JPH02501295A - 一体のサンプ及びアキュムレータ付油圧ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −のサンプ　びアキュムレータ付油圧ポンプ発明の背景 本発明は、油圧ポンプ、特に、一体のサンプ・アキュムレータを有する、アンチ ロックブレーキシステムに用いられるようになった油圧ポンプに関する。

一現代のアンチロックブレーキシステムでは、加圧ブレーキ流体源は必須要素で ある。１つのタイプのアンチロックブレーキシステムでは、電動機駆動ポンプが ブレーキ圧力の増圧サイクル中ブレーキ圧力を高める加圧ブレーキ流体源を提供 し、このタイプのシステムは普通フルパワーシステムと称される。通常、ポンプ バックシステムと称される別のシステムでは、加圧ブレーキ流体は車両の動力増 強式マスターシリンダーによって作り出され、電動機駆動式ポンプを利用してブ レーキ圧力減少サイクル中、車両の油圧回路から失われた流体を補給する。両タ イプのシステムでは、電動機駆動ポンプ、サンプ及びアキュムレータを別々の構 成部品として提供するのが普通のやり方であった。かかる構成は、追加の油圧接 続、部品数の増大、余計な空間の要求、油圧システムあ剛性の減少などの固有の 欠点を全て有する。従って、ポンプ、サンプ、アキュムレータの別々の構成部を 使用する欠点を減する、テムはトラクションコントロールシステム、すなわち加 速中ブレーキを用いてホイールスピンを減少させるシステムにも等しく使用でき ることがわかるであろう。

要約すれば、本発明は、一体化した電動機駆動油圧ポンプ・すと、該ボアに配置 されたポンプピストン手段と、該ボアに配置されたサンプピストン手段と、該ボ アに配置されたアキュムレータピストン手段と、ボアに堅固に取付けられた壁部 材とを有し、かかる壁部材とポンプピストン手段、サンプピストン手段及びアキ ュムレータピストン手段とが、壁部材とポンプピストン手段との間、壁部材とサ ンプピストン手段との間、壁部材とアキュムレータピストン手段との間に可変体 積ポンプ室、サンプ室、アキュムレータ室を夫々構成するように構成されている 。流体をサンプからアキュムレータに圧送するためにピストンを往復動させるた めの電動機駆動手段が設けられ、サンプ室からからポンプ室及びアキュムレータ 室への圧流体の流れを制御するための弁手段が壁部材内に設けられている。

本発明の１つの実施例では、ボアの開放端を閉鎖するための閉鎖手段が設けられ 、アキュムレータピストン手段と閉鎖手段が、その間に可変体積の予装填アキュ ムレータ室を構成する。サンプピストンは中空であり、ポンプピストンはサンプ ピストン内に軸線方向に往復動可能に受入れられるのが好ましい。アキュムレー タピストンの位置スイッチとサンプピストンの位置スイッチとをポンプ本体内に 設けるのが良い。

従って、本発明の目的は、アンチロックシステム及びトラクションコントロール システムに用いられる改良油圧ポンプ組立体を提供することである。

本発明のもう１つの目的は、共通の本体内に軸線方向に受入れられ、壁部材と関 連して可変体積ポンプ室、サンプ室及びアキュムレータ室を構成する改良油圧ポ ンプ組立体を提供することである。

本発明の更にもう１つの目的は、圧流体の流れを制御するのに必要とされる弁の 全てを壁部材内に設けた改良油圧ポンプ組立体を提供することである。

本発明の更にもう１つの目的は、サンプ、ポンプ、アキュムレータ間の全ての液 圧連結が組立体の内部でなされている改良油圧ポンプ組立体を提供することであ る。

本発明のもう１つの目的は、少ない部品と少ない液圧連結を必要とするに過ぎな い、全ての液圧連結が最小の長さのものである改良油圧ポンプ組立体を提供する ことである。

本発明の更にもう１つの目的は、最少コストで大量生産に適した改良油圧ポンプ システムを提供することである。

図面の簡単な説明 本発明のこれらの目的及びその他の目的は、本発明によるポンプ組立体の軸線方 向断面図である添付図面と関連して考察したとき最も良（理解されよう。

好ましい実施例の説明 今、図面を参照すると、全体を１０で指示したポンプ組立体が示されている。組 立体は、代表的には鋳鋼源、或いはアルミニウム製の本体１２を有し、本体には 中央が円筒キャビティ１４と、少なくとも１つの半径方向に延びた本体部分１６ とを備える。本体部分１６は、該本体１６に形成され、キャビティ１４と連通ず る段付直径の円筒ボア１８を有する。

