JPH02525A - インクジェット記録装置、該装置用キャップユニットおよびインクジェットヘッドの回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、該装置用キャップユニットおよびインクジェットヘッドの回復方法

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JPH02525A
JPH02525A JP63298058A JP29805888A JPH02525A JP H02525 A JPH02525 A JP H02525A JP 63298058 A JP63298058 A JP 63298058A JP 29805888 A JP29805888 A JP 29805888A JP H02525 A JPH02525 A JP H02525A
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cap
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寛 小泉
Toshihiro Mori
利浩 森
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篤 斉藤
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録液体(インク)を吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録装置、該装置用キャップユニットおよ
びインクジェットヘッドの回復方法に関し、特に吐出口
を複数配した形態のインクジェットヘッド(記録ヘッド
)を備えたインクジェット記録装置において、麿埃等に
よる目詰りやインクの増粘あるいは気泡混入等により生
じた吐出口からの吐出不良を回復する吐出不良の回復系
の改良を図ったものである。
[従来の技術] 第14図は、インクジェット記録装置に用いられる記録
ヘッドの一例を示す模式的斜視図である。
ここで、1は吐出エレメントであり、インクを吐出する
ために利用される熱エネルギを発生する熱エネルギ発生
手段である発熱素子等が並列に集積配置された液路、各
液路前方に開口した吐出口10および各液路に供給され
るインクを貯留するための共通液室等を有し、吐出口l
Oよりインクを吐出して記録液滴の形成を行う。
3は吐出エレメント1を接着等により固定するためのベ
ースプレート、2は吐出エレメント1およびベースプレ
ート3の端面にボルト等緊締部材により固定した前面プ
レートであり、吐出口10を記録媒体に直接対向させる
開口2aを有する。各部15.16および17はインク
供給系の一部を成す部材であり、15は吐出エレメント
l内の共通液室にインクを導入するエルボ形状の接続部
材、17はインク供給源としてのインクタンク等からの
インク供給経路途中に配置されたフィルタユニット、1
6は接続部材15とフィルタユニット17とを接続する
供給管である。
第15図および第16図は、それぞれ、第14図に示さ
れる記録ヘッドの鉛直面および水平面に沿った模式的断
面図であり、吐出不良の回復処理にあたって前面プレー
ト2(第15図、第16図では省略されている)を介し
吐出エレメント1の吐出口面にキャップ4を接合させた
状態で示す。
複数の吐出口10に対応する液路12は、所謂ひさし部
とよばれる部分13に連通し、ひさし部13は共通液室
14に連通している。11は液路ノズル12内に設けら
れ、インクを吐出するために利用されるエネルギを発生
するエネルギ発生手段であり、例えば発熱素子である。
フィルタユニット17の内部には微小なゴミや気泡を除
去するために例えば、メツシュで構成されたフィルタ1
00が設けられている。
第17図は従来のインクジェット記録装置における吐出
不良の回復系を示す模式図である0通常の記録状態では
、キャップ4は記録動作を阻害しない適宜の位置に設定
されるとともに、インクタンク6より吐出エレメント1
にインクが毛管現象により供給される。
吐出不良の回復!A3!!を行うときには、キャップ4
が吐出エレメント1に気密状態に装着され、この状態で
ポンプ7を駆動してインクタンク6よりキャップ4内を
負圧にし、吸引を行フて吐出口lOより強制的にインク
を排出させる。このとき、吐出不良の要因となった塵埃
、増粘インク、気泡等は吸引されたインクとともに吐出
エレメント1より排出される。例えば、第16図に示す
ように、液路12中に侵入した微小な気泡aは、ポンプ
7を駆動することによりインクと共に吐出口lOより除
去される。而して、吐出口10より排出されたインクは
キャップ4に受容され、廃インクタンク5へと導かれる
第18図は、吐出不良の回復処理時における従来の装置
のインクの流体工学的等価回路を示す回路図である。こ
こで、吸引力をΔP、液路数をn、液路12の1本当り
の流体抵抗を81、ひさし部13の流体抵抗をRH1共
通液室14の流体抵抗をRC、フィルタ部17の流体抵
抗をRF、フィルタ部17以外のインクタンク6から共
通液室14までの流体抵抗をR5、吸引力ΔPにて吸引
を行ったときの液路12の流量をqとすると、吐出不良
の回復処理時には以下の関係が成り立つ。
ΔP = qRl + nq(RH+ RC+ RF+
 R5)    (1)、’、q ”Δp、’(Rt+
