JP3152523U - 立体的なワッペン - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本考案の一実施形態の立体的なワッペンを示す平面図であり、図1Bは同I−I線の断面図である。図1において、本考案の立体的なワッペン10は、生地1の表面に一体的に取り付けられた立体的なワッペンであり、内部シート2と、内部シート2の表面に配置された装飾布3を含む。内部シート2は、所定の形状を有し、上記所定の形状の外側であってかつ装飾布3の上から縫製4により生地1に一体化されることにより、内部シート2は、凸部を形成している。また、装飾布3は、内部シート2の形状の外縁より大きい外周を有し、装飾布3の周囲は、刺繍又は縁かがり糸により縁取り5されている。
図2は、本考案の他の一実施形態の立体的なワッペンを示す平面図である。図2において、立体的なワッペン11は、装飾布3が、内部シート2を覆う部分以外の部分に刺繍模様6を有する以外は、図1に示した実施形態の立体的なワッペン10と同様の構成である。図2では、図1と同一の構成部分には同一の符合を付け、重複する説明は省略する。また、図2と図1において同一の構成部分は、同様の機能を有する。
(1)内部シート材料
内部シート材料として、発泡フォーム(3Dフォーム、ポリエチレンビニールアセテート56質量%、厚さ:3mm)を用いた。
(2)生地
生地1として、ベースボールキャップの生地(ゼット社製“BH120”、ポリエステル100%)を用いた。
(3)装飾布
表層3aとしてたて糸がポリエステル繊維のマルチフィラメント糸(トータル繊度:56dtex、フィラメント数:36本)であり、よこ糸がポリエステルのマルチフィラメント仮撚加工糸(トータル繊度:167dtex、フィラメント数:72本)であり、織物組織が5枚緯朱子である織物(東レ社製“9090AB”、たて糸密度:282本/インチ、よこ糸密度:102本/インチ、目付け:181g/m2)を、裏層3bとして、ポリウレタン系ホットメルト樹脂フィルム(ダイセル化学工業社製“6501”、厚さ:100μm)を用いた。なお、表層3aと表層3bはラミネートにより一体化されている。
(4)立体的なワッペンの作製
先ず、生地1の所定の位置に大きめの合成樹脂シート(アキレス社製、ポリ塩化ビニール、厚さ:80μm)を乗せて、型合わせ様に案内線を本縫いで予め縫った。次いで、上記発泡フォームをカットして、英文字Dの形状を有する内部シート2を作製し、内部シート2の裏面に接着剤スプレーボンド(オザワ工業製)で接着層を形成した。次いで、生地1の合成樹脂シートと内部シート2の接着層が接するように、生地1の上に内部シート2を配置し、案内線に合わせて貼り合わせた後、生地1と内部シート2とがずれないように内部シート2の上から本縫いで仮止めを行う。次いで、内部シート2の英文字Dの形状より大きい外周を有する装飾布3を、内部シート2の表面に配置し、装飾布3の周囲を、刺繍により縁取り5した後、装飾布3の上から、英文字Dの形状の外縁に沿って、ステッチ縫い4を行い、生地1、内部シート2及び装飾布3を一体化した。これにより、図1に示しているような立体的なワッペン10を得た。得られた立体的なワッペン10は、立体感も見映えも良好であった。
(1)内部シート材料
内部シート材料として、発泡フォーム(3Dフォーム、ポリエチレンビニールアセテート56質量%、厚さ:3mm)を用いた。
(2)生地
生地1として、グランドコートの生地(アシックス社製“BRG289”、ポリエステル100%)を用いた。
(3)装飾布
表層3aとしてナイロン77%、ポリエステル23%混率の表ナイロン、裏ポリエステル使いの交編トリコット起毛である編物(東レ社製“6005”、ウエル密度:64本/インチ、コース密度:55本/インチ、目付け:260g/m2)を、裏層3bとして、ポリウレタン系ホットメルト樹脂フィルム(ダイセル化学工業社製“2011”、厚さ:100μm)を用いた。なお、表層3aと表層3bはラミネートにより一体化されている。
(4)立体的なワッペンの作製
先ず、生地1の所定の位置に大きめの合成樹脂シート(アキレス社製、ポリ塩化ビニール、厚さ:80μm)を乗せて、型合わせ様に案内線を本縫いで予め縫った。次いで、上記発泡フォームをカットして、英文字Dの形状を有する内部シート2を作製し、内部シート2の裏面に接着剤スプレーボンド(オザワ工業製)で接着層を形成した。次いで、生地1の合成樹脂シートと内部シート2の接着層が接するように、生地1の上に内部シート2を配置し、案内線に合わせて貼り合わせた後、生地1と内部シート2とがずれないように内部シート2の上から本縫いで仮止めを行う。次いで、内部シート2の英文字Dの形状より大きい外周を有する装飾布3を、内部シート2の表面に配置し、装飾布3の周囲を、刺繍により縁取り5した後、装飾布3の上から、英文字Dの形状の外縁に沿って、ステッチ縫い4を行い、生地1、内部シート2及び装飾布3を一体化した。次いで、装飾布3の内部シート2を覆う部分以外の部分に、刺繍により英文字Pである刺繍模様6を形成し、図2に示しているような立体的なワッペン11を得た。得られた立体的なワッペン11は、立体感も見映えも良好であった。
1 生地
2 内部シート
3 装飾布
3a 装飾布の表層
3b 装飾布の裏層
4 縫製部
5 縁取り部
6 刺繍模様
Claims (6)
- 生地の表面に一体的に取り付けられた立体マークであって、
前記立体マークは、内部シートと、前記内部シートの表面に配置された装飾布とを含み、
前記装飾布は、前記内部シートの形状の外縁より大きい外周を有し、
前記内部シートは、所定の形状を有し、前記所定の形状の外側であってかつ前記装飾布の上から縫製により前記生地に一体化されることにより、前記内部シートは、凸部を形成し、
前記装飾布の周囲は、刺繍又は縁かがり糸により縁取りされていることを特徴とする立体マーク。 - 前記内部シートは、樹脂発泡体、フェルト及び不織布から選ばれる少なくとも一つである請求項1に記載の立体マーク。
- 前記装飾布は、表層が織物、編物又は不織布であり、裏層が樹脂フィルムであり、上記表層と上記裏層はラミネートにより一体化されている請求項1又は2に記載の立体マーク。
- 前記装飾布は、前記内部シートを覆う部分以外の部分に刺繍模様を有する請求項1〜3のいずれかに記載の立体マーク。
- 前記凸部の表面はフラットである請求項1〜4のいずれかに記載の立体マーク。
- 前記内部シートの厚さは、1〜10mmの範囲である請求項1〜5のいずれかに記載の立体マーク。
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JP2009002325U JP3152523U (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | 立体的なワッペン |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014119744A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Orie Co Ltd | ホログラムを施されたシート状物及びホログラムを施されたシート状物を用いた装身物 |
CN112793482A (zh) * | 2019-11-13 | 2021-05-14 | 丰田纺织株式会社 | 表皮构件及其制造方法 |
CN114427146A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-03 | 台州辉腾电子科技股份有限公司 | 一种能自动剪线的立体缝纫模板机 |
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2009
- 2009-04-13 JP JP2009002325U patent/JP3152523U/ja not_active Expired - Fee Related
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