JP2016094062A - 履帯式走行車両の転輪 - Google Patents

履帯式走行車両の転輪 Download PDF

Info

Publication number
JP2016094062A
JP2016094062A JP2014230418A JP2014230418A JP2016094062A JP 2016094062 A JP2016094062 A JP 2016094062A JP 2014230418 A JP2014230418 A JP 2014230418A JP 2014230418 A JP2014230418 A JP 2014230418A JP 2016094062 A JP2016094062 A JP 2016094062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pressing member
collar
tapered roller
preload
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014230418A
Other languages
English (en)
Inventor
大須賀忠男
Tadao Osuga
駒井盛生
Morio Komai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Seiki Holding Co Ltd
Original Assignee
Taiheiyo Seiki Holding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Seiki Holding Co Ltd filed Critical Taiheiyo Seiki Holding Co Ltd
Priority to JP2014230418A priority Critical patent/JP2016094062A/ja
Priority to PCT/JP2015/077911 priority patent/WO2016076027A1/ja
Priority to CN201580002174.4A priority patent/CN105793147A/zh
Publication of JP2016094062A publication Critical patent/JP2016094062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/14Arrangement, location, or adaptation of rollers
    • B62D55/15Mounting devices, e.g. bushings, axles, bearings, sealings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

【課題】高速走行に対応することができ、しかも組立の容易化を図ると共に、信頼性に優れた履帯式走行車両の転輪を提供することである。
【解決手段】履帯式走行車両の一部を構成する転輪であって、ローラ2と、シャフ1トと、両端に設置されたシール手段41,42と、カラー3,4を備え、左右に配置された軸受手段がシャフト1 に外嵌される一対の円すいころ軸受11,12により構成される構造において、円すいころ軸受11,12及びシール手段41,42が装着された状態で、円すいころ軸受11,12の軸方向すきまを調整する予圧手段80がシャフト1の軸端に設置され、予圧手段80の押し付け部材85が、ボルト62による撓みの力で予圧力を与える構造とし、必要な予圧力に達した後は予圧力の変化が少なくなることにより、簡便で、良好な円すいころ軸受のすきま管理手段を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、履帯式走行車両の転輪に関するものである。
履帯式走行車両に使われている転輪は移動する履帯(図示せず)との摩擦により回転する。一方、履帯式走行車両の高速化に伴い、転輪の軸受手段がブッシュから円すいころ軸受に変わるものが現れた。ところが、転輪に円すいころ軸受を組み込んだ場合の軸方向のすきま管理は非常に重要であり、すきま管理が適切に管理されていないと、軸受本来の性能が発揮できなくなり、転輪としての信頼性を損なう恐れがあった。
この軸方向の隙間管理をおこなう方法としては、転輪のシャフトの軸端でのシム調整(特許文献1)、円すいころ軸受とカラーの間への皿ばね設置(特許文献2)、円すいころ軸受間への規制部材の設置(特許文献番号3)等があった。
特開昭49−72837 号公報
米国特許 4,640,559 号公報 (Fig4)
特開2004−82819 号公報
特許文献1の如く、転輪での円すいころ軸受のアキシャル隙間管理をシム調整で行った場合、組立時に熟練した技術が必要であり、アキシャル隙間管理が十分に行われていないと、組立品質の低下の恐れがあった。
