
より測定点の座標に誤差が生じていても正しく補正でき
るので原稿貼込線を高い精度で描画することができるも
のである。
以上の実施例では所定の演算式に基づいて歪補正を行
ったが、ある条件の基においては、補正量αは原稿サイ
ズによって一定値とすることができる。即ち、レンズ46
が同じであり、原稿45とレンズ46の位置関係も同じであ
り、かつ、原稿45は、その中心がレンズ46の中心とほぼ
一致した状態でセットされている場合においては、第9
図に示されるように、投影される像は光軸48を中心とし
て均等に広がるから、原稿45のサイズが同じであれば、
レンズ46とデジタイザ47との距離を変える、例えば第9
図のZの位置からZ′の位置に変えることで倍率を変え
ても原稿45の輪郭を形成する頂点の位置におけるカーソ
ル11の透明樹脂42に対する入射角θは一定である。入
射角が一定であれば、式よりθも一定であるから、
式より補正量αも一定になる。
このように、上記の条件が満足されている場合には、
原稿サイズによって、例えば35mmの原稿の場合は0.5mm
というように補正量は一定値とすることができるもので
ある。従って、この場合には歪補正手段50は、作業者に
より予め入力された原稿サイズに基づいて、その内部に
有するROMから原稿サイズ毎に予め定められた補正量α
を読みだし、〜式の演算を行う。
以上の歪補正方式は便宜的な方法ではあるが、一般的
に、原稿はその中心がレンズ中心と略一致された状態で
セットされるものであり、レンズを交換することも希で
あり、しかも原稿は決められた位置にセットされるから
レンズと原稿の位置関係は一定であるので、実用上問題
はないものであり、しかも処理速度が速いという利点が
ある。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく種々の変形が可能
である。例えば、第1図においては歪補正手段50を演算
制御部22の中に設けてあるが、データタブレット10の信
号入力部24の間に設けてもよく、要するに、原稿の傾
き、原稿輪郭線等が歪が補正された座標値に基づいて演
算されるようになされればよいものである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カ
ーソルの透明樹脂部分の屈折作用により生じる測定誤差
を補正することができるので、正しい原稿輪郭を得るこ
とができ、その結果、原稿の傾き、形状を高い精度で測
定することができるものである。そして、このことによ
り適切なスキャナ用原稿貼付シートを作成でき、原稿の
貼込み作業の効率を大幅に向上させることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスキャナ用原稿貼付シートの作成
装置の信号処理のブロック図の1実施例の構成を示す
図、第2図は従来のスキャナ用原稿貼付シートの作成装
置の構成を示す図、第3図は第2図に示すスキャナ用原
稿貼付シートの作成装置の信号処理のブロック図の1例
を示す図、第4図はデータタブレット上での入力点を説
明するための図、第5図は第4図に示す各入力点の位置
関係を示す図、第6図はXYプロッタで描画された原稿貼
込線およびトリミング線の例を示す図、第7図はカーソ
ルの構成を示す図、第8図は歪補正処理の1例を説明す
るための図、第9図は他の補正処理を説明するための図
である。 11……カーソル、41……コイル、42……透明樹脂、43…
…十字線、44……ランプ、45……原稿、46……レンズ、
47……デジタイザ、48……光軸、50……歪補正手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタイザと、前記デジタイザ上の位置を
    入力する位置入力手段と、前記デジタイザ上に原稿の像
    を投影する投影手段と、前記位置入力手段で入力された
    位置データおよび倍率データに基づいて少なくとも原稿
    貼込線を描画するためのデータを生成する演算制御部と
    を具備するスキャナ用原稿貼付シートの作成装置におい
    て、前記位置入力手段による光学的歪を補正する歪補正
    手段を備えることを特徴とするスキャナ用原稿貼付シー
    トの作成装置。
  2. 【請求項2】前記歪補正手段は位置入力手段により入力
    された位置データに所定の演算を施すことにより補正量
    を求めるものであることを特徴とする請求項1記載のス
    キャナ用原稿貼付シートの作成装置。
  3. 【請求項3】前記歪補正手段は原稿サイズにより決定さ
    れる一定値を補正量とすることを特徴とする請求項1記
    載のスキャナ用原稿貼付シートの作成装置。
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