JP6308542B1 - 内視鏡用キャップ、内視鏡および内視鏡用キャップの製造方法 - Google Patents

内視鏡用キャップ、内視鏡および内視鏡用キャップの製造方法 Download PDF

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Abstract

内視鏡先端への着脱が容易な起上台付き内視鏡用キャップ等を提供すること。内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバー(60)と、該レバー(60)を回動させる回動部(24)とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップ(50)において、内視鏡用キャップ(50)は、筒型のカバー(52)と、前記カバー(52)の内側に回動可能に支持されており、前記内視鏡への前記カバー(52)の装着時に前記レバー(60)に連結され、該レバー(60)の回動に応じて回動する起上台(80)とを備える。

Description

本発明は、内視鏡用キャップ、内視鏡および内視鏡用キャップの製造方法に関する。
挿入部の内部を通るチャンネルの先端に起上台を有する内視鏡が使用されている。起上台は、チャンネルに通した処置具等を屈曲させて、所望の向きに誘導する際に使用される。
起上台を動かす起上ワイヤと起上台との間に壁を設けた内視鏡が開示されている(特許文献1)。挿入部の先端に着脱自在なキャップに起上台を取り付けた内視鏡が開示されている(特許文献2)。起上台、起上ワイヤおよび起上台を覆うキャップと挿入部とを着脱自在にした内視鏡が開示されている(特許文献3)。
特開平8−56900号公報 特開2002−17655号公報 特開平6−315458号公報
特許文献1に開示された内視鏡では、起上台の周囲の構造が複雑なため、洗浄に手間が掛かる。特許文献2および特許文献3に開示された内視鏡では、キャップの着脱に手間が掛かる。
一つの側面では、内視鏡先端への着脱が容易な起上台付き内視鏡用キャップ等を提供することを目的とする。
内視鏡用キャップは、内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、開口端部を有し、前記開口端部を内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーと、前記カバーの内側に固定されており、起上台取付孔を有する台座と、前記カバーの内側に配置されており、前記起上台取付孔に挿入された起上台軸と、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部と、前記起上部の前記開口端部側に開口し、前記レバーに連結する連結凹部とを有し、前記台座に対して前記起上台軸周りに回動可能な起上台とを備える。
一つの側面では、内視鏡先端への着脱が容易な起上台付き内視鏡用キャップを提供することができる。
内視鏡の外観図である。 挿入部の先端の斜視図である。 挿入部の先端から処置具先端部が突出した状態を示す説明図である。 キャップの斜視図である。 起上台の斜視図である。 キャップ取付前の挿入部の先端の斜視図である。 キャップ取付前の挿入部の先端の斜視図である。 レバーの斜視図である。 レバーの分解斜視図である。 挿入部の先端の側面図である。 図10のXI−XI線による挿入部の断面図である。 図11のXII−XII線による挿入部の断面図である。 図10のXIII−XIII線によるカバーの断面図である。 キャップを挿入部の先端に取り付ける工程を説明する断面図である。 図10のXV−XV線による挿入部の断面図である。 起上台を起上した内視鏡の断面図である。 実施の形態2のキャップの分解斜視図である。 実施の形態2のキャップの断面図である。 図18のXIX−XIX線による実施の形態2のキャップの断面図である。 実施の形態3のキャップの分解斜視図である。 実施の形態3の台座と起上台とを組み合わせた側面図である。 実施の形態3のカバーと台座を組み合わせる途中の状態を示す説明図である。 実施の形態3のキャップの断面図である。 図23のXXIV−XXIV線による実施の形態3のキャップの断面図である。 実施の形態4のキャップの分解斜視図である。 実施の形態4のキャップの断面図である。 実施の形態5のレバーと起上台とを連結する部分の断面図である。 実施の形態6の挿入部の断面図である。 実施の形態7のキャップ取付前の挿入部の先端の斜視図である。 実施の形態7の挿入部の断面図である。 実施の形態7のレバーの斜視図である。 実施の形態7のキャップの斜視図である。 実施の形態8のレバーの斜視図である。 実施の形態8のキャップの斜視図である。 実施の形態9のキャップの斜視図である。 実施の形態10のレバーと起上台とを連結する部分の断面図である。 実施の形態11のレバーと起上台とを連結する部分の断面図である。
[実施の形態1]
図1は、内視鏡10の外観図である。本実施の形態の内視鏡10は、上部消化管向けの軟性鏡である。内視鏡10は、操作部20および挿入部30を有する。操作部20は、起上操作レバー21、チャンネル入口22および湾曲ノブ23を有する。操作部20は、図示しないビデオプロセッサ、光源装置および表示装置等に接続されている。
挿入部30は長尺であり、一端が操作部20に接続されている。挿入部30は、操作部20側から順に軟性部12、湾曲部13およびキャップ50を有する。軟性部12は、軟性である。湾曲部13は、湾曲ノブ23の操作に応じて湾曲する。キャップ50は、湾曲部13に連続する硬性の先端部31(図2参照)を覆っている。キャップ50は、本実施の形態の内視鏡用キャップの一例である。
本実施の形態の内視鏡10は、キャップ50を先端部31から着脱することが可能である。キャップ50は、外装部材であるカバー52および起上台80(図2参照)を有する。キャップ50の構造の詳細については後述する。
以後の説明では、挿入部30の長手方向を挿入方向と記載する。同様に、挿入方向に沿って操作部20に近い側を操作部側、操作部20から遠い側を先端側と記載する。
図2は、挿入部30の先端の斜視図である。図3は、挿入部30の先端から処置具先端部41が突出した状態を示す説明図である。図1から図3を使用して、本実施の形態の内視鏡10の構成を説明する。
湾曲部13の先端に配置された先端部31は、一方の側に挿入方向に沿って並んだ観察窓36および照明窓37を有する。照明窓37は、観察窓36よりも先端側に配置されている。先端部31は、他方の側の操作部側に、チャンネル出口35を有する。チャンネル出口35の先端側に、起上部83が配置されている。先端部31を覆うカバー52は、観察窓36、照明窓37および起上部83に対応する部分に略長方形の窓部53を有する。
照明窓37は、図示しない光源装置から出射した照明光を照射する。観察窓36を通して、照明光により照らされた範囲を光学観察することが可能である。本実施の形態の内視鏡10は、光学観察が可能な視野方向が挿入方向に対して交差する方向である、いわゆる側視型である。内視鏡10は、視野方向が若干先端側に傾いた前方斜視型、または視野方向が若干操作部側に傾いた後方斜視型であっても良い。
