JPH06256387A - 新規なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする 血圧降下剤 - Google Patents
新規なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする 血圧降下剤Info
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- JPH06256387A JPH06256387A JP3240152A JP24015291A JPH06256387A JP H06256387 A JPH06256387 A JP H06256387A JP 3240152 A JP3240152 A JP 3240152A JP 24015291 A JP24015291 A JP 24015291A JP H06256387 A JPH06256387 A JP H06256387A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニンニク抽出液から新規な血圧降下作用を
有するペプチドを提供する。 【構成】 ニンニクホモジネイトから、アンジオテン
シン変換酵素阻害作用を有する新規な16種のペプチド
は、(1)Ser−Tyr(2)His−Tyr(3)
Gly−Tyr(4)Val−Tyr(5)Phe−T
yr−Gly(6)Asn−Tyr(7)Val−Gl
u−Tyr(8)Phe−Gly−G1y(9)Tyr
−Val(10)Phe−Val(11)Ser−Ph
e(12)His−Phe(13)Gly−Phe(1
4)Val−Phe(15)Asn−Phe(16)P
he−Asn−Proであり、血圧降下作用を有し、毒
性も極めて低い。
有するペプチドを提供する。 【構成】 ニンニクホモジネイトから、アンジオテン
シン変換酵素阻害作用を有する新規な16種のペプチド
は、(1)Ser−Tyr(2)His−Tyr(3)
Gly−Tyr(4)Val−Tyr(5)Phe−T
yr−Gly(6)Asn−Tyr(7)Val−Gl
u−Tyr(8)Phe−Gly−G1y(9)Tyr
−Val(10)Phe−Val(11)Ser−Ph
e(12)His−Phe(13)Gly−Phe(1
4)Val−Phe(15)Asn−Phe(16)P
he−Asn−Proであり、血圧降下作用を有し、毒
性も極めて低い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なペプチドを有効
成分とする血圧降下剤およびその新規なペプチドの製法
に関するものである。
成分とする血圧降下剤およびその新規なペプチドの製法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高血圧は、病因的に血圧上昇の原因が明
らかなもの(病候性高血圧)と不明なもの(本態性高血
圧)とに大別されている。病候性高血圧は原因となる疾
患を治癒させることで高血圧を治癒させることができる
が、本態性高血圧では原因に対する直接的な治療法は困
難である。従来、レニン−アンジオテンシン系(以下、
R・A系と略記する。)は、本態性高血圧の重要な要因
の一つであると考えられており、ここ10年来、R.A
系で中心的な役割を果たしているアンジオテンシン変換
酵素(以下、ACEと略記する。)の活性を阻害するこ
とによってR・A系を調節して本態性高血圧を調節する
試みが行われてきた。そのようなACE活性阻害を有す
る物質としては、合成化合物の場合にはL−プロリン誘
導体[M.A.Ondetti,B.Rubin et
al;Science,196,441(197
7)]やそれをベースにした化合物が知られており、天
然物由来の物質の場合には蛇毒由来のブラディキニン増
強因子(C末端がPro)[S.H.Ferreia,
D.C.Bartelt et al;Biochem
istry,9,3583(1970)]、 ゼラチン
のコラゲナーゼ消化物由来の6種類のペプチド(C末端
がAla.Hyp)[G.Oshima,H.Shim
abukuro et al;Biochim.Bio
phs,Acta,566,128(1979)]、牛
カゼインのトリプシン消化物由来のペプチド(C末端が
Gly−Lys)[S.Maruyama,H.Suz
uki;Agric.Biol.Chem,46,13
93(1982)]などが知られている。食品の場合に
