JPH0975296A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH0975296A
JPH0975296A JP7235717A JP23571795A JPH0975296A JP H0975296 A JPH0975296 A JP H0975296A JP 7235717 A JP7235717 A JP 7235717A JP 23571795 A JP23571795 A JP 23571795A JP H0975296 A JPH0975296 A JP H0975296A
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endoscope
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Koji Nakamoto
孝治 中本
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Tatsuya Furukawa
達也 古川
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Olympus Optical Co Ltd
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端カバーと内視鏡先端部との装着性が良く、
先端カバーの内視鏡先端部からの脱落の無い係止機構を
有する内視鏡を提供すること。 【解決手段】先端カバー51を係止する係止機構を形成
する先端リング18には内視鏡先端部側の係止機構の凹
部となる係止溝26を、湾曲ゴム19との間で形成する
ための係止凸部22が周方向一部に設けられている。先
端リング18と湾曲ゴム19とを配設して形成された係
止溝26には先端カバー51の係止機構の凸部となる係
止片が係入する。係止凸部22には係止片52の係止溝
26への装着性を向上させるため、この係止片52を係
止溝26に案内する傾斜部となる傾斜凸部27を設けて
いる。この傾斜凸部27は、係止凸部22より先端側に
突出し、先端側下面から係止凸部22の上面に向かって
上昇する傾斜面として形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡先端部に先
端カバーが装着される内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにガストロスコープ、十二指
腸スコープ等の医療用内視鏡は、挿入部を患者の体腔内
に挿通して、患部の観察や処置などを行なうものであ
る。内視鏡で患部を観察しながら鉗子などの処置具を用
いて生検組織の採取や治療を行う際、所望の患部に鉗子
を対向させる機構として内視鏡には処置具起上装置が設
けられているものがある。
【0003】この処置具起上装置は、基本的には内視鏡
先端部に設けた起上軸を中心に回動可能な処置具起上台
と、この処置具起上台に連結された操作ワイヤとで構成
されており、この操作ワイヤを手元側に設けた操作部で
進退動作させることにより、処置具起上台の角度を適宜
調整して鉗子の向きを所望の方向に定められるようにな
っている。
【0004】また、内視鏡使用時、内視鏡先端部及び内
視鏡挿入部が体腔内に挿入されて体液などに触れるた
め、前記処置具起上台の起上軸や、先端構成部との摺動
部、操作ワイヤの端部に接続されている操作ワイヤ固定
部材と処置具起上台との嵌合部などに体液が接触する。
従って、内視鏡使用後、感染症などを防止するために、
内視鏡の各部を洗浄しなければならなかった。しかし、
処置具起上装置には操作ワイヤ固定部材や起上軸など細
かな部材が多いので、洗浄には大変手間がかかってい
た。
【0005】このため、実公平2−25361号公報に
は挿入部の先端硬質部を本体部と、この本体部に着脱可
能な先端キャップとで構成した先端カバー着脱式の内視
鏡が示されている。また、本出願人は特願平5−333
219号に着脱式鉗子起上台付きの先端カバーを提案し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
2−25361号公報に示されるような先端カバー(先
端キャップ)が着脱式の内視鏡では、先端カバーを着脱
式の構造にするにあたり、先端カバーの内視鏡先端部へ
の装着性を優先すると、この先端カバーが内視鏡先端部
から外れ易くなってしまうという問題があった。逆に、
先端カバーを内視鏡先端部から外れ難くすると、今度は
先端カバーの内視鏡先端部への装着性が悪化するという
問題があった。
【0007】このため、前記特願平5−333291号
では先端カバーと内視鏡先端部とを装着する際、先端カ
バーが接する内視鏡先端部に形成した係止部の先端側全
体に傾斜部を設けて、装着性を向上させるようにしてい
た。しかし、図17に示すように前記内視鏡先端部10
