JPH07194519A - 内視鏡湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡湾曲操作装置

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JPH07194519A
JPH07194519A JP5354158A JP35415893A JPH07194519A JP H07194519 A JPH07194519 A JP H07194519A JP 5354158 A JP5354158 A JP 5354158A JP 35415893 A JP35415893 A JP 35415893A JP H07194519 A JPH07194519 A JP H07194519A
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knob
plate
brake
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operation knob
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Yasuto Kura
康人 倉
Takayuki Yokota
貴之 横田
Koji Nakamoto
孝治 中本
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hisao Yabe
久雄 矢部
Hideo Ito
秀雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】洗浄性の良好な内視鏡湾曲操作装置の提供。 【構成】固定軸18と、回転筒体22,23と、操作ノ
ブ49,75,128と、この操作ノブと前記回転筒体
とを接続して操作ノブの回転力を回転筒体に伝達する回
転力伝達機構と、前記操作ノブと接続して操作ノブの回
転を制御するブレーキ機構とを具備し、前記操作ノブを
回動操作して回転筒体を回転させることにより内視鏡の
挿入部に設けられた湾曲部を湾曲動作させる内視鏡湾曲
操作装置において、前記操作ノブによって、前記ブレー
キ機構と前記回転力伝達機構と前記回転筒体及び固定軸
とをこれらの上方及び側方から被覆し、その被覆面を接
合部のない連続した面に形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡挿入部の湾曲部
を操作部で湾曲操作するための内視鏡湾曲操作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の湾曲操作装置としては、
実公昭63−9282号公報に示されるように、固定軸
に対し筒状の湾曲操作部材が挿嵌され、この湾曲操作部
材に取り付けた操作ノブを回転することにより、内視鏡
挿入部に設けられた湾曲部を湾曲動作させるものが知ら
れている。
【0003】このような湾曲操作装置は、内視鏡の操作
部から外部に突出された固定軸と、この固定軸に回転可
能に被嵌された回転筒体と、内視鏡の操作部の外部に設
けられ、前記回転筒体の回動操作を行う操作ノブと、こ
の操作ノブと前記回転筒体とを接続して操作ノブの回転
力を回転筒体に伝達する回転力伝達機構と、前記操作ノ
ブの回転を制御するブレーキ機構とから構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記操作ノブ、ブレー
キ機構、回転筒体は、ぞれぞれの接続部材によって接続
されているが、その接続部が、実際に操作を行う操作ノ
ブの上面や側面の表面に露出していた。また、他の部品
にも前記接続部材が嵌まり込むように凹部が設けられて
いた。
【0005】したがって、接続部や部品に形成された凹
部に汚れが溜まりやすく、洗浄に手間と時間がかかって
いた。また、洗浄後においても、前記凹部に洗浄水が溜
まりやすく、水切りにも手間と時間が必要となってい
た。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、洗浄性の良好な内視
鏡湾曲操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、内視鏡の操作部から外部に突出された固
定軸と、この固定軸に回転可能に被嵌された回転筒体
と、内視鏡の操作部の外部に設けられ前記回転筒体の回
動操作を行なう操作ノブと、この操作ノブと前記回転筒
体とを接続して操作ノブの回転力を回転筒体に伝達する
回転力伝達機構と、前記操作ノブと接続して操作ノブの
回転を制御するブレーキ機構とを具備し、前記操作ノブ
を回動操作して回転筒体を回転させることにより内視鏡
の挿入部に設けられた湾曲部を湾曲動作させる内視鏡湾
曲操作装置において、前記操作ノブによって、前記ブレ
ーキ機構と前記回転力伝達機構と前記回転筒体及び固定
軸とをこれらの上方及び側方から被覆し、その被覆面を
接合部のない連続した面に形成したものである。
【0008】
【作用】上記構成では、前記ブレーキ機構と前記回転力
伝達機構と前記回転筒体及び固定軸とが操作ノブによっ
て覆われ、しかも、操作時に術者が触れる操作ノブの上
面と側面とが接合部のない連続した面に形成されるた
め、術者の汚れた手によってブレーキ機構や回転筒体と
いった内部機構が汚染されないとともに、操作ノブの上
面および側面の汚れをアルコールガーゼ等により簡単に
拭き取ることができる。
【0009】また、操作ノブの下面を下面カバーによっ
て覆い、且つ、操作ノブと下面カバーとの間にシール部
材を設ければ、ブレーキ機構や回転筒体といった内部機
構が完全に覆われるため、完全な汚染防止が図れ、確実
かつ良好な洗浄を行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。図1に示す電子内視鏡装置は、体腔内に挿入
し観察や処置を行う電子内視鏡1と、この電子内視鏡1
に照明光を供給する光源装置2と、スコープケーブル1
71により電子内視鏡1と電気的に接続され電子内視鏡
1から伝送された映像信号を処理するビデオプロセッサ
3と、このビデオプロセッサ3で信号処理された映像信
号による被写体像を表示するモニタ4と、映像信号を記
録再生するVTR5と、映像信号により被写体の像を印
字するビデオプリンタ6と、映像信号を記録する大容量
の記憶装置であるビデオディスク7等とから構成されて
いる。
【0011】電子内視鏡1は、操作部8と、体腔内に挿
入される挿入部9と、操作部8と挿入部9との間に設け
られ挿入部9が根元部分で折れて破損するのを防止する
折れ止め部材172と、挿入部9の先端に設けられた湾
曲管10と、湾曲管10の先端に設けられ撮像光学系や
照明光学系等を有する先端部15と、電子内視鏡1を光
源装置2およびビデオプロセッサ3に接続するコネクタ
11と、操作部8とコネクタ11とを接続し内部のライ
トガイドや信号ケーブルを保護するユニバーサルコード
12とから構成されている。
【0012】操作部8には湾曲操作部13が突出して設
けられており、この湾曲操作部13を術者が操作するこ
とにより、後述する湾曲操作機構を介し湾曲管10を遠
隔的に湾曲させ、先端部15の向きを上下左右方向に変
更できるようになっている。また、操作部8上部にはビ
デオプロセッサ3を遠隔操作するためのスイッチ173
が複数設けられている。
【0013】また、電子内視鏡1には、挿入部9の先端
部に回転可能に設けられた鉗子起上台とこれに連結され
た操作ワイヤとで構成される鉗子起上装置(図示しな
い)が設けられており、湾曲操作部13と同様、操作部
8から突出して設けられた起上操作部324(図2参
照)を操作することにより前記操作ワイヤが進退し、前
記鉗子起上台の角度を調整することができる。
【0014】前記湾曲操作機構および湾曲操作部13、
起上操作部324は以下のように構成される。
【0015】操作部8を形成するケーシング本体16に
は基板17が固定・配設されており、この基板17には
固定軸18の一端側が固定されており、この固定軸18
の他端側はケーシング本体16に設けられた通孔19か
ら外部に突出している。
【0016】また、固定軸18には第1の操作手段20
と第2の操作手段21が、それぞれの操作手段に設けら
れた第1のスリーブ22と第2のスリーブ23とにより
回動自在に順次外嵌されている。また、第1のスリーブ
22には第1のスプロケット24が、第2のスリーブ2
3には第2のスプロケット25が設けられている。第1
のスプロケット24と第2のスプロケット25は、これ
らに形成された第1および第2の係合溝136,137
を第1および第2のスリーブ22,23に設けられた第
1および第2の係合爪134,135と係合させること
により、第1および第2のスリーブ22,23に対して
