JP2001159012A - 手 袋 - Google Patents
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D19/00—Gloves
- A41D19/04—Appliances for making gloves; Measuring devices for glove-making
-
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- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D19/00—Gloves
- A41D19/0006—Gloves made of several layers of material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Gloves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手袋に防水性能を付与するには、製造が面倒
で、使用感も悪く、しかも物を把持するなどの作業性の
よくない手袋となったが、本願では簡易に製造でき、使
用感や作業性に優れた完全防水型の手袋を提供する。 【解決手段】 熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と外手袋体とを嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィ
ルムを融着させるか、内手袋体の外表面全域に点、線、
面に塗布したホットメルト接着剤を介して内・外手袋体
を一体化するように構成した。
で、使用感も悪く、しかも物を把持するなどの作業性の
よくない手袋となったが、本願では簡易に製造でき、使
用感や作業性に優れた完全防水型の手袋を提供する。 【解決手段】 熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と外手袋体とを嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィ
ルムを融着させるか、内手袋体の外表面全域に点、線、
面に塗布したホットメルト接着剤を介して内・外手袋体
を一体化するように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製により或いは
編成により簡易に製造でき、しかも使用感や作業性に優
れた完全防水型の手袋に関するものである。
編成により簡易に製造でき、しかも使用感や作業性に優
れた完全防水型の手袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、手袋に防水性能を付与するには、
次の３つの方法があった。皮革、合成皮革、織物、編
物等の素材及び製品に溌水液や防水剤を浸透させるか、
これらの素材にて得た手袋に溌水液や防水剤を塗布させ
る方法。皮革、合成皮革、織物等の素材に、防水加工
を施し、これら素材を縫い合わせて作成した手袋を裏返
し、縫い目の上から熱融着性の良いテープをあてがい、
溶かしながら目を塞ぐ方法。外手袋体と、裏手袋体と
の中間に、防水性又は透湿性のあるフィルム等で出来上
がった中間手袋体を重合して形成する方法である。
次の３つの方法があった。皮革、合成皮革、織物、編
物等の素材及び製品に溌水液や防水剤を浸透させるか、
これらの素材にて得た手袋に溌水液や防水剤を塗布させ
る方法。皮革、合成皮革、織物等の素材に、防水加工
を施し、これら素材を縫い合わせて作成した手袋を裏返
し、縫い目の上から熱融着性の良いテープをあてがい、
溶かしながら目を塞ぐ方法。外手袋体と、裏手袋体と
の中間に、防水性又は透湿性のあるフィルム等で出来上
がった中間手袋体を重合して形成する方法である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法にあっては、溌水液や防水剤を浸透或いは塗布さ
せた表材自身の防水性は確保されるとしても、縫い目か
ら水が滲みてくるか、少し使用すると所どころより水が
滲みて来ることは避けられなかった。上記の方法の如
く、手袋の縫い目を裏側からテープをあてがい、熱を掛
け溶かしながら目留めするも、縫い目部分が平面でない
ために、大変な労力が必要であったばかりでなく、熱の
掛け方掛かり方のバラツキが生じる結果、使用中に水が
滲みてくる目留め不足部分が生じるという欠点があっ
た。上記の方法にあっては、中間手袋体の素材として
防水性や透湿性の両性能を備えたものを用いて、スキー
用、ライダー用の手袋として広く利用されているが、三
つの手袋体を重合しているため、それぞれの手袋体がズ
レないように指先を三重に縫い合わせるか、両面テープ
等で貼り合わせ必要が生じるが、その作業は大変に面倒
で難しかった。又、中間体手袋体が浮いてしまうため
