JPH02500275A - 潰瘍の予防のための方法及び組成物 - Google Patents
潰瘍の予防のための方法及び組成物Info
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- JPH02500275A JPH02500275A JP63504585A JP50458588A JPH02500275A JP H02500275 A JPH02500275 A JP H02500275A JP 63504585 A JP63504585 A JP 63504585A JP 50458588 A JP50458588 A JP 50458588A JP H02500275 A JPH02500275 A JP H02500275A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
潰瘍の予防のための方法及び組成物
技術分野
本発明は一般に潰瘍の予防に関し、そしてさらに詳しくは、温血動物での潰瘍の
予防のための使用におけるグリシル−L−ヒスチジル−し−リジン、グリシル−
L−ヒスチジル−しIJリジン銅(■)、及びこれらの誘導体の使用に関する。
背景技術
胃潰瘍の発生及び治療は、多数の抗潰瘍療法の開発にもかかわらず大きな健康問
題のままである。伝統的に、消化性潰瘍は過剰な胃酸の中和により、あるいは食
事及び行動又は感情の変更により治療されてきた。よく知られた胃酸中和剤には
炭酸水素ナトリウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、リン酸アルミニウム、三珪酸マグネシウム、及び三塩基性リン酸カルシウム
がある。ある種のポリアミンメチレン樹脂もまた試みられている。胃酸の流れを
抑制する試みも行われたが、これらの試みは深刻な副作用により特徴付けられる
。さらに最近、シメチジン(cimetidine)と称する化合物がヒスタミ
ン部位のブロックによる胃酸の分泌の停止に効果的であった。しかしながら、酸
の流れの停止には比較的有効であったが、シメチジンは腎機能の損傷及び精神錯
乱を含む幾つかの不所望の特徴を有することが見出された。
幾つかの低分子組成物、例えばサリチル酸−銅又はジイソプロピルサリチル酸−
銅が胃潰瘍の発生を抑制することが報告されているが、これらの錯体は背中で遊
離の銅と珪酸塩とに容易に解離する傾向があり、このことがそれらの実際的利用
を制限している。さらに、これらの小さい銅錯体は水性条件下で溶解性に乏しく
、そして組織刺激性可溶化剤と共に投与されなければならない。この様な他の薬
剤であるペニシラミン−銅錯体はしばしば皮疹及び人格の変化(ペニシラミン精
神病)を生じさせる。
従って、潰瘍の形成を予防するための改良された組成物の必要性が当業界におい
て必要とされている。本発明はその様な組成物を提供し、そしてさらに他の関連
する利点を提供する。
発明の開示
要約すれば、本発明は後に記載する方法、すなわち(a)混血動物において胃潰
瘍の形成を減少せしめる方法; (b)混血動物において胃酸の分泌を減少せし
める方法;及び(c)温血動物の胃において細胞保護粘液の分泌を増加せしめる
方法、において使用するために適当な種々の医薬組成物を開示する。
ここに記載する組成物はグリシル−し−ヒスチジル−し−リジン(GHL)、グ
リシル−L−ヒスチジル−し−リジン:銅(II ) (GHL−Cu) 、及
びGHL−Cuの種々の誘導体を包含する。
GHL−Cuの誘導体は次の一般式:
(式中、Rは1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、6〜12個の炭素
原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭素原子を含有するアルコキシ成分
、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分から成る群から選択
され、あるいはRはL−プロリル−し−バリル−L−フェニルアラニル−L−バ
リン又はL−バリル−し−フェニルアラニル−し−バリンである)
を有する。
上記の誘導体に加えて、本発明の前記の誘導体の生物学的活性を変えるために他
の化学的修飾を行うことができる。例えば、グリシンを種々の佃の小形のアミノ
酸、例えばアラニン、セリン及びバリンにより置き換えることができる。さらに
、分子の銅(n)結合親和性を、グリシンのごときN−末端アミノ酸の付加によ
りグリシル−L−ヒスチジル−し−リジンをグリシル−L−グリシル−L−ヒス
チジル−し−リジンに変えて、上昇せしめることができる。さらに、上記のよう
に誘導体にグリシンを付加して対応するテトラペプチドを作ることができる。ヒ
スチジル残基中のイミダゾール基の銅(II)に対する結合親和性を、ヒスチジ
ンの代りに3−メチルヒスチジンを用いることにより、リジル側鎖に追加の炭素
原子を付加して該鎖を延長することにより、変化せしめることができる。
上記の方法は一般に、所望の目的を達成するために上記の組成物のいずれかの療
法的有効量を動物に投与することを含んで成る。本発明の他の観点は、次の詳細
な記載及び添付された図面への言及により明らかになるであろう。
図面の説明
第1図は、治療された動物と比較しての対照動物における潰瘍形成を示すラット
の胃の写真である。
第2図は、GHL−Cuにより治療した場合の可視胃潰瘍を有するラットの%と
比較しての対照群における可視胃潰瘍を有するラットの%のグラフ表示である。
発明を実施するための最良の形態