は鈴木らが大豆、茶類、貝類、果実類などでACE活性
阻害を認めている[鈴木健夫、石川宣子ら;農化,5
7,1143(1983)]。しかし、これまでにユリ
科植物にACE活性阻害物質があることは、知られてな
い。
らかなもの(病候性高血圧)と不明なもの(本態性高血
圧)とに大別されている。病候性高血圧は原因となる疾
患を治癒させることで高血圧を治癒させることができる
が、本態性高血圧では原因に対する直接的な治療法は困
難である。従来、レニン−アンジオテンシン系(以下、
R・A系と略記する。)は、本態性高血圧の重要な要因
の一つであると考えられており、ここ10年来、R.A
系で中心的な役割を果たしているアンジオテンシン変換
酵素(以下、ACEと略記する。)の活性を阻害するこ
とによってR・A系を調節して本態性高血圧を調節する
試みが行われてきた。そのようなACE活性阻害を有す
る物質としては、合成化合物の場合にはL−プロリン誘
導体[M.A.Ondetti,B.Rubin et
al;Science,196,441(197
7)]やそれをベースにした化合物が知られており、天
然物由来の物質の場合には蛇毒由来のブラディキニン増
強因子(C末端がPro)[S.H.Ferreia,
D.C.Bartelt et al;Biochem
istry,9,3583(1970)]、 ゼラチン
のコラゲナーゼ消化物由来の6種類のペプチド(C末端
がAla.Hyp)[G.Oshima,H.Shim
abukuro et al;Biochim.Bio
phs,Acta,566,128(1979)]、牛
カゼインのトリプシン消化物由来のペプチド(C末端が
Gly−Lys)[S.Maruyama,H.Suz
uki;Agric.Biol.Chem,46,13
93(1982)]などが知られている。食品の場合に
は鈴木らが大豆、茶類、貝類、果実類などでACE活性
阻害を認めている[鈴木健夫、石川宣子ら;農化,5
7,1143(1983)]。しかし、これまでにユリ
科植物にACE活性阻害物質があることは、知られてな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする血圧
降下剤を提供することである。
なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする血圧
降下剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために鋭意研究した結果、ユリ科植物から得ら
れた本発明の新規なペプチドが、血圧降下作用を有する
ことを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発
明は、 で示されるL体のアミノ酸配列を有する新規な16種の
ペプチド。
解決するために鋭意研究した結果、ユリ科植物から得ら
れた本発明の新規なペプチドが、血圧降下作用を有する
ことを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発
明は、 で示されるL体のアミノ酸配列を有する新規な16種の
ペプチド。
【0005】(2)ユリ科植物を粉砕して粥状とし、そ
の濾過成分中の半透膜を通過した成分を順次、強酸性陽
イオン交換樹脂、ゲル濾過、逆相高速液体クロマトグラ
フィーによって分画し、その処理毎に得られた分画から
アンジオテンシン変換酵素阻害活性を有する成分を含有
する分画を得ることを特徴とする前記の新規な16種の
ペプチドの製法。 (3)前記の新規なペプチドを有効成分とする血圧降下
剤 に関するものである。以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の新規なペプチドは、 (以上16種、ジペプチドおよびトリペプチドの式中の
各記号はペプチド化学におけるアミノ酸配列の各アミノ
酸単位を示す。)で示されるL体のアミノ酸配列を有す
る新規なペプチドであり、この常温における性状は白色
粉末である。
の濾過成分中の半透膜を通過した成分を順次、強酸性陽
イオン交換樹脂、ゲル濾過、逆相高速液体クロマトグラ
フィーによって分画し、その処理毎に得られた分画から
アンジオテンシン変換酵素阻害活性を有する成分を含有
する分画を得ることを特徴とする前記の新規な16種の
ペプチドの製法。 (3)前記の新規なペプチドを有効成分とする血圧降下
