JPH0576479A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH0576479A
JPH0576479A JP3243460A JP24346091A JPH0576479A JP H0576479 A JPH0576479 A JP H0576479A JP 3243460 A JP3243460 A JP 3243460A JP 24346091 A JP24346091 A JP 24346091A JP H0576479 A JPH0576479 A JP H0576479A
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JP
Japan
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raising
wire
endoscope
distal end
treatment instrument
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3243460A
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English (en)
Inventor
Michio Sato
道雄 佐藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0576479A publication Critical patent/JPH0576479A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
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  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】先端構成部内での起上台及び起上用ワイヤの占
有領域を減少させることによって、先端構成部を細径化
させた内視鏡を提供する。 【構成】内視鏡1の可撓管部の先端に取り付けられた先
端構成部11に設けられており、可撓管部内に形成され
た処置具挿通用チャンネル19を挿通された処置具17
の先端部を円滑に載置可能で、且つ、枢支ピン51を中
心に回動可能な起上台49と、起上台49の幅内であっ
て、載置された処置具17の下方に挿通され、起上台4
9を枢支ピン51を中心に回動させて、処置具17の先
端部を先端構成部11の外方向に持ち上げ可能な起上用
ワイヤ31と、起上台49に設けられ、起上用ワイヤ3
1の先端を回動自在に支持する支持部57と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、処置具挿通用
チャンネルに挿通された処置具の先端を起上させ、所定
の患部を治療するための内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図15に示すように、内視鏡の処
置具挿通用チャンネル(図示しない)に挿通された処置
具(図示しない)の先端を起上させる起上台2には、起
上用ワイヤ4が、起上台2の処置具スベリ面6を回避す
るように、起上台2の側面に回動自在に係止されてい
る。そして、この起上用ワイヤ4を牽引することによっ
て、起上台2は、枢支ピン8を中心に回動して、処置具
スベリ面6上に載置された処置具の先端部を押圧する。
この結果、処置具の先端部は、所望の患部組織方向に、
処置具スベリ面6に沿って湾曲される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に起上台2を起上操作させる起上用ワイヤ4は、起上台
2と並列して配置されているため、起上台2の幅に加え
て起上用ワイヤ4の直径以上の領域Xが必要であると共
に、起上台2の動作用に大きな空間が必要であった。こ
の結果、内視鏡の先端構成部が大型化・太径化してしま
うという問題が生じている。
【0004】また、起上台2の処置具スベリ面6に起上
用ワイヤ4を係止させた場合(図示しない)も、実際
に、処置具が通過する位置を回避して起上用ワイヤ4が
取り付けられているため、起上台2の幅以上の領域が必
要になると共に、先端構成部に起上台2の動作用の大き
な空間が必要になるといった問題が生じている。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、先端構成部内での起上台及び
起上用ワイヤの占有領域を減少させることによって、先
端構成部を細径化させた内視鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の内視鏡は、その可撓管部の先端に取
り付けられた先端構成部に、前記可撓管部内に形成され
た処置具挿通用チャンネルを挿通された処置具の先端部
を円滑に載置可能で、且つ、一端を中心に回動可能な起
上台と、この起上台の幅内であって、載置される前記処
