JP2530328Y2 - 衣 服 - Google Patents

衣 服

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JP2530328Y2
JP2530328Y2 JP1992068979U JP6897992U JP2530328Y2 JP 2530328 Y2 JP2530328 Y2 JP 2530328Y2 JP 1992068979 U JP1992068979 U JP 1992068979U JP 6897992 U JP6897992 U JP 6897992U JP 2530328 Y2 JP2530328 Y2 JP 2530328Y2
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fabric
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elastomer resin
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修一 恒屋
禎康 大野
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は伸縮性生地を使用した衣
服に関するものである。特に本考案は、衣服の該伸縮性
生地の伸びを拘束したい所定の箇所に樹脂を付与した衣
服に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣服は身体に適合した動きに従って必要
な部分が自由に伸縮することが好ましいが、例えばガー
ドルやブラジャー、ボディスーツ、ウエストニッパーな
どのファンデーション類や水着類、レオタード類、パン
ティストッキング類、タイツ類など身体のプロポーショ
ンを整えて美容上の整形効果を重視する衣服において
は、身体の一部の贅肉が膨出するのを抑制して拘束し、
整形することも広く行われている。
【0003】従来これらの伸びの拘束は、伸縮性の同じ
生地や伸縮性の小さい生地を所定の部分に縫製により縫
着して身体の膨出部などを拘束したり、整形するように
している。
【0004】また、光硬化性樹脂溶液などを衣服の目的
とする箇所に付与して紫外線照射して硬化させ所定部分
の生地の伸びを拘束する方法も提案されているが(実公
昭62−6087号)、実際には工業的に生産はされて
いない。
【0005】さらにポリウレタン樹脂などのフイルムを
衣服の所定部分に熱溶着して衣服の特定部分の伸びの拘
束を行う方法も提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】伸びの拘束をしたい部
分に、伸縮性の同じ生地や伸縮性の小さい生地を所定の
部分に縫着した衣服は広く用いられている。
【0007】例えば、代表例としてガードルを例にとっ
て説明すると、図12にその概念斜視図を示したよう
に、ガードル本体100の腹部近傍に腹部の膨出を抑制
するため点線で示した部分にガードル本体の100の生
地より伸縮性の小さい生地101をガードル本体100
の生地の裏側に縫着することが行われている。この場合
には、縫製による縫い目のシーム部などの縁部は厚みが
ある。そのため、着用するとこの部分が表側に突出した
形になるので、それが外衣にもその凹凸が反映されてし
まい(例えば夏物の薄いスカートやタイトスカート等を
ガードルの上に着用した場合などは、特にこの問題が顕
著になる。)、見栄えが低下してしまう問題がある。
(以下この様な現象を表にひびくと称する。)。
【0008】また縫着した布の端や縫い目の縫い糸など
が肌に触れるので、肌触りも悪くなりがちである。更に
外観も縫い目が入るので低下しがちである。
【0009】また、光硬化性樹脂溶液などを衣服の所定
部分に付与して紫外線照射により硬化させる方法の場合
には、樹脂が付与された部分がかなりゴワゴワした感触
になるので、着用感の低下が甚だしく、また、大部分の
生地の目もこの樹脂で塞がれてしまい、通気性がなくな
り、汗が蒸発しにくく、従って一層の着用感の低下をも
たらすなどの問題があり、現実には実用化されていな
い。
【0010】さらにポリウレタン樹脂などのフイルムを
衣服の所定部分に熱溶着して、衣服の特定部分の伸びの
拘束を行う方法は、生地のすべての目をフイルムで塞い
でしまうことになり、通気性が実質上なく、汗が蒸発し
にくく、着用感の低下の原因となると言った問題があ
る。このため、フイルムに穴を開けることも提案されて
いるが、生地の目のほとんどの目に対応する箇所にそれ
程多数の穴を開けることは現実問題としてどの様にする
のか解決策がないためと、それ程多数の穴を機械的に針
状物などで実際に開けようとするとボロボロに破れてし
まい、もはやフイルムの形態を保持することができなく
なるので、具体的に示されているのは生地の目の数に比
べてほんの僅かな数の穴が開いているにすぎず、これで
は本来の生地に近い通気性は到底保持することが不可能
になると言った問題がある。
【0011】しかも合成樹脂フイルムが貼り合わされた
場合には、例え透明なフイルム或いは衣服の生地と同色
に着色したフイルムを用いて、それを生地の裏側に接着
したとしても、フイルムは連続シート状物であるので、
どうしても表側からその形状が透けて見え、見栄えの低
下が防ぎ切れないと言った問題がある。
【0012】本考案は、良好な通気性、肌触りを保ち、
着用感が良好で、かつ樹脂の付与された部分が目立ちに
くく、見栄えの低下が少なく、また、凹凸による外衣へ
の響きがなく、かつ衣服の所定部分の伸びを拘束し身体
の整形効果を発揮し得る衣服を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に本考案は次の構成を有するものである。 (1)伸縮性生地を使用した衣服の該伸縮性生地の伸び
を拘束したい部分に、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋
エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂のフィルムを用い、片側がシリ
コンゴム層、少なくとも他方にヒーターが内蔵された熱
プレス機のシリコンゴム層側に前記所定の伸縮性生地を
接触させ、且つ、離型紙の上に形成された前記樹脂のフ
イルムを、フイルム側が伸縮性生地に接するように重ね
合わせ、前記フイルムの軟化点以上で、生地を構成する
繊維の軟化点ないし分解点以下の温度で加熱プレスする
事により、前記フイルムを生地に熱接着させて転写し、
次いで、離型紙を剥がし、且つ生地を裏返して、もう一
度前記熱プレス機で熱プレスすることにより、生地に付
着していた主として生地の目の部分に付着していたフイ
