JPH02500670A - ある種の抗有糸分裂性化学物質のための新規なアジュバント物質、コレラ菌の培養物から該物質を得る方法、該物質を含有する治療薬 - Google Patents
ある種の抗有糸分裂性化学物質のための新規なアジュバント物質、コレラ菌の培養物から該物質を得る方法、該物質を含有する治療薬Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ある種の抗有糸分裂性化学物質のための新規なアジュバント物質、コレラ菌の培
養物から該物質を得る方法、該物質を含有する治療薬本発明は、コレラ菌培地の
上澄み液から得られた、アジュバント効果を有する新規な物質、コレラ菌培地の
上澄み液からの抽出により該物質を得る方法および該物質を含む治療用組成物に
関する。
本発明者は、コレラ菌培地の上澄み液から、下記の点で特徴付けられる“D、
G、Z”と名付けたある物質を単離した:
−ウーダン法によりラビットに注射した場合、グロース中での二重拡散法におい
て抗原−抗体沈降物のバンドの形態で現われ、また、得られた血清に対する免疫
電気泳動により、単一バンドを呈する抗体をラビットに出現させる;
−H遠心分離および電気泳動により得られたその分子量は、実質的に57000
ダルトンのオーダーである;−糖類(約28.3%)、アミノ酸類(約17%)
および脂肪酸類(約9%)からなっている。
本発明によれば、その糖類組成は、実質的に以下の通りである:
ラムノース 約4.1%
マンノース 約42%
ガラクトース 約32%
グルコース 約2.3%
さらに、本発明によれば、そのアミノ酸組成は、実質的に以下の通りである:
アスパラギン 約8.2〜8.7%
グルタミン 約8.9〜10.5%
セリン 約5.5〜7.2%
グリシン 約4.4〜8.6%
ヒスチジン 約2.3〜3.4%
アルギニン 約2.8〜4.1%
トレオニン 約5.1〜5.6%
アラニン 約7.2〜8.1%
プロリン 約5.8〜7.6%
アンモニア 約11.0〜14.7%
チロシン 約2.0〜2.9%
バリン 約5.6〜6.3%
メチオニン 約0.9〜1.2%
システィン 約0.6〜1.1%
イソロイシン 約2.4〜2.8%
ロイシン 約6.9〜8.8%
フェニルアラニン 約3.4〜4.2%リジン 約4.6〜7.0%
本発明によれば、その脂肪酸組成は、実質的に以下のC1o−C2o脂肪酸から
なっている:C1o 約4.5%
C1□ 約15.4%
C1o、30H約15.5%
C12約14.5%
C13約5.2%
C1゜、30H約1.7%
C14約0.91%
C13,30H約0.1%
C14,30H約0.1%
本発明は、さらに本発明によるコレラ菌上澄みから抽出されたアジュバント物質
およびこれと組合わされた少なくとも一種の有糸分裂阻止剤を含むことを特徴と
する抗有糸分裂性組成物に関する。
この抗有糸分裂性組成物の好ましい実施例においては、有糸分裂阻止剤は、シス
プラチン、5−フルオロウラシル、アドリアマイシン、マイトマイシンからなる
グループから選択することがより好ましい。
この抗有糸分裂性組成物の他の好ましい実施例においては、アジュバントと有糸
分裂阻止剤は、組成物中に約1〜10のアジニバント/有糸分裂阻止剤比で存在
する。
本発明は、さらに、上記の如く定義されたアジニバント効果を有する物質をコレ
ラ菌培地から得る方法を目的とする。
本発明によれば、この様な物質を得る方法は、コレラ菌培地上澄み液が沈降せし
められ、遠心処理され、遠心処理残渣が蒸溜水に溶解され、次いで、該溶液が加
熱され、遠心処理され、透析され、凍結乾燥されて、上記の抗有糸分裂効果を有
する物質が得られる。
本発明方法の好ましい実施例においては、培地上澄み液は、約37℃で約8時間
培養され、菌数約101°個/m1の割合で緩衝生理水溶液中に集められた栄養
アルカリ性ゲロース上でのコレラ菌培地から得られる。この培地は、子牛トリプ
シン処理およびペプトン処理されたアルカリ性の水を含む培養フラスコ中で接種
され、次いで、約37℃のインキュベーター内の該フラスコ中で連続攪拌下に約
18〜20時間にわたり、培養が継続され、培養物が収得され、遠心分離され、
得られた培地上澄み液が、本発明のアジュバント物質を得るために、集められる
。
上記のアジニバント効果を示す物質を得るための他の方法は、コレラ菌の培地上
澄み液をクロロホルムで処理して、デカンテーションにより除去さるべきクロロ
ホルム−蛋白質ゲルを形成させ、水相中に本発明のアジュバント物質を形成させ
ることを特徴とする。
本発明は、上述の態様以外にも、以下の記載から明らかとなる他の態様を包含す
る。
本発明の特徴とするところは、以下の記載からより一層明確なものとなろう。以
下の記載は、本発明によるアジュバント物質の製造の一例、該物質の活性を示す