回動方向に一体的に動くように取り付けられる。また、
第1および第2のスプロケット24、25には両端にワ
イヤが連結されたチェーン(ともに図示しない)が噛合
固定されている。
【0017】このとき、第1および第2のスプロケット
24,25は、その第1および第2の係合溝136,1
37が、第1および第2の操作手段20、21が回転方
向の中央に位置した際の第1および第2の係合爪13
4,135と係合する位置に保持されており、前記チェ
ーンは前記ワイヤの連結部が第1および第2のスプロケ
ット24,25に対し均等な位置になるように取り付け
られる。
【0018】前記チェーンに連結されたワイヤ(4本)
は湾曲管10に連結され、湾曲管10は、第1のスプロ
ケット24が回転すると上下に湾曲し、第2のスプロケ
ット25が回転すると左右に湾曲するようになってい
る。
【0019】ケーシング本体16の通孔19には、基板
17を覆うカバー26に一端を固定された軸受27が設
けられており、この軸受27にはスリーブ22,23が
内嵌している。また、軸受27の外周には起上回転軸3
01が回動自在に外嵌しており、この起上回転軸301
は、支持軸固定部材138(図4参照)を螺合すること
によりケーシング本体16に挟持固定された支持軸28
により支持されている。
【0020】この時、支持軸28にはケーシング本体1
6との間の水密を保つ第1のOリング139が設けられ
ている。軸受27には、ブレーキ操作板56との間の水
密を保つ第2のOリング140と、起上回転軸301と
の間の水密を保つ第3のOリング302とが設けられて
いる。
【0021】次に、第1の操作手段20の構成について
図4を参照しつつ説明する。
【0022】第1の操作手段20の上部外表面を構成す
る第1の収容部材29は、1ケ以上の第1のスリーブ固
定ビス307で第1のスリーブ22と固定され、円筒状
の収容室30を形成する。
【0023】収容室30には、上面に第1の摩擦板31
が固定された第1の摩擦部材32と、第1の摩擦部材3
2を上方に支持するように屈曲した第1の板バネ33と
が、第1の収容部材29の内周および第1のスリーブ2
2の外周に嵌合した状態で内周面に第1の内周スプライ
ン35を有する第1の支持板36によって支持されてい
る。そして、これら第1の摩擦板31、第1の摩擦部材
32、第1の板バネ33、第1の支持板36は、第1の
収容部材29の外周面に形成されたネジ部37と螺合す
るネジ部37を有する環状の調整部材38によって収容
室30に保持収容されている。
【0024】ここで、調整部材38と第1の支持板36
との間には、例えばPTFE等の摺動性の良い樹脂から
なる摺動部材34が第1の支持板36に設けた段差部に
落とし込まれており、摺動部材34がはさまれた状態
で、調整部材38が螺着している。
【0025】このとき、第1の摩擦板32は樹脂成形さ
れたもので、表面に設けられた係合突起303と第1の
摩擦部材32に設けられた第1の係合穴304とが係合
することにより、第1の摩擦板31と第1の摩擦部材3
2とが一体的に回転するよう固定されている。
【0026】また、第1の摩擦部材32には軸方向に突
出した係合爪305が設けられてり、この係合爪305
と第1の支持板36に設けられた第2の係合穴306と
が噛み合い係合することにより、第1の摩擦部材32と
第1の支持板36はそれぞれ一体的に回動するようにな
っている。すなわち、第1の摩擦板31と第1の支持板
36は一体的に回動する。
【0027】したがって、調整部材38を第1の収容部
材29にねじ込んで第1の支持板36を上昇させると、
第1の板バネ33が第1の摩擦部材32を付勢する付勢
力が増大し、第1の摩擦部材32上に設けられた第1の
摩擦板31と収容室30の上壁面との圧接力が増大す
る。すなわち、調整部材38を回転操作することによっ
て第1の前擦板31による摩擦力を任意に調節できる。
【0028】また、第1の支持板36の下側には、ブレ
ーキ軸筒体39に回転不能に支持され固定ネジ148で
固定された第1の取付板40と、この第1の取付板40
の下側にブレーキ軸筒体39に回転自在に支持された第
2の取付板41とによって構成されたブレーキ機構54
が設けられている。また、第1の支持板36の下側でブ
レーキ軸筒体39の一端が第1のスリーブ22に回動自
在に嵌合し取り付けられている。また、固定ネジ148
は、第3の固定ビス176によって上方に付勢されてお
り、ブレーキ軸筒体39に対して強固に固定されてい
る。
【0029】図11に示すように、第1の取付板40の
外周面には突起42が設けられているとともに、第1の
取付板40には帯状の係止バネ43と付勢バネ44の一
端が第1の固定ビス174により固着されている。
【0030】また、第2の取付板41の上面で第1の取
付板40の径方向の外方には係合凹部45を有する規制
部材46が第2の取付板41の下側から貫通するネジ4
7によりネジ止め固定され、係合凹部45に突起42が
係合している。したがって、第2の取付板41は突起4
2が係合凹部45の一端から他端に当接するまでの間で
回動することができる。
【0031】第2の取付板41の上面には係止バネ43
と付勢バネ44のそれぞれの他端に対応する位置にピン
48が立設されている。ピン48は第2の取付板41に
対して下方から上方に貫通して第2の取付板41にネジ
止めされている。
【0032】また、第1の収容部材29には、外観上の
上面と側面とが一体に形成され且つ凹部のない連続する
滑らかな面で構成された第1の操作ノブ49が嵌着され
ている。
【0033】第1の操作ノブ49の内周面に形成された
ノブ係合凸部50と第1の収容部材29の外周面に形成
されたノブ係合溝51とが係合することにより回転方向
の係止が成されており、かつ、収容部材29からはみ出
した第のスリーブ固定ビス307の部分と第1の操作ノ
ブ49の内周面に形成されたノブ係合凹部308とが係
合して回転方向の係止が成されていることにより、第1
の操作ノブ49を回転させたとき、第1の収容部材29
および第1のスリーブ22は第1の操作ノブ49と一体
的に回転する。
【0034】ところで、第1の操作ノブ49には、軸方
向に円弧状に突出するスプライン形状のスプライン凸部
309が形成されている。一方、第1の摩擦板31の摩
擦力を調整する調整部材38の外周部には外周スプライ
ン310が設けられており、この外周スプライン310
は、第1の操作ノブ49と第1の収容部材29とが嵌着
した際に、スプライン凸部309と係合するようになっ
ている。
【0035】したがって、第1の操作ノブ49と第1の
収容部材29と調整部材38とが一体的に構成されるた
め、調整部材38のネジ部37が緩むことがなく、摩擦
板31と収容室30の上壁面との圧接力、即ち摩擦力は
一定に保持され、また、調整部材38のねじ込み量、即
ち摩擦力は外周スプライン310とスプライン凸部30
9のスプラインのピッチ幅と同じ1/12回転ごとに調
整できる。
【0036】なお、第1の操作ノブ49の裏面には第1
の肉抜凹部52が形成されている。第1の下カバー53
は、第1のスリーブ22に嵌着されたブレーキ機構54
を脱落しないよう保持しつつ、第1の肉抜凹部52を被
覆するように取り付けられ、第1の操作ノブ49と第1
の収容部材29と第1のスリーブ22とブレーキ機構5
4と第1の下カバー53とが一体となっている。
【0037】ここで、第1の下カバー53には第1のシ
ール溝313が形成されている。この第1のシール溝3
13内には、第1の下カバー53と外観形状が同じ略5
角形形状で且つ断面がOリングと同一である第1のシー
ル部材311(図16の(a)参照)が取り付けられて
おり、これによって、第1の下カバー53と第1の操作
ノブ49との間が水密に保たれている。
【0038】なお、第1のシール部材311と同様な形
状は後述する第2のシール部材328(第2の操作ノブ
75と第2の下カバー72との間に介装して設けられて
いる。)にあっても同様である(図16の(b)参
照)。このようなシール部材の爪部の拡大図(図16の
B部拡大図)が図17に示されている。図16の(c)
には図16の(a)(b)のAーA線に沿う断面が示さ
れている。また、図16の(d)は下カバーと操作ノブ
とが上下に位置している場合のシール部材の収容状態に
おける断面、図16の(e)は下カバーと操作ノブとが
左右に位置している場合のシール部材の収容状態におけ
る断面である。
【0039】シール部材をこのように構成することによ
って、形状が円形でない部分の水密シールを確実に行な
うことができ、小型化や操作性上必要な形状での水密が
できる。なお、この構成は操作ノブに限らなず、異形の
水密部品ならどれに対しても適用可能である。また、無