n (RH+R(:+RF+R5))     (2)
通常は、R1> It)j+Rc+RF+IIsという
関係が得られるように供給系の設計が行われるが、例え
ば記録幅に対応した数だけ液路12に連通ずる吐出口を
配した形態の記録ヘッド、所謂フルマルチタイプ(フル
ラインタイプ)の記録ヘッドの場合には、液路数nが大
となり、液路1本当りに流れる流量qは非常に小さくな
る。また、第16図に示したように液路12に気泡aや
塵埃等が侵入した場合には、その液路の流体抵抗が高く
なる。このため、吐出不良が生じた液路に流れる流量は
、正常の液路よりも更に小さくなる。
また、液路12内に気泡が混入した場合について考える
と、気泡は通常液路壁面に付着するため、その気泡を除
去するには壁面から剥離させるだけの液路12内の圧力
変化ないし流量が必要である。
しかしこの従来例の場合、正常な液路の方が流体抵抗が
小であるので、吐出不良が生じた液路に加わる圧力変化
は更に小さいものとなる。
第19図は、従来のインクジェット記録装置に用いられ
る記録ヘッドの他の例を示す模式的斜視図である。また
、第20図および第21図は、それぞれ、第19図に示
される記録ヘッドの鉛直面および水平面に沿フた模式的
断面図である。
本従来例が前述した従来例と異なる点は、主に吐出エレ
メント1に供給管16が2本設けられている点と、吐出
不良の回復を供給管16内のインクへ加圧力を用いて行
う点と、である。
本従来例では、このように加圧による回復を行うもので
あるため、吐出口から加圧力によって排出されたインク
を受けるための受は部材4aが設けられている。
第22図は本従来例のインクジェット記録装置における
吐出不良の回復系を示す模式図である。通常の記録状態
では、受は部材4a(以下キャップ4aと称す)は記録
動作を阻害しない適宜の位置に設定されるとともに、バ
ルブロ2が閉、バルブB1およびB3が開状態に保たれ
、インクタンク6よりバルブ81を通して吐出エレメン
ト1にインクが毛管現象により供給される。
吐出不良の回復処理を行うときには、キャップ4aが吐
出エレメント1に装着され、バルブ81が閉、バルブB
2およびB3が開状態に保たれ、この状態でポンプ7を
駆動してインクタンク6よりインク供給経路内にインク
を圧送し、吐出エレメントlへ加圧インクを供給して吐
出口10より強制的にインクを排出させる。このとき、
吐出不良の要因となった塵埃、増粘インク、気泡等は噴
出したインクとともに吐出エレメント1より排出される
例えば、第21図に示すように、液路12中に侵入した
微小な気泡aは、ポンプ7を駆動することによりインク
と共に吐出口10より除去される。而して、吐出口lO
より排出されたインクはキャップ4に受容され、廃イン
クタンク5へと導かれる。
第18図を用いて、吐出不良の回復処理時における本従
来例の装置のインクの流体工学的等価回路を説明する。
ここで、前述と同様に、加圧力をΔP、液路数をn、液
路12の1本当りの流体抵抗をR1、ひさし部13の流
体抵抗をRH1共通液室14の流体抵抗をRC,フィル
タ部17の流体抵抗をRF、フィルタ部17以外のイン
クタンク6から共通液室14までの流体抵抗をR5、加
圧力ΔPにて加圧を行ったとぎの液路】2の流■゛をq
とすると、吐出不良の回復処理時には上述と同様に以下
の関係が成り立つ。
Δ P=qR1+nq(1111+RC+RF+R5)
      (i)、’−q  = ΔP/(旧+n 
(RH+RC+1F+R5))         (2
)通常は、R1> RH+RC+RF+R5という関係
が得られるように供給系の設計が行われるが、例えば記
録幅に対応した数だけ液路12に連通ずる吐出口を配し
た形態の記録ヘッド、所謂フルラインタイプ(フルライ
ンタイプ)の記録ヘッドの場合には、液路数nが大とな
り、液路1本当りに流れる流量qは非常に小さくなる。
また、第21図に示したように液路12に気泡aや磨埃
等が侵入した場合には、その液路の流体抵抗が高くなる
。このため、吐出不良が生じた液路に流れる流量は、正
常の液路よりも更に小さくなる。
た場合、吐出不良が生じた液路は回復動作によっても正
常状、態に復帰しなかったり、また、何度も回復処理を
行わなければならない事態が生じることがあった。
また、このような流体抵抗に打勝つためには吸引力また
は加圧力を大とする必要があり、そのため大なるポンプ
7を設ける必要も生じることがあり、このためインクの
消費量が増大したり、さらには、特に加圧回復の場合に
は、犬なる加圧力に耐えるように各部材の接合部分等の
強度を増す必要が生じたりする場合があるという問題点
があった。
本発明の目的は、かかる従来の装置における回復系の大
型化や各部の高耐圧化設計等により生じ得る構成価格な
いし運転費用の増大を伴うことなく、信頼性の高い確実
な回復処理を行うことができるようにすることにある。
[発明が解決しようとする課題] したがって、従来の吐出不良の回復系を採用し[課題を
解決するための手段] そのために、本発明に係るインクジェット記23装置で
は、インクを吐出する吐出口を複数有するインクジェッ
トヘッドと、複数の吐出口の内の一部の吐出口を覆う部
分キャップ手段と、部分キャップ手段を通じて一部の吐
出口からインクを吸引する吸引手段とを具備したことを
特徴とする。
また、本発明に係るインクジェット記録装置用キャップ
ユニットでは、インクジェットヘッドの複数の吐出口の
内の一部の吐出口を覆う部分キャップ手段と、部分キャ
