JPH04361602A - 作業手袋とその製造法 - Google Patents

作業手袋とその製造法

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JPH04361602A
JPH04361602A JP3156193A JP15619391A JPH04361602A JP H04361602 A JPH04361602 A JP H04361602A JP 3156193 A JP3156193 A JP 3156193A JP 15619391 A JP15619391 A JP 15619391A JP H04361602 A JPH04361602 A JP H04361602A
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JP
Japan
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cotton
glove
knitted
woven fabric
fabric
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JP3156193A
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Hiroshi Kondo
洋 近藤
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MIE KAGAKU KOGYO KK
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MIE KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防水性,更に防寒性,防
振性を必要とする作業手袋及びその製造法に関するもの
である。更に詳しくは外手袋は防水を、内手袋は木綿よ
り成る吸汗,発汗,抗菌,消臭,メッシュ布,起毛布を
使用し保温性,屈曲性,防水性,衛生性に優れた二重手
袋及びその製造法に関するものであり、更に本発明は冷
凍室や寒冷地に於ける各種作業用として使用される防寒
手袋及びその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の二重構造手袋は皮製の手袋や内側
に布を貼付したゴム製の手袋の他、防水性を有する外手
袋と保湿性を有する内手袋とを接着剤を使用して点接着
により貼り合わせた構造のものなどが使用されている。 これ等は何れも内手袋と外手袋を貼り合わすか、指先の
部分を縫い合わせるという繁雑な作業工程が必要であり
、コスト的、生産性的にも問題がある。また貼り合わせ
の場合は接着剤を使用する関係で悪臭や引火性の問題等
、作業環境に問題があった。また外手袋(防水手袋)の
下ばきとして軍手シームレス,布手袋等を防寒,衛生等
で使用する場合があるが脱着に時間が掛かり、作業中に
外手袋と内手袋が離脱する等の問題が残っている。
【0003】皮製の手袋は通水性があるので水を使用す
る所では使用出来ず、ゴム製の手袋は通水を防げる代わ
りに保温性に欠ける欠点がある。また外手袋と内手袋と
を接着剤を使用して貼り合わせた構造では、例えば外手
袋としてメリヤス編みの生地の表面を塩化ビニル樹脂若
しくはゴムを被膜した構造のものを、また内手袋として
メリヤス編みの生地にスポンジを被着した構成のものを
使用して、この内手袋のスポンジの表面に接着剤を塗布
し、外手袋に挿入して点接着する構造や内手袋と外手袋
の先端部を縫製によって縫付ける方法等があるが、何れ
もこれ等の手袋は外手袋と内手袋との接合作業に前記し
た諸欠点を有しており、更に手袋の使用中に接着部分が
剥離して来たり、風合,柔軟性に難がある等の欠点を含
んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は前述の如き
従来の二重手袋の諸欠点に鑑み鋭意研究の結果、本発明
に係る二重手袋の製造方法を完成したものであり、また
本発明者は前述の如き従来の防寒用作業手袋の諸欠点に
鑑み鋭意研究の結果、本発明に係る防寒手袋の製造方法
を完成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は内側から木綿,
化合繊の何れかより成る編布若しくは織布,可撓性合成
樹脂被膜が被覆された木綿の編布若しくは織布が順次重
ね合わされた二層構造となっていることを特徴とする裏
打二重手袋である。外手袋の布と内手袋の布を重ね合わ
せた基布を裁断して後、袖口を除いた手袋周縁部を縫着
して手袋を縫製し、その縫製手袋を外手袋の布が表面に
なる様に裏返し、アルミニウム製手袋金型へ被せ、その
手袋の表面に可撓性合成樹脂液を塗布してから加熱処理
を行ない、表面に可撓性合成樹脂被膜を有する二重手袋