ルムを構成する樹脂を、熱プレス機のシリコンゴム層に
付着して取り除くことにより得られる、前記樹脂が主と
して前記伸縮性生地の生地を構成している繊維の交差す
る部分付近の繊維表面上に付着しており、前記伸縮性生
地の伸びを拘束したい部分の生地の目の多くは、前記樹
脂により塞がれていないことを特徴とする衣服。
【0014】(2)熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地
を構成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、
主として前記伸縮性生地の生地を構成する繊維の交差す
る部分および当該交差部分から伸びている繊維表面に沿
った部分である前記(1)項に記載の衣服。
【0015】(3)熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地
を構成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、
衣服を構成する伸縮性生地の主として裏側面の繊維表面
または裏側面と前記生地の内部の繊維表面である前記
(1)または(2)項のいずれかに記載の衣服。
【0016】(4)熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂の付着が、伸縮性生地の伸びを拘
束したい所定の部分内において、伸びの拘束を強く必要
とする部分から伸びの拘束を前記強く必要とする部分よ
り小さくしたい部分に亘って密から粗に付与されている
前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の衣服。
【0017】(5)熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が、生地を構成する繊維の主とし
て交差する部分付近の繊維表面に薄膜断片状に付着して
いる前記(1)〜(4)項のいずれかに記載の衣服。
【0018】(6)熱可塑性エラストマー樹脂がポリウ
レタン系エラストマー樹脂、ナイロン系エラストマー樹
脂およびポリエステル系エラストマー樹脂から成る群か
ら選ばれた少なくとも1種の樹脂である前記(1)〜
(5)項のいずれかに記載の衣服。
【0019】(7)熱可塑性無定形樹脂がナイロン共重
合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、オレフ
ィン−スチレン共重合体樹脂から成る群から選ばれた少
なくとも1種の樹脂である前記(1)〜(5)項のいず
れかに記載の衣服。
【0020】(8)衣服がファンデーション類、水着
類、レオタード類、パンティストッキング類、タイツ類
から選ばれた一種である前記(1)〜(7)項のいずれ
かに記載の衣服。
【0021】(9)ファンデーション類がガードル、ブ
ラジャー、ボディスーツ、ウエストニッパーから選ばれ
た一種である前記(8)項に記載の衣服。 (10)伸縮性生地が編物である前記(1)〜(9)項
のいずれかに記載の衣服。
【0022】
【作用】本考案の衣服は、伸縮性生地を使用した衣服の
該伸縮性生地の伸びを拘束したい部分に、熱可塑性エラ
ストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無
定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂が、主とし
て前記伸縮性生地の生地を構成している繊維の交差する
部分付近の繊維表面上に付着しているので、繊維の交差
する部分の多くは樹脂により接着されており、従って、
所定部分の生地の伸びを適度に拘束することができる。
しかも伸びを拘束したい部分の生地の目の多くは、前記
樹脂により塞がれていないので、通気性に優れ、また、
所定部分の全体が樹脂で固められていないので、柔軟性
を保持でき、肌触りが良好で、生地の目の多くは、前記
樹脂により塞がれていないので、すなわち樹脂が繊維の
表面に沿った形で付着しているので、あたかも繊維のみ
からなるような状態になり、見栄えの低下が少なく、ま
た、顕著な凹凸が生じず、外衣への響きがない。
【0023】しかも、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋
エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂のフィルムを用い、片側がシリ
コンゴム層、少なくとも他方にヒーターが内蔵された熱
プレス機のシリコンゴム層側に前記所定の伸縮性生地を
接触させ、且つ、離型紙の上に形成された前記樹脂のフ
イルムを、フイルム側が伸縮性生地に接するように重ね
合わせ、前記フイルムの軟化点以上で、生地を構成する
繊維の軟化点ないし分解点以下の温度で加熱プレスする
事により、前記フイルムを生地に熱接着させて転写し、
次いで、離型紙を剥がし、且つ生地を裏返して、もう一
度前記熱プレス機で熱プレスすることにより、生地に付
着していた主として生地の目の部分に付着していたフイ
ルムを構成する樹脂を、熱プレス機のシリコンゴム層に
付着して取り除くことにより得られるので、前記生地の
表側面から前記フィルムを当てがって熱プレスした場合
は、衣服を構成する伸縮性生地の主として表側面の繊
維表面または表側面と前記生地の内部の繊維表面に樹脂
が付着し、衣服の裏側面、すなわち肌に接する側には樹
脂がほとんど現われていないので、肌触りがよく、より
着用感の優れた衣服を得ることが出来、また、前記生地
の裏側面から前記フィルムを当てがって熱プレスした場
合には、衣服を構成する伸縮性生地の主として裏側面の
繊維表面または裏側面と前記生地の内部の繊維表面に樹
脂が付着し、衣服の表側面には樹脂がほとんど現われて
いないので、一般に樹脂と繊維とは染色性が異なる場合
が多いが、その場合でも衣服の表側面には樹脂がほとん
ど現われていないので、染色性の相違による染色むらが
衣服の表側面には現れず、衣服の良好な外観を保持する
ことができる。
【0024】また、前記(2)項に記載したように、熱
可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および
熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂
が付着している伸縮性生地の生地を構成している繊維の
交差する部分付近の繊維表面が、主として前記伸縮性生
地の生地を構成する繊維の交差する部分および当該交差
部分から伸びている繊維表面に沿った部分である本考案
の好ましい態様とすることにより、伸びを拘束するため
の樹脂が繊維の交差する部分だけでなく、当該交差部分
から伸びている繊維に沿った繊維表面にも付着している
