JPH07194525A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JPH07194525A JPH07194525A JP5353932A JP35393293A JPH07194525A JP H07194525 A JPH07194525 A JP H07194525A JP 5353932 A JP5353932 A JP 5353932A JP 35393293 A JP35393293 A JP 35393293A JP H07194525 A JPH07194525 A JP H07194525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- raising
- forceps
- grip
- transmission means
- Prior art date
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- Granted
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/0008—Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
- A61B1/00098—Deflecting means for inserted tools
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
とができて、作業性や保守性に優れ、また、グリップ部
に要求される絶縁性を確保することができると同時に、
洗浄等も容易になし得る内視鏡を提供する。 【構成】 操作部1のグリップ部2内に水密に収容され
た変換手段の動作を挿入部3の先端の処置具起上台36
に伝達する伝達手段が、基端部が前記グリップ部2内の
シール手段内で変換手段に連結されるとともに先端部が
前記グリップ部2外に延出した第1の伝達手段28と、
基端部が前記第1の伝達手段28の先端部に連結自在に
されるとともに先端部が前記挿入部3を挿通して処置具
起上台36に連結された第2の伝達手段26とを備えた
構成。
Description
あり、詳しくは、例えば、内視鏡を使って生体腔内に挿
入された鉗子等の処置具の向きを調整するための処置具
起上装置を備えた内視鏡に関するものである。
に挿入された鉗子等の処置具の向きを調整するための処
置具起上装置が装備されている。この処置具起上装置
は、一般に、内視鏡の挿入部の先端に回動自在に装備さ
れる処置具起上台と、前記挿入部の基端側に接続された
操作部上に回動自在に設けられた起上台操作手段と、該
起上台操作手段の回転動作を挿入部の軸線方向に沿った
往復動作に変換する変換手段と、前記挿入部の軸線方向
に移動自在に該挿入部内を挿通して先端部が前記処置具
起上台に連結されるとともに基端部が前記変換手段に連
結されて前記変換手段の往復動作を前記処置具起上台に
伝達する伝達手段とを備え、前記起上台操作手段の回動
操作に連動する伝達手段の往復動作によって前記処置具
起上台の起上・倒置を制御する構成をなしているが、操
作性の向上や、保守性の向上を図って、改善が続けられ
ている。
は、前記処置具起上装置として、前記変換手段は、起上
台操作手段である操作ノブと一体の回転アーム、該回転
アームに形成されたカム長孔に係合するピンを備えたス
ライダ、該スライダを内視鏡の挿入部の軸線方向に摺動
自在に支持したガイドレールなどを具備して、前記操作
ノブの回動動作をスライダの往復動作に変換する構成と
し、前記伝達手段であるワイヤーの基端部を前記スライ
ダに連結するようにしたものが示されている。また、変
換手段や該変換手段に連結されるワイヤーの基端部など
が、操作部の一部で操作者が把持する部位であるグリッ
プ部に露呈する構成とされている。このような構成の処
置具起上装置では、回転アームを倍力機構として利用で
きるため、処置具の起上・倒置操作のために操作ノブを
回動させる際、大きな力が不要で、操作性を向上させる
ことができる。
易く、その複雑な構造がグリップ部に露呈しているた
め、洗浄時に汚れを落としにくく、洗浄作業に多大な時
間を要するという問題が生じ、また、落とした際などに
は、変換手段に直接衝撃が作用して、損壊等が生じ易い
という問題があった。さらに、変換手段と伝達手段との
連結部は、通常、機械的強度を確保するために金属材料
で構成することが好ましいが、該部分がグリップ部に露
呈しているため、金属材料で構成すれば、グリップ部の
絶縁性が損なわれるという問題もあった。 そこで、例
えば、実開平4−108507号公報に示されているよ
うに、前記変換手段や、該変換手段と前記伝達手段との
連結部などを、絶縁・防水構造をなすグリップ部内にす
べて収容する構成のものも提案されている。
構成のものでは、例えば、伝達手段であるワイヤーの断
線等が生じた場合に、その都度、グリップ部の取り外し
等の面倒な作業が必要になり、ワイヤーの保守等が簡単
にできないという問題が起こる。
ることにあり、伝達手段の交換等を容易に行うことがで
きて作業性・保守性に優れ、また、グリップ部に要求さ
れる絶縁性を確保することができると同時に、落下等の
際にも変換手段の損壊等が生じにくく、さらに、洗浄等
も容易になし得る内視鏡を提供することである。
視鏡の挿入部の先端に回動自在に設けられた処置具起上
台と、前記挿入部の基端側に接続された操作部上に回動
自在に設けられた起上台操作手段と、前記操作部内に設
けられて前記起上台操作手段の回転動作を挿入部の略軸
線方向に沿った往復動作に変換する変換手段と、前記挿
入部の軸線方向に沿って移動自在に該挿入部内を挿通し
て先端部が前記処置具起上台に連結されるとともに基端
部が前記操作部のグリップ部内で前記変換手段に連結さ
れて該変換手段の往復動作を前記処置具起上台に伝達す
る伝達手段と、前記伝達手段の基端部と変換手段との連
結部を水密に保持するグリップ部内のシール手段とを備
え、前記起上台操作手段の回動操作に連動する伝達手段
の往復動作によって前記処置具起上台の起上・倒置を制
御する内視鏡であって、前記伝達手段は、基端部が前記
グリップ部内のシール手段内で該変換手段に連結される
とともに先端部が前記グリップ部のシール手段から外に
延出した第1の伝達手段と、基端部が前記第1の伝達手
段の先端部に対して連結自在とされるとともに先端部が
前記挿入部を挿通して前記処置具起上台に連結された第
2の伝達手段とを備えたことを特徴とする内視鏡により
達成される。
を構成する第1の伝達手段には強度の高い軸部材、第2
の伝達手段には可撓性に優れたワイヤー等を使用するな
ど、材料の使い分けができ、切断等が起こる可能性のあ
るワイヤーを使用した第2の伝達手段の連結部は、グリ
ップ部の外部に設定されているため、該第2の伝達手段
に交換の必要が生じても、グリップ部を取り外す必要が
ない。従って、伝達手段の交換等を容易に行うことがで
きて保守性に優れる。
達手段との連結部は、グリップ部内に収容されており、
グリップ部に金属材料が露出する構造がないため、グリ
ップ部に要求される絶縁性を確保することもできる。そ
して、落下等の事故があっても、複雑な構造の変換手段
はグリップ部内に収容されて、直接に衝撃が作用するこ
とがないため、変換手段の損壊等も生じにくくなる。
と第1の伝達手段との連結部は、グリップ部内に配置さ
れてグリップ内シール手段により水密に保持され、複雑
な構造部分が外部に露呈していないため、洗浄等も容易
になし得る。
つつ説明する。図1に示すように、内視鏡は操作部1を
備えており、この操作部1は、操作者が手で保持するた
めのグリップ部2が設けられている。また、操作部1に
は、挿入部3とユニバーサルコード4とが接続されてい
る。ユニバーサルコード4は、端部にコネクター5を有