剤 に関するものである。以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の新規なペプチドは、 (以上16種、ジペプチドおよびトリペプチドの式中の
各記号はペプチド化学におけるアミノ酸配列の各アミノ
酸単位を示す。)で示されるL体のアミノ酸配列を有す
る新規なペプチドであり、この常温における性状は白色
粉末である。
【0006】前記の新規なペプチドの製法としては、そ
のペプチドを化学的に合成する方法またはユリ科植物か
ら分離、精製する方法を挙げることができる。本発明の
新規なペプチドを化学的に合成する場合には、液相法ま
たは固相法などの通常の合成方法によって行うことがで
きるが、好ましくは、固相法によってポリマー性の固相
支持体へ前記ペプチドのC末端側(カルボキシル末端
側)からそのアミノ酸残基に対応したL体のアミノ酸を
順次ペプチド結合によって結合して行くのが良い。そし
て、そのようにして得られた合成ペプチドは、トリフル
オロメタンスルホン酸、フッ化水素などを用いてポリマ
ー性の固相支持体から切断した後、アミノ酸側鎖の保護
基を除去し、逆相系のカラムを用いた高速液体クロマト
グラフイー(以下、HPLCと略す。)などを用いた通
常の方法で精製することができる。
のペプチドを化学的に合成する方法またはユリ科植物か
ら分離、精製する方法を挙げることができる。本発明の
新規なペプチドを化学的に合成する場合には、液相法ま
たは固相法などの通常の合成方法によって行うことがで
きるが、好ましくは、固相法によってポリマー性の固相
支持体へ前記ペプチドのC末端側(カルボキシル末端
側)からそのアミノ酸残基に対応したL体のアミノ酸を
順次ペプチド結合によって結合して行くのが良い。そし
て、そのようにして得られた合成ペプチドは、トリフル
オロメタンスルホン酸、フッ化水素などを用いてポリマ
ー性の固相支持体から切断した後、アミノ酸側鎖の保護
基を除去し、逆相系のカラムを用いた高速液体クロマト
グラフイー(以下、HPLCと略す。)などを用いた通
常の方法で精製することができる。
【0007】本発明の新規なペプチドを、ユリ科植物か
ら分離、精製する場合には、その新規なペプチドを含有
している部分(例えば、葉、茎、根、種子、輪茎など)
を取り出して、ホモジナイザーを用いて適当な溶媒(例
えば、水、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液などの中
性の緩衝液など。)中で十分に粥状とし、その得られた
濾液をセロファンなどの半透膜を用いて適当な溶媒(例
えば、水、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液などの中
性の緩衝液など。)中で十分に透析する。その濾液中の
成分で半透膜を通過した成分を減圧濃縮した液に冷アル
コール(例えば、冷メタノールなど。)を添加後、冷室
に30分〜3時間以上放置して沈澱を生成せしめる。得
られた沈澱は加水して溶液とし強酸性陽イオン交換樹脂
(例えば、ダウケミカル社製のDowex 50Wな
ど)にかけ、その吸着溶出分画からアンジオテンシン変
換酵素(以下、ACEと略す。)阻害活性を有する成分
を含有する分画を得、その得られたACE阻害活性分画
をゲル濾過(例えば、ファルマシア製の Sepha−
dex G−25など)によって分画し、その得られA
CE阻害活性分画をさらにHPLC(逆相高速液体クロ
マトグラフィー)によって分画することによって行うこ
とができる。
ら分離、精製する場合には、その新規なペプチドを含有
している部分(例えば、葉、茎、根、種子、輪茎など)
を取り出して、ホモジナイザーを用いて適当な溶媒(例
えば、水、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液などの中
性の緩衝液など。)中で十分に粥状とし、その得られた
濾液をセロファンなどの半透膜を用いて適当な溶媒(例
えば、水、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液などの中
性の緩衝液など。)中で十分に透析する。その濾液中の
成分で半透膜を通過した成分を減圧濃縮した液に冷アル
コール(例えば、冷メタノールなど。)を添加後、冷室
に30分〜3時間以上放置して沈澱を生成せしめる。得
られた沈澱は加水して溶液とし強酸性陽イオン交換樹脂
(例えば、ダウケミカル社製のDowex 50Wな
ど)にかけ、その吸着溶出分画からアンジオテンシン変
換酵素(以下、ACEと略す。)阻害活性を有する成分