ここに記載するように、GHL、 GHL−Cu 、及びこれらの誘導体は、(
a)温血動物において胃酸の分泌を減少せしめ、(b)温血動物の胃において細
胞保護粘液の分泌を増加せしめ、そして(C)温血動物において胃潰瘍の形成を
減少せしめる、ための方法において使用することができる。本発明の誘導体は米
国特許出願N(L 040.460及び米国特許Nα4.665.054に詳細
に記載されており、これらは引用によりこの明細書に組み入れる。本発明の誘導
体はエステル化により、水分子の除去により、又はGHLのカルボキシ末端への
基(オクタツール、メタノール、ベンジルアルコールのごときアルコール、又は
N Hs)により、より親脂性の誘導体を形成することにより製造することがで
きる。
この転換の全体化学反応は:
GHL−DH+ R−H−CHL−R+H20により特徴付けることができる。
実際に、この反応は、GHLへのリジン及び他の2個のアミノ酸の結合に先立っ
てアミノ酸リジンにR基を付加することにより最も容易に行われる。G)IL−
Rの形成及び単離の後、銅(n)が前記分子にキレート化され生物活性錯体が形
成さより親脂性のGHL−Cuを形成するための全体反応は次のように特徴付け
られる。
1)リジン−〇〇 + R−H−リジン−R+8202)リジン−R+フ゛ロッ
クされたし一ヒスチジン −ブロックされたし一ヒスチジンーし一リジンーR3
)ブロックされたし一ヒスチジンーし一すジンーR+ブロックされたグリシン
− ブロックされたグリシル−L−ヒスチジン−し−リジン−R
4)ブロックされたグリシル−し−ヒスチジン−し−リジン−R−グリシル−L
−ヒスチジン−しニリジンーR
5)グリシル−し−ヒスチジン−し−リジン−R十銅(II)−グリシル−L−
ヒスチジン−し−リジン−R:銅(II)
好ましい態様において、GHL又はCHLの誘導体と銅とは1:1の比率で存在
する。
前記の方法に加えて、ここに開示される結果が示唆するところによれば、Gl(
L、 GHL−Cu 、及びその誘導体はまた他の胃腸疾患に対する治癒作用、
例えば吻合術、腸虚血の後の病変、壊死性腸炎、並びに口咽喉及び食道の傷の後
の治癒をも行う。
本発明においては、この明細書に記載する組成物を経口的にそしてカプセルの形
で投与するのが一般に好ましい。経口投与のために組成物をカプセル化する方法
(例えば、ハードゼラチンのコーティング)は当業界においてよく知られている
(Baker、 Richard、 Controlled Re1ease
of BiologicallyActive Agents、 John W
iley and 5ons、 1986)。投与量は患者の状態により影響さ
れるが、宿主の体重当り約10〜100 mg/ kgの量で投与するのが一般
に好ましい。さらに、まずGHL−Cuを用いて治療を開始し、そして次に少量
の銅(If)を伴うか又は伴わない遊離ペプチド(GHL)を用いて治療を続け
るのが好ましいであろう。
この明細書に記載するGtlL−Cu及び誘導体はまた、抗潰瘍性又は潰瘍治癒
性を有することが報告されている他の因子と組み合わせて使用することができる
。こうして、いずれかの単一因子により得られるより良い臨床効果を提供する相
乗効果が得られるであろう。さらに、この明細書に記載する組成物は抗−潰瘍作
用及び潰瘍治癒作用のスペクトルを刺激するが、臨床状態はしばしばかなり異り
、この明細書に記載する組成物と他の因子との組み合わせを用いるのが幾分有利
であろう。
本発明と組み合わせることができる薬物の例にはインドメタシン、シメチジン、
及び多数のヒスタミンH2拮抗薬のいずれかが含まれる。本発明の組成物はまた
、抗−潰瘍性及び胃酸分泌阻害性を有する他のペプチド及びペプチド類似体と組
み合わせることもできよう。この様な因子の例は、上皮生長因子、繊維芽細胞生
長因子、神経生長因子、形質転換生長因子α及びβ、血小板由来生長因子、並び
に他の類似の因子である。この様な他の因子にはソマトスタチン及びその類似体
(米国特許NC14,611,054及びNa 4,360,516) 、カル
シトニン及びその類似体(米国特許Nα3.826.824) 、並びに上皮生
長因子のペプチド断片(米国特許Na 3.917.824)が含まれる。
下記の例を要約すると、例1はグリシル−し−ヒスチジル−L −1,1ジンベ
ンジルエステル:銅(II)の合成を示す。例2はグリシジル−L−ヒスチジル
−し−リジン・n−オクチルエステル:銅(IF)の合成を示す。例3は、(A
)グリシル−L−ヒスチジル−し−リジン・n−ステアリルエステル:銅(■)
、及び(B)他の方法によるその合成を示す。いずれの方法においても、n−ス
テアリルアルコール(炭素18個)の代りにn−バルミチルアルコール(炭素1
6個)を用いてグリシル−L−ヒスチジル−し−リジン・n−ステアリルエステ
ル:銅(n)を得ることができよう。例4は、グリシル−し−ヒスチジル−し−
リジル−し−プロリル−し−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリン:銅(
■)及びグリシル−L−ヒスチジル−し−リジル−し−バリル−L−フェニルア
ラニル−L−バリン:銅(II>の合成を示す。例5は、(a)胃酸蓄積の阻害
、(b)細胞保護粘液分泌の刺激、及び(c)温血動物における胃潰瘍の形成の
減少を示す。例6はG)IL−Cuを用いての胃潰瘍形成の抑制を示す。例7は
GHL−Cuの代表的な誘導体を用いての胃潰瘍形成の抑制を示す。
次の例は例示的なものであり限定的なものではない。
匠