チャンネル入口22とチャンネル出口35との間は、軟性部12および湾曲部13の内部を通るチャンネル34により接続されている。チャンネル入口22から処置具40を処置具先端部41側から挿入することにより、チャンネル出口35から処置具先端部41を突出させることができる。
図3に実線で示すように、処置具先端部41は起上部83の上で緩く曲がりながら突出する。図1に矢印で示すように、起上操作レバー21を操作すると、後述するようにレバー60が動き、レバー60に連動して起上台80が動く。起上台80が動くことにより、図1および図3に矢印で示すように、起上台80の上の処置具先端部41が操作部20側に屈曲する。処置具先端部41の動きは、観察窓36を介して図示しない撮像素子等により撮影され、図示しない表示装置に表示される。
処置具40は、たとえば高周波ナイフ、鉗子または造影チューブ等の処置用の機器である。なお、チャンネル34に挿入する機器は処置用の機器に限定されない。たとえば、超音波プローブ、極細内視鏡等の観察用の機器をチャンネル34に挿入して使用する場合もある。以後の説明では、観察用の機器も含めて処置具40と記載する。
図4は、キャップ50の斜視図である。図4は、キャップ50を内視鏡10への取付側から見た斜視図である。キャップ50は、カバー52、台座70および起上台80を有する。カバー52は、一端に開口端部56を、他端に底を有する有底筒型である。カバー52は、窓部53の開口端部56側に、内側に向けて突出する突出部49を有する。
台座70は、カバー52の窓部53に対向する内面から窓部53に向けて立ち上がる第1壁77および第1壁77のカバー52側からカバー52の内面に沿って延びる第2壁78を有する。第1壁77は、広面がカバー52の軸方向と平行である板状である。
台座70は、第1壁77を貫通する起上台取付孔76を有する。台座70は、起上台取付孔76に起上台80を回動可能に取り付けた状態で、カバー52の内面に接着または溶着等により固定されている。回動は、所定の角度の範囲内での回転運動を意味する。
図5は、起上台80の斜視図である。図4および図5を使用して、起上台80の構成を説明する。起上台80は、起上台軸82、起上部83およびレバー連結部81を有する。起上台軸82は、割り溝を有する円柱形の軸である。起上台軸82は、端部に一回り太い抜け止めを有する。起上台軸82の中心軸と交差する方向に、起上部83が配置されている。起上部83は、一面に起上台軸82から遠い側が広くなったスプーン状の窪み部84を有する。
起上部83の起上台軸82側に、レバー連結部81が設けられている。レバー連結部81は、起上台軸82と同軸の円筒面の内面に、起上台軸82と交差する向きに設けられた丸穴である。さらに具体的には、起上台軸82の中心線と、レバー連結部81の中心線とは直交する。レバー連結部81は、角穴、楕円形穴等でも良い。レバー連結部81は、起上部83を貫通しても良いし、貫通しなくても良い。以後の説明では、凹状のレバー連結部81を連結凹部と記載する場合がある。
起上台軸82は、起上台取付孔76に挿入されている。起上台80は、起上台軸82まわりに台座70に対して回動可能である。起上台軸82の端部に設けられた抜け止めが、一旦挿入された起上台軸82が起上台取付孔76から外れることを防止する。窪み部84は、窓部53に対向して配置されている。
図4および図5を使用して、キャップ50の組立方法について説明する。まず、起上台80を台座70に回動可能に取り付ける。具体的には、起上台取付孔76に起上台軸82を挿入する。次に、台座70をカバー52の内面に固定する。具体的には、第2壁78の一面に接着剤を塗布した台座70を、開口端部56側からカバー52の内面に挿入する。第2壁78の接着剤を塗布した面を、カバー52の内面に押し付けた状態で、接着剤を硬化させる。起上台軸82を起上台取付孔76に挿入する際の方向と、台座70をカバー52に挿入する方向とは交差している。
図6は、キャップ50取付前の挿入部30の先端の斜視図である。先端部31は、略円柱形状であり、中心からずれた位置に先端側から操作部側に向けて設けられた溝により、光学収容部33とレバー室69とに分かれている。チャンネル出口35は、溝の底に開口している。チャンネル出口35の近傍に棒状の起上台連結部61が露出している。起上台連結部61については後述する。
先端部31は、挿入部30の長手方向に沿った第1平面部321を有する。第1平面部321の光学収容部33側には、観察窓36および照明窓37が配置されている。観察窓36の操作部側には、観察窓36に水および空気を噴射して清掃するノズル38が設けられている。光学収容部33の外側には、第2平面部322が設けられている。
レバー室69は中空である。レバー室69は、光学収容部33側に支持壁68を有する。先端部31は、操作部側の外周にキャップ固定溝39を有する。
図7は、キャップ50取付前の挿入部30の先端の斜視図である。図7は、レバー室蓋67(図11参照)を外し、レバー室69の内部をみえるようにした状態を示す。レバー室69の内部に、回動連結部64およびワイヤ固定部65が収容されている。ワイヤ固定部65は、起上ワイヤ24の端部に連結されている。
起上ワイヤ24は、挿入部30を通って起上操作レバー21(図1参照)に連結されている。さらに具体的には、起上ワイヤ24は、起上ワイヤ24の外径よりも若干太い内径を有する図示しない案内管に挿通されている。図示しない案内管は、挿入部30を長手方向に貫通する。そのため、起上操作レバー21の操作に連動して起上ワイヤ24の先端が進退する。起上ワイヤ24は、本実施の形態の回動部の一例である。起上ワイヤ24は、起上操作レバー21により遠隔操作される。
図8は、レバー60の斜視図である。レバー60は、レバー軸63、起上台連結部61、回動連結部64、ワイヤ固定部65および2個のOリング62を有する。
レバー軸63は、円柱形の軸である。レバー軸63の側面からレバー軸63の中心軸と交差する方向に、円柱形の起上台連結部61が突出している。レバー軸63の端部から、レバー軸63の中心軸と交差し、かつ、起上台連結部61の突出方向とは異なる方向に、回動連結部64が突出している。回動連結部64の端部に割り溝を有するワイヤ固定部65が設けられている。レバー軸63の、起上台連結部61と回動連結部64とに挟まれた部分に、2個のOリング62が固定されている。
図9は、レバー60の分解斜視図である。起上台連結部61は、一端に雄ねじを有する。レバー軸63は、側面に雌ねじを有する。Oリング62を通したレバー軸63を、支持壁68に設けた孔に通した後に、起上台連結部61の雄ねじとレバー軸63の雌ねじとを結合することにより、レバー60が支持壁68に回動可能に支持される。起上台連結部61の端部に設けられた平面部をラジオペンチ等の工具で保持して回すことにより、起上台連結部61とレバー軸63とを強固に結合することができる。
図10は、挿入部30の先端の側面図である。図10は、キャップ50を取り付けた挿入部30の先端を、窓部53側から見た図である。キャップ50は、先端部31の先端側から押し込むことにより、挿入部30に固定されている。レバー室69の先端側の端面は、キャップ50の底に当接する。窓部53内に、観察窓36、照明窓37および起上部83がみえる。