に、異物感が残ることは避けられなかった。
の方法にあっては、溌水液や防水剤を浸透或いは塗布さ
せた表材自身の防水性は確保されるとしても、縫い目か
ら水が滲みてくるか、少し使用すると所どころより水が
滲みて来ることは避けられなかった。上記の方法の如
く、手袋の縫い目を裏側からテープをあてがい、熱を掛
け溶かしながら目留めするも、縫い目部分が平面でない
ために、大変な労力が必要であったばかりでなく、熱の
掛け方掛かり方のバラツキが生じる結果、使用中に水が
滲みてくる目留め不足部分が生じるという欠点があっ
た。上記の方法にあっては、中間手袋体の素材として
防水性や透湿性の両性能を備えたものを用いて、スキー
用、ライダー用の手袋として広く利用されているが、三
つの手袋体を重合しているため、それぞれの手袋体がズ
レないように指先を三重に縫い合わせるか、両面テープ
等で貼り合わせ必要が生じるが、その作業は大変に面倒
で難しかった。又、中間体手袋体が浮いてしまうため
に、異物感が残ることは避けられなかった。
【０００４】本発明は、上記種々の欠点を一挙に解消す
るためのもので、その目的とするところは、縫製により
或いは編成により簡易に製造でき、しかも使用感がよ
く、完全防水性を確保できる新規な手袋を提供すること
にある。また、他の目的は親指の動きがよく、物を把持
するなどの作業性のよい手袋を提供することにある。
るためのもので、その目的とするところは、縫製により
或いは編成により簡易に製造でき、しかも使用感がよ
く、完全防水性を確保できる新規な手袋を提供すること
にある。また、他の目的は親指の動きがよく、物を把持
するなどの作業性のよい手袋を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と外手袋体とを嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィ
ルムを融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴
とし、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを防水性樹
脂フィルムの融着性により完全一体化し、着用時に異物
感が残らないように構成した。
め、本発明は、熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と外手袋体とを嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィ
ルムを融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴
とし、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを防水性樹
脂フィルムの融着性により完全一体化し、着用時に異物
感が残らないように構成した。
【０００６】また、請求項２に記載の発明は、熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベース
地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体化し
てなる素材を用いて得た内手袋体と、外皮地に熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た外手袋体とを前記樹脂フィ
ルム同士が接するように嵌合し、前記樹脂フィルム同士
を融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴と
し、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを樹脂フィル
ム同士の融着により完全一体化し、着用時に異物感が残
らないように構成した。
高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベース
地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体化し
てなる素材を用いて得た内手袋体と、外皮地に熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た外手袋体とを前記樹脂フィ
ルム同士が接するように嵌合し、前記樹脂フィルム同士
を融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴と
し、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを樹脂フィル
ム同士の融着により完全一体化し、着用時に異物感が残
らないように構成した。
【０００７】さらに、請求項３に記載の発明は、熱加
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて親指部分と親指部分を除いた本