動物において使用するためのGHL、 GHL−Cuの製造GHLを精製するた
めガラス蒸留水中に溶解しく50mg/rIL1)、そして20.000xgに
て1時間3℃で遠心した。これにより合成法から残留していた水に溶解しにくい
物質が除去される。上清を凍結乾燥し、次に0.5%酢酸の溶剤中3℃にてセフ
ァデックスG−10カラムを通した。溶剤フロントの後に溶出する主ピーク(2
54ナノメーターでの吸収によりモニターされる)を凍結乾燥する。精製された
GHLを等モル量の酢酸第二銅及び水酸化ナトリウムと一緒にすることによりG
HL−Cuを調製し、次に公表されている方法(Perkins等、Inorg
、 Chim。
Acta 67 : 93−99.1984>により、エタノールの添加及び低
温を用いて沈澱せしめた。
化学物質の由来
以下の例において使用する化学物質及びペプチド中間体は次の供給者から購入す
ることができる。
シダ?−ケミカル社(Sigma Chemical Co、) (セントルイ
スMo) ;ペニンスラ・ラボラドリース(Peninsula Labora
to−ries) (サンカルロス、カリホルニア) :アルドリッジ・ケミカ
ルス(Aldridge Chemical Co、) (ミルウオーキー、ラ
イスコンシン);ベガバイオケミカルス(Vega Biochemicals
)(ツクソン、アリシナ);ピース・ケミカルス社(PierceCheIIl
ical Co、) (ロックホード、イリノイ);リサーチ・バイオケミカル
ス(Research Biochemicals) (クリーブランド・オヒ
オ);パン・ウォーター・アンド・ロジャース(VanWaters and
Rogers) (サウス・サンフランシスコ、カリホルニア);バッケム社(
Bachem、 Inc、 ) ()ランス、カリポルN8−ベンジルオキシカ
ルボニル−し−リジンベンジルエステルをヘキサン/酢酸エチル(1:1)に溶
解し、そしてカップリング剤としてジシクロへキシルカルボジイミドを用いてN
” −t−ブチルオキシカルボニル−N’−−ベンジルオキシカルボニル−し−
ヒスチジンに連結した。炭酸水素ナトリウム(10%)を添加し、そして生成物
を有機層中に抽出した。生成物N a−+、−ブチロキシカルボニルーN”−ベ
ンジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−N@−ベンジルオキシカルボニル−
し−リジン・ベンジルエステルを溶液から結晶化した。ブロックされたジペプチ
ドのN−末端基を、ジクロロメタ7950%トリフルオロ酢酸中での30分間の
撹拌により除去し、そして真空蒸発せしめた。生成物N”−ベンジルオキシカル
ボニル−し−ヒスチジル−N@−ベンジルオキシカルボニル−し−リジン・ベン
ジルエステルを、カップリング剤としてジシクロへキシルカルボジイミドを用い
てベンジルオキシカルボニル−グリシンに連結した。氷酢酸中で炭素上10%パ
ラジウムを用いる触媒的水素化によりブロック基を除去した。凍結乾燥の後、生
成物グリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・ベンジルエステルを水中に溶解し
、そしテダウエックス(Dowex) 50 X−4イオン交換樹脂上でのイオ
ン交換クロマトグラフィー及び0.1M水酸化アンモニウムによる溶出によって
精製し、溶出液を酢酸により直接中和した。
中性PHにて陰イオン交換カラムビオレックス(BioRex) 63をさらに
通過せしめることにより遊離カルボン酸基を有する分解生成物をさらに除去した
。
グリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・ベンジルエステルを、等モル量の酢酸
銅を添加した水中に溶解した。水酸化ナトリウムによりpHを中性に上昇せしめ
た。この溶液を20.000xgにて1時間3℃にして遠心分離して水に難溶性
の物質を除去した。上清を凍結乾燥してグリシル−L−ヒスチジル−し−リジン
・ベンジルエステル:銅(II)を得た。
例2
グリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・n−オクチルエステル:銅(n)の合
成
N”−ベンジルオキシカルボニル−し−リジン、n−オクタツール、ベンゼン及
びトルエンスルホン酸−水和物の混合物を、ディーンースターク(Dean−3
tark) )ラップを用いて還流することにより水を除去した。冷却の後乾燥
エチルエーテルを添加した。次に、この溶液を0℃にて一夜沈澱せしめた。
沈澱した固体の一部を50mfの炭酸カリウム溶液及び50m1のジクロロメタ
ンに加えた。抽出の後、層を分離し、そして有機相を水及び塩水で洗浄し、そし
て無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、蒸発及びフラッシュクロマトグラフ
ィーによる精製によってn−オクチル・N″−ベンジルオキシカルボニル−し−
リジネートを得た。この生成物をテトラヒドロフラン中に溶解し、そしてN″−
t−ブチルオキシカルボニル−L−N”−ベンジルオキシカルボニル−し−ヒス
チジン、イソブチルクロロホルメート及びN−メチルモルホリンと混合した。蒸
発の後、水及び酢酸エチルを添加した。生成物を有機相に抽出し、これを無水硫
酸マグネシウムにより乾燥した。濾過、蒸発、及びフラッシュ・カラムクロエト
ゲラフィーによる精製により、n−オクチル・N” −t−ブチルオキシカルボ
