JP2001172809A - 織布製手袋およびその製造法 - Google Patents

織布製手袋およびその製造法

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JP2001172809A JP35509799A JP35509799A JP2001172809A JP 2001172809 A JP2001172809 A JP 2001172809A JP 35509799 A JP35509799 A JP 35509799A JP 35509799 A JP35509799 A JP 35509799A JP 2001172809 A JP2001172809 A JP 2001172809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織布製の手袋でありながら、製織時に中空部
のみならず輪郭部も織り組織として一挙に形成されるの
で、従来では不可欠であった輪郭部の縫製や溶断シール
を行うまでもなく、工程も簡素でかつ生産性にすぐれ、
しかも手首や掌の部位が伸縮するので着脱が容易である
上、着用に際しまたは使用時に輪郭部からの破断もな
く、感触、フィット性、使い勝手の点でも好ましく、極
薄のものから厚手のもの、使い捨てタイプから高性能の
ものまで自在に設計することのできる織布製の手袋およ
びその工業的な製造法を提供することを目的とする。 【解決手段】 袋織り法により得た手袋である。手の形
状に見合った領域(1) は、非接結の重ね織り組織(A) で
形成される。領域(1) の周辺領域(2) は、一重織り組織
または接結された重ね織り組織(B) で形成される。そし
て特に好ましくは、領域(1) のうち手首側領域(1a)から
掌領域(1b)にかけての領域が、縦横の織り組織に対しバ
イアス方向となるようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、作業場など
において使われる織布製の手袋およびその製造法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】主として家庭用で使われる手袋として、
ゴムないし軟質樹脂製の手袋が汎用されている。また塗
装その他の作業に際して用いられる使い捨ての手袋とし
て、ポリエチレンフィルムなどの薄いフィルム製の手袋
が汎用されている。
【0003】ところが、これらゴムないし軟質樹脂製の
手袋やフィルム製の手袋は、耐水性を有するものの、着
脱性、着用時の感触、汗ばみの度合、フィット性の点お
いて、着用者の希望からはど遠い。加えて、ゴム製やフ
ィルム製の手袋はアレルギー体質の人には向かないとい
う問題もある。
【0004】そこで消費者の要望に沿うべく、ニット
(編物)製の手袋が製造、販売されているが、編物製の
手袋は一般に嵩高になり、薄手のものを製造することが
難しいこと、また手にはめるときや使用中に爪などが引
っ掛かって1ケ所に引っ掻き傷を生じると、そこからほ
ころびが伝播すること、などの不利がある。
【0005】編物製の手袋のほか、薄い織布製の手袋に
ついても開発がなされているが、以下に述べるような種
々の問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】薄手の生地で作られた
織布製の手袋は、2枚重ねの織布を手の形状に見合うよ
うにカットした後、その周縁(輪郭線)に沿って縫製ま
たは溶断シールを行うことにより製造される。
【0007】しかしながら、縫製の場合には、手首、
掌、5本の指、掌、手首の輪郭という複雑なラインに沿
って手作業によりミシン操作を行わなければならないの
で、工賃が高くなり、また生産性が一定以上には上がら
ない。使い捨てする薄手の織布製の手袋の生産数は、た
とえば1日当り数十万双(左右1組で1双)であるの
で、量産できないことは大きな不利となる。
【0008】一方、溶断シールの場合には、縫製の場合
に比しては生産性を上げることはできるものの、手袋は
窮屈な空間に手を挿入するものであり、かつ溶断シール
部はフィルム化して他の部位に比し硬くかつ伸びなくな
っているため、着用に際しまたは使用時に、無視しえぬ
割合で輪郭の溶断シール部の所で破断を生ずることがあ
る。このトラブルは、製造段階ではなく使用者が実際に