また、特許文献2の如く、円すいころ軸受とカラーの間へ皿ばねを設置する方法の場合、図6に特許文献2のFig4を示すが、円すいころ軸受4とカラー7の間に皿ばね28が装着されている。この皿ばね28のばね定数を弱くすれば、組立時の円すいころ軸受への過大な予圧力を防ぐことはできるが、転輪が車両本体に取り付けられて、実際に使われた時の外部からの大きなアキシャル負荷により、皿ばね28は大きく撓んでしまい、負荷を受けた円すいころ軸受の反対側の円すいころ軸受のアキシャル隙間が大きくなってしまう。逆に、皿ばね28のばね定数を強くすれば、外部からの大きなアキシャル負荷に対する撓みを押さえることができるが、組立時に円すいころ軸受に過大な予圧力がかかることとなり、実際に使われた時に、軸受の発熱や、低寿命化を招く恐れがあった。
また、特許文献3の如く、円すいころ軸受間へ規制部材を設置した場合は、アキシャル隙間は構成部品の公差の累積となり、実際のアキシャル隙間の公差の巾が大きくなり、上記同様、円すいころ軸受の低寿命化を招く恐れがあった。
本発明は、上記従来の円すいころ軸受のアキシャル隙間管理の困難さの欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、高速走行に対応する転輪に円すいころ軸受を使いながら、しかも組立の容易化を図ると共に、耐久性及び信頼性に優れた履帯式走行車両の転輪を提供することである。
課題を解決するための手段および効果
そこで請求項1 の転輪は、履帯式走行車両の一部を構成する転輪であって、ローラと、シャフトと、両端に設置されたシール手段と、カラーを備え、左右に配置された軸受手段がシャフト に外嵌される一対の円すいころ軸受により構成される構造において、上記円すいころ軸受及び上記シール手段が装着された状態で、上記円すいころ軸受の軸方向すきまを調整する予圧手段が上記シャフトの軸端に設置され、かつ、上記予圧手段が押し付け部材の撓みによる力で上記カラーを上記円すいころ軸受のインナーレース端面方向に押し付けることより、予圧力を与える構造であることを特徴としている。
上記請求項1 の転輪では、シムを用いることなく、円すいころ軸受に必要充分で、且つ、過大でない予圧力を与えるので、組立の容易化と同時に、円すいころ軸受の軸方向のすきま管理が適切に実現でき、高い品質の転輪が得られる。
請求項2 の転輪は、上記予圧手段が上記カラーを上記シャフトの中央方向に押し付ける押し付け部材と、上記押し付け部材を上記シャフトの軸端に押し付ける為の固定部材とからなり、上記押し付け部材が撓むことによる力で上記カラーを上記シャフトの中央方向に押して、上記円すいころ軸受に予圧力を与える構造において、上記押し付け部材が上記シャフトの軸端に押し付けられて、必要な予圧力が発生する近傍において、上記押し付け部材の撓みによる応力が降伏応力、または耐力に達することを特徴としている。
上記請求項2 の転輪では、請求項1と同様の効果を図ることが出来ると共に、特に上記押し付け部材によって適切な予圧力が出た後は、上記押し付け部材を降伏させて、更に押し付け部材を押し付けても、その予圧力の変化を少なくできる。これにより、過剰な予圧力の発生を防ぐことができるので、組立が容易になると同時に組立品質も向上する。なお、アフターサービスにおいて再組立をする場合には、組立時に降伏した上記押し付け部材を反転して使えば、逆方向に降伏することにより再利用も可能である。
請求項3 の転輪は、上記予圧手段が上記カラーを上記シャフトの中央方向に押し付ける押し付け部材と、上記押し付け部材を上記シャフトの軸端に押し付ける為の固定部材とからなり、上記押し付け部材が撓むことによる力で上記カラーを上記シャフトの中央方向に押して、上記円すいころ軸受に予圧力を与える構造において、上記押し付け部材が、皿ばね状の中空円板からなり、撓んだ時の撓みによる応力が弾性限度内にあることを特徴としている。
上記請求項3 の転輪では、請求項1と同様の効果を図ることが出来ると共に、特に上記押し付け部材によって必要な予圧力が出た後も、上記押し付け部材のばね定数を弱くできるので予圧力の増加率を低く抑え、過剰な予圧力が出るのを防ぐことが出来、組立が容易になると同時に組立品質も向上する。
請求項4 の転輪は、上記予圧手段が設置されている側の上記カラーに、上記カラーと上記シャフトとの間のずれを防止する手段を設置することを特徴としている
上記請求項4 の転輪では、上記カラーと上記シャフトとの間のずれを防止する手段が設置されているため、転輪が車両本体に取り付けられて、実際に使われた時に上記シャフトが車両本体の補強材の役割を果たし、車両本体の取付け部の横方向の剛性が弱い場合でも、車両本体の転輪取付け部の横方向の変形の防止に貢献し、転輪の耐久性を確保できる。
図1は本発明を組み込んだ転輪の断面概略図である。 図2は図1の右側側面図である。 図3は第二の実施例を示す断面概略図である。 図4は図3の右側詳細図である。 図5は図4の第二の実施例である。 図6は米国特許4,640、559のFig4である。 図7は押付荷重―隙間線図である。
