JPS597124Y2 - 懸架装置 - Google Patents
懸架装置Info
- Publication number
- JPS597124Y2 JPS597124Y2 JP10801180U JP10801180U JPS597124Y2 JP S597124 Y2 JPS597124 Y2 JP S597124Y2 JP 10801180 U JP10801180 U JP 10801180U JP 10801180 U JP10801180 U JP 10801180U JP S597124 Y2 JPS597124 Y2 JP S597124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- insulator
- rod
- inner ring
- lower bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は懸架装置に於ける上部支持部の構造を改良して
小形化を可能にすると共に、上部支持部の軸受を密封構
造にしたものに関する。
小形化を可能にすると共に、上部支持部の軸受を密封構
造にしたものに関する。
第1図は従来の自動車等の車輪に用いられる懸架装置を
示すもので、この懸架装置のロツド3の上端のねじ部7
には、ばね6側の振動によって生ずる騒音を遮断するた
め、ゴムの弾性剪断を利用するように形或されたインシ
ュレータ4が支持板1と内環2とに接着されて介在され
ている。
示すもので、この懸架装置のロツド3の上端のねじ部7
には、ばね6側の振動によって生ずる騒音を遮断するた
め、ゴムの弾性剪断を利用するように形或されたインシ
ュレータ4が支持板1と内環2とに接着されて介在され
ている。
更に、その内周側にはロツド3のねじ部7と内環2とに
結合して回転自在に支持されているベアリング5が取付
けられている。
結合して回転自在に支持されているベアリング5が取付
けられている。
しかし、この構造のものは車輪反力をすべてベアリング
5を介してインシュレータ4が受けもつため、ベアリン
グ5に軸方向の荷重と揺動運動を受けることになる。
5を介してインシュレータ4が受けもつため、ベアリン
グ5に軸方向の荷重と揺動運動を受けることになる。
従って、ベアリング5の構造は荷重に耐えるため、軸方
向に長くなると共に、ボール又はコロの数が多くなり複
雑となって価格的にも高くなる欠点を有する。
向に長くなると共に、ボール又はコロの数が多くなり複
雑となって価格的にも高くなる欠点を有する。
又、ベアリング5は軸力と揺動運動の繰返し作用から、
ボールとの接触面に圧痕が発生してベアリング5の耐久
性に問題が生ずる。
ボールとの接触面に圧痕が発生してベアリング5の耐久
性に問題が生ずる。
更には、ベアリングの回転部を外部と密封するために密
封型ベアリングの構造にしなければならないが、このよ
うな構造にすると反対に給油が困難となる。
封型ベアリングの構造にしなければならないが、このよ
うな構造にすると反対に給油が困難となる。
本考案は上述のような欠点を除去することを目的に威さ
れたものであって、前記ボールベアリング等の代りに、
樹脂材製のスベリ軸受構造として軸方向の長さを短くす
ると共に耐荷重性を増大させ、更にスベリ軸受け部へ給
油可能とすると共に外部と密封遮断構造にしたものであ
る。
れたものであって、前記ボールベアリング等の代りに、
樹脂材製のスベリ軸受構造として軸方向の長さを短くす
ると共に耐荷重性を増大させ、更にスベリ軸受け部へ給
油可能とすると共に外部と密封遮断構造にしたものであ
る。
以下本考案の一実施例の図面によって詳細に説明する。
第2図は懸架装置のインシュレータ10附近の断面図で
ある。
ある。
1は支持板で図示されてない車体側部材に取付けられて
いる。
いる。
この支持板1の内部には内環15がゴム材製のインシュ
レータ10を介して取付けら,れている。
レータ10を介して取付けら,れている。
この内環15は円筒状の底部12に穴が設けられたもの
である。
である。
又、インシュレータ10は加硫焼付けによって支持板1
と内環15とに固着されている。
と内環15とに固着されている。
そして、内環15の底部12の下端はロア軸受13の上
面に接面して回転可能に支持されている。
面に接面して回転可能に支持されている。
更に、このロア軸受13は合戊樹脂材製の環状板で中心
に穴を有し上面が平面に形或されていると共に、下面側
に複数個の凸起17が設けられており、この凸起17が
ばね受け18に設けられている凹部16に係止してばね
受け18がロア軸受13を回転しないように保持してい
る。
に穴を有し上面が平面に形或されていると共に、下面側
に複数個の凸起17が設けられており、この凸起17が
ばね受け18に設けられている凹部16に係止してばね
受け18がロア軸受13を回転しないように保持してい
る。
又、アツパ軸受11は内環15の底部12をロア軸受1
3との間ではさみこむごとく配置されている。
3との間ではさみこむごとく配置されている。