着用する段階で発生するので、使用者に迷惑をかけ、メ
ーカー側も信頼性を失う原因となる。
【0009】本発明は、このような背景下において、織
布製の手袋でありながら、製織時に中空部のみならず輪
郭部も織り組織として一挙に形成されるので、従来では
不可欠であった輪郭部の縫製や溶断シールを行うまでも
なく、工程も簡素でかつ生産性にすぐれ、しかも手首や
掌の部位が伸縮するので着脱が容易である上、着用に際
しまたは使用時に輪郭部からの破断もなく、さらには使
用時の感触、フィット性、使い勝手の点でも好ましく、
加えて、極薄のものから厚手のものまであるいは使い捨
てタイプのものから高性能(高強力、高耐熱性、耐低温
性等)のものまで自在に設計することのできる織布製の
手袋およびその工業的な製造法を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の織布製手袋は、
袋織り法により得た手袋であって、手の形状に見合った
領域(1) が非接結の重ね織り組織(A) で形成されると共
に、前記領域(1) の周辺領域(2) が一重織り組織または
接結された重ね織り組織(B) で形成されていることを特
徴とするものである。この場合、前記領域(1) のうち手
首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけての領域が、縦横の
織り組織に対しバイアス方向となっていることが特に好
ましい。
【0011】本発明の織布製手袋の製造法は、ジャカー
ドを用いた袋織り法により、非接結の重ね織り組織(A)
からなる手の形状に見合った領域(1) と、一重織り組織
または接結された重ね織り組織(B) からなる周辺領域
(2) とを、織りの進行に伴い形成させていくこと、つい
でその製織物から、個々の手袋が独立するように切り離
しを行うこと、を特徴とするものである。この場合、前
記領域(1) のうち手首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけ
ての領域が、縦横の織り組織に対しバイアス方向となる
ようにすることが特に好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0013】〈織り組織〉まず本発明における製織法が
容易に理解されるようにするため、一重織り法および袋
織り法を図6(イ)〜(ヘ)を参照しながら簡単に説明
する。ただし(ハ)〜(ヘ)においては、緯糸(y) のみ
を表示しかつそれを簡略表示してある。
【0014】一重織り法は通常の製織法であり、(イ)
に示すように、経糸(x) に対して緯糸(y) を矢印を始点
として往復で通し、これを繰り返す。
【0015】袋織り法にあっては、(ロ)に示すよう
に、経糸(x) 列を表裏に分離し、緯糸(y) を螺旋状に往
復させて織り上げる。通常の場合、両縁のみで表裏が接
結された袋状の組織が形成されるので、袋織り法という
のである。
【0016】袋織り法を採用しても、両縁における接結
部分を長くすると、(ハ)のようになる。また中間にお
いても接結すると、(ニ)のような接結された重ね織り
組織となる。(ハ)や(ニ)における接結部は、(イ)
のような一重織りとすることもできる。
【0017】これらを組み合わせて、(ホ)に例示する
ような織り組織にすることも可能である。
【0018】そしてジャカードを用いて袋織りを行う
と、織りの進行につれて、(ハ)、(ニ)、(ホ)にお
ける非接結部分を刻々と変化させることができ、また非
接結部分以外の部分を、一重織り組織や、袋織りの重ね
織り接結部分とすることもできるので、(ヘ)のよう
に、種々の中空形状および非中空形状を有する織布を得
ることが可能となるのである。
【0019】〈織布製手袋の製造〉本発明においては、
ジャカードを用いた袋織り法により、図6(ヘ)のよう
に、非接結の重ね織り組織(A) からなる手の形状に見合
った領域(1) と、一重織り組織または接結された重ね織
り組織(B) からなる周辺領域(2) とを形成させていく。
なお織り組織は、通常は平織りとするが、綾織り(斜文
織り)、朱子織り、あるいはこれらの変化織りなどであ
ってもよい。
【0020】この場合、後述の図5のように製織してい
くと、手袋の手首側の領域(1a)や掌領域(1b)において
は、経糸(x) および緯糸(y) で形成される縦横の組織に
