JPH0544913A - 乾留式焼却炉 - Google Patents
乾留式焼却炉Info
- Publication number
- JPH0544913A JPH0544913A JP3228878A JP22887891A JPH0544913A JP H0544913 A JPH0544913 A JP H0544913A JP 3228878 A JP3228878 A JP 3228878A JP 22887891 A JP22887891 A JP 22887891A JP H0544913 A JPH0544913 A JP H0544913A
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- Japan
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- chamber
- combustion chamber
- dry distillation
- carbonization
- partition wall
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物の内、特に医療廃棄物を効率良く、且
つ安全に焼却処理する。 【構成】 横置きと成す円筒カプセル状の炉本体２内
に、隔壁によってバーナーを具備する二次燃焼室、一次
燃焼室、乾留室を上方より順次画成し、該乾留室と二次
燃焼室を連通させると共に、一次燃焼室内に収容する被
焼却物の乾留液状体を乾留室内に導入する開口部を、乾
留室を画成する隔壁に穿設すると共に、乾留室内に空気
を導入する外部空気導入パイプを配設し、該外部空気導
入パイプの噴出孔を乾留室下方における炉本体内周壁へ
指向させる。
つ安全に焼却処理する。 【構成】 横置きと成す円筒カプセル状の炉本体２内
に、隔壁によってバーナーを具備する二次燃焼室、一次
燃焼室、乾留室を上方より順次画成し、該乾留室と二次
燃焼室を連通させると共に、一次燃焼室内に収容する被
焼却物の乾留液状体を乾留室内に導入する開口部を、乾
留室を画成する隔壁に穿設すると共に、乾留室内に空気
を導入する外部空気導入パイプを配設し、該外部空気導
入パイプの噴出孔を乾留室下方における炉本体内周壁へ
指向させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄物の内、特に医療廃
棄物を効率良く、且つ安全に焼却処理する乾留式焼却炉
に関するものである。
棄物を効率良く、且つ安全に焼却処理する乾留式焼却炉
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、廃プラスチック等種々の廃棄物が
あり、かかる廃棄物の内、特に廃プラスチックは焼却時
に発生する排ガスが多く、この排ガスを無煙、無臭で外
部に排出するには焼却炉本体に種々の機器を設けなけれ
ばならないため、非常に高価なものとなり、又燃焼のた
め必要な空気量が理論空気量の３〜４倍を必要とし、そ
してこの空気を供給しながら高温雰囲気内で長時間の滞
留時間を与えなければならず、そのためバーナ等を常に
作動させるためにランニングコストが高くなり、又滞留
時間を得るためには長い煙道距離を必要として焼却炉が
大型となる欠点を有していた。
あり、かかる廃棄物の内、特に廃プラスチックは焼却時
に発生する排ガスが多く、この排ガスを無煙、無臭で外
部に排出するには焼却炉本体に種々の機器を設けなけれ
ばならないため、非常に高価なものとなり、又燃焼のた
め必要な空気量が理論空気量の３〜４倍を必要とし、そ
してこの空気を供給しながら高温雰囲気内で長時間の滞
留時間を与えなければならず、そのためバーナ等を常に
作動させるためにランニングコストが高くなり、又滞留
時間を得るためには長い煙道距離を必要として焼却炉が
大型となる欠点を有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は一次燃焼室内
にて被焼却物を外熱乾留して液状化し、かかる乾留液状
体に対して空気を接触させてガス化を促進させると共
に、空気との混合状態を良好と成して燃焼させ、乾留ガ
スを完全無公害化させる様に熱分解させ、又両隔壁の輻
射熱とによって一次及び二次燃焼室の高温雰囲気を安定
させ、二次燃焼バーナーを消火しても安定的に炉本体内
にて焼却処理を可能と成してランニングコストを低減