している。このコネクター5は、照明光を供給する光源
装置6等が接続されている。そして、挿入部3は、操作
部1に設けたアングルノブ7の回転操作により湾曲自在
に動作する湾曲部8を有し、その湾曲部8の先端側には
先端部9が設けられている。
延びている鉗子チャンネルの開口が設けられている。鉗
子チャンネルの他方の開口は、操作部1に鉗子開口部1
0として構成されている。鉗子開口部10には必要に応
じて適宜鉗子栓11が装着される。また、挿入部3の反
先端側には破損を防止するための折れ止め(図示しな
い)が設けられており、この折れ止めを覆っている折れ
止めカバー12が操作部1側の端部に設けられている。
3と送水装置14とが接続されている。さらに、映像信
号を処理するビデオプロセッサ15が、接続アダプタ1
6を介して該コネクター5に接続されている。ビデオプ
ロセッサ15には、例えば信号処理された映像信号によ
る被写体像を表示するモニター17と、映像信号を記録
再生するVTRデッキ18と、映像信号により被写体像
を印字するビデオプリンタ19と、映像信号を記録する
大容量の記憶装置であるビデオデイスク20等が接続さ
れている。ビデオプロセッサ15を操作するスイッチ2
1は、操作部1に設けられている。さらに操作部1に
は、挿入部3の先端部9へ送気・送水するための送気・
送水切換弁22と、吸引するための吸引切換弁23とが
設けられている。吸引はコネクター5に設けられた吸引
口金(図示しない)を介して、吸引ポンプにより行われ
る。
部24がグリップ部2よりも下方に、また駆動軸開口部
25がグリップ部2に設けられている。ここに、鉗子起
上ワイヤ開口部24からは、本発明でいうところの第2
の伝達手段である鉗子起上ワイヤー26の一端が導出さ
れ、また、駆動軸開口部25からは、アングルノブ7と
同軸に設けられた鉗子起上レバー27により移動される
第1の伝達手段である駆動軸28の一端が導出される。
この駆動軸28と鉗子起上ワイヤー26の連結は、駆動
軸28の挿入部側に設けられた接続部29において、鉗
子起上ワイヤー26を例えばビス(図28及び図29参
照)による押圧固定によって行われており、鉗子起上ワ
イヤー26は接続部29によって駆動軸28に対して極
めて容易に取り外し可能である。
0を参照して説明する。なお、図4の(a)は先端部9
の縦断面構造を示しており、また、図4の(b)は図4
の(a)のD−D断面を示している。また、図6の
(a)は、先端部9の固定カバー42の側面図であり、
図6の(b)は図6の(a)に対するP方向から見た矢
視図である。さて、前記先端部9は、図2に示すよう
に、対物レンズ30、照明レンズ31、これらに空気、
水等を噴出するノズル32を設けた先端部本体33を有
している。先端部9には、操作部1の鉗子開口部10に
連通するチャンネル34(図5参照)の先端開口部35
(図5参照)が設けられ、その先にチャンネル34に挿
通した鉗子等の処置具(図示せず)を起上させる処置具
起上台36(以下、鉗子起上台という)が設けられてい
る。
はチップ収納部37を有し、該チップ収納部37には鉗
子起上ワイヤー26の先端にステージングで設けたチッ
プ38が挿入されている。鉗子起上台36はプラスチッ
ク等の起上軸39によりスロープ部本体40に所定の角
度範囲内で回転可能に設けられている。また、先端部本
体33には、ポリサルホン、変性PPO等の絶縁部材か
らなる着脱カバー41と固定カバー42とが取り付けら
れ、固定カバー42は先端部本体33に図7に示す止め
ピン43で先端部本体33の側孔44に接着固定され、
着脱カバー41は鉗子起上台36、鉗子起上ワイヤー2
6、スロープ部本体40と一体で先端部9から着脱自在
に設けられている。
体40の詳細を示している。なお、図10の(a)は平
面図、図10の(b)は正面図である。スロープ部本体
40は、その底部に、起上軸39の通る起上軸穴45を
有しており、図の向って左側から上部に向って鉗子起上
ワイヤー26の走行に沿った滑らかなスロープ46を有
し、上部に貫通する起上ワイヤーガイド穴47とほぼ平
行な上面48とつながる様に構成されている。上面48
の鉗子起上台36側の側壁には、鉗子起上台36の起上
範囲を規定するストッパ突起部49が設けられている。
また、スロープ部本体40はチャンネル34の開口する
先端開口部面50を図の向って右側に有し、その面より
鉗子起上台36に滑らかにつながる鉗子経路部51が構
成されると共に、その鉗子経路部51の上面が、鉗子起
上時に鉗子が曲る形状に沿った起上ガイド部52を構成
している。
経路部51の中心線はほぼ平行で、それらと起上軸穴4
5はほぼ垂直に構成されている。また、スロープ46の
鉗子起上台36側の接触面53は鉗子起上台36の側壁
とほぼ平行になっている。さらに底部には、鉗子起上台
36の底部が位置する切り欠き部54が設けられてい
る。この際、先端部本体33の対物レンズ30、照明レ
ンズ31、ノズル32を有する部分は、少なくとも鉗子
起上台36側の面が平面になる様に形成され、チャンネ
ル口金55、案内管56の開口端もやはり平面になる様
に、糸巻き接着部57に対してL字状に設けられてい
る。これに合わせた固定カバー42も、図6の(a),
(b)に示している。図4に図示のように、糸巻き接着
部57側端の底部89をO状リングで形成し、その上方
に一部切り欠き部59を有する凹状溝60(図2参照)
を設けている。そのさらに上方は、レンズ類30,3
1、ノズル32等を除いて先端部本体33を覆うように
形成されている。糸巻き接着部57は、湾曲部8に湾曲
し易いように設けられたフッ素ゴム等の弾性材からなる
湾曲ゴム61を固定する部分である。
切り欠き部62を有するC状リングで形成し、固定カバ
ー42の凹状溝60に弾性変形して嵌合するように設け
られている。この固定カバー42の凹状溝60の硬さ
は、固定カバー42の底部89と略同等もしくは硬くす
ることが考えられ、またそれと共に着脱カバー41は固
定カバー42より弾性が高く滑り性の良いプラスチック
部材にしてより着脱しやすくすることが考えられる。ま
た弾性の高い同材質を使用してもかまわない。具体的に
は、硬さについてはガラスを含有させることによって硬
くすることが考えられる。弾性については、ポリエチレ
ン,ポリアセタ−ル,ポリプロプレン等は弾性が高く、
ポリサルホン、変性PPOは弾性が低い材料である。滑
り性については、PTFEのコート、フッ素樹脂コート
を施したり、塗装を施したり、親水性処理、撥水性処理
を施したりまた、プラスチックの型にガラスビーズやし
ぼを施すことにより、滑り性を高めることが考えられ
る。
方に固定カバー42と嵌合する切り欠き部63を有し、
その上方にフック部64を有している。一方、上端部6
5は滑らかなR形状に形成されている。前記フック部6
4は、着脱カバー41の着脱方向と略垂直方向に延びた
係止手段で先端部本体32の端部と嵌合している。
脱カバー41は、図9に示すように、少なくとも鉗子起
上台36が起上軸39に対して所定の角度範囲で回転で
きるように形成されている。あるいは図8に示すよう
に、鉗子起上台36をプラスチック等で起上ピン66と
一体に形成し、スロープ部本体40に対して回転できる
ように、スロープ部本体40に設けた穴に起上ピン66
を挿入し、その後で起上ピン66の頭を熱でつぶして固
定してもよい。スロープ部本体40と着脱カバー41
は、スロープ部本体40に設けた凸部67と着脱カバー
41に設けた位置決め穴68とにより位置決めされ接着
されている。このため、スロープ部本体40には接着だ
まり部69を設けてある。さらに図9に示すように、起
上軸39で鉗子起上台36とスロープ部本体40を回転
可能に連結し、スロープ部本体40と着脱カバー41と
を接着して三体を一体化してもよい。
成を示す。なお、図5は鉗子起上台を通り図2の紙面に