対し平行−直交関係になるが、そのときには糸として通
常の糸を用いる限り、織布の性質上、これらの領域(1
a), (1b)はほとんど伸びを有しないことになる。
【0021】そこで本発明においては、非接結の重ね織
り組織(A) からなる手の形状に見合った領域(1) のう
ち、手首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけての領域が、
織り組織に対しバイアス方向となるように特別の工夫を
講じることが特に好ましい。そのためには、後述の図1
や図4のように、領域(1) を製織方向に比し傾いた姿勢
で形成されるようにすればよい。バイアス角度は約45
°が最も好ましいが、30°±15°程度までは好まし
い範囲ということができる。
【0022】製織に際しては手袋が織り方向に1列とな
るようにすることもできるが、汎用の織機の織り巾の上
限は手袋の大きさよりもはるかに大きいので、通常は、
後述の図1、4、5のように、たとえば2〜6列(殊に
3〜5列)というように複数列作る方が望ましい。緯糸
(y) の緯入時の速度は織り巾の如何にかかわらずほとん
ど変わらないので(準備工程である経糸の整経には織り
巾が広い分だけ手間を要するが)、一旦製織を開始した
後は、n列を同時に作れば1列とする場合の概ねn倍の
生産性が得られる。
【0023】製織後は、精練やセットを行ったのち、そ
の製織物から個々の手袋が独立するように切り離しを行
う。このときの切り離しは、機械的な打ち抜き刃などに
より行うことができるが、経糸(x) および緯糸(y) が熱
溶融可能な材質でできているときは、ヒートカットない
し溶断シールにより行うこともできる。いずれの場合に
も、中空部である領域(1) の周辺は、一重織り、または
重ね織りの接結部分となっているので、ほつれを生じが
たい。
【0024】もし必要なら、製織後のまだ連設体にある
段階または個々の手袋(後述の内外反転した手袋を含
む)になした段階において、手袋の少なくとも一部の面
に、撥水剤(たとえばフッ素系やシリコーン系の撥水
剤)による処理、樹脂液または樹脂フィルム(たとえば
ポリウレタンエラストマー)のコーティングまたはラミ
ネートなどの手段により、耐水性処理ないし加工を施す
ことができる。糸の段階で樹脂液を含浸させておき、連
設体または個々の手袋とした段階で、その樹脂液を硬化
させる方法を採用することもできる。
【0025】上述の方法により、手の形状に見合った領
域(1) が非接結の重ね織り組織(A)で形成され、領域(1)
の周辺領域(2) が一重織り組織または接結された重ね
織り組織(B) で形成され、そして好ましくは領域(1) の
うち手首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけての領域が織
り組織に対しバイアス方向となっている目的の織布製手
袋を得ることができる。
【0026】個々の手袋は、もし必要なら、その内外を
反転させて製品とすることも好ましい。そのようにする
と、周辺の縁の部分が隠れ、美観上好ましいものとなる
からいある。
【0027】〈経糸(x) 、緯糸(y) 〉経糸(x) および緯
糸(y) としては、用途に応じ、ポリエステル系繊維、ポ
リアミド(ナイロン)系繊維、アクリル系繊維、ビニル
アルコール重合体系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、
ポリ塩化ビニル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリウ
レタン系繊維、フッ素樹脂系繊維、耐熱性合成繊維(ア
ラミド系繊維等)、半合成繊維、再生繊維、天然繊維、
炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、金属繊維な
どの繊維から作られた糸が用いられる。
【0028】糸の太さは、極細のものから極太のものま
で任意であり、使用する糸の太さに応じて極薄の手袋か
ら厚手の手袋まで自在の厚みのものを得ることができ
る。また糸の種類を選択すれば、使い捨てタイプのもの
から高性能(高強力、高耐熱性、耐低温性等)のものま
で自在に設計することができる。
【0029】本発明の手袋は、家庭、給食関連、作業
場、研究所、医療現場、スポーツ、釣りなどにおいて使
われる織布製の手袋として有用である。