ップ手段を通じて一部の吐出口からインクを吸引する吸
引手段とを具備したことを特徴とする。
さらに、本発明に係るインクジェットヘッドの回復方法
では、インクジェットヘッドの複数の吐出口からのイン
クの吐出状態を検知する検知工程と、複数の吐出口の内
吐出不良が検知された吐出口を含む一部の吐出口を部分
キャップ手段で窪う部分キャッピング工程と、部分キャ
ップ手段を通じて一部の吐出口からインクを吸引する部
分吸引工程とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るインクジェット記録装置の他の形態
では、インクを吐出する吐出口を複数有するインクジェ
ットヘッドと、複数の吐出口の内の一部の吐出口を閉塞
する閉塞手段と、インクジェットヘッド内のインクを加
圧して一部の吐出口以外の吐出口からインクを排出させ
る加圧手段とを具備したことを特徴とする。
さらに、本発明に係るインクジェットヘッドの回復方法
の他の形態では、インクジェットヘッドの複数の吐出口
からのインクの吐出状態を検知する検知工程と、複数の
吐出口の内吐出不良が検知された吐出口を除く一部の吐
出口を閉塞手段で[′A塞する部分閉基工程と、インク
ジェットヘッド内を加圧して閉塞手段で閉塞されていな
い吐出口からインクを排出させる部分加圧工程とを有す
ることを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、複数の吐出口の中の一部について回復
のための力(吸引力や加圧力)を集中させることにより
、吐出不良の回復処理を確実に行うことができる。
すなわち、吐出不良の回復処理に際して部分キャップ手
段をインクジェットヘッドに装着し、吸引手段を駆動す
れば、吐出不良が生じたインク吐出口を含み、部分キャ
ップ手段により覆われたインク吐出口からのみインクが
吸引されて吐出不良要因が除去される。
あるいは、吐出不良の回復処理に際して閉塞手段をイン
クジェットヘッドに装着し、加圧手段を駆動したとき、
吐出不良が生じたインク吐出口を含み、閉塞手段により
閉塞されずに開放状態とされている部分のインク吐出口
からのみインクが噴出して吐出不良要因が除去される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
なお、実施例に係る各図について、従来と同様に構成で
きる部分については対応箇所に同一符号を付し、その説
明は省略する。
箪」」■Δ倒 第1図は本発明のインクジェット記録装置の主要部に係
る回復系の一実施例を示す模式図である。ここで、8は
吐出口10の列(第14図参照)の一部を覆う部分キャ
ップであり、適宜の駆動手段によって吐出不良の回復処
理時には図示の吐出エレメント1に対向する位置に設定
され、通常の記録時には記録動作を阻害しない非対向位
置(例えば図面に直交する方向上の吐出エレメント1か
ら離隔した位置)に設定される。
そして、記録中に吐出不良が発生した場合には、その吐
出不良が生じた吐出口lOを含む部分を覆うように部分
キャップ8を適切に移動させて吐出エレメント1に装着
し、その状態でポンプ7を駆動し、吸引を行う。このと
きインクは部分キャップ8により覆われた吐出口10か
らだけ排出され、それらのインクは廃インクチューブ5
Aを介して廃インクタンク5に回収される。
なお、破線で示す部材40は第17図におけるキャップ
4とほぼ同様の全体キャップであり、部分キャップ8に
代わり吐出エレメントlに対して装着可能である0本実
施例にあっては、この全体キャップ40内に吐出不良の
検知手段を設けておく。
第2図は吐出不良の回復処理時の吐出エレメントの流体
工学的等価回路を示す回路図である。ここで、mは部分
キャップ8に覆われている吐出口lOに対応した液路1
2の数、q′はその液路12の1本あたりの流量であり
、その他の記号は第18図と同様である。
この等価回路では以下の関係が成り立つ。
9 =ΔP/(R1+1(RH÷IIC+RF+ll5
))    (3)ここで、manより、 q’>q        (4) となる。すなわち、全吐出口10からインクを吸引して
回復動作を行う従来の装置に比して、ポンプ7の吸引力
を等しくした場合、吐出回復効率は、mがnより小さい
程向上することになる。また、流量を従来の装置と等し
くした場合(q  =q)には、ポンプ7として吸引力
の小さいものを選定しても足りることになる。
吐出不良の回復処理において、部分キャップ8により密
閉される吐出口個数mが小さい程回復効果は大きいが、
多数の液路12で吐出不良が発生した場合には、mが小
さい程回復動作の回数が多くなり、その分団復時間が増
大するので、これに対処するには次のようにmの値を選
定する設計を行えばよい。すなわち、液路12中の気泡
等の吐出不良の発生要因を剥離除去可能な流量をQoと
すると、 m=(ΔP  −qoRl)/Qo(nH+Rc+rl
F+Rs)  (5)という関係が成立するので、これ
に応じて最適のm値を選択すればよい。なお、qoは実
験等により容易に求めることができる。
次に、本実施例に係るインクジェット記録装置の具体的
構成について述べる。
第3図は本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す模式的斜視図である。ここで、Hは記録媒体の幅方
向にその全幅に対応した範囲にわたって吐出口lOを配
