JPH0248396Y2 - - Google Patents

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JPH0248396Y2
JPH0248396Y2 JP1985027395U JP2739585U JPH0248396Y2 JP H0248396 Y2 JPH0248396 Y2 JP H0248396Y2 JP 1985027395 U JP1985027395 U JP 1985027395U JP 2739585 U JP2739585 U JP 2739585U JP H0248396 Y2 JPH0248396 Y2 JP H0248396Y2
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JP
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toilet
water tank
lid
toilet bowl
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水洗便器の本体に洗浄水タンクを一
体化した状態で工場出荷する際に用いる梱包箱に
関する。
〔従来の技術〕
従来、水洗便器の本体に洗浄水タンクを取付け
た状態で梱包する場合、背高の洗浄水タンクが本
体に対して偏つた位置にあるために、梱包箱を直
方体状とすると容量が大きくなり、取扱い及び運
搬の面で難点があつた。
この問題を解消する梱包箱として、実公昭57−
59514号公報に記載されたものがある。これは第
7図に示すようにスキツド板60上に便器61を
セツトした後、一枚のシート材62を折線に沿つ
て曲げて便器61の周囲を被覆し、さらに便器6
1のボール部と洗浄水タンク部分に相当する位置
を梱包帯63で結束したもので、梱包容量を便器
の形状にあわせて小さくし、運搬や保管時の取扱
いを容易化した構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、一枚のシート材62で便器61の全体
を被覆するために、被覆前の展開したシート材6
2自体が大きな面積を占めるようになる。従つ
て、梱包作業の開始時点では少なくとも二人の作
業者を必要として、作業性の面で問題が残つてい
る。
また、シート材62を一枚物とした関係上、便
器61本体部分はその上面側のみしか被覆するこ
とができず、下部周囲は外部に露呈してしまう。
従つて、梱包後の出荷時に便器61本体の下部に
外傷を負う恐れがあり、商品管理上の好ましくな
い問題もある。
本考案の目的は、洗浄水タンクを備えた水洗便
器を外傷を受けることなくしかもコンパクトに容
易に梱包可能とし、製品の保全と作業性の向上を
図ることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、便器本体の底部、前部及び便蓋を被
覆する下部カバーと、上部側を中空箱状に形成し
洗浄水タンク全体、便器本体背部及び便蓋を被覆
する上部カバーとを備え、上部カバーを、洗浄水
タンクの上面、背面、両側面の三面及び便器本体
後部側を被覆する第一部材と、洗浄水タンクの前
面及び便蓋を被覆する第二部材とを一体連結して
構成し、かつ下部カバーと便器本体底部間に便器
本体を載置するスキツドを配置した便器の梱包箱
であつて、第一部材及び第二部材の上端にそれぞ
れ天板を形成してその先端に垂下片を設け、更に
第一部材の背部壁及び第二部材の前部壁の天板に
は側部壁の垂下片が嵌入する切欠溝を開け、これ
らの垂下片を前記洗浄水タンクのタンク蓋押さえ
としたものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は水洗便器の便器本体Aに対する梱包材
を分解して示す斜視図で、1は便器本体Aの下部
及び前面側を被覆する下部カバー、2は便器本体
Aの後部に連結した洗浄水タンクB及び便蓋C面
を被覆する上部カバー、3は洗浄水タンクBとタ
ンク蓋D間に配置するタンク用パツドであり、こ
れらの下部カバー1、上部カバー2及びタンク用
パツド3は緩衝能を有する段ボールを素材として
いる。
さらに、4は下部カバー1と便器本体Aの下面
間に位置し、便器本体Aの据付位置に施工する排
水管等の位置を決めるためのゲージを兼ねたスキ
ツドで、前記部材と同様に段ボールを素材として
いる。