体部分とを別個に作成してから親指部分と本体部分とを
融着して得た内手袋体と外手袋体とを互いに嵌合し、前
記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内・外手袋
体を一体化したことを特徴とし、親指の動き易さが確保
でき、つかむ等の作業性が良好な完全防水型の手袋が得
られるように構成した。
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて親指部分と親指部分を除いた本
体部分とを別個に作成してから親指部分と本体部分とを
融着して得た内手袋体と外手袋体とを互いに嵌合し、前
記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内・外手袋
体を一体化したことを特徴とし、親指の動き易さが確保
でき、つかむ等の作業性が良好な完全防水型の手袋が得
られるように構成した。
【０００８】さらにまた、請求項４に記載の発明は、前
記内手袋体と外手袋体とを、内手袋体の外表面全域に
点、線、面に塗布したホットメルト接着剤を介して一体
化したことを特徴とし、フィルムに比してより低い熱に
より内・外手袋体を一体化できるように構成した。
記内手袋体と外手袋体とを、内手袋体の外表面全域に
点、線、面に塗布したホットメルト接着剤を介して一体
化したことを特徴とし、フィルムに比してより低い熱に
より内・外手袋体を一体化できるように構成した。
【０００９】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基いて説明する。図１は外手袋体内に内手袋体を挿入
する直前の斜視図、図２（ａ）は内手袋体の素材を示す
拡大断面図、（ｂ）は内手袋体の素材を、ベース地を内
にしてヒートシールしている状態を示す拡大断面図、図
３は内手袋体を親指部分と他の部分とを別個に作成した
状態を示す斜視図、図４は親指部分は親指部分、他の部
分は他の部分でそれぞれ熱セットしている状態を示す斜
視図、図５は完成した手袋の甲側外観斜視図である。
に基いて説明する。図１は外手袋体内に内手袋体を挿入
する直前の斜視図、図２（ａ）は内手袋体の素材を示す
拡大断面図、（ｂ）は内手袋体の素材を、ベース地を内
にしてヒートシールしている状態を示す拡大断面図、図
３は内手袋体を親指部分と他の部分とを別個に作成した
状態を示す斜視図、図４は親指部分は親指部分、他の部
分は他の部分でそれぞれ熱セットしている状態を示す斜
視図、図５は完成した手袋の甲側外観斜視図である。
【００１０】１は外手袋体、２は内手袋体である。内手
袋体２は図２（ａ）に示す素材３を用いて作成されてい
る。該素材３は熱又は高周波加工が可能な塩化ビニー
ル、ポリウレタン、ナイロン、ポリエチレン等からなる
伸縮性のある織布、ニット、又は不織布で形成されたベ
ース地３ａに、熱又は高周波加工が可能な防水樹脂フィ
ルム（シートでも良い）３ｂをラミネートにより一体化
してなる。
袋体２は図２（ａ）に示す素材３を用いて作成されてい
る。該素材３は熱又は高周波加工が可能な塩化ビニー
ル、ポリウレタン、ナイロン、ポリエチレン等からなる
伸縮性のある織布、ニット、又は不織布で形成されたベ
ース地３ａに、熱又は高周波加工が可能な防水樹脂フィ
ルム（シートでも良い）３ｂをラミネートにより一体化
してなる。
【００１１】前記内手袋体２を作成するには、先ず、前
記素材３を、図２（ｂ）の如く、ベース地３ａ側を内側
にして２枚重ねにし、熱型４、４′を用いて手袋型に沿
って溶着（シール）した後、溶着線の外側より裁断し、
周囲にシール代２′を設けるようにする（図３参照）。
図示していないが、前記素材３を、ベース地３ａを内側
にして２枚重ねにし、加熱裁断刃（図示せず）にて手袋
型に沿って溶融裁断と同時に溶着するようにし、周囲に
シール代が出来ないようにすることもある。
記素材３を、図２（ｂ）の如く、ベース地３ａ側を内側
にして２枚重ねにし、熱型４、４′を用いて手袋型に沿
って溶着（シール）した後、溶着線の外側より裁断し、
周囲にシール代２′を設けるようにする（図３参照）。
図示していないが、前記素材３を、ベース地３ａを内側
にして２枚重ねにし、加熱裁断刃（図示せず）にて手袋
型に沿って溶融裁断と同時に溶着するようにし、周囲に
シール代が出来ないようにすることもある。
【００１２】前記ベース地３ａを内側にして内手袋体２
を作成するのは、ベース地３ａが織布、ニット、又は不
織布で形成されているため、着用者の皮膚にやさしくフ
ィットさせるためである。
を作成するのは、ベース地３ａが織布、ニット、又は不
織布で形成されているため、着用者の皮膚にやさしくフ
ィットさせるためである。
【００１３】前記素材３を構成する防水性材（シート又
はフィルム）３ｂとしては、ゴワテックス（商標）やミ
クロテックス（商標）等のフイルムの如く、防水性のほ