置具の下方に挿通され、前記起上台をその一端を中心に
回動可能な起上用ワイヤと、前記起上台に設けられ、前
記起上用ワイヤの先端を回動自在に支持する支持部と、
を備えている。
【0007】
【作用】本発明は、起上用ワイヤを牽引することによっ
て、起上台が回動し、この起上台に載置されている処置
具の先端部が、先端構成部の外方向に持ち上げられる。
また、起上用ワイヤを戻すことによって、起上台が回動
し、持ち上げられている処置具の先端部が先端構成部内
に収容される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る内視鏡につい
て、図1ないし図9を参照して、説明する。
【0009】図1ないし図3に示すように、本実施例に
係る内視鏡1は、略管状の操作部3に接続されて体腔内
に挿入可能な管状の可撓管部5を備えている。この可撓
管部5は、軟性部7と湾曲部9と先端構成部11とを備
えている。具体的には、軟性部7の基端には、略管状の
操作部3が接続され、軟性部7の先端には、管状の湾曲
部9が接続されている。この湾曲部9の湾曲端には、管
状の先端構成部11が接続されている。
【0010】操作部3には、アングルノブ13に接続さ
れた湾曲操作機構(図示しない)が内蔵されている。こ
の湾曲操作機構から、軟性部7内を挿通され、湾曲部9
の先端部分に接続固定された4本の牽引用ワイヤ(図示
しない)が配置されている。具体的には、これら4本の
牽引用ワイヤは、軟性部7の内周面を4等分する位置に
夫々配置されており、アングルノブ13を介して湾曲操
作機構を操作することによって、4本の牽引用ワイヤが
夫々選択的に押し引きされる。この結果、湾曲部9が、
所定の方向に湾曲される。また、操作部3には、照明用
光源(図示しない)に接続されたライトガイドケーブル
15が接続されている。
【0011】また、図3に示すように、軟性部7から湾
曲部9に亘る可撓管部5内には、鉗子等の処置具17
(図1参照)が挿通可能な処置具挿通用チャンネル19
と、イメージ信号ケーブル21が挿通されたケーブル挿
通用チャンネル23と、ライトガイドファイバ25が挿
通されたファイバチャンネル27と、送気送水管路29
と、後述する起上台49を操作可能な起上用ワイヤ31
が挿通可能なワイヤチャンネル部33と、が延出されて
いる(図3には、軟性部7の部分のみの断面を示す)。
処置具挿通用チャンネル19は、操作部3に設けられた
処置具挿入口35(図1参照)に連通されている。ま
た、ライトガイドファイバ25及び送気送水管路29
は、操作部3に接続されたライトガイドケーブル15を
経て導かれている。
【0012】図2ないし図4に示すように、先端構成部
11は、湾曲部9内の最先端の湾曲駒(図示しない)に
連結されている。先端構成部11には、処置具挿通用チ
ャンネル19の延出端が接続パイプ20(図7参照)を
介して連通接続されていると共に、処置具17(図1参
照)の先端部が外方に突出可能な鉗子出口37が設けら
れている。また、先端構成部11は、イメージ信号ケー
ブル21の延出端が光学的に接続された対物レンズ39
と、ライトガイドファイバ25の延出端が光学的に接続
された照明レンズ41と、送気送水管路29の延出端が
連通接続された送気送水ノズル43と、を備えている。
この送気送水ノズル43は、対物レンズ39及び照明レ
ンズ41の表面に液体又は気体を噴射可能に構成されて
いる。このような先端構成部11の外周は、合成樹脂製
の保護部材、即ちカバー45で被覆されており、このカ
バー45には、前述した鉗子出口37に対面して開口部
47が設けられている。
【0013】また、図2、図4、図6及び図7に示すよ
うに、先端構成部11の鉗子出口37内には、処置具挿
通用チャンネル19を挿通された処置具17の先端部を
湾曲させて開口部47から突出させる起上台49が枢支
されている。
【0014】この起上台49は、その基端部49aが湾
曲部9(図1参照)側に設けられた枢支ピン51によっ
て回動自在に支持されており、この枢支ピン51側(即
ち、基端部側)から回動先端部49bに向うに従って肉
厚となるように形成されている。具体的には、開口部4
7方向に向って、基端部49a側よりも回動先端部49
a側が高くなっている。また、起上台49には、開口部
47に対向した面に、処置具17の先端部が円滑に案内
されるように、凹面状のスベリ面53が形成されてい
る。更に、本実施例の場合、起上台49の幅Y(図6の
(b)参照)は、載置される処置具17の外径以上で、
且つ、処置具挿通用チャンネル19の内径未満となるよ
うに構成されている。この結果、先端構成部11内で起
上台49の占める割合が減少され、先端構成部11の細
径化が達成される。
【0015】図7ないし図9に示すように、上述の構成
を有する起上台49は、枢支ピン51を中心に開口部4
7方向に回動させることによって、スベリ面53上に載
置された処置具17の先端部が、スベリ面53上を摺動
移動される。この結果、処置具17の先端部は、スベリ