図11は、図10のXI−XI線による挿入部30の断面図である。レバー室69は、レバー室蓋67により封止されている。レバー軸63が支持壁68を貫通する孔は、2個のOリング62により封止されている。以上の構造により、レバー室69の内部への水等が浸入が防止されている。
図11中の観察窓36の下側には、レンズ等の観察光学系が配置されている。観察光学系を介して図示しない撮像素子が撮影した映像は、図示しないビデオプロセッサで処理されて、表示装置に表示される。
図11中の観察光学系の下側には、ライトガイドファイバ371が配置されている。ライトガイドファイバ371は、照明窓37に接続されている。ライトガイドファイバ371は、図示しない光源装置から照明窓37に照明光を導く。
カバー52は、第2平面部322に対応する平面部を内面に有する。第2平面部322とカバー52の平面部が当接することにより、キャップ50の回転を防止する。
図12は、図11のXII−XII線による挿入部30の断面図である。XII−XII断面は、レバー軸63の中心軸および起上台軸82の中心軸を通り、挿入部30の長手方向に沿った断面である。図11および図12に示すように、レバー軸63の中心軸と、起上台軸82の中心軸とは、同軸に配置されている。レバー60は、内視鏡10の挿入部30の先端に、レバー軸63まわりに回動可能に設けられている。
起上台連結部61が、レバー連結部81に挿入されている。起上台連結部61とレバー連結部81とにより、レバー60と起上台80とが連結されている。すなわち、レバー軸63を中心としてレバー60が回動する場合には、起上台80もレバー60と一体になって回動する。レバー軸63の中心軸と、起上台軸82の中心軸とが、同軸に配置されているため、起上台80はレバー60と滑らかに連動する。
以上に説明したように、キャップ50を内視鏡10の先端部31に装着する際、起上台80はレバー60に連結される。ここで連結は、レバー60が回動した場合に、起上台80がレバー60と共に回動するように、両者が繋がった状態を意味する。
以後の説明では、図12に示すような突起状の起上台連結部61を起上突起と記載する場合がある。起上突起は、図5を使用して説明した連結凹部に挿入可能な形状である。
カバー52は、内面に開口端部56の縁に沿って筋状に延びる取付突起55を有する。取付突起55は、開口端部56側の方が、カバー52の底側に比べてなだらかな傾斜を有する。取付突起55は、先端部31の外周部に設けられたキャップ固定溝39と係合する。
開口端部56側の傾斜がゆるやかであるので、挿入部30の先端にキャップ50を押し込む際には、比較的容易に取付突起55がキャップ固定溝39に入る。一方、底側の傾斜が急であるので、一旦固定されたキャップ50は、挿入部30から外れにくい。なお、挿入部30の先端にキャップ50を押し込んだ後、キャップ50の開口端部56および挿入部30に医療用テープ等を巻きつけても良い。このようにすることにより、キャップ50をさらに強固に固定することができる。
図13は、図10のXIII−XIII線によるカバー52の断面図である。図13においては、カバー52以外の部材は図示を省略する。突出部49の、カバー52の中心側を向く面は平面である。第1平面部321と突出部49とが当接することにより、キャップ50の回転を防止する。
カバー52は、内面に略三角形断面の切欠部54を有する。図10に破線で示すように、切欠部54は、窓部53の縁と、開口端部56との間にわたって形成された溝である。
図14は、キャップ50を挿入部30の先端に取り付ける工程を説明する断面図である。起上操作レバー21を操作して、起上台連結部61を挿入部30の先端側に向ける。キャップ50内の起上台80も、レバー連結部81を開口端部56側に向ける。
この状態で、キャップ50を先端部31に先端側から押し込む。カバー52が一時的に拡がり、取付突起55がキャップ固定溝39に係合する。これにより、キャップ50が先端部31に固定される。起上台連結部61がレバー連結部81に入ることにより、レバー60と起上台80とが一体になって回動可能になる。前述のように、レバー室69の先端側の端面とカバー52の底、第1平面部321と突出部49、および第2平面部322とカバー52の内面に設けられた平面がそれぞれ当接する。この構造により、キャップ50の回転およびがたつきが防止される。
図15は、図10のXV−XV線による挿入部30の断面図である。図16は、起上台80を起上した内視鏡10の断面図である。図15および図16を使用して、起上台80の動きを説明する。
図15に示す状態では、起上台80はカバー52の内側に収容されている。窪み部84は、チャンネル出口35から突出した処置具先端部41を図15の上方向にゆるやかに曲げることが可能な位置に配置されている。
起上操作レバー21が動くことにより、起上操作レバー21に接続された起上ワイヤ24が操作部側に引っ張られる。起上ワイヤ24に引っ張られて、レバー60がレバー軸63を軸として回動する。起上台連結部61がレバー連結部81と連結しているため、起上台80もレバー60と一体となって、立ち上がるように回動する。その結果、起上台80と窓部53との間の距離が変化する。
図16は、起上台80が回動した状態を示す。起上台80に押されて、チャンネル出口35から突出した処置具先端部41が操作部側に屈曲する。図16に示すように、起上台80が立ち上がるように回動することを、以下の説明では「起上台80が起上する」と表現する場合がある。起上した起上台80に押されて処置具先端部41が屈曲することを、以下の説明では「処置具40が起上する」と表現する場合がある。起上操作レバー21の操作により、処置具40の起上の程度を調整することができる。
本実施の形態の内視鏡10の使用方法の概要を説明する。内視鏡10は、キャップ50を外し、洗浄等を行った状態で保管されている。キャップ50は、滅菌パックに入った状態で提供される。ユーザは、滅菌パックからキャップ50を取り出し、内視鏡10の先端部31に取り付ける。
ユーザは、挿入部30を検査対象者の口から挿入する。観察窓36を介して撮影した映像を見ながら、ユーザは挿入部30の先端を目的部位に誘導する。ユーザは、目的に応じた処置具40等をチャンネル入口22から挿入する。処置具先端部41が挿入部30の先端から突出し、目的部位の近傍に位置することを確認した後に、ユーザは起上操作レバー21を操作して、処置具先端部41を目的部位に誘導する。必要な処置等を行った後に、ユーザは処置具40をチャンネル34から抜去する。ユーザは内視鏡10を検査対象者から抜去して、検査または処置を終了する。
カバー52は、切欠部54を利用して破断することにより、容易に取り外すことができる。本実施の形態のキャップ50は、いわゆるシングルユースであり、一回使用した後に廃棄される。
ユーザは、キャップ50を外した後の内視鏡10に対して、次回の使用に備えて洗浄等の処理を行う。図6に示すように、キャップ50を外した後の内視鏡10には起上台80が付いていない。起上台80を固定する際に用いる起上台連結部61は、図6に示すように、先端部31に露出している。レバー室69は、レバー室蓋67およびOリング62により封止されているので、起上ワイヤ24の経路には体液等が付着しない。