ので、その部分の繊維の伸びも拘束し得る。従って、よ
り強力な拘束力を付与したい場合に好適である。
【0025】また、前記(3)項に記載したように、熱
可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および
熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂
が付着している伸縮性生地の生地を構成している繊維の
交差する部分付近の繊維表面が、衣服を構成する伸縮性
生地の主として裏側面の繊維表面または裏側面と前記生
地の内部の繊維表面である本考案の好ましい態様とする
ことにより、一般に樹脂と繊維とは染色性が異なる場合
が多いが、その場合でも衣服の表側には樹脂がほとん
ど現われていないので、染色性の相違による染色むらが
衣服の表側には現れず、衣服の良好な外観を保持する
ことができ好ましい。
【0026】また、前記(4)項に記載したように、熱
可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および
熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂
の付着が、伸縮性生地の伸びを拘束したい所定の部分内
において、伸びの拘束を強く必要とする部分から伸びの
拘束を前記強く必要とする部分より小さくしたい部分に
亘って密から粗に付与されている本考案の好ましい態様
とすることにより、樹脂の付与が密な部分から粗な部分
に順次変化しているので、身体の整形がより厳密にコン
トロールでき、また、それ故に必要な部分を必要な拘束
力にコントロールしているので、身体に不必要な拘束力
がかからず、より着用感の優れた衣服を提供することが
でき、好ましい。
【0027】また、前記(5)項に記載したように、熱
可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および
熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂
が、生地を構成する繊維の主として交差する部分付近の
繊維表面に薄膜断片状に付着している本考案の好ましい
態様とすることにより、かかる態様の衣服は前述した様
生地に所望の形の離型紙に裏打ちされた所定のフイル
ムをフイルム側を生地の上に載せ熱プレスで生地に熱接
着させ、ついで離型紙をはがして且つ裏返しにして、再
度熱プレスすることにより容易に繊維の主として交差す
る点の近傍の繊維表面に薄膜断片状に樹脂を付着させる
ことができ、製造条件のコントロールがしやすく、製造
が容易であることと、付着している樹脂が薄膜断片状で
あるので、より肌触りが良く、着用感の優れた衣服を容
易に提供でき好ましい。
【0028】また、前記(6)項に記載したように、熱
可塑性エラストマー樹脂がポリウレタン系エラストマー
樹脂、ナイロン系エラストマー樹脂およびポリエステル
系エラストマー樹脂から成る群から選ばれた少なくとも
1種の樹脂である本考案の好ましい態様とすることによ
り、これらの樹脂は伸縮性生地への接着性が比較的良好
であり、かつ弾力性を有するので、衣服が着用されるこ
とにより、衣服に引張り応力がかかった場合でもその弾
力性により繊維の交差している部分に接着しているこれ
らの樹脂に亀裂が入りにくく、また適度の弾力性を有す
るので、弾力性のある拘束、整形作用を発揮でき、締め
付け感がより緩和されやすくなり好ましい。
【0029】また、前記(7)項に記載したように、熱
可塑性無定形樹脂がナイロン共重合体樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、オレフィン−スチレン共重合
体樹脂から成る群から選ばれた少なくとも1種の樹脂で
ある本考案の好ましい態様とすることにより、これらの
樹脂は伸縮性生地への接着性が比較的良好であり、かつ
比較的柔軟な樹脂であるので、衣服が着用されることに
より、衣服に引張り応力がかかった場合でもその柔軟性
により繊維の交差している部分に接着しているこれらの
樹脂に亀裂が入りにくく、良好な拘束作用を保持でき、
好ましい。
【0030】また、前記(8)項に記載したように、衣
服がファンデーション類、水着類、レオタード類、パン
ティストッキング類、タイツ類から選ばれた一種である
本考案の好ましい態様とすることにより、ファンデーシ
ョン類、パンティストッキング類は、一般に身体の整形
機能が必要とされる衣服であり、且つ、インナーウエア
ーとして肌に近い部分で着用されるので、整形機能や良
好な肌触り、着用感、アウターウエアーへの凹凸の響き
がないことなどが要求されるが、本考案の適用によりこ
れらの機能が十分に発揮されやすい衣服であり、好まし
い。また、水着類、レオタード類、タイツ類について
は、前記整形機能のほかに、それ自身の凹凸の外側への
反映が少いことなどが要求されるが、本考案の適用によ
りこれらを満足する十分な作用が発揮されやすく好まし
い。また、更に水着類の場合は、水に濡れた時に伸びを
拘束するための裏打ち布や、裏打ちフイルムの様にその
形状の陰影が外側から見えてしまうと外観が低下する大
きな欠点があるが、本考案の場合は樹脂の接着が主とし
て繊維の交差する部分や、そこから伸びている繊維の表
面に沿って接着されていて、生地の目の多くは、前記樹
脂により塞がれていないので、かかる見苦しい陰影が生
じにくく、好ましい。
【0031】また、前記(9)項に記載したように、フ
ァンデーション類がガードル、ブラジャー、ボディスー
ツ、ウエストニッパーから選ばれた一種である本考案の
好ましい態様とすることにより、これらの衣服は特に身
体の整形機能が要求され、また、直接肌に接するので、
良好な肌触り、着用感、アウターウエアーへの響きの少
いことなどが要求されるが、本考案の適用によりこれら
を満足する十分な作用が発揮されやすくファンデーショ
ン類の中では特に好ましい機能を発揮できる。
【0032】また、前記(10)項に記載したように伸
縮性生地が編物である本考案の好ましい態様とすること
により、編物は比較的伸縮性が大きく、本考案を適用す
ることにより、伸びや拘束力の微妙なコントロールが一
層しやすく、体形の整形機能を十分に発揮することが可
能となり、好ましい。
【0033】
【実施例】本考案で言う衣服の例としては、例えば、ブ
ラジャー、ロングラインブラジャー、フィットスリッ
プ、ガードル、ウエストニッパー、スリーインワン、ボ
ディスーツ、ブラスリップ、レオタード類、カップ付き
ドレス、水着類、パンティストッキング類、タイツ類、
イブニングドレス、スーツなどのファンデーション類、
ランジェリー類、その他の衣服が挙げられる。特にファ
ンデーション類や水着類、レオタード類、パンティスト
