JPS6053590B2 - 健康栄養食品の製造方法 - Google Patents

健康栄養食品の製造方法

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JPS6053590B2
JPS6053590B2 JP56105053A JP10505381A JPS6053590B2 JP S6053590 B2 JPS6053590 B2 JP S6053590B2 JP 56105053 A JP56105053 A JP 56105053A JP 10505381 A JP10505381 A JP 10505381A JP S6053590 B2 JPS6053590 B2 JP S6053590B2
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JP
Japan
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maitake
powder
beet pulp
extract
fruiting body
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Expired
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JP56105053A
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JPS589665A (ja
Inventor
吉朗 佐藤
晃司 佐山
昭蔵 及川
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は改良されたダイエタリー食品の製造に関す
るものて、更に詳しくは、甜菜パルプ(以下ヒートパル
プという)より製造したダイエタリーフアイバーと、ま
いたけのエキスから不溶性ファイバーと可溶性ファイバ
ーを程よく含む新規な食品の製造方法を提供するもので
ある。
ヒートパルプは、甜菜糖製造の際、水洗した原料甜菜
を裁断機にて裁断し、得られたコセツトを各種型式の抽
出装置て糖分を抽出した残りの不溶性物質てあつて、通
常乾燥して市販するが、乾燥直後の組成の1側は第1表
に示す通りである。
第1表 但し、数値は重量%を示す。
一般に家畜の飼料の外は殆んど用いられないが、第1
表より判明するように、不溶性フアイバーーであるセル
ロースの外、可溶性のファイバーに属するペクチン等を
多量に含み、ダイニット食品の原料として有効なことが
容易に考えられる。
通常、ヒートパルプをダイエタリーフアイバーとして利
用する場合は、前記ヒートパルプをよく洗滌し、ヒート
パルプ特有の臭気を除き、乾燥後100メッシュ以上の
粒度に粉砕するものである。このようにして得られた粉
末は、そのままでは不味なところから単独使用すること
はできず、小麦粉等の他の食品と混合使用すものである
。しカルながら小麦粉等に多量添加すると、小麦粉等の
特性が失なわれるとか、得られた食品の食感を害するの
で少量添加とせざるを得ない欠点がある。 上記の事情
により、この発明者らは、ヒートパルプ粉末をダイエタ
リー食品として直接食しても美味であり、不溶性ファイ
バーと可溶性ファイバーのバランスのとれた食品を得ん
と研究を進めた結果、ヒートパルプ粉末にまいたけ子実
体の抽出液を含浸せしめると、風味ばかりか、外観、舌
触りまでまいたけ子実体乾燥粉末ときわめて類似し、し
かも、まいたけ子実体の良質の可溶性ペクチン等が含ま
れた良質のダイエタリー食品となることに着目し、ヒー
トパルプの乾燥粉末に、まいたけ子実体の熱水抽出液を
含浸せしめることにより解決した。
この発明に使用するヒートパルプは、、前記したよう
な甜菜糖製造工場より産出したヒートパルプをよく洗滌
し、ヒートパルプ臭を除去して乾燥し、これを微粉とし
たものの外、予め甜菜の表皮部で固化木質化した部分、
或いは黒色化した部分を除去し、甜菜の芯部のみから調
製したビートパルプを微粉に粉砕したもの等であつて、
異物の少ない食用に適したものを使用する。
ビートパルプに甜菜の表皮部、冠部、尾部等を多く含む
と、粉砕に際し多くの困難を伴うとか、得られた食品の
食感を害するので、できるだけさけた方が良い。粉砕は
、ウイレー式粉砕機、ボールミル等を使用し、100メ
ッシュ以上、好ましくは150メッシュ以上に微粉とす
るものて、粉砕物を分球すると、粒度の大きい部分には
、木質化したビートパルプが集まるのでこれらは除去す
るとよい。この発明では、上記ビートパルプ粉末にまい