した吐出エレメント1等を含む記録ヘッドである。50
は部分キャップ8および全体キャップ40を含むキャッ
プユニットであり、モータユニット60に結合されたワ
イヤ62に固定され、モータユニット60の駆動に応じ
、不図示のガイドに沿って上昇/下降がなされる。64
はワイヤ62の張力を調整するための部材である。
110および120はキャップユニット50の上昇位置
を検出するための例えばフォトカブラ形態のセンサであ
り、部分キャップ8または全体キャップ40の記録ヘッ
ドHへの対向を検知する。130はキャップユニット5
0の下降位置を検出するためのフォトカブラ形態のセン
サであり、記録時において、キャップユニット50を記
録ヘッドHに対する非対向位置、すなわち記録動作を阻
害しない位置に設定するのに用いる。51はフォトカブ
ラ形態のセンサ110,120および130の光路を遮
ってキャップユニット50の検出を行わせるためにキャ
ップユニット50に設けた遮光板である。
第4図はキャップユニット50の一例を示す模式的斜視
図である。ここで、70は、キャップユニット50の部
分キャップ8または全体キャップ40の記録へラドHと
の対向位置においてそれらを記録ヘッドHに対して前後
進させ、接合または離脱させるモータユニットである。
72は部分キャップ8および全体キャップ40の記録ヘ
ッドHに対する接合位置および離脱位置を検出するため
にキャップユニット50に固定して設けたフォトカブラ
形態のセンサ、74はその光路を遮フて接合/離脱の検
知を行わせるために部分キャップ8および全体キャップ
40と共に8動する遮光板である。
次に、部分キャップおよび全体キャップ8.40等を駆
動して回復処理を行うための具体的構成について述べる
第5図は部分キャップ8を吐出エレメント1に対向させ
接合させた状態を示す模式的断面図である。本例の部分
キャップ8において、81はベルト状のキャップ部材で
あり、上記(5)式に基づいて決定した個数分の吐出口
10を覆うキャップ部82を設けである。また、残余の
吐出口はこのときキャップ部材81によりて閉塞状態と
されてもされなくてもよい、82^は廃インクチューブ
5^と一体のチューブである。83および84はキャッ
プ部材81を架設し、吐出口lOの配列方向であるW方
向に移動可能とするためのプーリであり、一方のプーリ
83にはギア83^を設けである。
85はモータ、86はモータ85の軸に設けられギア8
3^と噛合可能なウオームであり、モータ85の回転は
ウオーム86およびギア83^を介してプーリ83に伝
達され、これによりキャップ部材81のW方向上の移動
がなされる。87は部分キャップ8に対して固定したス
リット板、88はキャップ部材81に固着され、スリッ
ト板87上のスリットを検出するフォトカブラであり、
当該検出信号に応じてキャップ部材81の移動位置が検
出可能となる。
これら各部を含む部分キャップ8は、キャップユニット
50に設けてあり、モータユニット70によって、吐出
エレメント1に対する離脱/接合を行うF方向に一体と
して移動が可能である。
第6図は全体キャップ40を吐出エレメント1に接合さ
せた状態を示す校式的断面図である。ここで、42は吐
出エレメント1の全吐出口を覆うキャップ、44および
46は、それぞれ、半導体レーザ等の光を照射する発光
素子およびフォトトランジスタ等の受光素子であり、こ
れらをキャップ42の側端部の適切な部位に配置してそ
れらの間の光路りを各吐出口lOからの吐出液滴が遮る
ことができるようにする。42Aは廃インクチューブ5
^と一体の廃インクチューブである。
第7図は、本実施例における制御系の一例を示すブロッ
ク図である。ここで、90は各部を制御するコントロー
ラであり、インクジェット記録装置本体の記録処理用制
御部に兼用しである。コントローラ90において、9O
Aは第8図示の処理手順等を実行するCPU 、 90
BはCPIJ90Aが実行する処理手順に対応したプロ
グラムの他、固定のデータ等を格納しているROMであ
る。また、90Cは作業用のRAMである。
91はキャップユニット50を上下方向の移動位置に設
定する位置設定部であり、第3図示の構成に即して言え
ばモータユニット60、センサ110,120および1
30等を含むものである。92はキャップユニット50
を第5図および第6図中F方向に駆動して、吐出エレメ
ント1に接合した位置または吐出エレメント1から離脱
した位置に設定する位置設定部であり、第4図に関して
言えばモータユニット70およびセンサ72等を含むも
のである。
93は部分キャップ8のキャップ部材81を第5図中W
方向に8動させて、吐出不良が生じた吐出口にキャップ
部82を対向させるためのキャップ部材駆動部であり、
第5図示のモータ85およびフォトカプラ88等を含む
ものである。94は吐出不良を検知するための検知部で
あり、第6図示の発光素子44および受光素子46を含
むものである。
95は所定回数の吐出不良の回復処理を行っても吐出不
良が除去されない場合、その旨を報知する報知部であり
、表示器あるいはブザー等を用いて構成できる。
第8図は本実施例における記録および吐出不良の回復処
理の手順の一例を示す流れ図である。処理開始にあたっ
ては、まずステップSlで回復処理の回数を計数するた
めのカウンタNの値を“0”とし、次に所定量もしくは
所定時間の記録処理(ステップS4)を行った後、ステ