かに透湿効果のあるものを選択することもある。これは
水を防いで湿気を通すことからスキー用手袋やライダー
用手袋の内手袋体として有効である。
はフィルム）３ｂとしては、ゴワテックス（商標）やミ
クロテックス（商標）等のフイルムの如く、防水性のほ
かに透湿効果のあるものを選択することもある。これは
水を防いで湿気を通すことからスキー用手袋やライダー
用手袋の内手袋体として有効である。
【００１４】前記外手袋体１は、皮革、合成皮革、織
物、ニット等を素材として作成されたものである。例え
ば、スキー用の外観を備えたものでも、ライダー用の外
観を備えたものでも、極端には軍手等の作業用のもので
もよい。
物、ニット等を素材として作成されたものである。例え
ば、スキー用の外観を備えたものでも、ライダー用の外
観を備えたものでも、極端には軍手等の作業用のもので
もよい。
【００１５】前記外手袋体１と内手袋体２とは、内手袋
体２の外側の防水樹脂フィルム３ｂを溶融させて一体化
しても良いし、前記外手袋体１を、前記皮革、合成皮
革、織物、ニット等の片面に予め熱可塑性樹脂フィルム
を一体化してなるものを素材として作成し、内手袋体２
の外側の樹脂フィルムと、外手袋体１の内側の樹脂フィ
ルムとを接触し、両者を熱融着させることにより内外手
袋体を一体化させてもよい。この場合、内手袋体２の内
側から熱（高周波、超音波）を加えても、外手袋体１の
外側から熱（高周波、超音波）を加えても、双方から同
時に熱（高周波、超音波）を加えても良いことは勿論で
ある。
体２の外側の防水樹脂フィルム３ｂを溶融させて一体化
しても良いし、前記外手袋体１を、前記皮革、合成皮
革、織物、ニット等の片面に予め熱可塑性樹脂フィルム
を一体化してなるものを素材として作成し、内手袋体２
の外側の樹脂フィルムと、外手袋体１の内側の樹脂フィ
ルムとを接触し、両者を熱融着させることにより内外手
袋体を一体化させてもよい。この場合、内手袋体２の内
側から熱（高周波、超音波）を加えても、外手袋体１の
外側から熱（高周波、超音波）を加えても、双方から同
時に熱（高周波、超音波）を加えても良いことは勿論で
ある。
【００１６】前記外手袋体１と内手袋体２とは、内手袋
体２の外表面にホットメルト５（図１の点模様で示して
いる）を塗布して両者を互いに嵌合し、外手袋体１の外
側又は内手袋体２の内側から加熱して熱（高周波、超音
波）セットすることにより前記ホットメルト５を溶融さ
せて内・外手袋体２及び１を一体化するようにしてい
る。この場合は、溶融フィルムを溶融するより低い熱に
より内・外手袋体を一体化できる点で有効である。ま
た、ホットメルト５の塗布は内手袋体２の外表面の全域
に点、線又は面に塗布することが、内・外手袋体を自然
な状態で一体化させるために有効である。
体２の外表面にホットメルト５（図１の点模様で示して
いる）を塗布して両者を互いに嵌合し、外手袋体１の外
側又は内手袋体２の内側から加熱して熱（高周波、超音
波）セットすることにより前記ホットメルト５を溶融さ
せて内・外手袋体２及び１を一体化するようにしてい
る。この場合は、溶融フィルムを溶融するより低い熱に
より内・外手袋体を一体化できる点で有効である。ま
た、ホットメルト５の塗布は内手袋体２の外表面の全域
に点、線又は面に塗布することが、内・外手袋体を自然
な状態で一体化させるために有効である。
【００１７】前記外手袋体１を縫製する場合において、
前記内手袋体２をヒートシールした場合にできる前記周
辺シール代２′に重ねて縫製することにより外手袋体１
と内手袋体２とを逢着一体化してもよい。この場合で
も、内手袋体２の外表面にホットメルト５を塗布してお
いて熱セットにより内・外手袋体２及び１を全面的に一
体化することは着用時の異物感をなくすためには必要で
ある。
前記内手袋体２をヒートシールした場合にできる前記周
辺シール代２′に重ねて縫製することにより外手袋体１
と内手袋体２とを逢着一体化してもよい。この場合で
も、内手袋体２の外表面にホットメルト５を塗布してお
いて熱セットにより内・外手袋体２及び１を全面的に一
体化することは着用時の異物感をなくすためには必要で
ある。
【００１８】また、本願手袋を製造するに際し、上記と
は別の第二の方法を経て製造することも可能である。こ
の第二の方法は、前記素材３を、ベース地３ａ側を内側
にして２枚重ねにし、熱型４、４′を用いて手袋型に沿
って溶着、裁断して内手袋体２を作成するときに、図３
の如く、親指部分２１とその他の部分２２とを別個に作
成する。他の部分２２の作成には親指部分２１の取付代
２２′を設けておくことは勿論である。
は別の第二の方法を経て製造することも可能である。こ
の第二の方法は、前記素材３を、ベース地３ａ側を内側
にして２枚重ねにし、熱型４、４′を用いて手袋型に沿
って溶着、裁断して内手袋体２を作成するときに、図３
の如く、親指部分２１とその他の部分２２とを別個に作
成する。他の部分２２の作成には親指部分２１の取付代