1の係止部102の先端側全体に傾斜部103を設ける
と、前記内視鏡先端部101に先端カバー104を装着
したとき、この先端カバー104と前記係止部102と
の間に傾斜部103の傾斜面によって形成される周状の
凹部105が形成されてしまい、この凹部105が形成
されることによって体腔内への挿入性が低下するという
問題があった。
【0008】また、図18に示すように先端カバーが外
された内視鏡110では、洗滌時、指で鉗子台111を
先端構成部112より下に押し下げて露出させ、鉗子台
周りを洗滌するようにしていた。しかし、鉗子台111
を先端構成部112より下方に押し下げるとき、操作ワ
イヤ113が鉗子台ガイド壁114内面と鉗子台111
との間に入り込んで、操作ワイヤ113に食いつきが発
生するおそれがあった。このため、鉗子台111と鉗子
台ガイド壁114内壁面との間に操作ワイヤ113が入
り込むことのない内視鏡が望まれていた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、先端カバーと内視鏡先端部との装着性が良く、先
端カバーを内視鏡先端部に装着したとき、先端カバーと
内視鏡先端部との装着部分の外表面に段差部が無く挿入
性に優れ、先端カバーの内視鏡先端部からの脱落の無い
係止機構を有する内視鏡を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、内視
鏡先端部と、この内視鏡先端部に装着される先端カバー
と、前記内視鏡先端部と前記先端カバーとを一体的に係
止する一組の凹部及び凸部で形成した係止機構とを備え
る内視鏡であって、前記係止機構を形成する凹部または
凸部の少なくとも一方の一部分に傾斜部を設けている。
【0011】この構成によれば、係止機構を形成する凹
部または凸部の少なくとも一方の一部に傾斜部を設けた
ことにより、係止強度を確保しつつ、先端カバーと内視
鏡先端部との装着時に簡単に先端カバーが内視鏡先端部
に装着される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図8は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図2は先端カバーと先端構成部との装着性を向上さ
せる傾斜部を設けた先端構成部を示す斜視図、図3は係
止片を設けた先端カバーを示す斜視図、図4は内視鏡先
端部の鉗子台を押し下げた状態を示す図、図5は鉗子台
操作装置の概略構成を示す説明図、図6は図3のA部の
拡大図、図7は先端カバーを先端構成部に装着したとき
の逃がし部を示す図、図8は先端カバーを窓側から見た
ときの一部断面斜視図である。
【0013】図1に示すように内視鏡装置1は、固体撮
像装置(不図示)を内臓した内視鏡2と、この内視鏡2
の先端部に照明光を供給する光源装置3と、内視鏡2の
撮像素子から伝送される電気信号を映像信号に処理する
信号処理手段を有するビデオプロセッサ4と、このビデ
オプロセッサ4により信号処理された映像信号による被
写体像を表示するモニタ5と、前記映像信号を記録再生
するVTR6と、前記モニタ5に表示された被写体像を
印字するビデオプリンタ7と、前記映像信号を記録する
大容量の記憶装置であるビデオディスク8などから構成
されている。
【0014】前記内視鏡2は、体腔内に挿通される挿入
部9と、この挿入部9の後方に位置する操作部10及び
この操作部10の側部から延出するユニバーサルコード
11などを備えて構成されている。
【0015】図2に示すように前記内視鏡2の挿入部9
の先端側に位置する内視鏡先端部12は、患部の観察を
行なう対物レンズ13と、患部など体腔部内を照明する
照明レンズ14と、前記対物レンズ13及び照明レンズ
14に付着した汚物や体液などを洗浄するための洗浄液
や各レンズ13,14に付着した水滴などを吹き飛ばす
空気を送るノズル15と、内視鏡内を挿通して先端部か
ら突出する処置具(不図示)を支持する鉗子台16と、
この鉗子台16に一端が接続され他端が内視鏡2の操作
部10に設けた後述する鉗子台操作装置に連結される操
作ワイヤ17と、後述する先端カバーを係止する係止機
構を形成する係止リング18と、図示しない複数の湾曲
駒を連接してなる湾曲部を覆うと共に前記係止リング1
8の後端部に被覆される湾曲ゴム19と、前記操作ワイ
ヤ17を牽引操作して鉗子台16を回動させたとき鉗子
台16の回動方向に対して直交する外周方向への位置ず
れを防止する鉗子台ガイド壁20などを先端構成部21
に配設して構成されている。この先端構成部21には図
3に示す先端カバー51が装着されるようになってい
る。
【0016】なお、前記先端構成部21の各稜線部分に
は符号21aに示すような面取りが施されており、先端
カバー非装着時に稜線部分のエッジによる操作者の手指
などへの損傷を防止している。
【0017】まず、内視鏡先端部側の係止機構について
説明する。図2に示すように前記先端カバー51を係止