垂直に、かつ挿入部3の軸に平行な面で切った先端部の
断面図である。これらの図から明らかなように、照明レ
ンズ31には光源装置6から照明光を送るライトガイド
ファイバー70が対向させてあり、ライトガイドファイ
バー70は先端部本体33の切り欠き部71内に接着剤
を充填して固定してあり、その切り欠き部71には接着
カバー72がかぶせられ、先端部本体33より湾曲部8
から挿入部3の全長にわたってシリコン等の保護チュー
ブ73を接着固定し、さらにその上から湾曲部8のみシ
リコン等の保護チューブ74を糸で縛って固定してい
る。ライトガイドファイバー70は、図7に示すよう
に、先端部本体33の側壁ねじ部76にHUネジ77で
とめられている。同じように対物レンズ30には、ビデ
オプロセッサ15に導かれる導線(図示せず)が接続さ
れたCCD78が対向している。
図8に示すように、先端部本体33の側壁ねじ部90に
螺合したHUネジ91でとめられている。ノズル32
は、図3および図4に示すように、その先端が絞られて
いて、先端部本体33に接着固定されており、他端に
は、送気・送水切換弁22のシリンダ(図示せず)につ
ながっている送気・送水チューブ80が糸81で縛られ
て固定されている。送気・送水チューブ80の接続部で
は先端部本体33に切り欠き部82が設けてあり、送気
・送水チューブ80の曲りを可能にしている。
なくとも湾曲部6内において、コイル83を外装した管
状体の先端が、管部材であるチャンネル口金55の外周
に設けた凸部84に突きあてて接着固定された構成をな
している。チャンネル口金55の凸部84は、先端部本
体33の凹部85に突きあてて、先端部本体33に接着
固定されるとともに、チャンネル口金55の鉗子起上台
36側端は、先端開口部35に滑らかに接着剤を塗布し
ている。他端側は外に広がるラッパ部を有している。
かな立ちあがりでU字状溝形状を形成している。また鉗
子起上ワイヤー26は先端開口部92に設けられた案内
管56によって挿入部3内を経由して操作部1、鉗子起
上ワイヤー開口部24に至っている。案内管56は、鉗
子起上台36側端にラッパ部87が形成されており、先
端部本体33にあけられた段差穴88に接着固定されて
いる。先端部本体33には、鉗子起上ワイヤー26の移
動経路にスロープ部本体40を形成しており、その途中
にはストッパ突起部49を設け、鉗子起上台36の起上
範囲を規制している。上記に示す構成により、先端着脱
部93は、先端部本体33に対し着脱可能となる。
1〜図14に示す。図11に示すように、鉗子起上ワイ
ヤー開口部24には操作部1内に設けたフレーム94が
延びており、グリップ部2、口金固定カバー95、鉗子
ワイヤー開口部本体96が、フレーム94に設けたネジ
部97に螺合されたストッパリング98と操作部本体9
9に挟み込まれて固定されて、挿入部3を構成してい
る。また、図12に示すように、挿入チューブ100
は、操作部1に接着等で固定された後端口金101に螺
合している接続口金102のフランジ部103と後端口
金101に螺合している固定リング104とが、フレー
ム94内に突出した凸部105を挟み込むことによって
固定されている。
は、後端口金101に設けられた孔106と接続口金1
02に設けられた溝116に固定ピン107を嵌入する
ことにより固定されている。挿入チューブ100を保護
するオレドメ108は、オレドメ108にインサート成
形されたオレドメ口金109の内面に設けたネジ部11
0と、フレーム94のネジ部97が螺合することにより
固定されている。更にオレドメ108の外表面には、挿
入チューブ100との間の水密を図る為、オレドメカバ
ー111が挿着されている。そして、オレドメカバー1
11の挿入部3側と挿入チューブ100は接着により水
密にされている。グリップ部2と口金固定カバー95、
口金固定カバー95と鉗子ワイヤー開口部本体96、鉗
子ワイヤー開口部本体96とフレーム94、フレーム9
4と後端口金101の水密は、それぞれ、OリングA1
12、異形パッキン113、OリングB114、Oリン
グC115によって行われている。
3および図14に示すように、フレーム94にビス固定
された固定具117に、口金固定カバー95に設けてい
る突出部118によって形成された溝部119を嵌入す
ることによって位置決めされている。鉗子起上ワイヤー
開口部本体96は、口金固定カバー95の異形部と略同
形で嵌合しているので鉗子起上ワイヤー開口部本体96
もまた位置決めされている。
バー95の開口部120には、鉗子起上案内管口金12
1がその外周に形成した凹状溝122に設けたOリング
123を介してシール固定されており、かつ、口金固定
カバー95の突出部124の孔125にピン126を嵌
入し、さらにこのピン126を鉗子起上案内管口金12
1の切り欠部127に嵌入することにより鉗子起上案内
管口金121は位置決めされている。鉗子起上ワイヤー
26が導入される鉗子起上案内管128は、鉗子起上案
内管128の後端パイプ129が鉗子起上案内管口金1
21に接着固定されており、他端は先端鉗子起上案内チ
ューブ130が先端部33に設けられている案内管56
に糸縛り後、接着固定され、挿入部3内に配されてい
る。
示す。鉗子起上案内管128は、先端部本体33に設け
られた案内管56に先端鉗子起上案内パイプ131の一
端に設けられた先端鉗子起上案内チューブ130の一端
を先端部本体端面139に突きあてた状態で糸縛り部1
40で固定し、それに突きあてるように先端鉗子起上案
内チューブ130の外側に先端コイルパイプ138を被
せている。先端コイルパイプ138の操作部1側端は、
鉗子起上案内パイプ131に半田付けして固定してい
る。鉗子起上案内パイプ131のもう一端には、端部を
突き出した状態でチューブ止め管132をハンダ付けし
ている。鉗子起上案内パイプ131の突き出し端には、
後端パイプ129とを結ぶ後端案内チューブ133をか
ぶせチューブ止め管132に突きあて、糸縛り部134
を設けさらに後端案内チューブ133の外装として後端
コイルパイプ135を糸縛り部134に突きあてさらに
もう一端側は糸縛り部136で止めている。
端は、図11および図14に示すように、案内板143
に設けられた案内経路溝144に納められ、案内板14
3の嵌合穴146に合う嵌合突起147を有した案内板
ふた145(図14参照)ではさみ込み込まれ、さら
に、鉗子ワイヤー開口部本体96の内部に設けられたリ
ブ状の導入部153を有する押え部152で押えられて
いる。また、口金固定カバー95に設けられた口金受け
部151が、案内板143に設けられた上部受け部14
9を押さえるようにしている。また、案内板143と案
内板ふた145の下部受け部150は、フレーム94の
外周に乗せるようにしている。
27の周辺部の詳細は、図16の(a),(b)に示す
如きである。ここに、図16の(a)は縦断面図を示
し、図16の(b)は平面図を示している。即ち、鉗子
起上レバー27は、操作部1内に延びるアングルノブ7
と共通の支軸156に対して支軸156の凹状溝157
に設けたOリング158に接する軸受け159を介して
回転可能に取り付けられている。この軸受け159は、
一端に鉗子起上レバー27を押える押圧フランジ160
を有し、他端の外周にネジ部(図示しない)を有し、継
手部材161に螺合固定されている。鉗子起上レバー2
7は、接着等の手段で、押圧フランジ160と一体に固
定されている。実際に指を掛けるツマミ部162は、ビ
ス163により腕部164に固定さている。軸受け15
9は外周に凹状溝165を有し、その中にOリング16
6が設けられ、操作部本体99と水密に回転可能に設け
られている。
は、フック部167を有しピン168を介してリンク腕
169と回転可能に設けられている。また、リンク腕1
69の他端は、同様にピン170を介して台座171に
