JPH024812B2 - - Google Patents

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JPH024812B2
JPH024812B2 JP58075170A JP7517083A JPH024812B2 JP H024812 B2 JPH024812 B2 JP H024812B2 JP 58075170 A JP58075170 A JP 58075170A JP 7517083 A JP7517083 A JP 7517083A JP H024812 B2 JPH024812 B2 JP H024812B2
Authority
JP
Japan
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damping force
reference signal
circuit
selection reference
signal
Prior art date
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Application number
JP58075170A
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English (en)
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JPS59200832A (ja
Inventor
Junichi Emura
Shinobu Kakizaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Atsugi Motor Parts Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Motor Parts Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Atsugi Motor Parts Co Ltd
Priority to JP7517083A priority Critical patent/JPS59200832A/ja
Publication of JPS59200832A publication Critical patent/JPS59200832A/ja
Publication of JPH024812B2 publication Critical patent/JPH024812B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/50Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
    • F16F9/52Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics in case of change of temperature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車等の車体と車軸部との間に配
設される減衰力可変型油圧緩衝器の制御装置に関
する。 従来から、自動車等の乗心地あるいは走行安定
性の向上をはかるために、自動車等の走行状況に
応じてピストンロツド内部または外部に備えたモ
ータを所定角度回転させて、この回転力により減
衰力調整用の調整子を回転制御することによつ
て、所望の減衰力調整を行うことができる減衰力
可変型油圧緩衝器及びこの油圧緩衝器を制御する
ための制御装置が知られている。第1図はこのよ
うな従来の制御装置に用いる制御回路のブロツク
図であり、第2図はこの制御回路により制御され
る油圧緩衝器の構成を示す断面図である。 そこで、第1図及び第2図に基づいて従来の制
御回路と油圧緩衝器に概要について説明する。 第1図において、1は所望の減衰力設定位置
(この従来例では、高、中、低の三つに区分され
た各減衰力設定位置)の一つを選択する切換スイ
ツチ、2はこの切換スイツチ1により選択された
一つの選択信号を受けてその選択信号に応じて選
択基準信号を発生する選択基準信号発生回路、3
はこの選択基準信号発生回路2から出力された選
択基準信号と、後述するモータ4の回転角度位置
に対応した出力信号とを比較して、これら選択基
準信号及び出力信号の不一致または一致を判別す
る信号比較回路、5はこの信号比較回路3から出
力された不一致または一致の各信号を受けて作動
するモータ駆動回路である。4は前記モータ駆動
回路5により駆動または停止するモータ、6はこ
のモータ4の、詳しくはこのモータ4の駆動軸4
aの回転角度位置を検出して前記信号比較回路3
にその回転角度位置に対応した出力信号を入力す
る回転角度位置検出回路である。なお、この回転
角度位置検出回路6が所定のエンコーダで構成さ
れている場合、この検出回路6から出力された接
点信号をデジタル信号に変換して信号比較回路3
に入力するための信号変換回路7を、前記回転角
度位置検出回路6と信号比較回路3との間に設け
る必要がある。 Tは前記モータ4によつて減衰力調整用の調整
子を回転する構造を有する油圧緩衝器であつて、
その詳細を第2図、第3図に示す。即ち、第2図
において、9は作動油を充填したシリンダ、10