論、図17のような構成は、爪部の角に限らず、他の部
位に適用しても良い。
【0040】また、第1のシール溝313の上方には軸
方向に向かって突出した複数の抑え板係止突起312が
全周にわたって設けられている。抑え板係止突起312
と相対する位置に抑え板係止孔315を有し且つ第1の
シール部材溝313を覆うような形状に形成された抑え
板314が第1の下カバー53に係止することにより、
第1のシール部材311の第1のシール溝313からの
脱落が防止されている。 図11に示すように、抑え板
係止孔315は抑え板係止突起312よりも小さく形成
されており、その周囲には切り込み316によって切り
込み爪317が形成されている。抑え板係止孔315が
抑え板係止突起312に装着されるとき、切り込み爪3
17が変形して抑え板係止突起312に食い込むため、
抑え板314は第1の下カバー53に固定される。
【0041】以上説明したように、第1の操作手段20
は、ブレーキ機構45、調整部材38、摺動部材34、
第1の支持板36、第1の板バネ33、第1の摩擦部材
32、第1の摩擦板31、第1の収容部材29とが順次
積み上げられて構成された構成部分の上方および側方
を、第1の肉抜凹部52を下側に位置させた状態の第1
の操作ノブ49によって覆うことによって形成されてい
る。また、第1の肉抜凹部52には略三角形形状をした
凹部を有する第1の接着凹部318が軸方向に向かって
5ケ所設けられており、第1の下カバー53に軸方向に
突出して設けられた第1の接着凸部319を接着剤が充
填された前記第1の接着凹部318に挿嵌することによ
り、第1の下カバー53と第1の操作ノブ49とが固定
されている。このとき、第1の下カバー53と第1の操
作ノブ49との位置決めは、第1の接着凸部319を第
1の接着凹部318に当接させることにより成される。
【0042】なお、第1の接着凹部318と第1の接着
凸部319とが接着される際にその内部にできる接着空
気層358が接着により密閉されるていると、熱によっ
て接着剤を乾燥させた際に空気が膨張して乾燥前の接着
剤が外部に出ようとするため、接着剤が均等に塗布され
ず接着力が低下してしまう。そのため、第1の接着凸部
319には空気抜き溝357が形成されており、接着空
気層358を密閉しないようにしている。このように、
接着剤を塗布することなく充填すれば、接着部位がわか
りやすく、また、作業性も良くなり、組立がしやすくな
る。また、第1の接着凹部318が接着だまりとなるた
め、充填時に接着剤が流れだしたりすることがない。
【0043】さらに、第2の取付板41には例えば切り
欠き等による係合部55が形成されている。この係合部
55には、ブレーキ操作板56と第2の取付板41とが
一体的に回動するように、ブレーキ操作板56の端部に
設けられた突起部57が噛合している。また、ブレーキ
操作板56はブレーキ軸筒体39の外周に回動自在に嵌
合されている。このとき、ブレーキ軸筒体39とブレー
キ操作板56との間には抵抗用Oリング320が設けら
れており、ブレーキ操作板56の回転時の力量に負荷を
与えている。なお、ブレーキ操作板56は、その外周溝
にOリング58が取り付けられており、このOリング5
8を第1の下カバー53に設けられたフランジ部59と
の間に介在させることにより、第1の下カバー53との
間の水密を保っている。
【0044】また、ブレーキ操作板56には操作レバー
60の延出部が第2の固定ビス175によって一体的に
取り付けられており、この操作レバー60を回動操作す
ることによってブレーキ操作板56を回動させて第2の
取付板41を回動させることができるようになってい
る。なお、この操作レバー60の先端部には樹脂性の操
作つまみ61が接着固定され、操作レバー60の途中部
には熱収縮チューブ62が被覆され、電気的に絶縁とな
っている。また、操作つまみ61の高さHおよび幅B
は、第1の操作手段20、第2の操作手段21、第3の
操作手段146のそれぞれの高さh1,h2,h3およ
び幅b1,b2,b3のいずれかと略同一に構成されて
おり、操作性が同じになっている。
【0045】以上のように、第1の操作ノブ49、第1
の収容部材29、第1のスリーブ22、ブレーキ機構5
4、第1の下カバー53、ブレーキ操作板56のそれぞ
れが一体となって、第1の操作手段20が構成されてい
る。
【0046】また、第1の操作手段20は、第1のスリ
ーブ22が支持軸28に嵌挿され、第1のスプロケット
24に第1のスリーブ22が係合することにより、操作
部8に固定される。このとき、第1の操作手段20に設
けられたブレーキ軸筒体39は軸受27に被嵌される。
すなわち、例えば、ブレーキ軸筒体39に設けられた被
嵌孔63を角穴形状に形成し、軸受27に設けられた被
嵌軸64を角柱形状に形成することにより、軸受27と
ブレーキ軸筒体39とを回転不能に被嵌係合する。
【0047】一方、操作レバー60を図4の状態から矢
印Aの方向にX°回動させると(図8参照)、ブレーキ
操作板56を介して第2の取付板41が回動する。それ
に伴って、ピン48が係止バネ43および付勢バネ44
の他端を軸心方向に弾性変形させる(図11参照)。ま
た、係止バネ43の他端は第1の支持板36の第1の内
周スプライン35に係合する。この係合によって、第1
の取付板40に第1の支持板36が結合され、この第1
の支持板36の回転が阻止される。したがって、この状
態で第1の操作ノブ49を回転させる場合には、第1の
摩擦板31と第1の収容部材29との摩擦力が回転の抵
抗となる。
【0048】なお、操作レバー60の回転量X°は湾曲
管10の湾曲角度には無関係であり、絶えず一定の回転
量である。よって、異なる湾曲角度を有する種々の湾曲
操作部13を操作する際、操作感覚が同一であるので操
作性がよい。
【0049】また、第1の操作手段20を回転して湾曲
部10の湾曲操作を行ったとき、第1の操作手段20の
回転力は第1の下カバー53に設けられたフランジ部5
9によりOリング58を介してブレーキ操作板56にせ
んたつされるが、このとき、抵抗用Oリング320が抵
抗となってブレーキ操作板56の回転が防止されりた
め、いわゆる共回り現象が防止でき、第1の操作手段2
0の回転抵抗が自然に付加されたり解除されたりといっ
たブレーキ機構の誤動作が防止できる。したがって、第
1の操作手段20の操作性を損なうことがない。
【0050】なお、抵抗用Oリング320はブレーキ操
作板56の回転に抵抗を与えるものであるので、複数設
けたり、あるいは、Oリングの潰ししろ・素線形・内径
を大きくすることによって、回転抵抗を増大させれば、
共回り防止の効果も増す。
【0051】次に、第2の操作手段21について図5を
参照しつつ説明する。
【0052】第2の収容部材65上には、上方に向かっ
て屈曲した環状の第2の板バネ66と、上面に第2の摩
擦板67が設けられた第2の支持板68とが順次上下動
自在に収容されている。これらの部材は、第2の収容部
材65を第2のスリーブ23に取り付けた際、第2のス
リーブ23に設けられたフランジ部69によってその抜
出が防止されている。さらに、第2の摩擦板67の上面
側には、上下動自在に圧接板71が設けられている。こ
の圧接板71の中心には長方孔70が設けられている。
【0053】第2の収容部材65の下面側には第2の下
カバー72が取り付けられている。この第2の下カバー
72と第2の収容部材65とは、例えば第2の収容部材
65の下面を円の四方を切欠いた略方形とし、第2の下
カバー72の上面に第2の収容部材65下面と嵌合する
角溝を設けることによって、回転不能に接続される。ま
た、第2の下カバー72は、第1の固定部材73により
支持されるとともにこの第1の固定部材73を第2のス
リーブ23に螺着することによって、第2の収容部材6
5と第1の固定部材73との間に挟まれて固定される。
このとき、第1の固定部材73にはOリング74,14
9が設けられており、これによって、第2の下カバー7
2と第1の操作手段20との間の水密が確保されてい
る。
【0054】圧接板71の上面には中心部に開口部を有
する第2の操作ノブ75が設けられている。この第2の
操作ノブ75は、外観上において上面と側面とが一体に
形成された凹部のない連続する滑らかな面に形成されて
いる。また、第2の操作ノブ75は、第2の下カバー7
2と全周に設けた段差部76により噛合固定されてい
る。また、段差部76は第2の爪部77(図12参照)
にも設けられ、第2の操作ノブ75と第2の下カバー7
2とが一体的に回転し、かつ、回転時のずれが防止され
ている。
【0055】このように、第2の操作手段21は、第2
の下カバー72の上に、第2の収容部材65、第2の板
バネ66、第2の摩擦板67、圧接板71が順次積み上
げられて構成されている。また、第2の下カバー72に