たけ子実体の抽出液を含浸せしめるが、抽出に供するま
いたけ子実体としては、しろまいたけ、くろまいたけ、
ちよれいまいたけ、とんびまいたけ等が使用でき、これ
らは天然に産出するまいたけの外、人工栽培したまいた
け子実体も使用でき、特に後者は、この発明者らが開発
した方法(特公昭54−28331号)により、ならお
がくず、皺、及び大豆粕を主体とする培養基で培養し、
大量、安価に得られるので、実用的である。まいたけ子
実体より有効成分の抽出は、熱水抽出法によるのが便利
であり、抽出を容易にするため予めまいたけ子実体を細
切又は磨砕しておく。
これには、万能調理機、ミキサー、掴潰機等が使用でき
、磨砕の程度に格別の制限はなく、抽出が効率よく行な
われれば良い。上記細切又は磨砕物は熱水により抽出す
るが、抽出はまいたけ子実体の5〜b倍量の水を加え、
60〜100℃の温度で1〜m時間保持攪拌するとよい
。抽出液はそのままビートパルプ粉末に含浸させても良
いが、好ましくは抽出後不溶性の物質をろ別し、ろ液を
含浸させるとよい。又、含浸後は水分が増加し、乾燥す
る必要があるので、予め前記抽出液を濃縮使用するのが
良く、通常5〜2紛の1に濃縮したものを使用する。濃
縮は可及的低温で行うのが良く、このため減圧濃縮装置
が常用される。このようにして得た濃縮液の分析例を第
2表に示す。但し、表中R−BXとは、レフラクトメー
ターによるブリツクス度で、固形分濃度に近い数値を示
すので、濃縮度の管理に応用すると便利である。但し、
数値は重量%である。
第2表より判明する如く、抽出液の主成分は糖分で、こ
れは、良質のペクチン、ムコ多糖類からなつており、薬
効が期待され、粗蛋白として定量されるものには、アミ
ノ酸類、ペプチツド類、核酸類が含まれ、多くの薬効及
び呈味効果が期待されるものである。
又濃縮液自体はまいたけ特有の芳香を有し、食慾を増進
さす効果を有する。上記まいたけ子実体の抽出液をビー
トパルプ粉末と混合すると、ビートパルプ粉末は多孔性
であるところから迅速に吸着する。得られた含浸物は、
抽出液の添加量が多くなるにつれ、香り、旨さ、舌ざわ
り等が向上し、ビートパルプ粉末100部に対し、抽出
液固形物が8部以下であると舌ざわり、香りにおいてや
や不良で、通常16部内外が常用される。今、第2表に
示すまいたけ子実体の濃縮液(固形分8.04%)20
0qに対し、ビートパルプ粉末(200メッシュ、水分
7%)を、25ダ、50y1100y1200y130
0yをそれぞれ加え、充分含浸させた後水分4〜5%に
乾燥し、得られた製品についてパネルテストを行つた結
果を第3表に示す。尚対照として、まいたけ子実体の乾
燥粉末のテスト結果を示す。第3表より判明する如く、
濃縮液(固形分8.04%)200yに対しビートパル
プ粉末が2009を越えると、製品の香り、舌ざわりが
低下し、まいたけ子実体の乾燥粉末と同等の香り、旨さ
、舌ざわりとするためには、ビートパルプの添加量を1
00′程度とする必要がある。
通常、1k9のまいたけ子実体を乾燥すると、これより
約100ダの乾燥粉末しか得られないので、これを抽出
液としてビートパルプ粉末に含浸せしめると、200V
当り100y1即ち1kgについては500yのまいた
け子実体粉末と風味を同じくするビートパルプ粉末を得
ることになる。従つて、高価なまいたけ子実体の有効利
用という面においても大きい意味をもつものである。次
に、ビートパルプ粉末にまいたけ子実体の抽出液を含浸
させる方法としては、前記のように濃縮液中にビートパ
ルプ粉末を投入、均一に含浸させた後、乾燥粉砕しても
よいが、ビートパルプ粉末を噴霧乾燥機内に吹入して懸
垂させ、その上にまいたけ抽出液を噴霧し、ビートパル
プ粉末を核とし、造粒乾燥しても良いものである。又乾
燥後の水分は10%以下とするのがよい。上記の如くし
て得たまいたけ子実体抽出液含浸ビートパルプは、単に
粉末を混合したものと異り含浸により比重が増加し、従
来の粉末状ダイエタリーフアイバーのように嵩比重が低
く、風により飛散するおそれは全くないので、きわめて
食し易く、かつビートパルプのダイエタリーフアイバー
としての効果に付加して佳良なまいたけ子実体の可溶性
ダイエタリーフアイバーを含むので、バランスのとれた
健康食品となる。
更にその香り、旨さ、舌ざわり等は、粉末のまいたけ子
実体と同等とすることができるので、単独で食しても極
めて美味である等、多くの利点を有するものである。本
発明の製品は、単独で粉末、錠剤、又は顆粒状として使
用してもよく、これに調味料、香辛料その他の食品と混
合し、新規な食品の配合原料として使用してもよいもの
である。以下、実施例により説明する。