面53に沿って開口部47から外方に突出される(図7
参照)。このような起上台49の回動移動は、上述した
起上用ワイヤ31によって、制御されている。以下、起
上台49及び起上用ワイヤ31の具体的な構成につい
て、図2、図6、図7ないし図9を参照して説明する。
【0016】起上台49は、この中央部に、基端部から
回動先端部方向に沿って、溝部55を備えている(図6
参照)。この溝部55は、起上用ワイヤ31の直径より
僅かに大きな幅を有している。また、起上台49は、こ
の回動先端部49bの下方に、起上用ワイヤ31の先端
を回動自在に支持する支持部57を備えている(図7な
いし図9参照)。この支持部57は、空所59と、この
空所59を溝部55に連通させる連通孔61と、を備え
ている。この空所59は、後述する係止部材63を回動
自在に係止可能に構成されている。また、連通孔61
は、起上用ワイヤ31の直径より僅かに太径に形成され
ている。
【0017】一方、起上用ワイヤ31の先端部には、連
通孔61よりも太径の球形状係止部材63が固定されて
いる。従って、起上用ワイヤ31を起上台49に接続す
る場合、例えば、起上用ワイヤ31の基端を空所59か
ら連通孔61を介して溝部55内に挿通させた後、後述
する起上機構65(図5参照)に接続固定させる方法が
ある。この結果、空所59内には、係止部材63が回動
自在に係止される。従って、起上機構65に設けられた
起上レバー66を操作することによって、起上台49
は、枢支ピン51を中心に回動可能に構成される。
【0018】なお、起上用ワイヤ31は、起上台49を
回動させない場合、スベリ面53と相似形に曲り癖を付
けてある。このため、起上用ワイヤ31は、溝部55内
に収納された状態に維持される。
【0019】図5及び図7に示すように、起上台49と
起上機構65とを連結させる起上用ワイヤ31は、湾曲
部9及び軟性部7内に延出したワイヤチャンネル部33
内を挿通されている。このワイヤチャンネル部33は、
特に図7に示すように、フレキシブルな円筒状コイルパ
イプ67と、このコイルパイプ67の内周面に同心円状
に配置されたフレキシブルな円筒状テフロンチューブ6
9と、を備えている。このようなワイヤチャンネル部3
3と先端構成部11とは、次説のように接続されてい
る。先端構成部11に開口された接続孔71に挿着され
た剛性接続チューブ73の外周面に、まず、テフロンチ
ューブ69を外嵌させる。そして、その先端部に締結部
材75(例えば、糸)を巻き付けて、テフロンチューブ
69を接続チューブの外周面に締結させる。次に、コイ
ルパイプ67も、同様に、その先端部を、テフロンチュ
ーブ69を介挿させた状態で、接続チューブ73に締結
させる。かくして、ワイヤチャンネル部33の先端部
が、接続チューブ73を介して先端構成部11に接続固
定される。なお、コイルパイプ67及びテフロンチュー
ブ69の後端部も、上述した方法と同様の方法で締結さ
れる(図示しない)。この結果、ワイヤチャンネル部3
3は、先端部と、図示しない後端部との間で、互いに引
っ張られた状態に維持される。
【0020】起上用ワイヤ31を上述したようなワイヤ
チャンネル部33に挿通させたことによって、例えば、
湾曲部9及び軟性部7(図1参照)を湾曲させた場合で
も起上用ワイヤ31が撓むことはない。なぜなら、ワイ
ヤチャンネル部33は、互いに伸長されているため、ワ
イヤチャンネル部33が湾曲された場合でも、湾曲側の
部分は、引っ張り状態から元の状態に戻るだけで、形崩
れすることはない。この結果、起上用ワイヤ31は、形
崩れしないで維持されたワイヤチャンネル部33内に保
持される。従って、従来、発生したような他の内部構成
(例えば、イメージ信号ケーブル21(図3参照))を
圧迫するという弊害も生じない。この結果、内視鏡1の
耐久性が向上する。
【0021】なお、本実施例に用いられたワイヤチャン
ネル部33は、コイルパイプ67の内部にテフロンチュ
ーブ69を内装して構成されているため、可撓管部5を
体腔内に挿入させた際に、先端構成部11に開口された
接続孔71(図7参照)から侵入した体液等は、テフロ
ンチューブ69で遮断され、可撓管部5内への侵入が防
止される。また、特に、図5に示すように、本実施例の
内視鏡には、ワイヤチャンネル部33内に侵入した体液
等を洗浄するための洗浄用口金77が設けられている。
従って、この口金77から洗浄液を圧送させることで、
侵入した体液等が接続孔71から外部へ除去される。次
に、本実施例の内視鏡の動作について、図5、図7ない
し図9を参照して説明する。
【0022】上述したように、起上台49を回動させな
い状態においては、起上用ワイヤ31は、溝部55内に
収納されている。このため、処置具挿通用チャンネル1
9を介して先端構成部11に挿通された処置具17は、
起上台49のスベリ面53に障害無く載置される。次
に、起上レバー66(図5参照)を操作して、起上用ワ
イヤ31を操作部3(図5参照)方向に引っ張る。この
