JPH02502561A - 枢軸アセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 枢軸アセンブリ 技術領域 本発明は一般的に枢軸アセンブリに関し、特に可動フレーム部材と静止シャフト 部材との間の相対的回動運動を提供する枢軸アセンブリに関する。

フレーム部材はフレームとシャフトとの間で圧縮されているエラストマ製ブツシ ュによりシャフト部材上に支持されている。

背景技術 土砂移動車両及び建設車両は車両を支持し推進するために無端状トラックアセン ブリを利用している。これらのトラックアセンブリは通常トラックフレームに支 持されており、このトラックフレームはある型のシャフトにより車両のメインフ レームに連結されて、トラックフレームをメインフレームに対して回動可能に取 り付けている。

代表的なトラックフレームと枢軸シャフト連結は、それぞれ１９７９年１月９日 及び１９７９年２月２７日に発行された米国特許第４．１３３゜４０１号及び第 ４．１４１．４２３号に示されており、両方の特許とも本出願人に譲渡されてい る。

これらの特許の各々はシールされ潤滑された軸受手段により枢軸シャフトに回動 可能に取り付けられたトラックフレームを開示している。軸受の密封及び潤滑は 、軸受及びアセンブリの望ましい作動及び長寿命にとって必須のことである。

米国特許第１．８４５，３１０号は弾性スラスト部材を含むスラスト吸収アセン ブリを有するジャーナルボックス（軸箱）を開示している。車軸が回転可能なス ラスト軸受のある端部方向に移動すると、弾性スラスト部材は圧縮され軸方向に 剪断変形を起こすことになる。この構造においては、弾性スラスト部材はアセン ブリの車軸とともに回転する。

上述した最初の２つの特許はトラックフレームと枢軸シャフトとの間の適度な回 動運動を提供するが、構造的に複雑であり周期的な補修を必要とする。金属製軸 受は継続した潤滑が必要であり、シール部に潤滑油を供給する必要がある。

後の方の特許は弾性スラスト軸受を有しており、軸方向のスラスト力を受けるの に利用される。この軸受も又、車軸アセンブリの回転可能な部分とともに回転す る。

本発明のアセンブリは上述した問題点の１つあるいはそれ以上を克服することを 目的とする。

発明の開示 本発明の１つの側面においては、枢軸アセンブリが枢軸シャフト部材と枢軸シャ フト上に取り付けられたフレーム部材を含んでいる。枢軸シャフトはフランジ上 の取り付は部分と、軸受受は入れ表面と、端部キャップ受は入れ部分とを有して いる。フレーム部材は枢軸シャフトを受は入れるための貫通ボアと、複数の軸受 受は入れ表面とを有している。枢軸アセンブリは更に、端部キャップと、フレー ムと枢軸シャフトとの間に設けられた複数のエラストマ製の軸受と、端部キャッ プを枢軸シャフトに固着する手段とを含んでいる。端部キャップは枢軸シャフト の部分を受は入れるためのキャビティと、軸受受は入れ表面とを有している。

無端状の履帯型車両は無端状のトラックアセンブリを支持するためにトラックフ レームを利用しており、トラックフレームは通常ある型の枢軸シャフト手段によ り車両のメインフレームに連結されている。トラックフレームがシャフト上で回 動してトラックフレームとシャフトとの間の相対的回動運動を提供する。このよ うな回動運動を許容するために金属製のボール軸受、ローラ軸受、あるいはスリ ーブ軸受がフレームとシャフトとの間に配置されている。このような金属製の軸 受は連続的な潤滑、潤滑油溜、及び軸受領域中に潤滑油を封止するためのシール を必要とする。騒音及び振動が金属製の軸受アセンブリ中及びその近辺で発生す る。本発明は枢軸アセンブリにエラストマ製の軸受を利用することにより、アセ ンブリの潤滑を必要としないとともに望ましくない騒音及び振動を減少させる簡 素化された枢軸アセンブリを提供する。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の実施態様の一部断面概略側面図； 第２図は本発明の第２実施態様の一部断面概略側面図： 第３図は本発明の第３実施態様の一部断面概略側面図である。

