JPH0248713Y2 - - Google Patents

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JPH0248713Y2
JPH0248713Y2 JP1984122524U JP12252484U JPH0248713Y2 JP H0248713 Y2 JPH0248713 Y2 JP H0248713Y2 JP 1984122524 U JP1984122524 U JP 1984122524U JP 12252484 U JP12252484 U JP 12252484U JP H0248713 Y2 JPH0248713 Y2 JP H0248713Y2
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に冷凍機に用いる圧縮機の外部
配管接続構造、詳しくはケーシング内に圧縮要素
を内装する圧縮機に外部配管を接続する圧縮機の
外部配管接続構造に関する。
(従来の技術) 従来圧縮機は、例えば実開昭58−73983号公報
に記載されているごとく、ケーシングにモータと
圧縮要素とを内装すると共に、前記ケーシングに
前記圧縮要素の吸入側と吐出側とに連通する外部
配管をそれぞれ接続し、前記モータの回転に伴う
前記圧縮要素の作動により、前記吸入側の外部配
管を介して前記圧縮要素内に冷媒を吸入し、この
冷媒を前記圧縮要素で圧縮して、前記吐出側の外
部配管から外部に吐出するごとくしている。
しかして前記ケーシングに外部配管を接続する
にあたつて従来では、第3図に示すごとく、前記
ケーシング1に固定部14を形成すると共に、一
端に前記固定部14に係合可能な第1接続部aを
もち、他端に外部配管10を結合可能な結合部b
をもつ接続管cを形成し、前記第1接続部aを前
記固定部14に係合させることにより、前記接続
管cを前記ケーシング1に接続し、この接続管c
の前記結合部bに外部配管10を結合するごとく
している。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記外部配管10は、屈曲容易で配管
が行い易いことから銅管で形成され、また前記ケ
ーシング1側に接続される前記接続管cは、銅管
又は鋼管で形成されて、この接続管cに前記外部
配管10を接続するごとくしているため、次のご
とき問題があつたのである。
即ち、前記接続管cを前記外部配管10と同じ
く銅管で形成するとき、該外部配管10の前記接
続管cに対するろう付け作業は簡単に行える反
面、該接続管cの全体的な強度が弱くなつて、圧
縮機の始動時及び停止時などに、前記第1接続部
aの形成部分及び前記接続管cの屈曲部分などに
応力が集中して、これらの部分に亀裂が入つたり
することがあつたのである。
また前記接続管cを鋼管で形成するときには、
前記接続管cが強度的に強化され、前述した問題
は解決される反面、斯くのごとく接続管cを前記
外部配管10とは異種金属の鋼管で形成する場
合、前記接続管cと外部配管10とを接続するに
あたつて、フラツクス使用によるろう付け手段を
採用する必要があるのであるが、このフラツクス
使用によるろう付け作業を現場で行うことは困難
であり、しかもフラツクス使用によるろう付け手
段を採用するときには、前記接続管cと外部配管
10とを接続するために長時間を必要として、工
場などでの連続組立時にタクトタイムが長くな
り、前記フラツクス使用によるろう付けを採用す
ることが困難である問題もあつた。
しかして、本考案の目的は鋼管と銅管とを接続
した継手体を介して前記ケーシングの固定部に前
記外部配管を接続するようにして、前記ケーシン
グへの前記外部配管の接続作業が容易で、しか
も、この接続部分の強度が大きくその上、連続組
立時のタクトタイムも長くならないようにする点
にある。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案を第1図に基づいて説明する
と、前記ケーシング1側に接続し、外部配管10
を接続する継手体21を2つの第1及び第2接続
管17,20で形成し、この第1接続管17を鋼
管で、第2接続管20を銅管でそれぞれ形成する
と共に、前記第1接続管17の一端に前記ケーシ
ング1の固定部14に係合可能な第1接続部15
を、他端に第1結合部16を形成する一方、前記
第2接続管20の一端に前記第1接続管17の第
1結合部16に結合可能な第2結合部18を、他
端に外部配管10を接続可能とした第2接続部1
9を形成して、この第2接続管20の第2結合部
18を前記第1接続管17の第1結合部16にろ
う付けすることにより、前記第1及び第2接続管
