JPH0249096B2 - - Google Patents

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JPH0249096B2
JPH0249096B2 JP60207937A JP20793785A JPH0249096B2 JP H0249096 B2 JPH0249096 B2 JP H0249096B2 JP 60207937 A JP60207937 A JP 60207937A JP 20793785 A JP20793785 A JP 20793785A JP H0249096 B2 JPH0249096 B2 JP H0249096B2
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seal member
sleeve
fixed shaft
knob
mounting plate
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Hiroyuki Sasa
Akira Suzuki
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内視鏡の湾曲部を湾曲操作するため
の湾曲操作装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に内視鏡には、操作部に湾曲操作装置を設
け、この湾曲操作装置によつて挿入部の先端部に
設けられた湾曲部を上下左右方向に湾曲させるこ
とができるようにしたものがある。湾曲部を上下
左右の四方向に湾曲させることができるようにす
るには、上記湾曲操作装置に上下用と左右用の2
つの操作ノブが必要となる。
このような構造の湾曲操作装置として実開昭59
−196205号公報に示されるものがある。この先行
技術においては操作部に固定された第1の固定軸
に第1のスリーブと第2のスリーブとを順次回転
自在に外嵌し、第1のスリーブの上端部に左右湾
曲用の第1の操作ノブを設け、第2のスリーブの
上端部に上下湾曲用の第2の操作ノブを設けてい
る。また、上記第1の操作ノブと押し体のボス部
との間、つまり第1の固定軸との間には、これら
の間の液密を確保するOリング(第1のシール部
材という)が設けられ、さらに上記第2のスリー
ブと第1の受け体との間、つまり第2の操作ノブ
との間には、これらの間の液密を確保するOリン
ク(第2のシール部材という)が設けられてい
る。また、上記第2のスリーブには上記操作部に
固定された第2の固定軸が外嵌され、この第2の
固定軸とブレーキ機構を介して第2の操作ノブに
一体的に結合する第2の取付板との間にはこれら
の間の液密を確保するOリング(第3のシール部
材という)が設けられている。
〔発明の解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構造において、第1
の操作ノブを回転操作すると、その回転運動が第
2のシール部材を介して第1のスリーブに伝わる
から、この第1のスリーブとともに第1の操作ノ
ブが回転しようとする。このとき、第1の操作ノ
ブと第1の固定軸との間に設けられた第1のシー
ル部材が上記第1の操作ノブの回転抵抗となる。
しかしながら、上記第1のシール部材と上記第2
のシール部材とは、第1の固定軸の軸心からの半
径や断面形状などの摺動抵抗を決定する条件がほ
ぼ同じになつている。そのため、第1のシール部
材の摺動抵抗が第1の操作ノブの回転を確実に阻
止できないから、この第1の操作ノブが上記第2
の操作ノブを回転させたときに一緒に回転してし
まうということがある。
また、第1の操作ノブを回転させたときには、
その回転運動が第1のスリーブと第2のシール部
材を介して第2の操作ノブに伝わる。このとき、
第3のシール部材が第2の操作ノブの回転抵抗と
なるのだが、この第3のシール部材も第2のシー
ル部材に比べて大きく摺動抵抗が変わらないか
ら、この第3のシール部材によつて第2の操作ノ
ブの回転を確実に阻止することができない。