発明を実施するための最良の態様 図面特に第１図を参照すると、支持アセンブリ或いは枢軸アセンブリ１０は、枢 軸シャフト部材１２と、フレーム部材１４と、端部キャップ又は固定部材１６と 、第１及び第２エラストマ製軸受又はブツシュ１８．２０と、端部キャップ１６ をシャフト部材１２に固定する手段２２とを含んでいる。シャフト部材１２は第 １及び第２端部部分２４．２６と中間軸受受は入れ部分２８とを有している。第 １端部部分２４は取り付はフランジ３０を含んでおり、第２端部部分２６は円筒 表面３２と複数のネジ穴３４とを含んでいる。複数のネジ付固定具３５がフラン ジ３０に固定され、故に枢軸アセンブリ１０を車両３７或いは他の適当な構造体 に固定する。軸受受は入れ部分２８は望ましくは円錐台形状のテーバ表面３６を 含んでいる。

円筒状表面３２が端部キャップ１６を受は入れる作用をする。

フレーム部材１４は貫通ボア３８と、この貫通ボア３８０両端部に設けられたカ ウンタボア４０゜４２を有している。金属製の円筒状インサート４４及び４６か カウンタボア４０及び４２中にそれぞれ取り付けられている。インサート４４及 び４６はそれぞれ内部に円錐台形状のテーパ状軸受表面４８及び５０が形成され ている。フレーム部材１．４のボア３８は、枢軸アセンブリ１０の組立状態にお いてシャフト部材１２を受は入れるのに適合している。

端部キャップ１６は円筒状キャビティ又は盲ボア５２と、外部円錐台テーバ状軸 受受は入れ表面５４と、端部表面５６とを有している。キャビティ５２はシャフ ト１２の円筒状表面部分３２を受は入れるサイズに形成されている。固定手段２ ２はネジ穴３４と、端部表面５６からキャビティ５２中に伸長する複数の開口部 ５８と、各々の開口部５８中に挿入されたネジ付固定具６０とを含んでいる。固 定具６０はシャフト１２の穴３４に係合して端部キャップ１６をシャフト１２に 固定するとともに、フレーム部材１４をシャフト１２に実質上固定する。

エラストマ製の軸受１８がシャフト１２のテーバ表面３６とインサート４４のテ ーバ表面４８との間に配置されている。エラストマ製の軸受２０が端部キャップ １６のテーバ表面５４とインサート４６のテーバ表面５０との間に配置されてい る。

軸受１８及び２０は望ましくはインサート４４及び４６に接着されるが、各々シ ャフト１２及び端部キャップ１６に接着されても良い。軸受１８及び２０はどち らの金属部分にも接着されていない分離した円錐台形状でも良い。本発明のエラ ストマ製軸受は望ましくは天然ゴム又は合成ゴムから形成されるが、本発明を逸 脱せずして他のエラストマ製物質も採用可能である。

第２図及び第３図を参照すると、本発明の第２及び第３実施態様が示されている 。これらの実施態様においては、第１図に示した望ましい実施態様の構成部分に 類似した構成部分は同一の参照符号で示されている。第２図及び第３図に示され た構造は第１図の構造と僅かばかり相違するだけなので、相違点のみについて説 明することにする。

第２図に示された構造は、第１図の実施態様の２つの小さなインサート４４及び ４６に代えて１つの硬いスリーブ又はインサート６４を有している。

インサート６４はフレーム部材１４のボア６６中に固着され、エラストマ製軸受 １８及び２０がそれぞれ接着される第１及び第２円錐台形状のテーバ表面６８及 び７０を有している。第３図の実施態様はスリーブ６４に類似したスリーブ７２ を有しており、このスリーブ７２はフレーム部材１４のボア６６中に固着されて いる。スリーブ７２は第１図の実施態様と同様に、カウンタボア４０及び４２中 にそれぞれ固着されている金属製インサート４４及び４６を有している。