回転可能に設けられている。そして、台座171の両サ
イドには、操作部本体99内の固定された断面凹状のガ
イド壁172が設けられている。また、台座171の挿
入部3側には、係合穴173が設けられており、この係
合穴173には、駆動軸28に取り付けられている継手
固定具174に螺合して固定されている駆動継手棒17
5が挿入されている。このとき、各部品の寸法および組
付のバラツキにより、駆動継手棒175に接続された継
手固定具174の上面が駆動軸開口部25に干渉しない
様、駆動継手棒175と係合穴173との間には、駆動
継手棒175の軸方向の移動を許容するクリアランスが
設定されている。従って、鉗子起上レバー27を回転さ
せれば台座171は進退するので、この進退が駆動継手
棒175、駆動軸28、鉗子起上ワイヤー26を介して
先端部9の鉗子起上台36へ伝えられ、鉗子起上台36
の起上・倒置が行われる。この進退のストロークは、起
上時は、先端部本体33にあるストッパ突起部49、倒
置時は、台座171の進退するガイド板176に取り付
けられたストッパ板177でそれぞれ決められる。又、
ストッパ板177は、従来では、製品毎のストロークの
相違に対応させるため、製品毎に個別に寸法設定を行っ
ていたが、このストロークの変化に対応する為、ストッ
パ板177を全製品共通にしている。なお、図17に示
すように、前記ストッパ板177は、台座171にスト
ローク調整板200をビス固定して設けた構成としても
よい。
1内にある鉗子起上機構の接続は、図18に示すよう
に、駆動継手棒175、駆動軸28、駆動軸開口部25
等を有する駆動軸ユニット201の駆動継手棒175
を、グリップ部2の開口部202に露見している台座1
71の係合穴173を挿入することにより達成されてい
る。前記係合穴173には駆動継手棒175が挿入しや
すい様に、テーパ部248が形成されている。このとき
駆動軸ユニット201とグリップ部2の水密は、駆動軸
開口部25の凹溝部203に設けられた異形パッキン1
86で行われている。また、駆動軸ユニット201とグ
リップ部2の固定は、グリップ部2にCリング204で
固定された第1のビス受け181、第2のビス受け24
9にビス182を螺合させ、駆動軸開口部25と挟み込
んで行う。
250を有している為、第1のビス受け181、第2の
ビス受け249は非共通のものになっており、かつ、O
リングAは共通の為、組立時第1のビス受け181と第
2のビス受け249の誤組が行われる可能性がある。こ
の誤組を防止する為、図19の(a),(b)に示すよ
うに、設けられている矩形部A251の幅Lは第2のビ
ス受け249の矩形部B252の幅lより大きくしてお
り、第1のビス受け181が第2のビス受け249の嵌
合する矩形溝B253に入らないようになっている。な
お、図19の(a)は、ビス受けの組み付け前の概略斜
視図であり、図19の(b)は組立状態の断面図を示し
ている。又、第2のビス受け249を仮に第1のビス受
け181の矩形溝A254に挿入した場合は、抜け止め
用のCリング204がはめられない様、第2のビス受け
249の矩形部B252の深さdを、第1のビス受け1
81の矩形部A251の深さDよりも浅くしている。以
上、第1のビス受け181と第2のビス受け249の形
状を変えることにより誤組を防止している。
5の嵌合穴206には、絶縁の充填剤207がうめられ
ている。又、駆動開口部25に設けられている4つの嵌
合穴206の位置は駆動軸継手棒175の動きに対して
干渉しない為、かつ、グリップ部2をコンパクトにまと
める為、グリップ部2の開口部202に対し、駆動軸2
8の摺動側に配されている。なお、第1のビス受け18
1、第2のビス受け249とグリップ部2、グリップ部
2と操作部本体99の水密はそれぞれOリングA18
7、OリングB188で行っている。又、簡略な第1の
ビス受け181の固定方法としては、図20に示すよう
に、ビス受け181の底部に抜け止め凸部256を設
け、この形状と略同形のグリップ部2の嵌合穴239に
挿入後回転し、OリングA187の弾性力に抜け方向の
力に対し、抜け止め凸部256でグリップ部2を受ける
方法も考えられる。
構成について述べる。駆動軸ユニット201には、駆動
軸28を保持する為の駆動軸受けユニット205が設け
られているので、まずこの駆動軸受けユニット205の
組立手順・構成を述べる。まず、図21に示すように、
Oリング受け金物183にOリング178、駆動軸28
を傷つけない為樹脂でできた駆動軸受け179を交互に
挿入する。なお、図22に示すように、Oリング178
の間隔を均等にする為、駆動軸受け179をL字形にし
ても良い。
0のインサート部品であるインサート金物184をOリ
ング受け金物183に螺合し、接着固定する。インサー
ト金物184にはOリング178を駆動軸28の摺動方
向に受ける為のOリング受け部208が設けられてい
る。最後に、Oリング受け金物183の外周に設けてい
る凹状溝209にOリング185をはめ込み、駆動軸受
けユニット205は完成する。この駆動軸受けユニット
205に使用しているものと同じ駆動軸受け179を、
駆動軸開口部25の軸受け部210に落とし込み、更に
その上にOリング受け金物183の外周に設けた接着溝
211に接着剤を塗った駆動軸受けユニット205を挿
入し、接着固定する。この接着剤がハクリしても、駆動
軸開口部25と駆動軸受けユニット205の水密はOリ
ング185により保たれる。シール部180の駆動軸開
口部25側はインサート金物84が露見しない為、指が
インサート金物184に触れないように、駆動軸開口部
25の外表面と略同形状になっている。
28を挿入する。このとき、駆動軸受け179の内径は
Oリング受け金物183の凹状溝209側内径よりも小
さいので、Oリング受け金物183により駆動軸28が
傷つけられることもない。駆動軸28の傷防止・絶縁、
及びOリング178の保護としては、駆動軸28にゴム
ライングによるゴム被覆しても良いし、フッ素樹脂のコ
ーティングを施しても良い。シール部180は外表面に
露出しており、又、駆動軸28を支持し易くする為、引
き裂き強度の強いゴムを使用しており、又、駆動軸28
との水密を保つ為、内面には半球状の水密部212を有
している。
動軸28を確認し、継手固定具174を挿入し、駆動継
手棒175を駆動軸開口部25の裏面から、継手固定具
174に螺合させ固定する。駆動軸28と駆動継手棒1
75の固定方法としては図25,図26に示した構成も
考えられる。図25および図26について説明する。駆
動軸28は回転防止の為矩形部213を有しており、駆
動継手棒175には矩形部213と嵌合する嵌合溝21
4を設けている。嵌合溝214は矩形にする為、加工
上、孔ではなく溝になっている。駆動軸28と駆動継手
棒175の固定は、嵌合溝214に矩形部213を挿入
し、NUビス215で行う。又、ビス穴位置は、ビス締
め付け作業を行い易くするためには、駆動軸開口部25
の裏面側であれば、垂直方向でなく、図27に示すよう
に、斜め方向に設けても良い。
定は、より強固な固定を行う為、図26に示すように、
駆動継手棒175に凹部245、台座171に凸部24
6をそれぞれ設けて、嵌合固定している。更に摺動方向
に力が働いても駆動継手棒175に働く力を拡散する
為、駆動継手棒175の嵌合する嵌合溝247は、図2
5に示すように、球状にしており、接触面積を少なくし
ている。また、図24に示すように、駆動軸開口部25
の裏面には、駆動軸28が摺動方向を案内する案内リブ
216が設けられており、更に駆動軸開口部25の強度
を上げる為、又、均肉化の為、格子状の肉抜き部217
が形成されている。又、駆動軸28が軸案内リブ216
に接しない様、軸案内リブ216に接触する方向の継手
固定具の寸法を駆動軸28の外径よりも大きくしてお