は略三角形形状をした凹部を有する第2の接着凹部32
6が軸方向に向かって6箇所設けられるとともに、第2
操作ノブ75には第2の下カバー72と同様に軸方向に
向かって突出する第2の接着凸部325が設けられてい
る。そして、接着剤を充填した第2の接着凹部326に
第2の接着凸部325を挿嵌して、第2の下カバー72
と第2の操作ノブ75とが固定されている。このとき、
第2の下カバー72と第2の操作ノブ75との位置決め
は、段差部76が互いに当接することで行なわれる。
【0056】ここで、第2の下カバー72の外周には第
2のシール溝327が形成されている。この第2のシー
ル溝327内には、第2の下カバー72と外観形状が同
一で且つほぼ6角形形状の断面がOリングと同一な第2
のシール部材328が取り付けられており、これによっ
て、第2の操作ノブ75と第2の下カバー72との間の
水密が確保されている。
【0057】さらに、第2の下カバー72には全周にわ
たって円柱状のリブ80が軸方向に突設されている。こ
のリブ80は、圧接板71の径方向の移動を規制すると
ともに、第2の接着凸部325および第2の接着凹部3
26からはみ出した接着剤が圧接板71等の部品に付着
しないよう保護している。
【0058】以上のように、第2の操作ノブ75、第2
の収容部材65、圧接板71、第2のスリーブ23、第
2の下カバー72のそれぞれが一体となって、第2の操
作手段21が構成されている。
【0059】第2の操作手段21は、第2のスリーブ2
3が固定軸18に嵌挿され、第2のスプロケット25に
第2のスリーブ23が係合することにより、第1の操作
手段20の取付後に取り付けられ、抜け止め部材103
により固定軸18に対して抜け止めをしている。
【0060】なお、第2のスリーブ23の内周面と固定
軸18との間にはOリング144が介装されている。ま
た、第1の操作手段20を回転させた際にOリング14
9を介して第2の操作手段21が回転する共回り現象
を、第2のスリーブ23と固定軸18との間に発生する
摩擦抵抗によって軽減することができる。
【0061】また、Oリング144と固定軸18の摺動
面には、接しない通気溝145(図9の(b)参照)が
設けてあり、後述の第3の操作手段146の内部の水密
確認が行なえるようになっている。
【0062】図9にも示すように、固定軸18には、第
2の操作手段21の上端面と対応する位置に、一部が径
方向に切り込まれた係止切欠き104が設けられてい
る。また、この係止切欠き104より上方の固定軸18
の外周部位にはブレーキ調整ネジ部105が形成されて
いる。このブレーキ調整ネジ部105の形状は円柱状の
ネジの四方を切り落とした略角柱形状を成しており、ブ
レーキ調整ネジ部105には抜け止め部材103が嵌め
られている。
【0063】図9の(c)に示すように、抜け止め部材
103は円柱の四方を切り落とした略角柱形状をしてい
る。また、図9の(a)に示すように、抜け止め部材1
03は、その一辺が圧接板71に設けられた長方孔70
の短辺に相当する長さであり、ブレーキ調整ネジ部10
5の一辺に相当する長さで開口している。また、抜け止
め部材103は、第2の操作手段21を固定軸18に取
り付けたとき、ブレーキ調整ネジ部105と圧接板71
の長方孔70との向きが合うことで、固定軸18の係止
切欠き104に対して長方孔70の長辺方向から挿脱で
きるとともに圧接板71を回転不能に係止できる。
【0064】図9に示すように、抜け止め部材103の
内周には、固定軸18の係止切欠き104に嵌まる係止
平面部106と、ブレーキ調整ネジ部105に対応した
角穴形状で且つブレーキ調整ネジ部105と回転不能に
係合する係合リング部107とが設けられている。図9
の(d)に示すように、係止平面部106上面の第1の
抜け止め係止面161と係止切り欠き104上面の抜け
止め係止面162とが当接することにより、抜け止め部
材103の上方への抜けが防止される。したがって、抜
け止め部材103下面の第1の抜け止め当接面163と
第2のスリーブ23上面の第2の抜け止め当接面164
とが当接することにより、第2の操作手段21と第1の
操作手段20の抜けが防止される。また、抜け止め部材
103によって固定軸18と圧接板71とが回転不能に
なっている。
【0065】なお、抜け止め部材103を固定軸18に
取り付けられた際に抜け止め部材103と圧接板71の
長方孔70との間に形成される隙間には、抜け止め固定
部材329が嵌挿される。抜け止め固定部材329は、
長方孔70の短辺である第2の当接面157に当接する
第2の当接面158と、抜け止め部材103の外周の角
柱部の一辺である第1の当接面155に当接する第1の
当接面156とを有する。抜け止め固定部材329を嵌
め込むことにより、抜け止め部材103は長方孔70の
長辺方向への動きが規制されて固定軸18からの脱落が
防止される。
【0066】抜け止め固定部材329にはつまみ突起1
59が設けられており、長方孔70に嵌挿する際に把持
し易くなっている。つまみ突起159は、抜け止め固定
部材329を嵌挿した状態で、圧接板71に設けられた
突起収納穴160に係合される。これによって、抜け止
め固定部材329は、長方孔70の短辺方向への動きが
規制され、ずれのない確実な抜け止め部材103の固定
を行なうことができる。また、抜け止固定部材329
は、後述するブレーキ押し部材108の下端で上方への
抜けが防止されている。したがって抜け止め部材103
は固定軸から脱落しない。
【0067】一方、圧接板71は、固定軸18に回転自
在に螺着されたブレーキ押し部材108によって押圧さ
れ、第2の摩擦板67と圧接するようになっている。す
なわち、ブレーキ押し部材108のネジ込み量によって
圧接板71と第2の摩擦板67との摩擦力を調節できる
ようになっている。
【0068】ところで、このブレーキ押し部材108
は、第3の下カバー109が第2の固定部材110によ
って支持され、第2の固定部材110と第3の取付板1
11がネジ固定され、第2の固定部材110と第3の取
付板111が当接したときに、遊嵌することにより、回
転自在に挟持されたものである。第2の固定部材110
の下端は第3の下カバー109の下端から突出してお
り、圧接板71の押圧は第2の固定部材110の下端に
よって行なわれる。また、第3の取付板111と固定軸
18との螺着は、ブレーキ調整ネジ部105と第3の取
付板111に設けられた内周ネジ部112とにより行っ
ている。さらに、第3の下カバー109の下端の段差部
113にはOリング114が設けられており、これによ
って、第2の操作ノブ75と第3の下カバー109との
間の水密が確保されている。
【0069】一方、固定軸18のブレーキ調整ネジ部1
05の上部には、ブレーキ調整ネジ部105よりも小さ
い角柱形状を有する規制板係合部115が固定軸18の
中心から偏心して設けられている(図13参照)。第3
の取付板111にネジ固定された回動規制ピン116の
回動量を規制する回動規制溝117(図13参照)を有
する回動規制板118が、その中心に設けた角穴により
規制板係合部115に対し回転不能かつ一定の方向性を
持って取り付けられている。規制板係合部115の上部
に設けられたネジ部119に第3の固定部材120を螺
着することによって、回動規制板118が固定される。
また、第3の固定部材120は止めネジ121によって
上方に付勢されるので、ネジ部119に強固に固定され
る。
【0070】第2の操作手段21の回転抵抗は、前述し
たように、ブレーキ押し部材108を固定軸18にネジ
込むことによって押圧される圧接板71と第2の摩擦板
67との圧接力(摩擦力)である。この第2の操作手段
21の回転抵抗は、ブレーキ押し部材108のネジ込み
量により調節されるが、ブレーキ押し部材108の回動
量が回動規制板118により規制されるため、結果的
に、第2の操作手段21の回転抵抗は、回動規制板11
8により規制されるブレーキ押し部材108のネジ込み
量により一定幅で調節可能となる。したがって、ブレー
キ押し部材108を固定軸18にネジ込み、第2の操作
手段21の所望する回転抵抗が得られた後に、回動規制
溝117端部のいずれかで回動規制ピン116を第3の
取付板111の全周に設けられた固定用ネジ穴122に
ネジ込み固定する。
【0071】なお、本実施例では、固定用ネジ穴122
は18ケ所設けられており、ブレーキ押し部材108の
ネジ込み量はブレーキ調整ネジ部105の1/18リー
ドごとに調整できる。無論、固定用ネジ穴122が多け
れば多いほど調整は細かくできる。
【0072】また、回動規制ピン116は、ブレーキ調
整ネジ部105が左ネジの場合には上方からみて回動規
制溝117の左端部に固定された時に回転抵抗が最大値
