JPH02500606A - 着色した卵包装容器の製造方法、その製造方法を実施するための装置およびその製造方法によって製造された卵包装容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 着色した卵包装容器の製造方法、その製造方法を実施するための装置およびその 製造方法によって製造された卵包装容器 本発明は木材バルブおよび（または）廃紙から着色した卵包装容器を製造するた めの方法、この方法を実施するための劃りおよびこの方法によって製造される製 品に関する。

木材バルブおよび（または）廃紙から作られた卵包装容器は白色または幾分灰色 の地色を有している。この灰色の色調は特に使用される廃紙の割合と、この廃紙 の印刷程度とによる。この灰色色調の除去、すなわち明色化は廃紙を脱インキ処 理することによって行うことができ、この処理によって相当量の印刷インキが除 去される。

着色した卵包装容器を供するためには、白色または灰色バルブによって対応りる 色の卵包装容器を形成する前に、該バルブに化学染料が添加される。この手順は 幾つかの大ぎな欠点を有している。各色彩の一つずつに対して特別に着色された バルブを作る必要がある。卵包装容器はプラント内において、吸引車輪Ｅに装架 された吸引型によって製造され、かつこの吸引型は多数の貨る型の卵包装容器に 対するものを準備して置く必要がある。一つの色から他の色に変える時、または 一つの型の容器から他の型の容器に変える時には、プラントに対して１時間また はそれ以上の変更時間が必要となる。このＷＦＪ間中はプラント内においては如 何なる生産も行なうことはできない。他の欠点はバルブを着色する時に９９％も 余分の水を着色する必要があり、これは染料の消費が著しく大となることを意味 する。このような理由によって清浄化の困難な相当量の着色された水が生じる。

この目的のためには大きな浄化タンクが必要となる。製造行程から生じるある色 の廃水は同じ色のバルブを新しく作る場合以外は再用し得ない。さらに普通の製 造方法による時には、これは湿式法と考えられるから、色調を調節することが雌 しい。制御可能性がこのように低い場合には、卵包装容器のほぼ１０％に達する ものに掻き傷が発生し易くなる。ざらに角型の色調を得るためには、バルブに含 まれる染料はほぼ０．００３％とされるから、着色の制御は著しく困ガとなる。

これに加うるに、バルブの色は使用される廃紙の状態と、バルブ内の廃紙の割合 とによって非ｈｊｍ的に変化し、これはバルブ内に見出される秤杆の灰色色調に 起因する。他の欠点は着色されたバルブは、これを一旦導入し時には、その日の うちに使い切らねばならぬことである。なお染料は出来あがった卵包装容器内の バルブに結合されるから、色はその光沢を幾分失い、かつ短期間に退色する。こ の染料が包装した卵と接触することも見逃がしてはならぬ。これらすべての問題 は包装の型数が増加し、かつ所要色彩の種類が増加するに連れて増大する。しか しながらこれに代るべき解決法がないために、同じｖＪ造方法が採用され、いま だに世異的に使用されている。

前述のような考えから、本発明の目的は前記の如き方法にして、さらに経済的に 、かつ種々の態様で実施することができ、この方法を行うことによって改良され た製品が得られるようになった方法を示唆（ることである。

