JPH0250202B2 - - Google Patents

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JPH0250202B2
JPH0250202B2 JP4561586A JP4561586A JPH0250202B2 JP H0250202 B2 JPH0250202 B2 JP H0250202B2 JP 4561586 A JP4561586 A JP 4561586A JP 4561586 A JP4561586 A JP 4561586A JP H0250202 B2 JPH0250202 B2 JP H0250202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove
fabric
gloves
vinyl
palm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4561586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62206005A (ja
Inventor
Masayoshi Okuo
Haruo Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANKAI GOMU KK
Original Assignee
NANKAI GOMU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NANKAI GOMU KK filed Critical NANKAI GOMU KK
Priority to JP61045615A priority Critical patent/JPS62206005A/ja
Publication of JPS62206005A publication Critical patent/JPS62206005A/ja
Publication of JPH0250202B2 publication Critical patent/JPH0250202B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、メリヤス生地の裏地を有する家庭作
業用手袋の製造方法に関するものである。 (従来技術) 炊事等に使用する家庭用のビニール手袋には、
一般に土木作業等の重作業用のビニール手袋より
薄地のものが使用される。このような薄いビニー
ル手袋は、ビニール一層から形成されている。こ
のため、引つかき傷に弱く、強度的に満足できる
ものではない、この時は後述の如く作業性の面で
は若干劣る裏地付き作業用手袋が汎用されている
ことでも明白である。使用時、手に手袋がよくな
じまず作業がしにくく、汗等による不快感も伴
い、また体質によつては、ビニールによるしつし
ん等の原因となることもあり、長時間に亘る細か
い作業に使用することの多い家庭用としては不便
であつた。 上記のような使用時の不具合を解消するため、
ビニール地の厚い一般作業用手袋においては、手
袋内側に布製の裏地手袋が形成されたものが一般
化している。このような作業用のビニール手袋で
は表側のビニール地が厚いため縫目のある裏地を
形成してもビニール地は全体に亘つて十分に厚く
なり、ビニール地に裂目が生ずる等の問題が発生
しないが、この手袋の表側のビニールを薄くする
と、表皮が弱くなり、裏生地の縫い目部分に当た
るビニール地が特に薄くなり、ビニール地に裂目
が生ずるおそれがある。したがつて従来の作業用
手袋の表側のビニール地をそのまま薄くして家庭
用とすることは不適当であつた。 このため、使用時の不快感を伴わず使いやすく
強い、家庭での作業に適する薄地のビニール手袋
の製造方法の開発が要望されている。 (発明の目的) 前記のような要望に応え、本発明は使用時に手
になじみ作業のしやすい、柔かく、強い薄いビニ
ール被膜の家庭作業に適する裏地付きビニール手
袋の製造方法を提供するものである。 (発明の構成) 本発明による家庭作業用手袋の製造方法は、ビ
ニール手袋の内側にメリヤス地の裏地手袋を形成
する際、縫合突出部嵌合用溝を有する手袋用金型
にメリヤス地の裏地を装着して、ビニール地側に
縫目が凸状に突出しないようにして手袋を製造す
ることを特徴とする。 また前記裏地手袋は、手掌部生地と、手甲部生
地とが異なつた寸法を有する異寸縫の方法がとら
れる。すなわち、親指も一体的に型取りされた手
掌生地と、ほぼ同型状で手掌部生地より大きめに
型取りされた手甲部生地と、内側に峰合による突