を含有する分画を得、その得られたACE阻害活性分画
をゲル濾過(例えば、ファルマシア製の Sepha−
dex G−25など)によって分画し、その得られA
CE阻害活性分画をさらにHPLC(逆相高速液体クロ
マトグラフィー)によって分画することによって行うこ
とができる。
【0008】本発明の新規なペプチドの製法において用
いるユリ科植物としては、本発明の目的を達成できる限
りいかなるユリ科植物を用いても良いが、好ましくはニ
ンニクを用いるのが良い。以上のようにして得られた本
発明の新規なペプチドは、静脈内へ繰り返し投与しても
抗体産生を惹起せず、また、アナフイラキシーショック
を起こさせない。また、本発明の新規なペプチドはL−
アミノ酸のみの配列構造からなり、その分子サイズから
みて、投与後、生体内のプロテアーゼにより分解される
ことなく、すみやかに腸管吸収され、その血圧降下作用
を発揮するため毒性は極めて低く、安全性は極めて高い
(LD5θ>5000kg/kg;ラット経口投与)。
本発明に係る新規なペプチドは、通常用いられる賦形剤
等の添加物を用いて注射剤、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤等に調整することができる。投与方法として
は、通常は、ACEを有している哺乳類(例えば、ヒ
ト、イヌ、ラット等)に注射すること、あるいは経口投
与することがあげられる。投与量は、例えば動物体重1
kg当りこのペプチドを0.01〜10mgの量であ
る。投与回数は、通常1日1〜4回程度であるが、投与
経路によって、適宜、調整することができる。本発明に
係る新規なペプチドは優れたアンジオテンシン変換酵素
阻害作用を有し、血圧降下作用、ブラジキニン不活化抑
制作用を示す。したがって、本態性高血圧、腎性高血
圧、副腎性高血圧等の高血圧症の予防、治療剤、これら
の疾患の診断剤や各種の病態において用いられる血圧降
下剤として有用であり、更にうつ血性心不全に対する臓
器循環の正常化と長期予後の改善(延命効果)作用を有
し、心不全の治療剤として有用である。
いるユリ科植物としては、本発明の目的を達成できる限
りいかなるユリ科植物を用いても良いが、好ましくはニ
ンニクを用いるのが良い。以上のようにして得られた本
発明の新規なペプチドは、静脈内へ繰り返し投与しても
抗体産生を惹起せず、また、アナフイラキシーショック
を起こさせない。また、本発明の新規なペプチドはL−
アミノ酸のみの配列構造からなり、その分子サイズから
みて、投与後、生体内のプロテアーゼにより分解される
ことなく、すみやかに腸管吸収され、その血圧降下作用
を発揮するため毒性は極めて低く、安全性は極めて高い
(LD5θ>5000kg/kg;ラット経口投与)。
本発明に係る新規なペプチドは、通常用いられる賦形剤
等の添加物を用いて注射剤、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤等に調整することができる。投与方法として
は、通常は、ACEを有している哺乳類(例えば、ヒ
ト、イヌ、ラット等)に注射すること、あるいは経口投
与することがあげられる。投与量は、例えば動物体重1
kg当りこのペプチドを0.01〜10mgの量であ
る。投与回数は、通常1日1〜4回程度であるが、投与
経路によって、適宜、調整することができる。本発明に
係る新規なペプチドは優れたアンジオテンシン変換酵素
阻害作用を有し、血圧降下作用、ブラジキニン不活化抑
制作用を示す。したがって、本態性高血圧、腎性高血
圧、副腎性高血圧等の高血圧症の予防、治療剤、これら
の疾患の診断剤や各種の病態において用いられる血圧降
下剤として有用であり、更にうつ血性心不全に対する臓
器循環の正常化と長期予後の改善(延命効果)作用を有
し、心不全の治療剤として有用である。
【実施例】以下に実施例として、製造例および試験例を
記載し、本発明を更に詳細に説明する。
記載し、本発明を更に詳細に説明する。
【0009】製造例1 [新規なペプチドのニンニクからの製造]外皮を除去し
たユリ科植物に属するニンニク200gに脱イオン水を
加え、ホモジナザー(ナショナル電気ミキサーMX 1
50S型)を用いて、室温下で粉砕して粥状に、ホモジ
ネイト1Lを得た。これを濾紙(東洋濾紙No.2)を
用いて吸引濾過し得られたこの濾液500mlを透析膜
(分子量が1万以下の物質を透過するアミコン製のYM
10型を使用。)を用いて限外濾過した。この透析膜を
透過して得られた通過液400mlに冷メタノール1.