２２′を設けておくことは勿論である。
【００１９】一方、外手袋体１も親指部分１１と他の部
分１２とを別個に作成する。しかる後、前記内手袋体２
の親指部分２１と他の部分２２を親指用熱セット器１０
及び他の部分用熱セット器１０′にそれぞれセットし、
その外表面にホットメルト５を塗布してから外手袋体１
の親指部分１１と他の部分１２をそれぞれに、図４の如
く、被せるようにする。
分１２とを別個に作成する。しかる後、前記内手袋体２
の親指部分２１と他の部分２２を親指用熱セット器１０
及び他の部分用熱セット器１０′にそれぞれセットし、
その外表面にホットメルト５を塗布してから外手袋体１
の親指部分１１と他の部分１２をそれぞれに、図４の如
く、被せるようにする。
【００２０】そして、熱セット器１０及び１０′に通電
すると、親指部分は親指部分で、他の部分は他の部分で
ホットメルト５が溶融してそれぞれ内・外一体化するこ
ととなる。しかる後、親指部分と他の部分とを、熱又は
高周波加工が可能な連結素材６を用いて一体化すると、
図５の如く、本願手袋Ａを容易に製造することができ
る。
すると、親指部分は親指部分で、他の部分は他の部分で
ホットメルト５が溶融してそれぞれ内・外一体化するこ
ととなる。しかる後、親指部分と他の部分とを、熱又は
高周波加工が可能な連結素材６を用いて一体化すると、
図５の如く、本願手袋Ａを容易に製造することができ
る。
【００２１】上記第二の方法にて製造してなる本願手袋
Ａは、左右別個に作成することとなるが、手に装着した
ときに、親指の動き易さが確保できる完全防水型の手袋
となる。従って、第二の方法でスキー用手袋やライダー
用手袋を作成するときは、ストックやハンドルの握り部
の握り易さと良好な操作性（作業性）が得られものとな
る。
Ａは、左右別個に作成することとなるが、手に装着した
ときに、親指の動き易さが確保できる完全防水型の手袋
となる。従って、第二の方法でスキー用手袋やライダー
用手袋を作成するときは、ストックやハンドルの握り部
の握り易さと良好な操作性（作業性）が得られものとな
る。
【００２２】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る手袋は、熱加
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た内手袋体と外手袋体とを嵌
合し、前記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内
・外手袋体を一体化したことを特徴としているから、防
水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを防水性樹脂フィル
ムの融着性により完全一体化でき、着用時に異物感が残
らないという優れた効果を奏するものである。
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た内手袋体と外手袋体とを嵌
合し、前記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内
・外手袋体を一体化したことを特徴としているから、防
水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを防水性樹脂フィル
ムの融着性により完全一体化でき、着用時に異物感が残
らないという優れた効果を奏するものである。
【００２３】また、請求項２に記載の発明は、熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベース
地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体化し
てなる素材を用いて得た内手袋体と、外皮地に熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た外手袋体とを前記樹脂フィ
ルム同士が接するように嵌合し、前記樹脂フィルム同士
を融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴とし
ているから、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを樹
脂フィルム同士の融着により完全一体化でき、着用時に
異物感が残らないという優れた効果を奏するものであ
る。
高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベース
地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体化し
てなる素材を用いて得た内手袋体と、外皮地に熱加工、
高周波加工又は超音波加工が可能な樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて得た外手袋体とを前記樹脂フィ