次に、この発明の転輪の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1 にこの発明の転輪を示す。この転輪は、例えばブルドーザ等の建設機械や稲刈り機等の農業機械や森林機械等における履帯式走行車両の転輪に使用される。この履帯式走行車両は、転輪の外に通常、アイドラ(図示せず)とスプロケット(図示せず)と履帯(図示せず)とを含み、アイドラ、転輪、及びスプロケットの周囲に履帯を巻装したものである。
本発明の転輪は、図1 に示すように、シャフト1と、ローラ2と、両端のシール手段であるフローティングシール41,42と、両端のカラー3,4と、左右に配置された軸受手段である円すいころ軸受11,12と、2個の内筒81,82と、カラー3をシャフト1に保持する止め輪6と、予圧手段80を構成する押し付け部材85と、押付部材85をシャフト1の端面に押し付けるボルト62とを含んでいる。
シャフト1は円すいころ軸受11,12のインナーレース14,16を支持し、その両側にはカラー3,4が挿入されている。カラー3は止め輪6により、シャフト1に保持され、カラー4は押付部材85とボルト62によりシャフト1の中央方向に押し付けられている。また、シャフト1の左右にはそれぞれOリング51、52が装着されており、シャフト1とカラー3,4との隙間からの油溜り90の油の漏れを防止している。
更に、シャフト1の一端からの穴92、それに連通した穴93により、油溜り90への給油路が形成されている。穴92の入り口には栓91が挿入されている。
カラー3,4は履帯式走行車両本体(図示せず)に、ボルト(図示せず)によって各々固定されている。
ローラ2は中空になっており、円すいころ軸受11,12のアウターレース13,15と、内筒81,82が装着されている。また、内筒81,82にはそれぞれOリング83、84が装着されており、ローラ2と内筒81、82との隙間からの油溜り90の油の漏れを防止している。フローティングシール41はカラー3と内筒81の間に、フローティングシール42はカラー4と内筒82の間にそれぞれ配置されている。フローティングシール41,42は油溜り90からの潤滑油の漏れを防止し、泥及び他の異物が油溜り90に入るのを防止する。
次に、シャフト1に止め輪6で位置決めされたカラー3の端面31は円すいころ軸受11のインナーレース14の端面21に接触している。円すいころ軸受11のアウターレース13の端面19はローラ2の中空内の端面33に接触している。ローラ2の中空内の端面34は円すいころ軸受12のアウターレース15の端面20に接触している。円すいころ軸受12のインナーレース16の端面22はカラー4の端面32に接触している。
図2は図1の右側の側面図で予圧手段の一実施例を示すものであるが、カラー4をシャフト1の中央方向に押しつける押し付け部材85と、押し付け部材85をシャフト1に押し付けるボルト62を含んでいる。押し付け部材85が、図示の寸法Lだけ撓むことにより、その撓みによる力で予圧力が発生し、上記の各々の端面の密着を可能としている。
図7(A)は押し付け部材85の押付荷重Wと撓みLの特性を示すものであるが、ここで、Wyは必要予圧荷重である。Wyは組立時に、円すいころ軸受のアキシャル隙間を零にする為の荷重で有り、フローティングシール41、42に含まれる弾性リング体43,44、47,48の反発力と、その他の摺動抵抗を加算した値に余裕代を加えた値であり、且つ過大でない値である。一方、撓みLはLoが基準値であるが、各構成部品の寸法公差の累積によりL1〜L2と変動する。押し付け部材85を撓ませて行くと、撓みに比例して押付荷重が増加するが、途中で押し付け部材85を降伏させることにより、過剰な押付荷重の発生を抑え、過大な予圧力の発生を防ぐことが出来る。
なお、円すいころ軸受11,12を効果的に使うためのベアリングメーカの推奨は「軸受のすきまがわずかに負であるとき、疲れ寿命が最も長くなるが、負のすきま量が大きくなると、疲れ寿命が急激に低下することと、発熱も大きくなる。」としている。即ち、過大な予圧力は、円すいころ軸受の疲れ寿命を急激に低下させ、発熱も大きなものにする。
一方、特許文献1の様な従来技術では、円すいころ軸受のアキシャル隙間管理をシム調整で行っており、このシム調整は組立時に熟練した技術が必要であり、アキシャル隙間管理が十分に行われていないと、組立品質の低下を引き起こす恐れがあった。即ち使用するシムの最少厚みが厚いと、すきま管理がベアリングメーカの推奨から遠のいてベアリングの寿命低下を起こす恐れがあり、逆に、シムの最少厚みを薄くすると、製作の難易度が上がることによるコストアップとなり、組立技術もより高度化し、組立品質の低下を引き起こす恐れがあった。