ップS6にて吐出不良発生の有無の検出を行う。
この検出にあたっては、第6図に示すようにまず位置設
定部91および92により全体キャップ40のキャップ
42を記録ヘッドHの吐出エレメント1に装着し、発光
素子44を駆動して受光素子46に向は光を照射させる
。そして、端部にある液路12内のエネルギ発生手段1
1から順に、一定周波数で駆動パルスを供給する。この
とき正常な液路に連通ずる吐出口からは液滴が吐出され
、これが光路りを遮って受光素子48はスイッチングさ
れるが、吐出不良が生じた液路に連通ずる吐出口からは
正常に吐出がなされなかったりもしくは全く液滴が吐出
されないので、受光素子4Bはスイッチング状態が不安
定もしくはスイッチングがなされないことになる。これ
により吐出不良が検出されると共に、そのとき駆動して
いるエネルギ発生手段が設けられている液路の位置デー
タを認識してこれをRAM90Gに格納しておくことに
より、続く吐出不良の回復処理に供することができる。
この検出は、吐出口が^4版記録紙の幅に対応して設け
られ、2KHzの駆動周波数で吐出を行わせた場合には
1.6秒程度で行うことができ、かつ無駄もなくなる。
このようにして吐出不良が検知されなかった場合にはス
テップS4に復帰し、一方検知された場合には、まず、
ステップS8で位置設定部91.92および駆動部93
を適切に駆動し、吐出不良が生じた吐出010付近にキ
ャップ部82が位置づけられて当該吐出口10が覆われ
るように部分キャップ8を装着し、次いでステップ51
2にてポンプ7を駆動する。
このとき、キャップ部82内は負圧となり、この結果キ
ャップ部82に覆われた吐出口からのみインクが吸引さ
れて吐出不良の要因が除去される。例えば、第14図で
はキャップ部82に覆われた吐出口lOからインクが吸
引され、液路12に混入した気泡aが除去されることに
なる。
この状態を所定時間継続した後、例えばタイマ値tが所
定値yに達したと判定されたとき(ステップ514)に
は、ステップ516にてポンプ7を停止し、ステップ5
18にて部分キャップ8を第5図中F方向に駆動して吐
出エレメント1から離脱させる。
ステップ520においては吐出不良が生じたすべての吐
出口lOに対し吸引による吐出不良の回復処理が終了し
たか否かを判定する。ここで肯定判定の場合にはステッ
プ522に進み、一方否定判定の場合にはステップS8
に復帰して他の吐出不良が生じた吐出口lOにキャップ
82が対向するように設定を行ってその吐出口に関する
吐出不良の回復処理を行う。
ステップ520で肯定判定がなされた場合には、ステッ
プ522に容性し、位置設定部91.92および駆動部
93を適切に駆動して、部分キャップ8に代え全体キャ
ップ40を吐出エレメント1に接合させる。この状態で
、ステップS24にてポンプ7の駆動を開始して全吐出
口10からインクを吐出させこの駆動を所定時間(例え
ばタイマ値tが所定値Zに達するまで)継続(ステップ
526) シた後、ステップ528にてポンプ7を停止
する。なお、これらステップ522〜528の処理は本
実施例では必ずしも必要なものではない。
次に、ステップ532にてステップS6と同様の吐出不
良の検知を行う。ここで否定判定であればステップS1
に復帰して次の記録処理に備え、■定判定であればステ
ップ534にてカウンタNの値を+1歩進した後、Nの
値が適当な所定値No(例えば1″)を越えたか否かを
判定する。
ステップS36で否定判定された場合には、ステップS
8に復帰して吐出不良の回復処理を繰返す。
一方所定回数の回1rt処理を行っても吐出不良要因が
除去されずにステップ536で肯定判定がなされた場合
には、これを故障と判定し、ステップ538に進んで報
知部95を駆動して操作者にその旨を報知(例えば表示
)する。
このように、本実施例によれば吐出不良が生じた部位か
らのみインクを吸引して不良要因を除去するようにした
ので、ポンプ7として小なるものを選定でき、あるいは
液路1本あたりの流量を大とすることができるとともに
、インクを徒らにン良費することが防止できる。また、
本実施態様例においては、記録ヘッドの故障等の異常を
速かに認識できることになる。
盈l亙盗」 本実施例において、インクジェット記録装置の主要部の
構成、キャップユニットの基本的な構成、およびインク
ジェット記録装置の制tJrJ系については、第1実施
例でそれぞれ第3図、第4図。
および第7図を用いて説明したものとほぼ同じであるの
で、その説明は省略する。
第9図は本発明のインクジェット記録装置の主要部に係
る回復系の他の実施例を示す模式口である。ここで、8
は吐出口lOの列(第19図参照)の一部を開状態とし
、かつその他を封止状態とする部分キャップであり、・
適宜の駆動手段によって吐出不良の回復処理時には図示
の吐出エレメント1に対する対向位置に設定され、通常
の記録時には記録動作を阻害しない非対向位置(例えば
図面に直交する方向上の吐出エレメント1から雛隔した
位置)に設定される。
そして、記録中に吐出不良が発生した場合には、その吐
出不良が生じた吐出口10を含む部分が開状態となるよ
うに部分キャップ8を適切に移動させて吐出エレメント
1に装着し、その状態でバルブ81を閏、バルブB2お
よびB3を開状態としてポンプ7を駆動し、加圧された
インクを吐出エレメント1に送出する。このときインク
は開状態の吐出口IOからだけ排出され、それらのイン
クは廃インクチューブ5Aを介して廃インクタンク5に
