JPS6329537B2 - - Google Patents

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JPS6329537B2
JPS6329537B2 JP56122663A JP12266381A JPS6329537B2 JP S6329537 B2 JPS6329537 B2 JP S6329537B2 JP 56122663 A JP56122663 A JP 56122663A JP 12266381 A JP12266381 A JP 12266381A JP S6329537 B2 JPS6329537 B2 JP S6329537B2
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JP
Japan
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bending operation
fixed shaft
brake
friction plate
endoscope
Prior art date
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Application number
JP56122663A
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English (en)
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JPS5825137A (ja
Inventor
Mikio Utsuki
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP56122663A priority Critical patent/JPS5825137A/ja
Publication of JPS5825137A publication Critical patent/JPS5825137A/ja
Publication of JPS6329537B2 publication Critical patent/JPS6329537B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内視鏡の挿入部を湾曲操作する内視鏡
の湾曲操作装置の改良に関する。
一般に、内視鏡の湾曲操作装置はその湾曲操作
用のノブを操作部の外部に露出して設け、この湾
曲操作用のノブを回転操作することにより挿入部
を湾曲するようになつている。さらに、この湾曲
操作装置には湾曲状態を固定したり湾曲形状を微
細に変化させることを可能とするため、上記湾曲
操作用のノブの回転軸近傍にはブレーキ装置が組
み込まれている。
しかし、このブレーキ装置は操作部の外部に露
出して設けられているため、内視鏡を洗浄、消毒
する場合、その摩擦面が洗浄液や薬液などによつ
てぬれてブレーキ力(摩擦力)が低下し、所要の
動作が期待できなくなることがあつた。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは摩擦板の摩擦面を外部か
ら完全に遮断して液体の浸入によつて摩擦面がぬ
れブレーキ力(摩擦力)の低下により所要の機能
を損うことなく、また、その操作性を低下させる
ことのないようにした内視鏡の湾曲操作装置を提
供することにある。
以下、本発明の第1の実施例を第1図ないし第
4図にもとづいて説明する。
第1図中1は内視鏡であり、この内視鏡1は操
作部2、挿入部3およびライトガイドケーブル4
とからなつている。上記挿入部3は可撓管5の先
端に湾曲管6を介して先端構成部7を連結してな
るものである。そして、操作部2には後述する湾
曲操作装置8が設けられていて、この湾曲操作装
置8を操作することにより遠隔的に上記湾曲管6
を湾曲して上下左右方向に先端構成部7の向きを
変更できるようになつている。
上記湾曲操作装置8は第2図で示すように構成
されている。なお、上記操作部2の本体9は上ケ
ース10と下ケース11とからなり、その本体9
内には上記両ケース10,11間に挾まれて保持
された基板12が配設されている。
そして、上記基板12には左右用固定軸13の
一端を取付け固定してあり、この左右用固定軸1
3の他端側は上ケース10を貫通して外部に突出
している。また、左右用固定軸13の外周には筒
