JPH0251588B2 - - Google Patents
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- JPH0251588B2 JPH0251588B2 JP56033124A JP3312481A JPH0251588B2 JP H0251588 B2 JPH0251588 B2 JP H0251588B2 JP 56033124 A JP56033124 A JP 56033124A JP 3312481 A JP3312481 A JP 3312481A JP H0251588 B2 JPH0251588 B2 JP H0251588B2
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Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、サルノコシカケ科のきのこエキスの
抽出方法に係り、特に飲食に適し、ミツバチに給
餌して、濃縮、貯蜜、熟成せしめ、これを分離し
てハチミツ様とするのに好適なエキスを製造する
方法に関する。
抽出方法に係り、特に飲食に適し、ミツバチに給
餌して、濃縮、貯蜜、熟成せしめ、これを分離し
てハチミツ様とするのに好適なエキスを製造する
方法に関する。
サルノコシカケ科のきのこのうち、コフキサル
ノコシカケ(コフキタケ)、マンネンタケ、カワ
ラタケ等、コルク質、フエルト質、革質様等の材
質のものは、可食であつて有用性が知られていな
がら、その材質が、飲食に適さないために十分利
用できていない。又、キコブタケも同様であつ
た。一部サルノコシカケ茶などとして、湯水抽出
するものなどがあるが、十分な成分がでない。ま
た、単に煮出したのでは、味と成分の点で十分で
ない。
ノコシカケ(コフキタケ)、マンネンタケ、カワ
ラタケ等、コルク質、フエルト質、革質様等の材
質のものは、可食であつて有用性が知られていな
がら、その材質が、飲食に適さないために十分利
用できていない。又、キコブタケも同様であつ
た。一部サルノコシカケ茶などとして、湯水抽出
するものなどがあるが、十分な成分がでない。ま
た、単に煮出したのでは、味と成分の点で十分で
ない。
従来、しいたけなどの食用きのこ類は肉質であ
るので、熱水抽出によつても比較的容易にエキス
成分を抽出することができ、さらに酵素の添加に
よればその抽出を一層容易にすることができる。
るので、熱水抽出によつても比較的容易にエキス
成分を抽出することができ、さらに酵素の添加に
よればその抽出を一層容易にすることができる。
しかし、サルノコシカケ科のきのこ類は、しい
たけ等とは性状が全く異なり、強い繊維質で、コ
ルク質、フエルト質、革質等を呈し、十分な機械
加工さえも困難なほどで、そのエキス抽出にいた
つては容易ではない。そこで、酵素分解と加熱処
理を併用することが考えられるが、十分なエキス
成分を得ようとすると、高分子性が望まれる多糖
体などの切断により低分子化をまねくなどの問題
が生じることになる。
たけ等とは性状が全く異なり、強い繊維質で、コ
ルク質、フエルト質、革質等を呈し、十分な機械
加工さえも困難なほどで、そのエキス抽出にいた
つては容易ではない。そこで、酵素分解と加熱処
理を併用することが考えられるが、十分なエキス
成分を得ようとすると、高分子性が望まれる多糖
体などの切断により低分子化をまねくなどの問題
が生じることになる。
そこで、本発明は、抽出成分にすぐれると共
に、利用に適したサルノコシカケ類のエキスを得
ることを目的になされたものであり、特に、先に
本発明者等によりなされたサルノコシカケ類のエ
キスをミツバチに給餌して、濃縮、貯蜜、熟成せ
しめ、これを分離してハチミツ様とする方法(特
公平1−13821号)に適するエキスを得る方法を
提供しようとするものである。
に、利用に適したサルノコシカケ類のエキスを得
ることを目的になされたものであり、特に、先に
本発明者等によりなされたサルノコシカケ類のエ
キスをミツバチに給餌して、濃縮、貯蜜、熟成せ
しめ、これを分離してハチミツ様とする方法(特
公平1−13821号)に適するエキスを得る方法を
提供しようとするものである。
本発明者等は種々検討した結果、サルノコシカ
ケ科のきのこの成分には、食用総合酵素材添加に
より比較的低温で抽出できる成分と、十分高温を
要する成分とがあることがわかり、本発明にいた
つたものである。
ケ科のきのこの成分には、食用総合酵素材添加に
より比較的低温で抽出できる成分と、十分高温を
要する成分とがあることがわかり、本発明にいた
つたものである。
すなわち、本発明は、第一段階で食用総合酵素
材を用いた抽出を行つた後、エキス分離し、次に
第二段階で残余のサルノコシカケをさらに、高圧
釜などで加熱して抽出し、その後、各段階の抽出
エキスを混合するものである。これにより、従
来、酵素法または加熱抽出法に単萄では抽出困難
であつた優れたエキス成分を得ようとするもので