り、かつ、駆動軸28の摺動抵抗を減少させる為、継手
固定具174と軸案内リブ216の間にはクリアランス
を設けている。
ている接続部29の構造を図28,図29に示す。ここ
に、図28は、接続部29の縦断面を示し、図29は図
28のK−K断面を示している。駆動軸28の接続部本
体189にワイヤ押圧部本体190が螺合されており、
鉗子起上ワイヤー26を案内するワイヤ案内部191が
固定ビス192によって接続部本体189に固定されて
いる。そして、接続部本体189に設けられた溝193
に挿入されたワイヤ押圧部本体190の抜けを防止する
抜け止め194が、ワイヤ案内部191によって抜け止
めされ、固定されている。鉗子起上ワイヤー26を固定
する時は、鉗子起上ワイヤー26をワイヤ案内部191
の突き当て部195まで挿入し、ワイヤ押圧部本体19
0を回転させ、鉗子起上ワイヤー26をワイヤ押圧部1
96で押圧変形させることにより固定する。ところで駆
動軸28は外部に露出している部分であり、外力がかか
り易い。この対策としては駆動軸28の断面形状を単純
な円形ではなく、図30の(a),(b),(c)に示
すように、より剛性が高くなる適宜断面形状にしても良
い。また、駆動軸28を支持し、水密している前記シー
ル部分180は、駆動軸28と嵌合している部分形状
が、駆動軸28の断面形状と略同形でやや小さ目に設定
しておくとよい。
示すように、絶縁である保護カバー222が操作部1に
対し着脱自在に設けられている。この保護カバー222
は駆動軸開口部25に設けられた位置決め穴223に保
護カバー222の位置決め突起224を挿入し、操作部
1側に保護カバー222を押し込み、次に鉗子起上案内
管口金121に設けられたシリンジテーパ凸部225に
保護カバー222のシリンジテーパ凹部226を嵌合さ
せることにより固定される。
に示すように、湾曲部8を操作するアングル操作ワイヤ
ー218を案内するコイルパイプ等のワイヤ案内管21
9の操作部1側端に取り付けられている案内管固定具2
20の操作部1への固定位置を、グリップ部2の開口部
202内に配し、案内管固定具220に螺合による調整
機構を設けている。これにより、駆動軸ユニット201
を取り出すだけで、アングル不良時の調整が行える。
を参照しつつ説明する。第1実施例として示した内視鏡
は、換言すれば、挿入部3の軸線方向に沿って移動自在
に該挿入部3内を挿通して先端部が処置具起上台である
鉗子起上台36に連結されるとともに、基端部が前記操
作部1の一部をなし操作者に把持される部位であるグリ
ップ部2内で変換手段である駆動継手棒175に連結さ
れる。この変換手段の往復動作を前記鉗子起上台36に
伝達する伝達手段が、基端部が前記グリップ部2の防水
構造内で前記駆動継手棒175に連結されるとともに先
端部がグリップ部2外に延出した第1の伝達手段である
駆動軸28と、基端部が前記駆動軸28の先端部に連結
されるとともに先端部が前記挿入部3を挿通して鉗子起
上台36に連結された第2の伝達手段である鉗子起上ワ
イヤー26とに分割されたものである。そして、第1の
伝達手段には強度の高い軸部材、第2の伝達手段には可
撓性に優れたワイヤー等を使用するなど、材料の使い分
けをして、切断等が起こる可能性のあるワイヤーを使用
した第2の伝達手段の連結部は、グリップ部2の外部に
設定されているため、該第2の伝達手段に交換の必要が
生じても、グリップ部2を取り外す必要がない。従っ
て、伝達手段の組み込みや交換等を容易に行うことがで
きて、組立作業性並びに保守性に優れる。
175と第1の伝達手段である駆動軸28の基端部との
連結部は、適宜シール手段により水密に保持されたグリ
ップ部2の防水構造内に収容されており、グリップ部2
に金属材料が露出する構造がないため、グリップ部2に
要求される絶縁性を確保することもできる。そして、落
下等の事故があっても、複雑な構造の変換手段はグリッ
プ部内に収容され、さらに、駆動軸28と鉗子起上ワイ
ヤー26との連結部も保護カバー222によって覆われ
ているため、変換手段や連結部に直接に衝撃が作用する
ことがないため、変換手段や連結部の損壊等も生じにく
くなる。
段と第1の伝達手段との連結部は、グリップ部内に配置
されてグリップ部の防水構造により覆われているため、
複雑な構造部分が外部に露呈していないため、洗浄等も
容易になし得る。
ある駆動軸28との連結部は、駆動軸ユニット201と
してユニット化されており、簡単にグリップ部2から着
脱することができるため、万が一、伝達手段の一部に破
損が生じた場合にも、速やかに、交換等の作業を済ませ
ることができる。
説明する。図34は、本発明に係る内視鏡の第2実施例
の要部を概略斜視図にて示したものである。この第2実
施例は、第1実施例における駆動軸ユニット201の取
り付け構造を改善したものである。即ち、グリップ部2
と駆動軸ユニット201の水密をゴムパッキン227で
行っている。これによって、ビス受け181のOリング
A187を廃止したものである。その他の部分について
は、前述の第1実施例の場合と同様である。従って、第
1実施例の場合と同様に、変換手段等の鉗子起上機構部
分の衝撃からの保護や、グリップ部における絶縁性の確
保、洗浄の容易性等の効果を授受することができる。
説明する。前述した図21は、本発明に係る内視鏡の第
3実施例の要部を示したものである。この第3実施例
は、Oリング受け金物183内側に複数のOリング17
8とOリング178の接触を防止する為の樹脂でできた
駆動軸受け179を配し、弾性部材のシール部180に
インサートされているインサート金物184を螺合固定
する。又、シール部180には半球状の水密部212を
有している。そして、Oリング178の内径は駆動軸受
け179の内径よりも小さくかつ、駆動軸受け178の
内径は駆動軸28の外径よりも大きくしている。その他
の部分は、第1実施例と同様である。このようにする
と、駆動軸28は複数の弾性部材水密部材で受けている
ので、駆動軸28に外力が加わっても駆動軸28が変形
することはない。又、駆動軸28は金属の部材に接触し
ないので、駆動軸が傷つくこともない。従って、駆動軸
28を支持する部分が少なく、又、支持する部品が金属
等の硬い物で構成されている場合でも、外部からの衝撃
等の作用で、駆動軸28が変形して作動不良が発生した
り、駆動軸28が傷ついて水洩れを起こすといった不都
合の発生を低減することができる。
説明する。図35は、本発明に係る内視鏡の第4実施例
の要部を示したものである。この第4実施例では、複数
の凸部230を有する受けゴム228をゴム受け金物2
29に挿入し、受けゴム228の抜け防止として、水密
部231を有するおさえゴム232をゴム受け金物22
9のフランジ部233に係止固定するようにしている。
その他の部分は、第1実施例と同様である。このような
構成としても、第1実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
説明する。図36は、本発明に係る内視鏡の第5実施例
の要部を示したものである。この第5実施例では、操作
部1に着脱自在であり、鉗子起上ワイヤー26の接続部
を保護する樹脂でできた保護カバー222に起上・倒置
のストロークを決定する、起上ストッパ234、倒置ス
トッパ235を設けた。それ以外は、第1実施例と同様
である。 従来の場合は、鉗子起上台36の起上・倒置
位置を決めるストッパは、通常、先端部9や操作部1内
に設けており、使用者には使用者の欲する起上・倒置位
置の調整ができなかった。又、製品により起上・倒置の
ストロークが違うので、操作部1内にストッパを設けて
いるものに関しては、ストッパの位置の相違により操作
部1が共通化できなかった。 しかし、第5実施例のよ
うな構成にすると、着脱自在の保護カバー222に起上