回収される。
なお、破線で示す部材40は第22図におけるキャップ
4aとほぼ同様の全体キャップであり、部分キャップ8
に代わり吐出エレメント1に対して装着可能である。本
実施例にあっては、この全体キャップ40内に吐出不良
の検知手段を設けておく。
第1O図は吐出不良の回復処理時の吐出エレメントの流
体工学的等価回路を示す回路図であり、吐出口lOの開
状y息および閉状態をそれぞれ、スイッチSの閉状態お
よび開状態で示している。また、mは開状態にある吐出
口lOに対応した液路12の数、q′はその液路12の
1本あたりのtuitであり、その他の記号は、第18
図を用いて説明した記載の中の記号と同様である。
この等価回路でも以下の関係が成り立つ。
q′  = ΔP/(旧十m (RH+RC+RF+R
5))       (3)ここで、manより、 q’>q        (4) となる。すなわち、全吐出口10からインクを排出させ
て回復動作を行う従来の装置に比して、ポンプ7の加圧
力を等しくした場合、吐出回復効率は、mがnより小さ
い程向上することになる。また、?It量を従来の装置
と等しくした場合(9=q)には、ポンプ7として加圧
力の小さいものを選定しても足りることになる。
吐出不良の回復処理において、部分キャップ8により開
状態とされる吐出口の個数mが小さい程回復効果は大き
いが、多数の液路12で吐出不良が発生した場合には、
mが小さい程回復動作の回数が多くなり、その分回復処
理に要する時間が増大するので、これに対処するには次
のようにmの値を選定する設計を行えばよい。すなわち
、液路12中の気泡等の吐出不良の発生要因を剥離除去
可能な流量をQoとすると、 m=(ΔP   qoRl)/qo(旧1+11c+R
F+l1s)   (5)という関係が成立するので、
これに応じて最適のm値を選定すればよい。なお、qo
は実験等により容易に求めることができる。
次に、部分キャップ8および全体キャップ40等を駆動
して回復処理を行うための具体的構成について述べる。
第11図は部分キャップ8を吐出エレメント1に接合さ
せた状態を示す模式的断面図である。部分キャップ8に
おいて、81は吐出口lOに接合してこれを閉塞可能な
例えばゴム等で形成したベルト状のキャップ部材であり
、その一部には上記(5)式に基づいて決定した個数分
の吐出口10を開状態とするキャップ部82を設けであ
る。82Aは廃インクチューブ5Aに連通したチューブ
である。83および84はキャップ部材81を架設し、
吐出口10の配列方向であるW方向に移動可能とするた
めのブーりであり、一方のプーリ83にはギア83Aを
設けである。
85はモータ、86はモータ85の軸に設けられギア8
3八と噛合可能なつオームであり、モータ85の回転は
ウオーム86およびギア83Aを介してプーリ83に伝
達され、これによりキャップ部材81のW方向上のり動
がなされる。87は部分キャップ8に対して固定したス
リット板、88はキャップ部材81に固着され、スリッ
ト板87上のスリットを検出するフォトカブラであり、
当該検出信号に応じてキャップ部材81の穆勅位置が検
出可能となる。
これら各部を含む部分キャップ8は、キャップユニット
50に設けてあり、モータユニット70によって5吐出
エレメント1に対する離脱/接合を行うF方向に一体と
して移動が可能である。
第12図は全体キャップ40を吐出エレメントlに接合
させた状態を示す模式的断面図である。ここで、42は
吐出エレメント1の全吐出口を開放した状態で覆うキャ
ップ、44および46は、それぞれ、半導体レーザ等の
光を照射する発光素子、およびフォトトランジスタ等の
受光素子であり、これらをキャップ42の側端部の適切
な部位に配置してそれらの間の光路りを各吐出口10か
らの吐出液滴が遮ることができるようにする。42Aは
廃インクチューブ5Aに連通した廃インクチューブであ
る。
第13図は本実施例における記録および吐出不良の回復
処理の手順の一例を示す流れ図である。処理開始にあた
っては、まずステップS1で回復処理の回数を計数する
ためのカウンタNの値を0とし、次にステップS2にて
バルブBlおよびB3を間とし、バルブB2を閉として
、インクタンク6よりバルブB1を介して毛細管現象に
よりインクが吐出エレメント1に供給されるようにする
この状態で所定量もしくは所定時間の記録処理(ステッ
プS4)を行った後、ステップS6にて吐出不良発生の
有無の検出を行う。
この検出にあたっては、第12図に示すように、まず位
置設定部91および92により全体キャップ40のキャ
ップ42を記録ヘッドHの吐出エレメント1に装着し、
発光素子44を駆動して受光素子46に向は光を照射さ
せる。そして、端部にある液路12内のエネルギ発生手
段11から順に、一定周波数で駆動パルスを供給する。
このとき正常な液路に連通する吐出口からは液滴が吐出
され、これが光路りを遮って受光素子46はスイッチン
グされるが、吐出不良が生じた液路に連通ずる吐出口か
らは正常に吐出がなされなかったりもしくは全く液滴が
吐出されないので、受光素子46はスイッチング状態が
不安定もしくはスイッチングがなされないことになる。
これにより吐出不良が検出されると共に、そのとき駆動
しているエネルギ発生手段が設けられている液路の位置
データを認識してこれをRAM 90Gに格納しておく
ことにより、続く吐出不良の回復処理に供することがで