状に形成した左右用回転軸14が定位置で回転自
在に被嵌されている。左右用回転軸14の内端に
は角部15が形成され、この角部15には湾曲操
作部材としての左右用プーリ16の中央に形成し
た角孔17が嵌め込まれている。つまり、左右用
回転軸14と左右用プーリ16は相対的に回転不
能に連結されている。さらに、左右用回転軸14
の外(上)端部は大径の左右用ノブ18として一
体に形成され、この左右用ノブ18により左右用
回転軸14を操作して左右用プーリ16を回転で
きるようになつている。上記左右用ノブ18には
左右用固定軸13を中心として上方側へ開口した
凹所19が形成されている。さらに、左右用固定
軸13の先端部分は基端側から分割され、円筒状
の調節部材20を構成している。この調節部材2
0の内端部内面にはめねじ21が形成され、これ
は左右用固定軸13の基端側先端部に形成したお
ねじ22に螺合している。つまり、調節部材20
はそれ自身を回転させることにより上下方向に進
退できるようになつている。一方、調節部材20
の内部を貫通する状態で左右用固定軸13の基端
側先端部にねじ込まれる固定ビス23が設けられ
ており、固定ビス23の頭部24を調節部材20
の先端に押し当てその調節部材20の位置を固定
するようになつている。また、調節部材20の上
端部分は基端側に比べて小径に形成され、この小
径部25の外周にはリード用おねじ26が形成さ
れている。
上記調節部材20の外周には筒状のブレーキ操
作環27が被嵌され、このブレーキ操作環27の
内面には上記リード用おねじ26に螺合するめね
じ28が形成されている。めねじ28を形成する
部分29は上記調節部材20の小径部25に嵌ま
り込んでおり、また、上記部分29はその小径部
25の長さの範囲、つまり、小径部25の内端側
段部30と固定ビス23の頭部24の間において
移動可能なように規制されるようになつている。
さらに、ブレーキ操作環27の上端部外周には袋
状のノブ部31が着脱自在に被嵌されている。す
なわち、このノブ部31は上記ブレーキ操作環2
7と一体になつてブレーキ操作部材32を構成す
るものであり、ブレーキ操作環27は左右用固定
軸13の側方周囲を包囲する周辺部分を構成し、
また、ノブ部31は左右用固定軸13の上端付近
を包囲する先端中心部分を構成するようになつて
いる。ブレーキ操作環27とノブ部31との嵌合
部間にはリング状の第1の弾性パツキン33を介
挿することによりその両者を液密的に連結するよ
うになつている。また、ノブ部31の側部にはブ
レーキ操作環27との嵌合部分に達する止めねじ
34が設けられ、これにより上記両者を一体的に
固定するようになつている。
一方、上記左右用ノブ18の凹所19は左右用
固定軸13の周囲に同心的に環状の摩擦板収容室
35を形成するものであり、この摩擦板収容室3
5の開口部分には蓋体36がねじ込み嵌着されて
いる。また、蓋体36の中央には開孔37が形成
されていて、この開孔37に上記ブレーキ操作環
27を回転自在に嵌挿させている。上記凹所19
の外側内周壁と蓋体36との間にはリング状の第
2の弾性パツキン38が介挿されている。また、
ブレーキ操作環27の外周と蓋体36の開孔37
の端縁37aとの間にはリング状の第3の弾性パ
ツキン39が介挿されている。しかして、上記摩
擦板収容室35は第2および第3の弾性パツキン
38,39によつて外部から液密的に遮蔽されて
いる。
上記摩擦板収容室35の内部には左右用固定軸
13の周囲に同心的に摩擦板40が配置されてい
る。この摩擦板40は中央に角孔41を形成した
基板42の下面に環状の摩擦部材43を貼付け固
定してなり、その摩擦部材43を凹所19の内底
面に押し当て摺接させるようになつている。な
お、凹所19の内底面には図示はしないが、摩擦
材シートが貼り付けられている。さらに、上記摩
擦板収容室35の内部に嵌入位置するブレーキ操
作環27の下端部は大径に形成されている。そし
て、この大径部44には下方側へ開口する凹所4
5を形成し、この凹所45内に上記摩擦板40の
基板42を遊嵌させて収容するようになつてい
る。また、大径部44の外周にはフランジ環46
がねじ込み被嵌されていて、そのフランジ環46
は上記基板42の周縁を下側から支えるようにな
つている。また、大径部44の凹所45内には摩
擦板40の基板42を押し付ける摩擦用ばね47
が設けられている。なお、摩擦板40はその角孔
41を左右用固定軸13側の調節部材20の周面