ッキング類、タイツ類等の肌に直接接する衣服類や、外
衣の下に着用し、美容上の観点から身体の整形機能をも
たせた衣服類に適用すると好適である。
【0034】図1は本考案の衣服であるガードルの一例
を示す前面側の概念斜視図である。1がガードル本体、
2が腹部の膨出を押さえるためにガードルの伸縮性生地
の伸びを拘束したい部分であり、前記生地の裏側から熱
可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および
熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂
が、主として前記伸縮性生地の生地を構成している繊維
の交差する部分付近の繊維表面上に付着している状態を
概念的に示したものである。以下、樹脂付与部分と言
う。2の樹脂付与部分により、腹部の膨出を抑制してい
る。
【0035】図2は図1のガードルを斜め後ろから見た
概念斜視図である。樹脂付与部分3で示した部分の下臀
部に相当する部分に樹脂が付与されており、この樹脂付
与部分3でヒップアップ機能を持たせている。
【0036】図3は、前記伸縮性生地が編物の場合の、
樹脂付与部分を拡大した部分概念平面図の一例を示すも
のである。6が伸縮性生地を構成する繊維を示し、7が
生地の目を示している。8は繊維6の交差する部分付近
の繊維6表面上に付着している熱可塑性エラストマー樹
脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂か
ら選ばれた少なくとも1種の樹脂を示している。(但
し、この図では、理解を容易にするために、樹脂の付着
した部分の下側の繊維もあたかも見えるかのように描い
たものである。)この図に示されるように、繊維6の交
差する部分付近の繊維6表面上に前記樹脂8が付着して
おり、生地の目7の多くは、前記樹脂8により塞がれて
いないので、良好な通気性が保持できる。もちろん、樹
脂付与部分の生地の目7すべてが、塞がれていない状態
である必要はなく、半数以上の目が塞がれていなければ
かなり良好な通気性を保持できる。
【0037】図4は、前記伸縮性生地(編物)の、樹脂
付与部分を拡大した別の態様の部分概念平面図の一例を
示すものである。6が伸縮性生地を構成する繊維を示
し、7が生地の目を示している。8は繊維6の交差する
部分付近の繊維6表面上に付着している熱可塑性エラス
トマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定
形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂を示してい
る。また、9は前記伸縮性生地の生地を構成する繊維の
交差する部分から伸びている繊維表面に沿って前記樹脂
が付着している部分を概念的に示したものである。一部
10で示したように樹脂が付着されていない部分があっ
ても差支えない。(但し、この図では、樹脂が付着して
いる部分は一部のみ記載し、他は省略してあるが、他の
部分についてもほぼ同様である。また、理解を容易にす
るために、樹脂の付着した部分の下側の繊維もあたかも
見えるかのように描いたものである。)この図から理解
されるように、繊維6の交差する部分付近の繊維6表面
上に前記樹脂8が付着しており、更にこの例の場合に
は、生地を構成する繊維の交差する部分から伸びている
繊維表面に沿っても前記樹脂9が付着している事により
この樹脂付着部分9によってもこの部分の繊維の伸びが
抑制されて、より強い拘束力を付与したい場合に好適で
ある。もちろん、前述したように生地の目7の多くは、
前記樹脂8により塞がれていないので、良好な通気性が
保持できる。しかし、樹脂付与部分の生地の目7すべて
が、塞がれていない状態である必要はなく、半数以上の
目が塞がれていなければかなり良好な通気性を保持でき
る。
【0038】図10は、前記伸縮性生地が織物の場合
の、樹脂付与部分を拡大した部分概念平面図の一例を示
すものである。16が伸縮性生地を構成する繊維を示
し、17が生地の目を示している。18は繊維16の交
差する部分付近の繊維16表面上に付着している熱可塑
性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱可
塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂を示
している。(但し、この図では、理解を容易にするため
に、樹脂の付着した部分の下側の繊維もあたかも見える
かのように描いたものである。)この図に示されるよう
に、繊維16の交差する部分付近の繊維16表面上に前
記樹脂18が付着しており、生地の目17の多くは、前
記樹脂18により塞がれていないので、良好な通気性が
保持できる。もちろん、樹脂付与部分の生地の目17す
べてが、塞がれていない状態である必要はなく、半数以
上の目が塞がれていなければかなり良好な通気性を保持
できる事は前述の場合と同様である。
【0039】図11は、前記伸縮性生地(織物)の、樹
脂付与部分を拡大した別の態様の部分概念平面図の一例
を示すものである。16が伸縮性生地を構成する繊維を
示し、17が生地の目を示している。18は繊維16の
交差する部分付近の繊維16表面上に付着している熱可
塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱
可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂を
示している。また、19は前記伸縮性生地の生地を構成
する繊維の交差する部分から伸びている繊維表面に沿っ
て前記樹脂が付着している部分を概念的に示したもので
ある。一部20で示したように樹脂が付着されていない
部分があっても差支えない。(但し、この図では、樹脂
が付着している部分は一部のみ記載し、他は省略してあ
るが、他の部分についてもほぼ同様である。また、理解
を容易にするために、樹脂の付着した部分の下側の繊維
もあたかも見えるかのように描いたものである。)この
図11から理解されるように、繊維16の交差する部分
付近の繊維16表面上に前記樹脂18が付着しており、
更にこの例の場合には、生地を構成する繊維の交差する
部分から伸びている繊維表面に沿っても前記樹脂19が
付着している事によりこの樹脂付着部分19によっても
この部分の繊維の伸びが抑制されて、より強い拘束力を
付与したい場合に好適である。もちろん、前述したよう
に生地の目17の多くは、前記樹脂18により塞がれて
いないので、良好な通気性が保持できる。しかし、樹脂
付与部分の生地の目17すべてが、塞がれていない状態
である必要はなく、半数以上の目が塞がれていなければ