このＩＦｉ１題は本発明によれば、卵包装容器が成形位相の行われた後、続く染 料の吹付けによって、はじめてその最終着色を受入れるようになすことによって 解決される。

成形位相から得られた卵包装容器の基本本体は、主として白色または灰色で、あ らゆる型の卵包装容器に対して同じであり、該包装容器の最終的な外部の色とは 関係がない。

このようにして、幾つかの利点が得られる。種々の色彩を有する卵包装容器に対 して使用される原料を１種類に制限することができる。プラントを一つの型の包 装容器から他の型の包装容器に変更する時には、あらゆる型の包装容器およびＩ Ｉ的なあらゆる色彩に対するすべての基本本体を製造するための紙パルプは同じ 型のものであるから、後で行われる着色処理はそれほど影響は受けない。したが って変更は吸引型を変えるだけで、問題を伴なうことなく敏速に行なうことがで きる。なお貯蔵品を形成することも容易である。さらに一つの色から伯の色に変 える時にも、プラントを別の色のタンクに連結すれば良いから作業は敏速に、か つ容易に行なうことができる。したがってプラントの休止時間を著しく短縮する ことができ、これと同時に不完全に着色された卵包装容器をＲＩ！することがで きる。染料は吹付けられるから、包装容器の基本本体の最初の灰色のまたは白い 基本色の差はこの染料によって被覆される。染料は包装容器の表面に沈殿するか ら、この表面は所要の光沢を有するようになる。紙バルブ全体を染色する必要が ないから染料の使用１は減少する。染料内に含まれる顔料は、普通の方法による 紙パルプの場合は０．００３％に過ぎないが、本方法による時はほぼ５−１０％ であるから、吹付けられた容器の色調を直ちに測定し、かつ正確に調節すること ができる。なお大きな浄化タンクを必要とする廃水の問題を解決することも不要 となる。吹付はノズルを使用することにより、本発明の新規な方法によれば生産 率を著しく高めることができ、たとえば１分間に数百側の包装容器を製造するこ とも可能となる。

本発明による方法のさらに重要な利点は、卵包装容器の外面だ１ブに染料を吹付 ける時に得られる。包装容器が底部と蓋とよりなるカートンであり、これら二つ の手部分を相互に折畳んで、閉鎖位置にある時は、この包装容器は全体がただ一 つの色、すなわち所要の色彩を有するものとなる。他方普通の方法で製造された 着色卵包装容器とは反対に、カートン内の卵は染料と直接接触せず、したがって 染料を選択する場合、接触時に起こり得るような有害な効果を考慮する必要がな くなる。

普通は有機顔料または分散顔料を含む染料が採用される。

染料のソーキングを防止するためには、染料内の顔料粒子を給湯剤によって表面 処理することが望ましい。このようにすれば、染料の結合剤による給湯が具合よ く行われ、その結果顔料粒子は乾燥した染料から逸出し得ないようになる。

染料は普通は結合剤として水溶性重合体を含んでいる。

本発明の他の特に有利な特色は、染料がワックス、なるべくは微粉化されたポリ −エチレン　ワックスを含んでいることである。幾つかの実質的な利点は次に示 す通りである。吹付けられた染料の中に含まれている水が包装容器材料の中に吸 収された時には、パルプｔＪａＭは必然的に包装容器の表面から立上り、したが ってこの面は非常に粗くなる。はぼ０．５重量％の割合で染料内に含まれるワッ クスは水の吸収を妨げ、同時に染料の含有水分の外部に蒸発する可能性を増加さ せる。さらにこの含有ワックスは表面を非常に平滑にし、これは堆積から包装容 器を取り出す動作を著しく楽にする。さらに常時このような包装容器を取扱う作 業口の指の皮膚をＩＩ傷する危険を少なくする。さらにワックスの含有暑は表面 内の開放孔を通しての呼吸可能性を改良する。このワックスは表面上に丁度網の ように定着する。ワックスの塗布により表面が平滑となることによって、続いて 行われる原産地、内容等に関する情報の印刷が楽になる。なおワックスはｔ！、 ｗ４の光沢を改良する。

本発明の特に好適な他の特色は、染料内の顔料粒子の大きさが０．１５と０．３ ０ｘ１０’ｍとの間にあることである。したがって顔料粒子の大きさは、普通に 使用される吹付は染料の大きざ、すなわち普通はほぼ２〇−３０Ｘ１０−６ｍな る大きさに比して相当小さい。この特色は吹付は染料の被ＮＩ５よび霧化を著し く改良するものであり、かつ生産速度を高め、１分間に製造される包装容器が数 百側に達するようにする。