以上により、起上台80および起上ワイヤ24付近の複雑な構造を洗浄するための特別な洗浄作業等が不要であるので、症例間の処理時間が短く、効率良く運用することができる内視鏡10を提供することができる。
本実施の形態の内視鏡10は、起上台80を備えており側視型であるので、十二指腸および膵胆管領域の診断および処置用に適している。特に、ERCP(Endoscopic Retrograde Cholangio Pancreatography)、EST(Endoscopic Sphincterotomy)、EBD(Endoscopic Biliary Drainage)等の手技を実施する場合には、本実施の形態の内視鏡10が適している。これらの手技では、十二指腸壁にある十二指腸乳頭部および十二指腸乳頭部に開口する膵管および総胆管等の内部に処置具40を誘導して、処置等を行うためである。
本実施の形態によると、使用後にカバー52を破断して挿入部30から取り外すので、誤って再使用することを防止できるキャップ50を提供することができる。本実施の形態によると、起上台80およびキャップ50を着脱可能な内視鏡10を提供することができる。本実施の形態によると、起上台80を備えない通常の内視鏡と同様の手順で洗浄等の処理を行うことが可能な、起上台80を備える内視鏡10を提供することができる。
なお、側視型の内視鏡10を、側視内視鏡と呼ぶ場合がある。同様に、十二指腸および膵胆管領域の診断等に適した内視鏡10を、十二指腸内視鏡と呼ぶ場合がある。
本実施の形態によると、台座70とカバー52とが別体であるので、それぞれの形状が単純である。そのため、たとえば射出成形等により安価に製造することが可能である。
回動部には、起上ワイヤ24の代わりに伸縮可能なSMA(Shape memory alloy)アクチュエータを使用しても良い。このようにする場合には、SMAアクチュエータの一端をワイヤ固定部65に、他端を先端部31に固定する。SMAアクチュエータの周囲にヒータを配置する。ヒータは、起上操作レバー21の動きに連動して作動するようにする。
ヒータが作動してSMAアクチュエータが縮むことにより、レバー60および起上台80が回動する。回動部には、その他任意のリニア型のアクチュエータを使用することができる。
回動部には、小型モータ等の回動型のアクチュエータを使用しても良い。小型モータをレバー室69に配置し、モータ軸とレバー軸63とを連結することにより、レバー60を回動させることが可能である。
回動部にアクチュエータを使用する場合には、たとえば音声制御等のユーザの手を使わない手段を用いて起上台80を操作しても良い。
キャップ50は、レバー連結部81を開口端部56の側に向けた状態で、起上台80とカバー52または台座70とを粘着材等により仮固定した状態で提供されても良い。このようにすることにより、キャップ50を挿入部30に取り付ける前に起上台80の向きを確認する手間を省き、簡便に使用できるキャップ50を提供することができる。
仕様の異なる複数の種類のキャップ50から、ユーザが手技に応じた仕様のキャップ50を選択して使用するようにしても良い。たとえば、起上台80の回動可能範囲を狭く制限するストッパを設けたキャップ50が提供されても良い。回動可能範囲を狭くすることにより、たとえば超音波プローブまたは極細内視鏡等の高価で精密な機器を組み合わせて使用する場合に、過剰な屈曲による機器の破損を防止することができる。
窪み部84が、処置具先端部41の外径に沿う形状である場合には、起上時に処置具40が左右にぶれにくく、操作しやすい傾向がある。窪み部84の形状の異なる起上台80を有する複数の種類のキャップ50が提供されても良い。たとえば、細い処置具40を保持しやすい形状の窪み部84を備えるキャップ50を使用することにより、ガイドワイヤ等の細い処置具40を精密に操作しやすくなる。
このようにすることにより、用途に適したキャップ50をユーザが選択して使用することが可能な内視鏡10を提供することができる。
内視鏡10は、先端に超音波振動子を備えるいわゆる超音波内視鏡でも良い。この場合には、キャップ50は、底に超音波振動子を挿通する孔を有することが望ましい。内視鏡10は、下部消化管向けの内視鏡でも良い。内視鏡10は、硬性の挿入部30を備えるいわゆる硬性鏡でも良い。内視鏡10は、エンジンおよび配管等の検査等に使用する、いわゆる工業用内視鏡でも良い。
レバー連結部81が突起状であり、起上台連結部61がレバー連結部81に対応する凹部であっても良い。
カバー52は、切欠部54を備えなくても良い。このようにする場合には、ユーザはカバー52を引っ張って変形させることにより、キャップ50を挿入部30から取り外すことができる。ユーザは、メス等の道具を使用して、キャップ50を挿入部30から取り外しても良い。
キャップ50は、再使用可能であっても良い。このようにする場合には、挿入部30から取り外したキャップ50をユーザが目視で点検し、破損していない場合には洗浄等の処理を行い再使用する。キャップ50の開口端部56は大きく開いているため、挿入部30に取り付けられたままの状態に比べて容易に洗浄等の処理を行うことができる。キャップ50は小型であるので、滅菌パックに入れて、たとえばオートクレーブ滅菌等を行うことも容易である。
レバー連結部81が突起状であり、起上台連結部61がレバー連結部81に対応する凹部であっても良い。
[実施の形態2]
本実施の形態は、組立が容易なキャップ50に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図17は、実施の形態2のキャップ50の分解斜視図である。図18は、実施の形態2のキャップ50の断面図である。図19は、図18のXIX−XIX線による実施の形態2のキャップ50の断面図である。図17から図19を使用して、本実施の形態のキャップ50の構成を説明する。
キャップ50は、カバー52、台座70および起上台80を有する。台座70は、第1壁77、第2壁78および第3壁79を有する。第1壁77は略長方形板である。第2壁78は略長方形板であり、第1壁77の長辺の縁から第1壁77と略垂直に延びる。第3壁79は略長方形板であり、第1壁77の短辺の縁から第2壁78と同じ向きに延びる。
第1壁77には、第3壁79から遠い側に、起上台取付孔76を設けてある。起上台取付孔76は、第1壁77を貫通する丸孔である。第3壁79には、第1壁77と反対側の面に、第3固定突起73を設けてある。第3固定突起73は、割り溝を有する突起である。第3固定突起73は、端部に一回り太い抜け止めを有する。
第2壁78は、第1壁と反対側の面の長辺側の縁に、2本の台座縁突起71を有する。台座縁突起71は、第2壁78の稜線に沿って突出する突起である。
カバー52は、底に台座固定孔57を有する。台座固定孔57は、カバー52の外面側の内径がカバー52の内面側の外径に比べて大きい段付きの丸孔である。カバー52は、内面に2本の第1固定突起59を有する。第1固定突起59は、互いに向かい合う方向に突出する2本の平行な突起である。2本の第1固定突起59間の間隔は、2本の台座縁突起71間の間隔と対応している。