このアツパ軸受11は合或樹脂材製で沖心に穴を有し下
部が内環15の底部12の穴に嵌合するごとく突出した
環状板である。
部が内環15の底部12の穴に嵌合するごとく突出した
環状板である。
更に、アツパ軸受11の上面には座金14が介在されて
いる。
いる。
そしてロツド3の上部に設けられたねじ部19はばね受
け18、ロア軸受13、内環15、アツパ軸受11及び
座金14の穴を貫通すると共にナット8によりこれらを
締付けることによって連結している。
け18、ロア軸受13、内環15、アツパ軸受11及び
座金14の穴を貫通すると共にナット8によりこれらを
締付けることによって連結している。
このとき、インシュレータ10の下部に設けられたロア
軸受13の外周面に嵌合しているシールリツプ20はば
ね受け18の上面に密封接触するように威されている。
軸受13の外周面に嵌合しているシールリツプ20はば
ね受け18の上面に密封接触するように威されている。
又、内環15の上面側には蓋22が設けられており、こ
の蓋22よりアツパ軸受11.ロア軸受13へ油が給油
できるようになっている。
の蓋22よりアツパ軸受11.ロア軸受13へ油が給油
できるようになっている。
第3図は本考案の他の実施例で、構或に於ては第2図と
大体同じである。
大体同じである。
異なる点は座金24が断面口形状をした環状体で、ナッ
ト8を強く締付けてもアツパ軸受11,ロア軸受13を
強く締付けないようにしたものである。
ト8を強く締付けてもアツパ軸受11,ロア軸受13を
強く締付けないようにしたものである。
本考案は上述のように構或することによって、以下のよ
うな作用効果を奏する。
うな作用効果を奏する。
まず、アツパ軸受11,内環15の底部12、ロア軸受
13は共に板状を威すものであるから、この軸方向の厚
さを低くすることが可能であるから小形にすることがで
きる。
13は共に板状を威すものであるから、この軸方向の厚
さを低くすることが可能であるから小形にすることがで
きる。
従って、取付上、小形にしなければならないところにも
容易に取付けることができる。
容易に取付けることができる。
更に、アツパ軸受11,内環15の底部12、ロア軸受
13は互に回転自在に接面しているから、ロツド3側に
生ずる揺動及び回転運動が直接インシュレータ10に作
用しないので、インシュレータ10の接着面が剥離され
るのを効果的に防止することができる。
13は互に回転自在に接面しているから、ロツド3側に
生ずる揺動及び回転運動が直接インシュレータ10に作
用しないので、インシュレータ10の接着面が剥離され
るのを効果的に防止することができる。
更に又、アツパ軸受11及びロア軸受13側を大気側と
密封遮断するために、インシュレータ10の下部にロア
軸受13の外周側と嵌合したシールリツプ20がばね受
け18と密封的に接触しているから、ロア軸受13側に
ダストが侵入するのを防止することができるとともに、
ロア軸受13側からの油の流出を効果的に防ぐことがで
きる。
密封遮断するために、インシュレータ10の下部にロア
軸受13の外周側と嵌合したシールリツプ20がばね受
け18と密封的に接触しているから、ロア軸受13側に
ダストが侵入するのを防止することができるとともに、
ロア軸受13側からの油の流出を効果的に防ぐことがで
きる。
又、直接インシュレータ10の下部にシールリツプ20
が設けられているから、シールリツプ20が別個に設け
る場合よりコンパクトにすることができると共に、取付
を容易にする効果がある。
が設けられているから、シールリツプ20が別個に設け
る場合よりコンパクトにすることができると共に、取付
を容易にする効果がある。
更に、ロア軸受13、アツパ軸受11は構造が簡単であ
るから取付が容易であると共に製造コストを安価にする
ことができる。
るから取付が容易であると共に製造コストを安価にする
ことができる。
第1図は従来のインシュレータ附近の要部断面図、第2
図は本考案の一実施例を示すインシュレータ附近の要部
断面図、第3図は本考案の他の実施例のインシュレータ
附近の要部断面図である。 1・・・支持板、3・・・ロツド、10・・・インシュ
レー夕、11・・・アツパ軸受、12・・・底部、13
・・・ロア軸受、14・・・座金、15・・・内環、1
6・・・凹部、17・・・凸起、18・・・ばね受け、
19・・・ねじ部、20・・・シールリップ、24・・
・座金。
図は本考案の一実施例を示すインシュレータ附近の要部
断面図、第3図は本考案の他の実施例のインシュレータ
附近の要部断面図である。 1・・・支持板、3・・・ロツド、10・・・インシュ
レー夕、11・・・アツパ軸受、12・・・底部、13
・・・ロア軸受、14・・・座金、15・・・内環、1
6・・・凹部、17・・・凸起、18・・・ばね受け、
19・・・ねじ部、20・・・シールリップ、24・・
・座金。
Claims (1)
- 支持板1とロツド3との間に、環状を呈するゴム状弾性
材製インシュレータ10が介在して戊る懸架装置におい
て、円筒部の一端に内方へ伸びる底部12を付されて或