また、特許文献2の如く、円すいころ軸受とカラーの間へ皿ばねを設置する方法の場合、図6に特許文献2のFig4を示すが、円すいころ軸受4とカラー7の間に皿ばね28が装着されている。この皿ばね28のばね定数を弱くすれば、組立時の円すいころ軸受への過大な予圧力を防ぐことは出来るが、転輪が車両本体に取り付けられて、実際に使われた時の外部からの大きなアキシャル負荷により、皿ばね28は大きく撓んでしまい、負荷を受けた円すいころ軸受の反対側の円すいころ軸受のアキシャル隙間が大きくなってしまう。逆に、皿ばね28のばね定数を強くすれば、外部からの大きなアキシャル負荷に対する撓みを押さえることができるが、組立時に円すいころ軸受に過大な予圧力がかかることとなり、実際に使われた時に、軸受の発熱、低寿命化を招く恐れがあった。
また、特許文献3の如く、円すいころ軸受間へ規制部材を設置した従来技術の場合は、アキシャル隙間は構成部品の公差の累積となり、実際のアキシャル隙間の公差の巾が大きくなる恐れがある。一方、構成部品の公差を厳しくするとコストアップの恐れがあり、また公差を厳しくしない場合は、すきま管理が、ベアリングメーカの推奨から遠のいてベアリングの寿命低下を起こす恐れがあった。
本発明に依れば、円すいころ軸受のすきま管理において、シム調整のような高度の組立技術も不要であり、構成部品の寸法公差を厳しくする必要もなく、簡単な組立要領で、円すいころ軸受のアキシャル隙間を零に設定でき、しかも、その予圧力が過大にならないので、負のすきま量が大きくなることもなく、円すいころ軸受の疲れ寿命の低下を防ぐことを期待できる。
また、アフターサービスにおいて再組立をする場合には、組立時に降伏した押し付け部材を反転して使えば、逆方向に降伏することにより再利用も可能である。
なお、特許文献2の場合は、図6に特許文献2のFig4を示すが、円すいころ軸受4とカラー7の間の皿ばね28を弱くすれば、円すいころ軸受への過大な予圧力を防ぐことが出来るが、皿ばね28がカラー7よりシャフト1の中央部よりに配置されているため、実際に転輪が使われた時の実作業の外部からの大きなアキシャル負荷により皿ばね28が撓んでしまう。
ところが本発明では、転輪が履帯式走行車両に固定されて、図1において右方向にアキシャル負荷が作用したとすると、押し付け部材85がシャフト1の軸端にある為、実際に転輪が使われた時の実作業の外部からの大きなアキシャル負荷は、ローラ2から円すいころ軸受12に伝わり、更にカラー4に伝わるが、カラー4は履帯式走行車両本体(図示せず)に、ボルト(図示せず)によって固定されているので、カラー4からの外部からの大きなアキシャル負荷は履帯式走行車両本体に直接伝わり、押し付け部材85には伝わらない。これにより特許文献2の様な不都合は発生しない。これにより、組立の容易化を図ると共に、耐久性及び信頼性に優れた履帯式走行車両の転輪を提供できる。
次に本発明の他の実施例を以下に述べる。図3は第二の実施例を示すが、シャフト1の両端は全周にわたって切欠きが無く、それ故、カラー3、4の円筒部がシャフト1の両端で全周にわたって肉厚を保持している。押し付け部材61は円板状である。図4は図3の押し付け部材61周辺部の詳細図である。図4における押し付け部材61は図2における押し付け部材85と同じ働きをする。
図5は図3における、予圧手段の第二の実施例である。シャフト1に座金72がボルト73によって固定されている。カラー4と座金72の間に、ばね定数が弱く変位量の大きな皿ばね状中空円板71が組み込まれている。皿ばね状中空円板71の初期状態は破線で示されているが、シャフト1に座金72がボルト73によって固定された状態でその撓みはL’となる。
請求項3の発明の転輪は、図5に示すものであり、ばね定数が弱く、図5のL’寸法が構成部品の累積公差でL’1〜L’o〜L’2と変動しても予圧力が過大になることを防ぐことが出来る。その特性図を図7の(B)に示すが皿ばね状中空円板71のばね定数が弱いので、撓みがL'1〜L’2に変動しても過大な押付荷重は発生しない。これにより、円すいころ軸受を使った転輪の組立の容易化を図ると共に、耐久性及び信頼性に優れた履帯式走行車両の転輪を提供できる。
請求項4の発明の転輪は、図3に示すものであり、カラー4に、カラー4とシャフト1との間のずれを防止する手段としての止めねじ63を備えている。一方、カラー3,4は履帯式走行車両本体(図示せず)に、ボルト(図示せず)によって各々固定されている。通常、カラー3、4が固定されている車両本体の各々の取付け部の横方向の剛性は充分強いが、個別では取付け部の横方向の剛性が弱い場合でも、シャフト1による連結が全体の剛性強化に有効である。このような車両本体に対しては、車両本体の転輪取付け部の横方向の変形の防止に貢献し、転輪の耐久性を確保できる。
1 シャフト
2 ローラ
3 カラー
4 カラー
5 ピン
11 円すいころ軸受
12 円すいころ軸受
13 アウターレース
15 アウターレース
14 インナーレース
16 インナーレース
41 フローティングシール
42 フローティングシール
61 押し付け部材
62 ボルト
63 止めねじ
71 皿ばね状中空円板
72 座金
73 ボルト
80 予圧手段
81 内筒
82 内筒
85 押し付け部材
90 油溜り