する係止機構を形成する先端リング18は、生体適合性
を有する材質である例えば、ポリスルホンなどで成型さ
れており、生体適合性を有する接着剤で先端構成部21
に一体的に接着固定されている。
【0018】前記先端リング18には内視鏡先端部側の
係止機構の凹部となる係止溝26を形成するための係止
凸部22が周方向一部に設けられている。
【0019】すなわち、係止凸部22と付き当て部25
との間に、内視鏡先端部側の係止機構の凹部となる係止
溝26が形成される。この係止溝26には、図3に示す
先端カバー51の後述する被係止機構の凸部となる係止
片51が係入するようになっている。
【0020】前記係止凸部22には前記先端カバー51
の係止片52の係止溝26への装着性を向上させるた
め、先端カバー51の係止片52を係止溝26に案内す
る傾斜部となる傾斜凸部27が設けられている。この傾
斜凸部27は、前記係止溝26に前記係止片52を係入
する際、この係止片52と最初に当接するように、係止
凸部22より先端側に突出して形成されている。
【0021】また、前記傾斜凸部27は、前記係止片5
2が当接して滑らかに係止凸部22を乗り越えて係止溝
26に係入するようにするため、先端側下面から係止凸
部22の上面に向かって上昇する傾斜面として形成され
ている。なお、この傾斜凸部22の幅寸法を5mm以下
に設定することが望ましい。
【0022】前記係止凸部22の外形寸法は、先端カバ
ー51の外形寸法と略同寸法、あるいはやや大きな外形
寸法に形成されている。また、係止リング18には、操
作ワイヤ17の出口近傍23での肉厚を確保するための
異形部24が設けられている。
【0023】なお、前記係止リング18の最小肉厚は、
先端カバー51の繰り返しの装着によって剥離すること
の無い耐性を備える約0.3mmに抑えられているの
で、薄肉でありながら十分な強度を有する。また、前記
係止リング18は、先端カバー51を先端構成部21に
装着したとき、先端カバー51と係止リング18との識
別を容易に行うことが可能なように先端カバー51と異
なる色に着色されている。さらに、前記湾曲ゴム19に
配設されている付き当て部25の外形寸法は、前記係止
リング18の外形寸法と略同寸法で形成されている。
【0024】一方、図4に示すように鉗子台16は、洗
浄の際、指で押し下げることにより先端構成部21より
下側に押し下げられていくが、操作ワイヤ17が鉗子台
ガイド壁20内面と鉗子台16との間に入り込んで操作
ワイヤ17に損傷を与えることを防止するため、鉗子台
16と鉗子台ガイド壁20との隙間xが操作ワイヤ17
の直径寸法以上に開くことなく鉗子台16が停止するよ
うになっている。
【0025】前記鉗子台16を、隙間xが、操作ワイヤ
17の直径寸法以上に開かない位置で停止させるため、
鉗子台操作装置30に図5に示すようなワイヤ侵入防止
手段を設けている。
【0026】すなわち、図に示すように鉗子台16を回
動操作する鉗子台操作装置30は、軸31を中心に回動
する操作部10に設けた操作ノブ32と、この操作ノブ
32に連結された連結棒33と、この連結棒33に接続
された前記操作ワイヤ17を進退させることで鉗子台1
6を回動させる押引部34と、この押引部34を内視鏡
の長手方向に動かすように規制するガイド35などによ
って主に構成されている。
【0027】このガイド35は、前記押引部34の周り
を囲むように内視鏡の長手方向に平行に配設されてお
り、前記押引部34が先端方向に移動することによって
この押引部34に設けられている段部34aがガイド3
5の先端側壁35aに当接する。すなわち、ワイヤ侵入
防止手段として前記押引部34がガイド35の先端側壁
35aに当接するまでの操作ワイヤ17の移動距離を設
定することによって、前記隙間xが操作ワイヤ17の直
径寸法以上に開かないようにしている。
【0028】次に、先端カバー51側の被係止機構につ
いて説明する。図3に示すように前記係止リング18の
係止凸部22と付き当て部25とで形成された係止溝2
6を備えた先端構成部21に装着される先端カバー51
には、前記先端構成部21の係止凸部22を乗り越えて
係止溝26に係入する弾性を有する係止片52が2箇所
設けられている。
【0029】この係止片52の外形形状は、前記係止溝
26に収まるように、この係止片52の長さ・幅寸法を
係止溝26の長さ・幅寸法に対して略同寸法か、やや小
さな寸法に設定して形成されている。
【0030】また、前記係止片52が係止溝26に係入
されたとき、この係止片52が先端カバー51の他の部
分より出っ張っていると、先端構成部21に先端カバー
51を装着した内視鏡を体腔内に挿入する際、出っ張っ
ている係止片52が何らかに引っかかったとき、引っ張
られて係止溝26から外れて、先端カバー51が先端構
成部21から脱落するおそれがある。このため、前記係
止片52の外形寸法を、先端カバー51の他の部分の外