出部が形成されるように縫製する。すなわち周囲
を縫合した後、裏返しにする。これを前記手袋用
金型に装着させる。該手袋用金型は、少なくとも
右左外側部と親指と人さし指の対向側部に前記突
出部を嵌合させる溝が形成されている。したがつ
て、手袋裏地内側の縫合突出部を前記溝に嵌合さ
せて、その外表面にゾル状の高分子組成物を被覆
することにより均一にビニール被膜が形成され、
裏地付の薄地ビニール手袋が製造される。 またここで親指を一体的に型取りするとは、手
掌部手甲部と親指を別に型取りしたいわゆる親付
縫ではなく、生地を手のひら型に型取りし裁断す
る方法を意味する。これにより親指の付根に縫目
が形成されないので、この部分がビニール地を薄
くすることがない。 (実施例) 本発明による作業用手袋の製造方法は、布製の
裏地手袋を手袋用金型に装着させ、その外表面に
ゾル状の高分子組成物を被覆して薄地のビニール
手袋を製造する方法である。以下第1図に示す製
造段階に従つて説明する。 裏地手袋である布製の手袋の基布としては、メ
リヤス生地が使用される。ビニール手袋の内側の
裏地であるこの布製の手袋は、手袋用金型に装着
させるための伸縮性が必要とされ、また裏地とし
ての効果より柔軟性の高い、肌ざわりのよい材質
が要求される。したがつて、この基布は、柔らか
い編布である必要があり、メリヤス生地より型取
りされるのが適当である。 なお、メリヤス地でなく、縫目のない編手袋を
裏地手袋として使用した場合は、手袋用金型に装
着した際の目の開き度合である度目が、半インチ
間で17±5程度となり、メリヤス地の裏地手袋の
半インチ間で30±4に比べずつと少なくなつてし
まう。このように裏地手袋の目が粗いと、ゾル状
高分子組成物被覆時、浸透度が大きくなりビニー
ル膜が厚くなつて手袋の剛性が大きくなりすぎ、
柔軟度が低下して作業がしにくくなり、好ましく
ない。したがつて、編手袋を裏地に使用するのは
不都合であり、メリヤス地による手袋裏地が好ま
しい。 したがつてメリヤス生地により親指を一体的に
形成し手のひら型に型取り、裁断された手掌部生
地と手甲部生地の2枚の裏地が側縁部を手袋状に
縫製されて裏地手袋が形成される。 また、前記手掌部生地は、前記手甲部生地よ
り、小型に形成される。裏地手袋を装着させる手
袋用金型は手袋着用時に物を握る際の作業性の向
上のため、あらかじめ手を握つた状態に近い形状
に湾曲し、手袋とほぼ同型の手の型に形成されて
いる。この手甲の湾曲のため手甲部生地は手掌部
生地より大きく形成する必要がある。第2図に示
す手袋用金型の手甲部のなす角度θにより前記手
掌部生地と手甲部生地の大きさの比率が異なる方
が好ましい。θは10゜〜35゜位が適当であり、θ=
15゜の場合、手掌部生地は、手甲部生地より横方
向は約12.8%小さく縦方向は同寸とするのが好ま
しい。 第3図に示す異寸の手掌部生地1Aと手甲部生
地1Bを縫合したため、縫合せ目1が手掌部側に
ある異寸品の裏地手袋と、第4図に示す手掌部生
地と手甲部生地を同寸に形成し縫合したため縫合
せ目が側部中央にある同寸品の裏地手袋とを前記
手袋金型に装着させた際の半インチ間の度目の比
較を第1表に示す。
【表】 すなわち異寸品においては、縦横ともに手掌部
と手甲部の目数の差は少なく、その合計である度
目も差がわずか、1.5である。しかし同寸品にお
いては、特に横方向における目数が、手甲部は手
掌部にくらべずつと少なくなり、また度目におい
ても差が5と異寸品に比べ大きい。同寸品のよう
に手甲部が、手掌部に比べメリヤス地の編み目が
開いてると、ゾル状の高分子組成物を被覆した
際、手甲部における浸透地が高くなり、手甲部と
手掌部とのビニール被膜の厚さが均一ではなくな
り、手甲部の被膜が手掌部に比べ厚くなり硬くな
るので好ましくない。したがつて異寸品のよう
に、手袋用金型装着時にも、手掌部、手甲部の度
目の差が少ないものがビニール被膜が均一に被膜
されるので好ましい。 また、裏地手袋に柔軟性を出すため、実際には
メリヤス布に撥油処理し、塗料の浸透を防止して
いるが、同寸品の場合は手甲部と手掌部でこの処
理液の濃度を変える必要があるが異寸品では同じ
処理でよく生産性がよい。この裏地手袋は手掌部
生地と手甲部生地との縫合せ目1に形成される突
出部が内側になるように縫合される。 少なくとも使用時物を把持するときに力のかか
る部分である第5図に一点鎖線で示す手袋用金型
の外側部と、二点鎖線で示す親指、人さし指対向
側部の縫合突出部の対向位置にこの突出部に対応
し、裏地手袋の手袋用金型装着時、突出部を嵌合