ボア１８内には、サンプピストンとして機能する中空シリンダースリーブ２０が 摺動自在に受入れられる。ピストン２０は、外側フランジ部分２２を有し、該外 側フランジ部分２２には、Ｏリング２６の嵌まる円周方向凹部２４が形成されて いる。ピストン２０を（図面で見たとき）左に弾性的に押圧するように、ばねて いる。

ボア１８には壁部材３２が堅固に取付けられている。かかる部材３２はフランジ 部分３４を備えている。０リングシール３６が、フランジ部分３４とボア１８と の間に流体密封を形成する。

閉鎖端４０を有する中空シリンダー閉鎖部材３８が、ねじ山４２によってボア１ ８内に固定され、この閉鎖部材３８は、壁部材・３４をボア１８の肩部４６に当 てて適所に保持する。閉鎖部材３８とボア１８との間は、シール４８によって流 体密封されている。

サンプピストン２０の内部円筒面５０が、壁部材３２の右方向に延びた円筒部分 ５２と摺動自在に係合し、かかる内部円筒面５０と円筒部分５２との間には、シ ール５４によって流体密封係合が作られる。円筒状ポンプピストン５６がサンプ ピストン２０のボア内に往復動できるように受入れられている。ピストン５６と 共に移動できるカップ形シール５８も、サンプピストン２０のボア内に受入れら れる。

流体入口ポート６０が、本体１２の壁を通って、サンプピストン２０と壁部材３ ２との間に構成されたサンプ室６２と連通ずる。

サンプ室６２からポンプ室６４への一方向の流体の流れが、弾性的に着座したボ ール弁６６を介して作られる。ポンプ室６４から、アキュムレータピストン７０ と壁部材３２との間に構成されたアキュムレータ室６８への流体流れが、一方向 ボール弁７２を介して作られる。圧力逃がし弁７４が、ボール弁７２の出口とボ ール弁６６の入口とを連通させる。

アキュムレータピストン７０は、閉鎖部材３８内で往復動し、うに、大気通気孔 ７９が設けられている。アキュムレータピストンは、ばね８０によって、通常（ 図面で見たとき）右方向の位置に保持される。予め装填された圧縮ガスが、弁８ ４によって、アキュムレータピストン７０と閉鎖体３８とによって構成された予 装填室８２に注入される。在来の偏心器組立体８６が、電動機（図示せず）によ って駆動され、ポンプピストン５６に作動的に係合してこれを往復動させる。一 対のスイッチ接点組立体　９０．９２が、夫々本体１２の壁と閉鎖部材３８の壁 に嵌められている。

組立体９０．９２は、電気接点９４．９６を夫々備える。サンプピストン２０と アキュムレータピストン７０が壁部材３２の遠位及び近位に夫々あるとき、電気 接点９４．９６はピストン２０．７０に接触する。

ポンプ組立体１０の構成部品は最初、図面に示すような状態にある。低圧の圧流 体が、サンプ入口ポート６０を通って組立体ｌＯに入る。この流体により、サン プピストン２０をばね２８の力に抗して右に移動させる。サンプがいっばいにな ると、サンプピストン２０が電気接点９４に接触し、かかる電気接点９４がポン プ電動機（図示せず）を付勢し、偏心器組立体８６を回転さぜ、ポンプピストン ５６とカップ形シール５８を往復動させる。ピストン５６は、流体をサンプ室６ ２からポンプ室６４へ引き入れ、流体は圧力でポンプ室６４からボール弁７２を 通してアキュムレータ室６８へ圧送される。これによって、アキュムレータピス トン７０を（図面で見たとき）左に移動させる。アキュムレータピストン７０が その移動の最左端に達すると、アキュムレータピストン７０は電気接点９６に接 触してポンプ電動機の電源を切る。

加圧流体は出口ボート９８を通ってポンプ組立体から引かれる。

カ逃がし弁７４を通ってサンプ室６２へ迂回される。

今、本発明のポンプ組立体が、サンプと、圧力ボンブと、スイッチ手段と、アキ ュムレータとを一体の組立体として提供することが理解されたであろう。この組 立体は、種々の構成要素が共働してサンプ室と、ポンプ室と、アキュムレータ室 とを構成するので非常にコンパクトである。ポンプピストン、サンプピストン及 びアキュムレータピストンの同軸の重なり構造は、無類にコンパクトで、種々の 構成要素間の流体連通が最小寸法形状の液圧接続によってなされる組立体を提供 する。たやすく組み立てることができる単一固定壁部材をポンプハウジングに挿 入するに先立って、これらのユニットの作動に必要とされる弁組立体全体を単− 固定壁部材内に収容する。組立体全体は、補修のためたやすく組み立てられ、或 いは分解される。単一の電動機で駆動される偏心組立体８６によって作動し、各 々がポンプ、サンプ、アキュムレータ組立体を必要とする複数のチャンネルを有 するアンチロックシステム、或いはトラクションコントロールシステムに適応さ せるように複数のポンプ組立体を放射状に並べて設けても良い。組立体全体は、 ポンプ組立体１つに通常必要とされる空間と実質的に等しい空間を占有する。