下部カバー1は便器本体Aの下面に位置する底
部材5と前面に位置する前部材6とをワイヤWに
より連結したもので、この連結部分から折曲自在
である。また前部材6には梱包時に便蓋Cの高さ
に応じて容易に折れ曲げれるように罫線6aを設
けている。
上部カバー2は洗浄水タンクBの背面と両側部
及び便器本体Aの背部側を被覆する第一部材1
1、及び洗浄水タンクBの前面側と便蓋C面を被
覆する第二部材12とをワイヤWにより連結して
箱形状となしたもので、それぞれの展開正面図を
第2,3図に示す。
第一部材11は背部壁13の両端に側部壁14
を折れ線15により折曲可能に配置し、各部壁1
3,14の上端には同様に折れ線15を介して背
部天板16及び側部天板17を形成している。こ
の両天板16,17には夫々の先端側が下方に向
け屈曲する垂下片18,19を折れ線20ととも
に形成し、背部天板16には組立時に側部天板1
7の垂下片19が嵌入する切欠溝21を設けてい
る。この垂下片18,19はその下端によつてタ
ンク蓋Dの裏面を押圧するためのもので、背部天
板16の切欠溝21間の垂下片18をタンク蓋D
の曲率に合わせて円弧状となしている。尚、Mは
側部壁14の下端及び折れ線15に設けた結束帯
のずれ防止用の切れ込みである。
第二部材12は洗浄水タンクBの前面を被覆す
る前部壁25と便蓋C上面を被覆する蓋被覆部2
6とを折曲自在に形成したもので、前部壁25の
両端には第一部材11の側部壁14に一体化する
ための接続代27を折曲自在に設け、かつ蓋被覆
部26の両端には下方に屈曲する曲げ代28を形
成している。また、前部壁25の上端には第一部
材11の背部壁13と同様に前部天板29、垂下
片30及び切欠溝31を第一部材11と同形状に
形成している。尚、第一部材11と同様に結束帯
のずれを防止する切れ込みMを曲げ代28の折れ
線部分に設けている。
第4図はタンク用パツド3の展開図で、平行に
設けた4本の折れ線35により上部壁36、側部
壁37、及び二重の前部壁38と背部壁39を設
けるとともに上部壁36にはタンク蓋Dに立設し
た手洗い管Eが挿通可能な孔40を開設してい
る。また、このタンク用パツド3の前部壁38は
上部壁36の幅より小さく、第1図のように組立
時には一部が切欠した状態となる。
このタンク用パツド3は第1図のようにタンク
蓋Dを除いた洗浄水タンクBの上端に嵌合し、さ
らにタンク蓋Dを逆さにしてその手洗い管Eを孔
40に挿入して上部壁36上に載置し、さらに粘
着テープ41で固定することによつてタンク蓋D
を洗浄水タンクB上に安定した状態に保持可能で
ある。
また、スキツド4は前述のように便器本体Aの
据付時のゲージとして機能するもので、便器本体
Aの下面を保持するための本体保持用突部44及
び便器本体Aの排水管Fに嵌合する排水管用突部
45をそれぞれ設け、さらに据付時の芯出しに便
利なように表面に中心線46を描いている。尚、
47はスキツド4の座屈変形を防止するために両
側の表面に配置した補強材である。
このスキツド4は開梱後に便器の据付位置にお
いて排水管用突部45の部分を切除し、この切除
部分を床に配管した排水管に位置合わせして仮据
えに利用できる。
また、第1図において51は寒冷地用の製品と
して供給する給水管を封入した給水管用箱であ
る。
尚、50は倒れ防止パツドであり、壁排水型便
器の場合(図示せず)に使用し、洗浄水タンクB
の下部を支持するもので、前面に開口52を設け
壁排水型の便器の排水管をこの開口52に挿入し
て用いる。
上記の梱包部材による便器本体Aの包装は、ま
ず下部カバー1上にスキツド4を重ね、次に(壁
排水型便器の場合はこのスキツド4面に倒れ防止
パツド50を置き)便器本体Aをスキツド4上の
定位置にセツトする。
次いで、タンク用パツド3を洗浄水タンクBの
上端から嵌合し、タンク蓋Dの手洗い管Eを孔4
0に挿入してタンク用パツド3上に載置し粘着テ
ープ41で固定し、このタンク用パツド3の前部
壁38の切欠部分に給水管用箱51をセツトす
る。
そして、上部カバー2の第一、第二部材11,
12を接続代27を利用してワイヤWで一体化
し、さらに両部材11,12の天板16,17,
29を内側に折り曲げて第1部材11の垂下片1
8,19を第一、第二部材11,12の切欠溝2
1,31に嵌入して上端部を閉塞する。
さらに、この上部カバー2を洗浄水タンクBの
上方からこれを被覆するように配置し、第2部材
12の蓋被覆部26を下部カバー1の前部材6に
