JP2003267994A - 新規なペプチドおよびアンジオテンシン変換酵素阻害剤 - Google Patents

新規なペプチドおよびアンジオテンシン変換酵素阻害剤

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JP2003267994A
JP2003267994A JP2002112701A JP2002112701A JP2003267994A JP 2003267994 A JP2003267994 A JP 2003267994A JP 2002112701 A JP2002112701 A JP 2002112701A JP 2002112701 A JP2002112701 A JP 2002112701A JP 2003267994 A JP2003267994 A JP 2003267994A
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Kunio Suetsuna
邦男 末綱
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワカメの蛋白質分解酵素分解液から、アンジオ
テンシン変換酵素阻害作用を有する新規な13種類のワ
カメペプチドを提供する。 【構成】ワカメをペプシン等で酵素分解し、新規なアン
ジオテンシン変換酵素阻害作用を有する13種類のワカ
メペプチドは(1)Val−Ala−Asp−Pro−
Asn−Pro−Pro、(2)Asp−Gly−Al
a−Pro−Pro−Pro、(3)Ile−His−
Val−Pro−Asn、(4)Ile−Gly−Ph
e−Pro−Leu−Pro、(5)Ala−Ile−
Leu−Pro−Pro、(6)Ile−His−Va
l−Pro−Pro、(7)Val−Gly−Tyr−
Pro−Pro、(8)Ile−Thr−Pro−Pr
o−Pro、(9)Lys−Ala−Val−Pro−
Gly、(10)Leu−His−Val−Pro−G
ly、(11)Leu−Pro−Pro−Ile−Al
a、(12)Leu−Pro−Ile−Ala及び(1
3)Leu−Pro−Val−Pro−Proであり、
生体内での血圧降下作用を有し、毒性も極めて低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品として有用性を
有する下記アミノ酸の配列のペプチド構造を有するペプ
チド及びそれらペプチドを有効成分とするアンジオテン
シン変換酵素阻害剤に関する。 (1) Val−Ala−Asp−Pro−Asn−P
ro−Pro (2) Asp−Gly−Ala−Pro−Pro−P
ro (3) Ile−His−Val−Pro−Asn (4) Ile−Gly−Phe−Pro−Leu−P
ro (5) Ala−Ile−Leu−Pro−Pro (6) Ile−His−Val−Pro−Pro (7) Val−Gly−Tyr−Pro−Pro (8) Ile−Thr−Pro−Pro−Pro (9) Lys−Ala−Val−Pro−Gly (10)Leu−His−Val−Pro−Gly (11)Leu−Pro−Pro−Ile−Ala (12)Leu−Pro−Ile−Ala (13)Leu−Pro−Val−Pro−Pro (式中、アミノ酸残基を表す各記号は、アミノ酸化学に
おいて慣用の表示法によるものである。)
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】レニン
−アンジオテンシン系が生体の水・電解質及び血液の調
節に重要な役割を果たしていることはよく知られてい
る。このレニン−アンジオテンシン系にはアンジオテン
シン変換酵素(以下ACEと略記する)が存在し、アン
ジオテンシンIはACEによってアンジオテンシンII
に変換される。アンジオテンシンIIは強力な昇圧物質
で、血管、副腎皮質のみならず中枢神経系ならびに末梢
神経系に働いて血圧上昇を促す。又、ACEは生体内降
圧物質であるブラジキニンを分解し、不活性化する作用
を有し、昇圧系に関与している。従って、ACEの活性
を阻害することによって血圧を降下させることが可能で
あり、又、そのことは臨床的に高血圧の予防、治療に有
効であると考えられている。この目的のためプロリン誘
導体であるカプトリルが合成され、その降圧作用が確認
されて以来、カプトリルの構造研究に基づく種々のAC
E阻害物質の合成研究が盛んに行われ、最近ではマレイ
ン酸エナラブリルやアラセブリル等の物質が、次々と臨
床の場に供されている。現在、ACE阻害剤は本態性高
血圧症、病候性高血圧症を問わず、又、軽症、重症を問
わず、幅広く用いられ、高血圧症の第一次選択の治療薬
中に加えられ、多く優れた点を有することが見出されて
いる。一方、ACE阻害物質の作用機序としては、アン
ジオテンシンIIの産生抑制によるアルドステロンやバ
ソプレッシンの分泌抑制、又、腎動脈収縮の解除による
ナトリウムや水の排泄促進が考えられている。更に、A
CE阻害物質については、それがカリクレン−キニン系
の不活性化を抑制し、プロスタグランジン系を賦活させ
ることにより末梢血管拡張やナトリウム及び水の排泄を
更に促進させると考えられており、心不全の悪循環を断
つ上で合目的な治療薬として期待されている。ところ
で、ACE阻害物質としては、上記の合成品の他に天然
物又は天然物由来の物質として蛇毒由来のブラジキニン
増強因子(C末端がPro)[S.H.Ferreia
et al:Biochemistry,9,358
3(1970)]、ゼラチンのコラゲナーゼ消化物由来
の6種類のペプチド(いずれもC末端がAla−Hy
p)[G.Oshima etal: Biochi
m.Biophs.Acta,566,128(197
9)]、牛カゼインのトリプシン消化物由来のペプチド
(C末端がGly−Lys)[S.Maruyama
et al.: Agric.Biol.Chem.,
46,1393(1983)]等に始まり本発明者等の