は一端が封止されたシリンダ9の他端を封止した
状態で貫通して延びるピストンロツドである。1
1は前記シリンダ9内に摺動可能に嵌挿されたピ
ストンであり、このピストン11によつて前記シ
リンダ9内部が上部油室12と下部油室13との
二室に隔成されている。このピストン11には、
前記上部、下部の各室12,13間を置換作動す
る作動油に流通抵抗を生じさせる減衰力発生手段
14が備えられている。 15は前記ピストンロツド10とピストン11
とを連繋する全体として筒状のスタツドであつ
て、このスタツド15の内部には、調整子収容部
16及及び該調整子収容部16内と下部油室13
とを連通する軸方向の貫通孔17が夫々形成され
ている。更にスタツド15の筒壁部15aには、
第2図の−に沿つた断面図である第3図に示
したように、上部油室12と開口連通する互いに
異なる開口面積をもつて円周方向に所定の間隔を
置いて配設された各オリフイス18,19,20
が穿設されている。 前記スタツド15の調整子収容部16内には、
ピストンロツド10の中空部内に収容配置された
モータ4により回転駆動される調整子8が回転可
能に収納されており、この調整子8には、前記下
部油室13に向かつて開口連通する軸方向の通孔
22、及びこの通孔22と前記スタツド15に設
けた各オリフイス18,19,20のいずれか一
つと選択的に連通可能な連通孔23が夫々形成さ
れている。なお、前記モータ4の入力端は、所定
のハーネス24,24を介して第1図に示すよう
にモータ駆動回路5に接続されており、モータ4
はこのモータ駆動回路5により駆動されるように
なつている。 以上のような制御回路C及び油圧緩衝器Tの構
成によれば、ピストン11を伴うピストンロツド
10の上下動により、ピストン11に設けた減衰
力発生手段14を構成する貫通油路25,25の
いずれか一方を、これら各貫通油路25,25の
一方の開口端を閉塞しているバルブプレート2
6,26のばね力による抵抗を受けつつ、前記上
部、下部の各油室12,13間に作動油を置換流
動させて、所望の減衰力を確保することができ
る。 一方、自動車等の走行状況に応じて、任意の減
衰力設定位置、例えば第1図に示した如く中減衰
力設定位置Nを選択し、切換スイツチ1を切換え
ると、この切換スイツチ1からの選択信号に応じ
た選択基準信号が選択基準信号発生回路2から出
力される。この選択基準信号は信号比較回路3に
入力されており、またこの比較回路3には、前記
選択基準信号のほか、回転角度位置検出回路6か
らモータ4に設けられている駆動軸4aの現時点
での回転角度位置を示す回転位置検出信号が信号
変換回路7によりデイジタル値に変換されて入力
されているので、これら2つの信号がこの信号比
較回路において比較される。この信号比較回路3
において、前記2つの信号が一致している場合に
は、一致信号が、また一致していない場合には、
不一致信号が出力される。したがつて、これら各
信号によりモータ駆動回路5が作動される。即
ち、モータ駆動回5に一致信号が入力されている
場合には、このモータ駆動回路5からのモータ4
への駆動電流の供給が停止され、従つてモータ4
の回転が停止する。一方、モータ駆動回路5に不
一致信号が入力されている場合には、この不一致
信号に応じて駆動電流がモータ駆動回路5からモ
ータ4に供給され、従つて、前記信号比較回路3
からの出力信号が一致信号となるまでモータ4の
回転が継続される。このようにして切換スイツチ
1で選択された中減衰力設定用のスタツド15に
設けたオリフイス19に、調整子8の連通孔23
が開口連通することとなる。このため前記上部、
下部各油室12,13間を置換流通する作動油の
一部を、前記オリフイス19を通じてバイパス通
過させることにより、前記減衰力発生手段14で
得られる減衰力を調整して、所望の減衰力を確保
することができる。 ところで、減衰力発生手段14で得られる減衰
力は、ある粘度をもつ作動油の流通抵抗で得られ
るのであるが、この作動油の粘度は油温によつて
変化するので、その油温の変化に伴つて減衰力が
微妙に変動する場合がある。すなわち、前述の従
来の油圧緩衝器にあつては、シリンダ9内の作動
油の油温が上昇すると、切換スイツチ1にて減衰
力を低減衰力位置Sに設定している状態であつて
も、その油温上昇に伴つて作動油の粘性が低下す
ることとなるので、このような場合には、設計基
準とした低減衰力よりもさらに低い減衰力が発生
してしまう場合がある。このような事態が生ずる
ことは、前述の如く複数のオリフイス18,1
9,20を用いて減衰力を微妙に変化させて、最
も好ましい減衰力を選択しようとする減衰力可変
型油圧緩衝器にあつては好ましくないものであ
る。 本発明は、このような従来の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、油圧緩衝器の発生減衰力を3段
階以上に変える油圧緩衝器において、前記油圧緩
衝器のシリンダ内に充填されている作動油の油温
が、予め設定されている油温値以上となつたとき
に、前記選択基準信号発生回路からの低減衰力設
定位置に対応する選択基準信号出力を、それより
も高い減衰力設定位置に対応する選択基準信号出
力に補正して、また、前記選択基準信号発生回路
からの低減衰力設定位置を越える選択基準信号
は、その選択基準信号を前記信号比較回路に入力