ストッパ234、倒置ストッパ235を設けたので、製
品毎にその起上・倒置のストロークに対応した保護カバ
ー222を使用すれば操作部1の共通化が可能である。
起上・倒置の違う保護カバー222を使用者に用意して
おけば、保護カバー222を付けかえるだけで、使用者
の欲する鉗子起上台36の起上・倒置位置を設定でき
る。
説明する。図37は、本発明に係る内視鏡の第6実施例
の要部を示したものである。この第6実施例では、保護
カバー222に幾つものネジ部236を設け、起上スト
ッパピン237、倒置ストッパピン238を必要な部分
に螺合し固定できる様にした。それ以外の構成は、第1
実施例と同様である。このようにすると、第1実施例に
おける作用効果の他に、保護カバー222が1種類で、
操作部の共通化、使用者の起上・倒置ストローク設定が
可能になるといった効果を得ることができる。
説明する。図38は、本発明に係る内視鏡の第7実施例
の要部を示したものである。この第7実施例では、グリ
ップ部2と駆動軸開口部25の固定を例にとって説明す
る。金属ででき、ビス穴を有しているビス受け255の
外周に設けられた凹状溝238にOリングA187を挿
入し、この状態でグリップ部2の嵌合穴239にグリッ
プ部2の突き当て部243に突き当たるまで嵌入させ
る。次にビス受け255に設けられたCリング溝240
にCリング204を挿入する。これによりビス受け25
5の抜け止めを行う、又、グリップ部2には矩形の矩形
穴241があり、これにビス受け255の矩形穴241
と略同形の矩形部242が嵌合している為、ビス182
を螺合した時ビス受け255は回転しない。又、グリッ
プ部2とビス受け255の水密はOリングA187で保
っている。そして駆動軸開口部25の嵌合穴206にビ
ス182を挿入し、ビス受け255に螺合させることに
より、駆動軸開口部25はグリップ部2に固定される。
従来では、樹脂のケーシングに直接ビス止めを行ってい
たが、樹脂のケーシングにビス固定を行うと、樹脂側の
ビス山は強度が弱いため、固定強度も弱かった。又、ビ
スを何回もつけたり、はずしたりすると、ビス山が削れ
て使用できなくなってしまう。ところが、この第7実施
例のようにすれば、ケーシングにビス固定を行っても、
何度もビスの着脱が可能になり、強固な固定も可能にな
る。又、従来並に水密も保たれている。
説明する。図39は、本発明に係る内視鏡の第8実施例
の要部を示したもので、図39の(a)は正面断面図、
図39の(b)は側面断面図である。この第8実施例で
は、駆動継手棒175の係合する台座171の係合穴1
73に、駆動軸28の摺動方向と垂直方向のクリアラン
スCを設けた。例えば、駆動継手棒175を、台座17
1の係合穴173に係合のみで固定すると駆動軸28の
摺動等により駆動継手棒175に過負荷がかかると、駆
動継手棒175の逃げ場がなくなり、駆動継手棒175
が曲がり摺動不良の原因となっる。しかし、この実施例
のような構成にしておけば、駆動継手棒175と台座1
71の係合穴173との間にクリアランスがある為、駆
動継手棒175に過負荷がかかっても、駆動継手棒17
5は、逃げる場所があるので、駆動継手棒175の曲が
りによる摺動不良が防止できる。
説明する。図40は、本発明に係る内視鏡の第9実施例
の要部を示したものである。この第9実施例では、保護
カバー222に幾つものストッパ突部244を設けてお
く。 このようにすると、製造者が保護カバー222の
ストッパ突部244を所望の倒置起上位置の部分のみ残
し、他を折る等により取り除くことで、保護カバー22
2は樹脂であり、射出成形で作られているが、倒置・起
上ストロークの違う保護カバー222毎に型を作る必要
がなくなり、加工費の大幅削減が図れる。
て説明する。図41は、本発明に係る内視鏡の第10実
施例の要部を示したものである。この第10実施例で
は、第1の伝達手段とシール手段のうち、第1の伝達手
段をシールする部分をユニット化したことを特徴ともの
である。第1の伝達手段のうち、シール手段から延出す
る部分は、外部に露出しているので使用中、あるいは洗
浄中に傷つき易く、かつ、外力により変形しやすい。ま
た、このシール部は固定部ではなく、摺動部だから消耗
が激しく、水密の機能を保持するのがむずかしい。更に
また、内視鏡を組み立てる時は、シール部を構成してい
る様な小さな部品を組み付けるのは、作業者にとって大
変面倒なものであった。そこで、第1の伝達手段とシー
ル手段のうち、第1の伝達手段をシールする部分をユニ
ット化することにより、ユニットを交換する際、あらか
じめシールする部分をユニット化したので、ユニット状
態でシール部の水密検査ができ、かつ、内視鏡組立時、
小さな部品を組み付けるのではなく、取り扱い易いユニ
ット状態で組み付けられるので作業が行い易くなる。あ
とは、このシール部分とそれ以外のシール部分とを水密
的に接続すればよいが、その部分は、固定部分なので水
密を確保しつつ組立てればよいので作業は容易である。
又、シール手段から延出する部分が傷ついたり、変形し
たりあるいは摺動するシール部分が水密の機能を有さな
くなった時は、このユニットを交換すれば良いので修理
作業性もよい。
に、第1の伝達手段の軸方向の移動範囲を規制する規制
手段を、シール手段の第1の伝達手段をシールする部分
の開口内または第1の伝達手段をシールする部分に設け
た構成とすることも考えられる。このようにすることに
よって、移動範囲の規制を、シール手段から第1の伝達
手段をシールする部分を取外した状態で、容易に行うこ
とができる。
れば、伝達手段を構成する第1の伝達手段には強度の高
い軸部材、第2の伝達手段には可撓性に優れたワイヤー
等を使用するなど、材料の使い分けができ、切断等が起
こる可能性のあるワイヤーを使用した第2の伝達手段の
連結部は、グリップ部の外部に設定されているため、該
第2の伝達手段に交換の必要が生じても、グリップ部を
取り外す必要がない。従って、伝達手段の組み込みや交
換等を容易に行うことができて作業性や保守性に優れて
いる。また、変換手段や、該変換手段と第1の伝達手段
との連結部は、グリップ部内に収容されており、グリッ
プ部に金属材料が露出する構造がないため、グリップ部
に要求される絶縁性を確保することもできる。そして、
落下等の事故があっても、複雑な構造の変換手段はグリ
ップ部内に収容されて、直接に衝撃が作用することがな
いため、変換手段の損壊等も生じにくくすることができ
る。そして、さらには、変換手段や該変換手段と第1の
伝達手段との連結部は、グリップ部内に配置されてグリ
ップ内シール手段により水密に保持され、複雑な構造部
分が外部に露呈していないため、洗浄等も容易にでき取
り扱い性もよく好都合である。
ある。
である。
である。
る。
説明図である。
る。
る。
である。
る。
ある。
る。
み付けの説明図である。
形例の説明図である。
る。
明図である。
る。
図である。
の説明図である。
段との連結を示す縦断面図である。
断面形状の変形例の説明図である。
第2の伝達手段である鉗子起上ワイヤーとの連結部の説
明図である。
ワイヤー連結構造を示す平面図である。
造の横断面図である。
る。
る。
はチップ収納部37を有し、該チップ収納部37には鉗
子起上ワイヤー26の先端にスウェージングで設けたチ
ップ38が挿入されている。鉗子起上台36はプラスチ
ック等の起上軸39によりスロープ部本体40に所定の
角度範囲内で回転可能に設けられている。また、先端部
本体33には、ポリサルホン、変性PPO等の絶縁部材
からなる着脱カバー41と固定カバー42とが取り付け
られ、固定カバー42は先端部本体33に図7に示す止
めピン43で先端部本体33の側孔44に接着固定さ
れ、着脱カバー41は鉗子起上台36、鉗子起上ワイヤ
ー26、スロープ部本体40と一体で先端部9から着脱
自在に設けられている。