本発明を例示の実施例に関連して説明してきたけれども、これは本発明の例示で あり、決して限定的なものでないことがわかるであろう。当業者が本発明に多く の変更と追加を行うことができ、かかる変更と追加は特許請求の範囲の範囲に包 含されるものである。

特許庁長官　吉　１）文　毅　殿 １、特許出願の表示　ＰＣＴ／ＵＳ　８７１０２９３３３、特許出願人 名　称　アライド　コーポレーション ６、添付書類の目録 ７、補正の内容 （１）　明細書第１頁２５行と同２６行の間に、次の文章を挿入する。

「　車両油圧システムの油圧ポンプは以前から知られている。

先行技術のポンプがＤＢ−Ａ　６０３７４２に開示され、これは、ボアを有する ポンプ本体と、前記ボアに受入れられたポンプピストン手段と、前記ボアに受入 れられたアキュムレータピストン手段とを有し、前記ポンプピストンと前記アキ ュムレータピストンが、その間に夫々可変体積ポンプ室とアキュムレータ室を構 成し、更に、流体を前記ポンプ室から前記アキュムレータ室に圧送するための前 記ピストンを往復動させる手段と、前記ポンプ本体内に構成された可変体積サン プ室と、圧流体の前記ポンプ室及び前記アキュムレータ室への流れ、及び圧流体 の前記ポンプ室及び前記アキュムレータ室からの流れを制御するための弁手段と を有する、油圧ポンプ組立体を開示する。」（２）　明細書第２頁１２行の“設 けられている。”の後に、次の文章を挿入する。

「　従って、本発明は、前記ポンプ本体が前記ボアに堅固に取付けられた壁部材 と、前記ボアで摺動でき、前記壁部材と共働して前記サンプ室を構成するサンプ ピストンと、前記壁部材と共働して前記アキュムレータ室を構成する前記アキュ ムレータピストンとを有することを特徴とする。」　。

（３）請求の範囲を以下のとおり補正する。

「（１）　ボア１８を有するポンプ本体１２と、前記ボア１８に受入れられたポ ンプピストン５６と、前記ボア１８に受入れられたアキュムレータピストン手段 とを有し、前記ポンプピストン５６と前記アキュムレータピストン７０が、それ らの間に夫々可変体積ポンプ室６４とアキュムレータ室６８を構成し、更に、流 体を前記ポンプ室６４から前記アキュムレータ室６８に圧送するための前記ピス トンを往復動させる手段と、前記ポンプ本体１２内に構成された可変体積サンプ 室６２と、圧流体の前記ポンプ室６４及び前記アキュムレータ室６Ｂへの流れ、 及び圧流体の前記ポンプ室６４及び前記アキュムレータ室６８からの流れを制御 するための弁手段とを有する油圧ポンプ組立体において、前記ポンプ本体Ｉ２が 、前記ボア１８に堅固に固定された壁部材３２と、前記ボア１８で摺動でき、前 記壁部材３２と共働して前記サンプ室６２を構成するサンプピストン２０と、前 記壁部材３２と共働して前記アキュムレータ室６８を構成する前記アキュムレー タピストン７０とを有することを特徴とする前記油圧ポンプ組立体。

（２）前記ポンプ本体１２が、前記ボアエ８の一方の端を閉鎖するための閉鎖手 段３８を有し、前記アキュムレータピストン７０と前記閉鎖手段３８が、その間 に可変体積の予装填アキュムレータ室８２を構成することを特徴とする請求項（ １）の組立体。

（３）前記サンプピストン２０が中空であり、前記ポンプピストン５６が前記サ ンプピストン２０内に往復動可能に作動的に受入れられたことを特徴とする請求 項（２）の組立体。

（４）　前記弁手段６６．７２．７４が、入口ポート６０に連結された、前記入 口ポート６０から前記ポンプ室６４への流れを可能にし、前記ポンプ室６４から 前記入口室６２への流体の流れを遮断するための単一方向入口弁６６と、前記ポ ンプ室６４と前記アキュムレータ室６８とに連結された、前記ポンプ室６４から 前記アキュムレータ室６８への流体の流れを可能にし、前記アキュムレータ室６ ８から前記ポンプ室６４への流体の流れを遮断するための単一方向出口弁手段７ ２とを有することを特徴とする請求項（３）の組立体。

（５）前記弁手段６６．７２．７４が、前記出口弁手段の出口と前記サンプ室６ ２に連結された、流体の所定の最小圧力に応答して前記出口弁７２から前記サン プ室６２への流体の流れを可能にするための圧力逃がし弁７４を有することを特 徴とする請求項（４）の組立体。