し、又７００℃以上の高温状態と成してから焼却処理す
るため、特に医療廃棄物の中でも感染性医療廃棄物を安
全、且つ効率よく処理することが出来る乾留式焼却炉を
提供せんとするものである。
にて被焼却物を外熱乾留して液状化し、かかる乾留液状
体に対して空気を接触させてガス化を促進させると共
に、空気との混合状態を良好と成して燃焼させ、乾留ガ
スを完全無公害化させる様に熱分解させ、又両隔壁の輻
射熱とによって一次及び二次燃焼室の高温雰囲気を安定
させ、二次燃焼バーナーを消火しても安定的に炉本体内
にて焼却処理を可能と成してランニングコストを低減
し、又７００℃以上の高温状態と成してから焼却処理す
るため、特に医療廃棄物の中でも感染性医療廃棄物を安
全、且つ効率よく処理することが出来る乾留式焼却炉を
提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく焼却炉の大型化及びラニンニグコスト等の課題に
鑑み、炉本体内をセラミック、金属等の材質から成る隔
壁によって３層構造と成し、この隔壁の輻射熱にて被焼
却物を乾留して液状化し、かかる乾留液状体と空気とを
混合させて完全燃焼させることを要旨とする乾留式焼却
炉を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
基づく焼却炉の大型化及びラニンニグコスト等の課題に
鑑み、炉本体内をセラミック、金属等の材質から成る隔
壁によって３層構造と成し、この隔壁の輻射熱にて被焼
却物を乾留して液状化し、かかる乾留液状体と空気とを
混合させて完全燃焼させることを要旨とする乾留式焼却
炉を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
【０００５】そして、乾留式焼却炉としては、上方壁部
に煙突を具備する横置きと成す円筒カプセル状の炉本体
内に、セラミック、金属等の材質から成る第一隔壁、第
二隔壁によって二次燃焼バーナーを具備する二次燃焼
室、一次燃焼室、乾留室を上方より順次画成し、該乾留
室と二次燃焼室を連通させると共に、一次燃焼室内に収
容する被焼却物の乾留液状体を乾留室内に導入する開口
部を、乾留室を画成する第二隔壁に穿設すると共に、乾
留室内に空気を導入する外部空気導入パイプを配設し、
該外部空気導入パイプの噴出孔を乾留室下方における炉
本体内周壁へ指向させる。
に煙突を具備する横置きと成す円筒カプセル状の炉本体
内に、セラミック、金属等の材質から成る第一隔壁、第
二隔壁によって二次燃焼バーナーを具備する二次燃焼
室、一次燃焼室、乾留室を上方より順次画成し、該乾留
室と二次燃焼室を連通させると共に、一次燃焼室内に収
容する被焼却物の乾留液状体を乾留室内に導入する開口
部を、乾留室を画成する第二隔壁に穿設すると共に、乾
留室内に空気を導入する外部空気導入パイプを配設し、
該外部空気導入パイプの噴出孔を乾留室下方における炉
本体内周壁へ指向させる。
【０００６】
【作用】本発明にあっては、二次燃焼バーナーを着火さ
せて二次燃焼室内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成
し、第一隔壁を介して輻射熱により一次燃焼室内を高温
化させて一次燃焼室内に被焼却物を収容すると、かかる
被焼却物が外熱乾留されて液状化し、開口部より乾留室
４内に乾留液状体を溜める。
せて二次燃焼室内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成
し、第一隔壁を介して輻射熱により一次燃焼室内を高温
化させて一次燃焼室内に被焼却物を収容すると、かかる
被焼却物が外熱乾留されて液状化し、開口部より乾留室
４内に乾留液状体を溜める。
【０００７】次に、外部空気導入パイプの噴出孔より空
気を噴出させると、乾留室内下方に溜まっている乾留液
状体の表面を波動させ、表面積を増大させてガス化を促
進させると共に、空気との混合状態を良好と成して燃焼
させることにより、完全燃焼させて乾留ガスを熱分解さ
せる。
気を噴出させると、乾留室内下方に溜まっている乾留液
状体の表面を波動させ、表面積を増大させてガス化を促
進させると共に、空気との混合状態を良好と成して燃焼
させることにより、完全燃焼させて乾留ガスを熱分解さ
せる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係る乾留式焼却炉であり、該乾留