かなり良好な通気性を保持できる事は、前述の場合と同
様である。
【0040】以上は、本考案の樹脂の付着状態の一例を
説明するために示した編み組織、織り組織の例であり、
本考案の伸縮性生地は、この組織のものに限定されるも
のではなく、通常それぞれの衣服に用いられている各種
の伸縮性生地に適用できることは持ち論である。
【0041】伸縮性生地の例としては、特に限定するも
のではないがとしては、例えば、パワーネット、ベアー
天竺、ベアーフライス、ツーウェイトリコットまたはト
リコネットなどの伸縮性編物や、伸縮性織物、不織布等
がが挙げられ、中でもポリウレタン弾性繊維を含有する
ポリアミド繊維やポリエステル繊維、更に必要に応じて
木綿を混入した編物が一般的には好ましく用いられてい
る。
【0042】伸縮性生地を構成する繊維としては、生地
の組織に応じて伸縮性が発揮できるようにそれぞれの生
地組織に応じて繊維を選定すればよく、例えば、ポリア
ミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊
維、アクリル系繊維、ビニロン繊維、ポリウレタン系弾
性繊維、レーヨン、アセテート繊維、獣毛繊維、絹、木
綿その他各種の合成繊維、半合成繊維、天然繊維など、
またはこれらを混合して用いることができる。前述した
ように特にポリウレタン系弾性繊維その他の弾力性を有
する繊維を混合ないし併用して用いると伸縮性が良好に
なり好ましい。そのうちでも特に、ポリアミド系繊維、
ポリエステル系繊維、木綿等の繊維とポリウレタン系弾
性繊維の併用が好ましい。
【0043】本考案の、前述したような特定の部分に樹
脂を付与するための方法としては、前記樹脂のフィルム
を使用した熱プレスによる方法で行う必要がある。図5
に熱プレス機の一例の側面概念図を示した。図5に示し
た熱プレス機は、下側部分が蓄熱のための発泡シリコン
ゴム層51とその上に積層されたシリコンゴム層52と
からなり、上側の蓋部分53は、ヒーターが内蔵された
金属蓋で、金属蓋53の下側面には、離型性をよくする
ために、弗素樹脂などのコーティング層54が設けられ
ている。
【0044】このような熱プレス機のシリコンゴム層5
2の上に所定の伸縮性生地55を載せ、離型紙の上に形
成された前記樹脂のフイルム56を、フイルム側が伸縮
性生地に接するように重ね合わせ、前記フイルムの軟化
点以上で、生地を構成する繊維の軟化点ないし分解点以
下の温度で加熱プレスする事により、フイルムが生地に
熱接着されて転写される。次いで、離型紙を剥がし、且
つ生地を裏返して、もう一度同様に熱プレスすることに
より、生地に付着していた主として生地の目の部分に付
着していたフイルムを構成する樹脂が、熱プレス機の下
側のシリコンゴム層52に付着して取り除かれる。こう
することにより、前述した、熱可塑性エラストマー樹
脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂か
ら選ばれた少なくとも1種の樹脂が、生地を構成する繊
維の主として交差する部分付近の繊維表面に薄膜断片状
に付着している状態を達成することができる。そして前
記生地の表側面から前記フィルムを当てがって熱プレス
した場合には、衣服を構成する伸縮性生地の主として表
側面の繊維表面または表側面と前記生地の内部の繊維表
面に樹脂が付着し、衣服の裏側面、すなわち肌に接する
側には樹脂がほとんど 現われていないので、肌触りがよ
く、より着用感の優れた衣服を得ることが出来、また、
前記生地の裏側面から前記フィルムを当てがって熱プレ
スした場合には、衣服を構成する伸縮性生地の主として
裏側面の繊維表面または裏側面と前記生地の内部の繊維
表面に樹脂が付着し、衣服の表側面には樹脂がほとんど
現われていないので、一般に樹脂と繊維とは染色性が異
なる場合が多いが、その場合でも衣服の表側面には樹脂
がほとんど現われていないので、染色性の相違による染
色むらが衣服の表側面には現れず、衣服の良好な外観を
保持することができる。
【0045】熱プレスの温度としては、前述の温度範囲
で用いられるが、特に120℃〜200℃程度の範囲で
プレス圧は0.05〜5Kg/cm2 程度で、生地を構
成する繊維の種類と、用いる樹脂フイルムの軟化点など
を考慮して適宜の条件とするのがよい。後述する実施例
では、離型紙上に形成されたポリウレタンエラストマー
樹脂フイルム(ダイセル化学工業株式会社製“サーモラ
イト6501”、フイルム層の厚さ30μm)を用いた
場合に、170℃、圧力0.7Kg/cm2 で、12秒
間の熱プレスを行ない、離型紙をはがして、ポリウレタ
ンエラストマー樹脂フイルムが転写された生地を裏返
し、再度同一の条件で熱プレスした。
【0046】尚、熱ロールプレスでプレスする場合も同
様に適用できる 用いるフイルムの厚さとしては、フイ
ルムを構成する樹脂の種類によって異なるし、またどの
程度の拘束力を付与したいかなどの目的によっても異な
るが、例えば10〜70μmのような比較的薄いフイル
ムを用いることが、所望の状態で、樹脂を付着できるの
で好ましい。
【0047】以上のように、樹脂を熱プレスにより軟化
ないしは溶融させる方法を採用する場合には、前記樹脂
のうち架橋がされていないか、架橋されていても生地を
構成する繊維の軟化点ないし分解点より低い温度で熱に
より軟化ないしは溶融するような樹脂を選定して用いる
ことが好ましい。
【0048】付与する樹脂としては、熱可塑性エラスト
マー樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定形
樹脂から選ばれた少なくとも1種の樹脂を用いることが
必要であり、これらの樹脂は一般に柔らかく、応力に対
しある程度柔軟に対応できる性質を有する。特に熱可塑
性エラストマー樹脂や架橋エラストマー樹脂は、弾力性
を有するので、これらの性質が優れている。通常の結晶
性樹脂を用いたり、熱硬化性樹脂を用いると、衣服着用
時や洗濯時などに生地に応力が掛かった場合に繊維の交
差する部分を接着している樹脂に亀裂が生じたり、樹脂
の剥離が生ずるので好ましくないし、一般的にこのよう
な樹脂を付与した場合には、ゴワゴワした感じが強くな
る傾向にあり、着用感も低下する場合が多い。
【0049】熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラスト
マー樹脂、熱可塑性無定形樹脂としては、衣服の生地に
付与する場合、加熱プレスなど熱処理を伴なう加工法で
付与する場合も考慮すると、その軟化点あるいは融点が
生地を構成する繊維の軟化点ないし分解点以下の温度で
あるものが好ましく、特に軟化点あるいは融点が110
〜170℃程度のものが好ましい。
【0050】熱可塑性エラストマー樹脂としては、例え