きる。この検出は、吐出口がA4版記録紙の幅に対応し
て設けられ、2にfizの駆よ動周波数で吐出を行わせ
た場合には1.6秒程度で行うことができ、かつ無駐も
なくなる。
このようにして吐出不良が検知さねなかった場合にはス
テップS4に復帰し、一方検知された場合には、まず、
ステップS8で位置設定部91.92および駆動部93
を適切に駆動し、吐出不良が生じた吐出口lO付近にキ
ャップ部82が位置づけられて当該吐出口lOが開、そ
の他が閏となるように部分キャップ8を装着する0次い
でステップSlOにてバルブBlを閑とし、バルブB2
を開とした後、ステップ512にてポンプ7を駆動する
このとき、ポンプ7からバルブB2を介して吐出エレメ
ント1に至る経路には加圧インクが導入され、この結果
開状態の吐出口からのみインクが噴出して吐出不良の要
因が除去される。例えば、第11図では開状態にある吐
出口lOからインクが噴出し、液路12に混入した気泡
aが除去されることになる。
この状態を所定時間14!続した後、例えばタイマ値t
が所定値yに達したと判定されたとき(ステップ514
)には、ステップ516にてポンプ7を停止し、ステッ
プ518にて部分キャップ8を第11図中F方向に駆動
して吐出エレメント1から離脱させる。
ステップ520においては吐出不良が生じたすべての吐
出口lOに対し加圧による吐出不良の回復処理が終了し
たか否かを判定する。ここで肯定判定の場合にはステッ
プS22に進み、一方否定判定の場合にはステップS8
に復帰して他の吐出不良が生じた吐出口lOにキャップ
部82が対向するように設定を行ってその吐出口に関す
る吐出不良の回復処理を行う。
ステップ520で肯定判定がなされた場合には、ステッ
プS22に移行し、位置設定部91.92および駆動部
93を適切に駆動して、部分キャップ8に代え全体キャ
ップ40を吐出エレメント1に接合させる。この状態で
、ステップ524にてポンプ7の駆動を開始して全吐出
口lOからインクを吐出させ、この駆動を所定時間(例
えばタイマ値上が所定値乙に達するまで)i4!続(ス
テップ526) した後、ステップ528にてポンプ7
を停止する。なお、これらステップ522〜528の処
理は本実施例では必ずしも必要なものではない。
次に、ステップS32にてステップS6と同様の吐出不
良の検知を行う。ここで否定判定であればステップ51
に復帰して次の記録処理に備え、肯定判定であればステ
ップ534にてカウンタNの値を+1歩進した後、Nの
値が適当な所定値No(例えば“1“)を越えたか否か
を判定する。
ステップS36で否定判定された場合には、ステップS
8に復帰して吐出不良の回復処理を繰返す。
一方所定回数の回復処理を行っても吐出不良要因が除去
されずにステップS36で肯定判定がなされた場合には
、これを故障と判定し、ステップ538に進んで報知部
95を駆動して操作者にその旨を報知(例えば表示)す
る。
このように、本実施例によれば吐出不良が生じた部位か
らのみインクを噴出して不良要因を除去するようにした
ので、ポンプ7として小なるものを選定でき、あるいは
液路1本あたりの流量を大とすることができるとともに
、インクを徒らに浪費することが防止できる。また、本
実施例においては、記録ヘットの故障等の異常を速かに
認識できることになる。
なお、本発明は、吐出口を複数配した形態の記録ヘッド
であれば、その配列範囲ないし個数が記録媒体の全幅に
対応したものであっても、それ以下のものであっても、
さらにはフルマルチタイプのラインプリンタであっても
シリアルプリンタであっても、加えてインクの供給系の
構成が如何様であっても極めて有効かつ容易に適用でき
るのは勿論である。
また、本発明において、インクを吐出するために用いら
れるエネルギを発生するエネルギ発生手段としては、発
熱抵抗体と該発熱抵抗体に接続された電極とを有する前
記した電気熱変換体である発熱素子のほかに、電気機械
変換体である圧電素子を用いてもよい。
さらに、本発明において用いられるインクジェットヘッ
ドでは、液路内の発熱素子の発熱部分へインクが供給さ
れる方向と吐出口からインクが吐出される方向とは、は
ぼ同じであってもよいし、異なっているもの(例えば前
記二つの角度がほぼ直角を形成しているもの)であって
もよい。
また、部分キャップおよび全体キャップの構成や駆動態
揉等についても上記実施例にのみに限られないのは言う
までもない。例えば、本発明において、全体キャップは
必ずしも設けられなくてもよい。
また、吐出不良の回復を行う際、前記した部分的吸引回
復と前記した部分的加圧回復との双方を同時に、あるい
は交互に行うようにしてもよく、これによると回復の効
果は一層高まる。
さらに、吐出不良の検知ないし不良が生じた吐出口の位
置の検知も、上記した実施態様例にのみ限られることな
く、通常の記録中またはテスト記録時に操作者の視認に
より行われるものであってもよく、この場合には吐出不
良の回復処理を起動するスイッチや吐出不良が生じた吐
出口の位置を人力するためのスイッチを設ければよい。
あるいは記録媒体へのテスト記録等の結果を読取センサ
等を用いて判定するようにしてもよい。
加えて、上述の実施例では記録処理後に吐出不良を判定
して吐出不良の回復処理を行うようにしたが、装置の電
源投入直後や長期間休止後の記録開始節に吐出不良の回
復処理を行うようにしてもよい。