に形成した角部48に嵌め込まれ、回転できない
ように取り付けられている。
一方、左右用回転軸14の外周には筒状に形成
した上下用回転軸51が被嵌されており、さら
に、上下用回転軸51の外周には筒状に形成した
上下用固定軸52が被嵌されている。この上下用
回転軸51および上下用固定軸52は操作部2の
本体9を貫通している。そして、上下用固定軸5
2の下端には大径部53が形成され、この大径部
53には下方に開口する凹所54が形成されてい
る。さらに、大径部53の周縁を本体9の基板1
2にねじ止め固定することにより、その上下用固
定軸52は固定されている。さらに、上下用回転
軸51の内端には角部55が形成されている。こ
の角部55には湾曲操作部材としての上下用プー
リ56の中央に形成した角孔57を嵌め込み、上
下用回転軸51に上下用プーリ56を相対的に回
転不可能に連結してある。この上下用プーリ56
と上記左右用プーリ16は大径部55の凹所54
内に配置されている。そして、この各プーリ1
6,56にはそれぞれ一対ずつ反対側から操作ワ
イヤ58,58,59,59が巻き掛けられてい
る。また、この各操作ワイヤ58,58,59,
59は内視鏡1の挿入部3内を通じて先端構成部
7の基端まで導びかれ、この上下または左右の操
作ワイヤ58,58,59,59を交互に押し引
きすることにより湾曲管6を湾曲操作できるよう
になつている。なお、上下用固定軸52と上ケー
ス10との間にはリング状の第4の弾性パツキン
60が介挿されていて、その貫通部分を外部から
液密的に遮蔽している。また、上下用回転軸51
と上下用固定軸52との間にもリング状の第5の
弾性パツキン61が介挿されていて、この両者間
を外部から液密的に遮蔽している。
一方、上下用回転軸51の外(上)端部分と左
右用回転軸14との間にはリング状の弾性パツキ
ン61aが介挿され、その両者間を液密に遮蔽し
ている。また、その外端部は大径の上下用ノブ6
2として一体に形成されている。この上下用ノブ
62には下方側へ開口した凹所63が上下用固定
軸52を中心として同心的に形成されている。そ
して、この凹所63の開口部分には上下用回転軸
51を貫通させる開孔64を中心に設けた蓋体6
5が液密的に取り付けられている。そして、この
凹所63内を摩擦板収容室66とするものであ
る。また、上記蓋体65はその外周端を凹所63
の外側内周壁に嵌め込む状態に後述する摩擦力調
節環67によつて外れないように支えられてい
る。上記摩擦力調節環67は凹所63の開口部の
立上り周縁68に螺着されていて、それ自身を回
転させることにより上下方向に移動させ得るよう
になつている。また、蓋体65の内端面と上下用
回転軸51との間にはリング状の第6の弾性パツ
キン69が介挿され、蓋体65の外端面と凹所6
3の外側内周壁との間にはリング状の第7の弾性
パツキン70が介挿されている。これにより上記
蓋体65には上下用回転軸51の上下用ノブ62
側に対して液密的に摺接しながら回転できるよう
に取り付けられるようになつている。
上記摩擦板収容室66の内部には上下用固定軸
52の周囲に同心的に摩擦板71が配置されてい
る。この摩擦板71は環状の基板72の上面に環
状の摩擦部材73を貼付け固定してなり、その摩
擦部材73を凹所63の内底面に摺接させるよう
になつている。なお、凹所63の内底面には図示
しない摩擦材シートが貼り付けられている。ま
た、上記基板72の内端には突起74が設けら
れ、蓋体65側には溝75が形成されていて、こ
の突起74と溝75が係合することにより、基板
72は蓋体65と一体的に回転するようになつて
いる。また、その係合状態を保持しながら摩擦板
71は上下用固定軸52の軸方向に移動できるよ
うになつている。さらに、摩擦板71の基板72
と蓋体65との間には摩擦用ばね76が介挿され
ていて、上記摩擦板71を凹所63の底面側に付
勢するようになつている。しかして、摩擦板71
はその摩擦用ばね76の付勢力により凹所63の
底面に押し付けられ、その摩擦力によつて上下用
回転軸51と蓋体65は一体的になるようになつ
ている。
一方、上下用ノブ62の下側に位置して上下用
固定軸52の周壁にはブレーキ操作部材77を構
成する板ばね78と操作レバー79とが取り付け
られている。上記板ばね78はその基端部が止め
環80によつて上下用固定軸52の周壁に取付け
固定されている。さらに、板ばね78の先端には
上方へ突出する係止爪81が一体に形成されてい