及びその製造法を提供するものである。
【0006】以下、図面に基づいて本発明に係る二重手
袋の場合の製造法を説明する。図1は化繊,合繊,木綿
等の編布若しくは織布と木綿の編布若しくは織布を積層
して縫製する工程を説明するためのものである。図中の
1は木綿,化合繊などの編布若しくは織布、2は木綿の
編布若しくは織布を示す斜視図で図2はその断面構造拡
大図である。図1及び図2中の3は、木綿,化合繊など
の編布若しくは織布1,木綿の編布若しくは織布2,木
綿の編布若しくは織布2,及び木綿,化合繊などの編布
若しくは織布1を4枚重ね合わせて手袋状に裁断し、袖
口を除き手袋周縁部のみを縫製した手袋の縫製部を示す
【0007】図3は図1及び図2に示す過程に於ける手
袋を2枚目と3枚目の木綿の編布若しくは織布の間から
裏返えし縫い目を見えなくした手袋の外観図であり、図
4は一部切断拡大図を示す。図中の木綿,化合繊などの
編布若しくは織布1,木綿の編布若しくは織布2との間
には間隙があり接着はしていない。この点がこの二重手
袋の柔かさの原因であり、物を掴む感覚が良く、この空
隙によって保温性の向上にも役立っているのである。
【0008】図5は図1で縫製した手袋を裏返して図3
の状態とした後、アルミニウム製手袋金型へ被せ、その
手袋の表面に可撓性合成樹脂液を塗布し熱処理すること
により可撓性合成樹脂被膜が最外表面に得られる。尚こ
の可撓性合成樹脂被膜4の表面には図5に示す滑り止め
加工(斜線部)を施すことが好ましい。図中4は可撓性
合成樹脂被膜を示し、図6は完成した手袋の一部断面拡
大図を示す。
【0009】また本発明は内側から木綿,化合繊の何れ
かより成る編布若しくは織布の片面に厚さ0.5〜10
mmのシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体を
重ね合わせた積層布、次いでウレタン樹脂発泡体の上に
木綿の編布若しくは織布,更に該編織布の表面に可撓性
合成樹脂被膜が、順次積層された3層構造となっている
事を特徴とする防寒用作業手袋であって編布若しくは織
布の上にスライスされたウレタン樹脂発泡シート(0.
5mm〜10mm厚み)を重ね合わせた積層布を作り、
この積層布で、木綿の編布若しくは織布を2枚合わせた
ものを上下からサンドウィッチ状に挾み込むような形で
重ねた4枚の基布を手袋の形状に裁断して、手袋の袖口
を除いて手袋周縁部のみを縫製し、その手袋を木綿の編
布若しくは織布の合わせ目から裏返して木綿の編布若し
くは織布面が表面になる様に、アルミニウム製手袋金型
へ被せ、その手袋の表面に可撓性合成樹脂液を塗布し加
熱処理して表面に可撓性合成樹脂被膜を有する防寒用作
業手袋の製造法を提供するものである。
【0010】以下、図面に基づいて本発明に係る防寒用
作業手袋の製造法を説明する。図7は化繊,合繊,木綿
などより成る編布若しくは織布の片面に厚さ0.5〜1
0mmのシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体
を重ね合わせた積層布と木綿の編布若しくは織布を重ね
合わせて縫製する工程を説明する外観図であり、図8は
一部拡大断面構造図である。図中5はウレタン樹脂発泡
体を示す。図7の手袋縫製時の縫い目3は木綿,化合繊
などの編布若しくは織布1,ウレタン樹脂発泡体5,木
綿の編布若しくは織布2と木綿の編布若しくは織布2,
ウレタン樹脂発泡体5,木綿,化合繊などの編布若しく
は織布1を積層して縫製を行なった縫い目の部分を示す
【0011】図9は図7及び図8の木綿,化合繊などの
編布若しくは織布1,ウレタン樹脂発泡体5,木綿の編
布若しくは織布2と木綿の編布若しくは織布2,ウレタ
ン樹脂発泡体5,木綿,化合繊などの編布若しくは織布
1を重ね合わせて縫製された手袋の木綿の編布若しくは
織布2と木綿の編布若しくは織布2の間から裏返した状
態を示す一部切断斜視図(図9)及び基布の断面図(図
10)を示す。図中、木綿,化合繊などの編布若しくは
織布1,ウレタン樹脂発泡体5の間は空間となり、ウレ
タン樹脂発泡体5の厚さは0.5〜10mmの間が好ま
しい。 ウレタン樹脂発泡体5と木綿の編布若しくは織布2は接
着していてもよいが必ずしも接着する必要もない。接着
しない方が物を掴む感覚が良く、保温性も向上する。
【0012】図11は図7及び図8で縫製した手袋を裏
返し図9の状態にしてアルミニウム製手袋金型(図示な
し)へ被せ、その手袋の表面に可撓性合成樹脂液を塗布
し熱処理することにより可撓性合成樹脂被膜4が得られ
る。尚この可撓性合成樹脂被膜4の表面には図11に示
す滑り止め加工を施された滑り止め部4aが形成されて
いることが好ましい。
【0013】上記の如く構成素材全面を接着または貼着
せず袖口を除く手袋周縁部のみを縫着することにより、
(a)木綿,化合繊などの編布若しくは織布(b)木綿