【0030】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0031】実施例1 図1は、本発明の織布製手袋の製造過程の一例を示した
表面図である。図2は、図1における織り組織を示した
説明図であり、経糸(x) の表示は省略して緯糸(y) のみ
を簡略化して示してある。図3は、図1の連設体から得
られる個々の手袋の平面図である。
【0032】経糸(x) および緯糸(y) としてたとえば細
デニールのポリエステルマルチフィラメント糸を使用
し、ジャカードを用いて袋織り法により製織を行い、織
り巾に対して4列(ただし図1では2列分しか表示して
いない)の手袋が得られるようにした。
【0033】製織に際しては、非接結の重ね織り組織
(A) からなる手の形状に見合った領域(1) と、一重織り
組織または接結された重ね織り組織(B) からなる周辺領
域(2)とを形成させていった。またこのときには、手の
形状に見合った領域(1) のうち、手首側領域(1a)から掌
領域(1b)にかけての領域が、織り組織に対しほぼ45°
のバイアス方向となるようにした。なお(1c)は指領域で
ある。
【0034】製織後は、機械的な刃または熱刃により、
帯状の連設体となった製織物から、領域(1) の外周に沿
って数mmの縁が作られるように周辺領域(2) の個所で打
ち抜きを行った(ただし、手首側領域(1a)の手の差し込
み口となる個所は開口するように打ち抜きを行った)。
【0035】このようにして得た手袋は、本質的に織布
からなり、輪郭部も織り組織でできており、さらには手
首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけての領域が織り組織
に対しバイアス方向となっているので、手首や掌の部位
が伸縮して着脱が容易であり、着用に際しまたは使用時
に輪郭部からの破断もなく、使用時の感触、フィット
性、使い勝手の点でも好ましいものであった。また製織
は全自動で行うことができるので、生産性にすぐれてい
た。
【0036】この手袋は、表裏が反転するように裏返し
て製品とすることもできる。また、製織後のまだ連設体
にある段階、または個々の手袋になした段階において、
あるいは個々の手袋は、表裏が反転するように裏返した
段階で、撥水剤の吹き付け、樹脂液のコーティング、樹
脂フィルムのラミネートにより、耐水性処理ないし加工
を施すことができた。
【0037】実施例2 図4は、本発明の織布製手袋の製造過程の他の一例を示
した表面図である。
【0038】この実施例においては、織り巾に対して2
列の手袋が得られるようにし、また地となるBの部分に
所々Aを形成してある。
【0039】実施例3 図5は、本発明の織布製手袋の製造過程のさらに他の一
例を示した表面図である。
【0040】この実施例においては、非接結の重ね織り
組織(A) からなる手の形状に見合った領域(1) と、一重
織り組織または接結された重ね織り組織(B) からなる周
辺領域(2) とを形成させていったが、手の形状に見合っ
た領域(1) のうち、手首側領域(1a)から掌領域(1b)にか
けての領域が、図5のように縦横の織り組織に対しほぼ
直交するようにしてある。
【0041】この手袋は、着脱性および着用時の手首の
部分のしまり具合の点では実施例1ほどの効果は得られ
なかったが、他の点では実施例1の場合と同様に好まし
いものであった。
【0042】比較例1 通常の平織り布を2枚重ねて手袋形状に打ち抜き、つい
で輪郭部に沿って縫製を行ったが、手首、掌、5本の
指、掌、手首の輪郭という複雑なラインに沿って手作業
によりミシン操作を行わなければならないので、実施例
1〜3の場合に比し比較にならないほどの手間を要し、
また縫製部に個人差により不揃いを生ずるため、検査工
程が必要となった。
【0043】比較例2 通常の平織り布を2枚重ね、手袋形状になるよう周辺部
を溶断シールして手袋を製造した。しかしながら、溶断
シール部はフィルム化して他の部位に比し硬くかつ伸び
なくなっている上、使用者の手の大きさは種々であり、
また着用後には当然ながら手袋内で手の動きがあるた
め、着用に際しまたは使用時に、輪郭の溶断シール部の
所で破断を生ずることが多かった。
【0044】
【発明の効果】本発明においては、袋織り法により得た
手袋において、手の形状に見合った領域(1) が非接結の