一例および臨床レポートの一例を示す。
しかしながら、これらの実施例は、本発明の目的を例示するためにのみ挙げられ
たものであって、本発明を限定するものでないことは、容易に理解されよう。
実施例1一本発明の新規なアジュバント物質の調製培養は、ガラスポールで半分
充填されており、滅菌器で滅菌された21−フエルンバッハフラスコ中で行われ
、最終的にpH8,2のアルカリ性ウシトリプシン化ベプトン化水(calf
trypsinized peptonized water )で200m1
に調整する。
ビブリオ菌として、ストックホルムNα20と称され、発明者により選択された
オガヮコレラ菌(アンスティトウー バストウール(lnstjtut Pa5
teur)内のナショナル ヴイブリオ リファレンス センター(Natio
nalVibrio Reference Center)に寄託)を用いた。
ml当たりの菌体数は、37℃で8時間培養されたアルカリ性栄養ゲロース培養
物の1試験管についての全体菌数に基づく。なお、培養物は、20m1の緩衝生
理水に採取されている(実質的菌体数1010/ml)。
フェルンバッハフラスコにこの培養物を接種し、連続的に攪拌しつつインキュベ
ータ内で37℃で18〜20時間培養し、その後生成物を取り、5000 rp
mで20分間遠心分離する。
次いで、培養上澄み液を28%最終濃度でポリエチレングリコールにより沈澱さ
せる。上澄みを20,000Gで20分間遠心分離する。上澄みを棄て、残渣を
乾燥し、蒸溜水に溶解する。溶液を均質化させるために数個のボールを用い、生
成物を全体的に溶解させるように、蒸溜水を徐々に加える。
かくして得られた溶液を100℃の水浴で30分間温める。
20.0OOGで20分間遠心分離した後、蒸溜水で透析し、凍結乾燥し、重量
を計る。
実施例2一本発明の新規なアジュバント物質の製造ストックホルムN0.20株
のコレラ菌培養物の上澄みを実施例1と同様の方法で作成し、50m1の上澄み
につき100m1の市販のクロロホルムで処理する。デカンテーションにより容
易に除去できるクロロホルム−蛋白質ゲルが形成される。本発明の新規なアジュ
バント物質を水層から回収し、実施例1と同様に処理する。
本発明のアジュバント物質の活性をインビトロまたはインビボの方法で測定する
。
A、インビトロ
1、サルコーマ180 (Sarcola 180 )細胞の細胞培養物につい
て活性を調べた。即ち、pH8,2のアルカリ性ウシトリプシン化ペプトン化水
によって調製された培地に該細胞を接種し、本発明のアジュバント物質の量を増
加させることにより、活性を測定した。
アジュバント物質の活性は、24時間の生着色(vital colorati
on)による生菌数で評価した。
本発明のアジュバント物質とシスプラチンとを組み合わせた場合の活性を同様の
方法で測定した。
得られた結果を第1図、第2図及び第3図にそれぞれ示す。これらは、インビト
ロで培養する場合、サルコーマ180細胞は、DGZの存在下に6日目乃至7日
目まで増殖し、10ε細胞/mlになることを示している。
第1図は、時間の関数として表したDGZのみの存在下のサルコーマ180細胞
培養物(106細胞/ボツクス)の%生育能(カーブlb)と、比較対照である
サルコーマ180細胞のみの培養物の%生育能(カーブla)を示す。
比較培養物の生育能は、5日目と6日目の間に80%で最大となった後、8日目
に約40%になる。一方、DGZのみの存在下においては、生育能は2日目(約
90%)から8日目(約60%)まで規則的に減少する。
第2図は、時間の関数として表したシスプラチン及びDGZの存在下のサルコー
マ180細胞培養物(106細胞/ボツクス)の%生育能を示す。生育能が、1
日目の80%から8日目の約15%まで規則的に低下していることが明らかであ
る。
第3図は、時間の関数として表したシスプラチンのみの存在下のサルコーマ18
0細胞培養物(106細胞/ボツクス)の%生育能を示す。
カーブは、1日目の約90%から8日目の約15%への規則的減少を描く。
2、本発明のアジュバント物質の活性を、フィトヘムアグルチニン(PHA)の
存在下または不在下にマイクロウェルにおける単核ヒト血球の培養物の3H−チ
ミジンの取り込みを測定することによって、評価した。なお、フィトヘムアグル
チニンは、アジュバント物質の濃度が0.1から1000mcg /mlとなる
ように、11500に希釈されている。PHAの存在下においては、細胞内の3
H−チミジンの顕著な増加を可能にする用量依存的な活性がみられる。
得られた結果を第4図及び第5図にそれぞれ示す。
第4図において、カーブαは、DGZ及びシスプラチンの両方の存在下(DGZ
は異なる濃度または一定の濃度で存在する)におけるチミジンの取込みを示す。