ニル−N i l″−ベンジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−NII−ベ
ンジルオキシカルボニル−し−リジネートを得た。
生成物をツク0012フ950
30分間にわたり溶解せしめ、次に蒸発せしめて、n−オクチル・N1”−ベン
ジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−N″−ベンジルオキシカルボニル−し
−リジネートを生成せしめた。これをテトラヒドロフランに溶解し、そしてイソ
ブチルクロロホルメート、N−メチルモルホリン及びベンジルオキシカルボニル
グリシンを添加してn−オクチル・ベンジルオキシカルボニルグリシル−N 1
m−ベンジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−Ne−ベンジルオキシカル
ボニル−し−リジネートを生成せしめた。これを氷酢酸に溶解し、そして−夜水
素添加した。
生ずるグリシル−N−ヒスチジル−し−リジンのn−オクチルエステルを、等モ
ル量の二酢酸第二銅の添加により銅錯体に転換した。pt+を水酸化ナトリウム
により中性に上昇せしめた。溶液を20, 000xgにて1時間3℃で遠心し
て水に難溶性の物質を除去した。上滑を凍結乾燥してグリシル−L−ヒスチジル
−し−リジン・n−オクチルエステル:銅(n)を得た。
N”−ベンジルオキシカルボニル−し−リジン、n−ステアリルアルコール、ベ
ンゼン及びp−トルエンスルホン酸−水和物の混合物をディーン・スターク・ト
ラップを用いて一夜還流して水を除去した。冷却後、乾燥プロピルエーテルを添
加して全量を6倍に増加した。生成物を0℃にて一夜沈澱せしめそして濾過した
。この濾液の部分を50m1の炭酸カリウム及び50rnlのジクロロメタンに
添加した。抽出の後、層を分離し、そして有機相を水及び塩水で洗浄し、次に無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、蒸発、及びフラッシュカラムクロマトグ
ラフィーによる精製がn−ステアリル・N”−ベンジルオキシカルボニル−し−
リジネートをもたらした。
この生成物をテトラヒドロフラン中に溶解し、そしてN′″−t−ブチルオキシ
カルボニル−N1″−ベンジルオキシカルボニル−し−ヒスチジン、イソブチル
クロロホルメート及びN−メチルモルホリンと混合した。蒸発の後、水及び酢酸
プロピルを添加し、そして生成物を有機相中に抽出し、そして無水硫酸マグネシ
ウムにより乾燥した。濾過、蒸発、及びフラッシュカラムクロマトグラフィーに
よる精製がn−ステアリル・N” −t−ブチルオキシカルボニル−N”−ベン
ジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−N11−ベンジルオキシカルボニル−
し−リジネートをもたらした。
生成物を、ツク0012フ950
30分間にわたって溶解し、次に蒸発せしめてn−ステアリル・N i +aミ
ーベンジルオキシカルボニル−一ヒスチジルーN0ーベンジルオキシカルボニル
−し−リジネートを生成せしめ、これをテトラヒドロフラン、イソブチルクロロ
ホルメート、N−メチルモルホリン及びベンジルオキシカルボニルグリシンに溶
解してn−ステアリル・ベンジルオキシカルボニルグリシル−N 1ll−ベン
ジルオキシカルボニル−し−ヒスチジル−N”−ベンジルオキシカルボニル−し
−リジネートを生成せしめた。生成物を、ツク0012フ950酢酸に30分間
にわたり溶解し、次に蒸発せしめることによりn−ステアリル・グリシル−L−
ヒスチジル−し−リジンエステルを生成せしめた。
生ずる分子、グリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・n−ステアリルエステル
を、等モル量の二酢酸銅の添加により銅錯体に転換せしめた。水酸化ナトリウム
によりpHを中性に上昇せしめて、動物研究のために有用な生成物を得た。
n−ステアリルアルコールをn−バルミチルアルコールで置き換えることにより
、同様にしてグリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・n−パルミチルエステル
を合成することができる。
N(ε)−ベンジルオキシカルボニル−し−リジン、n−ステアリルアルコール
、p−トルエンスルホン酸−水和物及びベンゼンをディーン・ス夛−り・トラッ
プを用いて還流することにより、生じた水を共沸除去した。室温に冷却しそして
次に乾燥エチルエーテルを添加した後、n−ステアリル・N(ε)−ベンジルオ
キシカルボニル−し−リジネート・p−トルエンスルホン酸塩を濾過により集め
、2M炭酸水素カリウム水溶液で処理し、そしてジクロロメタン中に抽出した。
蒸発により遊離アミンを得、これを乾燥テトラヒドロフラン(TIIP)に再溶
解し、そして乾燥THF中N(α)−1−ブチルオキシカルボニル−N(i、)
−ベンジルオキシカルボニル−し−ヒスチジン、N−メチルモルホリン及びイソ
ブチルクロロホルメートの撹拌中の溶液に一15℃にて添加した。生ずる十分に
保護されたジペプチドエステルをトリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)
により室温で処理し、炭酸水素す) IJウムの飽和水溶液により中和し、そし
て酢酸エチル中に抽出した。蒸発により部分的に脱ブロックされたジペプチドを
得、これを乾燥THFに溶解し、そして乾燥THF中ベンジルオキシカルボニル
グリシン、N−メチルモルホリン及びイソブチルクロロホルメートの撹拌中の溶