経路部51の中心線はほぼ平行で、それらと起上軸穴4
5はほぼ垂直に構成されている。また、スロープ46の
鉗子起上台36側の接触面53は鉗子起上台36の側壁
とほぼ平行になっている。さらに底部には、鉗子起上台
36の底部が位置する切り欠き部54が設けられてい
る。この際、先端部本体33の対物レンズ30、照明レ
ンズ31、ノズル32を有する部分は、少なくとも鉗子
起上台36側の面が平面になる様に形成され、チャンネ
ル口金55、案内管56の開口端もやはり平面になる様
に、糸巻き接着部57に対してL字状に設けられてい
る。これに合わせた固定カバー42も、図6の(a),
(b)に示す様にL字状になっている。図4に図示のよ
うに、糸巻き接着部57側端の底部89をO状リングで
形成し、その上方に一部切り欠き部59を有する凹状溝
60(図2参照)を設けている。そのさらに上方は、レ
ンズ30,31類、ノズル32等を除いて先端部本体3
3を覆うように形成されている。糸巻き接着部57は、
湾曲部8に湾曲し易いように設けられたフッ素ゴム等の
弾性材からなる湾曲ゴム61を固定する部分である。
方に固定カバー42と嵌合する切り欠き部63を有し、
その上方にフック部64を有している。一方、上端部6
5は滑らかなR形状に形成されている。前記フック部6
4は、着脱カバー41の着脱方向と略垂直方向に延びた
係止手段で先端部本体33の端部と嵌合している。
1〜図14に示す。図11に示すように、鉗子起上ワイ
ヤー開口部24には操作部1内に設けたフレーム94が
延びており、グリップ部2、口金固定カバー95、鉗子
ワイヤー開口部本体96が、フレーム94に設けたネジ
部97に螺合されたストッパリング98と操作部本体9
9に挟み込まれて固定されている。また、図12に示す
ように、挿入チューブ100は、操作部1に接着等で固
定された後端口金101に螺合している接続口金102
のフランジ部103と後端口金101に螺合している固
定リング104とが、フレーム94内に突出した凸部1
05を挟み込むことによって固定されている。
定カバー95の開口部120には、鉗子起上案内管口金
121がその外周に形成した凹状溝122に設けたOリ
ング123を介してシール固定されており、かつ、口金
固定カバー95の突出部124の孔125にピン126
を嵌入し、さらにこのピン126を鉗子起上案内管口金
121の切り欠部127に嵌入することにより鉗子起上
案内管口金121は位置決めされている。鉗子起上ワイ
ヤー26が導入される鉗子起上案内管128は、鉗子起
上案内管128の後端パイプ129が鉗子起上案内管口
金121に接着固定されており、他端は先端鉗子起上案
内チューブ130が先端部33に設けられている案内管
56に糸縛り後、接着固定され、挿入部3内に配されて
いる。
は、フック部167を有しピン168を介してリンク腕
169と回転可能に設けられている。また、リンク腕1
69の他端は、同様にピン170を介して台座171に
回転可能に設けられている。そして、台座171の両サ
イドには、操作部本体99内の固定された断面凹状のガ
イド壁172が設けられている。また、台座171の挿
入部3側には、係合穴173が設けられており、この係
合穴173には、駆動軸28に取り付けられている継手
固定具174に螺合して固定されている駆動継手棒17
5が挿入されている。このとき、各部品の寸法および組
付のバラツキにより、駆動継手棒175に接続された継
手固定具174の上面が駆動軸開口部25に干渉しない
様、駆動継手棒175と係合穴173との間には、駆動
継手棒175の軸方向の移動を許容するクリアランスが
設定されている。従って、鉗子起上レバー27を回転さ
せれば台座171は進退するので、この進退が駆動継手
棒175、駆動軸28、鉗子起上ワイヤー26を介して
先端部9の鉗子起上台36へ伝えられ、鉗子起上台36
の起上・倒置が行われる。この進退のストロークは、起
上時は、先端部本体33にあるストッパ突起部49、倒
置時は、台座171の進退するガイド板176に取り付
けられたストッパ板177でそれぞれ決められる。又、
ストッパ板177は、従来では、製品毎のストロークの
相違に対応させるため、製品毎に個別に寸法設定を行っ
ていたが、このストロークの変化に対応する為、ストッ
パ板177を全製品共通にし、製品毎のストロークの変
化に対応する為、図17に示すように、前記ストッパ板
177は、台座171にストローク調整板200をビス
固定して設けた構成としてもよい。
1内にある鉗子起上機構の接続は、図18に示すよう
に、駆動継手棒175、駆動軸28、駆動軸開口部25
等を有する駆動軸ユニット201の駆動継手棒175
を、グリップ部2の開口部202に露見している台座1
71の係合穴173に挿入することにより達成されてい
る。前記係合穴173には駆動継手棒175が挿入しや
すい様に、テーパ部248が形成されている。このとき
駆動軸ユニット201とグリップ部2の水密は、駆動軸
開口部25に対向した凹溝部203に設けられた異形パ
ッキン186で行われている。また、駆動軸ユニット2
01とグリップ部2の固定は、グリップ部2にCリング
204で固定された第1のビス受け181、第2のビス
受け249にビス182を螺合させ、駆動軸開口部25
を挟み込んで行う。
250を有している為、第1のビス受け181、第2の
ビス受け249は非共通のものになっており、かつ、O
リングA187は共通の為、組立時第1のビス受け18
1と第2のビス受け249の誤組が行われる可能性があ
る。この誤組を防止する為、図19の(a),(b)に
示すように、設けられている矩形部A251の幅Lは第
2のビス受け249の矩形部B252の幅lより大きく
しており、第1のビス受け181が第2のビス受け24
9の嵌合する矩形溝B253に入らないようになってい
る。なお、図19の(a)は、ビス受けの組み付け前の
概略斜視図であり、図19の(b)は組立状態の断面図
を示している。又、第2のビス受け249を仮に第1の
ビス受け181の矩形溝A254に挿入した場合は、抜
け止め用のCリング204がはめられない様、第2のビ
ス受け249の矩形部B252の深さdを、第1のビス
受け181の矩形部A251の深さDよりも浅くしてい
る。以上、第1のビス受け181と第2のビス受け24
9の形状を変えることにより誤組を防止している。
動軸28を進退させて、継手固定具174を挿入し、駆
動継手棒175を駆動軸開口部25の裏面から、継手固
定具174に螺合させ固定する。駆動軸28と駆動継手
棒175の固定方法としては図25,図26に示した構
成も考えられる。図25および図26について説明す
る。駆動軸28は回転防止の為矩形部213を有してお
り、駆動継手棒175には矩形部213と嵌合する嵌合
溝214を設けている。嵌合溝214は矩形にする為、
加工上、孔ではなく溝になっている。駆動軸28と駆動
継手棒175の固定は、嵌合溝214に矩形部213を
挿入し、NUビス215で行う。又、ビス穴位置は、ビ
ス締め付け作業を行い易くするためには、駆動軸開口部
25の裏面側であれば、垂直方向でなく、図27に示す
ように、斜め方向に設けても良い。
定は、より強固な固定を行う為、図26に示すように、
駆動継手棒175に凹部245、台座171に凸部24
6をそれぞれ設けて、嵌合固定している。更に摺動方向
に力が働いても駆動継手棒175に働く力を拡散する
為、駆動継手棒175の嵌合する嵌合溝247は、図2
5に示すように、円弧状にしており、接触面積を少なく
している。また、図24に示すように、駆動軸開口部2
5の裏面には、駆動軸28が摺動方向を案内する案内リ
ブ216が設けられており、更に駆動軸開口部25の強
度を上げる為、又、均肉化の為、格子状の肉抜き部21
7が形成されている。又、駆動軸28が軸案内リブ21
6に接しない様、軸案内リブ216に接触する方向の継