カーブβは、DGZのみの存在下におけるチミジンの取込みを示す。
第5図のカーブα及びβは、第4図の対応するカーブと同じ意味を有する。但し
、被験物質(DGZ+シスプラチン又はDGZのみの存在下)は、第4図に比べ
て2倍に希釈されて存在する。
3、毒性試験
体重的20gのBa1b/cマウスを用いて実施された。 急性毒性:20mg
の腹腔内投与は、毒性を全くもたらさない。
慢性毒性=1週2回の4週間にわたる16〜20mgの腹腔内投与は、下痢を惹
起する。
B、インビボ
1、サルコーマ180細胞106個をBa1b/c7ウスに接種し、24時間目
から4日間本発明のアジュバント物質2mgを単独で或いはシスプラチンと併用
して腹腔内注射して、試験を行った。
下記の結果が得られたニ
一本発明物質2mgとシスプラチン0.0125mgとを併用した場合、この実
験の条件では、80〜90%のマウスが腹水又は腫瘍を伴うことなく生存した。
どんな用曾の細胞も再接種できなかったことに注目すべきである。
得られた結果を第6図及び第7図に示す。これらの図は、生存マウス数(縦軸)
を時間(日)(横軸)の関数として示したものである。
第6図は、サルコーマ180細胞106個を接種され、緩衝生理水を週2回4週
間注射されたマウスの生存率を示す=1212日目存マウスは観察されなかった
。
第7図は、106個のサルコーマ180細胞を接種され、100℃で1時間加熱
されたDGZ (含ペプトン水に溶解)及びシスプラチンを下記の用法で注射さ
れたマウスの生存率を示す:
1群20匹のマウスの内、18匹が投与開始後75日目にも生存していた(2匹
が39日目に死亡した)。
2、黒色C57マウスにルイス(Lewis )腫瘍細胞を接種しく左後肢に1
04細胞)、試験した。投与されたマウス及び対照のマウスにおいて、肢の厚み
を測定し、腫瘍の悪化を評価する。0.20m1の容量で同じ注射器に本発明物
質1mg及びシスプラチン0.0125mgを入れ、これをマウス−匹について
の1日量として4日間腹腔内投与した。
結果は以下の通りである:投与されたマウスの70%が腫瘍または転移を起こす
ことなく生存した。
引き続き、106〜108個のルイス細胞を接種することはできなかった。
結果を第8図〜第10図に示す。これらの図は、後肢の厚みの増加(關)を時間
の関数(日)として示したものである。
第8図において、104個のルイス細胞を接種し、次いでDGZとともにシスプ
ラチンを4日間投与した後、投与されたマウスにおいて、接種後12日目から1
5日目に突然の厚みの増加(4,7mmから6.2 +nm、即ち1.5 mm
)が観察された。一方、シスプラスチンのみを投与されたマウスの場合(第9図
)、厚みは2.5龍になった。緩衝生理水を投与した対照のマウスの場合、4.
3mmというはるかに大きい増加が観察された(第10図)。
3、LTCHマウスにマウス奇形芽腫細胞を接種し、更に試験した。
腫瘍の形成は、対照マウスにおいて、雌性マウスで45日、雄性マウスで60日
かかった。投与は、ルイス腫瘍細胞を接種された細胞について述べたと同様にし
て実施した(本発明物質1+ng+シスプラチン0.0125mg/マウス/日
で4日間):雌性LTCHマウス10匹の内、1匹で対照のマウスと同じ時に腫
瘍性腹水がみられた;雄性マウスにおいても同様に10匹の内1匹で腫瘍性腹水
がみられた。投与マウスの90%が腫瘍または奇形芽腫を発症することなく生存
することを示すこれらの結果は、マウスの奇形芽腫がその悪化状況において女性
の卵巣の腫瘍に最も近い腫瘍であることから、より大きな興味をもたらす。
実施例4−臨床試験報告
A1.外科術後の患者への本発明アジュバント物質の腹腔内投与:
・症例の33.3%で単独投与
・症例の66.6%でその他の抗有糸分裂剤の少なくとも 一種と併用投与
60%の生存率が、腹水の消失とともに観察された。
A2.再発した患者への投与
再発患者の生存平均期間は、治療として従来の如何なる抗有糸分裂剤を投与しよ
うとも、通常12力月を越えることはない。
本発明の物質の腹腔内投与を
・単独で或いは
・他の抗有糸分裂剤の少なくとも一種とを併用することにより行なったところ、
目覚ましい結果を得た。
即ち、失敗串は5%にすぎず、再発患者の生存期間は13〜92力月であった。
しかも、腹水及び腹水の存在に関連した巨大腹の完全な消失がみられた。従って
、病気そのものの少なくとも一時的な改善ばかりか、患者の肉体的外観及び安楽
さの改善の結果に基づく心理的な点からも相当の改善を得た。
転移性癌の他の形態(肺、消化官)においても、主な腫瘍及び転移腫瘍の減少を
伴う同様の結果を得た。投与条件は、卵巣癌の治療で採用したものと同じであっ
た。
以上から明らかなように、本発明は、ここにより明白に記載されている実施方法