包装容器材料に対する水の浸透を防止することが重要であるが、本発明による時 は染料内に含まれる水分は染料の吹付霧プが行われた直後に、高速加熱、たとえ ば赤外線放射および（または）高温空気によって蒸発せしめられる。以上の説明 によって明らかな如く、比較的簡単な手段によって前述のような高生産率の得ら れることが分る。

染料の吹付けと乾燥が行われた直後に、卵包装容器に原産地、内容等に関する所 要の情報を印刷することができる。

本発明はなお前記プロセスを実施づるための［ｉｌにして、まだ最終着色の施さ れていない卵包装容器を配送するために、これを連続的にその堆積から取り出し 、所定の門閥が維持されるようにコンベヤＶＲδの上に置り装置と、前記搬送装 置の第１処理部分の上に位ａｌｌする吹付番プ用ｍ器にして、その下を移動する 卵包装容器に染料を吹付ＣブるためのＩＲ器と、前記Ｊｌ送名鱈の運動方向に見 て、前記吹付は用ＩＩ器の後方の別の処理部分に位置する乾燥用ｌｌ！ｌにして 、加熱装置、たとえば赤外線放射および（または）Ｂ温空気によって吹付は染料 を敏速に乾燥するようになった機器とよりなる装置に関する。染料自体は高い帽 したとえば予熱されたノズルによって吹付けることができ、これは含有ワックス に対して有利であり、かつ染料吹付は後における含有水分の蒸発速度を高める。

でき得れ、ば卵包装容器は前記取出しＩＩから、コンベヤ装置の前記Ｉ！１処理 部分に、吹付は用機器の下および乾燥用機器の下におけるよりも間隔が大きくな るように、高い速度で搬送する。このように取出しに必要な大きさのｒＭＮｓｌ Ｒられるように注意が払われる。吹付番ブ用＊ｉおよび乾燥用＊ｉの下における 搬送３１！ｉ度を低くし、かつ開隔を小にすることは、吹付はキャビンおよび乾 燥キャビンにおける滞留時間が長くなり、吹付は時間および乾燥ｖＩｒａが長く なると共に、各卵包装容器間の染料の損失が減少することを意味するから有利で ある。

本発明によれば、これは卵包装容器をその搬送路上の吹付は用機器の前で、Ｓ速 コンベヤ　ベルトから吹付は用機器の下および乾燥用機器の下で卵包装容器を動 かす低速コンベヤ　ベルトに移すことによって有利に行うことができる。

染料乾燥５！ｌ理が行われた後、卵包装容器は第３のコンベヤ　ベルトに移動せ しめられる。このコンベヤ　ベルトは、吹付は用機器および乾燥用機器の下に位 置するコンベヤ　ベルトより大きな速度を有し、かつ印刷装置を含むものとなす ことが望ましい。したがって卵包装容器は再び大きな間隔を有するようになり、 これは印刷シリンダに対して十分な余地を残すために必要である。

本発明はさらに前述の方法によって製造される卵包装容器に関する。このような 卵包装容器は木拐パルプおよび（または）廃紙（紙パルプ）によって形成された 基本本体よりなり、該本体の表面は吹付（プられた染料の被覆を有している。