ある。
材を用いた抽出を行つた後、エキス分離し、次に
第二段階で残余のサルノコシカケをさらに、高圧
釜などで加熱して抽出し、その後、各段階の抽出
エキスを混合するものである。これにより、従
来、酵素法または加熱抽出法に単萄では抽出困難
であつた優れたエキス成分を得ようとするもので
ある。
まず、以下に参照例として酵素抽出法と加熱抽
出法による抽出例を示す。
出法による抽出例を示す。
() コフキサルノコシカケの抽出例
コフキサルノコシカケを粉砕又は鋸引、また
は、グラインドにより、粉砕状になし、以下こ
れを用いる。
は、グラインドにより、粉砕状になし、以下こ
れを用いる。
A 酵素抽出と加熱抽出
通気性の容器を用い、粉状サルノコシカケ
の適量に酵素材を添加し、適量の水を加え
て、室温(22℃)で放置、醗酵せしめる。こ
の過程で酵素の作用で水分が粉体内部まで良
く浸透し、かつ粉状体を醗酵又は酵素分解す
る。
の適量に酵素材を添加し、適量の水を加え
て、室温(22℃)で放置、醗酵せしめる。こ
の過程で酵素の作用で水分が粉体内部まで良
く浸透し、かつ粉状体を醗酵又は酵素分解す
る。
その後、これに適量の水を加えて煮沸する
ことにより、エキス分を抽出する。この抽出
は圧力釜で行うことができる。
ことにより、エキス分を抽出する。この抽出
は圧力釜で行うことができる。
抽出例(以下の各部の割合は、重量部で示してい
る。) A−1 サルノコシカケ粉粒5に水300を加え
圧力釜で15分加熱し、その後10分間むら
す。液をとりだし、粉粒にはさらに水300
を加え、これを数回繰り返す。得られた、
各液を加えて煮詰めて比較のため100部と
する。
る。) A−1 サルノコシカケ粉粒5に水300を加え
圧力釜で15分加熱し、その後10分間むら
す。液をとりだし、粉粒にはさらに水300
を加え、これを数回繰り返す。得られた、
各液を加えて煮詰めて比較のため100部と
する。
A−2 サルノコシカケ粉粒5に水300を加え
その後、酵素0.3添加するか、または酵素
を加えず、一旦加熱しエキスだした後、室
温に冷やしてから次に水を加えて再び300
とし、さらに酵素0.3を添加しそれぞれ、
5時間、12時間、24時間、48時間、60時
間、72時間、86時間、98時間、室温中22℃
に置き、その後それぞれ圧力釜でエキス抽
出した。
その後、酵素0.3添加するか、または酵素
を加えず、一旦加熱しエキスだした後、室
温に冷やしてから次に水を加えて再び300
とし、さらに酵素0.3を添加しそれぞれ、
5時間、12時間、24時間、48時間、60時
間、72時間、86時間、98時間、室温中22℃
に置き、その後それぞれ圧力釜でエキス抽
出した。
酵素は島本微生物工業株式会社の覚也ハ
イアーゼ(商品名)を用いた。さらにこれ
に第一酵母株式会社製の醗酵調理用コーボ
ン(商品名)を複合して用いることもでき
る。
イアーゼ(商品名)を用いた。さらにこれ
に第一酵母株式会社製の醗酵調理用コーボ
ン(商品名)を複合して用いることもでき
る。
ここで、これらの酵素材の選定は、以下
に示す本発明の構成例を考慮してなされた
ものである。酵素材の覚也ハイアーゼは食
用の総合酵素材であり、野菜類及び果実類
の総合酵素であり、糖質分解、脂質分解、
蛋白質分解、繊維質分解等の酵素が複合し
ている。また、コーボンは果実類等を素材
として酵母を培養することによりつくられ
た酵素材であり、糖質の分解、還元化の酵
素が主体である。特に、本例で、これらの
酵素を用いたのは、以下に示す本発明例に
おいて次のような意味がある。
に示す本発明の構成例を考慮してなされた
ものである。酵素材の覚也ハイアーゼは食
用の総合酵素材であり、野菜類及び果実類
の総合酵素であり、糖質分解、脂質分解、
蛋白質分解、繊維質分解等の酵素が複合し
ている。また、コーボンは果実類等を素材
として酵母を培養することによりつくられ
た酵素材であり、糖質の分解、還元化の酵
素が主体である。特に、本例で、これらの
酵素を用いたのは、以下に示す本発明例に
おいて次のような意味がある。
すなわち、第一にサルノコシカケ類の性
状は、繊維状体に糖質、蛋白質、脂質など
が結着した独特なコルク質、フエルト質、
革質等を呈し、単独の酵素材を用いるより
も、総合酵素材を用いる場合、成分の分
解、抽出を効率的に行うことができるこ
と、および、第二にミツバチが好むエキス
が得られることのためである。また、抽出
されるエキスが、人の食用に供されること
から安全性の点からも、これら食用総合酵
素材を用いることが望ましい。
状は、繊維状体に糖質、蛋白質、脂質など
が結着した独特なコルク質、フエルト質、
革質等を呈し、単独の酵素材を用いるより
も、総合酵素材を用いる場合、成分の分
解、抽出を効率的に行うことができるこ
と、および、第二にミツバチが好むエキス
が得られることのためである。また、抽出
されるエキスが、人の食用に供されること
から安全性の点からも、これら食用総合酵
素材を用いることが望ましい。