産業上の利用可能性 図面を参照すると、本発明の枢軸アセンブリ１０は、通常一方が固定で他方が移 動する２つの構造部材の間の限定された相対的回動運動を提供するのに特に適し ている。図示された実施態様においては、シャフト部材１２は固定具３５により 車両構造３７に固定されている。次いでフレーム部材１４はシャフト１２上に配 置され、エラストマ製軸受１８がテーバ表面３６に接触する。端部キャップ１６ がシャフト１２の第２端部２６上に配置され、ネジ付固定具６０が穴３４中に螺 合される。固定具６０が締め付けられると、テーバ表面５４はエラストマ製軸受 ２０に接触し、フレーム１４がシャフト１２上にきつく固定され、エラストマ製 軸受１８及び２０が圧縮されるまで、フレーム１４をシャフト１２上に強制的に 押し付ける。

これによりフレーム１４はエラストマ製軸受１８及び２０の撓み又は剪断作用の ためにシャフト１２に対して移動または回動可能である。フレーム１．４とシャ フト１２の間の相対的回動運動は約±３°に限定される。

枢軸アセンブリ１０は接触移動する金属部品を有していないので、枢軸アセンブ リ１０の潤滑は不必要である。潤滑が不必要なためにシールも又不必要である。

エラストマ製軸受１８及び２０はフレーム１４とシャフト１２０間の分離バリア の作用をなし、これによりこれらの２つの部材の間の騒音及び振動の伝達成いは 増幅が減少される。