の編布若しくは織布 (c)ウレタン樹脂発泡体シート が夫々遊離した状態で積層されているため極めて柔軟で
あり手袋で物を把んだ際の触感が鋭敏であり、且つ各素
材間に空気層が存在している為保温断熱性が良い特長を
有しており、従来の内,外手袋の点接着に比し確実に縫
着している利点をも有している。また製造過程に於いて
手袋を裏返すのは縫い目を見えなくすることと、防水性
を向上させるためである。尚最内面の木綿,化合繊など
の編布若しくは織布に抗菌,消臭,保温,吸汗等の予備
処理を施しておくことは更に好ましい。
【0014】
【実施例】次に本発明に係る作業手袋の製造法につき実
施例を挙げ更に説明する。 実施例1 (1) 吸汗,発汗,抗菌,消臭加工の施された布、ま
たは起毛布,メッシュ布‥‥(化繊,合繊,木綿の編布
若しくは織布)‥‥の層と木綿の編布若しくは織布を重
ね合わせた図1の縫製を行ない、図3の様に裏返しを行
なった手袋をアルミニウム製手袋金型へ被せる。
【0015】(2) アルミニウム製手袋金型にセット
された手袋の表面に下記成分の塩化ビニルプラスチゾル
を塗布する。可撓性合成樹脂の中でも塩ビゾルは特に適
している。   塩化ビニル樹脂  商品名  HX−MM    
住友化学工業(株)      70g  塩化ビニル
樹脂  商品名  EX−13    住友化学工業(
株)      30g  可塑剤         
 商品名  DOP              Di
c(株)     130g  安定剤       
   商品名  KR−69E−1  共同薬品(株)
       2g  ゲル化剤        商品
名  オルベンP        白石工業(株)  
     5g擂潰機にて撹拌混合してプラスチゾルを
作成する。
【0016】(3) 塩化ビニルプラスチゾルを塗布し
た手袋を下記条件で熱処理して二重手袋を完成する。(
図5)加熱条件は180℃〜13分,加熱処理した後、
冷却(10分)を行ないアルミニウム手袋金型より除去
する。
【0017】実施例2 (1) 吸汗,発汗,抗菌,消臭加工の施された布、ま
たは起毛布,メッシュ布‥‥(化繊,合繊,木綿の編布
若しくは織布)‥‥の層と木綿の編布若しくは織布を重
ね合わせた図1の縫製を行ない、図3の様に裏返しを行
なった手袋をアルミニウム製手袋金型へ被せる。
【0018】(2) アルミニウム製手袋金型にセット
された手袋の表面に下記成分のポリウレタン樹脂系エマ
ルジョンを塗布する。   ポリウレタン樹脂系エマルジョン  商品名  ス
ーパーフレックスE−4500  固形分45%  第
一工業製薬(株)                 
                 100g  粘度
調整剤((NH4)2SO4 30%)       
   第一工業製薬(株)    0.5〜 1g  
顔料  商品名  フジSP−Red72S     
 冨士色相(株)      2〜 5g顔料を変更す
る事によりあらゆる系統の色彩を出す事が可能である。 プロペラ式撹拌機で空気の入らないように粘度は100
cp〜300cpに調整し塗布する。
【0019】(3) ポリウレタン樹脂系エマルジョン
を塗布した手袋を下記条件で熱処理して、ウレタン樹脂
被膜を形成せしめ、アルミニウム製手袋金型より除去し
て図5に示す如き二重手袋を得た。 手袋作成熱処理条件 ■  アルミニウム製手袋金型の予備加熱60℃〜80
℃,■  図2の縫製手袋を予備加熱したアルミニウム
手袋金型(60℃〜80℃)に被せる。■  ポリウレ
タン樹脂系エマルジョンをフローコーティング(Flo
u Coating)する。 ■  本加熱130℃〜15分加熱する。1回の塗工で
は塗膜が得られない場合は■〜■の工程を繰返す事によ
り厚い塗膜が得られる。
【0020】実施例3 (1) 編布若しくは織布の片面に厚さ0.5〜10m
mのシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体を重
ね合わせた積層布と木綿の編布若しくは織布を重ね合わ
せた図7の縫製を行ない、図9の様に裏返しを行なった
手袋をアルミニウム製手袋金型へ被せる。
【0021】(2) アルミニウム製手袋金型にセット
された手袋の表面に下記成分の塩化ビニルプラスチゾル
を塗布する。   塩化ビニル樹脂  商品名  HX−M     
 住友化学工業(株)      70g  塩化ビニ
ル樹脂  商品名  EX−13    住友化学工業
(株)      30g  可塑剤  フタル酸−2
−エチルヘキシル  大日本インキ(株)     1
30g  安定剤          商品名  KR
−69E−1  共同薬品(株)       2g 
 ゲル化剤        商品名  オルベンP  
      白石工業(株)       5g擂潰機
にて撹拌混合してプラスチゾルを作成する。