イワシ筋肉由来の5種のヘクサペウチド(いずれもC末
端から2番目又は3番目がPro、N末端がLeu)
[特許第2046483号]、海苔由来のテトラペプチ
ド(Pro−Gly−Val−Ala)[特許第267
8180号]、朝鮮人参由来のペンタペプチド(Ile
−Gly−Pro−Ala−Gly)[特許第2920
829号]、クロレラ由来のペンタペプチド(Val−
Val−Pro−Pro−Ala)及び3種のワカメ由
来のテトラペプチド(Tyr−Asn−Lys−Le
u,Tyr−Lys−Tyr−Tyr,Ala−Ile
−Tyr−Lys)[特許第3108920号]等が挙
げられ、いずれもACE阻害剤となり得ることが開示さ
れているが、いずれも規則性を持ったアミノ酸配列を有
するペプチドの、ACE阻害作用(試験管内薬理効果)
並びに経口投与による降圧効果(生体内薬理効果)は不
明であり、発見されて以来未だ医薬品としての開発が進
んでいるとの報告はない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、褐藻コン
ブ目(Laminariales)の海藻種に属するワ
カメの蛋白質分解酵素の分解液から薬理作用を有する物
質を検索し、新規な13種類のワカメペプチドが強いア
ンジオテンシン変換酵素阻害作用を有することを見出し
た。そして、これら13種類のワカメペプチドを医薬と
して実用化するための研究を鋭意行った。その結果、こ
れら13種類のワカメペプチドが血圧降下作用を有し、
天然物由来のアンジオテンシン変換酵素阻害剤としての
有用性を見出した。本発明は係る知見に基づくものであ
る。本発明に係る新規なワカメペプチドは、次式
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(1
2)及び(13) (1) Val−Ala−Asp−Pro−Asn−P
ro−Pro (2) Asp−Gly−Ala−Pro−Pro−P
ro (3) Ile−His−Val−Pro−Asn (4) Ile−Gly−Phe−Pro−Leu−P
ro (5) Ala−Ile−Leu−Pro−Pro (6) Ile−His−Val−Pro−Pro (7) Val−Gly−Tyr−Pro−Pro (8) Ile−Thr−Pro−Pro−Pro (9) Lys−Ala−Val−Pro−Gly (10)Leu−His−Val−Pro−Gly (11)Leu−Pro−Pro−Ile−Ala (12)Leu−Pro−Ile−Ala (13)Leu−Pro−Val−Pro−Pro (式中、アミノ酸残基を表す各記号は、アミノ酸化学に
おいて慣用の表示法によるものである。)
【0004】前記の13種類のワカメペプチドは、化学
的に合成する方法またはワカメの蛋白質分解酵素の分解
液から分離精製する方法を挙げることができる。本発明
に係る新規な13種類のワカメペプチドを化学的に合成
する場合には、液相法または固相法等の通常のペプチド
合成方法によって行うことができるが、好ましくは、固
相法によってポリマー性の固相支持体へ前記ペプチドの
C末端(カルボキシル末端側)からそのアミノ酸残基に
対応したL体のアミノ酸を順次ペプチド結合によって結
合して行くのが良い。そして、そのようにして得られた
合成ペプチドは、トリフルオロメタンスルホン酸、フッ
化水素等を用いてポロマー性の固相支持体から切断した
後、アミノ酸側鎖の保護基を除去し、逆相系のカラムを
用いた高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLCと
略記する)などを用いた通常の方法で精製することがで
きる。
【0005】上記したように、本発明に係る新規な13
種類のワカメペプチドは、ワカメの蛋白質分解酵素の分
解液から分離精製することができるが、その場合には、
例えば以下のようにして行うことができる。上記の新規
なワカメペプチドを含有しているワカメのタンパク質部
分を用いて加水分解する。加水分解は常法に従って行
う。例えば、ペプシン等のタンパク質分解酵素で加水分
解する場合は、ワカメを必要とあれば更に加水分解した
後、酵素の至適温度まで加温しpHを至適値に調整し酵
素を加えてインキュベートする。次いで必要に応じ中和
した後、酵素を失活させて加水分解液を得る。その加水
分解物を濾紙及び/又はセライト等を用いて濾過するこ
とによって不溶性成分を除去し、その得られた濾液をセ
ロファンなどの半透膜を用いて適当な溶媒(例えば、
水、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液の中性の緩衝液
等)中で十分に透析し、その濾液中の成分で半透膜を通
過した成分を含む溶液を強酸性陽イオン交換樹脂(例え
ば、ダウケミカル社製のDowex 50W等)にか
け、その吸着溶出分画からアンジオテンシン変換酵素
(以下、ACEと略記する)阻害活性を有する成分を含
有する分画を得、得られたACE阻害活性分画をゲル濾
過(例えば、ファルマシア社製のSephadex G
−25等)によって分画し、得られたACE阻害活性分
画を陽イオン交換ゲル濾過(例えば、ファルマシア社製
のSP−SephadexC−25等)によって分画
し、その得られたACE阻害活性画分を更に逆相HPL
Cによって分画する。
【0006】本発明に係る新規な13種類のワカメペプ
チドの製法において用いる褐藻類としては、本発明の目
的を達成できる限りいかなる褐藻類を用いても良いが、
好ましくはワカメを用いるのが良い。以上のようにして
得られた本発明に係る新規な13種類のワカメペプチド
は、静脈内へ繰り返し投与を行った場合、抗体産生を惹
起せず、アナフィラキシーショックを起こさせない。
又、本発明に係る新規な13種類のワカメペプチドはL
−アミノ酸のみの配列構造からなり、投与後、生体内の
プロテアーゼにより徐々に分解される為、毒性は極めて
低く、安全性は極めて高い(LD50>5000mg/
kg;ラット経口投与)。本発明に係る新規な13種類
のワカメペプチドは、通常用いられる賦形剤等の添加物
