JPH025220Y2 - - Google Patents

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JPH025220Y2
JPH025220Y2 JP1986064193U JP6419386U JPH025220Y2 JP H025220 Y2 JPH025220 Y2 JP H025220Y2 JP 1986064193 U JP1986064193 U JP 1986064193U JP 6419386 U JP6419386 U JP 6419386U JP H025220 Y2 JPH025220 Y2 JP H025220Y2
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JP
Japan
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microwave
combustion chamber
pipe
air
incinerated
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JP1986064193U
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JPS61186942U (ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は燃焼用空気をマイクロ波により活性化
して照射することによつて被焼却物を加熱焼却す
ると共に、発生する臭気ガスをも有効に燃焼させ
て消臭して排出することができる改良された焼却
炉に関するものである。
(従来の技術) 従来焼却灰等の非溶融物にマイクロ波を照射し
てこれを加熱溶融する溶融炉として例えば、特開
昭53−114270号に記載のがものある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のマイクロ波焼却炉においては、焼却
灰等の非溶融物にマイクロ波を照射して加熱溶融
することが出来るが、被焼却物から生じた分解ガ
スの臭気を炉外へ放出するという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点を解決するため、マ
イクロ波発振源8につながるマイクロ波伝送同軸
間9の先端部に設けられたプラズマトーチ10を
燃焼室1内の被焼却物2上に臨ませ、燃焼室1に
連通する排気筒4の途上に送風管6を導入し、こ
の送風管6は排気筒4内を延長させて燃焼室1の
上部付近に吹き出し口6aを設けると共に、途上
から分岐して前記マイクロ波伝送同軸管9に連通
させ、前記プラズマトーチ10からプラズマ炎1
4を放出させるようにしてマイクロ波焼却炉を構
成した。
(作用) マイクロ波伝送同軸管9を通して燃焼室1にマ
イクロ波を送る一方、送風管7から送風管6,6
bを通して空気を送る。空気の一部は吹出口6a
から燃焼室1の上部へ吹き出され、他はプラズマ
トーチ10内へ送られる。プラズマトーチ10内
へ送られた加熱空気は、マイクロ波電界により活
性化され、プラズマ炎となつて燃焼室1内被焼却
物2に吹き付けられる。しかして、加熱空気は、
マイクロ波電界によりエネルギを得、プラズマ炎
14となり、被焼却物2から発生する臭気ガスと
迅速に反応してこれを燃焼消臭させ、さらに被焼
却物2へ吹き付けられ活性エネルギを放出して被
焼却物2の加熱分解を行う熱源となる。被焼却物
2に吹き付けられた空気流により、多少の未燃焼
臭気ガスが飛散するが、プラズマ炎14外周の活
性化空気と、吹出口6aから吹き出す加熱空気と
により完全燃焼し、無臭化されて排気筒4から排
出される。高温排気ガスは、排気筒3内において
送風管6内の空気を加熱する熱源となり、ここで
熱交換され、低温となつて排出される。
(実施例) 以下図について本考案の実施例を説明する。
燃焼室1は被焼却物2を収容する。
消臭筒3は、燃焼室1の上部一側に連通し、上
方においては排気筒4に連通している。消臭筒3
の外側には余熱ヒータ5が取付けられ、消臭筒内
を加熱するようにされている。
送風管6は、消臭筒3内にその上部から導入さ
れ、消臭筒3内を下り、下端部消臭筒3内におい
て多数の吹出孔6aを有している。送風管6は、
その端部の送風機7により、消臭筒3内へ外気を
吹き込む。
マイクロ波発振源8につながる伝送同軸管9の
先端は、これに直角方向に接続されたプラズマト
ーチ10を介して、前記燃焼室1の上部他側に、
マイクロ波伝送路として連通している。伝送同軸
管内には熱気の流入を遮断するため、マイクロ波
透過性の仕切板11が設けられている。
プラズマトーチ10は、一側において前記送風
管6の下端部に、分岐送風管6bを介して連通し
ている。プラズマトーチ内には、マイクロ波プラ
ズマ発生用電極12が設けられ、その先端は、燃
焼室1との連通口上部に臨まされている。プラズ
マトーチ10の先端部はノズル13となつて燃焼
室1の上部に開口している。
次にこの実施例の作用を説明する。この実施例
のマイクロ波焼却炉においては、マイクロ波伝送
同軸管9を通してマイクロ波発振源8からマイク
ロ波を送る一方、送風機7から送風管6,6bを
通して空気を送る。空気は、始動時においては、
余熱ヒータ5により、また稼動時においては、燃
焼熱により加熱され、その一部は吹き出し口6a
から消臭筒3内へ吹き出され、他は分岐送風管6
bを通してプラズマトーチ10内へ送られる。プ
ラズマトーチ10内へ送られた加熱空気は、電極
12とノズル13間に生じたマイクロ波電界によ
り活性化され、プラズマ炎となつて燃焼室1内被
焼却物2に吹き付けられる。加熱空気が電極1