液に一15℃にて添加した。生成した完全に保護されたトリペプチドエステルを
、Pd−C触媒の存在下室温にて米酢酸中水素ガスにより室温にて処理すること
により全体的に脱ブロックする。濾過、蒸発及びミクロクリスタリンセルロース
カラム上での精製及びこれに続く凍結乾燥が、目的のトリペプチドエステルをそ
の三酢酸塩として与える。
生ずる分子、グリシル−し−ヒスチジル−L−リジン・n−ステアリルエステル
を、等モル量の二酢酸銅の添加により銅錯体に乾燥した。pHを水酸化ナトリウ
ムの添加により中性に上昇せしめることにより動物研究のために有用な生成物を
得た。
n−ステアリルアルコールをn−パルミチルアルコールで置き換えることにより
同様にしてグリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・n−パルミチルエステルを
合成することかでグリシル−L−ヒスチジル−し−リジル−し−プロピル−し−
バリルート−フェニルアラニル−L−バIJン:銅(I[) 及びグリシル−し
−ヒスチジル−L−リジル−し−バリル−し−フェニルアラニル−L−バリン:
銅(n)の合成これらのペプチドは、ペプチドの分野において共通な標準的固相
法(J、 Stewart及びJ、Young、 5olid Phase P
eptideSynthes is、ピース・ケミカル社、1984)により合
成される。
要約すれば、Boc−Va ]−0−樹脂を、反応試薬としてジシクロへキシル
カルボジイミドを用いて、他のブロックされたアミノ酸と逐次連結した。保護さ
れたアミノ酸、固相合成のための樹脂及びカップリング剤はペニンスラ・ラボラ
トリーズ、サンフランシスコ、カリホルニアから得た。ブロックされたアミノ酸
を次々と付加して目的のペプチドを得る。最終ペプチドを弗化水素を用いて脱ブ
ロックする。最終ペプチドを0.5%酢酸に溶解し、そしてセファデックスG−
15カラム(ファルマシア)を通すことにより精製する。等モル量の酢酸第二銅
及びこれに続く凍結乾燥が活性分子を生じさせる。
例5
シャイ(Shay)法によりラットに胃癌を生じさせた。要約すれば、ラットの
胃と腸との間の通路を結紮し、これによって胃酸の蓄積を生じさせて潰瘍形成を
生じさせた。治療のため、0.25−の塩溶液中10■のGHLもしくはGHL
−Cu又はその誘導体をチューブによりラットの胃に投与した。対照ラットには
塩溶液のみを投与した。24時間後、胃を写真に写し、そして胃の酸度を決定し
た。
実験の結果を次の表(第1表)に示す。これはラットにおける胃酸蓄積の抑制及
び細胞保護粘液の分泌の刺激を示す。
粘液の生産を0〜→什← に視覚的に評価し、ここで0は粘液が実質的に観察さ
れないことを示し、そして→什← は非常に多くの粘液分泌を示す。
第1表
対 照 2.01±0.27 観察できずGHL 3.26±0.47 +
Gl(L + CHL−Cu 6.52±0.70 →什←GHL−Cu 6.
94±0.25 →升←さらに、第1図に示すように、Gt(L−Cuによる治
療が胃潰瘍の形成を顕著に減少せしめた。
胃潰瘍をラットの群において例5に記載した様にして誘導した。GHLとCuの
モル比が2:1又は1:1であるGHL−Cu。
及び銅を伴わないGHL、の増加する量を動物に投与した。
24時間後、胃を摘出し、J)Hを測定し、そして可視潰瘍を有する胃の%を決
定した。
実験の結果を次の表(第2表)に示す。これは胃酸分泌の抑制(対照と比較した
場合の胃液の高いpHにより示される)、及び第2図に示すような可視潰瘍を有
する胃の%を示す。
第2表
塩溶液 2.06 72%
GHL 10■ 2.84 40%
GHL−Cu (2: 1 ) 3mg 242 50%GHL−Cu (2:
1 ) 10mg 6.38 11%GHL−Cu (1: 1 ) Img
3.80 33%GHL−Cu (1: 1 ) 3mg 4.85 0%G
HL−Cuの誘導体による胃潰瘍形成の抑制胃潰瘍をラットの群において例5に
記載したようにして誘導した。動物にGtlL−Cuの幾つかの誘導体を増加す
る量で投与した。この例は、2種類の誘導体グリシル−し−ヒスチジル−し−リ
ジン・オクチルエステル及びグリシル−L−(メチル)ヒスチジル−し−リジン
を用いて得られた結果を示す。
これらの化合物の両者を1モルの誘導体対1モルの銅のモル比(比率=i :
i>で試薬した。24時間後、胃を摘出し、pHを測定し、そして可視潰瘍を有
する胃の%を決定した。
実験の結果を次の表(第3表)に示す。これは胃液分泌の抑制(対照と比較した
場合の胃液のpHの上昇により示される)、及び可視潰瘍を有する胃の%を示す
。
第3表
塩溶液 2.06 72%
グリシル−し−ヒスチジル−し−リジン・オクチルエステル:cu1■ 1.9
9 50%
3mg 3.50 25%
10■ 6.18 0%
グリシル−L−(メチル)ヒスチジル−し−リジン二Cuしたが、本発明の本質
及び範囲を逸脱することなく種々の変更を行うことができることが明らかであろ
う。従って、本発明は添付された請求の範囲によるほか制限されない。
浄書(内容に変更なし)
対照
潰瘍形成の予防
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の7第1項)
平成元年1月!θ日
特許庁長官 吉 1)文 毅 殿
1、特許出願の表示
PCT/US 88101548
2、発明の名称
潰瘍の予防のための方法及び組成物
3、特許出願人
名称 プロサイト コーポレイション′4、代理人