キャップ50の組立方法を説明する。まず、起上台80を台座70に回動可能に取り付ける。具体的には、起上台取付孔76に起上台軸82を挿入する。次に、台座70をカバー52の内面に固定する。具体的には、開口端部56側から2本の第1固定突起59の間を滑らせるようにして、台座70をカバー52の内面に挿入する。図17に示すように、起上台軸82を起上台取付孔76に挿入する際の方向と、台座70をカバー52に挿入する方向とは交差している。
図19に示すように、台座縁突起71と第1固定突起59とが係合して、台座70をカバー52の内面に固定する。すなわち、2本の第1固定突起59はいわゆる蟻溝を形成しており、台座70は蟻溝に入るいわゆる蟻になっている。
台座70を、カバー52の底に押し付ける。第3固定突起73が、台座固定孔57に入り込む。第3固定突起73の先端側の太径部と、台座固定孔57の段差部とが係合し、一旦挿入された第3固定突起73が台座固定孔47から外れることを防止する。以上の工程により、キャップ50が完成する。
本実施の形態によると、カバー52、台座70および起上台80の3個の部品を順番にはめ込むことにより簡単に組み立てることが可能なキャップ50を提供することが可能である。
本実施の形態のキャップ50は、再使用可能であっても良い。再使用する場合には、使用後にユーザがカバー52から台座70および起上台80を外し、洗浄等を行ったのちに組み立てて再使用することが望ましい。
具体的には、治具等を用いて割り溝を閉じる向きに第3固定突起73を摘みながらカバー52の内側に向けて押すことにより、カバー52と台座70とを外す。さらに、治具等を用いて割り溝を閉じる向きに起上台軸82を摘みながら押すことにより、台座70と起上台80とを外す。
以上の手順により、キャップ50を3個の部品に分解することにより、洗浄等の処理を容易に行うことができる。再使用する前に、前述の工程によりキャップ50を組み立てる。以上により、起上台80付近を容易に洗浄して再使用することが可能なキャップ50を提供することができる。
カバー52のみをシングルユースにし、台座70および起上台80を再使用しても良い。このようにする場合には、カバー52に破断が容易な切欠部54を設けることが望ましい。以上により、使用後に取り外しやすく、台座70および起上台80を再使用可能なキャップ50を提供することができる。
台座70をカバー52に挿入する際に、2本の第1固定突起59の間または2本の台座縁突起71の間に接着剤を塗布しておいても良い。このようにすることにより、強固に台座70とカバー52とを固定することが可能である。
接着剤を使用する場合には、第1固定突起59および台座縁突起71はそれぞれ1本ずつでも良い。この場合には、第1固定突起59および台座縁突起71は台座70とカバー52との間の位置合わせ用の突き当て部の機能を果たす。
[実施の形態3]
本実施の形態は、起上台取付孔76を2つの部品で形成したキャップ50に関する。実施の形態2と共通する部分については、説明を省略する。
図20は、実施の形態3のキャップ50の分解斜視図である。図21は、実施の形態3の台座70と起上台80とを組み合わせた側面図である。図22は、実施の形態3のカバー52と台座70を組み合わせる途中の状態を示す説明図である。図23は、実施の形態3のキャップ50の断面図である。図24は、図23のXXIV−XXIV線による実施の形態3のキャップ50の断面図である。図20から図24を使用して、本実施の形態のキャップ50の構成を説明する。
キャップ50は、カバー52、台座70および起上台80を有する。カバー52は、内面に窓部53に向けて突出し、その先端側がさらに開口端部56側に突出する略L字板状の第2固定突起58を有する。第2固定突起58は、窓部53側の角に約1/4周の円筒面の起上台受部581を有する。
台座70は、環状の第1壁77および長方形板状の第3壁79がL字形に連続した形状である。第1壁77には、第3壁79から遠い側の内面に第1起上台取付部761を設けてある。第1起上台取付部761は、第1壁77の中央部の孔に連続する約3/4周の円筒面である。さらに第1壁77には、第3固定突起73側に突出する板状の第4固定突起74を設けてある。
第3壁79には、第1壁77と反対側の面に、第3固定突起73を設けてある。第3固定突起73は、割り溝を有する突起である。第3固定突起73は、端部に一回り太い抜け止めを有する。
キャップ50の組立方法を説明する。まず、起上台80と台座70とを組み合わせる。具体的には、第1壁77の中央部の孔に起上台軸82を挿入し、第1起上台取付部761の内面に当て付ける。図21に、起上台80と台座70とを組み合わせた状態を示す。第1起上台取付部761の内面に、起上台軸82が仮止めされている。
次に、台座70をカバー52の内面に固定する。具体的には、図22に示すように開口端部56側から台座70および起上台80をカバー52の内面に挿入する。
台座70を、カバー52の底に押し付ける。第3固定突起73が、台座固定孔57に係合する。この際、図23に示すように第2固定突起58と第4固定突起74とが係合する。第1起上台取付部761と起上台受部581とが合わさって、起上台軸82を囲む円筒面の起上台取付孔76を形成する。起上台取付孔76は、起上台軸82を回動可能に支持する。以上の工程により、キャップ50が完成する。
図20に示すように、起上台軸82を第1壁77の孔に挿入する際の方向と、台座70をカバー52に挿入する方向とは交差している。
本実施の形態によると、起上台軸82と台座70との組み付けが簡単なキャップ50を提供することが可能である。さらに、台座70が板状の第4固定突起74でカバー52の内面に固定されているため、台座70および起上台80を窓部53方向に引く力が加わった場合でも、台座70がカバーから外れにくいキャップ50を提供することが可能である。
[実施の形態4]
本実施の形態は、カバー52の底部に台座70を固定する固定突起を有するキャップ50に関する。実施の形態3と共通する部分については、説明を省略する。
図25は、実施の形態4のキャップ50の分解斜視図である。図26は、実施の形態4のキャップ50の断面図である。図25および図26を使用して、本実施の形態のキャップの構成を説明する。
キャップ50は、カバー52、台座70および起上台80を有する。カバー52は、底に開口端部に向けて突出する第5固定突起51を有する。第5固定突起51は、端部に一回り太い抜け止めを有する。台座70は、第3壁79を貫通するカバー固定孔75を有する。
台座70を、カバー52の底に押し付けることにより、第5固定突起51がカバー固定孔75に係合する。
本実施の形態によると、底部、すなわち内視鏡10に取り付けた際に挿入部の先端にあたる部分が平滑なキャップ50を提供することができる。
[実施の形態5]
本実施の形態は、キャップ50を先端部31に取り付ける際に、クリック感を得られる内視鏡10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図27は、実施の形態5のレバー60と起上台80とを連結する部分の断面図である。レバー60から突出する起上台連結部61の外周に、三角溝状の側面凹部91が設けられている。起上台80に設けられた凹状のレバー連結部81の内周に側面凹部91に対応する形状の内面凸部92が設けられている。レバー60と起上台80とを連結した状態では、図27に示すように内面凸部92は側面凹部91内に入り込んでいる。