を用いて注射剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等に
調製することができる。投与方法としては、通常は、A
CEを有している哺乳類(例えば、ヒト、イヌ、ラット
等)に注射すること、あるいは経口投与することがあげ
られる。投与量は、例えば、動物体1kg当りこのワカ
メペプチドを0.01〜10mgの量である。投与回数
は、通常1日1〜4回程度であるが、投与経路によっ
て、適宜、調製することができる。
【0007】上記の各種製剤において用いられる賦形
剤、結合剤、潤沢剤の種類は、特に限定されず、通常の
注射剤、散剤、顆粒剤、錠剤あるいはカプセル剤に用い
られるものを使用することができる。錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤に用いる添加物としては、下記のもの
をあげることができる。賦形剤としては、結晶セルロー
ス等の糖類、マンニトール等の糖アルコール類、デンプ
ン類、無水リン酸カルシウム等;結合剤としては澱粉
類、ヒドロキシプロピルメチルセルローズ等;崩壊剤と
してはカルボキシメチルセルロース及びそのカリウム塩
類;潤滑剤としてはステアリン酸及びその塩類、タル
ク、ワックス類を挙げることができる。又、製剤の調整
にあたっては必要に応じメントール、クエン酸及びその
塩類、香料等の矯臭剤を用いることができる。注射用の
無菌組成物は、常法により、本発明に係る新規なワカメ
ペプチドを、注射用水、生理食塩水及びキシリトールや
マンニトール等の糖アルコール注射液、プロピレングリ
コールやポリエチレングリコール等のグリコールに溶解
または懸濁させて注射剤とすることができる。この際、
緩衝液、防腐剤、酸化防止剤等を必要に応じて添加する
ことができる。本発明に係る新規な13種類のワカメペ
プチドを含有する製剤は凍結乾燥品又は乾燥粉末の形と
し、用時、通常の溶解剤、例えば水又は生理食塩液に溶
解して用いることもできる。
【0008】本発明に係る新規な13種類のワカメペプ
チドは優れたアンジオテンシン変換酵素阻害作用を有
し、血圧降下作用、ブラジキニン不活化抑制作用を示
す。従って、本態性高血圧、腎性高血圧、副腎性高血圧
等の高血圧症の予防、治療剤、これらうっ血性心不全に
対する臓器循環の正常化と長期予後の改善(延命効果)
作用を有し、心不全の治療剤として有用である。
【0009】
【実施例】以下に実施例として、製造例および試験例を
記載し、本発明を更に詳細に説明する。 製造例1 ワカメ粉末23.6gに脱イオン水708mLを加えホ
モジナイズしたワカメホモジネイトを用いた。透析チュ
ーブ(内径36インチ,和光純薬工業社製)に詰め、流
水に対して3日間透析を行い透析内液を得た。この内液
を1規定の塩酸にてpHを2.0に調整し、ペプシン
(メルク社製、酵素番号EC3.4.23.1)708
mgを添加し、45℃で5時間撹拌しながら加水分解を
行った。分解反応液を直ちに限外濾過膜(アミコン社
製、YM10型;分画分子量約1万)に通過させた通過
液を、Dowex50W×4[H]カラム(φ4.0
×55cm)に加えた。そのカラムを脱イオン水で十分
洗滌した後、2規定の水酸化アンモニウム液2Lを用い
て溶出した。減圧濃縮によりアンモニアを除去し濃縮液
を予め脱イオン水で緩衝化したSephadexG−2
5(φ1.6×113cm)に負荷し、流速12mL/
hr、各分画量5.7mLでゲル濾過を行った。その結
果は図1のとおりである。ゲル濾過を繰り返して大量分
取したACE阻害活性の高い画分を集め凍結乾燥してペ
プチド粉末とした。このペプチド粉末1.55gを20
mLの脱イオン水に溶解後、予め、脱イオン水で緩衝化
したSP−SephadexC−25[H]カラム
(φ1.8×40cm)に負荷し、脱イオン水500m
Lから1.5%塩化ナトリウム500mιの濃度勾配法
を行い、流速70mL/hr、各分画量10mLでクロ
マトグラフィーを行った。上記クロマトグラフ中、AC
E阻害活性の高かった分画番号23〜51の画分を集め
て凍結乾燥して精製ペプチド粉末(SP−II分画)を
得た。この精製ペプチド粉末20mgを60μLの脱イ
オン水に溶解した後、高速液体クロマトグラフィー(H
PLC)を行った。カラムとしては野村化学社製Dev
elosil ODS−5(4.5mmID×25cm
L)を使用し、移動相としては0.05%トリフルオロ
酢酸(以下、TFAと略記する。)から25%アセトニ
トリル/0.05%TFAの濃度勾配法を行い、流速
1.0mL/min、検出波長220nmでHPLCを
行い、ACE阻害活性を有する13個のペプチドフラグ
メントを得た。このようにして得られたACE阻害作用
を有するペプチドフラグメントのアミノ酸配列は、アプ
ライドバイオシステム(ABI)社製のプロテインシー
クエンサー477A型を用いて決定された。その結果、
13種類のペプチドは、次式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)、(12)及び(13) (1) Val−Ala−Asp−Pro−Asn−P
ro−Pro (2) Asp−Gly−Ala−Pro−Pro−P
ro (3) Ile−His−Val−Pro−Asn (4) Ile−Gly−Phe−Pro−Leu−P
ro (5) Ala−Ile−Leu−Pro−Pro (6) Ile−His−Val−Pro−Pro (7) Val−Gly−Tyr−Pro−Pro (8) Ile−Thr−Pro−Pro−Pro (9) Lys−Ala−Val−Pro−Gly (10)Leu−His−Val−Pro−Gly (11)Leu−Pro−Pro−Ile−Ala (12)Leu−Pro−Ile−Ala (13)Leu−Pro−Val−Pro−Pro で示されるL体のアミノ酸配列で表される新規なペプチ
ドであることが確認された。常温における性状は白色の
粉末である。尚、本発明に係る新規な13種類のワカメ
ペプチドをACE阻害剤として、例えば錠剤に製剤する