住所 東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光虎ノ門ビル5、補正書の提出年月
日
1988年11月7EI<受理臼)
6、添付書類の目録
(1)補正書の翻訳文 1通
請求の範囲
1、温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるために使用するための、グリシ
ル−L−ヒスチジル−し−リジンヲ含んで成る組成物。
2、温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるために使用するための、グリシ
ル−L−ヒスチジル−し−リジン:銅(II)を含んで成る組成物。
3、次の一般式:
(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、6〜12個の炭
素原子を含有するアリール成分、1〜18個の炭素原子を含有するアルコキシ成
分、6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分から成る群から選択さ
れたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル−L−フェニルアラニ
ル−L−バリン又はL−バリル−し。
フェニルアラニル−L−バリンである)を有するGHL−Cuの誘導体を含んで
成る、温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるために使用するための組成物
。
4、次の一般式:
(式中、Xはグリシル−し−アラニル、グリシル−し−セリル、又はグリシル−
L−バリルであり゛、そしてRは1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分
、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜18個の炭素原子を含有
するアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分
から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル
−L−フェニルアラニル−L 7s、?リン又はL−バリル−し−フェニルアラ
ニル−L−バリンである)
で表わされるGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃酸の分泌
を減少せしめるために使用するための組成物。
5、温血動物の胃において細胞保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するた
めの、グリシル−L−ヒスチジル−し−リジンを含んで成る組成物。
6、温血動物の胃において細胞保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するた
めの、グリシル−L−ヒスチジル−し−リジン:銅(II)を含んで成る組成物
。
7、次の一般式:
(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、6〜12個の炭
素原子を含有するアリール成分、1〜18個の炭素原子を含有するアルコキシ成
分、6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分から成る群から選択さ
れたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル−L−フェニルアラニ
ル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリンである)を
有するGHL−[:uの誘導体を含んで成る、温血動物の胃において細胞保護粘
液の分泌を増加せしめるために使用するための組成物。
8、次の一般式:
(式中、Xはグリシル−し−アラニル、グリシル−L−セリル、又はグリシル−
L−バリルであり、モしてRは1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、
6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜18個の°炭素原子を含有
するアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分
から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル
−L−フェニルアラニ)Lt −L−ハI)ン又はL−バリル−L−フェニルア
ラニル−L−バリンである)
で表わされるGtlL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物の胃において細胞
保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するための組成物。
9、温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するための、グリ
シル−L−ヒスチジル−し−リジンを含んで成る組成物。
10、温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するための、グ
リシル−L−ヒスチジル−し−リジン:銅(II)を含んで成る組成物。
11、次の一般式:
(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、6〜12個の炭