形寸法に対して同寸法、または出っ張ることが無い寸法
に設定すると共に、前記先端構成部21の係止凸部22
の外形寸法に対しても同寸法、または出っ張ることの無
い寸法に設定している。
【0031】前記先端カバー51に係止片52を設ける
ため、この先端カバー51にはスリット部53が設けら
れている。このスリット部53には、前記先端構成部2
1に設けた係止凸部22が隙間無く収まるようにするた
め、図6に示すように前記係止凸部22に設けた傾斜凸
部27を収めるための凹部54を、前記係止凸部22に
設けた傾斜凸部27に対応する位置に設けている。な
お、このスリット部53の長さ・幅寸法を、前記係止凸
部22の長さ・幅寸法に対して略同寸法か、やや大きな
寸法に設定している。前記係止片52の根本部近傍55
の内周面側にはこの係止片52に所望の曲げ性(弾性
力)を持たせるため、一部分を所定の厚さに薄肉に形成
したヒンジ56が設けられている。
【0032】一方、図7示すようにこの先端カバー51
の内面には、この先端カバー51を先端構成部21に装
着したとき、前記鉗子台16の一部と先端カバー51内
面とが当たることがないように逃げ部60が形成されて
いる。
【0033】また、図8に示すようにこの先端カバー5
1には、前記先端構成部21の異形部24に対応するよ
うに変形部57が設けられると共に、前記先端構成部2
1に設けた対物レンズ13,照明レンズ14や鉗子台1
6が対向する窓58が設けられている。
【0034】なお、この窓58の後端側には高周波処置
具使用時、この高周波処置具(不図示)と先端構成部2
1との間でのショートを防止するための絶縁部59が設
けられている。また、前記係止片52の係止凸部22に
対しての係止強度を確保するため、この係止片52の幅
寸法及び肉厚を、それぞれ幅1mm以上で肉厚0.5m
m以上で形成している。さらに、前記係止片52の端部
52aを、それぞれ外周面に対し45°から90°の範
囲で同角度に形成している。又、本実施形態では係止片
52を複数設けるようにしているが、係止片を1つだけ
設ける構成であってもよい。更に、前記係止凸部22及
びスリット部53の係止強度を向上させるため、前記係
止凸部22及びスリット部53を周面に対してほぼ垂直
に突出するように形成している。
【0035】上述のように構成した先端カバー51の先
端構成部21への装着について説明する。先端カバー5
1を先端構成部21すなわち内視鏡先端部12へ装着す
る際まず、先端構成部21の対物レンズ13、照明レン
ズ14が配設されている面と、先端カバー51の窓58
の向きとを一致させる。そして、先端構成部21の長手
方向に先端カバー51を徐々に挿入していく。すると、
先端カバー51に設けられている係止片51の先端側端
面が、先端構成部21の係止凸部22に設けられている
傾斜凸部27の傾斜面に当接する。
【0036】ここで、先端カバー51をさらに先端構成
部21に押し込んでいくと、前記係止片52が傾斜凸部
27の傾斜面に沿って移動していく。傾斜部27が係止
片52の根元側に位置しているため、係止片52のほぼ
全体が持ち上げられ、また、係止片52の根本部近傍5
5にヒンジ56が設けられていることによって、前記係
止片52が長手方向に直交する外周方向に持ち上げられ
るように曲げられていく。これにより、装着性が向上す
る。
【0037】そして、更に先端カバー51を押し込む。
すると、前記係止片52が係止凸部22を乗り越え、前
記ヒンジ56の有する復元力によって係止片52が係止
溝26に収まると共に、先端構成部21の異形部24と
先端カバー51の変形部57とが嵌合して先端カバー5
1と先端構成部21との装着が完了する。
【0038】なお、検査終了後、鉗子台周りの洗浄を行
なう際は、操作ノブ32をいっぱいに動かして鉗子台1
6を倒置させ、その後、鉗子台16、先端構成部21な
どを流水中でブラシを用いて洗浄する。そして、すすぎ
を行った後、消毒を行う。
【0039】このように、係止凸部の一部に係止片を係
止溝に案内する傾斜凸部を設けたことにより、先端カバ
ーを先端構成部に押し込んで装着するとき、係止片を根
本部近傍から持ち上げながら係止凸部を乗り越えさせ
て、係止溝に係入することができる。このことにより、
先端カバーを先端構成部に押し込むだけで、先端カバー
の内視鏡先端部への装着がスムーズに行える。
【0040】また、前記係止片の外形寸法を、先端カバ
ーの外形寸法及び係止凸部の外形寸法に対して同寸法、
または出っ張ることの無い寸法に設定する一方、係止片
の長さ・幅寸法を係止溝の長さ・幅寸法に対して略同寸
法か、やや小さな寸法に設定すると共に、スリット部の
長さ・幅寸法を、係止凸部の長さ・幅寸法に対して略同
寸法か、やや大きな寸法に設定したことにより、先端カ
バーを内視鏡先端部に装着したとき、図15に示すよう
に係止片だけが突出することや外表面の凹部を無くすこ
とができる。このことにより、先端カバーを装着した内
視鏡の体腔内への挿入がスムーズに行える。