C発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、複数の吐出口を
有するインクジェット記録装置において、部分的に吸引
または加圧による回復処理を行うようにしたので、回復
動作の信顆性を格段に高めることができる。また、回復
動作で消費されるインク量を最小限にすることできるの
で、装置の運転費用を著しく低減化することが可能とな
る。
加えて、吸引または加圧のための手段(ポンプ)の吸引
力または加圧力を低くしても足りるので、この部分の構
成価格を低廉化できると共に、特に加圧回復の場合供給
系の強度設計の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明インクジェット記録装置の主要部の一実
施例を示す模式図、 第2図は第1図示の実施例に等価な流体回路図、 第3図は本発明に係るインクジェット記録装置の具体的
構成の一例を示す模式的斜視図、第4図は本発明に係る
キャップユニットの構成の一例を示す模式的斜視図、 第5図および第6図は、それぞれ、キャップユニットに
おける一方および他方のキャップを記録ヘッドに接合さ
せた状態を示す模式的断面図、第7図は本発明に係る制
御系の例を示すブロック図、 第8図は第7図示の制御系による記録および吐出不良の
回復処理の手順の一例を示すフローチャート、 第9図は本発明のインクジェット記録装置の主要部の他
の実施例を示す模式図、 第10図は第9図示の実施例に等価な流体回路図、 第11図および第12図は、それぞれ、他の実施例に係
るキャップユニットにおける一方および他方のキャップ
を記録ヘッドに接合させた状態を示す模式的断面図、 第13図は第7図示の制御系による記録および吐出不良
の回復処理の手順の他の例を示すフローチャート、 第14図は記録ヘッドの一例を示す模式的斜視図、 第15図および第16図は従来の吐出不良の回復系を説
明するための模式的断面図、 第17図は従来の吐出不良の回復系を示す模式第18図
は従来の吐出不良の回復系に等価な流体回路図、 第19図は記録ヘッドの他の例を示す模式的斜視図、 第20図および第21図は従来の吐出不良の回復系の他
の例を説明するための模式的断面図、第22図は他の従
来例に係る吐出不良の回復系を示す模式図である。 1・・・吐出エレメント、 2・・・顔面プレート、 3・・・ベースプレート、 4.4a・・・キャップ、 5・・・廃インクタンク、 6・・・インクタンク、 7・・・ポンプ、 8・・・部分キャップ、 lO・・・吐出口、 12・・・液路、 14・・・共通液室、 16・・・供給管、 17・・・フィルタユニット、 40・・・全体キャップ、 50・・・キャップユニット、 第1図 81・・・ギャップ部材、 82・・・キャップ部、 83.84 ・・・プーリ、 85・・・モータ、 87・・・スリット板、 88・・・フォトカブラ、 89・・・センサ、 90・・・コントローラ、 91.93・・・位置設定部、 92・・・接合部材駆動部、 95・・・報知部、 Bl、口2.B3・・・バルブ、 H・・・記録ヘット、 a・・・気泡。 第9図 第12図 第14図 と 第19図 第18図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インクを吐出する吐出口を複数有するインクジェッ
    トヘッドと、 前記複数の吐出口の内の一部の吐出口を覆う部分キャッ
    プ手段と、 該部分キャップ手段を通じて前記一部の吐出口からイン
    クを吸引する吸引手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 2)インクジェットヘッドの複数の吐出口の内の一部の
    吐出口を覆う部分キャップ手段と、 該部分キャップ手段を通じて前記一部の吐出口からイン
    クを吸引する吸引手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置用
    キャップユニット。 3)インクジェットヘッドの複数の吐出口からのインク
    の吐出状態を検知する検知工程と、 前記複数の吐出口の内吐出不良が検知された吐出口を含
    む一部の吐出口を部分キャップ手段で覆う部分キャッピ
    ング工程と、 該部分キャップ手段を通じて前記一部の吐出口からイン
    クを吸引する部分吸引工程と、 を有することを特徴とするインクジェットヘッドの回復
    方法。 4)インクを吐出する吐出口を複数有するインクジェッ
    トヘッドと、 前記複数の吐出口の内の一部の吐出口を閉塞する閉塞手
    段と、 前記インクジェットヘッド内のインクを加圧して前記一
    部の吐出口以外の吐出口からインクを排出させる加圧手
    段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 5)インクジェットヘッドの複数の吐出口からのインク
    の吐出状態を検知する検知工程と、 前記複数の吐出口の内吐出不良が検知された吐出口を除
    く一部の吐出口を閉塞手段で閉塞する部分閉塞工程と、 前記インクジェットヘッド内を加圧して前記閉塞手段で
    閉塞されていない吐出口からインクを排出させる部分加
    圧工程と、 を有することを特徴とするインクジェットヘッドの回復
    方法。
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