Claims (4)

  1. 履帯式走行車両の一部を構成する転輪であって、ローラと、シャフトと、両端に設置されたシール手段と、カラーを備え、左右に配置された軸受手段がシャフト に外嵌される一対の円すいころ軸受により構成される構造において、上記円すいころ軸受及び上記シール手段が装着された状態で、上記円すいころ軸受の軸方向すきまを調整する予圧手段が上記シャフトの軸端に設置され、かつ、上記予圧手段が押し付け部材の撓みによる力で上記カラーを上記円すいころ軸受のインナーレース端面方向に押し付けることより、予圧力を与える構造であることを特徴とする履帯式走行車両の転輪。
  2. 上記予圧手段が上記カラーを上記シャフトの中央方向に押し付ける押し付け部材と、上記押し付け部材を上記シャフトの軸端に押し付ける為の固定部材とからなり、上記押し付け部材が撓むことによる力で上記カラーを上記シャフトの中央方向に押して、上記円すいころ軸受に予圧力を与える構造において、上記押し付け部材が上記シャフトの軸端に押し付けられて、必要な予圧力が発生する近傍において、上記押し付け部材の撓みによる応力が降伏応力、または耐力に達することを特徴とする請求項1の履帯式走行車両の転輪。
  3. 上記予圧手段が上記カラーを上記シャフトの中央方向に押し付ける押し付け部材と、上記押し付け部材を上記シャフトの軸端に押し付ける為の固定部材とからなり、上記押し付け部材が撓むことによる力で上記カラーを上記シャフトの中央方向に押して、上記円すいころ軸受に予圧力を与える構造において、上記押し付け部材が、皿ばね状の中空円板からなり、撓んだ時の撓みによる応力が弾性限度内にあることを特徴とする請求項1の履帯式走行車両の転輪。
  4. 上記予圧手段が設置されている側の上記カラーに、上記カラーと上記シャフトとの間のずれを防止する手段を設置することを特徴とする請求項1,2,3の履帯式走行車両の転輪。
JP2014230418A 2014-11-13 2014-11-13 履帯式走行車両の転輪 Pending JP2016094062A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230418A JP2016094062A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 履帯式走行車両の転輪
PCT/JP2015/077911 WO2016076027A1 (ja) 2014-11-13 2015-10-01 履帯式走行車両の転輪
CN201580002174.4A CN105793147A (zh) 2014-11-13 2015-10-01 履带式行驶车辆的转轮