キャップ50を先端部31に取り付ける際、起上台連結部61は内面凸部92を押し広げながらレバー連結部81の中に入る。内面凸部92が側面凹部91の中に入る際に、キャップ50を取り付ける作業中のユーザはクリック感を感知することができる。そのため、キャップ50が所定の位置まで押し込まれたことを認識することができる。
本実施の形態によると、キャップ50を先端部31の所定の位置まで押し込んだ際に、クリック感を生じる内視鏡10を提供することができる。
起上台連結部61の外周に凸部を、レバー連結部81の内周に凹部を設けても良い。
[実施の形態6]
本実施の形態は、台座70とカバー52とを一体に形成したキャップ50に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図28は、実施の形態6の挿入部30の断面図である。図28は、図10に示すXI−XI線と同様の位置で切断した断面を示す。本実施の形態においては、台座70は、カバー52の内面に一体に形成されている。
たとえば、3Dプリンタを使用することにより、この種のカバー52を製作することが可能である。複数の材料を印刷することが可能な3Dプリンタを使用することにより、台座70およびカバー52と、台座70に対して回動可能な起上台80とを同時に製作することも可能である。
本実施の形態によると、使用する部品の数が少ないキャップ50を提供することができる。
[実施の形態7]
本実施の形態は、突起状のレバー連結部81と、凹部状の起上台連結部61とを備える内視鏡10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図29は、実施の形態7のキャップ50取付前の挿入部30の先端の斜視図である。図30は、実施の形態7の挿入部30の断面図である。図31は、実施の形態7のレバー60の斜視図である。図32は、実施の形態7のキャップ50の斜視図である。図29から図32を使用して、本実施の形態の内視鏡10の構造を説明する。
図29および図31に示すように、本実施の形態の起上台連結部61は、レバー軸63の側面に設けられた丸孔である。起上台連結部61は、角孔、楕円形孔等、任意の形状の孔を使用することができる。起上台連結部61は、レバー軸63を貫通しても、貫通しなくても良い。以後の説明では、図30に示すような窪み状の起上台連結部61を連結凹部と記載する場合がある。
図32に示すように、本実施の形態のレバー連結部81は、起上台軸82と同軸の円筒面の内面に、起上台軸82と交差する向きに設けられた円柱状の突起である。以後の説明では、図31に示すような突起状のレバー連結部81を起上突起と記載する場合がある。レバー連結部81は、レバー60に設けられた起上台連結部61に挿入可能な形状である。
図30は、レバー軸63の中心軸および起上台軸82の中心軸を通り、挿入部30の長手方向に沿った断面である。レバー連結部81が、起上台連結部61に挿入されている。
本実施の形態によると、挿入部30の先端に起上台連結部61の孔があるだけであるため、使用後の洗浄が容易である。なお、起上台連結部61の内部は、起上台連結部61の寸法に対応したブラシを用いて洗浄する。
[実施の形態8]
本実施の形態は、レバー軸63が起上突起を兼ねる内視鏡10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図33は、実施の形態8のレバー60の斜視図である。図34は、実施の形態8のキャップ50の斜視図である。図33および図34を使用して本実施の形態の内視鏡10の構成を説明する。
図33に示すように、本実施の形態のレバー軸63は、中心軸に平行な方向に2箇所切欠かれており、平行な平面状の2つの起上台連結部61を備える。図34に示すように、本実施の形態のレバー連結部81は、起上台軸82と同軸の円柱面の側面に、起上台軸82と交差する向きに設けられた略U字形の窪みである。
キャップ50を挿入部30の先端側から押し込むことにより、起上台連結部61がレバー連結部81に入る。これにより、レバー60と起上台80とが連結し、一体になって回動可能になる。すなわち、本実施の形態においては、レバー軸63が起上突起を兼ねる。
本実施の形態によると、挿入部30の先端に突起も孔も設けられていないため、使用後の洗浄が容易である。
起上台連結部61は、1面のみでも良い。2つの起上台連結部61は、平行でなくても良い。
[実施の形態9]
本実施の形態は、レバー60と起上台80とを連結する部材を着脱可能にした内視鏡10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図35は、実施の形態9のキャップ50の斜視図である。本実施の形態のキャップ50は、図4を使用して説明した実施の形態1と同様に、窪み状のレバー連結部81を有する。本実施の形態の内視鏡10は、図29および図30を使用して説明した実施の形態6と同様に、挿入部30の先端に窪み状の起上台連結部61を有する。本実施の形態の内視鏡10は、丸棒状の連結具89を備える。
レバー連結部81または起上台連結部61に連結具89を挿入した後に、挿入部30にキャップ50を押し込んで固定する。起上台連結部61およびレバー連結部81に連結具89が入る。これにより、レバー60と起上台80とが一体になって回動可能になる。
本実施の形態によると、挿入部30の先端に起上台連結部61の孔があるだけであるため、使用後の洗浄が容易である。また、連結具89は単純な形状であるため、容易に洗浄して再使用することができる。そのため、キャップ50をシングルユースとする場合にも、廃棄する部材が少ない内視鏡10を提供することができる。
レバー連結部81は、角柱または楕円柱等でも良い。レバー60、起上台80および連結具89に磁性体を使用することにより、取付時の脱落を防止し、キャップ50を容易に取付可能な内視鏡10を提供することができる。
[実施の形態10]
本実施の形態は、キャップ50を先端部31に取り付ける際に、クリック感を得られる内視鏡10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図36は、実施の形態10のレバー60と起上台80とを連結する部分の断面図である。レバー60から突出する起上台連結部61の外周に、三角溝状の側面凹部91が設けられている。起上台80に設けられた凹状のレバー連結部81の内周に側面凹部91に対応する形状の内面凸部92が設けられている。レバー60と起上台80とを連結した状態では、図36に示すように内面凸部92は側面凹部91内に入り込んでいる。
キャップ50を先端部31に取り付ける際、起上台連結部61は内面凸部92を押し広げながらレバー連結部81の中に入る。内面凸部92が側面凹部91の中に入る際に、キャップ50を取り付ける作業中のユーザはクリック感を感知することができる。そのため、キャップ50が所定の位置まで押し込まれたことを認識することができる。
本実施の形態によると、キャップ50を先端部31の所定の位置まで押し込んだ際に、クリック感を生じる内視鏡10を提供することができる。