式焼却炉１は耐熱・耐火性を具有する適宜材質により円
筒カプセル状に形成する炉本体２を横置きと成し、該炉
本体２の内部の中間部位を一次燃焼室３と成し、該一次
燃焼室３の下方部位を乾留室４と成すと共に、一次燃焼
室３の上方部位を二次燃焼室５と成している。
すると、１は本発明に係る乾留式焼却炉であり、該乾留
式焼却炉１は耐熱・耐火性を具有する適宜材質により円
筒カプセル状に形成する炉本体２を横置きと成し、該炉
本体２の内部の中間部位を一次燃焼室３と成し、該一次
燃焼室３の下方部位を乾留室４と成すと共に、一次燃焼
室３の上方部位を二次燃焼室５と成している。
【０００９】６は一次燃焼室３と二次燃焼室５とを画成
する第一隔壁であり、該第一隔壁６は熱伝導率の高いセ
ラミック、金属等の材質から成るものにして、炉本体２
の一端内周壁より他端内周壁にわたって水平状に水平仕
切板７を設け、該水平仕切板７の他端側には格子状、ス
リット状の連通孔８、8a…を穿設すると共に、該水平仕
切板７より下方の炉本体２の内周壁まで垂直仕切板９を
設けている。
する第一隔壁であり、該第一隔壁６は熱伝導率の高いセ
ラミック、金属等の材質から成るものにして、炉本体２
の一端内周壁より他端内周壁にわたって水平状に水平仕
切板７を設け、該水平仕切板７の他端側には格子状、ス
リット状の連通孔８、8a…を穿設すると共に、該水平仕
切板７より下方の炉本体２の内周壁まで垂直仕切板９を
設けている。
【００１０】そして上記水平仕切板７の上方を二次燃焼
室５と成すと共に、水平仕切板７における垂直仕切板９
の左方を一次燃焼室３と成し、右方を残灰室10と成して
いる。
室５と成すと共に、水平仕切板７における垂直仕切板９
の左方を一次燃焼室３と成し、右方を残灰室10と成して
いる。
【００１１】尚、図中11は一次燃焼室３内のガスを外部
へ排出する炉本体２の一端側の上部壁に設けた煙突、12
は残灰室10内の残灰を外部より取り出すための炉本体２
の他端内周壁に設けた開閉自在なる灰取口である。
へ排出する炉本体２の一端側の上部壁に設けた煙突、12
は残灰室10内の残灰を外部より取り出すための炉本体２
の他端内周壁に設けた開閉自在なる灰取口である。
【００１２】13は一次燃焼室３内にて乾留室４を画成す
る第二隔壁であり、該第二隔壁13は熱伝導率の高いセラ
ミック、金属等の材質から成るものにして、一次燃焼室
３の下方における炉本体２の一端内周壁より垂直仕切板
９にわたって断面上方湾曲状と成すトンネル仕切板14を
設け、該トンネル仕切板14の下方の両縁部には一次燃焼
室３と連通する開口部15、15a …を長手方向に多数穿設
し、かかるトンネル仕切板14の内方を乾留室４と成して
いる。
る第二隔壁であり、該第二隔壁13は熱伝導率の高いセラ
ミック、金属等の材質から成るものにして、一次燃焼室
３の下方における炉本体２の一端内周壁より垂直仕切板
９にわたって断面上方湾曲状と成すトンネル仕切板14を
設け、該トンネル仕切板14の下方の両縁部には一次燃焼
室３と連通する開口部15、15a …を長手方向に多数穿設
し、かかるトンネル仕切板14の内方を乾留室４と成して
いる。
【００１３】又、乾留室４内には炉本体２の一端内周壁
より貫設する外部空気導入パイプ16を平行に設け、該外
部空気導入パイプ16には乾留室４下方の中心側へ向かっ
て外部空気が噴出される噴出孔17、17a …を長手方向に
多数穿設している。
より貫設する外部空気導入パイプ16を平行に設け、該外
部空気導入パイプ16には乾留室４下方の中心側へ向かっ
て外部空気が噴出される噴出孔17、17a …を長手方向に
多数穿設している。
【００１４】18は一次燃焼室３内に収容する被焼却物Ｗ
の内、例えばダンボール等の外熱乾留しない物質を燃焼
させるための一次燃焼バーナーであり、該一次燃焼バー
ナー18は炉本体２の一端内周壁に設けている。
の内、例えばダンボール等の外熱乾留しない物質を燃焼
させるための一次燃焼バーナーであり、該一次燃焼バー
ナー18は炉本体２の一端内周壁に設けている。
【００１５】19は二次燃焼室５内を７００℃以上の高温
雰囲気と成すと共に、二次燃焼室５内を流通する未燃焼
ガスを再燃焼させるための二次燃焼バーナーであり、該
二次燃焼バーナー19は炉本体２の一端内周壁に設けてい
る。
雰囲気と成すと共に、二次燃焼室５内を流通する未燃焼
ガスを再燃焼させるための二次燃焼バーナーであり、該