可能とする縫合突出部嵌合用溝を手袋金型に形成
する。第5図−線で切つた断面を第6図に示
す。縫合突出部嵌合用溝2は第3図に示す縫合線
1に対応する位置に形成され、縫合突出部をこの
溝2に嵌合させて裏地手袋は手袋用金型に装着さ
れる。 この裏地手袋の外表面には、ビニール加工を行
うため、従来の製法と同様の方法でゾル状の高分
子組成物を被覆し加熱、乾燥または溶融して成膜
せしめ冷却脱型してビニール手袋製造するもので
ある。前述のように金型外表面に溝2を設けるこ
とによりメリヤス地の内側の縫合突出部が、外側
に凸状になり、その上から被覆された膜が凸状部
の外表面だけ薄く弱くなり、使用時の裂損の原因
となることが防止できる。すなわちメリヤス地の
表面に凹凸がないため均一な被膜が形成され、ビ
ニール手袋の強度が一定化しより性能のよい手袋
の製造が可能となる。 また従来より普及しているビニール手袋の内側
に布製の手袋裏地を形成した作業用ビニール手袋
においては裏地の型取りの際親指部生地を手掌部
生地、手甲部生地とは別に型取り、裁断し、第7
図に示すように親指部生地3を立体的に縫合する
いわゆる親付縫が行なわれる。しかし家庭用の、
薄いビニール被膜を被覆したビニール手袋におい
ては、作業時負担度の大きい親指のつけ根に縫い
目3′があるのは好ましくない。すなわち、縫合
による突出部により外表面のビニール被膜が薄く
なり弱くなり使用時そこから裂損する可能性が高
い。 また手袋用金型に親指縫合突出部嵌合用の溝を
形成することも考えられるが、これは、手袋用金
型への裏地手袋装着を困難にするため、好ましく
ない。したがつて、親指を一体にした手のひら型
として型取りするのが好ましい。 (発明の効果) 本発明による作業用手袋製造法によれば、親指
一体に形成した異なる寸法の手掌部と手甲部を縫
合したメリヤス生地の裏地手袋を、縫合突出部嵌
合溝を有する手袋用金型に装着させ外表面をゾル
状高分子組成物により被覆しビニール手袋を製造
することにより均一の厚さを有する薄いビニール
表面の裏地つきビニール手袋が製造可能となる。
このようにして製造された裏地付きビニール手袋
は脱着が容易でかつ、手袋と手との密着度がよく
なり、肌ざわりもよく柔かいため作業がしやす
く、裏地の形成により汗、しつしん等のビニール
による悪影響を防止することができる。また、こ
のビニール手袋は、縫合突出部嵌合溝を有する手
袋用金型を使用して製造されるので、裏地手袋の
外表面に凸部が形成されず裏地手袋表面を平面状
にして被膜されるためビニール被膜が、裏地手袋
の縫合部分において薄くなることなく均一なビニ
ール被膜が形成される。したがつて、ビニール手
袋としての強度が増し、裏地手袋の縫合部分のビ
ニール表面が弱くなり裂目が生ずることを防止す
ることができる。 また、裏地手袋の手掌部生地、手甲部生地を異
寸縫にすることにより、手袋金型装着が容易とな
り、また、手掌部生地と手甲部生地の度目に差が
ないためビニール被膜が均一に形成され、使用時
全体として良好に手に密着可能な、強いビニール
手袋の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による作業用手袋の製造方法の
製造段階を示す図、第2図は手袋用金型の傾斜を
示す図、第3図は異寸品の裏地手袋の正面図、第
4図は同寸品の裏地手袋の正面図、第5図は手袋
用金型の溝形成部分を示す図、第6図は第5図の
手袋用金型を−線で切つ断面図、第7図は親
付縫の裏地手袋である。 1…縫い目線、2…縫合突出部嵌合用溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 親指部を一体的に形成したメリヤス地の手掌
    部生地と、前記手掌部生地とほぼ同型で前記手掌
    部生地より大きい寸法に形成されたメリヤス地の
    手甲部生地を縫合突出部が内側に形成されるよう
    に縫製してなる手袋裏地を、少なくとも右左外側
    部の縫合突出部および親指と人さし指の対向側部
    の縫合突出部に対応する部分に前記縫合突出部嵌
    合用溝を形成した手袋用金型に装着させ、前記手
    袋裏地外表面にゾル状の高分子組成物を被覆し、
    加熱乾燥又は溶融して成膜せしめ冷却脱型してな
    る裏地付き家庭作業用手袋の製造方法。
JP61045615A 1986-03-03 1986-03-03 家庭作業用手袋の製造方法 Granted JPS62206005A (ja)

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