このように第1,第2の操作ノブのうち、一方
を回転させることによつて他方も回転してしまう
と、湾曲部が術者の意に反して湾曲することにな
るから、非常に危険であるとともに、正確な診断
の妨げとなるなどの問題が生じる。
この発明は、一対の操作ノブのいずれか一方を
回転させたときに、他方の操作ノブが回転するこ
とがないようにした内視鏡の湾曲操作装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
この発明の湾曲装置は、第1の操作ノブ82と
第1の固定軸12との間に設けられた第1のシー
ル部材65と、第2の操作ノブ40と第1のスリ
ーブ15との間に設けられた第2のシール部材2
6aと、第2の固定軸20と第2の操作ノブ40
との間に設けられた第3のシール部材30のう
ち、上記第1のシール部材65と第3のシール部
材30の少なくとも一方の摺動抵抗を上記第2の
シール部材26aの摺動抵抗よりも大きくして、
上記第1,第3のシール部材が一対の操作ノブの
いずれか一方を回転させたときに他方の回転を阻
止する抵抗となるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図乃至第4図
を参照して説明する。第2図中1は内視鏡であ
る。この内視鏡1は操作部2、挿入部3およびラ
イトガイドケーブル4とからなつている。上記挿
入部3は可撓管5の先端に湾曲管6を介して先端
構成部7を連結してなる。そして、操作部2には
後述する湾曲操作装置8が設けられていて、この
湾曲操作装置8を操作することにより上記湾曲管
6を遠隔的に湾曲させ、先端構成部7の向きを上
下左右方向に変更できるようになつている。
上記湾曲操作装置8は第1図および第3図と第
4図に示すように構成されている。すなわち、操
作部2の本体10内にはこの本体10に固定され
て基板11が配設されている。この基板11には
固定軸12がその一端に形成された鍔13を介し
て固定されている。この固定軸12の他端側は上
記本体10に穿設された透孔14から外部に突出
している。また、固定軸12には回転軸である第
1のスリーブ15と第2のスリーブ16とが回転
自在に順次外嵌されている。第1のスリーブ15
の一端には第1のスプロケツト17が一体的に設
けられ、第2のスリーブ16の一端には第2のス
プロケツト18が一体的に設けられている。これ
ら各スプロケツト17,18には両端にワイヤが
連結されたチエーン(ともに図示せず)が歯合し
ている。上記4本のワイヤは上記湾曲管6を形成
するコマ(図示せず)に周方向に90゜間隔で連結
されている。したがつて、第1のスプロケツト1
7が回転すると上記湾曲管6が左右に湾曲され、
第2のスプロケツト18が回転すると上下に湾曲
されるようになつている。また、上記本体10の
透孔14には第2の固定軸としての軸受筒体20
がOリング21を介して気密に設けられ、この軸
受筒体20に上記第2のスリーブ16が回転自在
に支持されている。なお、軸受筒体20の一端は
上記基板11を覆うカバー22に固定されてい
る。
一方、上記第1のスリーブ15は第2のスリー
ブ16よりも長尺に形成され、これらの他端には
それぞれ鍔23,24が設けられている。第2の
スリーブ16の鍔24にはキヤツプ状をなし内部
を収容室25とした第1の受け体26がその開口
面を上記本体10に向け、かつ第1のスリーブ1
5との間に断面X字状をなした第2のシール部材
26aを介して固定されている。上記第1の受け
体26の収容室25内には上面に摩擦板27を取
着した第1の取付板28、上面に上記第1の取付
板28に向つて屈曲した板ばね29を有し上記軸
受筒体20に断面X字状をなした第3のシール部
材30を介して回転自在に支持された第2の取付
板31とが順次収容されている。上記第3のシー
ル部材30の上記第1の固定軸12の軸心からの
半径寸法は、上記第2のシール部材26aの半径
寸法に比べて十分大きく形成されている。したが
つて、第3のシール部材30による軸受筒体20
と第2の取付板31との間の摺動抵抗F3は、第
2のシール部材26aによる第1のスリーブ15