【0041】さらに、前記係止片の根元部近傍にヒンジ
を設けて、係止片に所望の弾性力を持たせたことによ
り、係止片の長手方向に直交する外周方向へスムーズに
曲がるので先端カバーの装着性が大幅に向上する。
【0042】又、先端構成部に設けた異形部に対応する
ように先端カバーに変形部を設けたことにより、先端カ
バーを先端構成部に装着したとき、先端カバーが先端構
成部に対して回転することを防止することができる。
【0043】更に、鉗子台と鉗子台ガイド壁との間の隙
間を操作ワイヤの直径寸法より大きく開かないように、
押引部がガイドの先端側壁に当接するまでの操作ワイヤ
の移動距離を設定しているので、操作ワイヤが鉗子台ガ
イド壁の内側に入り込むのを防止することができる。こ
のことにより、操作ワイヤが鉗子台と鉗子台ガイド壁と
の間に入り込んで発生する操作ワイヤの食い付きがなく
なる。
【0044】又、先端カバーの内面に鉗子台との接触を
防ぐ逃げ部を設けたことにより、先端カバーの先端部に
設ける面取りRを大きく設定することができるので、先
端カバーを装着した内視鏡の安全性及び体腔内への挿入
性が大幅に向上する。
【0045】なお、前記先端カバーを他の内視鏡にも共
通に使用することが可能なように、互換性を持たせるこ
とにより、安価な先端カバーを提供することができる。
【0046】図9は本発明の第2実施形態に係る先端カ
バーと先端構成部との装着性を向上させる傾斜部を先端
カバー側に設けた内視鏡を示す斜視図である。
【0047】前記第1実施形態の内視鏡が、先端カバー
の先端構成部への装着性を向上させるための傾斜部を先
端構成部側の係止凸部に設けたのに対し、本実施形態で
は先端カバーの先端構成部への装着性を向上させるため
の傾斜部を先端カバー側に設けている。
【0048】すなわち、図に示すように本実施形態では
内視鏡先端部12側の係止リング61には係止側となる
係止溝62と係止凸部63とが設けられている。前記係
止凸部63の先端部近傍には、長手方向先端側に突出す
る凸部64が設けられている。
【0049】一方、先端カバー51aの被係止側の係止
片71には前記凸部64に対応する位置にこの先端カバ
ー51aの内視鏡先端部12への装着性を向上させるた
めの傾斜部となる傾斜凹部72が設けられている。この
傾斜凹部72は、前記係止リング61側の上方面側から
係止片71の下面方向に向かって下降する傾斜面として
形成されている。
【0050】また、前記先端カバー51aに係止片71
を設けるため、この先端カバー51aに前記先係止凸部
63を隙間無く収めるスリット部73が設けられてい
る。そして、このスリット部73には前記凸部64を収
める凹部74が形成されている。なお、符号62aは、
先端カバー51aを先端構成部21から取り外す際、ピ
ック(不図示)など取り外し治具を差し込むための取り
外し用溝である。その他の構成は前記第1実施形態と同
様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0051】本実施形態において、先端カバー51aを
先端構成部21に装着するとき、まず、先端カバー51
aを先端構成部21の長手方向に挿入していく。する
と、内視鏡先端部12を構成する係止凸部63の先端側
に突出する凸部64に、前記係止片71に設けた傾斜凹
部72の傾斜面が当接する。
【0052】ここで、先端カバー51aをさらに押し込
んでいくと、前記係止片71の傾斜面が凸部64の先端
側上方の稜線に沿って押し上げられるように移動して、
係止片71全体が長手方向に直交する外周方向に押し上
げられていく。
【0053】そして、前記先端カバー51をさらに押し
込む。すると、前記係止片71が係止凸部63を乗り越
えて係止溝62に収まると共に、前記凸部64が凹部7
4に収まって、外表面上の凹凸を非常に少ない状態にし
て装着が完了する。
【0054】このように、先端カバーの先端構成部への
装着性を向上させるための傾斜部となる傾斜凹部を先端
カバー側の係止片の内周面側に設けたことにより、先端
カバーを先端構成部に装着した際、先端カバーと先端構
成部との間に生ずる外表面の凹部を無くすことができ
る。このことにより、先端カバーを装着した内視鏡の体
腔内への挿入性がさらに向上する。
【0055】また、係止凸部に設けた凸部がスリット部
に設けた凹部に確実、且つ一体的に収まって周方向の係
止強度が高くなるので、先端カバーの先端構成部に対す
る回転止めにすることができる。このことにより、先端
構成部に異形部を設けたり、先端カバーに変形部を設け
ることなく、先端構成部及び先端カバーを円形に形成し
てもよい。
【0056】さらに、係止凸部の凸部を係止片に対して
は根本部近傍に位置するように設けているので、先端カ
バー装着時、係止片全体をスムーズに長手方向に直交す
る外周方向に押し上げることができる。なお、その他の
作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