となり、ブレーキ調整ネジ部105が右ネジの場合は最
小値となる。
【0073】なお、第3の取付板111の上面には、ブ
レーキ押し部材108が回動規制溝117範囲内を回動
するときにその終端部分で回動規制ピン116と弾性的
に係合するクリックバネ123が設けられている。
【0074】以上説明したように、第3の下カバー10
9はブレーキ押し部材108に対して回動自在に設けら
れているので、第3の下カバー109上面に円周状に複
数の位置表示332(図13参照)からなる位置決め表
示部331を設け、回動規制板118に設けた指示端3
33と特定の位置表示332が一致するように第3の下
カバー109を回転させる。次に、第3の下カバー10
9には固定用ネジ穴122と対応した位置にビス固定穴
125が設けられており、固定用ネジ穴122に螺合す
る止めビス126が回動規制板118を抜けてビス固定
穴125の底面に当接するように固定用ネジ穴122に
ネジ込まれている。したがって、止めビス126により
第3の下カバー109と第3の取付板111は回転不能
となり、第3の下カバー109が所定の位置に固定され
る。
【0075】また、第3の下カバー109の上面外周に
は第2の爪部77と同様に第3の操作手段146の操作
性を向上させるための第3の爪部124が設けられてい
る。また、回動規制板118等の内部機構を被覆するた
め、第3の操作ノブ128が操作ノブ固定ネジ部33
0,334によって螺着されている。この第3の操作ノ
ブ128は、その上面と側面とが一体に形成された凹部
のない連続な滑らかな表面に形成されている。
【0076】さらに、第3の下カバー109と第3の操
作ノブ128は、第3の下カバー109に取り付けられ
たOリング129によってその間の水密性が確保された
状態で、第3の操作手段146を形成している。
【0077】ここで、第3の操作ノブ128と第3の下
カバー109はともに樹脂成形品であり、第3の操作ノ
ブ128と第3の下カバー109を当接するまで、それ
ぞれに設けた操作ノブ固定ネジ部330,334同志を
螺着した際に得られる第3の操作ノブ128と第3の下
カバー109の位置は、成形のための成形型を変更しな
い限り一定となる。
【0078】したがって、第3の操作ノブ128と第3
の下カバー109とを組み合わせ、第3の爪部124が
所望する位置になるような位置表示332を位置決め表
示部331の中から予め特定して設定することにより、
全ての湾曲操作部13において第3の爪部124の位置
が共通になり、第3の操作手段146の操作性が確保さ
れる。このとき、クリックバネ123は第3の操作ノブ
128に設けられたバネ押さえ部131により脱落が防
止される。
【0079】なお、湾曲操作部13を分解するときは、
第3の操作ノブ128、止めネジ121、第3の固定部
材120を外すというように、前述の組立手順を逆に行
えば良いが、第3の操作ノブ128は前述したように強
固に固定されており、取り外す作業には手間がかかる。
【0080】そのため、第3の操作ノブ128のノブ上
面147は、側面に比べ薄肉かつ平面に形成され、ま
た、ノブ上面147の変形量がノブ上面147の弾性域
を越えない位置すなわちノブ上面147が破壊しない位
置で第3の固定部材120に当接するように設けられて
いる。したがって、ノブ上面147は、薄肉であるた
め、破壊し易くなる。これにより、湾曲操作部13は、
ノブ上面147を破壊して、止めネジ121と第3の固
定部材120とを外すことによって分解され、分解作業
が省力化される。一方、落下等による外力に対しては、
その外力が第3の固定部材120に作用することによっ
て破壊が防止される。
【0081】また、第3の操作ノブ128は第3の爪部
124が厚肉であるため、樹脂成形上の不具合をなくす
ため、第3の爪部124の裏面には爪124と同じ4カ
所の位置に第3の肉抜凹部335が形成されている。こ
の第3の肉抜凹部335には、肉埋め凸部材336が挿
入された状態で接着固定されており、これによって、第
3の操作手段146の底面を平面にして洗い易くしてい
る。なお、この肉埋め凸部材336は、4カ所の凸部を
持つものを1ケ用いてもよいし、凸部材を4ケ用いても
よい。また、前述したように、第3の操作手段146の
回転操作量X°は、第1の操作手段20に設けた操作レ
バー60と同様に、湾曲管10の湾曲角度には無関係で
あり、一定の回転量である。よって、異なる湾曲角度を
有する種々の湾曲操作部13を操作する際、操作感覚が
同一であるので操作性がよい。
【0082】次に、起上操作部324の構成について説
明する。前述したように、ケーシング本体16の通孔1
9には、基板17を覆うカバー26に一端が固定された
軸受27が設けられており、軸受27の外周には起上回
転軸301が回動自在に外嵌しており、この起上回転軸
301は支持軸28により支持されている。この時、支
持軸28には、ケーシング本体16との間の水密を保つ
第1のOリング139と、起上回転軸301との間を水
密に保つ第4のOリング360とが設けられ、また、軸
受27には、ブレーキ操作板56との間の水密を保つ第
2のOリング140と、起上回転軸301との間の水密
を保つ第3のOリング302とが設けられている。この
起上回転軸301には、レバー取付ビス338によっ
て、起上操作レバー337の延出端部が一体的に取付け
固定されている。また、起上操作レバー337の先端に
は樹脂性の起上つまみ322が取り付けられている。こ
の起上つまみ322は、取付板340と起上操作レバー
337との間でつまみ取付ビス339により挟み込み固
定されている。
【0083】また、起上回転軸301の下端は円柱の四
方を切り落とした略角柱形状をしている。そして、この
起上回転軸301の下端は、支持軸28に回動自在に内
嵌された起上回転軸受341の中心の角穴内に挿嵌され
て回転不能に取り付けられており、回転軸受341とと
もに一体的に回動する。
【0084】さらに、起上回転軸受341の下端には第
1のリンク342が第1のリンク取付ネジ343によっ
て固定されている。第1のリンク342の先端には第1
のピン344を介して第2のリンク345の一端が回動
自在に設けられている。また、この第2のリンク345
の他端は、図6に示すように、第2のピン346を介し
て台座347に回動自在に設けられている。台座347
の両側面には、図7に示すように、基板17に固定され
た凹状のガイド壁351が設けられている。
【0085】したがって、起上回転軸301の回転運動
は、起上回転軸受341と第1のリンク342とを介し
て、第2のリンク345とガイド壁351とによって直
線運動に変換され、挿入部9の先端部15に設けられた
鉗子起上装置の操作ワイヤを進退させて、鉗子起上台の
角度を調整することができる。
【0086】なお、第1のリンク342、起上回転軸3
01、起上回転軸受341にはそれぞれ、共通に扇状の
切り欠きが設けられており、カバー26と軸受27とを
固定している止めビスの一本を長くすることによって構
成したストッパビス348に当接する第1の当接面34
9と第2の当接面350とが設けられている。したがっ
て、一体的に回転する起上回転軸301と起上回転軸受
341とは第1の当接面349と第2の当接面350と
の範囲内でのみ回動するため、第2のリンク345と台
座347の移動量が規制され、鉗子起上台の起上する角
度が規制される。
【0087】なお、鉗子起上台が最大に起上した時の起
上つまみ322の位置(角度Y°…図8参照)が鉗子起
上台の起上角度の大きさによって変化することなく全て
の起上操作部324で一定の位置(角度)になるよう
に、ストッパビス348と第1の当接面349とが設定
されている。したがって、鉗子起上台の起上角度の違う
電子内視鏡1を使用した場合でも、鉗子起上台の最大起
上位置が起上つまみ322の位置で判断でき、誤って起
上させすぎる等の誤操作を防止でき、操作性がよい。
【0088】ところで、起上操作部324と第1の操作
手段20に設けられたブレーキ機構54は、ケーシング
本体16の上に順次積み上げられて上下に位置するよう
構成されており、起上回転軸301とブレーキ操作板5
6は外径が同一であるので、外観上に凹凸が少ない。し
たがって、洗浄する際、拭き取り易く、また、ブラッシ
ングがし易く、水切れがよい。
【0089】また、実際に操作を行なう起上操作レバー
337と操作レバー60は同じ高さに設けられているた
め、操作感が同一であり、操作性が良い。そのため、と
もに回転運動をする起上操作レバー337と操作レバー
60とが干渉しないように、回転方向が逆になるように
してあるとともに、回転の角度も干渉しないように設定
されている。
【0090】一方、図8に示すように、起上操作レバー