と第1の受け体26との間の摺動抵抗F2よりも
大きくなつている。なお、第2のシール部材26
aと第3のシール部材30とはゴムや合成樹脂な
どの同じ材料で作られている。
上記第2の取付板31の上面周辺部には上部環
状壁32が立設され、この環状壁32と上記第1
の受け体26の内周面との間には断面X字状のシ
ール部材33、つまり断面円形に比べて摺動抵抗
が小さいシール部材33が介装されている。な
お、上部環状壁32の一部には突起32aが設け
られ、この突起32aには上記第1の取付板28
に形成された切欠28aが係合している。上記第
1の受け体26の外周面にはその軸方向に沿つて
第1のおねじ34,36等分のピツチ間隔で形成
された第1の外周スプライン35および第2のお
ねじ36aが順次形成されている。第2のおねじ
36aには環状の調整体36が回転自在に螺着さ
れている。この調整体36の外周面には第1の外
周スプライン35と同じピツチ間隔の第2の外周
スプライン37が形成され、また下端面には径方
向内方と外方の両方に突出する鍔38が設けられ
ている。この鍔38の径方向内方に突出した部分
は上記第2の取付体31の下面周辺部に設けられ
た下部環状壁39を受けている。したがつて、上
記調整体36をねじ込むと第2の取付体31が上
昇して板ばね29が第1の取付板28を付勢する
力が増大するから、この第1の取付板28に設け
られた摩擦板27と上記第1の受け体26の端部
壁内面との圧接力が増大する。つまり、調整体3
6を回転操作することによつて上記摩擦板27に
より摩擦力を任意に調節できるようになつてい
る。なお、上記第2の取付体31の下部環状壁3
9が形成された部分は他の部分と異なる材料で作
られて一体的に結合されている。たとえば下部環
状壁39の部分が焼結金属で、他の部分がアルミ
ニユウムで形成され、全体の軽量化などを計つて
いる。また、上記第1の受け体26と調整体36
には外周に複数の突起40aが設けられた第2の
操作ノブ40が嵌着される。つまり、第2の操作
ノブ40の内周面には上記第1,第2の外周スプ
ライン35,37に対応する内周スプライン41
が形成され、これらスプライン35,37,41
の嵌合によつて第2の操作ノブ40を回転させた
ときに上記第1の受け体26と調整体36とが一
体に回転するとともに、上記第1の受け体26と
調整体36との相対的な回転が阻止される、つま
り上記調整体36による摩擦力の調整状態が固定
されるようになつている。なお、上記第1の受け
体26の第1のおねじ34には押えリング42が
螺着され、上記第2の操作ノブ40が抜出するの
を阻止している。
また、上記第2の取付板31の下側には、上記
軸受筒体20に回転不能に支持された第3の取付
板43と、この第3の取付板43の下側に上記軸
受筒体20に回転自在に支持された第4の取付板
44とが設けられている。第3の取付板43の外
周面には第3図に示すように一対の突起45が設
けられているとともに、帯状の係止ばね46と付
勢ばね47とが一端を固着して設けられている。
また、第4の取付板44の上面で上記第3の取付
板43の径方向外方には係合凹部48を有する一
対の規制部材49(一方のみ図示)が取着され、
上記係合凹部48に上記突起45が係合してい
る。したがつて、第4の取付板44は上記突起4
5が係合凹部48の一端から他端に当接する間で
回動させることができるようになつている。ま
た、第4の取付板44の上面には上記係止ばね4
6と付勢ばね47との他端に対応する位置にそれ
ぞれピン50が第4の取付板44の下面側から螺
挿されて立設されている。これらピン50は第4
の取付板44を第3図の状態から矢印方向に回動
したときに上記各ばね46,47の他端を軸心方
向に弾性変形させる。また、第4の取付板44が
第3図に示す状態にあるとき、上記係止ばね46
の他端は上記第2の取付板31の下部環状壁39
の内周面に形成された凹部51に係合する。この
係合によつて第3の取付板43に第2の取付板3
1が結合され、この第2の取付板31の回転が阻
止される。したがつて、この状態で第2の操作ノ