場合には、常法に従って、例えば次のように処理すれば
よい:ペプチド9g、乳糖63g、コーンスター
チ38g、ステアリン酸マグネシウム1gを原料と
し、先ず、及び19gのコーンスターチを混和し、
9gのコーンスターチから作ったペーストとともに顆粒
化し、この顆粒に10gのコーンスターチととを加
え、得られた混合物を圧縮錠剤機で打錠し、錠剤100
0個を製造する。
【0010】製造例2 本例は、合成法による製造例である。 Val−Ala−Asp−Pro−Asn−Pro−P
roの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ジペプチドを合
成した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン
共重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹
脂を使用した。まず、当該ジペプチドのアミノ酸配列に
従って、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロ
ロメチル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この
時のアミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−
Bocと略記する。)基で保護されたt−Bocアミノ
酸を使用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチ
オールとチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温
で10分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、
更に10分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタ
ンスルホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無
水エーテルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、そ
の沈澱物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾
燥した。このようにして得られた未精製の合成ペプチド
は蒸留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラム
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移
動相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)
0.1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、
(A)液が73分間で71%→56%の濃度勾配法によ
り流速1.2mL/minでクロマトグラフィーを行っ
た。紫外部波長217nmで検出し、最大の吸収を示し
た溶出画分を分取し、これを凍結乾燥することによって
目的とする合成ヘプタペプチドを得た。
【0011】この合成ヘプタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るヘプタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Asp−Gly−Ala−Pro−Pro−Proの合
成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が69分間で72%→54%の濃度勾配法により流速
2.1mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長221nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ヘクサペプチドを得た。
【0012】この合成ヘクサペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るヘクサペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Ile−His−Val−Pro−Asnの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のアスパラギンからクロ
ロメチル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この
時のアミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−
Bocと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸
を使用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオ
ールとチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で
10分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更
に10分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタン
スルホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水
エーテルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その
沈澱物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥
した。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは
蒸留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が68分間で66%→26%の濃度勾配法により流速2
mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫外部波
長220nmで検出し、最大の吸収を示した溶出画分を
分取し、これを凍結乾燥することによって目的とする合
成ペンタペプチドを得た。
【0013】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Ile−Gly−Phe−Pro−Leu−Proの合
成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が66分間で75%→41%の濃度勾配法により流速
2.2mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長219nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ヘクサペプチドを得た。
【0014】この合成ヘクサペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るヘクサペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Ala−Ile−Leu−Pro−Proの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が61分間で68%→31%の濃度勾配法により流速
1.9mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長219nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0015】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Ile−His−Val−Pro−Proの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が64分間で68%→38%の濃度勾配法により流速
1.8mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長218nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0016】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Val−Gly−Tyr−Pro−Proの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が74分間で68%→28%の濃度勾配法により流速
1.7mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長222nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0017】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Ile−Thr−Pro−Pro−Proの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が63分間で67%→33%の濃度勾配法により流速
1.8mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長217nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0018】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Lys−Ala−Val−Pro−Glyの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のグリシンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が44分間で61%→27%の濃度勾配法により流速
2.3mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長220nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0019】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Leu−His−Val−Pro−Glyの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のグリシンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が58分間で68%→31%の濃度勾配法により流速
2.1mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長217nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0020】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Leu−Pro−Pro−Ile−Alaの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のアラニンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が67分間で81%→44%の濃度勾配法により流速
1.6mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長217nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。