結果、起上台49は、枢支ピン51を中心に回動し、載
置されている処置具17の先端部を持ち上げ、カバー4
5に設けられた開口部47から外部(即ち、体腔内)に
突出される。
【0023】このとき、特に図9に示すように、起上用
ワイヤ31は、溝部55からスベリ面53上に上昇され
るが、既に、処置具17は、起上台49の回動先端部4
9bで上方(即ち、開口部47(図7参照)方向)に持
ち上げられているため、起上用ワイヤ31は、常時、処
置具17より下方に位置付けられる。従って、処置具1
7の起上時、起上用ワイヤ31が処置具17の障害にな
ることが防止される。
【0024】このような本実施例の内視鏡は、起上台4
9の幅Y(図6参照)を処置具挿通用チャンネル19の
内径よりも小さくさせると共に、起上用ワイヤ31を起
上台49の中央部に設けられた溝部55を介して支持部
57に接続させている。このため、先端構成部内での起
上台49及び起上用ワイヤ31の占有領域を減少させる
ことができる。この結果、先端構成部11の細径化が達
成される。
【0025】なお、本発明の内視鏡は、上述した実施例
に限定されることはない。例えば、図10に示すよう
に、起上台49のスベリ面53を鏡面仕上げにしてもよ
い。この第1の変形例の場合、例えば、処置具挿通用チ
ャンネル(図示しない)に、ライトガイドを備えた別の
内視鏡2を挿通させて、照明光を鏡面仕上げされた反射
面に照射することによって、側面の部位を観察すること
ができる。この結果、起上台49を適宜回動させること
で、所望の範囲に補助照明光を当てることが可能とな
る。
【0026】また、図11に示すように、第2の変形例
に係る内視鏡には、処置具17の先端に、収縮膨脹可能
な機構(即ち、バルーン)81が設けられている。この
バルーン81を図示しない駆動機構によって、膨脹させ
ることにより(図11の(b)参照)、処置具17の先
端に設けられた鉗子83を、側面に形成された患部表面
85に強固に押し付けることができる。この結果、患部
組織を確実に摘出又は治療することができる。
【0027】また、図12に示すように、第3の変形例
に係る内視鏡には、処置具17の先端に針付鉗子部87
が設けられている(図12には鉗子部87の部分のみ拡
大して示す)。この針付鉗子部87は、表面に絶縁コー
トが施された針89と、この針89の両側から回動して
互いに嵌合させることによって、針89を外装可能であ
る一対のカップ91と、を備えている。これらカップ9
1は、高周波電流を導通可能に構成されている。上述し
たように、針89には絶縁コートが施されているため、
針89により患部組織が焼けて生検が不可能になること
もない。この結果、患部表面(図示しない)に針89を
刺した後、両側からカップ91を回動接近させることに
よって、ホットバイオプシーによる生検、治療等が可能
となる。
【0028】また、図13に示すように、第4の変形例
に係る内視鏡には、例えば、胆石等を把持して体外へ取
出可能な処置具17が設けられている。この処置具17
は、その内部に胆石等を把持可能な超弾性合金ワイヤ9
3が挿通されており、この超弾性合金ワイヤ93を、操
作機構(図示しない)で進退操作することによって、胆
石等が超弾性合金ワイヤ93に把持されるように構成さ
れている。具体的には、超弾性合金ワイヤ93は、中央
に配置された第1のワイヤ95と、この第1のワイヤ9
5の両側に配置され、互いに第1のワイヤ95に対して
接離可能な第2及び第3のワイヤ97、99と、を備え
ている。また、これら第1ないし第3のワイヤ95、9
7、99は、それらの先端部が1つのチップ101で締
結されている。
【0029】このような超弾性合金ワイヤ93で、胆石
等を把持させる場合、操作機構を操作して、第2及び第
3のワイヤ97、99を第1のワイヤ95から離間する
方向に拡張させる。そして、例えば、第1のワイヤ95
と第2のワイヤ97との間に形成された拡張領域103
内に胆石等が配置されるように、処置具17を調節す
る。この後、操作機構を操作して、第2のワイヤ97を
第1のワイヤ95に接近させる。この結果、胆石等は、
第1及び第2のワイヤ95、97で把持される。胆石等
を把持した状態で、処置具17を引き抜くことで、胆石
等が体外へ取り出せれる。
【0030】従来の弾性ワイヤ(図示しない)では、上
述した拡張領域が小さく、大きな胆石等を把持すること
が困難であった。また、大きく拡張させためには、弾性
ワイヤを体腔内に長く突出させる必要があるという問題
があった。
【0031】そこで、本変形例の内視鏡に用いられる処
置具17は、短い突出量でも、従来の拡張領域よりも大
きな領域を確保できるように構成されている。具体的に
は、チップ101の部分から折曲可能に、第2及び第3
のワイヤ97、99には、夫々、曲り癖が施されてい
る。即ち、第1のワイヤ95に対して第2及び第3のワ
イヤ97、99の曲り角度θ1 、θ2 が大きくなるよう
に構成されている。このように、チップ101の部分で
の曲り角度θ1 θ2 を大きくしたことによって、体腔内