337と操作レバー60はそれぞれ、起上回転軸301
とブレーキ操作板56の中心から放射線方向ではなく、
中心軸に平行に偏心させて取り付けられており、互いの
干渉が防止されている。このとき、起上つまみ322と
操作つまみ61とが取り付けられる操作レバー337,
60の端部は、起上回転軸301とブレーキ操作板56
の中心から放射線方向に向くように曲げられており、起
上操作レバー337と操作レバー60を偏心させている
にもかかわらず、操作した際の操作感は起上操作レバー
337と操作レバー60とが円周運動をするような感じ
が得られるため、操作性が良好である。
【0091】ここで、操作つまみ61が取り付けられる
操作レバー60の端部には、操作レバー60の中央部に
比べて細幅となったレバー細幅部364が形成されてお
り、操作つまみ61に設けられたレバー取付部353と
その深部に設けられたレバー固定穴365とに操作レバ
ー60とレバー細幅部364とがそれぞれ嵌挿されて接
着固定されている。このとき、操作レバー60に被覆さ
れた熱収縮チューブ62も操作レバー60と同様にレバ
ー取付部353内に挿入され固定される。したがって、
操作レバー60の幅よりも操作つまみ61の幅Bを大き
くすることなく操作つまみ61を操作レバー60に取り
付けられる。その結果、操作つまみ61は、コンパクト
になり、つまみ易くなる。また、操作つまみ61を誤っ
て触ってしまうこともないため操作性が良好である。
【0092】ところで、図10に示すように、第1の操
作ノブ49、第2の操作ノブ75、第3の操作ノブ12
8、操作つまみ61および起上つまみ322のそれぞれ
の上面には、それぞれの操作手段の操作内容や操作方向
および先端部15の動く方向を示した記号・文字による
標示152が設けられている。
【0093】すなわち、第1の操作ノブ49の上面に
は、第1の操作手段20の操作方向および回転抵抗を付
加することを意味する記号(上下に操作するもの(UP
/DOWN)を意味する“UおよびD”)である第1の
標示323が設けられている。
【0094】第2の操作ノブ75の上面には、第2の操
作手段21の操作方向および回転抵抗を付加することを
意味する記号(上下に操作するもの(RIGHT/LE
FT)を意味する“RおよびL”)である第1の標示3
23が設けられている。
【0095】操作つまみ60の上面には、操作方向およ
び回転抵抗を付加することを意味する記号(F)である
第1の標示323と、第1の操作手段20の回転抵抗を
付加させることを意味する記号(上下に操作するもの
(UP/DOWN)を意味する“UD”)である第2の
標示321とが設けられている。
【0096】第3の操作ノブ128の上面には、操作方
向および回転抵抗を付加することを意味する記号(F)
である第1の標示323と、第2の操作手段21の回転
抵抗を付加させることを意味する記号(上下に操作する
もの(RIGHT/LEFT)を意味する“RL”)で
ある第2の標示321とが設けられている。
【0097】起上つまみ322の上面には、操作方向お
よび回転抵抗を付加することを意味する記号(U)であ
る第1の標示323と、先端部15に設けた鉗子起上台
を起上させることを意味する記号(起上(ELEVAT
OR)を意味する“ELEV.”)である第2の標示3
21とが設けられている。
【0098】いずれの場合も、第1の標示323は主機
能の説明であり、第2の標示321は補助的な説明であ
るため、第1の標示の大きさを第2の標示の大きさより
も大きくすることで機能を分かりやすく示している。さ
らに、第1の標示323の各標示の大きさを同じにする
とともに、第1の標示323を第2の標示321よりも
外周側に位置させることにより、機能をわかり易く示し
ている。なお、こうした構成は、主機能と副機能とを有
する操作部分、例えば、吸引制御部、送気送水制御部、
鉗子挿入部、制御スイッチ等に適用しても良い。
【0099】また、これらの第1の標示323および第
2の標示321は、1ケ所から見たとき全ての標示が見
えるように、同一平面上に全ての標示がなされている。
また操作つまみ60、第1の操作手段20、第2の操作
手段21、第3の操作手段146の外径を順次小さく形
成し、また、起上つまみ322は少なくとも起上状態で
は第1の操作手段20の5ケ所に設けられた第1の爪部
355同志の間の小径になった第1の指掛け部354に
位置させることにより、全ての操作手段が初期位置に位
置したときに全ての標示が見えるようになっているた
め、操作手段の機能が一目瞭然で判り易い。なお、起上
していない状態の時でも、起上つまみ322が第1の指
掛け部354に位置するように、鉗子起上台の起上角度
を設定しても良い。
【0100】ところで、標示152は、ノブ表面を彫り
込み、そこに塗料を流し込むことにより形成されてい
る。従来、これらの彫り込み穴は、ここに塗料を流し込
んだ後の余分な塗料の拭き取りや表面張力等の影響によ
り、塗料が乾燥したときに標示の中心部の塗料が凹状に
なってしまい、汚れがたまり易くなっていた。しかしな
がら、本実施例では、この彫り込みが標示152の外周
部分にのみ設けられているため、乾燥時の塗料の凹む部
分が少なくなる。したがって、汚れがたまり難くなって
いる。なお、標示152は、彫り込んで塗料を流し込む
ものではなく、印刷によるものや、ノブを樹脂成形によ
り製作した際に文字の部分だけ梨地にする等して設けて
も良い。
【0101】また、第1、第2、第3の操作手段20,
21,146のうち、第1の操作手段20は、実際には
操作を行う手に一番近く、最も操作力が加わりやすいた
め、第1の指掛部354に指を引掛けるだけでなく、第
1の爪部355に指をのせても操作が可能であることが
必要である。そのため、図11に示すように、第1の爪
部355(5ケ所)の全ての外周にはすべり止め359
が設けられており、指をのせた際の滑りを防止し、操作
しやすいようになっている。
【0102】以上説明したように、本実施例の湾曲操作
部13は、第1の操作手段20の回転操作により湾曲管
10を上下に湾曲させ、第2の操作手段21の回転操作
により湾曲管10を左右に湾曲させ、第3の操作手段1
46の回転操作により第2の操作手段21の回転を制御
し、ブレーキ操作板56に突出して設けられた操作レバ
ー60の回転操作により第1の操作手段20の回転を制
御し、起上操作部324の回転操作により鉗子起上台の
起上角度の調整を行なうことができ、また、第1〜第3
の操作手段20,21,146とブレーキ操作板56お
よび起上回転軸301とケーシング本体16とを水密構
造にすることにより、操作部8の内部を外部に対して常
時水密な状態に保っている。
【0103】しかし、本実施例はそれにとどまらず、さ
らに、第1の操作手段20、第2の操作手段21、第3
の操作手段146のそれぞれの上面および側面を第1の
操作ノブ49、第2の操作ノブ75、第3の操作ノブ1
28によって一体に連続する面で被覆している。すなわ
ち、前記操作ノブ49,75,128は、湾曲操作部1
3内の全ての構成部材をこれらの上方及び側方から被覆
する状態で設けられ、その被覆面は接合部のない連続し
た面に形成されている。したがって、本実施例の湾曲操
作部13は、汚染されにくく且つ洗浄性が良好であると
いう実用上優れた効果を奏する。
【0104】なお、第1の操作手段20と第2の操作手
段21との間には第1の固定部材73の当接面があり、
また、第2の操作手段21と第3の操作手段146との
間にはOリング114が設けられているため、これらの
部分は、連続面がとぎれた状態にあるいわば接続面にな
ってはいるが、これらの部分は操作手段のほぼ中心部に
位置するものであるため、操作部8を操作する操作者が
直接触れる部分ではないから汚染されにくい。また、こ
のような接続面は1つの操作手段について少数しか存在
しないため、汚れにくく且つ洗浄が楽である。
【0105】つまり、本実施例の湾曲操作部13は、操
作者の触れる部分に接続面がないため、操作しやすく且
つ洗浄性が良好である。
【0106】また、第1の操作手段20、第2の操作手
段21、第3の操作手段146の上面および側面には、
第1の操作ノブ49に設けたすべり止め359以外には
凹部が存在せず、また、凸部も緩やかな斜面で構成され
ているため、汚れが溜まりにくく、水が流れ易い。
【0107】さらに、操作ノブ49,75,128はそ
れぞれ、操作手段20,21,146の回転中心から外
周にかけて、そのノブの高さが同一もしくは段階的に低
くなっている。つまり、ノブの高さ変化は低くなる方向
にのみ推移している。したがって、操作ノブ49,7
5,128にかけられた洗浄水等が一方向に流れやすく
なっている。
【0108】また、操作ノブ49,75,128の厚さ
は中心部が厚く、最大外径部が薄くなっている。したが