6Lを加え、冷室に60分間放置して沈澱を生ぜしめ
た。生じた沈澱物をグラスフイルター(3G−1)によ
る吸引濾過により得たのち、水を加えて溶液10mlと
した。このメタノール沈澱物を溶解した溶液3mlを、
予め脱イオン水で緩衝化したSephadex G−2
5カラム(φ2.5x150cm)に負荷し、流速30
ml/hr、各分画量8.6mlでゲル濾過を行った。
その結果は、図1に示すとおりである。さらに上記メタ
ノール沈澱物を溶解した溶液10mlをDowex 5
0Wx4[H+]カラム(φ2.5x30cm)に加え
た。そのカラムを脱イオン水で十分洗浄した後、2N水
酸化アンモニウム液1Lを用いて溶出した。減圧濃縮に
よりアンモニアを除去し、濃縮液3mlを得た。この濃
縮液3mlを予め脱イオン水で緩衝化したSephad
ex G−25カラム(φ2.5x150cm)に負荷
し、流速30ml/hr、各分画量8.6mlでゲル濾
過を行った。その結果は図2に示すとおりである。上記
クロマトグラフ中、分画番号38〜41のACE阻害活
性画分を集めて凍結乾燥して精製ペプチド粉末1.8g
を得た。この精製ペプチド粉末8mgを20μlの脱イ
オン水に溶解した後、HPLCを行った。カラムとして
は野村化学(株)製Develosil ODS−5
(4.5mm IDx25cm L)を使用し、移動相
としては0.05%トリフルオロ酢酸(以下、TFAと
略記する。)から25%アセトニトリル/0.05%T
FAの濃度勾配法を行い、流速1.0ml/min,検
出波長220nmでクロマトグラフィーを行い、ACE
阻害作用を有するペプチドを得た。その結果は図3に示
すとおりであり、16種のペプチドの溶出時間は表1の
とおりである。
たユリ科植物に属するニンニク200gに脱イオン水を
加え、ホモジナザー(ナショナル電気ミキサーMX 1
50S型)を用いて、室温下で粉砕して粥状に、ホモジ
ネイト1Lを得た。これを濾紙(東洋濾紙No.2)を
用いて吸引濾過し得られたこの濾液500mlを透析膜
(分子量が1万以下の物質を透過するアミコン製のYM
10型を使用。)を用いて限外濾過した。この透析膜を
透過して得られた通過液400mlに冷メタノール1.