【0057】ところで、先端カバーを外した内視鏡先端
部を洗浄する際、前記第1実施形態では鉗子台を押し下
げたとき、鉗子台と鉗子台ガイド壁との間の隙間に、操
作ワイヤが入り込まないようにするため、鉗子台と鉗子
台ガイド壁との間の隙間を操作ワイヤの直径寸法より大
きく開かないように設定していた。このため、鉗子台の
回動範囲が規制されて、鉗子台側面と鉗子ガイド壁及び
先端構成部との間の洗浄を充分に行えないことがあっ
た。このため、洗浄時、鉗子台を先端構成部の下方側に
回動させられる内視鏡が望まれていた。
【0058】図10に示すように本実施形態の内視鏡
は、対物レンズ13、照明レンズ14、ノズル15、鉗
子台16、操作ワイヤ17などが設けられている先端構
成部21の鉗子台ガイド壁65に、前記操作ワイヤ17
の出口17a直下から外周面下方に向かって傾斜する傾
斜面66を設けている。
【0059】このため、先端構成部21及び鉗子台16
周りを洗浄する際は、指で操作ワイヤ17を支持し、こ
の操作ワイヤ17を前記傾斜面66に沿わせて鉗子台ガ
イド壁65の外周面側に移動させる。そして、鉗子台1
6を指で押し下げ、先端構成部50よりも下側に位置さ
せることで洗浄性が向上する。
【0060】このように、鉗子台ガイド壁に操作ワイヤ
の出口直下から外周面下方に向かって傾斜する傾斜面を
設けたことによって、操作ワイヤを鉗子台ガイド壁の外
周面側に移動させて鉗子台を先端構成部の下側に位置さ
せることにより、洗浄作業性が大幅に向上する。また、
操作ワイヤを鉗子台ガイド壁の外周面側に移動させてい
るので、鉗子台と鉗子台ガイド壁との間での操作ワイヤ
の食いつきを防止することができる。
【0061】図11は本発明の第3実施形態に係る先端
カバーと先端構成部との装着性を向上させる傾斜部を先
端構成部側に設けた内視鏡の別の構成を示す斜視図であ
る。
【0062】図に示すように本実施形態では係止リング
81に設けた係止凸部82の先端部の周方向面と長手方
向先端側面との2箇所に、先端カバーと先端構成部との
装着性を向上させる傾斜部となる第1の傾斜面部82a
と第2の傾斜面部82bとを設けている。
【0063】すなわち、前記係止リング81に設けた係
止溝83に先端カバー91に設けた被係止手段の係止片
92をスムーズに係入させるため、係止凸部82の先端
部には先端方向に行くに従って内周面側に向かって下降
する傾斜面を有する第1の傾斜面部82aと、この第1
の傾斜面部82aより長手方向先端側に突出して先端側
下面から第1の傾斜面部82aの上面に向かって上昇す
る傾斜面を有する第2の傾斜面部82bとが設けられて
いる。
【0064】なお、前記先端カバー91には第2の傾斜
面部82bが収まる凹部93が根元部側に設けられてい
る。また、前記係止リング81の後端部58には湾曲ゴ
ム84が連結されている。
【0065】まず、先端カバー91を内視鏡先端部に装
着する際、先端カバー91を先端構成部21の長手方向
に挿入していく。すると、内視鏡先端部を構成する係止
凸部82の先端部で先端側に突出する第2の傾斜面部8
2bに、係止片92が当接する。
【0066】ここで、先端カバー91をさらに押し込ん
でいくと、前記第2の傾斜面部82bの傾斜面に沿って
係止片92が移動して係止片92が長手方向に直交する
外周方向に持ち上がっていく。そして、先端カバー91
をさらに押し込むと、係止片92が第1の傾斜面部82
aの傾斜面上に載って係止片92が長手軸に直交する外
周方向に押し上げられた状態になる。
【0067】そして、前記先端カバー91をさらに押し
込む。すると、前記係止片92が係止凸部82を乗り越
えて係止溝83に収まるとと共に、前記第2の傾斜面部
82bが凹部93に収まって装着が完了する。
【0068】このように、係止凸部の先端側に傾斜部と
なる第1の傾斜面部と第2の傾斜面部とを設けたことに
より、先端カバーの係止片が第2の傾斜面部と第1の傾
斜面部とを順次移動して、係止片を長手軸に直交する外
周方向にスムーズに押し上げて係止溝に係入することが
できる。
【0069】また、係止片を押し上げるための傾斜部を
第1の傾斜面部と第2の傾斜面部とで構成したことによ
り、各傾斜面部の傾斜面を小さく設定することができる
ので、先端カバーを装着した際、外表面の凹凸を小さく
することができる。
【0070】なお、図12に示すように前記第1の傾斜
面部82aと第2の傾斜面部82bとを係止凸部82に
設けた係止リング81が配設されている先端構成部21
には、ライトガイド(不図示)を先端構成部21の所定
位置に配設した後、その配設部を塞ぐために蓋85が装
着される。この蓋85の先端部には、先端構成部21の
先端部に設けられている面取り部86に合わせた面取り
加工が施されている。また、前記係止リング81には、
鉗子台87の根本部分を逃がす逃げ部88が形成されて
おり、高周波漏れを防ぐため、係止リング81の幅1.