って、洗浄時にブラシ等が入りやすく洗浄しやすい。ま
た、各操作手段20,21,146の下面を被覆する下
カバー53,72,109と操作ノブ49,75,12
8との間はシール部材170,102,129によって
水密が保たれている。したがって、操作部8の内部に洗
浄水等が入ることがなく、また、洗浄時にブラシの入り
にくい部分がないため、洗浄しやすい。
【0109】また、従来、内視鏡操作部8の一番上側に
位置する操作ノブ(本実施例では操作ノブ128)に
は、操作部を把持する手とは反対の手で操作するのに操
作し易いように、中央部を隆起させたつまみが設けてあ
った。そのため、このつまみ部分が操作ノブから突出
し、操作部8が大型化してしまい、操作部8の取扱い時
に邪魔になていた。また、誤って操作部8を落下した際
やぶつけたりした際に、前記つまみ部が破損しやすかっ
た。本実施例では、操作ノブ128の上面が平面に形成
されているため、操作部8を小型化して、破損しにくく
することができる。
【0110】また、従来、起上操作ノブとブレーキ操作
レバーは、同じように回転操作するが、レバー同志が干
渉しないように取付高さを変えて取付けてあった。ま
た、操作感を同じにして操作性を向上させるために、取
付高さを同じにしたものもあったが、干渉しないように
レバーの作動回転角を少なくしており、鉗子起上台の起
上角度が大きくできなかった。すなわち、図19に示す
ように、レバー60とレバー337との間にレバー干渉
部363が発生してしまい、操作レバー60を右に起上
操作レバー337を左に回転させ、回転角を減らす必要
があった。
【0111】しかしながら、本実施例では、図8に示す
ように、ブレーキ操作板56と起上回転軸301とが上
下につみ上げられ、操作レバー60と起上操作レバー3
37が偏心して取け付られているため、回転角を大きく
して、かつ、同一平面上に操作レバーを設けることがで
きる。
【0112】また、従来、下側をカバーで被覆された操
作ノブは、下カバーとの間にOリングを設けるととも
に、下カバーと接着によって接続されているが、接着強
度を増すためにOリングシール面にも接着がなされてい
た。そのため、組立後、操作ノブと下カバーとの水密が
確保されていても、その水密シールが接着によるもの
か、Oリングによるものかが不明であり、Oリングに不
具合があっても確認できず、経時変化により接着が劣化
した時、水洩れを発生していた。しかしながら、本実施
例では、前述したように、第1のシール部材311や第
2のシール部材328よりも固定軸18側に接着部32
5,326,318,319を設け、シール面には接着
が行われていないため、このような不都合を生じること
がない。
【0113】ところで、従来、鉗子起上装置を有する内
視鏡は、装置鉗子起上装置を有しない内視鏡に比べ、操
作部に設けられた起上操作部の分だけ湾曲操作部(本実
施例の湾曲操作部13に対応)の高さが高くなってしま
ったいた。そのため、鉗子起上装置を有する内視鏡と有
しない内視鏡とではその操作感覚が異なっており、特
に、鉗子起上装置を有する内視鏡では操作部を把持する
手から湾曲操作部が離れてしまい、操作性が悪かった。
また、湾曲操作部が嵌着される固定軸(本実施例の湾固
定軸18に対応)の長さも異なるため、部品が共通で使
用できず、安価に製造できなかったり部品管理が面倒に
なるといった不具合があった。そこで、鉗子起上装置を
有する内視鏡と有しない内視鏡との操作感を同一にし、
なおかつ、互換性をもたせるため、鉗子起上装置を有さ
ない内視鏡を図15に示すように構成すると良い。
【0114】すなわち、図4に示した構成におけるブレ
ーキ操作板をブレーキ操作板56と起上回転軸301と
を一体に形成した第2のブレーキ操作板361を設け
る。この第2のブレーキ操作板361は、下端部が軸受
27に外嵌するとともに支持軸固定部材138に内嵌
し、また、上端部がブレーキ軸筒体39に外嵌するとと
もに第1の下カバー53のフランジ部59に内嵌し、且
つ、第2の取付板41に係合している。
【0115】この構成によれば、第2のブレーキ操作板
361は、第1の操作手段とはOリング58で、支持軸
固定部材138とは第4のOリング360で水密シール
される。このとき、第2のOリング140と第3のOリ
ング302は水密用のシール部材としては機能せず、抵
抗用Oリング320と同様に第2のブレーキ操作板36
1の回転抵抗付加用の部材として働く。なお、この構成
は、第2のブレーキ操作板361と第1の操作手段20
との共回りを防止するシール部材が増えるため、共回り
防止効果が高くなるというさらなる効果も有する。
【0116】また、図18に示すように、第3の操作ノ
ブ128の中央の薄肉になったノブ上面147をへこま
せてノブ上面凹部362を形成しても良い。この構成で
は、薄肉のノブ上面147に力が加わりにくくなるた
め、この部分がより破損しにくくなる。内視鏡は、基本
的に左手で操作部を保持してアングルノブ操作や送気、
送水、吸引ボタン操作を行なう。また、右手で挿入部の
押引き、ねじり操作を行う。術者によっては、特に手の
小さい人は、RLアングルノブ(本実施例の第3の操作
ノブ128に対応)に手が届きにくい。そこで、操作部
を胸に押しつけた状態で左手でRLアングルノブ操作を
することがある。RL−FEノブが従来は上面が平面で
なかったので、操作部を胸に押しつけると(必然的にR
L−FEノブが胸に押しつけられることになり)RL−
FEノブが非意図的に回転してしまい、非意図的にエン
ゲージがかかってしまうことがあった。しかし、図18
の構成によれば、RL−FEノブの上面が平面なので、
胸に押しつけても回転してしまうことがない。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡湾
曲操作装置は、ブレーキ機構と回転力伝達機構と回転筒
体及び固定軸とが操作ノブによって覆われ、しかも、操
作時に術者が触れる操作ノブの上面と側面とが接合部の
ない連続した面に形成されるため、術者の汚れた手によ
ってブレーキ機構や回転筒体といった内部機構が汚染さ
れないとともに、操作ノブの上面および側面の汚れをア
ルコールガーゼ等により簡単に拭き取ることができる。
したがって、洗浄性が非常に良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡装置の全体構成図である。
【図2】図1の電子内視鏡の操作部の構成図である。
【図3】図1の電子内視鏡の湾曲操作部の内部構造を示
す側面図である。
【図4】図3の湾曲操作部を構成する第1の操作手段の
内部構造を示す側面図である。
【図5】図3の湾曲操作部を構成する第2および第3の
操作手段の内部構造を示す側面図である。
【図6】図1の電子内視鏡の起上操作部の構成図であ
る。
【図7】図1の電子内視鏡の起上操作部における起上回
転軸付近の構成図である。
【図8】操作レバーと起上操作レバーの回転軸回りの様
子を示す概略図である。
【図9】抜け止め部材の斜視図である。
【図10】湾曲操作部の平面図である。
【図11】湾曲操作部の第1の操作手段の内部構造を示
す平面図である。
【図12】第2の操作手段21の内部構造を示す平面図
である。
【図13】第3の操作手段146の内部構造を示す平面
図である。
【図14】第1の操作手段20の内部部品の組立て手順
を示す説明図である。
【図15】鉗子起上装置を有さない内視鏡の第1の操作
手段の内部構造を示す側面図である。
【図16】(a)は第1のシール部材の形状を示す図、
(b)は第2のシール部材の形状を示す図、(c)は
(a)および(b)のAーA線に沿う断面図、(d)は
下カバーと操作ノブとが上下に位置している場合のシー
ル部材の収容状態における断面図、(e)は下カバーと
操作ノブとが左右に位置している場合のシール部材の収
容状態における断面図である。
【図17】図16の(a)(b)のB部拡大図である。
【図18】第3の操作手段の変形例を示す側面図であ
る。
【図19】操作レバーと起上操作レバーの従来構造図で
ある。
【符号の説明】
1…内視鏡、8…操作部、10…湾曲部、13…湾曲操
作部(湾曲操作装置)、22,23スリーブ(回転筒
体)、49,75,128…操作ノブ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】前記操作ノブ、ブレーキ機構、回転筒体
は、それぞれの接続部材によって接続されているが、そ
の接続部が、実際に操作を行う操作ノブの上面や側面の
表面に露出していた。また、他の部品にも前記接続部材
が嵌まり込むように凹部が設けられていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】収容室30には、上面に第1の摩擦板31