実施例1 ビートパルプの粉末は、洗滌機から送り出された洗滌甜
菜を100kg、個体の最下葉痕跡部から上の部分(冠
部)と尾根部(切断口径ほぼ7C71となる部分)を切
除して裁頭円錐状とした後、尾根部切除面とほぼ等しい
口径7cmの刃を有する抜芯器で、芯部を円柱状にくり
抜き、甜菜芯部を45kg分取した。
この円柱状の芯部を万能調理機で、厚さ3THIn1巾
5TIrIfLのコセツトに裁断した後、内径240朗
、高さ1500wr1nの温水ジャケット付円筒に充填
し、充填した芯部コセツト重量当り120%重量の温度
80℃の温水を上部から注入して糖抽出処理を行つた。
抽出の完了したコセツトを取り出し、油圧式圧搾器で脱
水した後、105゜C12時間で熱風乾燥し、乾燥物を
ウイレー式粉砕機て粉砕し、更にボールミルにて微粉砕
して調製し、平均粒径104μ(150メッシュ相当目
巾)の食用可能な粉末繊維物質2.25k9を得た。一
方まいたけ子実体の抽出液は、ならおがくず700Vと
ふすま70yに大豆粕70yを加え、別に相林の表土5
0y(風乾)に火山灰50ダ(風乾)を加え、水を加え
て1fとした液を、120′Cで1時間加熱し、冷却後
p過した浸出液700eを得、これを全量前記混合物に
加え培地を調製し、この培地を1000m1容栽培びん
に約650y詰め殺菌、冷却した。
上記培地を充填した栽培びん多数にそれぞれ、まいたけ
菌、グリフオラ●フロンドツサ・バル・トカチアーナ(
特開昭55−15089鏝参照)の菌糸を接種し、25
℃で45日間培養した。次いで発茸処理に入り、温度1
5〜19℃、湿度90〜96%、天然の散乱光の下で新
鮮空気を充分に供給しながら子実体の形成を行つた。1
0日後に子実体が成長しはじめ、更に14日後栽培びん
1本当り子実体118yを収獲した。
この子実体1k9をミキサーで磨砕し、15e容ステン
レス製パットに移し水を10e添加し、ヒーター上で9
0℃に達してから5時間、ゆつくり攪拌しながら加温す
る。次いでサラン袋(200メッシュ)を内張りした遠
心分離により、磨・砕子実体を分離する。分離液を更に
ヌツチエ淵器を用い戸紙NO5C(東洋枦紙)により減
圧枦過し洩れた微細な子実体を除去する。次いで、ロー
タリーエバポレーターにより濃縮し、最終容量を1′と
した。含浸は、ビートパルプ粉末500yをホーロー製
パットに入れ、これに前記まいたけ濃縮液1′を含浸さ
せ、充分に混合後、熱風乾燥機に移し、80℃で6時間
、時々切換しを行いながら乾燥した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ビートパルプ乾燥粉末に、まいたけ子実体熱水抽出
    液を含浸せしめることを特徴とする健康栄養食品の製造
    方法。
JP56105053A 1981-07-07 1981-07-07 健康栄養食品の製造方法 Expired JPS6053590B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP56105053A JPS6053590B2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 健康栄養食品の製造方法

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JP56105053A JPS6053590B2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 健康栄養食品の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS589665A JPS589665A (ja) 1983-01-20
JPS6053590B2 true JPS6053590B2 (ja) 1985-11-26

Family

ID=14397238

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JP56105053A Expired JPS6053590B2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 健康栄養食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655165U (ja) * 1992-12-28 1994-07-26 有限会社近松シール印刷 小物用ラベル

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