時間の経過と共に、圧力釜でのエキス濃
度が向上するが、12時間〜72時間が実用的
であり、におい、くせ、苦みがすくなく、
味質がよい。特に、24時間〜48時間が良好
だつた。これらの経過時間は、温度がより
高くなると短くて済むが、温度が35℃位以
上では味質が悪くなつてくることがある。
エキス濃度が、濃くなる程茶色が濃くなり
透光性が小さくなること、および比重がよ
い大きくなる。
度が向上するが、12時間〜72時間が実用的
であり、におい、くせ、苦みがすくなく、
味質がよい。特に、24時間〜48時間が良好
だつた。これらの経過時間は、温度がより
高くなると短くて済むが、温度が35℃位以
上では味質が悪くなつてくることがある。
エキス濃度が、濃くなる程茶色が濃くなり
透光性が小さくなること、および比重がよ
い大きくなる。
B 酵素−糖液抽出
しめらせたサルノコシカケ粉粒5に対し
て、砂糖水(20%〜50%)を50に酵素0.2
を加えて、10時間〜72時間(22℃)置き、
水分を浸透させ、醗酵させた。その後、
250の水を加えて、圧力釜で抽出した。(15
分間煮沸、10分むらす) この抽出液を分離した後、残留粒に再
度、20%の糖液を加えて(300部)さらに
2度抽出を繰り返した。エキス100を得る。
て、砂糖水(20%〜50%)を50に酵素0.2
を加えて、10時間〜72時間(22℃)置き、
水分を浸透させ、醗酵させた。その後、
250の水を加えて、圧力釜で抽出した。(15
分間煮沸、10分むらす) この抽出液を分離した後、残留粒に再
度、20%の糖液を加えて(300部)さらに
2度抽出を繰り返した。エキス100を得る。
このようにして得られたエキスは、Aの
ものよりエキス成分そのものが濃くでてい
る。
ものよりエキス成分そのものが濃くでてい
る。
粉粒5に対して、砂糖水(砂糖20%〜50
%)を50部のものを、一度煮沸した後に、
さまして水を加えて、上記例と同じ圧力釜
で加熱、抽出する。エキス100を得る。
%)を50部のものを、一度煮沸した後に、
さまして水を加えて、上記例と同じ圧力釜
で加熱、抽出する。エキス100を得る。
なお、Bの例では、糖としてブドウ糖
や、果糖、乳糖や、転化糖も用いることが
できる。
や、果糖、乳糖や、転化糖も用いることが
できる。
() カワラタケの例
乾燥したものを粉砕したものに()のコフ
キサルノコシカケと同様の処理を行い抽出し
た。
キサルノコシカケと同様の処理を行い抽出し
た。
醗酵時間は12時間〜48時間、室温〜30℃とし
た。また、粉砕を、糖液または、糖液に酵素を
添加した溶液中で行つてから、()と同様の
処理を行つた。この場合の方が醗酵や抽出が効
率よく行える。
た。また、粉砕を、糖液または、糖液に酵素を
添加した溶液中で行つてから、()と同様の
処理を行つた。この場合の方が醗酵や抽出が効
率よく行える。
() マンネンタケの例
粉粒化し、()と同様の処理で抽出が行え
る。
る。
以上、酵素法、および加熱抽出についての参考
例を示したが、以下に本発明による実施例を示
す。
例を示したが、以下に本発明による実施例を示
す。
本実施例は、上記各参照例において、加熱煮沸
することにより抽出し、冷えてから両者を混合す
るものである。
することにより抽出し、冷えてから両者を混合す
るものである。
すなわち、コフキサルノコシカケ、カワラタケ
或いは、マンネンタケなど、コルク質、フエルト
質、革質等のサルノコシカケ科のきのこ類を細
粒、細片ないし粉状体になし、これに、抽出媒体
としての適量の水を加え、さらに酵素材として、
前記覚也ハイアーゼ等の、糖質分解、脂質分解、
蛋白質分解、繊維質分解酵素が複合した食用総合
酵素材を添加して、適温で作用せしめる第一の工
程、該第一の工程による抽出物を含む前記抽出用
媒体(最初の醗酵媒体)を分離採収する第二の工
程、残つたサルノコシカケ科のきのこ類の細粒、
細片ないし粉状体に水または糖液を加えて加熱抽
出する第三の工程、前記第二の工程と第三の工程
により得られた抽出物を混合する第四の工程、の
各工程を有することを特徴とするものである。
或いは、マンネンタケなど、コルク質、フエルト
質、革質等のサルノコシカケ科のきのこ類を細
粒、細片ないし粉状体になし、これに、抽出媒体
としての適量の水を加え、さらに酵素材として、
前記覚也ハイアーゼ等の、糖質分解、脂質分解、
蛋白質分解、繊維質分解酵素が複合した食用総合
酵素材を添加して、適温で作用せしめる第一の工
程、該第一の工程による抽出物を含む前記抽出用
媒体(最初の醗酵媒体)を分離採収する第二の工
程、残つたサルノコシカケ科のきのこ類の細粒、
細片ないし粉状体に水または糖液を加えて加熱抽
出する第三の工程、前記第二の工程と第三の工程
により得られた抽出物を混合する第四の工程、の
各工程を有することを特徴とするものである。
ここで、特に酵素材として前記食用総合酵素材
を用いるので、繊維状体と糖質、蛋白質、脂質な
どで結着してコルク質、フエルト質、革質等の独