【0022】(3) 塩化ビニルプラスチゾルを塗布し
た手袋を下記条件で熱処理する。 熱処理条件 雰囲気温度にて加熱時間    180℃−13分冷却
                      室温−
10分
【0023】実施例4 (1) 編布若しくは織布の片面に厚さ0.5〜10m
mのシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体を重
ね合わせた積層布と木綿の編布若しくは織布を重ね合わ
せた図7の縫製を行ない、図9の様に裏返しを行なった
手袋をアルミニウム製手袋金型へ被せる。
【0024】(2) アルミニウム製手袋金型にセット
された手袋の表面に下記成分のポリウレタン樹脂系エマ
ルジョンを塗布する。   ポリウレタン樹脂系エマルジョン  商品名  ス
ーパーフレックスE−4500  固形分45%  第
一工業製薬(株)                 
                 100g  粘度
調整剤((NH4)2SO4 30%)       
   第一工業製薬(株)    0.5〜 1g  
顔料  商品名  フジSP−Red72S     
 冨士色相(株)      2〜 5g顔料は変化す
る事によりあらゆる系統の色彩を出す事が可能である。 プロペラ式撹拌機で空気の入らない様に粘度は200c
p〜300cpに調整し塗布する。
【0025】(3) ポリウレタン樹脂系エマルジョン
を塗布した手袋を下記条件で熱処理してウレタン樹脂被
膜を形成せしめ、アルミニウム製手袋金型より除去して
図11に示す如き防寒用作業手袋を得た。 手袋作成熱処理条件 ■  アルミニウム製手袋金型の予備加熱60℃〜80
℃,■  図9の縫製手袋を予備加熱したアルミニウム
製手袋金型(60℃〜80℃)に被せる。■  ポリウ
レタン樹脂系エマルジョンをフローコーティング(Fl
ouCoating)する。■  本加熱120℃〜1
50℃−15分〜20分加熱する。 1回の塗工では所定厚みの塗膜が得られない場合は■〜
■の工程を繰返す事により厚い塗膜が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如き本発明に係る二重手袋
及び三重手袋のその製造法は下記の如き効果を有してお
り、実用的,工業的に価値のあるものである。■内側は
編布若しくは織布であるので手袋への挿入感が優れてい
る。内手袋と外手袋が縫製されているので手を差し込ん
だ時違和感を感じない。■  内側の布に抗菌消臭加工
を施したものを使用した場合には悪臭も少なく、しかも
衛生的な手袋が得られる。
【0027】■  内側の布に発汗,吸汗処理を施した
場合は手袋内部のじめじめした感じが無くなり、しかも
二次的に発生する臭いも少なくなる。■  内側の布に
メッシュ状の布を使用することにより手袋内部に発生す
る汗等の除去にも効果的である。手袋内部の空気交換が
容易に行なわれる。■  内側の布と外側の布が(図6
木綿の編布若しくは織布2と木綿,化合繊などの編布若
しくは織布1)離れているので手袋が非常に柔軟性があ
り、保温性にも優れている。
【0028】■  従来の二重手袋の製造法では内手袋
の指先に接着剤を塗布して外手袋に差し込み貼り合わせ
しているので作業が総べて人手によるもので作業環境,
作業能率も悪い。また接着剤を塗り過ぎると指先が堅く
なり手袋では一番大切な指先の感度が悪くなり、作業性
に問題が生じる等多くの問題点が包蔵していた。本発明
の場合は貼り合わせ作業が無いので手間を大幅に削減で
きる。また作業環境面,コストダウンの面で有利である
こと、等の利点がある。
【0029】また防寒用作業手袋の場合は■  内側は
編布若しくは織布であるので手袋への挿入感が優れてい
る。■  内側の布に抗菌,消臭,吸汗,発汗の機能を
持った布を使用する事も可能である。■  図12のウ
レタン樹脂発泡体5と木綿,化合繊などの編布若しくは
織布1との間は空間であり保温効果が大である。■  
図12のウレタン樹脂発泡体5と木綿,化合繊などの編
布若しくは織布1との間は空間であるので柔軟性に富ん
だ手袋が得られる。作業性が良好である。
【0030】■  表面が可撓性樹脂により塗工されて
いることにより防水性に優れている。■  図12のウ
レタン樹脂発泡体5を厚くすればチェンソーや搾岩機を
使用する際の防振手袋としても使用可能である。■  
製造法では従来品の手袋は内手袋の先に接着剤を塗って
外手袋に差込み貼り合わせしていたが、この作業は総べ
て人手によるものであり、作業環境が悪く,作業能率も
悪かった。また接着剤を塗り過ぎた場合、指先が堅くな
り手袋では一番大切な指先の感度が悪くなり、作業性に
問題が生じる。また接着剤が少ないと接着個所が離れる
問題等多くの問題点が存在していた。本発明の場合は貼
り合わせ作業が無いので手間を大幅に削減でき、また作