17,20を一体に結合して前記継手体21を形
成し、該継手体21を前記固定部14に固定して
前記外部配管10を前記継手体21の第2接続部
19にろう付けにより結合するごとくしたのであ
る。
(作用) しかして、前記継手体21における、前記ケー
シング1の固定部14に接続する第1接続管17
が鋼管であるから、強度が大きく耐久性が良いの
である。しかも、前記継手体21における銅製の
前記外部配管10と接続する前記第2接続管20
が銅管であるから、該継手体21と、前記第2接
続管20と同材質である銅製の前記外部配管10
との接続作業をリン銅ろう付けにより短時間に容
易にできるのである。
(実施例) 以下本考案にかかる圧縮機の外部配管接続構造
を図面の実施例によつて説明する。
第2図に示す圧縮機は、密閉ケーシング1の内
部上方にモータ2を配置すると共に、該モータ2
の下方位置に、架構3と該架構3に形成した複数
の気筒4と、該各気筒4に往復動自由に内装した
ピストン5とから成る圧縮要素6を配置する一
方、前記架構3に前記モータ2に結合したクラン
ク軸7を支持し、該クランク軸7の偏心軸部8に
前記ピストン5を連動連結させて、前記モータ2
に伴う前記クランク軸7の偏心回転で前記ピスト
ン5を往復動させることにより、前記気筒4内に
冷媒を吸入して圧縮するごとくしている。
また前記ケーシング1の上部には、該ケーシン
グ1内に連通する吸入側の銅製の外部配管10を
接続して、該外部配管10から前記ケーシング1
内に吸入した冷媒を、前記架構3に形成した吸入
通路9を介して前記気筒4内に導入するごとくな
すと共に、前記ケーシング1の下部側には吐出側
の銅製の外部配管10を接続する一方、前記架構
3の気筒4と対向する外部に、該気筒4内に連通
する吐出通路11をもつ気筒上蓋12を取付け、
この気筒上蓋12に内部配管13を接続し、該内
部配管13を前記吐出側の外部配管10に接続さ
せて、前記気筒4内で圧縮された冷媒を前記内部
配管13及び外部配管10を介して前記ケーシン
グ1外部に吐出させるごとくしている。
しかして前記のごとき圧縮機において、外部配
管接続構造を次のごとく構成したのである。
即ち、前記ケーシング1に外部配管10を接続
する固定部14を形成する一方、鋼管から成り、
一端に前記固定部14に係合する第1接続部15
を、他端に第1結合部16をもつ第1接続管17
を形成すると共に、銅管からなり、一端に前記第
1結合部16に係合する第2結合部18を、他端
に外部配管10を接続する第2接続部19をもつ
第2接続管20を形成して、前記第1接続管17
と第2接続管20とを、前記第1、第2結合部1
6,18をろう付けすることにより結合して該継
手体21を前記固定部14に固定して前記外部配
管10を前記継手体21の第2接続部19にろう
付けにより結合するごとくしたのである。
具体的には、第1図に詳しく示すごとく、前記
ケーシング1側に接続し、銅製の外部配管10を
接続する継手体21を2つの第1及び第2接続管
17,20で形成し、この第1接続管17を鋼管
で、第2接続管20を銅管でそれぞれ形成する。
そして前記第1接続管17の一端に、前記ケー
シング1の固定部14に係合可能な第1接続部1
5を、他端に第1結合部16を形成すると共に、
前記第2接続管20の一端に、前記第1接続管1
7の第1結合部16に結合可能な第2結合部18
を、他端に外部配管10を接続可能とした第2接
続部19を形成して、この第2接続管20の第2
結合部18を前記第1接続管17の第1結合部1
6にろう付けすることにより、前記第1及び第2
接続管17,20を一体に結合して前記継手体2
1を形成し、この継手体21における第1接続管
17の第1接続部15を前記ケーシング1側の固
定部14に結合させ、また前記継手体21におけ
る銅製の前記外部配管10と同材質とした銅管か
ら成る第2接続管20の第2接続部19に前記銅
製の外部配管10を接続するごとくしたのであ
る。
前記継手体21は、前記第1接続管17と第2
接続管20との第1及び第2結合部16,18を
ろう付け手段で一体に結合することにより予め形
成しておき、圧縮機の組立時に前記継手体21に
おける第1接続管17の第1接続部15を前記固
定部14に結合し、前記第2接続管20の第2接
続部19に前記外部配管10をリン銅などでろう
付けするごとくなすのである。
図の実施例では、外部配管接続構造を前記ケー
シング1の吐出側外部配管10に適用したが、本
考案では吸入側の外部配管10に適用することも
できる。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかる圧縮機の外