手固定具174の寸法を駆動軸28の外径よりも大きく
しており、かつ、駆動軸28の摺動抵抗を減少させる
為、継手固定具174と軸案内リブ216の間にはクリ
アランスを設けている。
説明する。図34は、本発明に係る内視鏡の第2実施例
の要部を概略斜視図にて示したものである。この第2実
施例は、第1実施例における駆動軸ユニット201の取
り付け構造を改善したものである。即ち、グリップ部2
と駆動軸ユニット201の水密をゴムパッキン227で
行っている。これによって、第1のビス受け181、第
2のビス受け249のOリングA187を廃止したもの
である。その他の部分については、前述の第1実施例の
場合と同様である。従って、第1実施例の場合と同様
に、変換手段等の鉗子起上機構部分の衝撃からの保護
や、グリップ部における絶縁性の確保、洗浄の容易性等
の効果を授受することができる。
説明する。前述した図21は、本発明に係る内視鏡の第
3実施例の要部を示したものである。この第3実施例
は、Oリング受け金物183内側に複数のOリング17
8とOリング178の接触を防止する為の樹脂でできた
駆動軸受け179を配し、弾性部材のシール部180に
インサートされているインサート金物184を螺合固定
する。又、シール部180には半球状の水密部212を
有している。そして、Oリング178の内径は駆動軸受
け179の内径よりも小さくかつ、駆動軸受け178の
内径は駆動軸28の外径よりも大きくしている。その他
の部分は、第1実施例と同様である。このようにする
と、駆動軸28は複数の弾性部材水密部材で軸支されて
いるので、駆動軸28に外力が加わっても駆動軸28が
変形することはない。又、駆動軸28は金属の部材に接
触しないので、駆動軸が傷つくこともない。従って、駆
動軸28を支持する部分が少なく、又、支持する部品が
金属等の硬い物で構成されている場合でも、外部からの
衝撃等の作用で、駆動軸28が変形して作動不良が発生
したり、駆動軸28が傷ついて水洩れを起こすといった
不都合の発生を低減することができる。
説明する。図36は、本発明に係る内視鏡の第5実施例
の要部を示したものである。この第5実施例では、操作
部1に着脱自在であり、鉗子起上ワイヤー26の接続部
29を保護する樹脂でできた保護カバー222に起上・
倒置のストロークを決定する、起上ストッパ234、倒
置ストッパ235を設けた。それ以外は、第1実施例と
同様である。 従来の場合は、鉗子起上台36の起上・
倒置位置を決めるストッパは、通常、先端部9や操作部
1内に設けており、使用者には使用者の欲する起上・倒
置位置の調整ができなかった。又、製品により起上・倒
置のストロークが違うので、操作部1内にストッパを設
けているものに関しては、ストッパの位置の相違により
操作部1が共通化できなかった。 しかし、第5実施例
のような構成にすると、着脱自在の保護カバー222に
起上ストッパ234、倒置ストッパ235を設けたの
で、製品毎にその起上・倒置のストロークに対応した保
護カバー222を使用すれば操作部1の共通化が可能で
ある。起上・倒置の違う保護カバー222を使用者に用
意しておけば、保護カバー222を付けかえるだけで、
使用者の欲する鉗子起上台36の起上・倒置位置を設定
できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡の挿入部の先端に回動自在に設け
られた処置具起上台と、前記挿入部の基端側に接続され
た操作部上に回動自在に設けられた起上台操作手段と、
前記操作部内に設けられて前記起上台操作手段の回転動
作を挿入部の略軸線方向に沿った往復動作に変換する変
換手段と、前記挿入部の軸線方向に沿って移動自在に該
挿入部内を挿通して先端部が前記処置具起上台に連結さ
れるとともに基端部が前記操作部のグリップ部内で前記
変換手段に連結されて該変換手段の往復動作を前記処置
具起上台に伝達する伝達手段と、前記伝達手段の基端部
と変換手段との連結部を水密に保持するグリップ部内の
シール手段とを備え、前記起上台操作手段の回動操作に
連動する伝達手段の往復動作によって前記処置具起上台
の起上・倒置を制御する内視鏡であって、 前記伝達手段は、基端部が前記グリップ部内のシール手
段内で該変換手段に連結されるとともに先端部が前記グ
リップ部のシール手段から外に延出した第1の伝達手段
と、基端部が前記第1の伝達手段の先端部に対して連結
自在とされるとともに先端部が前記挿入部を挿通して前
記処置具起上台に連結された第2の伝達手段とを備えた
ことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US08/638,984 US5707344A (en) | 1993-05-07 | 1996-04-25 | Endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP3272134B2 JP3272134B2 (ja) | 2002-04-08 |
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ID=18434199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35393293A Expired - Fee Related JP3272134B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-12-28 | 内視鏡 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002360509A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-17 | Pentax Corp | 処置具起上装置を有する内視鏡 |
JP2005205031A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Olympus Corp | 内視鏡装置及びこれに用いる圧入部材 |
JP2018038733A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | 富士フイルム株式会社 | 処置具起立装置、及び内視鏡 |
JPWO2019065580A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2020-12-24 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35393293A patent/JP3272134B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018038733A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | 富士フイルム株式会社 | 処置具起立装置、及び内視鏡 |
JPWO2019065580A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2020-12-24 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
US11925316B2 (en) | 2017-09-27 | 2024-03-12 | Fujifilm Corporation | Endoscope |
Also Published As
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JP3272134B2 (ja) | 2002-04-08 |
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