二次燃焼バーナー19は炉本体２の一端内周壁に設けてい
る。
【００１６】尚、図中20は被焼却物Ｗを一次燃焼室３に
投入する開閉自在なる投入口、21は二次燃焼室５内に設
ける炭化した物質を粉砕させるための当接板22、22a …
からなるジグザク経路、23は煙突11内に設ける前記粉砕
された塵を吸収するフイルターである。
投入する開閉自在なる投入口、21は二次燃焼室５内に設
ける炭化した物質を粉砕させるための当接板22、22a …
からなるジグザク経路、23は煙突11内に設ける前記粉砕
された塵を吸収するフイルターである。
【００１７】次に本発明に係る乾留式焼成炉の作用につ
いて説明すると、先ず、二次燃焼バーナー19を着火させ
て二次燃焼室５内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成
すと、この二次燃焼室５内の熱が第一隔壁６を介して一
次燃焼室３内に伝導され、この輻射熱により一次燃焼室
３内を高温化させる。
いて説明すると、先ず、二次燃焼バーナー19を着火させ
て二次燃焼室５内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成
すと、この二次燃焼室５内の熱が第一隔壁６を介して一
次燃焼室３内に伝導され、この輻射熱により一次燃焼室
３内を高温化させる。
【００１８】そして、投入口20より高温雰囲気の一次燃
焼室３内に、プラスチック容器等に収容されている脱脂
綿、ガーゼ、注射筒、点滴セット等の医療廃棄物である
被焼却物Ｗを乾留室４を画成する第二隔壁13に置いて収
容すると、かかる被焼却物Ｗが外熱乾留されて液状化
し、第二隔壁13の上面を伝って開口部15、15a …より乾
留室４内に乾留液状体を溜める。
焼室３内に、プラスチック容器等に収容されている脱脂
綿、ガーゼ、注射筒、点滴セット等の医療廃棄物である
被焼却物Ｗを乾留室４を画成する第二隔壁13に置いて収
容すると、かかる被焼却物Ｗが外熱乾留されて液状化
し、第二隔壁13の上面を伝って開口部15、15a …より乾
留室４内に乾留液状体を溜める。
【００１９】尚、被焼却物Ｗの内、例えばダンボール等
の外熱乾留しない物質を燃焼させるために一次燃焼バー
ナーを着火させても良い。
の外熱乾留しない物質を燃焼させるために一次燃焼バー
ナーを着火させても良い。
【００２０】次に、ブロアー等の適宜機構により乾留室
４内に設けられた外部空気導入パイプ16の噴出孔17、17
a …より空気を噴出させると、乾留室４内下方に溜まっ
ている乾留液状体の表面を波動させ、表面積を増大させ
てガス化を促進させると共に、空気との混合状態を良好
と成して燃焼させることにより、完全燃焼して乾留ガス
を熱分解させる。
４内に設けられた外部空気導入パイプ16の噴出孔17、17
a …より空気を噴出させると、乾留室４内下方に溜まっ
ている乾留液状体の表面を波動させ、表面積を増大させ
てガス化を促進させると共に、空気との混合状態を良好
と成して燃焼させることにより、完全燃焼して乾留ガス
を熱分解させる。
【００２１】更に、完全燃焼された排ガスは水平仕切板
７の連通孔８、8a…を介して二次燃焼室５内に流入し、
煙突11内に流入する直前において排ガス中に含まれてい
る若干の未燃焼ガスを再度完全燃焼させて煙突11より無
煙、無臭の排ガスとして外部へ排気される。
７の連通孔８、8a…を介して二次燃焼室５内に流入し、
煙突11内に流入する直前において排ガス中に含まれてい
る若干の未燃焼ガスを再度完全燃焼させて煙突11より無
煙、無臭の排ガスとして外部へ排気される。
【００２２】そして、この乾留室４における完全燃焼で
発生する熱は、第二隔壁13を介して一次燃焼室３に伝導
され、この第二隔壁13の輻射熱と前記第一隔壁６の輻射
熱とによって一次燃焼室３の高温雰囲気が安定状態にて
維持されることにより、一次燃焼室３での乾留化が促進
されると共に、同様に二次燃焼室５の高温雰囲気も維持
されるため、安定的に炉本体２内にて焼却処理が行われ
る。
発生する熱は、第二隔壁13を介して一次燃焼室３に伝導
され、この第二隔壁13の輻射熱と前記第一隔壁６の輻射
熱とによって一次燃焼室３の高温雰囲気が安定状態にて
維持されることにより、一次燃焼室３での乾留化が促進
されると共に、同様に二次燃焼室５の高温雰囲気も維持
されるため、安定的に炉本体２内にて焼却処理が行われ
る。
【００２３】