ルム同士が接するように嵌合し、前記樹脂フィルム同士
を融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴とし
ているから、防水性能を持つ内手袋体と外手袋体とを樹
脂フィルム同士の融着により完全一体化でき、着用時に
異物感が残らないという優れた効果を奏するものであ
る。
【００２４】さらに、請求項３に記載の発明は、熱加
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて親指部分と親指部分を除いた本
体部分とを別個に作成してから親指部分と本体部分とを
融着して得た内手袋体と外手袋体とを互いに嵌合し、前
記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内・外手袋
体を一体化したことを特徴としているから、親指の動き
易さが確保でき、つかむ等の作業性の良好な完全防水型
の手袋が得られるという優れた効果を奏するものであ
る。
工、高周波加工又は超音波加工が可能な伸縮性のあるベ
ース地に、上記加工が可能な防水性樹脂フィルムを一体
化してなる素材を用いて親指部分と親指部分を除いた本
体部分とを別個に作成してから親指部分と本体部分とを
融着して得た内手袋体と外手袋体とを互いに嵌合し、前
記内手袋体の防水樹脂フィルムを融着させて内・外手袋
体を一体化したことを特徴としているから、親指の動き
易さが確保でき、つかむ等の作業性の良好な完全防水型
の手袋が得られるという優れた効果を奏するものであ
る。
【００２５】さらにまた、請求項３に記載の発明は、前
記内手袋体と外手袋体とを、内手袋体の外表面全域に
点、線、面に塗布したホットメルト接着剤を介して一体
化したことを特徴としているから、フィルムを溶融させ
るに比してより低い熱により内・外手袋体を一体化でき
るという優れた効果を奏するものである。
記内手袋体と外手袋体とを、内手袋体の外表面全域に
点、線、面に塗布したホットメルト接着剤を介して一体
化したことを特徴としているから、フィルムを溶融させ
るに比してより低い熱により内・外手袋体を一体化でき
るという優れた効果を奏するものである。
【図１】外手袋体内に内手袋体を挿入する直前の略示的
斜視図である。
斜視図である。
【図２】（ａ）は内手袋体の素材を示す拡大断面図、
（ｂ）は内手袋体の素材のベース地を内にしてヒートシ
ールしている状態を示す拡大断面図である。
（ｂ）は内手袋体の素材のベース地を内にしてヒートシ
ールしている状態を示す拡大断面図である。
【図３】内手袋体を親指部分と他の部分とを別個に作成
した状態を示す略示的斜視図である。
した状態を示す略示的斜視図である。
【図４】親指部分は親指部分、他の部分は他の部分で熱
セットしている状態を示す斜視図である。
セットしている状態を示す斜視図である。
【図５】完成した本願手袋の甲側外観斜視図である。
１ 外手袋体 ２ 内手袋体 ２′周辺シール代 ３ 素材 ３ａ ベース地 ３ｂ 防水性材（シート又はフィルム） ４、４′熱型 ５ ホットメルト ６ 連結素材 １０ 親指用熱セット器 １０′他の部分用熱セット器 １１、２１ 親指部分 １２、２２ 他の部分 ２２′親指部分の取付代 Ａ 本願手袋
Claims (4)
- 【請求項１】 熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と外手袋体とを嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィ
ルムを融着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴
とする手袋。 - 【請求項２】 熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た内手袋
体と、外皮地に熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて得た外
手袋体とを前記樹脂フィルム同士が接するように嵌合
し、前記樹脂フィルム同士を融着させて内・外手袋体を
一体化したことを特徴とする手袋。 - 【請求項３】 熱加工、高周波加工又は超音波加工が可
能な伸縮性のあるベース地に、上記加工が可能な防水性
樹脂フィルムを一体化してなる素材を用いて親指部分と
親指部分を除いた本体部分とを別個に作成してから親指
部分と本体部分とを融着して得た内手袋体と外手袋体と
を互いに嵌合し、前記内手袋体の防水樹脂フィルムを融
着させて内・外手袋体を一体化したことを特徴とする手
袋。 - 【請求項４】 前記内手袋体と外手袋体とを、内手袋体
の外表面全域に点、線、面に塗布したホットメルト接着
剤を介して一体化したことを特徴とする請求項１〜３の
うちの１項に記載の手袋。
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