JPH0117664Y2 - - Google Patents

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JPH0117664Y2
JPH0117664Y2 JP1981172586U JP17258681U JPH0117664Y2 JP H0117664 Y2 JPH0117664 Y2 JP H0117664Y2 JP 1981172586 U JP1981172586 U JP 1981172586U JP 17258681 U JP17258681 U JP 17258681U JP H0117664 Y2 JPH0117664 Y2 JP H0117664Y2
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protruding ring
opening
connecting flange
discharge pipe
ring portion
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JP1981172586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、全密閉形圧縮機に関し、特に架構に
取付けられたシリンダヘツドカバー外に開口する
吐出通路の開口部に内部吐出管を接続フランジを
介して接続するようにした全密閉形圧縮機に関す
るものである。
(従来の技術) 一般に、この種の全密閉形圧縮機においては、
内部吐出管のシリンダヘツドカバーへの接続部の
気密性を高めるために、シリンダヘツドカバーの
吐出通路の開口部周縁部に底面が合せ面となる円
形状凹部を形成する一方、接続フランジの接合面
に先端面が合せ面となる前記凹部に嵌合可能な突
環部を同心状に突設し、該突環部を凹部に嵌合突
合わせて接続フランジをガスケツトを介してシー
ル接合することが行われている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような接続部の構造では、突環
部を持つ接続フランジには予め内部吐出管がロウ
付されていて、しかも、該突環部の外径が凹部の
内径に対向してほぼ同径に形成されているため、
突環部を凹部に嵌合する場合、前記ロウ付時の熱
歪などの影響で前記先端外周縁が凹部の周壁に当
つて、嵌合作業を容易に行うことができず、ま
た、そのことにより突環部先端面の合せ面にキズ
がついて、気密性が損われるという問題があつ
た。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、前
記突環部の先端外周縁に嵌合案内用としての面取
り部を形成することにより、突環部と凹部との嵌
合作業を容易に行い得るようにするとともに、突
環部の合せ面にキズがつくのを防止して、内部吐
出管接続部の気密性を高めることができるように
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案の解決手段
は、第2図に示すように、架構2に取付けられた
シリンダヘツドカバー12に外部に開口する吐出
通路13の開口部13aが設けられ、一方、内部
吐出管14の一端部に接続フランジ20がロウ付
され、該接続フランジ20を前記開口部13aに
接合固定して内部吐出管14を前記吐出通路13
に接続するようにした全密閉形圧縮機であつて、
前記開口部13a周縁部に、底面が合せ面19a
となる円形状凹部19を形成する一方、前記接続
フランジ20の接合面に、先端面が合せ面22a
となる前記凹部19に嵌合可能な突環部22を同
心状に突設するとともに、該突環部22を同心状
に突設するとともに、該環部22の先端外周縁に
面取り部23を形成し、前記突環部22を凹部1
9に嵌合しかつ両合せ面22a,19aをシール
材24を介して突合わせて接続フランジ20を開
口部13a周辺に接合したことを特徴とするもの
である。
(作用) これにより、本考案では、シリンダヘツドカバ
ー12外に開口する吐出通路13の開口部13a
に内部吐出管14を接続フランジ20を介して接
続する場合、予め、内部吐出管14を接続フラン
ジ20の中心孔に嵌合しかつロウ付により固着し
ておく。しかる後、該接続フランジ20の突環部
22を開口部13a周縁の凹部19にシール材2
4を介して嵌合突合わせ、かつ該接続フランジ2
0をシリンダヘツドカバー12に固定することに
より、接続フランジ20を開口部13aにシール
接合することができる。その際、前記突環部22
の先端外周縁に面取り部23が形成されているの
で、前述の内部吐出管14と接続フランジ20と
のロウ付時に発生する熱影響歪等によつて接続フ
ランジ20が所定の位置より若干ズレた場合で
も、前記面取り部23によりこのズレを吸収しつ
つ突環部22の凹部19内に先導嵌入することが
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の実施例に係る全密閉形の3気
筒圧縮機を示し、1は密閉形のケーシング、2は
該ケーシング1内にスプリング3を介して弾性支
持された架構であつて、該架構2上には駆動源と
してのモータ4が載置されている。また、前記架
構2内には3個のシリンダ5,5,5が放射状に
かつ等間隔でもつて形成され、該各シリンダ5に
は前記モータ4の駆動によりクランク軸6を介し