する油温補正回路を、前記選択基準信号発生回路
と前記信号比較回路との間に設け、現在設定され
ている低減衰力位置をそれよりも高い減衰力位置
に自動的に補正して、所望の減衰力を保持でき、
したがつて、車両の走行安定性の向上を図ること
ができ、また、低減衰力設定位置を越える減衰力
設定位置が選択されている場合には、それに対応
した減衰力設定位置を維持することで、発生減衰
力が希望しない高減衰力に自動的に変化すること
による違和感を生じることがなく、任意所望の減
衰力を得ることができる減衰力可変型油圧緩衝器
用制御装置を提案することを目的とするものであ
る。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来例と同一構成部分には、同一指
示符号を付して、その重複する説明は省略する。 第4図は本発明に係る制御装置の構成を含むブ
ロツク図である。 第4図において、1は減衰力切換スイツチ、2
は選択基準信号発生回路で、この選択基準信号発
生回路2の出力段には、制御回路の異常時に減衰
力設定位置を中減衰力位置に切換える信号を出力
する、減衰力切換信号発生回路51が設けてあ
る。選択基準信号発生回路2は切換スイツチ1の
高、中、低の各減衰力設定位置H,N,Sの各端
子1a,1b,1c入力のうち、その選択された
入力にローレベルが与えられ、これら入力は回込
み防止用ダイオードD3,D1,D2及びノイズ除去
用CR回路を介して、それぞれノアゲート回路
G1、オアゲート回路G2,G3の一方側のゲート入
力とされている。また、設定位置Nの入力端から
設定位置H,Sの入力端に向けて順方向にダイオ
ードD4,D5が設けられており、一般にオープン
モードで生じる切換スイツチ1の接点異常を、前
記ノアゲート回路G1のローレベル出力として検
出可能とし、該ノアゲート回路G1の出力は図外
の故障検出回路に入力される。前記オアゲート回
路G2,G3の他方側のゲート入力としては、前記
図外の故障検出回路の出力が、正常時ローレベル
(以下、「0」とする)として与えられている。 前記選択基準信号発生回路2と信号比較回路3
との間には、油温補正回路30が設けられてい
る。この油温補正回路30は、切換スイツチ1に
て低減衰力位置Sを選択している状態(第3図に
示すように、調整子8の連通孔23と最大開口径
のオリフイス18とが連通している状態)で、シ
リンダ内に充填されている作動油のの油温を検出
するために設けた油温検出センサ31で検出され
た油温が、予め設定されている油温値以上になつ
たときに、前記選択基準信号発生回路2からの低
減衰力設定位置Sに対応して出力される選択基準
信号を、それよりも高い減衰力設定位置(この実
施例では、中減衰力設定位置N)に対応する選択
基準信号出力に補正して前記信号比較回路3に入
力するものである。この油温補正回路30は、油
温検出センサ31(例えば、作動油の油温を電圧
変化として検出し得る熱電対、サーミスタ、測温
抵抗体などの素子から成る。)にて検出された、
その油温に対する所定の電圧値(以下、「油温電
圧値」という。)を増幅器32を介して入力し、
この油温電圧値と、予め設定された、所定温度に
変換した際に得られる電圧値に相当する基準電圧
値Vsとを比較して油温電圧値が基準電圧値Vs
りも大となつたときにハイレベル(以下、「1」
とする)を出力するように作動する比較器33
と、この比較器33からの信号出力が一方のゲー
ト入力とされ、他方側ゲート入力として低減衰力
設定用の端子1Cに接続されたオアゲート回路
G3の出力端から得られる信号出力を入力して、
前記比較器33からの信号が「1」のときに出力
「1」を発するオアゲート回路34とから構成さ
れている。このオアゲート回路34の出力は、信
号比較回路3の一方側の入力とされ、該信号比較
回路3の他方側には前記オアゲート回路G2の出
力が入力されている。 次に、前記実施例の作動態様を説明する。今、
油温検出センサ31で検出される作動油温が予め
設定されている油温値以下であつて、切換スイツ
チ1を中減衰力設定位置Nにした場合、オアゲー
ト回路G2,G3の出力はそれぞれ「1」であるか
ら、比較回路3のA,B端子には「1,1」が入
力され、また切換スイツチ1を高減衰力設定位置
Hにした場合、オアゲート回路G2の出力は
「0」、オアゲート回路G3の出力は「1」である
から、前記A,B端子には「0,1」が入力さ
れ、さらに切換スイツチ1を低減衰力設定位置S
にした場合、オアゲート回路G2の出力は「1」、
オアゲート回路G3の出力は「0」であるから、
前記A,B端子には「1,0」が入力される。こ
れらの状態を表1に示す。
【表】 表1に示された信号出力が、信号比較回路3に
入力され、かつ、この信号比較回路の他方側に入
力される、回転角度位置検出回路6からの信号と
比較されて、モータ駆動回路5を介してモータ4
を駆動することによつて所望の減衰力を得ること
ができる。 ここで、シリンダ内の作動油の油温が上昇する
と、作動油の粘性は低下することとなるので、そ
れに伴つて減衰力は低下し、そのため、所望の低
低減衰力が得られなくなつてしまう。ところが、
本発明にあつては、作動油の油温が予め設定され
ている油温値以上になつたとき、油温補正回路3
0が働いて、選択基準信号発生回路2からの低減
衰力設定位置Sに対応する選択基準信号出力