素原子を含有するアリール成分、1〜18個の炭素原子を含有するアルコキシ成
分、6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分から成る群から選択さ
れたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル−L−フェニルアラニ
ル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリンである)を
有するGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃潰瘍の形成を減
少せしめるために使用するための組成物。
12、次の一般式:
(式中、xはグリシル−し−アラニル、グリシル−L−セリル、又はグリシル−
L−バリルであり、そしてRは1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、
6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜18個の炭素原子を含有す
るアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有する了り−ルオキシ成分か
ら成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル−し−バリル−
L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニルアラニル−L
−バリンである)
で表わされるGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃潰瘍の形
成を減少せしめるために使用するための組成物。
13、温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するためのグリ
シル−L−(メチル)ヒスチジル−L−リジン:Cuを含んで成る組成物。
手続補正書(方式)
平成1年10月お日
特許庁長官 吉 1)文 毅 殿
1、事件の表示
PCT/US8 B101548
2、発明の名称
潰瘍の予防のための方法及び組成物
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光虎ノ門ビル 電話504
−07215、補正命令の日付
平成1年10月3日(発送日)
6、補正の対象
(1) 特許法第184条の5第1項の規定による書面の「特許出願人の代表者
」の欄
(2)図面の翻訳文
(3)委任状
7、補正の内容
(103) 別紙の通り
(2)図面の翻訳文の浄書(内容に変更なし)8、添付書類の目録
(1)訂正した特許法第184条の
5第1項の規定による書面 1通
(2)図面の翻訳文 1通
国際調査報告
m−一、*m^semm−e−we、 PCT/TJS 81i110154B
国際調査報告
Claims (13)
- 1.温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるために使用するための、グリシ ルーL−ヒスチジルーL−リジンを含んで成る組成物。
- 2.温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるために使用するための、グリシ ルーL−ヒスチジルーL−リジン:銅(II)を含んで成る組成物。
- 3.次の−般式: 〔グリシルーL−ヒスチジルーL−リジン−■C−R〕:銅(II)(式中、R は、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル成分、6〜12個の炭素原子を含 有するアリール成分、1〜12個の炭素原子を含有するアルコキシ成分、6〜1 2個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分から成る群から選択されたもので あり、あるいはRはL−プロリルーL−バリルーL−フェニルアラニル−L−バ リン又はL−バリルーL−フェニルアラニル−L−バリンである)を有するGH L−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃酸の分泌を減少せしめるた めに使用するための組成物。
- 4.次の一般式: 〔X−L−ヒスチジル−L−リジン−▲数式、化学式、表等があります▼−R〕 :銅(II)(式中、Xはグリシル−L−アラニル、グリシル−L−セリル、又 はグリシル−L−バリルであり、そしてRは1〜18個の炭素原子を含有するア ルキル成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭素 原子を含有するアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリール オキシ成分から成る群から選択されたものであり、あるいはRはし−プロリル− L−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニル アラニル−L−バリンである) で表わされるGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃酸の分泌 を減少せしめるために使用するための組成物。
- 5.温血動物の胃において細胞保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するた めの、グリシル−L−ヒスチジルーL−リジンを含んで成る組成物。