て往復動するピストン7が嵌挿されている。しか
して、外部吸入管8からケーシング1内に吸入さ
れたガス冷媒を、前記モータ4を覆うモータカバ
ー9の吸入孔10,10,…より架構2内の吸入
通路11を介してシリンダ5,5,5に導入し
て、該各シリンダ5内で前記ピストン7の往復動
によりガス圧縮し、この圧縮されたガスを、シリ
ンダヘツドカバー12内に形成された吐出通路1
3よりそれぞれ第1内部吐出管14,14,14
を介して吐出マフラー15に一旦集めた後、第2
内部吐出管16を介して外部に吐出せしめるよう
に構成されている。尚、17は弁座、18はクラ
ンク軸6とピストン7とを連結する連接棒であ
る。
そして、前記吐出通路13と第1内部吐出管1
4との接続部においては、第2図および第3図は
詳示するように、シリンダヘツドカバー12外に
開口する吐出通路13の開口部13a周縁部に、
底面が合せ面19aとなる円形状の凹部19が切
削加工によつて形成されている。一方、20は前
記開口部13aに第1内部吐出管14を接続する
ための接続フランジであつて、該接続フランジ2
0の中心部には第1内部吐出管14が嵌合する中
心孔21が穿設されており、該第1内部吐出管1
4は前記中心孔21に嵌合した状態でロウ付けす
ることにより接続フランジ20に固定される。ま
た、前記接続フランジ20のシリンダヘツドカバ
ー側側面(接合面)には、先端面が合せ面22a
となる突環部22が同心状に突設されており、該
突環部22は、外径が前記凹部19に対して嵌合
可能な径に形成されている。
さらに、前記突環部22の先端外周縁には、前
記第1内部吐出管14と接続フランジ20とのロ
ウ付時に生じる熱歪などによるズレを吸収するた
めの比較的大きな巾の面取り部23が先端外周縁
を面取りすることで形成されている。しかして、
前記突環部22を凹部19に嵌合し両合せ面22
a,19aをシール材としてのガスケツト24を
介して突合わせて接続フランジ20を開口部13
a周辺にボルト止めすることにより、接続フラン
ジ20がシリンダヘツドカバー12にシール接合
される。尚、前記ガスケツト24は凹部19底面
に挿入される石綿ジヨイントシート等からなる。
第3図及び第4図中、25はボルト挿通孔であ
る。
次に、上記実施例の作用について説明するに、
シリンダヘツドカバー12外に開口する吐出通路
13の開口部13aに第1内部吐出管14を接続
フランジ20を介して接続する場合、予め、第1
内部吐出管14を接続フランジ20の中心孔21
に嵌合しかつロウ付により固着しておく。しかる
後、該接続フランジ20の突環部22を開口部1
3a周縁の凹部19にガスケツト24を介して嵌
合突合わせ、かつ該接続フランジ20のボルト挿
通孔24,24にボルトを挿通して締結すること
により、接続フランジ20を開口部13a周辺に
シール接合することができる。その際、前記突環
部22の先端外周縁に面取り部23が形成されて
いるので、前述の第1内部吐出管14と接続フラ
ンジ20とのロウ付時に発生する熱影響歪等によ
つて接続フランジ20が所定の位置より若干ズレ
た場合でも、前記面取り部23によりこのズレを
吸収しつつ突環部22を凹部19内に先導嵌入す
ることができる。よつて、突環部22の嵌合作業
を容易に行うことができ、第1内部吐出管14の
組付作業の簡易化を図ることができる。また、そ
のことにより、突環部22の合せ面22aにキズ
がつくのを防止することができるので、該突環部
22の合せ面22aと凹部19の合せ面19aと
をガスケツト24を介して緊密に突合わせてシー
ル効果を十分に発揮することができ、接続部の気
密性を向上させることができる。
今、具体的に、前記突環部22の各寸法を第4
図により説明すると、該突環部22の内径d1は、
第1内部吐出管14の内径と等しく、全密閉形圧
縮機においては、通常26mm以下に設定されてい
る。また、この範囲内では、突環部22先端の合
せ面22aの幅b1はシール性の面から2.5mm以上
に設定すれば十分である。さらに、突環部22の
外径d2は、吐出通路13の開口部13a周縁部の
凹部19に対して0.2〜0.4mmの隙間を有した状態
で嵌合可能な径に形成されている。このような寸
法の突環部22を有する接続フランジ20を前記
開口部13a周辺に取付ける場合、予め、該接続
フランジ20と第1内部吐出管14とをロウ付接
合するが、その際の熱影響歪などによつて接続フ
ランジ20が前述の隙間以上に所定位置よりズレ
ることがある。そのため、前記突環部22の凹部
19への嵌合が難しくなる結果、該突環部22の
合せ面22aにキズがつき、ガス漏れの原因とな
る。そこで、前記突環部22の先端外周縁に面取
り部23を形成し、該面取り部23の幅b2を0.8
mm以上に、面取り部23の高さhを前記幅b2の2
倍の寸法にそれぞれ設定することにより、前述の
接続フランジ20のズレを吸収することができ
る。よつて、突環部22の合せ面22aにキズを
つけることなく接続フランジ20の組付作業を行
うことができ、また、その作業性を大巾に改善す
ることができるので、作業能率の向上を図ること
ができる。
尚、前記実施例では、3気筒の全密閉形圧縮機
について説明したが、その他各種気筒の全密閉形
圧縮機にも同様に適用できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、架構外