ば“サーモライト6501”(ダイセル化学工業株式会
社製)等のポリウレタン系エラストマー樹脂、“ハイト
レル”(東レ株式会社製)等のポリエステル系エラスト
マー樹脂(例えばポリブチレンテレフタレートブロック
共重合体などを含む)、ナイロン系エラストマー樹脂
(例えばポリエステル−ナイロンブロック共重合体エラ
ストマー樹脂などを含む)、ポリオレフィン系エラスト
マー樹脂などが代表的なものである。これらの熱可塑性
エラストマー樹脂は、本考案の目的を阻害しない範囲で
架橋されていてもよい。
【0051】また、熱可塑性無定形樹脂としては、ナイ
ロン−12共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、エチレン−プロピレンランダム共重合体、“T
PE”(住友化学工業株式会社製)等のオレフィン−ス
チレン共重合体樹脂等が挙げられる。これらの熱可塑性
無定形樹脂は、本考案の目的を阻害しない範囲で化学架
橋や物理的架橋を含んでいてもよい。また、架橋エラス
トマー樹脂としては、例えば、エチレン−プロピレンゴ
ム、スチレン−ブタジンゴム、ネオプレン−ブチレン−
スチレンゴム、シリコーンゴムなどの合成ゴム、天然ゴ
ム等が挙げられる。
【0052】これらの樹脂の付与は、衣服の生地の裏側
に施されるのが染色した時の外観などの点からは好ま
しいが、必要に応じて、表側に施してもよい。図6
は、本考案の衣服である水着の一例を示す前面側の概念
斜視図である。
【0053】61が水着本体、62が腹部の膨出を押さ
えるために水着の伸縮性生地の伸びを拘束するための、
前述したような生地の裏側から熱可塑性エラストマー
樹脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂
から選ばれた少なくとも1種の樹脂が施された、樹脂付
与部分を示したものである。
【0054】図7は図6の水着61を斜め後ろから見た
概念斜視図である。樹脂付与部分63で示した部分の下
臀部に相当する部分に樹脂が付与されており、この樹脂
付与部分63でヒップアップ機能を持たせている。
【0055】図8は本考案の衣服である水着の別の態様
の一例を示す前面側の概念斜視図である。81が水着本
体、82が腹部の膨出を押さえるために水着の伸縮性生
地の裏側から施された樹脂付与部分を示したものであ
る。この例の場合には、樹脂付与部分82が下から上に
密な状態から粗な状態になるパターンで付与されてお
り、それによる拘束力を樹脂付与の面積の密度の大小に
よりコントロールしている。
【0056】図8では下部が樹脂付与面積の大きいパタ
ーンで、密になっており、上部が帯状のパターンで粗に
付与された樹脂付与部分82となっており、従って、下
腹部側の方が拘束力が強く、上腹部側は拘束力が弱めら
れている。
【0057】尚、拘束力をこの様にグラデーションをつ
けて次第に強くしたり、弱くしたりするには、上記の例
で示した樹脂付与面積の密度の大小による以外に、樹脂
付与量の密度をコントロールする方法によってもよい。
【0058】次に図9は本考案の衣服としてのブラジャ
ーの場合の例を示す概念斜視図である。90はブラジャ
ー本体、92はカップ脇部に付与された樹脂付与部分で
あり、91はカップ下辺近傍に付与された樹脂付与部分
である。
【0059】樹脂付与部分92の脇部の樹脂付与のパタ
ーンは大きく密になっており、樹脂付与部分91はカッ
プの下から上に向かって順次細い帯状のパターンにな
り、いわゆる粗な状態になっており、拘束力が順次小さ
くなっている。この様なパターンの樹脂が付与されるこ
とにより、脇部の贅肉の膨出を押さえ、また、カップ下
辺部の拘束力より順次上方に向かうに従って拘束力が弱
められているので、バストアップに不必要な箇所を脇部
と同じような強い拘束力で拘束していないので拘束力の
微妙な変化により、美しいバストの整形が可能となる。
【0060】以上、本考案の具体例として、ガードル、
ブラジャー、水着を例にとって説明したが、本考案はこ
れらのみに限定されるものではなく、その他、例えば、
ロングラインブラジャー、フィットスリップ、ウエスト
ニッパー、スリーインワン、ボディスーツ、ブラスリッ
プ、レオタード類、パンティストッキング類、タイツ
類、カップ付きドレス、イブニングドレス、スーツなど
のファンデーション類やその他美容上の観点から身体の
整形機能をもたせた衣服類等に好適に適用できる。
【0061】実施例1 離型紙上に形成されたポリウレタンエラストマー樹脂フ
イルム(ダイセル化学工業株式会社製“サーモライト6
501”、フイルム層の厚さ30μm)を図1、図2に
示されたような樹脂付与パターンに対応する形に切り取
り、それぞれ所定部分に対応するナイロン繊維とポリウ
レタン繊維からなるパワーネット編物からなる生地の上
にポリウレタンエラストマー樹脂フイルム側が生地に接
するように載せ、図5に示したような熱プレス機を用い
て、170℃、圧力0.7Kg/cm2 で、12秒間の
熱プレスを行ない、ポリウレタンエラストマー樹脂フイ
ルムを生地に熱接着させ、次いで離型紙をはがして、ポ
リウレタンエラストマー樹脂フイルムが転写された生地
を裏返し、再度同一の条件で熱プレスした。
【0062】得られた生地を、縫製して図1、図2で示
したようなガードルを作成した。このガードルの樹脂付
与部分を顕微鏡で観察すると、生地を構成する繊維の主
として交差する部分付近の繊維表面にポリウレタンエラ
ストマー樹脂が薄膜断片状に付着しており、編物の目の
大部分は、ポリウレタンエラストマー樹脂によって塞が
れていないことが観察された。
【0063】得られたガードルは、良好な通気性、肌触
りを保ち、着用感が良好で、かつ樹脂の付与された部分
が目立ちにくく、見栄えの低下が少なく、また、凹凸に
よる外衣への響きがなく、かつ良好な腹部の膨出抑制機
能とヒップアップ機能を備えていた。
【0064】
【考案の効果】本考案は、良好な通気性、肌触りを保
ち、着用感が良好で、かつ樹脂の付与された部分が目立
ちにくく、見栄えの低下が少なく、また、凹凸による外
衣への響きがなく、かつ衣服の所定部分の伸びを拘束し
身体の整形効果を発揮し得る衣服を提供できる。そして
生地の表側面から前記フィルムを当てがって熱プレスし
た場合には、衣服を構成する伸縮性生地の主として表側
面の繊維表面または表側面と前記生地の内部の繊維表面
に樹脂が付着し、衣服の裏側面、すなわち肌に接する側
には樹脂がほとんど現われていないので、肌触りがよ
く、より着用感の優れた衣服を得ることが出来、また、
前記生地の裏側面から前記フィルムを当てがって熱プレ
スした場合には、衣服を構成する伸縮性生地の主として
裏側面の繊維表面または裏側面と前記生地の内部の繊維
表面に樹脂が付着し、衣服の表側面には樹脂がほとんど