【発明の効果】要するに本発明は、上方壁部に煙突11を
具備する横置きと成す円筒カプセル状の炉本体２内に、
セラミック、金属等の材質から成る第一隔壁６、第二隔
壁13によって二次燃焼バーナー19を具備する二次燃焼室
５、一次燃焼室３、乾留室４を上方より順次画成し、該
乾留室４と二次燃焼室５を連通させると共に、一次燃焼
室３内に収容する被焼却物Ｗの乾留液状体を乾留室４内
に導入する開口部15、15a …を、乾留室４を画成する第
二隔壁13に穿設すると共に、乾留室４内に外部空気導入
パイプ16を配設し、該外部空気導入パイプ16の噴出孔1
7、17a …を乾留室４下方における炉本体２内周壁へ指
向させたので、二次燃焼バーナー19を着火させて二次燃
焼室５内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成し、第一
隔壁６を介して輻射熱により一次燃焼室３内を高温化さ
せるため、一次燃焼室３内に収容する被焼却物Ｗを外熱
乾留して液状化することが出来、又かかる乾留液状体に
対して外部空気導入パイプ16の噴出孔17、17a …より噴
出させる空気を接触させると、乾留液状体の表面が波動
し、表面積が増大されてガス化を促進させると共に、空
気との混合状態を良好と成して燃焼させることにより、
完全燃焼して乾留ガスを完全無公害化させる様に熱分解
させることが出来る。
具備する横置きと成す円筒カプセル状の炉本体２内に、
セラミック、金属等の材質から成る第一隔壁６、第二隔
壁13によって二次燃焼バーナー19を具備する二次燃焼室
５、一次燃焼室３、乾留室４を上方より順次画成し、該
乾留室４と二次燃焼室５を連通させると共に、一次燃焼
室３内に収容する被焼却物Ｗの乾留液状体を乾留室４内
に導入する開口部15、15a …を、乾留室４を画成する第
二隔壁13に穿設すると共に、乾留室４内に外部空気導入
パイプ16を配設し、該外部空気導入パイプ16の噴出孔1
7、17a …を乾留室４下方における炉本体２内周壁へ指
向させたので、二次燃焼バーナー19を着火させて二次燃
焼室５内を７００℃以上の高温雰囲気状態と成し、第一
隔壁６を介して輻射熱により一次燃焼室３内を高温化さ
せるため、一次燃焼室３内に収容する被焼却物Ｗを外熱
乾留して液状化することが出来、又かかる乾留液状体に
対して外部空気導入パイプ16の噴出孔17、17a …より噴
出させる空気を接触させると、乾留液状体の表面が波動
し、表面積が増大されてガス化を促進させると共に、空
気との混合状態を良好と成して燃焼させることにより、
完全燃焼して乾留ガスを完全無公害化させる様に熱分解
させることが出来る。
【００２４】又、乾留室４における完全燃焼で発生する
熱は、第二隔壁13を介して一次燃焼室３に伝導され、こ
の第二隔壁13の輻射熱と前記第一隔壁６の輻射熱とによ
って一次燃焼室３の高温雰囲気が安定状態にて維持され
ることにより、一次燃焼室３での乾留化が促進されると
共に、同様に二次燃焼室５の高温雰囲気も維持されるた
め、安定的に炉本体２内にて焼却処理が行うことが出来
ることにより、ランニングコストを低減することが出来
る。
熱は、第二隔壁13を介して一次燃焼室３に伝導され、こ
の第二隔壁13の輻射熱と前記第一隔壁６の輻射熱とによ
って一次燃焼室３の高温雰囲気が安定状態にて維持され
ることにより、一次燃焼室３での乾留化が促進されると
共に、同様に二次燃焼室５の高温雰囲気も維持されるた
め、安定的に炉本体２内にて焼却処理が行うことが出来
ることにより、ランニングコストを低減することが出来
る。
【００２５】又、二次燃焼バーナー19によって二次燃焼
室５を７００℃以上の高温状態と成してから焼却処理を
行うことが出来るため、特に医療廃棄物の中でも感染性
医療廃棄物を安全、且つ効率よく処理することが出来る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
室５を７００℃以上の高温状態と成してから焼却処理を
行うことが出来るため、特に医療廃棄物の中でも感染性
医療廃棄物を安全、且つ効率よく処理することが出来る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る乾留式焼成炉の断面図である。
【図２】図１のＡーＡ断面図である。
【図３】図２のＢーＢ断面図である。