6Lを加え、冷室に60分間放置して沈澱を生ぜしめ
た。生じた沈澱物をグラスフイルター(3G−1)によ
る吸引濾過により得たのち、水を加えて溶液10mlと
した。このメタノール沈澱物を溶解した溶液3mlを、
予め脱イオン水で緩衝化したSephadex G−2
5カラム(φ2.5x150cm)に負荷し、流速30
ml/hr、各分画量8.6mlでゲル濾過を行った。
その結果は、図1に示すとおりである。さらに上記メタ
ノール沈澱物を溶解した溶液10mlをDowex 5
0Wx4[H+]カラム(φ2.5x30cm)に加え
た。そのカラムを脱イオン水で十分洗浄した後、2N水
酸化アンモニウム液1Lを用いて溶出した。減圧濃縮に
よりアンモニアを除去し、濃縮液3mlを得た。この濃
縮液3mlを予め脱イオン水で緩衝化したSephad
ex G−25カラム(φ2.5x150cm)に負荷
し、流速30ml/hr、各分画量8.6mlでゲル濾
過を行った。その結果は図2に示すとおりである。上記
クロマトグラフ中、分画番号38〜41のACE阻害活
性画分を集めて凍結乾燥して精製ペプチド粉末1.8g
を得た。この精製ペプチド粉末8mgを20μlの脱イ
オン水に溶解した後、HPLCを行った。カラムとして
は野村化学(株)製Develosil ODS−5
(4.5mm IDx25cm L)を使用し、移動相
としては0.05%トリフルオロ酢酸(以下、TFAと
略記する。)から25%アセトニトリル/0.05%T
FAの濃度勾配法を行い、流速1.0ml/min,検
出波長220nmでクロマトグラフィーを行い、ACE
阻害作用を有するペプチドを得た。その結果は図3に示
すとおりであり、16種のペプチドの溶出時間は表1の
とおりである。
【0010】このようにして得られたACE阻害作用を
有するペプチドのアミノ酸配列は、アプライドバイオシ
ステム社製のプロテインシークエンサー447A型を用
いて決定された。その結果、16種のペプチドはそれぞ
れ、 で示されるL体のアミノ酸残基からなる配列を有するペ
プチドであることが確認された。新規16種のペプチド
各々を、ウオターズ社製のピコタグアミノ酸分析計によ
り分析した結果、アミノ酸組成が前記式で示したアミノ
酸配列構造を有するペプチドであることが確認された。
さらに、新規16種のペプチドをマススペクトルにより
分析した結果、アミノ酸配列およびアミノ酸組成が前記
式で示したアミノ酸配列構造を有するペプチドであるこ
とが確認された。精製して得られた本発明に係るニンニ
クからのペプチド16種より成る分画は、以下に示す試
験によつて薬理効果が確認された。
有するペプチドのアミノ酸配列は、アプライドバイオシ
ステム社製のプロテインシークエンサー447A型を用
いて決定された。その結果、16種のペプチドはそれぞ
れ、 で示されるL体のアミノ酸残基からなる配列を有するペ
プチドであることが確認された。新規16種のペプチド
各々を、ウオターズ社製のピコタグアミノ酸分析計によ
り分析した結果、アミノ酸組成が前記式で示したアミノ
酸配列構造を有するペプチドであることが確認された。
さらに、新規16種のペプチドをマススペクトルにより
分析した結果、アミノ酸配列およびアミノ酸組成が前記
式で示したアミノ酸配列構造を有するペプチドであるこ
とが確認された。精製して得られた本発明に係るニンニ
クからのペプチド16種より成る分画は、以下に示す試
験によつて薬理効果が確認された。
【0011】試験例1 [ACE阻害活性測定法]ACE(シグマ社製、酵素番
号EC3.4.15.1)2.5mU,合成基質Hip
puryl−L−his−tidyl−L−leuci
ne(ペプチド研究所製)12.5mMを用いLieb
ermanの測定法を改良した山本等の方法(日胸疾会
誌,18,297−302(1989))に準じて測定
した。すなわち、生成した馬尿酸を酢酸エチルにて抽出
し、225nmの吸光度で測定した。 被検液での吸光
度をEs,被検液の代わりに緩衝液を加えた時の値をE
c,予め反応停止液を加えて反応させた時の値をEbと
して次式から阻害率を求めた。 阻害率(%)=(Ec−Es)/(Ec−Eb)×10
0 ACE阻害剤の阻害活性IC5θ値は、ACEの酵素活
性を50%(阻害率)阻害するために必要な試料の濃度
(モル数M)で示した。本発明に係るニンニクからの新
規16種のペプチドの牛肺血清ACEに対する阻害活性
(IC5θ)表1に示すとおりである。
号EC3.4.15.1)2.5mU,合成基質Hip
puryl−L−his−tidyl−L−leuci