本発明の他の側面、目的及び利益は、図面、発明の詳細な説明及び添付請求の範 囲を研究することにより得ることができる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．取り付け部分（３０）と、軸受受け入れ表面（３６）と、端部キヤツプ受け 入れ部分（２６）とを有するシャフト部材（１２）と； 前記シャフト部材（１２）を受け入れるのに適合している貫通ポア（３８）と、 前記貫通ポア（３８）中の第１及び第２軸受受け入れ表面（４８，５０）とを有 するフレーム部材（１４）と； 前記端部キヤツプ受け入れ部分（２６）を受け入れるのに適合しているキヤビテ ィ（５２）と、軸受受け入れ表面（５４）とを有する端部キヤツプ（１６）と； そのうちの一方が前記シヤフト部材（１２）の前記軸受受け入れ表面（３６）と 前記フレーム部材（１４）の前記第１軸受受け入れ表面（４８）との間に位置し 、他の一方が前記端部キヤツプ（１６）の前記軸受受け入れ表面（５４）と前記 フレーム部材（１４）の前記第２軸受受け入れ表面（５０）との間に位置する、 複数のエラストマ製軸受（１８，２０）と； 前記端部キヤツプ（１６）を前記シヤフト部材（１２）の前記端部キヤツプ受け 入れ部分（２６）に固定するとともに前記フレーム（１４）を前記シャフト部材 （１２）に固定する手段（２２）とから構成され；前記フレーム及びシヤフト部 材（１４，１２）がともに固定されると前記エラストマ製軸受（１８，２０）が 圧縮される枢軸アセンブリ（１０）。 ２．前記ポア（３８）中に固定された金属スリーブ（６４）を含み、前記第１及 び第２軸受受け入れ表面（４８，５０）が前記スリーブ（６４）上に形成されて いる請求の範囲第１項記載の枢軸アセンブリ（１０）。 ３．前記シヤフト部材（１２）の前記軸受受け入れ表面（３６）は円錐台表面を しており、前記フレーム部材（１４）の第１軸受受け入れ表面（４８）は前記円 錐台表面に相補的な形状をしている請求の範囲第１項記載の枢軸アセンブリ（１ ０）。 ４．前記端部キヤツプ（１６）の前記軸受受け入れ表面（５４）は円錐台表面を しており、前記フレーム部材（１４）の前記第２軸受受け入れ表面（５０）は前 記円錐台表面と相補的な形状をしている請求の範囲第１項記載の枢軸アセンブリ （１０）。 ５．前記貫通ポア（３８）の両端に設けられたカウンタポア（４０，４２）と各 々のカウンタポア（４０，４２）中に固定されたインサート（４４，４６）を含 んでおり、前記第１及び第２軸受受け入れ表面（４８，５０）が前記インサート （４４，４６）上に形成されている請求の範囲第１項記載の枢軸アセンブリ（１ ０）。 ６．前記エラストマ製軸受（１８，２０）は、前記シヤフト部材（１２）、前記 フレーム（１４）及び前記端部キヤップ（１６）の１つに設けられた軸受受け入 れ表面（３６，４８，５０，５４）に接着されている請求の範囲第１項記載の枢 軸アセンブリ（１０）。 ７．前記固定手段（２２）は前記端部キャップ受け入れ部分（２６）中に設けら れた複数のネジ穴（３４）と、前記端部キヤツプ（１６）に設けられた複数の貫 通ポア（５８）と、前記貫通ポア（５８）及び前記ネジ穴（３４）を貫通するの に適合している複数のネジ付固定具（６０）を含んでいる請求の範囲第１項記載 の枢軸アセンブリ（１０）。 ８．前記スりープ（６４）の両端部に設けられたカウンタポア（４０，４２）と 、各々のカウンタポア（４０，４２）中に固定されている金属製インサート（４ ４，４６）とを含み、前記第１及び第２軸受受け入れ表面（４８，５０）が前記 インサート（４４，４６）上に形成されている請求の範囲第２項記載の枢軸アセ ンブリ（１０）。 ９．前記エラストマ製軸受（１８，２０）が前記軸受受け入れ表面（４８，５０ ）に接着されている請求の範囲第８項記載の枢軸アセンブリ（１０）。 １０．取付フランジ（３７）を有する第１端部（２４）と、円筒状表面（３２） 及び複数のネジ穴（３４）を有する第２端部（２６）と、中間テーパ表面部分（ ２８）とを有する枢軸シャフト（１２）と； 貫通ポア（３８）と、前記貫通ポア（３８）の両端部に設けられた第１及び第２ カウンタポア（４０，４２）を有する可動フレーム部材（１４）と； 各々が内部テーパ表面部分（４８，５０）を有し、それぞれ前記第１及び第２カ ウンタポア（４０，４２）に固定された第１及び第２円筒状インサート（４４， ４６）と； 円筒状キヤビティ（５２）と、外部テーパ表面部分（５４）と、端部表面（５６ ）と、前記端部表面（５６）から前記キャビティ（５２）中に伸長する複数の開 口（５８）を有する固定部材（１６）と； 前記枢軸シヤフトのテーパ表面部分（２８）と前記第１インサートのテーパ表面 部分（４８）との間に固定されるように適合した第１エラストマ製ブッシユ（１ ８）と； 前記固定部材のテーパ表面部分（５４）と前記第２インサートのテーパ表面部分 （５０）との間に固定されるのに適合した第２エラストマ製ブッシユ（２０）と ； 前記固定部材（１６）及び前記フレーム部材（１４）を前記枢軸シャフト（１２ ）に固定するのに適合しており、前記エラストマ製ブッシユ（１８，２０）を圧 縮する複数のネジ付固定具（６０）とから構成される支持アセンブリ（１０）。 １１．前記第１エラストマ製ブッシュ（１８）は前記第１インサートのテーパ表 面部分（４８）に接着され、前記第２エラストマ製ブッシユ（２０）は前記第２ インサートのテーパ表面部分（５０）に接着されている請求の範囲第１０項記載 の支持アセンブリ（１０）。