２ 炉本体 ３ 一次燃焼室 ４ 乾留室 ５ 二次燃焼室 ６ 第一隔壁 11 煙突 13 第二隔壁 15、15a … 開口部 16 外部空気導入パイプ 17、17a … 噴出孔 19 二次燃焼バーナー
Claims (1)
- 【請求項１】 上方壁部に煙突を具備する横置きと成す
円筒カプセル状の炉本体内に、セラミック、金属等の材
質から成る第一隔壁、第二隔壁によって二次燃焼バーナ
ーを具備する二次燃焼室、一次燃焼室、乾留室を上方よ
り順次画成し、該乾留室と二次燃焼室を連通させると共
に、一次燃焼室内に収容する被焼却物の乾留液状体を乾
留室内に導入する開口部を、乾留室を画成する第二隔壁
に穿設すると共に、乾留室内に空気を導入する外部空気
導入パイプを配設し、該外部空気導入パイプの噴出孔を
乾留室下方における炉本体内周壁へ指向させたことを特
徴とする乾留式焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228878A JPH0830568B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 乾留式焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228878A JPH0830568B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 乾留式焼却炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544913A true JPH0544913A (ja) | 1993-02-23 |
| JPH0830568B2 JPH0830568B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=16883280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228878A Expired - Lifetime JPH0830568B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 乾留式焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830568B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05312308A (ja) * | 1992-05-09 | 1993-11-22 | Koichi Horie | 焼却方法および装置および燃焼装置並びに供給装置 |
| JPH06341620A (ja) * | 1993-06-01 | 1994-12-13 | Hiroumi Kondou | 乾留式焼却炉 |
| GB2536047A (en) * | 2015-03-05 | 2016-09-07 | Standard Gas Ltd | Pyrolysis methods and apparatus |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP3228878A patent/JPH0830568B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05312308A (ja) * | 1992-05-09 | 1993-11-22 | Koichi Horie | 焼却方法および装置および燃焼装置並びに供給装置 |
| JPH06341620A (ja) * | 1993-06-01 | 1994-12-13 | Hiroumi Kondou | 乾留式焼却炉 |
| GB2536047A (en) * | 2015-03-05 | 2016-09-07 | Standard Gas Ltd | Pyrolysis methods and apparatus |
| GB2536047B (en) * | 2015-03-05 | 2017-04-26 | Standard Gas Ltd | Pyrolysis methods and apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0830568B2 (ja) | 1996-03-27 |
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