ne(ペプチド研究所製)12.5mMを用いLieb
ermanの測定法を改良した山本等の方法(日胸疾会
誌,18,297−302(1989))に準じて測定
した。すなわち、生成した馬尿酸を酢酸エチルにて抽出
し、225nmの吸光度で測定した。 被検液での吸光
度をEs,被検液の代わりに緩衝液を加えた時の値をE
c,予め反応停止液を加えて反応させた時の値をEbと
して次式から阻害率を求めた。 阻害率(%)=(Ec−Es)/(Ec−Eb)×10
0 ACE阻害剤の阻害活性IC5θ値は、ACEの酵素活
性を50%(阻害率)阻害するために必要な試料の濃度
(モル数M)で示した。本発明に係るニンニクからの新
規16種のペプチドの牛肺血清ACEに対する阻害活性
(IC5θ)表1に示すとおりである。
【0012】試験例2 [新規なペプチドのラットへ投与時の降圧の効果] I.実験材料 前記製造例1で得られた精製ペプチド粉末。すなわち、
ニンニク抽出物からのジおよびトリペプチド16種より
成る分画(図2のクロマトグラフ中、分画番号38〜4
1)を用いた。 II. 実験方法 実験動物は日本チャールズ・リバー(株)より15週令
雄性高血圧自然発症ラット(以下SHRと略記する。)
を購入し、1週間の予備飼育後、収縮期血圧が160m
mHg以上(体重280〜330g)の動物を用いた。
血圧は非観血的尾動脈血圧測定装置(株)理研開発製,
PS−100型)を用いtail−cuff法により、
投与前、投与後1時間,2時間、3時間、4時間、5時
間、6時間のSHR尾動脈の収縮期血圧、平均血圧、お
よび脈拍数の測定を測定時間毎に5回おこない、得られ
た測定値の最高値と最低値を棄却し、3回の平均値をも
って各時間の測定値とした。それぞれの変動値は、投与
前の平均値を0時間の測定値とし、各時間の平均値より
0時間の平均値を減じその差を求めて算出した。ニンニ
ク抽出物10mg/kgをSHRに静脈投与した時の、
また、ニンニク抽出物10mg/kg,50mg/kg
ならびに対照としてカプトリル細粒50mg/kg,1
00mg/kgをSHRに強制経口投与した時の血圧値
および脈拍数への作用についての結果は、表2,図4、
図5および図6に示すとおりである。以上の試験の結
果、本発明に係るニンニクからのペプチド16種より成
る分画は、ACE阻害活性を有し、in vivoにお
いても有意な血圧降下作用を示すことが確認された。し
たがって、本発明に係るニンニクからのペプチド16種
は高血圧症の治療または予防薬として有用である。な
お、本発明に係るニンニクからのペプチド16種は、構
造的にそのアミノ酸配列を部分構造とするペプチドにお
いて、構造中に採用することもできる。
ニンニク抽出物からのジおよびトリペプチド16種より
成る分画(図2のクロマトグラフ中、分画番号38〜4
1)を用いた。 II. 実験方法 実験動物は日本チャールズ・リバー(株)より15週令
雄性高血圧自然発症ラット(以下SHRと略記する。)
を購入し、1週間の予備飼育後、収縮期血圧が160m
mHg以上(体重280〜330g)の動物を用いた。
血圧は非観血的尾動脈血圧測定装置(株)理研開発製,
PS−100型)を用いtail−cuff法により、
投与前、投与後1時間,2時間、3時間、4時間、5時
間、6時間のSHR尾動脈の収縮期血圧、平均血圧、お
よび脈拍数の測定を測定時間毎に5回おこない、得られ
た測定値の最高値と最低値を棄却し、3回の平均値をも
って各時間の測定値とした。それぞれの変動値は、投与
前の平均値を0時間の測定値とし、各時間の平均値より
0時間の平均値を減じその差を求めて算出した。ニンニ
ク抽出物10mg/kgをSHRに静脈投与した時の、
また、ニンニク抽出物10mg/kg,50mg/kg
ならびに対照としてカプトリル細粒50mg/kg,1
00mg/kgをSHRに強制経口投与した時の血圧値
および脈拍数への作用についての結果は、表2,図4、
図5および図6に示すとおりである。以上の試験の結
果、本発明に係るニンニクからのペプチド16種より成
る分画は、ACE阻害活性を有し、in vivoにお
いても有意な血圧降下作用を示すことが確認された。し
たがって、本発明に係るニンニクからのペプチド16種
は高血圧症の治療または予防薬として有用である。な
お、本発明に係るニンニクからのペプチド16種は、構
造的にそのアミノ酸配列を部分構造とするペプチドにお
いて、構造中に採用することもできる。
【0013】
【表1】 ニンニク抽出物からのペプチド16種のHPLCにおけ
る溶出時間、アミノ酸配列、および阻害活性。