染料の吹付は被覆はなるべくは基本本体の外方包８容器面だけに施される。

染料の吹付霧プ被覆はなるべくは別々に有機顔料乗車および分散染料を含むもの とされる。

本発明の別の変型においては、吹付けられた染料被覆は結合剤として水溶性の重 合体を含んでいる。

既述の如き理由によって、染料の吹ｆＪｌ）被覆がワックス、なるべくは微粉化 されたポリ−エチレン　ワックスを含むものとすれば特別の利点が得られる。

特に好適な被覆を得んとする場合には、染料の吹付は被覆内の顔料粒子の大きさ がほぼ０．１５と０．３０Ｘ１０’ｍとの間にあるようになすことが望ましい。

図において、第１図は本発明の方法を実施する装置の１可能実施例を縮図的に示 したもの、第２図はカートンとして形成された卵包装容器の１実施例を示したも のである。

取出しｉ＊ｉから出た卵包装容器本体、すなわちまだ最終的な着色が廃されてお らず、したがって灰色または白色を呈し、かつ卵受は入れ底部、およびこれに虹 、＠された蓋を有する卵包装容器は開放された状態で、所定の間隔を有するよう に、容器の外面を上向きにしてコンベヤ＠隨２の上に載せられる。本体の間隔は 各卵トレー６の取出しを容易にするために比較的大となるようにされ、かつ取出 し８１１１の下に位置する前記コンベヤ装置２内の、第１コンベヤ　ベルト５の 比較的大なる速度によって決定される。第２コンベヤ　ベルト１０はコンベヤ装 置１ｆ２内の第１コンベヤ　ベルト５に続いている。コンベヤ　ベルト１０の第 １処ｊ！ｐ部分１０ａの上には吹付は用機！１３が配置され、該吹付は用１ｍ器 は染料吹付は被覆７を形成するために、第２図に示される如く開放された卵包装 容器６の外面に染料を吹付ける。コンベヤ　ベルト１０の別の処理部分１０ｂの 上には、複数の赤外線放射器および（または）高温送風器が配置され、これらは 卵包装容器６の上に吹付けられた染料被覆７の中に含まれている水分を、できる だけ早く蒸発させる。コンベヤベルト１ｏはコンベヤ　ベルト５より遅い速度で 走行する。したがって卵包装容器が第１コンベヤ　ベルト５から第２コンベヤ　 ベルト１ｏに移動する時には、卵包装容器の間隔は減少する。これは卵包Ｂδ° 器６が吹付は用ｍ器３１３よび乾燥用機器４の下を小さな間隔で、しかも低速度 で移動することを意味し、これはさらに吹付は処理および乾燥処理を行うに十分 な時間のあることを意味する。卵包装容器６がコンベヤ　ベルト１０上において 相互に近接して位置するようになれば、吹付は処理を行う時に失われる染Ｆｌは 少なくなる。吹付けが行われかつ乾燥された卵包装容器６はコンベヤ　ベルト１ ｏから、印刷装置８の下を走行するコンベヤ装置２内の第３コンベヤ　ベルト１ １に移動する。この部分において、卵包装容器６はその外側に原産地および内容 に関する所要の情報を有するようになる。第３コンベヤ　ベルト１１が再び第２ コンベヤ　ベルト１０より〒い速度で移動すれば、卵包装容器６がコンベヤ　ベ ルト１０からコンベヤベルト１１に移動する時に、該容器の間隔は増加し、それ によって印刷装Ｈ８における印刷シリンダの適当な動作に必要な卵包装容器の間 隔が得られるようになる。しかる後所要の色彩を有する卵包装容器６が貯ｊｌ室 に送られ、または運送に対して準備される。他の色彩を有する卵包装容器が望ま れる場合には、吹付１ブ用機器３内の吹付はノズルを通して異なる染料を送給す るだ番ブでよく、この変更は敏速に行うことができる。