5mm以上確保しつつ、鉗子台87の作動を妨げないよ
うに構成されている。
【0071】ところで、前記図12に示すように第3実
施形態の先端構成部21には図13に示すように鉗子台
87を先端構成部21の下方向に移動させたとき、鉗子
台87と鉗子台ガイド壁94との間に操作ワイヤ17の
直径寸法以上の隙間が開くことなく鉗子台87が停止す
るように回動範囲を規制するストッパー89が一体的に
設けられている。一方、前記鉗子台87には前記ストッ
パー89に対応する位置に切欠き部87aが設けられて
いる。
【0072】このとき、前記ストッパー89の突起高さ
寸法は、洗浄性に悪影響を及ぼさない約0.5mm程度
に構成されている。また、前記切欠き部87aの深さ寸
法は、前記ストッパー89の突起高さより若干深くなる
ように形成され、奥行寸法は前記ストッパー89に当接
したとき鉗子台87が所定の位置に停止する寸法に設定
されている。
【0073】このことにより、鉗子台87を先端構成部
21の下方向に移動させていったとき、鉗子台87の切
欠き部87aがストッパー89に当接して、この鉗子台
87と鉗子台ガイド壁94との間に操作ワイヤ17の直
径寸法以上の隙間が開かない所定位置で鉗子台87が停
止する。
【0074】なお、前記操作ワイヤ17と鉗子台87と
を連結する軸95は、鉗子台87がストッパー89に当
接する位置まで押し下げられたとき、先端構成部21か
ら抜去することができるように構成されている。このこ
とにより、万一操作ワイヤ17に切れたり座屈するなど
の損傷が生じた場合でも、鉗子台87を取り外すことな
く容易に操作ワイヤ17の交換を行なうことができる。
【0075】また、図14に示すように先端構成部21
と鉗子台87の摺動面96との洗滌性を向上させるため
に隙間97を設けている。なお、この隙間97を設ける
ことによって、前記鉗子台87を回動させた際にガタ付
きが生じるおそれがあるので、このガタ付きを防止する
ため鉗子台87の両サイドに勘合面部87bを複数設け
ている。
【0076】さらに、図16に示すように例えば前述の
実施形態で示した先端構成部21内を挿通している鉗子
チャンネル98は、パイプ99を介して先端構成部21
に水密的に固定されている。そして、このパイプ99の
先端側には鉗子台16を起上させた際、処置具(不図
示)を所望の方向にスムーズに曲げるためのガイド部1
00が設けられている。このガイド部100は、手元側
が小さい曲率で、先端側に行くに従って曲率が大きくな
っている。このことにより、鉗子チャンネル98を挿通
してきた処置具が比較的自由度の少ない部分で大きく曲
げられることによって発生する座屈が防止されると共
に、起上角度を安定させる構成になっている。
【0077】なお、前記ガイド100の上方には先端カ
バー51に対して一体に設けた絶縁部51aが設けられ
ている。この絶縁部51aは、前記ガイド100より若
干後方に下がった位置になるように設けられており、処
置具の挿脱によって、削れない構成になっている。ま
た、前記係止リング18を、先端構成部21に一体的に
固定するため、この係止リング18にピン79を打ち込
んで先端構成部21に固定した状態で接着固定してい
る。
【0078】[付記] (1)内視鏡先端部と、この内視鏡先端部に装着される
先端カバーと、前記内視鏡先端部と前記先端カバーとを
一体的に係止する一組の凹部及び凸部で形成した係止機
構とを備える内視鏡において、前記係止機構を形成する
凹部または凸部の少なくとも一方の一部分に傾斜部を設
けた内視鏡。
【0079】(2)前記傾斜部を、内視鏡先端部を構成
する係止リングに設けた係止凸部の先端側に設けた付記
1記載の内視鏡。
【0080】(3)前記傾斜部を、先端カバーの係止片
の手元側に設けた付記1記載の内視鏡。
【0081】(4)前記傾斜部を、内視鏡先端部を構成
する係止リングに設けた係止凸部の先端部の周方向先端
側及び長手方向側に設けた付記1記載の内視鏡。
【0082】(5)前記先端カバーに備えられる係止凸
部を乗り越える係止片の根本部近傍の一部に薄肉部を有
する付記2乃至付記4記載の内視鏡。
【0083】(6)内視鏡先端部を構成する先端構成部
に配設した鉗子台を、内視鏡操作部に設けた操作装置に
連結された操作ワイヤを牽引操作して回動動作させる内
視鏡において、前記鉗子台が回動動作する前記先端構成
部と鉗子台ガイド壁とで構成される摺動溝に、前記操作
ワイヤが入り込むことを防止するワイヤ侵入防止手段を
設けた内視鏡。
【0084】(7)前記ワイヤ侵入防止手段は、操作ワ
イヤの移動距離を操作部で規制して、鉗子台ガイド壁と
鉗子台との間に操作ワイヤの直径寸法以上の隙間が開か
ないようにした付記6記載の内視鏡。