る溶出時間、アミノ酸配列、および阻害活性。
【0014】
【表2】 ACE阻害薬投与における降圧度と脈拍数。
【0015】
【図1】本発明に係るニンニク抽出物からのペプチド
の、製造例1におけるメタノール分画沈澱物のSeph
adex G−25カラムクロマトグラフィーによるA
CE阻害ペプチドの分離精製の結果を示す図である。
の、製造例1におけるメタノール分画沈澱物のSeph
adex G−25カラムクロマトグラフィーによるA
CE阻害ペプチドの分離精製の結果を示す図である。
【図2】本発明に係るニンニク抽出物からのペプチド
の、製造例1におけるDowex50W(H+)カラム
クロマトグラフィーでの溶出画分のSephadex
G−25カラムクロマトグラフイーによるACE阻害ペ
プチドの分離精製の結果を示す図である。
の、製造例1におけるDowex50W(H+)カラム
クロマトグラフィーでの溶出画分のSephadex
G−25カラムクロマトグラフイーによるACE阻害ペ
プチドの分離精製の結果を示す図である。
【図3】本発明に係るニンニク抽出物からのペプチド
の、製造例1における逆相HPLCによるACE阻害ペ
プチドの分離精製の結果を示す図である。
の、製造例1における逆相HPLCによるACE阻害ペ
プチドの分離精製の結果を示す図である。
【図4、図5、図6】それぞれ、本発明に係るニンニク
抽出物からのペプチドを、それぞれSHRに投与した場
合の血圧値(収縮期血圧、平均血圧)および脈拍数の経
時的変化を示す図である。
抽出物からのペプチドを、それぞれSHRに投与した場
合の血圧値(収縮期血圧、平均血圧)および脈拍数の経
時的変化を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 で示されるL体のアミノ酸の配列によるペプチド構造を
有する新規な16種類のペプチド。 - 【請求項2】 ユリ科植物を粉砕して粥状とし、その濾
液成分中の半透膜を通過した成分を濃縮した後、アルコ
ール分画し、順次、強酸性陽イオン交換樹脂、ゲル濾
過、逆相高速液体クロマトグラフィーによって分画し、
その処理毎に得られた分画からアンジオテンシン変換酵
素阻害活性を有する成分を含有する分画を得ることを特
徴とする請求項1の新規な16種のペプチドの製法。 - 【請求項3】 請求項1の新規な16種のペプチドから
選ばれた1種以上のペプチドを有効成分とする血圧降下
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240152A JPH06256387A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 新規なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする 血圧降下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240152A JPH06256387A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 新規なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする 血圧降下剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06256387A true JPH06256387A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=17055272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3240152A Pending JPH06256387A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 新規なペプチド、その製法およびそれを有効成分とする 血圧降下剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06256387A (ja) |
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-
1991
- 1991-06-14 JP JP3240152A patent/JPH06256387A/ja active Pending
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