国際調査報告 一一−ム３１４．自−＊？Ｃ：ｌ’：ｉＫＢε１０００９０国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．木材パルプおよび（または）廃紙（紙パルプ）から着色された卵包装容器を 製造する方法において、該卵包装容器が成形位相の後に、これに続く染料吹付け によつてその最終外面色彩だけを受入るようになつていることを特徴とする方法 。 ２．前記卵包装容器がその外面だけに染料が吹付けられるようになつている請求 項１記載の方法。 ３．有機顔料を含む染料が採用される請求項１または２記載の方法。 ４．分散顔料を含む染料を使用する請求項１から３までの何れか一つの項に記載 されている方法。 ５．染料に含まれている顔料粒子が給湿剤によつて表面処理される請求項３から ４までの何れか一つの項に記載されている方法。 ６．染料が結合剤として水溶性重合体を含んでいる請求項１から５までの何れか 一つの項に記載されている方法。 ７．染料がワツクス、なるべくは微粉化されたポリーエチレン　ワツクスを含ん でいる請求項１から６までの何れか一つの項に記載されている方法。 ８．顔料染料内の顔料粒子がほぼ０．１５と０．３０×１０−６ｍとの間の大き さを有している請求項３から７までの何れか一つの項に記載されている方法。 ９．染料内の含有水分が染料吹付けの直後に、急速作動加熱、たとえは赤外線放 射および（または）高湿空気によつて蒸発せしめられる請求項１から８までの何 れか一つの項に記載されている方法。 １０．卵包装容器が染料の吹付けおよひ乾燥が行なわれた直後に印刷される請求 項１から９までの何れか一つの項に記載されている方法。 １１．請求項１から１０までに記載されている方法を実施するための装置にむい て、まだ最終着色が行われていない卵包装容器（６）を堆積（９）から連続的に 配送し、かつ該卵包装容器を所定の間隔を有するようにコンベヤ装置（２）の上 に載置する取出し装置（１）と、前記コンベヤ装器（２）の第１処理部分（１０ ａ）の上方に位置する吹付け用機器（３）にして、その下を移動する卵包装容器 に染料を吹付けるようになつた吹付け用機器と、前記コンベヤ装置（２）の移動 方向に見て、前記吹付け用機器（３）の後方における、コンベヤ装置の別の処理 部分の上に位置する乾燥用機器（４）にして、加熱、たとえば赤外線放射および （または）高温空気によつて、前記吹付けられた染料を急速に乾燥させるように なつた乾燥用機器を有している装置。 １２．卵包装容器（６）が前記取出し装置（１）から、吹付け用機器（３）の下 および乾燥用機器（４）の下におけるよりも、大きな間隔および高い速度を有す るように、コンベヤ装置（２）の前記第１処理部分に搬送されるようになつてい る請求項１１記載の装置。 １３．卵包装容器（６）が吹付け用機器（３）に至る前の搬送路において、高速 移動ベルト（５）から低速移動ベルト（１０）に移され、該ベルトが卵包装容器 （６）を吹付け用機器（３）の下および乾燥用機器（４）の下に移すようになつ ている請求項１２記載の装置。 １４．卵包装容器（６）が染料の乾燥後第３コンベヤベルト（１１）に移され、 該第３コンベヤベルトがなるべくは吹付け用機器（３）の下および乾燥用機器（ ４）の下におけるよりも大きな速度で走行するようになつており、この乾燥用機 器に印刷装置（８）が属している請求項１０から１３までの何れか一つの項に記 載されている装置。 １５．請求項１から９までに記載されている方法によつて製造される卵包装容器 において、木材パルプおよび（または）廃紙（紙パルプ）から製造された基本本 体（６）よりなり、該本体の表面に染料の吹付け被覆を有している卵包装容器。 １６．染料の吹付け被覆（７）が基本本体（６）の外表面だけに施される請求項 １５記載の卵包装容器。 １７．染料の吹付け被覆（７）が有機顔料着色材料を含んでいる請求項１５また は１６記載の卵包装容器。 １８．染料の吹付け被覆（７）が分散着色材料を含んでいる請求項１５から１７ までの何れか一つの項に記載されている卵包装容器。 １９．染料の吹付け被覆（７）が結合剤として水溶性重合体を含んでいる請求項 １５から１８までの何れか一つの項に記載されている卵包装容器。 ２０．染料の吹付け被覆（７）がワツクス、なるぺくは微粉化されたポリーエチ レン　ワツクスを含んでいる請求項１５から１９までの何れか一つの項に記載さ れている卵包装容器。 ２１．染料の吹付け被覆（７）の微粉化された顔料粒子の粒子寸法がほぼ０．１ ５および０．３０×ｌ０−６の間にある請求項１７から２０までの何れか一つの 項に記載されている卵包装容器。 ２２．染料の吹付け被覆（７）上の或る区画に印刷色彩層が設けられている請求 項１５から２１までの何れか一つの項に記載されている卵包装容器。