る。また、上記係止爪81に対向して上記蓋体6
5の周縁には上下用固定軸52と同心なリング状
部82が形成され、このリング状部82にはその
全周の範囲にわたつて放射状に多数の係止溝83
が形成されている。そして、上記係止爪81は通
常板ばね78の曲りぐせにより第3図で示すよう
にリング状部82から退避し、係合溝83から外
れている。
また、板ばね78の先端下面には球形状の突起
84が一体に突出形成されていて、この突起84
は操作レバー79に形成した溝部85に落ち込む
ようになつている。
一方、操作レバー79は上下用固定軸52の周
面に対しリング状の第8の弾性パツキン86,8
6を介して回動自在に取り付けられている。ま
た、この操作レバー79は板ばね78に突設した
ストツパ片88に当ることによつてその回動終端
が規制されるようになつている。つまり、溝部8
5に板ばね78側の突起84を落ち込ませて係合
させると、第3図で示すように係止爪81は係止
溝83から外れるが、操作レバー79をストツパ
片88に当るまで回動させると、第4図で示すよ
うに操作レバー79の上面に突起84が乗り、そ
の板ばね78を押し上げることにより、係止爪8
1は係止溝83に係合する。つまり、この係止爪
81と係止溝83の係合により蓋体36は固定さ
れるようになつている。
次に、上記湾曲操作装置8の操作方法について
説明する。
まず、挿入部3の湾曲管6を左右方向に湾曲さ
せる場合は左右用ノブ18を操作して左右用回転
軸14を回転することにより行なう。すなわち、
その前にブレーキ操作部材32のノブ部31を操
作してそのブレーキ操作環27を回動して上昇さ
せることにより摩擦板40を退避させる。これに
よつて凹所45の内底面に対する押圧状態が解除
され、左右用回転軸14は軽く回転できるように
なる。そこで、左右用ノブ18によりその左右用
回転軸14を回転してこれと一体的な左右用プー
リ16を回転させ、操作ワイヤ58,58を押し
引きすれば、湾曲管6を左右方向に湾曲させるこ
とができる。また、この湾曲位置に保持するとき
には逆にブレーキ操作部材32を操作してそのブ
レーキ操作環27を押し下げ、摩擦板40を凹所
45の内底面に押し付け、その摩擦力により左右
用回転軸14の回動を阻止する。また、このまま
左右用ノブ18を強く廻わせば、その摩擦力に抗
して廻わすことができ、これによつて湾曲形状を
微細に変化できる。
ついで、挿入部3の湾曲管6を上下方向に湾曲
させる場合はまず、ブレーキ操作部材77の操作
レバー79を第3図で示すように移動して板ばね
78の突起84を溝部85内に落し込ませ、蓋体
65側の係止溝83から係止爪81を退避させて
おく。つまり、蓋体65、摩擦板71は上下用回
転軸51と一体になつて自由に回転できるように
なる。そこで、上下用ノブ62により上下用回転
軸51とともに上下用プーリ56を回転して操作
ワイヤ59,59を押し引きすれば湾曲管6を上
下方向に湾曲できる。
また、この湾曲位置に保持するときには操作レ
バー79を第4図で示すようにストツパ片88に
当てるまで回動操作し、これにより溝部85から
突起84を押しのけて板ばね78を押し上げる。
これによつて係止爪81は蓋体65側の係止溝8
3に係合し、その蓋体65を固定することによ
り、蓋体65に対して回転可能な摩擦板71を固
定する。しかして、摩擦板71との摩擦力により
上下用回転軸51側の回転は阻止される。なお、
この状態で上下用ノブ62を強く廻わせば、その
摩擦力に打ち勝つてその上下用回転軸51を回転
操作し、湾曲形状を微細に変化させることができ
る。
一方、上記構成において左右湾曲操作側の摩擦
板収容室35はその開口部が蓋体36によつて閉
塞され、また、その嵌合部分は第2および第3の
弾性パツキン38,39によつて液密的に遮蔽さ
れている。さらに、ブレーキ操作部材32側は第
1の弾性パツキン33によつて同様に液密的に遮
蔽されている。したがつて、その摩擦板収容室3
5の内部に外部から洗浄液や薬液などの液体が浸
入することが防止される。このため、摩擦摺接面
がぬれブレーキ力(摩擦力)が低下する不具合が
ない。また、汚物等が入り込んで不潔になること
も防止できる。
上下湾曲操作側の摩擦板収容室66の開口部に
も蓋体65が嵌め込まれ、その嵌合部分には第6
および第7の弾性パツキン69,70が介挿され
ることにより、その摩擦板収容室66内にも外部
から液密的に遮蔽されている。したがつて、上記