- 6.温血動物の胃において細胞保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するた めの、グリシル−L−ヒスチジルーL−リジン:銅(II)を含んで成る組成物 。
- 7.次の一般式: 〔グリシルーL−ヒスチジル−L−リジン−▲数式、化学式、表等があります▼ C−R〕:銅(II)(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル 成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭素原子を 含有するアルコキシ成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分 から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル−L−バリル −L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニルアラニル− L−バリンである)を有するGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物の胃 において細胞保護粘液の分泌を増加せしめるために使用するための組成物。
- 8.次の一般式: 〔X−L−ヒスチジル−L−リジン−▲数式、化学式、表等があります▼C−R 〕:銅(II)(式中、Xはグリシル−L−アラニル、グリシル−L−セリル、 又はグリシル−L−バリルであり、そしてRは1〜18個の炭素原子を含有する アルキル成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭 素原子を含有するアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリー ルオキシ成分から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル −L−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニ ルアラニル−L−バリンである) で表わされるGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物の胃において細胞保 護粘液の分泌を増加せしめるために使用するための組成物。
- 9.温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するための、グリ シル−L−ヒスチジル−L−リジンを含んで成る組成物。
- 10.温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するための、グ リシル−L−ヒスチジル−L−リジン:銅(II)を含んで成る組成物。
- 11.次の一般式: 〔グリシル−L−ヒスチジル−L−リジン−▲数式、化学式、表等があります▼ C−R〕:銅(II)(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル 成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭素原子を 含有するアルコキシ成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリールオキシ成分 から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル−L−バリル −L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニルアラニル− L−バリンである)を有するGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物にお いて胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するための組成物。
- 12.次の一段式: 〔X−L−ヒスチジル−L−リジン−▲数式、化学式、表等があります▼C−R 〕:銅(II)(式中、Xはグリシル−L−アラニル、グリシル−L−セリル、 又はグリシル−L−バリルであり、そしてRは1〜18個の炭素原子を含有する アルキル成分、6〜12個の炭素原子を含有するアリール成分、1〜12個の炭 素原子を含有するアルコキシ成分、及び6〜12個の炭素原子を含有するアリー ルオキシ成分から成る群から選択されたものであり、あるいはRはL−プロリル −L−バリル−L−フェニルアラニル−L−バリン又はL−バリル−L−フェニ ルアラニル−L−バリンである) で表わされるGHL−Cuの誘導体を含んで成る、温血動物において胃潰瘍の形 成を減少せしめるために使用するための組成物。
- 13.温血動物において胃潰瘍の形成を減少せしめるために使用するためのグリ シル−L−(メチル)ヒスチジル−L−リジン:Cuを含んで成る組成物。
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1989
- 1989-01-11 DK DK010289A patent/DK10289D0/da not_active Application Discontinuation
Patent Citations (2)
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