「1,0」(前記表参照)を、それよりも高い減衰
力設定値位置(この実施例では、中減衰力設定位
置N)に対応する選択基準信号出力「1,1」に
補正し、この信号出力「1,1」を信号比較回路
3に入力し、減衰力の低下を防止することとして
いる。 すなわち、作動油の油温を油温検出センサ31
にて検出しその結果、油温が高く、センサ31か
ら得られた油温電圧値が基準電圧値Vsよりも大
となると、比較器33から信号力「1」が発せら
れるので、この信号出力「1」がオアゲート回路
34に入力されることとなる。したがつて、低減
衰力設定用の端子1cに接続されているオアゲー
ト回路G3からの信号出力「0」と前記比較器3
3からの信号出力「1」との論理和により、この
オアゲート回路34から発せられる信号出力
「1」が信号比較回路3に入力される。そのため、
前述のオアゲート回路G2から入力されている信
号出力「1」と前記オアゲート回路34からの信
号出力「1」との2ビツトの信号出力「1,1」
が選択基準信号出力として、信号比較回路3に入
力され、この選択基準信号出力「1,1」に基づ
いてモータ−駆動回路5が駆動してモータ4を回
転駆動する。したがつて、調整子に設けた連通孔
は、低減衰力設定用のオリフイスから中減衰力設
定用のオリフイスに移行して、その中減衰力設定
用のオリフイスと連通合致するので、それら連通
孔及びオリフイスで得られる減衰力を、油温が低
い場合に得られる低減衰力と同じかあるいはそれ
に近い減衰力に補正することができるのである。 なお、中減衰力設定位置Nあるいは高減衰力設
定位置Hを選択しておいた状態で、作動油の油温
がある油温値以上になつたときは、各ゲート回路
G2,G3からの信号出力「1」と比較器33から
の信号出力「1」とがオアゲート回路34に入力
されるが、それら各信号出力「1」同志の論理和
は単に「1」になるにすぎないので、中減衰力設
定位置Nあるいは高減衰力設定位置Hに対応する
選択基準信号出力と同じ信号出力「1,1」また
は「0,1」が信号比較回路3に入力されること
となる。したがつて、このような場合には、作動
油の油温が変化しても、それに対応して中減衰力
設定位置Nから高減衰力設定位置H、または高減
衰力設定位置Hからそれより高い減衰力設定位置
に、調整子の連通孔を切換えるようには作動しな
い。これは、中減衰力設定位置Nあるいは高減衰
力設定位置Hからそれより高い減衰力設定位置へ
調整子の連通孔を切換えることの必要性が、低減
衰力設定位置Sから中減衰力設定位置Nに切換え
る場合と比較して少ないからであり、且つ、指定
している減衰力特性が意図しない高減衰力への自
動的な変化を抑えて指令値通りに作動させ、しか
も自動的に変化することによる違和感も生じない
ようにしたものである。 このように本実施例では、作動油の油温が上昇
してある油温値以上になつたときは、その油温上
昇に伴う減衰力の低下を回避するために、減衰力
を油温補正回路30にて補正するようにしたの
で、設計基準とした低減衰力以下に減衰力が低下
するようなことを未然に防止することができる。 なお、前述の実施例では、油温検出センサ31
を油圧緩衝器のシリンダ内に配設しているが、そ
の他の部位に設けるようにしてもよい。 以上の説明から明らかなように、本発明は、選
択基準信号発生回路と信号比較回路との間に、油
温補正回路を設けたので、減衰力を低減衰力に設
定している状態で、作動油の油温が上昇してその
粘度が低下した場合、前記油温補正回路が働いて
調整子の連通孔を、低減衰力設定用のオリフイス
位置から、それよりも高い減衰力設定用のオリフ
イス位置に移行させるようにすることができる。
したがつて、設計基準とした低減衰力を変動させ
ることなく維持することができ、車両の走行安定
性を阻害するような事態を未然に防止することが
できる。 作動油の油温が上昇してその粘度が低下した場
合であつても、任意所望の減衰力設定位置が低減
衰力設定位置を越えて設定されている場合には、
その減衰力設定位置を維持することによつて、発
生減衰力の意図しない高減衰力への変化がなく、
またそれによる違和感も抑えられるという効果を
達成できる。 減衰力を3段階以上に切換可能とする理由は、
乗り心地優先と操安性優先とを選択できるように
するためである。従つて、乗り心地を優先させる
ためには、減衰力をできるだけ低く設定したい
が、最低限の操安性が保てるレベルに設定せざる
を得ないので、最低切換位置は通常このレベルに
設定される。しかし、走行条件によつては油温が
異常に高くなることがあり、この場合減衰力が上
記最低のレベルを下まわつてしまうため、これを
補正するのが本発明である。つまり、油温異常温
時においても最低限の操安性を確保できる。 しかし、減衰力を3段階以上に切換可能なもの
において、最高減衰力設定位置以外の全ての切換
位置において油温により自動的に高側に切り換わ
つてしまうと、運転者の切換意志がないのに勝手
に切り換わる場合が増加してしまい、違和感を与
えるという不具合が生じる。 従つて低減衰力設定位置を越える選択基準信号
の場合には、油温が高温になつても自動的切り換
えは行わず、違和感を防止し、操安性を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の減衰力可変型油圧緩衝器用制御
装置に用いる制御回路を示すブロツク図、第2図