同様に液体が浸入して摩擦摺接面がぬれる不具合
がないとともに、汚物等の侵入も防止できる。
また、左右湾曲操作側においてブレーキ操作部
材32のブレーキ操作環27の外周と蓋体36の
内周端の間に第3の弾性パツキン39を介挿して
おり、この比較的小径の部分で、左右用ノブ18
を操作するとき、滑らせるようにしたから、抵抗
が小さく軽く操作することができる。
また、左右湾曲操作側のブレーキ操作部材32
を左右用固定軸13の突出先端部分を袋状に包み
込んで覆う先端中心部分であるノブ部31と、周
辺部分となるブレーキ操作環27とから構成し、
上記ノブ部31をブレーキ操作環27から取り外
せるようにしたからこれを単独で取り外すことに
より、ブレーキ力調節手段としての調節部材20
を露出させて容易に調節できる。つまり、このブ
レーキ力調節手段を操作するのに、他の部材、た
とえば左右用回転軸14、蓋体36などをいちい
ち取り外すことなくブレーキ力の調節を簡単に行
なうことができる。
一方、上下湾曲操作側の摩擦板71は常に上下
用回転軸51の上下用ノブ62に対して圧接する
とともに、常時はその摩擦板71および蓋体65
が上下用ノブ62とともに回転し、ブレーキ操作
時にのみ上下用固定軸52に対して回転不能にな
るようにしたものである。したがつて、常時は蓋
体65を遮蔽するシール抵抗が作用して上下用ノ
ブ62の操作力量を大きくすることはない。ま
た、ブレーキ操作時には蓋体65のシール抵抗が
加わるが、あらかじめその分だけ摩擦板71によ
るブレーキ力を小さく設定してあるので、何ら不
具合がない。
次に、本発明の第2の実施例を第5図にもとづ
いて説明する。
この実施例では筒状の上下用固定軸52の上端
を延出して蓋体65の内端内側に入り込ませて、
この上下用固定軸52の延出上端の外周に第6の
弾性パツキン69を嵌合させるようにしたもので
ある。このようにすれば、前記実施例における第
5の弾性パツキン61を省略できる。なお、この
場合、上下用ノブ62を回転させると常時この第
6の弾性パツキン69によるシール抵抗がかかる
が、この第6のパツキン69は小径なのでその受
けるトルクは小さく、ほぼ上記実施例と同様に作
用させることができる。
一方、上記各実施例では上下湾曲操作側のブレ
ーキ操作部材77の係止爪81を操作レバー79
の操作によつて作用する溝部85と突起84のカ
ム作用で押し上げる構造としたが、本発明はこれ
に限らず、たとえば操作レバー79を上下用固定
軸52の外周にねじ嵌合させてその操作レバー7
9自身を上下動させて係止爪81を操作するよう
にしてもよい。また、上下湾曲操作側の摩擦板自
体を弾性部材によつて構成し、蓋体に直接に貼り
合せ、あるいは蓋体と一体に形成するようにして
もよい。
以上説明したように本発明の湾曲操作装置はブ
レーキ用の摩擦板を液密な摩擦板収容室に収容す
るようにしたから、その摩擦板収容室に外部の液
体が浸入してその摩擦面をぬらすことがない。つ
まり、摩擦面がぬれてその摩擦力が低下すること
によりその湾曲操作性が不安定になることを防止
し、常に安定した確実な操作状態を確保できる。
さらに、汚物等の侵入もなく衛生的である。しか
も、操作部を安心して洗浄消毒することができる
など種々のすぐれた作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す内視鏡の
斜視図、第2図は同じくその実施例における湾曲
操作装置部分の断面図、第3図および第4図はそ
れぞれ上記湾曲操作装置部分のブレーキ操作部材
の動作説明図、第5図は本発明の第2の実施例の
湾曲操作装置部分の断面図である。 1……内視鏡、2……操作部、3……挿入部、
6……湾曲管、8……湾曲操作装置、9……本
体、13……左右用固定軸、14……左右用回転
軸、16……左右用プーリ、18……左右用ノ
ブ、27……ブレーキ操作環、31……ノブ部、
32……ブレーキ操作部材、35……摩擦板収容
室、36……蓋体、38……第2の弾性パツキ
ン、39……第3の弾性パツキン、40……摩擦
板、42……基板、43……摩擦部材、45……
凹所、51……上下用回転軸、52……上下用固
定軸、54……凹所、56……上下用プーリ、6
0……第4の弾性パツキン、61……第5の弾性
パツキン、62……上下用ノブ、65……蓋体、
66……摩擦板収容室、67……摩擦力調節環、
69……第6の弾性パツキン、70……第7の弾
性パツキン、71……摩擦板、72……基板、7
3……摩擦部材、76……摩擦用ばね、77……