に突出させる超弾性ワイヤ93の突出量を少なくしても
充分な拡張領域103が確保される。
【0032】また、図14に示すように、第5の変形例
に係る内視鏡には、例えば、大腸105内の変位した部
分106(図14の(b)参照)に形成された患部10
7を電気的に切除可能なスネア109が挿通された処置
具17が設けられている。
【0033】従来の処置具17では、大腸105の変位
した部分106に形成された患部107にスネア109
を掛けようとしても、スネア109が浮き上がってしま
うため、うまく掛けることが困難であった。
【0034】そこで、本変形例に用いられる処置具17
には、スネア109の先端が最適に患部107方向に下
がるように、スネア109の先端に絶縁性の重り111
と、この重り111とスネア109の先端を連結可能で
あると共に処置具17内に挿入可能な絶縁性細径部11
2と、が設けられている。
【0035】このように構成された処置具17では、挿
入された大腸105内で、スネア109の先端が変位し
た部分106方向に下がる。この結果、スネア109を
確実に患部107に掛けることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、起上台の幅を処置具挿通用チ
ャンネルの内径よりも小さくさせると共に、起上用ワイ
ヤの先端を起上台の中央部に設けられた溝部を介して支
持部に接続させている。このため、先端構成部内での起
上台及び起上用ワイヤの占有領域を減少させることがで
きる。この結果、先端構成部を細径化させた内視鏡を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内視鏡の全体の構成を
概略的に示す斜視図。
【図2】図1に示す内視鏡の構成である先端構成部の構
成を概略的に示す側面図。
【図3】図1に示す内視鏡の軟性部及び湾曲部の内部構
成を示す断面図。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図。
【図5】図1に示す内視鏡に設けられた起上機構と、こ
の起上機構と起上台とを連結する起上用ワイヤと、の配
置状態を概略的に示す図。
【図6】(a)は、図1に示す内視鏡に設けられた起上
台の斜視図、(b)は、(a)に示された起上台の平面
図。
【図7】図1に示す内視鏡の先端構成部と、起上用ワイ
ヤが挿通されたワイヤチャンネル部との接続状態を示す
断面図。
【図8】図7に示す起上台に処置具がセットされた状態
を示す断面図。
【図9】図7に示す起上台を起上用ワイヤを介して回動
させて、セットされた処置具の先端部を持ち上げた状態
を示す断面図。
【図10】本発明の内視鏡の第1の変形例を示す図。
【図11】本発明の内視鏡の第2の変形例を示す図であ
って、(a)は、体腔内に処置具17が挿入されている
状態を示し、(b)は、バルーンを膨脹させて鉗子が患
部表面に押し付けられている状態を示す図。
【図12】本発明の内視鏡の第3の変形例を示す図。
【図13】本発明の内視鏡の第4の変形例を示す図。
【図14】本発明の内視鏡の第5の変形例を示す図であ
って、(a)は、本変形例に係る内視鏡に設けられた処
置具の先端部分を示す図、(b)は、(a)に示す処置
具を大腸内に挿入して、スネアを患部に掛けた状態を示
す図。
【図15】(a)は、従来の内視鏡に設けられた起上台
の斜視図、(b)は、(a)に示す起上台の平面図。
【符号の説明】
1…内視鏡、11…先端構成部、17…処置具、19…
処置具挿通用チャンネル、31…起上用ワイヤ、49…
起上台、51…枢支ピン、57…支持部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】従来の弾性ワイヤ(図示しない)では、上
述した拡張領域が小さく、大きな胆石等を把持すること
が困難であった。また、大きく拡張させるためには、弾
性ワイヤを体腔内に長く突出させる必要があるという問
題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の可撓管部の先端に取り付けられ
    た先端構成部に設けられており、 前記可撓管部内に形成された処置具挿通用チャンネルを
    挿通された処置具の先端部を円滑に載置可能で、且つ、
    一端を中心に回動可能な起上台と、 この起上台の幅内であって、載置される前記処置具の下
    方に挿通され、前記起上台をその一端を中心に回動させ
    て、前記処置具の先端部を前記先端構成部の外方向に持
    ち上げ可能な起上用ワイヤと、 前記起上台に設けられ、前記起上用ワイヤの先端を回動
    自在に支持する支持部と、を備えていることを特徴とす
    る内視鏡。
JP3243460A 1991-09-24 1991-09-24 内視鏡 Withdrawn JPH0576479A (ja)

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