が固定された第1の摩擦部材32と、第1の摩擦部材3
2を上方に支持するように屈曲した第1の板バネ33と
が、第1の収容部材29の内周および第1のスリーブ2
2の外周に嵌合した状態で内周面に第1の内周スプライ
ン35を有する第1の支持板36によって支持されてい
る。そして、これら第1の摩擦板31、第1の摩擦部材
32、第1の板バネ33、第1の支持板36は、第1の
収容部材29の外周面に形成されたネジ部37と螺合す
るネジ部37を有する環状の調整部材38によって収容
室30に保持収容されている(図14参照)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】したがって、調整部材38を第1の収容部
材29にねじ込んで第1の支持板36を上昇させると、
第1の板バネ33が第1の摩擦部材32を付勢する付勢
力が増大し、第1の摩擦部材32上に設けられた第1の
摩擦板31と収容室30の上壁面との圧接力が増大す
る。すなわち、調整部材38を回転操作することによっ
て第1の摩擦板31による摩擦力を任意に調節できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】したがって、第1の操作ノブ49と第1の
収容部材29と調整部材38とが一体的に構成されるた
め、調整部材38のネジ部37が緩むことがなく、摩擦
板31と収容室30の上壁面との圧接力、即ち摩擦力は
一定に保持され、また、調整部材38のねじ込み量、即
ち摩擦力は外周スプライン310とスプライン凸部30
9のスプラインのピッチ幅と同じ1/12回転ごとに調
整できる。この時、ピッチ幅を細かくすることによって
摩擦力の調整をより細かくできる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】なお、第1のシール部材311と同様な形
状は後述する第2のシール部材328(第2の操作ノブ
75と第2の下カバー72との間に介装して設けられて
いる。)にあっても同様である(図16の(b)参
照)。このようなシール部材の爪部の拡大図(図16の
B部拡大図)が図17に示されているが、このように爪
部の角部ではシール溝の幅が大きくなるので、シール部
材の形状を変化させることでシール性が損なわれないよ
うにしている。図16の(c)には図16の(a)
(b)のAーA線に沿う断面が示されている。また、図
16の(d)は下カバーと操作ノブとが上下に位置して
いる場合のシール部材の収容状態における断面、図16
の(e)は下カバーと操作ノブとが左右に位置している
場合のシール部材の収容状態における断面である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】シール部材をこのように構成することによ
って、形状が円形でない部分の水密シールを確実に行な
うことができ、小型化や操作性上必要な形状での水密が
できる。なお、この構成は操作ノブに限らず、異形の水
密部品ならどれに対しても適用可能である。また、無
論、図17のような構成は、爪部の角に限らず、他の部
位に適用しても良い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、第1の操作手段20を回転して湾曲
部10の湾曲操作を行ったとき、第1の操作手段20の
回転力は第1の下カバー53に設けられたフランジ部5
9によりOリング58を介してブレーキ操作板56に伝
達されるが、このとき、抵抗用Oリング320が抵抗と
なってブレーキ操作板56の回転が防止されりため、い
わゆる共回り現象が防止でき、第1の操作手段20の回
転抵抗が自然に付加されたり解除されたりといったブレ
ーキ機構の誤動作が防止できる。したがって、第1の操
作手段20の操作性を損なうことがない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】なお、抵抗用Oリング320はブレーキ操
作板56の回転に抵抗を与えるものであるので、複数設
けたり、あるいは、Oリングの潰ししろ・素線径・内径
を大きくすることによって、回転抵抗を増大させれば、
共回り防止の効果も増す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】また、第3の下カバー109の上面外周に
は第2の爪部77と同様に第3の操作手段146の操作
性を向上させるための第3の爪部124が設けられてい
る。また、回動規制板118等の内部機構を被覆するた
め、第3の操作ノブ128が操作ノブ固定ネジ部33
0,334によって螺着されており、第3の操作ノブ1
28の回転により、螺合が緩まないよう接着により強固
に固定されている。この第3の操作ノブ128は、その
上面と側面とが一体に形成された凹部のない連続な滑ら
かな表面に形成されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】第2の操作ノブ75の上面には、第2の操
作手段21の操作方向および回転抵抗を付加することを
意味する記号(左右に操作するもの(RIGHT/LE
FT)を意味する“RおよびL”)である第1の標示3
23が設けられている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】操作つまみ60の上面には、付加された回
転抵抗を解除することを意味する記号(FREEを意味
する“F”)と操作方向を示す記号“△”とからなる
1の標示323と、第1の操作手段20の回転抵抗を付
加させることを意味する記号(上下に操作するもの(U
P/DOWN)を意味する“UD”)である第2の標示
321とが設けられている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】第3の操作ノブ128の上面には、付加さ
れた回転抵抗を解除することを意味する記号(FREE
を意味する“F”)と操作方向を示す記号“△”とから
なる第1の標示323と、第2の操作手段21の回転抵
抗を付加させることを意味する記号(左右に操作するも
の(RIGHT/LEFT)を意味する“RL”)であ
る第2の標示321とが設けられている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】起上つまみ322の上面には、起上台が起
上することを示す記号(UPを意味する“U”)と操作
方向を示す記号“△”とからなる第1の標示323と、
先端部15に設けた鉗子起上台を起上させることを意味
する記号(起上(ELEVATOR)を意味する“EL
EV.”)である第2の標示321とが設けられてい
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】ところで、従来、鉗子起上装置を有する内
視鏡は、装置鉗子起上装置を有しない内視鏡に比べ、操
作部に設けられた起上操作部の分だけ湾曲操作部(本実
施例の湾曲操作部13に対応)の高さが高くなってしま
っていた。そのため、鉗子起上装置を有する内視鏡と有
しない内視鏡とではその操作感覚が異なっており、特
に、鉗子起上装置を有する内視鏡では操作部を把持する
手から湾曲操作部が離れてしまい、操作性が悪かった。
また、湾曲操作部が嵌着される固定軸(本実施例の湾固
定軸18に対応)の長さも異なるため、部品が共通で使
用できず、安価に製造できなかったり部品管理が面倒に
なるといった不具合があった。そこで、鉗子起上装置を
有する内視鏡と有しない内視鏡との操作感を同一にし、
なおかつ、互換性をもたせるため、鉗子起上装置を有さ
ない内視鏡を図15に示すように構成すると良い。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の操作部から外部に突出された固
    定軸と、この固定軸に回転可能に被嵌された回転筒体
    と、内視鏡の操作部の外部に設けられ前記回転筒体の回
    動操作を行なう操作ノブと、この操作ノブと前記回転筒
    体とを接続して操作ノブの回転力を回転筒体に伝達する
    回転力伝達機構と、前記操作ノブと接続して操作ノブの
    回転を制御するブレーキ機構とを具備し、前記操作ノブ
    を回動操作して回転筒体を回転させることにより内視鏡
    の挿入部に設けられた湾曲部を湾曲動作させる内視鏡湾
    曲操作装置において、前記操作ノブは、前記ブレーキ機
    構と前記回転力伝達機構と前記回転筒体及び固定軸とを
    これらの上方及び側方から被覆する状態で設けられ、そ
    の被覆面は接合部のない連続した面に形成されているこ
    とを特徴とする内視鏡湾曲操作装置。
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