2、ノズル13間のマイクロ波電界中を通過する
ときに得る誘電エネルギPは、下記の式で与えら
れる。
P=0.278×10-6××E2×εo×Tanδ 但し、:周波数(MHz)、E:電圧強度
(V/cm)、εo:誘電率、Tanδ:プラズマを誘電
体とみたときの等価比誘電正接である。
しかして、加熱空気は、マイクロ波電界により
エネルギを得、プラズマ炎14となり、被焼却物
2から発生する臭気ガスと迅速に反応してこれを
燃焼消臭させ、さらに被焼却物2へ吹き付けられ
活性エネルギを放出して被焼却物2の加熱分解を
行う熱源となる。被焼却物2に吹き付けられた空
気流により、多少の未燃焼臭気ガスが飛散する
が、プラズマ炎14外周の活性化空気と、吹出口
6aから吹く出す加熱空気とにより完全燃焼し、
無臭化されて排気筒4から排出される。高温排気
ガスは、消臭筒3内において、送風管6内の空気
を加熱する熱源となり、ここで熱交換され、低温
となつて排出される。
(考案の効果) 以上のように、本考案においては、マイクロ波
発振源8につながるマイクロ波伝送同軸間9の先
端部に設けられたプラズマトーチ10を燃焼室1
内の被焼却物2上に臨ませ、燃焼室1に連通する
排気筒4の途上に送風管6を導入し、この送風管
6は排気筒4内を延長させて燃焼室1の上部付近
に吹き出し口6aを設けると共に、途上から分岐
して前記マイクロ波伝送同軸管9に連通させ、前
記プラズマトーチ10からプラズマ炎14を放出
させるようにしてマイクロ波焼却炉を構成したた
め、燃焼用の空気が送風管6を通してマイクロ波
伝送同軸管9へ送られ、プラズマトーチ10にお
いてマイクロ波電界により活性化され、マイクロ
波プラズマとして燃焼室1へ供給される。このた
め、マイクロ波による誘電加熱で被焼却物2から
生じた分解ガスの臭気は、プラズマトーチ10か
ら吹き出される活性化燃焼空気と効率良く迅速に
燃焼反応して優れた脱臭作用を行うことができる
と共に、未反応の活性化燃焼空気(プラズマ炎)
は、被焼却物に吹き付けられ、活性エネルギを放
出して、被焼却物の加熱分解を行う熱源となる。
また、吹き出し口6aから吹き出される加熱空気
により、残留したわずかな臭気ガスも燃焼室1の
上部において二次燃焼し、無臭化されて炉外へ放
出されることとなる。これが本考案の効果であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示す概略的断面図
である。 1……燃焼室、2……被焼却物、4……排気
筒、6……送風管、6a……吹き出し口、6b…
…分岐送風管、8……マイクロ波発振源、9……
マイクロ波伝送同軸管、10……プラズマトー
チ、14……プラズマ炎。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロ波発振源につながるマイクロ波伝送同
    軸管の先端部に設けられたプラズマトーチを燃焼
    室内の被焼却物上に臨ませ、燃焼室に連通する排
    気筒の途上に送風管を導入し、この送風管は排気
    筒内を延長させて燃焼室の上部付近に吹き出し口
    を設けると共に、途上から分岐して前記マイクロ
    波伝送同軸管に連通させ、前記プラズマトーチを
    通して燃焼用空気を燃焼室内吹き入れるようにし
    たことを特徴とするマイクロ波焼却炉。
JP1986064193U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH025220Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986064193U JPH025220Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP1986064193U JPH025220Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61186942U JPS61186942U (ja) 1986-11-21
JPH025220Y2 true JPH025220Y2 (ja) 1990-02-08

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ID=30595049

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JP1986064193U Expired JPH025220Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53114270A (en) * 1977-03-16 1978-10-05 Tokyo Denshi Giken Kk Microwave melting furnace

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818024Y2 (ja) * 1975-05-07 1983-04-12 シヨウジ ミサオ ハイユシヨウキヤクロ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53114270A (en) * 1977-03-16 1978-10-05 Tokyo Denshi Giken Kk Microwave melting furnace

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JPS61186942U (ja) 1986-11-21

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