る内環15が、前記円筒部を前記インシュレータ10の
内周面に接着され、前記底部12の下面を、合戒樹脂材
料をもって断面略矩形の環状体に製せられ、前記ロツド
3に固着されたばね受18に係止しているロア軸受13
によって回転自在に支持されると共に、前記底部12の
上面を、合戊樹脂材料をもって断面略矩形の環状体に製
せられ、前記ロツド3に貫通されたアツパ軸受11によ
って回転自在に押えられて、前記ロツド3に回転自在に
連結され、前記インシュレータ10が、下端部に付され
たシールリップ部20を前記ロア軸受13の外周部に嵌
合させると共に、前記ばね受18に密封接触させて或る
懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10801180U JPS597124Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10801180U JPS597124Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 懸架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5731207U JPS5731207U (ja) | 1982-02-18 |
JPS597124Y2 true JPS597124Y2 (ja) | 1984-03-05 |
Family
ID=29469289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10801180U Expired JPS597124Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597124Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6048010U (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-04 | リンナイ株式会社 | 調理器 |
-
1980
- 1980-07-30 JP JP10801180U patent/JPS597124Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5731207U (ja) | 1982-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10612597B2 (en) | Sealing apparatus | |
JP2604459B2 (ja) | 回転防止リブを備えたオイルシール | |
JP2752344B2 (ja) | パッキン装置及びパッキンリングの製造方法 | |
US4770425A (en) | Sealing device with an elastomeric ring having two sealing lips | |
US20050008276A1 (en) | Bump stop device | |
US3944305A (en) | Roller bearing provided with flanges | |
US7681896B2 (en) | Thrust bearing and suspension for vehicle | |
JP2557032B2 (ja) | シール付き球面ころがり軸受 | |
JPH11334309A (ja) | 車輪支持装置および車輪支持用の円すいころ軸受 | |
JPS597124Y2 (ja) | 懸架装置 | |
JP3425756B2 (ja) | ダストカバー | |
US2888280A (en) | Seal | |
CN116057290A (zh) | 车轮用轴承装置 | |
JP3669538B2 (ja) | ストラットサポートキャップ取付構造 | |
JP2013072463A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
US3828411A (en) | Method of making a frictional connection between an antifriction bearing and a sealing ring | |
US20030059141A1 (en) | Sealing device for rolling bearings | |
JP2550393Y2 (ja) | 鉄道車両用軸受装置 | |
JPS5835856Y2 (ja) | シ−ルワツシヤ | |
JP2003028175A (ja) | サスペンションスラスト軸受 | |
JP2529046Y2 (ja) | 密封装置 | |
JPH0640379Y2 (ja) | ダストカバー | |
JP2601237Y2 (ja) | 車輪用軸受の密封装置 | |
JPS6115327Y2 (ja) | ||
JPH0121213Y2 (ja) |