特な性状に構成されているサルノコシカケ類の成
分の分解、抽出を効率的に行うことができる。そ
して、食用総合酵素材の添加により低温で抽出で
きる加熱に弱い成分は、第一、第二の工程で抽出
保持され、第三の工程で酵素分解で抽出しやすく
なつている残余のサルノコシカケから加熱に堪え
る成分がほぼ完全に抽出できる。
を用いるので、繊維状体と糖質、蛋白質、脂質な
どで結着してコルク質、フエルト質、革質等の独
特な性状に構成されているサルノコシカケ類の成
分の分解、抽出を効率的に行うことができる。そ
して、食用総合酵素材の添加により低温で抽出で
きる加熱に弱い成分は、第一、第二の工程で抽出
保持され、第三の工程で酵素分解で抽出しやすく
なつている残余のサルノコシカケから加熱に堪え
る成分がほぼ完全に抽出できる。
その後、第四の工程で両者を混合することによ
り、それぞれ単独では得ることが困難な、酵素分
解により得られる低温で抽出保持することが望ま
れる成分(例えば高分子性を持つ成分など)と、
酵素分解後にさらに加熱することにより得られる
成分(例えば各種ミネラル成分など)とを高率に
併せ持つエキスを得ることができる。
り、それぞれ単独では得ることが困難な、酵素分
解により得られる低温で抽出保持することが望ま
れる成分(例えば高分子性を持つ成分など)と、
酵素分解後にさらに加熱することにより得られる
成分(例えば各種ミネラル成分など)とを高率に
併せ持つエキスを得ることができる。
なお、上記各工程の詳細は、前記参照例と同様
であるので省略する。
であるので省略する。
本発明によるエキスは、そのまま飲食しても美
味であるが、特に、ミツバチは、単に熱水により
抽出したエキスに比較して、より好んでこれを吸
蜜するのでこれを、ミツバチ群に給餌し、濃縮、
貯蜜、熟成せしめ、これを分離してハチミツ様と
するのに適する。但し、糖が添加されていないエ
キスはこれに適量の水と糖又はハチミツを加えて
給餌蜜として与えるとよい。
味であるが、特に、ミツバチは、単に熱水により
抽出したエキスに比較して、より好んでこれを吸
蜜するのでこれを、ミツバチ群に給餌し、濃縮、
貯蜜、熟成せしめ、これを分離してハチミツ様と
するのに適する。但し、糖が添加されていないエ
キスはこれに適量の水と糖又はハチミツを加えて
給餌蜜として与えるとよい。
ここで、ミツバチに、給餌してハチミツ様とす
る場合、いかにミツバチが好むエキスを得るか、
なわち吸う速さが大変重要である。その理由はサ
ルノコシカケ類のエキスが、変腐し易い性質を持
つていること、ミツババチに与えるにはミツバチ
の体温35程度(変腐し易い温度)で与えなければ
ならないためで、もしミツバチが好まず吸う速度
が遅い場合には、給餌器の中で変質してしまい、
以後ミツバチが全く吸わなくなつてしまう。いか
にミツバチが好むエキスを得て、速く吸わせ、エ
キスが変質しないうちに安定なハチミツ様とする
かが成否を分けるのである。この点に関して、本
発明方法によれば、抽出成分に優れ、かつミツバ
チに給餌するのに適したエキスを得ることができ
る。
る場合、いかにミツバチが好むエキスを得るか、
なわち吸う速さが大変重要である。その理由はサ
ルノコシカケ類のエキスが、変腐し易い性質を持
つていること、ミツババチに与えるにはミツバチ
の体温35程度(変腐し易い温度)で与えなければ
ならないためで、もしミツバチが好まず吸う速度
が遅い場合には、給餌器の中で変質してしまい、
以後ミツバチが全く吸わなくなつてしまう。いか
にミツバチが好むエキスを得て、速く吸わせ、エ
キスが変質しないうちに安定なハチミツ様とする
かが成否を分けるのである。この点に関して、本
発明方法によれば、抽出成分に優れ、かつミツバ
チに給餌するのに適したエキスを得ることができ
る。
Claims (1)
- 1 コフキサルノコシカケ、カワラタケ或いは、
マンネンタケなど、コルク質、フエルト質、革質
等のサルノコシカケ科のきのこ類を細粒、細片な
いし粉状体になし、これに抽出媒体としての適量
の水を加え、さらに酵素材として、糖質分解、脂
質分解、蛋白質分解、繊維質分解酵素が複合した
食用総合酵素材を添加して、適温で作用せしめる
第一の工程、該第一の工程による抽出物を含む前
記抽出用媒体を分離採収する第二の工程、残つた
サルノコシカケ科のきのこ類の細粒、細片ないし
粉状体に水または糖液を加えて加熱抽出する第三
の工程、前記第二の工程と第三の工程により得ら
れた抽出物を混合する第四の工程、の各工程を有
することを特徴とするサルノコシカケ科のきのこ