ブ40を回転させる場合には摩擦板27と第1の
受け体26との摩擦力が回転抵抗となる。なお、
上記第4の取付板44からは操作レバー52が延
出され、この操作レバー52によつて上記第4の
取付板44を回動操作できるようになつている。
一方、上記第1のスリーブ15の鍔23には、
キヤツプ状で上記第1の受け体26よりも小径に
形成された第2の受け体55がその開口面を上方
に向け、かつOリング56によつて第1のスリー
ブ15との間の気密を保つ状態で固定されてい
る。この第2の受け体55の内部収容室57には
上方に向つて屈曲した環状の板ばね58と、上面
に摩擦板59が設けられた第5の取付板60とが
順次上下動自在に収容され、これらは上記第2の
受け体55に取着された押え板61によつて抜出
するのを阻止されている。さらに、摩擦板59の
上面側には上記固定軸12に回転不能かつ上下動
自在に保持された圧接板62が設けられている。
この圧接板62は、上記固定軸12に回転可能に
螺着された押し体63のボス部64下端によつて
押圧され、上記摩擦板59と圧接するようになつ
ている。すなわち、押し体63のねじ込み量によ
つて上記圧接板62と摩擦板59との摩擦力を調
節できるようになつている。なお、圧接板62と
押し体63との間には内周面側に断面円形状の第
1のシール部材65が設けられ、外周面側には断
面X字状のシール部材65aが設けられた密封部
材66が設けられ、内周面側に設けられた第1の
シール部材65は上記ボス部64が外周面に圧接
し、外周面側のシール部材65aは上記第2の受
け体55の内周面に圧接している。上記第1のシ
ール部材65は断面が円形であるから、上述した
断面がX字状の第2のシール部材26aに比べて
反撥力が大きい。つまり、第1のシール部材65
と第2のシール部材26aとは第1の固定軸12
の軸心からの半径寸法がほぼ同じであるが、第1
のシール部材65の方が反撥力が大であるため、
この第1のシール部材65による摺動抵抗F1
上記第2のシール部材26aによる摺動抵抗F2
よりも大きくなつている。さらに、上記押し体6
3の外周面には取付環体67が複数の止めねじ6
8によつて固着され、この取付環体67には上記
押し体63の上面を覆う袋状の操作体69がOリ
ング67aを介して着脱自在に取着されている。
したがつて、この操作体69によつて上記押し体
63を回転させれば、上記圧接板62を変位させ
ることができる。
また、上記押し体63の上面には上記固定軸1
2に回動不能に保持された第1の歯板70と、上
記固定軸12に回転自在に保持された第2の歯板
71とが設けられ、上記固定軸12の末端に螺着
されたナツト72で固定されている。第1の歯板
70と第2の歯板71の接合する面には、互いに
係合する多数の歯73が周方向に所定のピツチで
形成されている。上記第2の歯板71には第4図
に示すように径方向外方に3つの舌片74a,7
4b,74cが突設されている。つまり、これら
舌片によつて第2の歯板71には周方向に区隔さ
れた第1乃至第3の規制溝75a,75b,75
cが形成されている。各規制溝75a,75b,
75cの角度A,B,Cは等角度となつている。
また、各規制溝75a,75b,75cの相対位
置を示す角度D,Eの関係はDが上記歯73のピ
ツチの整数倍+1/3ピツチ、Eが上記歯73のピ
ツチの整数倍+2/3ピツチとなつている。上記規
制溝の1つ、たとえば角度Aの第1の規制溝75
aには上記押し体63の上面に突設された回動規
制ピン76が位置している。したがつて、上記押
し体63は上記第1の規制溝75aの角度Aの範
囲で回動させることができる。
つぎに第1の歯板70に対する第2の歯板71
の相対位置を変えてやれば、歯73のピツチごと
に回動規制ピン76の回動位置を変えることがで
きるので、上記押し体63のねじ込み量を変える
ことができる。即ち、歯73のピツチごとに上記
圧接板62と摩擦板59との摩擦力を調整でき
る。さらに、上記回動規制ピン76を上記第2の
規制溝75bあるいは上記第3の規制溝75cに
位置させれば上記歯73のピツチの1/3ごとに回