重ね織り組織(A) で形成され、その領域(1) の周辺領域
(2) が一重織り組織または接結された重ね織り組織(B)
で形成され、そして特に好ましくは上記領域(1) のうち
手首側領域(1a)から掌領域(1b)にかけての領域が縦横の
織り組織に対しバイアス方向となるようにされている。
【0045】そのため、織布製の手袋でありながら、製
織時に中空部のみならず輪郭部も織り組織として一挙に
形成されるので、従来では不可欠であった輪郭部の縫製
や溶断シールを行うまでもない。また工程が簡素でかつ
生産性にすぐれている。しかも手首や掌の部位が伸縮す
るので着脱が容易である上、着用に際しまたは使用時に
輪郭部からの破断もなく、さらには使用時の感触、フィ
ット性、使い勝手の点でも好ましい。加えて、極薄のも
のから厚手のものまであるいは使い捨てタイプのものか
ら高性能(高強力、高耐熱性、耐低温性等)のものまで
自在に設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織布製手袋の製造過程の一例を示した
表面図である。
【図2】図1における織り組織を示した説明図であり、
経糸(x) の表示は省略して緯糸(y) のみを簡略化して示
してある。
【図3】図1の連設体から得られる個々の手袋の平面図
である。
【図4】本発明の織布製手袋の製造過程の他の一例を示
した表面図である。
【図5】本発明の織布製手袋の製造過程のさらに他の一
例を示した表面図である。
【図6】本発明に関連する一重織り法および袋織り法に
ついての説明図である。
【符号の説明】
(1) …手の形状に見合った領域、(1a)…手首側領域、(1
a)…掌領域、(1a)…指領域、(2) …周辺領域、(A) …非
接結の重ね織り組織、(B) …一重織り組織または接結さ
れた重ね織り組織、(x) …経糸、(y) …緯糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋織り法により得た手袋であって、手の形
    状に見合った領域(1) が非接結の重ね織り組織(A) で形
    成されると共に、前記領域(1) の周辺領域(2) が一重織
    り組織または接結された重ね織り組織(B) で形成されて
    いることを特徴とする織布製手袋。
  2. 【請求項2】袋織り法により得た手袋であって、 手の形状に見合った領域(1) が、非接結の重ね織り組織
    (A) で形成されていること、 前記領域(1) の周辺領域(2) が、一重織り組織または接
    結された重ね織り組織(B) で形成されていること、およ
    び、 前記領域(1) のうち手首側領域(1a)から掌領域(1b)にか
    けての領域が、縦横の織り組織に対しバイアス方向とな
    っていること、を特徴とする請求項1記載の織布製手
    袋。
  3. 【請求項3】手袋の内外が反転されている請求項1また
    は2記載の織布製手袋。
  4. 【請求項4】手袋の少なくとも一部の面に、耐水性処理
    ないし加工が施されている請求項1、2または3記載の
    織布製手袋。
  5. 【請求項5】ジャカードを用いた袋織り法により、非接
    結の重ね織り組織(A) からなる手の形状に見合った領域
    (1) と、一重織り組織または接結された重ね織り組織
    (B) からなる周辺領域(2) とを、織りの進行に伴い形成
    させていくこと、 ついでその製織物から、個々の手袋が独立するように切
    り離しを行うこと、を特徴とする織布製手袋の製造法。
  6. 【請求項6】ジャカードを用いた袋織り法により、非接
    結の重ね織り組織(A) からなる手の形状に見合った領域
    (1) と、一重織り組織または接結された重ね織り組織
    (B) からなる周辺領域(2) とを、織りの進行に伴い形成
    させていくこと、 このとき、前記領域(1) のうち手首側領域(1a)から掌領
    域(1b)にかけての領域が、縦横の織り組織に対しバイア
    ス方向となるようにすること、 ついでその製織物から、個々の手袋が独立するように切
    り離しを行うこと、を特徴とする請求項5記載の織布製
    手袋の製造法。
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