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230418A JP2016094062A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 履帯式走行車両の転輪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016094062A true JP2016094062A (ja) 2016-05-26

Family

ID=55954120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014230418A Pending JP2016094062A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 履帯式走行車両の転輪

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2016094062A (ja)
CN (1) CN105793147A (ja)
WO (1) WO2016076027A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190020044A (ko) * 2016-06-24 2019-02-27 캐타필라 인코포레이티드 궤도 롤러 조립체 및 조립 방법
IT202000027065A1 (it) * 2020-11-12 2022-05-12 Italtractor Gruppo rullo di sottocarro cingolato

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110671499A (zh) * 2019-10-31 2020-01-10 武汉鑫华封机械制造有限责任公司 浮封环工作磨损间隙调节补偿装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3843214A (en) * 1972-10-12 1974-10-22 Caterpillar Tractor Co Adjustable track roller assembly
JPH0712235Y2 (ja) * 1987-10-23 1995-03-22 丸石自転車株式会社 自転車ヘッドセットの上部組付け構造
US4772151A (en) * 1987-12-21 1988-09-20 Caterpillar Inc. Pivot assembly
JP2000229588A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd クローラ走行装置の軸受予圧機構
JP5128720B2 (ja) * 2010-04-07 2013-01-23 株式会社小松製作所 転輪装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190020044A (ko) * 2016-06-24 2019-02-27 캐타필라 인코포레이티드 궤도 롤러 조립체 및 조립 방법
JP2019522585A (ja) * 2016-06-24 2019-08-15 キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated トラックローラアセンブリおよび方法
KR102314522B1 (ko) 2016-06-24 2021-10-20 캐타필라 인코포레이티드 궤도 롤러 조립체 및 조립 방법
KR20210128026A (ko) * 2016-06-24 2021-10-25 캐타필라 인코포레이티드 궤도 롤러 조립체 및 조립 방법
KR102387057B1 (ko) 2016-06-24 2022-04-15 캐타필라 인코포레이티드 궤도 롤러 조립체 및 조립 방법
JP7089083B2 (ja) 2016-06-24 2022-06-21 キャタピラー インコーポレイテッド トラックローラアセンブリ
IT202000027065A1 (it) * 2020-11-12 2022-05-12 Italtractor Gruppo rullo di sottocarro cingolato
WO2022101793A1 (en) * 2020-11-12 2022-05-19 Italtractor Itm S.P.A. Tracked undercarriage roller assembly

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016076027A1 (ja) 2016-05-19
CN105793147A (zh) 2016-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7597410B2 (en) Track chain joint with radial seal unit
US9151329B2 (en) Machine assembly
JP3200253U (ja) 密封装置付き転がり軸受
JP2016094062A (ja) 履帯式走行車両の転輪
WO2013015108A1 (ja) 密封型転がり軸受
FR2936767B1 (fr) Palier a roulement, notamment pour colonne de direction.
WO2016125516A1 (ja) 鉄道車両用軸受装置
JP2012047250A (ja) 歯車装置
JP6140703B2 (ja) 排気ガスターボチャージャのシャフトの転がり軸受装置
KR102603922B1 (ko) 나사형 아이들러 블록 캡
JP4525476B2 (ja) 複列円すいころ軸受ユニットの予圧付与方法
JP2016114124A (ja) 転がり軸受装置
JP4867984B2 (ja) ブッシュ軸受
US11530007B2 (en) Rotating installation for an idler block
WO2017010332A1 (ja) 車輪用軸受装置および車輪用軸受装置の組立方法
JP2016132433A (ja) 履帯式走行車両の転輪
JP2016175541A (ja) 履帯式走行車両の上・下転輪
JP4660307B2 (ja) 軸受嵌装構造
CN109661523B (zh) 车轴用轴承装置
JP5474476B2 (ja) 転がり軸受用シール装置、およびこのシール装置を備えた転がり軸受
JP2007285477A (ja) シールチェーン
JP4260935B2 (ja) 鉄道車両用軸受装置
JP2006207685A (ja) 車軸軸受装置
JP4116298B2 (ja) メカニカルシール
JP2017223283A (ja) 軸受装置