−（６）前記ポンプ本体１２が、前記サンプピストン２０を入れ子位置に弾性的 に保持するための第１ばね手段２８と、前記アキュムレータピストン７０を入れ 子位置に弾性的に保持するための第２ばね手段８０とを有することを特徴とする 請求項（５）の組立体。

（７）前記往復動手段が、電動機と、前記電動機と前記ポンプピストン５６とに 作動的に連結された偏心器８６とを有することを特徴とする請求項（６）の組立 体。

（８）　前記ポンプ本体１２が、前記サンプピストン２０に作動的に連結され、 前記サンプピストン２０の前記入れ子位置への移動に応答して作動する第１電気 スイッチ手段９０を有することをとくちょうとする、請求項（７）の組立体。

（９）前記ポンプ本体１２が、前記アキュムレータピストン７０の前記入れ子位 置への移動に応答して作動する電気アキュムレータスイッチ９２を有することを 特徴とする請求項（８）の組立体。

ａω　前記入口弁手段６Ｂ、前記出口弁手段７２及び前記圧力逃がし弁手段７４ が、前記壁部材３２に取付けられていることを特徴とする請求項（７）の組立体 。

０１Ｊ　サンプピストン２０、ポンプピストン５６及びアキュムレータピストン ７０が、同軸関係に配置されていることを特徴とする請求項（１９）の組立体。

国際調査報告 国際調査報告 ＬＩＳ　８７０２９３３ Ｓ＾　１９８１１

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）ボアを有するポンプ本体と、前記ボァに受入れられたポンプピストン手段 と、前記ボアに受入れられたサンプピストン手段と、前記ボアに受入れられたア キュムレータピストン手段と、前記ポアに堅固に取付けられた壁部材とを有し、 前記壁部材と前記ポンプピストン手段、前記サンプピストン手段及び前記アキュ ムレータピストン手段とが、前記壁部材と前記ポンプピストン手段との間、前記 壁部材と前記サンプピストン手段との間、前記壁部材と前記アキュムレータピス トン手段との間に可変体積ポンプ室、サンプ室、アキュムレータ室を夫々構成し 、更に、流体を前記ポンプ室から前記アキュムレータ室に圧送するための前記ピ ストンを往復動させる手段と、圧流体の前記ポンプ室、前記サンプ室及び前記ア キュムレータ室への流れ、及び圧流体の前記ポンプ室、前記サンプ室及び前記ア キュムレータ室からの流れを制御するための弁手段とを有する、油圧ポンプ組立 体。
2. （２）前記ポアの一方の端を閉鎖するための閉鎖手段を有し、前記アキュムレー タピストン手段と前記閉鎖手段が、その間に可変体積の予装填アキュムレータ室 を構成する、請求項（１）の組立体。
3. （３）前記サンプピストン手段が中空であり、前記ポンプピストンが前記サンプ ピストン手段内に作動的に往復動可能に受入れられた、請求項（２）の組立体。
4. （４）前記弁手段が、入口ポートに連結されていて、前記入口ポートから前記ポ ンプ室への流れを可能にし、前記ポンプ室から前記入口室への流体の流れを遮断 するための単一方向入口弁と、前記ポンプ室と前記アキュムレータ室とに連結さ れていて、前記ポンプ室から前記アキュムレータ室への流体の流れを可能にし、 前記アキュムレータ室から前記ポンプ室への流体の流れを遮断するための単一方 向出口弁手段とからなる、請求項（３）の組立体。
5. （５）前記出口弁手段の出口と前記サンプ室とに連結されていて、流体の所定の 最小圧力に応答して前記出口弁から前記サンプ室への流体の流れを可能にするた めの圧力逃がし弁を有する、請求項（４）の組立体。
6. （６）前記サンプピストンを入れ子位置に弾性的に保持するための第１ばね手段 と、前記アキュムレータピストンを入れ子位置に弾性的に保持するための第２ば ね手段とを有する、請求項（５）の組立体。
7. （７）前記往復動手段が、電動機と、前記電動機と前記ポンプピストン手段とに 作動的に連結された偏心器とを有する、請求項（６）の組立体。
8. （８）前記サンプピストンに作動的に連結され、前記サンプピストンの前記入れ 子位置への移動に応答して作動する第１電気スイッチ手段を有する、請求項（７ ）の組立体。
9. （９）前記アキュムレータピストンの前記入れ子位置への移動に応答して作動す る電気アキュムレータスイッチを有する、請求項（８）の組立体。
10. （１０）前記入口手段、出口弁手段及び圧力逃がし弁手段が、前記壁部材内に設 けられている、請求項（７）の組立体。
11. （１１）サンプピストン、ポンプピストン及びアキュムレータピストンが、同軸 関係に配置されている、請求項（１９）の組立体。