【0085】(8)前記ワイヤ侵入防止手段は、前記鉗
子台ガイド壁にワイヤ出口直下から外周面下方に向かっ
て傾斜する傾斜面である付記6記載の内視鏡。
【0086】(9)前記ワイヤ侵入防止手段は、先端構
成部に設けた係止部と鉗子台に設けた被係止部とで構成
され、鉗子台ガイド壁と鉗子台との間に操作ワイヤの直
径寸法以上の隙間が開かないようにした付記6記載の内
視鏡。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端カバーと内視鏡先端部との装着性が良く、先端カバー
を内視鏡先端部に装着したとき、先端カバーと内視鏡先
端部との装着部分の外表面に段差部が無く挿入性に優
れ、先端カバーの内視鏡先端部からの脱落の無い係止機
構を有する内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】先端カバーと先端構成部との装着性を向上させ
る傾斜部を設けた先端構成部を示す斜視図
【図3】係止片を設けた先端カバーを示す斜視図
【図4】内視鏡先端部の鉗子台を押し下げた状態を示す
【図5】ワイヤ侵入防止手段の概略構成を示す説明図
【図6】図3のA部の拡大図
【図7】先端カバーを先端構成部に装着したときの逃が
し部を示す図
【図8】先端カバーを窓側から見たときの一部断面斜視
【図9】本発明の第2実施形態に係る先端カバーと先端
構成部との装着性を向上させる傾斜部を先端カバー側に
設けた内視鏡を示す斜視図
【図10】ワイヤ侵入防止手段の別の構成を示す説明図
【図11】本発明の第3実施形態に係る先端カバーと先
端構成部との装着性を向上させる傾斜部を先端構成部側
に設けた内視鏡の別の構成を示す斜視図
【図12】図11の内視鏡を蓋側から見たときの斜視図
【図13】ワイヤ侵入防止手段の他の構成を示す説明図
【図14】先端構成部の洗滌性を向上させる内視鏡を示
す図
【図15】第1実施形態の内視鏡先端部を示す側面図
【図16】内視鏡先端部内部の鉗子チャンネルの構成を
示す断面図
【図17】図17及び図18は従来例に係り、図17は
先端カバーを内視鏡先端部に装着した状態を示す説明図
【図18】操作ワイヤと鉗子台との位置関係を示す説明
【符号の説明】
12…内視鏡先端部 26…係止溝 27…傾斜凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、内視鏡使用時、内視鏡先端部及び内
視鏡挿入部が体腔内に挿入されて体液などに触れるた
め、前記処置具起上台の起上軸や、先端構成部との摺動
部、操作ワイヤの端部に接続されている操作ワイヤ固定
材などに体液が接触する。従って、内視鏡使用後、感
染症などを防止するために、内視鏡の各部を洗浄しなけ
ればならなかった。しかし、処置具起上装置には操作ワ
イヤ固定部材や起上軸など細かな部材が多いので、洗浄
には大変手間がかかっていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図8は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図2は先端カバーと先端構成部との装着性を向上さ
せる傾斜部を設けた先端構成部を示す斜視図、図3は係
止片を設けた先端カバーを示す斜視図、図4は内視鏡先
端部の鉗子台を押し下げた状態を示す図、図5は鉗子台
操作装置の概略構成を示す説明図、図6は図3のA部の
拡大図、図7は先端カバーを先端構成部に装着したとき
の逃がし部を示す図、図8は先端カバーを窓側から見た
ときの斜視図(一部断面図)である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】すなわち、係止凸部22と先端リング18
の間に設けられた付き当て部25との間に、内視鏡先端
部側の係止機構の凹部となる係止溝26が形成される。
この係止溝26には、図3に示す先端カバー51の後述
する被係止機構の凸部となる係止片51が係入するよう
になっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】先端カバーを窓側から見たときの斜視図(一部
断面図)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端部と、この内視鏡先端部に装
    着される先端カバーと、前記内視鏡先端部と前記先端カ
    バーとを一体的に係止する一組の凹部及び凸部で形成し
    た係止機構とを備える内視鏡において、 前記係止機構を形成する凹部または凸部の少なくとも一
    方の一部分に傾斜部を設けたことを特徴とする内視鏡。
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