【0021】この合成ペンタペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るペンタペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Leu−Pro−Ile−Alaの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のアラニンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が58分間で81%→43%の濃度勾配法により流速
1.8mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長220nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成テトラペプチドを得た。
【0022】この合成テトラペプチドをマススペクトル
及びアミノ酸分析により分析した結果、アミノ酸配列及
びアミノ酸組成が前記で示したアミノ酸配列構造を有す
るテトラペプチドであることが確認された。このマスス
ペクトルとアミノ酸分析の結果は表1に示す通りであ
る。 Leu−Pro−Val−Pro−Proの合成法 アプライドバイオシステム社製のペプチド自動合成装置
430A型を用いた固相法によって当該ペプチドを合成
した。固相担体としては、スチレンジビニルベンゼン共
重合体(ポリスチレン樹脂)をクロロメチル化した樹脂
を使用した。まず、当該ペプチドのアミノ酸配列に従っ
て、常法どおり、そのC末端側のプロリンからクロロメ
チル樹脂に反応させペプチド結合樹脂を得た。この時の
アミノ酸は、t−ブトキシカルボニル(以下、t−Bo
cと略記する)基で保護されたt−Bocアミノ酸を使
用した。次にこのペプチド結合樹脂をエタンジチオール
とチオアニソールからなる混合液に懸濁し、室温で10
分間撹拌後、氷冷下でトリフルオロ酢酸を加え、更に1
0分間撹拌した。この混合液にトリフルオロメタンスル
ホン酸を滴下し、室温で30分間撹拌した後、無水エー
テルを加えてその生成物を沈澱させて分離し、その沈澱
物を無水エーテルで数回洗浄した後、減圧下で乾燥し
た。このようにして得られた未精製の合成ペプチドは蒸
留水又はメタノールに溶解した後、逆相系のカラムC
18(5μm)を用いたHPLCにより精製した。移動
相として(A)0.1%TFA含有蒸留水、(B)0.
1%TFA含有アセトニトリル溶液を使用し、(A)液
が56分間で65%→25%の濃度勾配法により流速
1.5mL/minでクロマトグラフィーを行った。紫
外部波長219nmで検出し、最大の吸収を示した溶出
画分を分取し、これを凍結乾燥することによって目的と
する合成ペンタペプチドを得た。この合成ペンタペプチ
ドをマススペクトル及びアミノ酸分析により分析した結
果、アミノ酸配列及びアミノ酸組成が前記で示したアミ
ノ酸配列構造を有するペンタペプチドであることが確認
された。このマススペクトルとアミノ酸分析の結果は表
1に示す通りである。合成によって得られた本発明に係
る新規の13種類のワカメペプチドは、以下に示す試験
によって薬理効果が確認された。
【0023】試験例1 (アンジオテンシン変換酵素阻害活性測定法)ACE
(シグマ社製、酵素番号EC3.4.15.1)2.5
mU、合成基質Hippuryl−L−histidy
l−L−leucine(ペプチド研究所製)12.5
mMを用いLiebermanの測定法を改良した山本
等の方法[日胸疾会誌,18巻,297−302頁(1
989年)]に準じて測定した。すなわち、生成した馬
尿酸を酢酸エチルにて抽出し225nmの吸光度で測定
した。被検液での吸光度をEs、被検液の代わりに緩衝
液を加えた時の値をEc、予め反応停止液を加えて反応
させた時の値をEbとして次式から阻害率を求めた。 阻害率(%)=(Ec−Es)/(Ec−Eb)×10
0 ACE阻害剤の阻害活性IC50値は、ACEの酵素活
性を50%(阻害率)阻害するために必要な試料の濃度
(M)で示した。本発明に係る新規な13種類のワカメ
ペプチドの牛肺血清アンジオテンシン変換酵素(AC
E)に対する阻害活性(IC50値)は表1に示す通り
である。
【0024】試験例2 (高血圧自然発症ラットへ投与時の降圧効果)実験動物
は日本チャールズ・リバー社より15週齢雄性高血圧自
然発症ラット(以下、SHRと略記する。)を購入し、
1週間の予備飼育後、収縮期血圧が160mmHg以上
(体重280〜330g)の動物6匹1群として用い
た。ラットは、室温23±2℃、湿度55±10%およ
び12時間明暗(午前6時〜午後6時点灯)に調整され
た飼育室でステンレスワイヤー製ラット用個別ケージに
1匹ずつ収容し飼育した。飼料はオリエンタル酵母社製
MF粉末飼料を、飲水は自家揚水(水道水質基準適合)
をそれぞれ自由に摂取させた。血圧は非観血的尾動脈血
圧測定装置(理研開発社製、PS−100型)を用いt
ail−cuff法により、投与前、投与後6時間後の
SHR尾動脈の収縮期血圧(mmHg)の測定を各5回
づつ行い、得られた測定値の最高値と最低値を棄却し、
3回の平均値をもって各時間の測定値とした。本発明に
係る新規な合成ペプチド各々20mg/kgを、SHR
に経口投与した時の各血圧値(mmHg)への作用につ
いての結果は、表2に示す通りである。 以上の試験の結果、本発明に係る新規な13種類のワカ
メペプチドは、アンジオテンシン変換酵素阻害活性を有
し、invivo(生体内)においても有意な血圧降下
作用を示すことが確認された。従って、本発明に係る新
規な13種類のワカメペプチドは高血圧症の治療又は予
防薬として有用である。尚、本発明に係る新規な13種
類のワカメペプチドは、構造的にそのアミノ酸配列を部
分構造とするペプチドにおいて、構造中に採用すること
もできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 5/103 A61K 37/64