[実施の形態11]
本実施の形態は、キャップ50を先端部31に取り付ける際に、クリック感を得られる内視鏡10に関する。実施の形態7と共通する部分については、説明を省略する。
図37は、実施の形態11のレバー60と起上台80とを連結する部分の断面図である。起上台80から突出するレバー連結部81の外周に、三角溝状の側面凹部91が設けられている。レバー60に設けられた凹状の起上台連結部61の内周に側面凹部91に対応する形状の内面凸部92が設けられている。レバー60と起上台80とを連結した状態では、図37に示すように内面凸部92は側面凹部91内に入り込んでいる。
キャップ50を先端部31に取り付ける際、レバー連結部81は内面凸部92を押し広げながら起上台連結部61の中に入る。内面凸部92が側面凹部91の中に入る際に、キャップ50を取り付ける作業中のユーザはクリック感を感知することができる。そのため、キャップ50が所定の位置まで押し込まれたことを認識することができる。
本実施の形態によると、キャップ50を先端部31の所定の位置まで押し込んだ際に、クリック感を生じる内視鏡10を提供することができる。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態1から11を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、
開口端部を有する有底筒型のカバーと、
前記カバーの内側に回動可能に支持されており、前記内視鏡への前記カバーの装着時に前記レバーに連結され、該レバーの回動に応じて回動する起上台と
を備える内視鏡用キャップ。
(付記2)
前記カバーは、側面に窓部を有し、
前記起上台は、前記カバーに回動可能に支持された起上台軸および前記開口端部側に設けられており、前記レバーに連結可能なレバー連結部を備える
付記1に記載の内視鏡用キャップ。
(付記3)
前記起上台は、前記窓部との間の距離が変化する方向に回動可能である付記2に記載の内視鏡用キャップ。
(付記4)
前記カバーは、前記窓部に連続する切欠部を有する付記2または付記3に記載の内視鏡用キャップ。
(付記5)
前記カバーの内側に固定された台座を有し、
前記起上台軸は、前記台座を介して前記カバーの内側に回動可能に支持されている付記2から付記4のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
(付記6)
挿入部の先端の一部から挿入方向に突出し、挿入方向に沿った支持壁を備える中空のレバー室と、
前記支持壁を貫通するレバー軸および前記レバー室の外側に設けられて表面に露出する起上台連結部を有し、前記レバー軸周りに回動可能なレバーと、
を備える内視鏡。
(付記7)
開口端部を有する有底筒型のカバーと、前記カバーの内側に回動可能に支持されており、前記内視鏡への前記カバーの装着時に前記起上台連結部と連結され、該レバーの回動に応じて回動する起上台とを含む内視鏡用キャップを備える付記6に記載の内視鏡。
(付記8)
台座に、起上台軸を有する起上台の前記起上台軸を挿入し、
開口端部を有する有底筒型のカバーに、前記開口端部側から、前記台座を前記起上台と共に挿入し、
前記カバーと前記台座とを固定する
内視鏡用キャップの製造方法。
(付記9)
内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡を用意し、
開口端部を有する有底筒型のカバーと、前記カバーの内側に回動可能に支持されており、前記内視鏡への前記カバーの装着時に前記レバーに連結され、該レバーの回動に応じて回動する起上台とを有する内視鏡用キャップを前記内視鏡に取り付ける
内視鏡用キャップの使用方法。
(付記10)
前記カバーに設けられた切欠部を通じて、該カバーを破断し、
破断後に前記内視鏡用キャップを前記内視鏡から取り外す
付記9に記載の内視鏡用キャップの使用方法。
10 内視鏡
12 軟性部
13 湾曲部
20 操作部
21 起上操作レバー
22 チャンネル入口
23 湾曲ノブ
24 起上ワイヤ(回動部)
30 挿入部
31 先端部
321 第1平面部
322 第2平面部
33 光学収容部
34 チャンネル
35 チャンネル出口
36 観察窓
37 照明窓
371 ライトガイドファイバ
38 ノズル
39 キャップ固定溝
40 処置具
41 処置具先端部
49 突出部
50 キャップ(内視鏡用キャップ)
51 第5固定突起
52 カバー
53 窓部
54 切欠部
55 取付突起
56 開口端部
57 台座固定孔
58 第2固定突起
581 起上台受部
59 第1固定突起
60 レバー
61 起上台連結部(起上突起、連結凹部)
62 Oリング
63 レバー軸
64 回動連結部
65 ワイヤ固定部
67 レバー室蓋
68 支持壁
69 レバー室
70 台座
71 台座縁突起
73 第3固定突起
74 第4固定突起
75 カバー固定孔
76 起上台取付孔
761 第1起上台取付部
77 第1壁
78 第2壁
80 起上台
81 レバー連結部(連結凹部、起上突起)
82 起上台軸
83 起上部
84 窪み部
89 連結具
91 側面凹部
92 内面凸部

Claims (23)

  1. 内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、
    開口端部を有し、前記開口端部を内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーと、
    前記カバーの内側に固定されており、起上台取付孔を有する台座と、
    前記カバーの内側に配置されており、前記起上台取付孔に挿入された起上台軸と、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部と、前記起上部の前記開口端部側に開口し、前記レバーに連結する連結凹部とを有し、前記台座に対して前記起上台軸周りに回動可能な起上台と
    を備える内視鏡用キャップ。
  2. 内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、
    開口端部を有し、前記開口端部を内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーと、
    前記カバーの内側に固定されており、起上台取付孔を有する台座と、
    前記カバーの内側に配置されており、前記起上台取付孔に挿入された起上台軸と、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部と、前記起上部の前記開口端部側に突出し前記レバーに連結する起上突起とを有し、前記台座に対して前記起上台軸周りに回動可能な起上台と
    を備える内視鏡用キャップ。
  3. 前記カバーは、前記台座との接触部の縁に、前記台座に向けて突出する第1固定突起を有する請求項1または請求項2に記載の内視鏡用キャップ。
  4. 前記カバーは、内側の側面に、前記開口端部側に向けて突出するL字形の第2固定突起を有し、
    前記台座は、前記第2固定突起と対向して前記カバーの底側に突出するL字形の第3固定突起を有する