重合させ、第5図のように便器本体A及び洗浄水
タンクB部分をロープGで結束することにより梱
包作業が完了する。
第6図は梱包状態を示す縦断面図で、洗浄水タ
ンクBの全体及び便器本体Aの上部、前部、下部
が下部及び上部カバー1,2によつて被覆され、
かつタンク蓋Dがタンク用パツド3により安定し
た状態に支持されている。そして、タンク蓋Dは
第一、第二部材11,12のそれぞれの垂下片1
8,19,30によつて押さえ付けられ、より一
層タンク蓋Dを安定させた状態での梱包が行え
る。
尚、H及びIは便器本体Aのボール及び排水路
の空間を利用して収納した水栓金具等の付属部品
である。
以上のように、便器本体A及び洗浄水タンクB
全体を被覆梱包できるので、外傷を受けることな
く運搬作業を安全に行うことができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る便器の梱包箱はその構成により下
記の効果を奏する。
(1) 便器の形状に沿つた梱包が可能なので、梱包
後の容量が小さく、運搬作業が簡単で保管スペ
ースも小さくできる。
(2) 梱包材を分割してその展開時の大きさを小型
化したので、梱包作業を一人の作業者で容易に
行うことができる。
(3) 第一、第二部材を箱型に組み立てるときの切
欠溝を利用して垂下片がタンク蓋の上面を押さ
えるので、単に箱状に組立ててカバーするだけ
でなくタンク蓋の拘束材として利用でき、安定
した梱包が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る便器の梱包を分解して示
す斜視図、第2図は上部カバーの第一部材の展開
平面図、第3図は同上部カバーの第二部材の展開
平面図、第4図はタンク用パツドの展開平面図、
第5図は梱包時の斜視図、第6図は同縦断面図、
第7図は従来の梱包形式を示す斜視図である。 1……下部カバー、2……上部カバー、3……
タンク用パツド、4……スキツド、11……第一
部材、12……第二部材、A……便器本体、B…
…洗浄水タンク、C……便蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部材、前部材及び上部材を各部材間に折れ線
    を設けて折曲自在に構成し便器本体の底部、前部
    及び便蓋を被覆する下部カバーと、上部側を中空
    箱状に形成し洗浄水タンク全体、便器本体背部及
    び便蓋を被覆する上部カバーとを備え、前記上部
    カバーは、洗浄水タンクの上面、背面、両側面の
    三面及び便器本体後部側を被覆する第一部材と、
    洗浄水タンクの前面及び便蓋を被覆する第二部材
    とを一体連結してなり、かつ前記下部カバーと便
    器本体底部間に便器本体を載置するスキツドを配
    置してなる便器の梱包箱であつて、前記第一部材
    及び第二部材の上端にそれぞれ天板を形成すると
    共に、これらの天板に先端側が下方に向けて屈曲
    可能な垂下片を設け、更に第一部材の背部壁及び
    第二部材の前部壁の天板には側部壁の垂下片が嵌
    入する切欠溝を開け、これらの垂下片を前記洗浄
    水タンクのタンク蓋押さえとしたことを特徴とす
    る便器の梱包箱。
JP1985027395U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0248396Y2 (ja)

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JP1985027395U JPH0248396Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP1985027395U JPH0248396Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61144091U JPS61144091U (ja) 1986-09-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4725277U (ja) * 1971-04-06 1972-11-21
JPS5759514U (ja) * 1980-09-27 1982-04-08

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