動規制ピン76の回動位置を変えることができ
る。つまり、押し体63のねじ込み量を上記歯7
3の(歯数)×3段階で調整できるようになつて
いる。
一方、上記第2の受け体55の外周面にはその
軸方向下側から外周スプライン80とおねじ81
とが形成されている。上記外周スプライン80に
は内周面に内周スプライン82aが形成され外周
に複数の突起82bが突設された第1の操作ノブ
82が外嵌され、上記おねじ81には押えリング
83が螺着され、この押えリング83によつて上
記第1の操作ノブ82が抜出するのを阻止してい
る。したがつて、第1の操作ノブ82により上記
第2の受け体55を回転させれば、この回転に第
1のスリーブ15を連動させて上記挿入部3の湾
曲管6を上下方向に湾曲させることができ、また
このとき摩擦板59と圧接板62との摩擦力が第
1の操作ノブ82の回転抵抗となるから、上記摩
擦力を操作体69によつて調節すれば、上記第2
の操作ノブ82を固定したり、その回転角度を微
細に変化させるなどのことができる。
なお、上記押し体63の上面には第1の歯板7
0と第2の歯板71のずれを防止する位置決めば
ね85および押し体63が所定の範囲で回動する
ときにその回動の終端部分で回動規制ピン76と
弾性的に係合するクリツクばね86とが設けられ
ている。
このように構成された湾曲操作装置8におい
て、湾曲管6を上下方向に湾曲させるために、第
2の操作ノブ40を回転操作すると、この回転が
第1の受け体26を介して第2のスリーブ16に
伝わり、第2のスプロケツト18が回転させられ
るから、これによつて上記湾曲管6が図示せぬワ
イヤにより上下方向に湾曲させられることにな
る。
ところで、このような湾曲操作に際し、第1の
受け体26が回転すると、この回転が第1のシー
ル部材26aから第1のスリーブ15に伝わり、
この第1のスリーブ15に第2の受け体55を介
して取付けられた第1の操作ノブ82に伝わる。
すると、この第1の操作ノブ82が回転しようと
するが、その場合、第1の操作ノブ82は密封部
材66と第1の固定軸12と一体的な押し体63
との間に設けられた第1のシール部材65の摺動
抵抗に抗して回転しなければならない。しかしな
がら、第1のシール部材65の摺動抵抗F1は上
記第2のシール部材26aの摺動抵抗F2に比べ
て大きい。したがつて、第1の操作ノブ82が回
転する前に第1のスリーブ15と第1の受け体2
6との間がスリツプしてしまうから、上記第1の
操作ノブ82が回転することがない。
また、湾曲管6を左右方向に湾曲させるため
に、第1の操作ノブ82を回転操作すると、この
回転が第2の受け体55を介して第1のスリーブ
15に伝わり、第1のスプロケツト17が回転さ
せられるから、これによつて上記湾曲管6が図示
せぬワイヤにより上下方向に湾曲させられること
になる。第1のスリーブ15が回転すると、この
回転力が第2のシール部材26aを介して第1の
受け体26に伝達され、この第1の受け体26と
一体的に第1の操作ノブ40を回転させようとす
る。このとき、第1の操作ノブ40は軸受筒体2
0と第2の取付板31との間に設けられた第3の
シール部材30の摺動抵抗に抗して回転しなけれ
ばならない。しかしながら、第3のシール部材3
0は第2のシール部材26と断面形状が同じX字
状であるが、第1の回転軸12の軸心からの半径
寸法が大きく設定され、これによつてその摺動抵
抗F3が第2のシール部材26aの摺動抵抗F2
りも大きくなつている。したがつて、第1のスリ
ーブ15の回転力によつて第1の操作ノブ40が
回転する前に、第1の受け体26が第1のスリー
ブ15に対してスリツプするから、上記第1の操
作ノブ40が回転するのが阻止される。
また、上記第1の受け体26の内面と第2の取
付板31の環状壁32との間に設けられたシール
部材33と、上記第2の受け体55の内周面と密
封部材66との間に設けられたシール部材65a
とを断面X字状にした。断面X字状のシール部材
33,65aは断面円形の場合に比べて圧縮され
やすい。つまり反撥力が弱い。したがつて、これ
らシール部材33,65aが設けられた個所の摺