エキスの抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56033124A JPS57150362A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Method for extracting corky mushroom belonging to polyporaceae family |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56033124A JPS57150362A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Method for extracting corky mushroom belonging to polyporaceae family |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57150362A JPS57150362A (en) | 1982-09-17 |
JPH0251588B2 true JPH0251588B2 (ja) | 1990-11-07 |
Family
ID=12377867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56033124A Granted JPS57150362A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Method for extracting corky mushroom belonging to polyporaceae family |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57150362A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60102167A (ja) * | 1983-11-08 | 1985-06-06 | Ichiro Shibauchi | 総合栄養補助食品 |
JPS6287073A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-21 | Kaiyo Kagaku Kk | 健康補助食品 |
JP2014090711A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Yamato Kanpo Kk | 鹿角霊芝の処理方法、鹿角霊芝処理物及び飲食物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5058266A (ja) * | 1973-09-28 | 1975-05-21 | ||
JPS5279014A (en) * | 1975-12-25 | 1977-07-02 | Ueda Kagaku Kogyo Kk | Preparation of polysaccharideecontaining mushroom extract |
JPS53148566A (en) * | 1977-05-31 | 1978-12-25 | Fujimoto Seiyaku Kk | Separating of effective component of chlorella by utilizing enzyme |
JPS54135257A (en) * | 1978-04-11 | 1979-10-20 | Yoshinari Masuyama | Production of health food based on mushroom belonged to polyporaceae |
-
1981
- 1981-03-10 JP JP56033124A patent/JPS57150362A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5058266A (ja) * | 1973-09-28 | 1975-05-21 | ||
JPS5279014A (en) * | 1975-12-25 | 1977-07-02 | Ueda Kagaku Kogyo Kk | Preparation of polysaccharideecontaining mushroom extract |
JPS53148566A (en) * | 1977-05-31 | 1978-12-25 | Fujimoto Seiyaku Kk | Separating of effective component of chlorella by utilizing enzyme |
JPS54135257A (en) * | 1978-04-11 | 1979-10-20 | Yoshinari Masuyama | Production of health food based on mushroom belonged to polyporaceae |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57150362A (en) | 1982-09-17 |
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