部配管接続構造では、外部配管を接続する継手体
を2つの第1及び第2接続管で形成し、この第1
接続管を鋼管で、第2接続管を銅管でそれぞれ形
成すると共に、前記第1接続管の一端にケーシン
グの固定部に係合可能な第1接続部を、他端に第
1結合部を形成する一方、前記第2接続管の一端
に前記第1接続管の第1結合部に結合可能な第2
結合部を、他端に外部配管を接続可能とした第2
接続部を形成して、この第2接続管の第2結合部
を前記第1接続管の第1結合部にろう付けするこ
とにより、前記第1及び第2接続管を一体に結合
して前記継手体を形成し、該継手体を前記固定部
に固定して前記外部配管を前記継手体の第2接続
部にろう付けにより結合するごとくしたから、換
言すると、ケーシングに固定する前に、鋼製の第
1接続管と銅製の第2接続管とを、予めろう付け
により結合した継手体を形成しておき、この継手
体を、前記ケーシングの固定部に固定した後、前
記外部配管を接続するとき、この外部配管を同材
質とした前記継手体の第2接続管と、ろう付けに
より結合するのであるから、前記外部配管の継手
管への結合は、前記継手管の第1接続管を鋼製と
し、前記ケーシングへの結合強度を向上できなが
ら短時間に容易に行なえ、工場などでの連続組み
立て時におけるタクトタイムを長引かすことはな
いし、またろう付部の結合が確実で、耐久性が向
上するのである。しかも、前記圧縮機の始動時又
は停止時などに前記継手体のケーシング側、つま
り前記ケーシングに固定する第1接続管に応力が
かかつても、この第1接続管は鋼管で形成してい
るため、前記応力に充分対処できて、従来のごと
く亀裂が生じたりするのを確実に防止できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる圧縮機の外部配管接続
構造を示す側面図、第2図は同外部配管接続構造
を実施した圧縮機の縦断面図、第3図は従来例を
示す図面である。 1……ケーシング、6……圧縮要素、10……
外部配管、14……固定部、15……第1接続
部、16……第1結合部、17……第1接続管、
18……第2結合部、19……第2接続部、20
……第2接続管、21……継手体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング1内に圧縮要素6を内装する圧縮機
    に銅製の外部配管10を接続する圧縮機の外部配
    管接続構造であつて、前記ケーシング1に外部配
    管10を接続する固定部14を形成する一方、鋼
    管から成り、一端に前記固定部14に係合する第
    1接続部15を、他端に第1結合部18をもつ第
    1接続管17と、銅管から成り、一端に前記第1
    結合部16に係合する第2結合部18を、他端に
    外部配管10を接続する第2接続部19をもつ第
    2接続管20とを、前記第1、第2結合部16,
    18をろう付けすることにより結合した継手体2
    1を形成し、該継手体21を前記固定部14に固
    定して前記外部配管10を前記継手体21の第2
    接続部19にろう付けにより結合するごとくした
    ことを特徴とする圧縮機の外部配管接続構造。
JP12252484U 1984-08-09 1984-08-09 圧縮機の外部配管接続構造 Granted JPS6137484U (ja)

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JPS6137484U JPS6137484U (ja) 1986-03-08
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JPH0826853B2 (ja) * 1988-10-31 1996-03-21 株式会社東芝 ロータリコンプレッサの構造および製造方法
KR101198177B1 (ko) * 2005-11-14 2012-11-12 삼성전자주식회사 밀폐형 압축기
JP6885452B2 (ja) * 2019-07-31 2021-06-16 ダイキン工業株式会社 冷媒配管、及び、冷凍装置
WO2021019960A1 (ja) 2019-07-31 2021-02-04 ダイキン工業株式会社 冷媒配管、及び、冷凍装置

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JPS50132511A (ja) * 1974-03-11 1975-10-20

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