動抵抗を断面円形のシール部材を用いた場合に比
べて小さくすることができるから、ノブの回転摩
擦力調整が容易にできる。
なお、この発明は上記一実施例に限定されず、
たとえば上記一実施例における第3のシール部材
30を断面X字状とせずに断面円形のものを用
い、第2のシール部材26aに比べて大きな摺動
抵抗を持たせるようにしてもよい。
また、第2のシール部材26aの摺動抵抗を他
のシール部材に比べて小さくするには、その断面
形状をX字状とするに代り、第5図に示すように
V字状にしてもよい。なお、V字状は第2のシー
ル部材26aだけでなく、第3のシール部材30
に適用してもよい。
また、第1のシール部材65を第2のシール部
材26aに比べて第1の固定軸12の軸心からの
距離を十分大きくして設けることができれば、こ
れら両者は同じ断面形状であつても、第1のシー
ル部材65による摺動抵抗を大とすることができ
る。
なお、シール部材をX字状とすれば、内視鏡の
内部と外部との両方からの圧力に対して十分なシ
ール効果を有するから、内視鏡内部を加圧してこ
の内視鏡を水没させ、水洩れ個所を見つける水洩
れ検査などを行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明は、第1の操作ノブ
と第1の固定軸との間に設けられた第1のシール
部材と、第2の操作ノブと第1のスリーブとの間
に設けられた第2のシール部材と、第2の固定軸
と第2の操作ノブとの間に設けられた第3のシー
ル部材のうち、上記第1のシール部材と第3のシ
ール部材の少なくとも一方の摺動抵抗を上記第2
のシール部材の摺動抵抗よりも大きくした。した
がつて、第1の操作ノブを回転させたときには第
3のシール部材の摺動抵抗によつて第2の操作ノ
ブが回転するのが阻止され、第2の操作ノブを回
転させたときには第1のシール部材の摺動抵抗に
よつて第1の操作ノブが回転するのが阻止され
る。そのため、内視鏡の湾曲部が術者の意に反し
て湾曲することが防止されるから、操作性や安全
性の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の一実施例を示
し、第1図は湾曲操作装置の縦断面図、第2図は
内視鏡の斜視図、第3図は湾曲操作装置の第2の
操作ノブの部分の横断面図、第4図は同じく第1
の操作ノブの部分の横断面図、第5図はこの発明
の他の実施例を示すシール部材の断面図である。 2……操作部、12……第1の固定軸、15…
…第1のスリーブ、16……第2のスリーブ、2
0……軸受筒体(第2の固定軸)、26a……第
2のシール部材、30……第3のシール部材、4
0……第2の操作ノブ、65……第1のシール部
材、82……第1の操作ノブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内視鏡の操作部に固定された第1の固定軸
    と、この第1の固定軸に回転自在に順次外嵌され
    た第1のスリーブおよび第2のスリーブと、この
    第2のスリーブに外嵌され上記操作部に固定され
    た第2の固定軸と、上記第1のスリーブに一体的
    に設けられた第1の操作ノブと、この第1の操作
    ノブと上記第1の固定軸との間に設けられこれら
    の間の液密を保つ第1のシール部材と、上記第2
    のスリーブに一体的に設けられた第2の操作ノブ
    と、この第2の操作ノブと上記第1のスリーブと
    の間に設けられこれらの間の液密を保つ第2のシ
    ール部材と、上記第2の固定軸と上記第2の操作
    ノブとの間に設けられこれらの間の液密を保つ第
    3のシール部材とを具備し、上記第1のシール部
    材と第3のシール部材の少なくとも一方の摺動抵
    抗を上記第2のシール部材の摺動抵抗よりも大き
    くしたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
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