は従来の減衰力可変型緩衝器の構成を示す一部破
断断面図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は本発明に係る減衰力可変型油圧緩衝器用制
御装置に用いる制御回路を示すブロツク図であ
る。 1…切換スイツチ、2…選択基準信号発生回
路、3…信号比較回路、4…モータ、5…モータ
駆動回路、6…回転角度位置検出回路、8…調整
子、9…シリンダ、30…油温補正回路、31…
温度検出センサ、C…減衰力可変型油圧緩衝器用
制御装置、T…油圧緩衝器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧緩衝器の発生減衰力をその回転角度位置
    に応じて3段階以上に調整する調整子の回転停止
    位置を変更するモータと、前記モータを駆動また
    は停止するモータ駆動回路と、前記モータの駆動
    軸の回転角度位置を検出してその回転角度位置に
    対応した出力信号を発する回転角度位置検出回路
    と、発生減衰力切り換え段数に対応する選択範囲
    の内から任意所望の一つの減衰力を選択する切換
    スイツチと、前記切換スイツチにより選択された
    一つの選択信号を受けてその選択信号に応じた選
    択基準信号を発生する選択基準信号発生回路と、
    前記選択基準信号発生回路から出力された選択基
    準信号と前記回転角度位置検出回路からの回転角
    度位置に対応した出力信号とを比較して、これら
    選択基準信号および出力信号の不一致または一致
    を判別し、両者を一致させるようモータ駆動回路
    を作動する信号比較回路と、を備え、液圧緩衝器
    を切換スイツチにより選択された減衰力設定状態
    とする減衰力可変型油圧緩衝器において、油圧緩
    衝器のシリンダ内に充填されている作動油の油温
    を検出し出力信号を発する油温検出センサーを設
    けると共に、前記選択基準信号発生回路と、前記
    信号比較回路との間に設けられ、前記油温センサ
    ーにより得られる油温が所定値以下の場合には、
    前記選択基準信号発生回路よりの選択基準信号を
    そのまま信号比較回路に入力し、油温が所定値を
    越えるときは、前記選択基準信号発生回路からの
    選択基準信号が、低減衰力設定位置に対応する選
    択基準信号である場合には、それより高い減衰力
    設定位置に対応する選択基準信号に補正して、ま
    た、低減衰力設定位置を越える選択基準信号の場
    合には、その選択基準信号を、前記信号比較回路
    に入力する油温補正回路を設け、油温補正回路に
    よつて発生減衰力が低下し過ぎないようにしたこ
    とを特徴とする減衰力可変型油圧緩衝器用制御装
    置。
JP7517083A 1983-04-28 1983-04-28 減衰力可変型油圧緩衝器用制御装置 Granted JPS59200832A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517083A JPS59200832A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 減衰力可変型油圧緩衝器用制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517083A JPS59200832A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 減衰力可変型油圧緩衝器用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59200832A JPS59200832A (ja) 1984-11-14
JPH024812B2 true JPH024812B2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=13568453

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JP7517083A Granted JPS59200832A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 減衰力可変型油圧緩衝器用制御装置

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JPS5620146B2 (ja) * 1976-05-06 1981-05-12

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JPS5620146U (ja) * 1979-07-25 1981-02-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620146B2 (ja) * 1976-05-06 1981-05-12

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JPS59200832A (ja) 1984-11-14

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