業環境面,コストダウンの点でメリットがあること、等
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は木綿,化合繊などの編布若しくは織布の
層と木綿の編布若しくは織布を重ね合わせて裁断縫製す
るが其の際の縫製手袋の一部切断平面図である。
【図2】図2は図1に於ける基布の拡大断面図である。
【図3】図3は図1で縫製された手袋を木綿の編布若し
くは織布同志の間から裏返し手袋金型に被せる前の手袋
の一部切断斜視図である。
【図4】図4は図3に於ける基布の拡大断面図である。
【図5】図5は本発明に係る作業手袋の完成状態の一部
切断斜視図である。
【図6】図6は図5に於ける断面構造を示す拡大図であ
る。
【図7】図7は編布若しくは織布の片面にウレタン樹脂
発泡体を有する積層布と木綿の編布若しくは織布を重ね
合わせて裁断した縫製手袋の一部切断平面図である。
【図8】図8は図7に於ける基布の拡大断面図である。
【図9】図9は図7で縫製された手袋を木綿の編布若し
くは織布同志の間から裏返した手袋の一部切断斜視図で
ある。
【図10】図10は図9に於ける基布の拡大断面図であ
る。
【図11】図11は本発明に係る防寒手袋の完成状態の
一部切断斜視図を示す図である。
【図12】図12は図11に於ける断面構造を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1  木綿,化合繊などの編布若しくは織布2  木綿
の編布若しくは織布 3  手袋縫製時の縫い目 4  可撓性合成樹脂被膜 4a  滑り止め 5  ウレタン樹脂発泡体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内側に木綿若しくは化合繊の何れかよ
    り成る編布若しくは織布が、外側に可撓性合成樹脂の塗
    工された木綿の編布若しくは織布が袖口を除いた手袋周
    縁部のみにて縫着されている二重層構造の作業手袋。
  2. 【請求項2】  木綿若しくは化合繊の何れかより成る
    編布若しくは織布,木綿の編布若しくは織布,木綿の編
    布若しくは織布,次いで木綿若しくは化合繊の何れかよ
    り成る編布若しくは織布を重ね合わせて後、手袋の形状
    に裁断し、袖口を除いた手袋周縁部のみを縫製して後、
    別に準備したアルミニウム製手袋金型へ前記手袋を裏返
    えして被せてから手袋表面に可撓性合成樹脂液を塗工・
    加熱処理して被膜を形成せしめることより成る作業手袋
    の製造法。
  3. 【請求項3】  内側に木綿若しくは化合繊の何れかよ
    り成る編布若しくは織布の片面に厚さ0.5〜10mm
    のシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体を重ね
    合わせた積層布、次いでウレタン樹脂発泡体の上に木綿
    の編布若しくは織布,該編織布の表面が可撓性合成樹脂
    被膜によって被覆されている三層構造より成る作業手袋
  4. 【請求項4】  木綿若しくは化合繊の何れかより成る
    編布若しくは織布,該編織布の片面に厚さ0.5〜10
    mmのシート状にスライスされたウレタン樹脂発泡体を
    重ね合わせた積層布のウレタン樹脂発泡体の上に木綿の
    編布若しくは織布を、次いで同様に木綿の編布若しくは
    織布,ウレタン樹脂発泡体シートを重ね合わされた木綿
    若しくは化合繊の何れかより成る編布若しくは織布を順
    次重ね合わせて後、手袋形状に裁断し、袖口を除いた手
    袋周縁部を縫製して後、別に準備したアルミニウム製手
    袋金型へ該手袋を木綿の編織布が表面になる様裏返えし
    て被ぶせ、その表面に可撓性合成樹脂液を塗工し熱処理
    して手袋表面に可撓性合成樹脂塗膜を有する作業手袋の
    製造法。
JP3156193A 1991-05-31 1991-05-31 作業手袋とその製造法 Pending JPH04361602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6065155A (en) * 1998-05-27 2000-05-23 Sandusky; James D. Glove for use in football and similar games

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US6065155A (en) * 1998-05-27 2000-05-23 Sandusky; James D. Glove for use in football and similar games

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