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式;Val−Ala−Asp−P
    ro−Asn−Pro−Proで示されるL体のアミノ
    酸の配列によるペプチド構造を有する新規なペプチド。
  2. 【請求項2】 次式;Val−Ala−Asp−P
    ro−Asn−Pro−Proで示されるL体のアミノ
    酸の配列によるペプチド構造を有する新規なペプチドを
    有効成分として含有することを特徴とするアンジオテン
    シン変換酵素阻害剤。
  3. 【請求項3】 次式;Asp−Gly−Ala−P
    ro−Pro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列
    によるペプチド構造を有する新規なペプチド。
  4. 【請求項4】 次式;Asp−Gly−Ala−P
    ro−Pro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列
    によるペプチド構造を有する新規なペプチドを有効成分
    として含有することを特徴とするアンジオテンシン変換
    酵素阻害剤。
  5. 【請求項5】 次式;Ile−His−Val−P
    ro−Asnで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  6. 【請求項6】 次式;Ile−His−Val−P
    ro−Asnで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  7. 【請求項7】 次式;Ile−Gly−Phe−P
    ro−Leu−Proで示されるL体のアミノ酸の配列
    によるペプチド構造を有する新規なペプチド。
  8. 【請求項8】 次式;Ile−Gly−Phe−P
    ro−Leu−Proで示されるL体のアミノ酸の配列
    によるペプチド構造を有する新規なペプチドを有効成分
    として含有することを特徴とするアンジオテンシン変換
    酵素阻害剤。
  9. 【請求項9】 次式;Ala−Ile−Leu−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  10. 【請求項10】 次式;Ala−Ile−Leu−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  11. 【請求項11】 次式;Ile−His−Val−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  12. 【請求項12】 次式;Ile−His−Val−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  13. 【請求項13】 次式;Val−Gly−Tyr−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  14. 【請求項14】 次式;Val−Gly−Tyr−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  15. 【請求項15】 次式;Ile−Thr−Pro−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  16. 【請求項16】 次式;Ile−Thr−Pro−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  17. 【請求項17】 次式;Lys−Ala−Val−P
    ro−Thrで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  18. 【請求項18】 次式;Lys−Ala−Val−P
    ro−Thrで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  19. 【請求項19】 次式;Leu−His−Val−P
    ro−Glyで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  20. 【請求項20】 次式;Leu−His−Val−P
    ro−Glyで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  21. 【請求項21】 次式;Leu−Pro−Pro−I
    le−Alaで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  22. 【請求項22】 次式;Leu−Pro−Pro−I
    le−Alaで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
  23. 【請求項23】 次式;Leu−Pro−Ile−A
    laで示されるL体のアミノ酸の配列によるペプチド構
    造を有する新規なペプチド。
  24. 【請求項24】 次式;Leu−Pro−Ile−A
    laで示されるL体のアミノ酸の配列によるペプチド構
    造を有する新規なペプチドを有効成分として含有するこ
    とを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害剤。
  25. 【請求項25】 次式;Leu−Pro−Val−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチド。
  26. 【請求項26】 次式;Leu−Pro−Val−P
    ro−Proで示されるL体のアミノ酸の配列によるペ
    プチド構造を有する新規なペプチドを有効成分として含
    有することを特徴とするアンジオテンシン変換酵素阻害
    剤。
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