    請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
  5. 前記カバーは、底に台座固定孔を有し、
    前記台座は、前記台座固定孔に挿入される第4固定突起を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
  6. 前記台座は、前記カバーと一体に形成されている、請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
  7. 前記カバーは、内面に前記開口端部に沿って筋状に設けられた取付突起を有する請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
  8. 内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、
    筒型のカバーと、
    前記カバーの内側に回動可能に支持されており、内視鏡への前記カバーの装着時に前記レバーに連結され、該レバーの回動に応じて回動する起上台と
    を備える内視鏡用キャップ。
  9. 内視鏡の挿入部の先端に回動可能に設けられたレバーと、該レバーを回動させる回動部とを備える内視鏡に着脱可能な内視鏡用キャップにおいて、
    開口端部を有する有底筒型のカバーと、
    前記カバーの内側に回動可能に支持されており、前記内視鏡への前記カバーの装着時に前記レバーに連結され、該レバーの回動に応じて回動する起上台と
    を備える内視鏡用キャップ。
  10. 前記カバーは、側面に開口する窓部を有し
    前記起上台は、前記窓部との間の距離が変化する方向に回動可能である請求項1から請求項9のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップ。
  11. 挿入部の先端の一部から挿入方向に突出し、挿入方向に沿った支持壁を備える中空のレバー室と、
    前記レバー室の外側から遠隔操作される回動部と、
    前記支持壁を貫通するレバー軸、前記レバー軸に連続して設けられており、前記レバー室内に収容され前記回動部に連結された回動連結部および前記レバー室の外側で前記レバー軸と交差する方向に突出して表面に露出する起上突起を有し、前記レバー軸周りに回動可能なレバーと、
    を備える内視鏡。
  12. 開口端部を有し、前記開口端部を内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーと、前記カバーの内側に固定されており、起上台取付孔を有する台座と、前記カバーの内側に配置されており、前記起上台取付孔に挿入された起上台軸と、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部と、前記起上部の前記開口端部側に開口する連結凹部とを有し、前記台座に対して前記起上台軸周りに回動可能な起上台とを含む内視鏡用キャップを備え、
    前記開口端部を前記挿入部の先端に取り付けた場合に、
    前記起上突起は、前記連結凹部内に位置し、
    前記起上台軸は、前記レバー軸と同軸に配置されている
    請求項11に記載の内視鏡。
  13. 挿入部の先端の一部から挿入方向に突出し、挿入方向に沿った支持壁を備える中空のレバー室と、
    前記レバー室の外側から遠隔操作される回動部と、
    前記支持壁を貫通するレバー軸、前記レバー軸に連続して設けられており、前記レバー室内に収容され前記回動部に連結された回動連結部および前記レバー室の外側で前記レバー軸と交差する方向に設けられて表面に露出する連結凹部を有し、前記レバー軸周りに回動可能なレバーと、
    を備える内視鏡。
  14. 開口端部を有し、前記開口端部を内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーと、前記カバーの内側に固定されており、起上台取付孔を有する台座と、前記カバーの内側に配置されており、前記起上台取付孔に挿入された起上台軸と、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部と、前記起上部の前記開口端部側に突出する起上突起とを有し、前記台座に対して前記起上台軸周りに回動可能な起上台とを含む内視鏡用キャップを備え、
    前記開口端部を前記挿入部の先端に取り付けた場合に、
    前記起上突起は、前記連結凹部内に位置し、
    前記起上台軸は、前記レバー軸と同軸に配置されている
    請求項13に記載の内視鏡。
  15. 前記起上突起は、側面に平面部を有し
    前記連結凹部は、前記平面部と対応する部分に平面部を有する
    請求項12または請求項14に記載の内視鏡。
  16. 前記起上突起は、側面に側面凹部を有し、
    前記連結凹部は、内面に前記側面凹部に対応する内面凸部を有する
    請求項12、請求項14または請求項15に記載の内視鏡。
  17. 前記回動連結部は、前記レバー軸と交差する方向に突出する請求項11から請求項16のいずれか一つに記載の内視鏡。
  18. 前記回動部は、前記挿入部を貫通する起上ワイヤである請求項11から請求項17のいずれか一つに記載の内視鏡。
  19. 挿入部の先端の一部から挿入方向に突出し、挿入方向に沿った支持壁を備える中空のレバー室と、
    前記支持壁を貫通するレバー軸および前記レバー室の外側に設けられて表面に露出する起上台連結部を有し、前記レバー軸周りに回動可能なレバーと、
    を備える内視鏡。
  20. 台座に設けられた起上台取付孔に、起上台軸、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部および前記起上部の前記起上台軸側に開口する連結凹部とを有する起上台の前記起上台軸を挿入し、
    開口端部を有し、内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーに、前記開口端部側から、前記台座を前記起上台と共に挿入し、
    前記カバーと前記台座とを固定する
    内視鏡用キャップの製造方法。
  21. 台座に設けられた起上台取付孔に、起上台軸、前記起上台軸と交差する方向に突出する起上部および前記起上部の前記起上台軸側から突出する起上突起とを有する起上台の前記起上台軸を挿入し、
    開口端部を有し、内視鏡の挿入部の先端に着脱することが可能な有底筒型のカバーに、前記開口端部側から、前記台座を前記起上台と共に挿入し、
    前記カバーと前記台座とを固定する
    内視鏡用キャップの製造方法。
  22. 台座に、起上台軸を有する起上台の前記起上台軸を挿入し、
    開口端部を有するカバーに、前記開口端部側から、前記台座を前記起上台と共に挿入し、
    前記カバーと前記台座とを固定する
    内視鏡用キャップの製造方法。
  23. 前記起上台軸の挿入方向は、前記台座の挿入方向と交差する、請求項20から請求項22のいずれか一つに記載の内視鏡用キャップの製造方法。
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