ブレーキ操作部材、78……板ばね、79……操
作レバー、81……係止爪、83……係止溝、8
4……突起、85……溝部、88……ストツパ
片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内視鏡の操作部に固定された固定軸と、この
    固定軸に回転自在に支持され一端側に湾曲操作部
    材を結合した回転軸と、この回転軸の他端側に結
    合された湾曲操作用のノブと、この湾曲操作用の
    ノブをその一壁として上記固定軸の周囲に形成さ
    れた環状の摩擦板収容室と、この摩擦板収容室内
    に収容され上記固定軸と湾曲操作用のノブとの間
    に介在するとともにブレーキ操作時にその固定軸
    と湾曲操作用のノブとの間に摩擦力を作用させる
    摩擦板と、この摩擦板による摩擦力を作動および
    解除するブレーキ操作部材と、上記摩擦板収容室
    の開口部を閉塞し相手部材との間をリング状の弾
    性パツキンにより回転可能に液密に遮蔽した蓋体
    とを具備したことを特徴とする内視鏡の湾曲操作
    装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載のものにおい
    て、上記ブレーキ操作部材は固定軸の突出先端部
    分を袋状に包み込んで覆うとともにその固定軸の
    外周に回転自在に嵌合してなり、上記蓋体はその
    ブレーキ操作部材の外周と回転軸の先端に設けた
    湾曲操作用のノブの周面との間にわたつて嵌合す
    ることにより上記固定軸、ブレーキ操作部材およ
    び湾曲操作用のノブによつて液密な摩擦板収容室
    を形成し、さらに蓋体とブレーキ操作部材との間
    の嵌合部にはリング状の弾性パツキンを介挿して
    両者を回転可能に液密に遮蔽したことを特徴とす
    る内視鏡の湾曲操作装置。 3 特許請求の範囲第2項に記載のものにおい
    て、上記ブレーキ操作部材は先端中心部分と、周
    辺部分との2体に分割されてなり、上記周辺部分
    の外周と上記蓋体との間はリング状の弾性パツキ
    ンによつて回転可能に遮蔽されるとともに、上記
    先端中心部分は周辺部分との間が遮蔽され、さら
    に先端中心部分のみを取り外せるように構成し、
    先端中心部分の内側にはその先端中心部分を取り
    外したとき露出するブレーキ力調節手段を設けた
    ことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。 4 特許請求の範囲第1項に記載のものにおい
    て、上記摩擦板は湾曲操作用のノブ側に圧接する
    とともに上記蓋体とは相対回転不能に係止されて
    なり、上記蓋体はその外周部および内周部におい
    てそれぞれリング状の弾性パツキンにより上記湾
    曲操作用のノブおよび回転軸に対して回転可能な
    状態で液密に遮蔽され、常時は上記湾曲操作用の
    ノブとともに回転可能であり、かつ上記ブレーキ
    操作部材によるブレーキ操作時には上記固定軸に
    対して相対的に回転不能に係止されるように構成
    したことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。 5 特許請求の範囲第4項に記載のものにおい
    て、上記蓋体は外面の上記固定軸と同心のリング
    状の部分に略放射状の複数の係合溝を設けてな
    り、上記ブレーキ操作部材は上記固定軸と相対回
    転不能でかつ常時は上記係合溝から離脱し、ブレ
    ーキ操作時には上記係合溝にかみ合う係合爪と、
    該係合爪の上記係合溝に対するかみ合いおよび解
    除を制御する操作レバーとからなることを特徴と
    する内視鏡の湾曲操作装置。 6 特許請求の範囲第5項に記載のものにおい
    て、上記係合爪は上記固定軸との間に作用するバ
    ネ力により常時は上記係合溝から離脱し、上記操
    作レバーの操作によりカム作用により上記係合溝
    方向に移動しこれとかみ合う構造としたことを特
    徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
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