に開口する吐出通路の開口部に、内部吐出管の一
端部にロウ付けされた接続フランジを接合する場
合、前記開口部周縁部に底面が合せ面となる円形
状凹部を形成する一方、前記接続フランジ接合面
に先端面が合せ面となる前記凹部に嵌合可能な突
環部を同心状に突設するとともに、該突環部の先
端外周縁に面取り部を形成し、前記突環部を凹部
に嵌合し両合せ面をシール材を介して突合わせて
接続フランジを開口部周辺に接合したことによ
り、上記ロウ付により接続フランジに熱歪が生じ
ても、前記面取り部の先導嵌入作用により、接続
フランジの突環部と凹部との嵌合作業を容易に、
かつ突環部の合せ面にキズをつけることなく行う
ことができるので、内部吐出管の組付作業の簡易
化を図ることができるとともに、内部吐出管接続
部の気密性の大巾な向上を図ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全密閉
形の3気筒圧縮機の全体構造を示す縦断面図、第
2図は第1図の要部拡大図、第3図は接続フラン
ジの平面図、第4図は第3図の−線における
断面図である。 2……架構、12……シリンダヘツドカバー、
13……吐出通路、13a……開口部、14……
第1内部吐出管、19……凹部、19a……合せ
面、20……接続フランジ、22……突環部、2
2a……合せ面、23……面取り部、24……ガ
スケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 架構2に取付けられたシリンダヘツドカバー1
    2に外部に開口する吐出通路13の開口部13a
    が設けられ、一方、内部吐出管14の一端部に接
    続フランジ20がロウ付され、該接続フランジ2
    0を前記開口部13aに接合固定して内部吐出管
    14を前記吐出通路13に接続するようにした全
    密閉形圧縮機であつて、 前記開口部13a周縁部に、底面が合せ面19
    aとなる円形状凹部19を形成する一方、 前記接続フランジ20の接合面に、先端面が合
    せ面22aとなる前記凹部19に嵌合可能な突環
    部22を同心状に突設するとともに、該突環部2
    2の先端外周縁に面取り部23を形成し、 前記突環部22を凹部19に嵌合しかつ両合せ
    面22a,19aをシール材24を介して突合わ
    せて接続フランジ20を開口部13a周辺に接合
    したことを特徴とする全密閉形圧縮機。
JP17258681U 1981-11-18 1981-11-18 全密閉形圧縮機 Granted JPS5875985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17258681U JPS5875985U (ja) 1981-11-18 1981-11-18 全密閉形圧縮機

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JP17258681U JPS5875985U (ja) 1981-11-18 1981-11-18 全密閉形圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPS5875985U JPS5875985U (ja) 1983-05-23
JPH0117664Y2 true JPH0117664Y2 (ja) 1989-05-23

Family

ID=29964481

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JP17258681U Granted JPS5875985U (ja) 1981-11-18 1981-11-18 全密閉形圧縮機

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BR102016013772B1 (pt) * 2016-06-14 2021-07-13 Embraco Industria De Compressores E Soluqoes Em Refrigeraqao Ltda. Aperfeiqoamento introduzido em sistema para conexao de tubos de descarga de fluido refrigerante em tampas de cilindro de compressores hermeticos, e correspondente processo de execuqao

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JPS4818709B1 (ja) * 1969-03-20 1973-06-07

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JPS4818709U (ja) * 1971-07-10 1973-03-02
JPS50139335U (ja) * 1974-05-02 1975-11-17

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JPS5875985U (ja) 1983-05-23

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