、実施態様及び適応方法に限定されるものではなく、それどころか、本発明の範
囲及び意図からはずれることなく、当業者が考え付く全ての方法をも含む。
国際調査報告
、JCT/rP、 88700167
国際調査報告
Claims (11)
- 1.アジュバント効果を有する新規材料であって、−試験哺乳動物に注射した場 合に、該動物に抗体を発現せしめ; −その分子量が実質的に約57000ダルトンであり;−糖類(約28.3%) 、アミノ酸類(約17%)および脂肪酸類(約9%)を含む ことを特徴とする新規材料。
- 2.糖類の組成が、実質的に ラムノース約4.1% マンノース約42% ガラクトース約32% グルコース約2.3% からなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の材料。
- 3.アミノ酸類の組成が、実質的に アスパラギン約8.2〜8.7% グルタミン約8.9〜105% ヤリン約5.5〜7.2% グリシン約4.4〜8.6% ヒスチジン約2.3〜3.4% アルギニン約2.8〜4.1% トレオニン約5.1〜5.6% アラニン約7.2〜8.1% プロリン約5.8〜7.6% アンモニア約11.0〜14.7% チロシン約2.0〜2.9% バリン約5.6〜6.3% バリン約5.6〜6.3% メチオニン約0.9〜1.2% システイン約0.6〜1.1% イソロイシン約2.4〜2.8% ロイシン約6.9〜8.8% フェニルアラニン約3.4〜4.2% リシン約4.6〜7.0% からなることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の材料。
- 4.脂肪酸類の組成が、実質的に C10約4.5% C11約15.4% C10,30H約15.5% C12約14.5% C13約5.2% C12′30H約1.7% C14約0.91% C13′30H約0.1% C14′30H約0.1% C161約0.13% C16約1.05% C181約0.5% C18約2.5% C19約0.13% C20約0.5% C15約0.55% なる割合のC10からC20までの脂肪酸で構成されていることを特徴とする請 求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の材料。
- 5.コレラ菌上澄み液から抽出されたことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第 4項のいずれかに記載の材料。
- 6.請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載のアジュバント物質と少なく とも一種の有糸分裂阻止剤との組合わせからなる抗有糸分裂性組成物。
- 7.有糸分裂阻止剤が、シスプラチン、5−フルオロウラシル、アドリアマイシ ン、マイトマイシンからなるグループから選択されることを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の組成物。
- 8.アジュバントと有糸分裂阻止剤が、組成物中に約1〜10のアジユバント/ 有糸分裂阻止剤の割合で存在することを特徴とする請求の範囲第6項または第7 項に記載の組成物。
- 9.コレラ菌の培地からアジュバント効果を有する物質を得る方法であって、コ レラ菌培地上澄み液を沈降させ、遠心処理し、遠心処理残渣を蒸溜水に溶解し、 次いで、該溶液を加熱し、遠心処理し、透析し、凍結乾燥して、請求の範囲第1 項乃至第5項のいずれかに記載のアジュバント効果を有する物質を得る方法。
- 10.培地上澄み液が、約37℃で約8時間培養され、菌数約1010個/ml の割合で緩衝生理水溶液中に集められる栄養アルカリ性ゲロース上のコレラ菌培 地から得られ、この培地は、子牛トリプシン処理およびペプトン処理されたアル カリ性の水を含む培養フラスコ中で接種され、次いで、約37℃のインキニベー ター内の該フラスコ中で連続撹拌下に約18〜20時間にわたり、培養が継続さ れ、培養物が収得され、遠心分離され、得られた培地上澄み液が、請求の範囲第 1項乃至第5項のいずれかに記載のアジュバント物質を得るために、集められる ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の方法。
- 11.コレラ菌の培地からアジュバント効果を有する物質を得る方法であって、 コレラ菌培地上澄み液をクロロホルムで処理して、デカンテーションにより除去 さるべきクロロホルムー蛋白質ゲルを形成させ、水相中に請求の範囲第1項乃至 第5項に記載のアジュバント物質を集めることを特徴とするアジュバント効果を 有する物質の製造方法。
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