現われていないので、一般に樹脂と繊維とは染色性が異
なる場合 が多いが、その場合でも衣服の表側面には樹脂
がほとんど現われていないので、染色性の相違による染
色むらが衣服の表側面には現れず、衣服の良好な外観を
保持することができる。
【0065】また、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地
を構成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、
主として前記伸縮性生地の生地を構成する繊維の交差す
る部分および当該交差部分から伸びている繊維表面に沿
った部分である本考案の好ましい態様とすることによ
り、より強力な拘束力を付与したい場合に好適な衣服を
提供できる。
【0066】また、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地
を構成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、
衣服を構成する伸縮性生地の主として裏側面の繊維表面
または裏側面と前記生地の内部の繊維表面である本考案
の好ましい態様とすることにより、染色むらが衣服の表
側には現れない、良好な外観を有する保持する衣服を提
供できる。
【0067】また、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂の付着が、伸縮性生地の伸びを拘
束したい所定の部分内において、伸びの拘束を強く必要
とする部分から伸びの拘束を前記強く必要とする部分よ
り小さくしたい部分に亘って密から粗に付与されている
本考案の好ましい態様とすることにより、身体の整形が
より厳密にコントロールでき、また、それ故に必要な部
分を必要な拘束力にコントロールしているので、身体に
不必要な拘束力がかからず、より着用感の優れた衣服を
提供することができる。
【0068】また、熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エ
ラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた
少なくとも1種の樹脂が、生地を構成する繊維の主とし
て交差する部分付近の繊維表面に薄膜断片状に付着して
いる本考案の好ましい態様とすることにより、容易に繊
維の主として交差する点の近傍の繊維表面に薄膜断片状
に樹脂を付着させることができ、製造条件のコントロー
ルがしやすく、製造が容易であることと、付着している
樹脂が薄膜断片状であるので、より肌触りが良く、着用
感の優れた衣服を容易に提供できる。
【0069】また、熱可塑性エラストマー樹脂がポリウ
レタン系エラストマー樹脂、ナイロン系エラストマー樹
脂およびポリエステル系エラストマー樹脂から成る群か
ら選ばれた少なくとも1種の樹脂である本考案の好まし
い態様とすることにより、これらの樹脂は伸縮性生地へ
の接着性が比較的良好であり、かつ弾力性を有するの
で、衣服が着用されることにより、衣服に引張り応力が
かかった場合でもその弾力性により繊維の交差している
部分に接着しているこれらの樹脂に亀裂が入りにくく、
また適度の弾力性を有するので、弾力性のある拘束、整
形作用を発揮でき、締め付け感がより緩和されやすい衣
服が提供できる。
【0070】また、熱可塑性無定形樹脂がナイロン共重
合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、オレフ
ィン−スチレン共重合体樹脂から成る群から選ばれた少
なくとも1種の樹脂である本考案の好ましい態様とする
ことにより、これらの樹脂は伸縮性生地への接着性が比
較的良好であり、かつ比較的柔軟な樹脂であるので、衣
服が着用されることにより、衣服に引張り応力がかかっ
た場合でもその柔軟性により繊維の交差している部分に
接着しているこれらの樹脂に亀裂が入りにくく、良好な
拘束作用を保持できる衣服が提供できる。好ましい。
【0071】また、衣服がファンデーション類、水着
類、レオタード類、パンティストッキング類、タイツ類
から選ばれた一種である本考案の好ましい態様とするこ
とにより、整形機能や良好な肌触り、着用感を有し、特
にファンデーション類、パンティストッキング類におい
ては更にアウターウエアーへの凹凸の響きがない本考案
の機能が十分に発揮されやすい衣服を提供できる。更に
水着類、レオタード類、タイツ類においてはそれ自身の
凹凸の外側への反映が少い本考案の機能が十分発揮され
る衣服を提供できる。また更に、水着の場合は、水に濡
れた時に樹脂付与部分の陰影が表側から見えにくく、外
観の優れた水着を提供できる。
【0072】また、ファンデーション類がガードル、ブ
ラジャー、ボディスーツ、ウエストニッパーから選ばれ
た一種である本考案の好ましい態様とすることにより、
十分な身体の整形機能、良好な肌触り、着用感を有し、
アウターウエアーへの響きが少ない本考案の機能が十分
に発揮されやすい衣服を提供できる。
【0073】また、伸縮性生地が編物である本考案の好
ましい態様とすることにより、伸びや拘束力の微妙なコ
ントロールが一層しやすく、体形の整形機能を十分に発
揮することが可能な衣服を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のガードルを示す前面側の概
念斜視図である。
【図2】本考案の一実施例のガードルの斜め後ろから見
た概念斜視図である。
【図3】伸縮性生地の、樹脂付与部分を拡大した一例の
部分概念平面図である。
【図4】伸縮性生地の、樹脂付与部分を拡大した別の一
例の部分概念平面図である。
【図5】熱プレス機の一例の側面概念図である。
【図6】本考案の一実施例の水着の前面側の概念斜視図
である。
【図7】本考案の一実施例の水着の後部側の概念斜視図
である。
【図8】本考案の別の一実施例の水着の前面側の概念斜
視図である。
【図9】本考案の一実施例のブラジャーの概念斜視図で
ある。
【図10】伸縮性生地の、樹脂付与部分を拡大した一例
の部分概念平面図である。
【図11】伸縮性生地の、樹脂付与部分を拡大した別の
一例の部分概念平面図である。
【図12】従来のガードルの概念斜視図である。
【符号の説明】
1 ガードル本体 2 伸縮性生地の伸びを拘束したい部分 3 樹脂付与部分 6 伸縮性生地を構成する繊維 7 生地の目 8 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂
および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種
の樹脂 9 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹脂
および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1種
の樹脂 10 樹脂が付着されていない部分 16 伸縮性生地を構成する繊維 17 生地の目 18 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹
脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1
種の樹脂 19 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラストマー樹
脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少なくとも1
種の樹脂 20 樹脂が付着されていない部分 51 発泡シリコンゴム層 52 シリコンゴム層 53 金属蓋 54 弗素樹脂コーティング層 55 伸縮性生地 56 離型紙の上に形成された樹脂のフイルム 61 水着本体 62 樹脂付与部分 63 樹脂付与部分 81 水着本体 82 樹脂付与部分 90 ブラジャー本体 91 カップ下辺近傍に付与された樹脂付与部分 92 カップ脇部に付与された樹脂付与部分 100 ガードル本体 101 伸縮性の小さい生地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/00 D06M 15/00 23/16 23/16

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性生地を使用した衣服の該伸縮性生
    地の伸びを拘束したい部分に、熱可塑性エラストマー樹
    脂、架橋エラストマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂か
    ら選ばれた少なくとも1種の樹脂のフィルムを用い、片
    側がシリコンゴム層、少なくとも他方にヒーターが内蔵
    された熱プレス機のシリコンゴム層側に前記所定の伸縮
    性生地を接触させ、且つ、離型紙の上に形成された前記
    樹脂のフイルムを、フイルム側が伸縮性生地に接するよ
    うに重ね合わせ、前記フイルムの軟化点以上で、生地を
    構成する繊維の軟化点ないし分解点以下の温度で加熱プ
    レスする事により、前記フイルムを生地に熱接着させて
    転写し、次いで、離型紙を剥がし、且つ生地を裏返し
    て、もう一度前記熱プレス機で熱プレスすることによ
    り、生地に付着していた主として生地の目の部分に付着
    していたフイルムを構成する樹脂を、熱プレス機のシリ
    コンゴム層に付着して取り除くことにより得られる、前
    記樹脂が主として前記伸縮性生地の生地を構成している
    繊維の交差する部分付近の繊維表面上に付着しており、
    前記伸縮性生地の伸びを拘束したい部分の生地の目の多
    くは、前記樹脂により塞がれていないことを特徴とする
    衣服。
  2. 【請求項2】 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラス
    トマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少な
    くとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地を構
    成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、主と
    して前記伸縮性生地の生地を構成する繊維の交差する部
    分および当該交差部分から伸びている繊維表面に沿った
    部分である請求項1に記載の衣服。
  3. 【請求項3】 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラス
    トマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少な
    くとも1種の樹脂が付着している伸縮性生地の生地を構
    成している繊維の交差する部分付近の繊維表面が、衣服
    を構成する伸縮性生地の主として裏側面の繊維表面また
    は裏側面と前記生地の内部の繊維表面である請求項1ま
    たは2に記載の衣服。
  4. 【請求項4】 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラス
    トマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少な
    くとも1種の樹脂の付着が、伸縮性生地の伸びを拘束し
    たい所定の部分内において、伸びの拘束を強く必要とす
    る部分から伸びの拘束を前記強く必要とする部分より小
    さくしたい部分に亘って密から粗に付与されている請求
    項1〜3のいずれかに記載の衣服。
  5. 【請求項5】 熱可塑性エラストマー樹脂、架橋エラス
    トマー樹脂および熱可塑性無定形樹脂から選ばれた少な
    くとも1種の樹脂が、生地を構成する繊維の主として交
    差する部分付近の繊維表面に薄膜断片状に付着している
    請求項1〜4のいずれかに記載の衣服。
  6. 【請求項6】 熱可塑性エラストマー樹脂がポリウレタ
    ン系エラストマー樹脂、ナイロン系エラストマー樹脂お
    よびポリエステル系エラストマー樹脂から成る群から選
    ばれた少なくとも1種の樹脂である請求項1〜5のいず
    れかに記載の衣服。
  7. 【請求項7】 熱可塑性無定形樹脂がナイロン共重合体
    樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、オレフィン
    −スチレン共重合体樹脂から成る群から選ばれた少なく
    とも1種の樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の
    衣服。
  8. 【請求項8】 衣服がファンデーション類、水着類、レ
    オタード類、パンティストッキング類、タイツ類から選
    ばれた一種である請求項1〜7のいずれかに記載の衣
    服。
  9. 【請求項9】 ファンデーション類がガードル、ブラジ
    ャー、ボディスーツウエストニッパーから選ばれた一種
    である請求項8に記載の衣服。
  10. 【請求項10】 伸縮性生地が編物である請求項1〜9
    のいずれかに記載の衣服。
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