JPH0247955B2 - Momisurisochiniokerusenbetsusochi - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、籾摺装置における選別装置に係るも
のである。

（従来技術） 従来、俯瞰形状略矩形の多段選別板の前側に分
割供給部を、右側に籾米取出口を、左側に仕上米
取出口を形成し、前記多段選別板の下部に該多段
選別板より大きい寸法の未熟米選別網を設けたも
のは公知である。

（発明が解決しようとする問題点） 公知の多段選別板の下部に設けた未熟米選別網
は、多段選別板より大きいから、機体の左右幅を
大きくしていた。

（問題を解決する手段） よつて本発明は、俯瞰形状略矩形の多段選別板
２７の前側４４に分割供給部３３を、後側４５に
籾米取出口３７を、前側４４と左側４６の隅部に
は仕上米取出口３８を形成し、前記多段選別板２
７の下部に該多段選別板２７と縦横同一寸法の未
熟米選別網３５を設けたものにおいて、前記仕上
米取出口３８は前記多段選別板２７の前側４４の
左側４６の角を斜めに切断して形成した籾摺装置
における選別装置としたものである。

（実施例） 本発明の実施例を図により説明すると、１は張
込用昇降機で、下部には張込用ホツパー２が取付
けられている。３は張込用ホツパー２の流入口、
４は張込用昇降機１の上端で、該上端４の側部に
は貯留タンク５が固定される。６は上部案内ロー
ル、７はベルトコンベア、８はバケツトである。

貯留タンク５の落下口９には開閉弁１０が設け
られている。１１はオーバーフローパイプで、下
端は張込用ホツパー２上に開口する。１２は籾摺
部で、内部には一対の籾摺ロール１３，１４が設
けられる。

１５は風選室で、風選室１５の側部には吸引風
車１６が設けられる。１７は吸引口、１８は風
車、１９は風車軸である。

風車軸１９には偏心輪２０が設けられ、偏心輪
２０に軸止したロツド２１の先端に拡散体２２が
取付けられる。籾摺部１２および風選室１５は台
枠２３上に設けられる。

台枠２３は、支脚２４の上端に取付けられ、支
脚２４の下端はケース２５の上部に固定される。
２６は揺動式選別装置である。揺動式選別装置２
６は数枚の選別板２７を重合させて形成し、選別
板２７は揺動支杆２８で支持され、偏心輪２９と
ロツド３０とにより揺動する。

選別板２７と風選室１５との間には、分配供給
樋３１，３２が設けられる。３３は各段の選別板
２７に至る分割部である。

しかして、前記選別板２７の最下段には略選別
板２７の大きさと同じ大きさに形成された選粒部
３４が設けられる。選粒部３４は、未熟粒選別網
３５とその下方位置の底板３６とを有し、未熟粒
選別網３５は、その下部に目詰粒除去用網を設け
た２重構造とし、目詰粒除去用網と未熟粒選別網
３５との間に目詰除去用ボールを設けることもあ
る。

しかして、選別板２７は、第７図のように、４
４を前側、４５を後側、４６を左側、４７を右側
としたとき、前側４４の右側４７に分割供給部３
３があり、後側４５の右側４７に籾米取出口３７
を形成し、前側４４と左側４６の隅部には仕上米
取出口３８を形成する。

前記仕上米取出口３８は、四角形状の選別板２
７の一隅を、第５図および第６図のように斜めに
切断して形成する。

しかして、未熟粒選別網３５は四角形状であ
り、選別板２７の仕上米取出口３８より流出した
ものは、自重落下して未熟粒選別網３５の供給部
３９に供給される。

しかして、未熟粒選別網３５の後側４５の左側
４６には仕上米出口４２が形成され、その外側に
仕上米昇降機４１を設け、選別網３５面には選別
がなるべく長い距離行なわれるように迂回案内板
４３を設ける。

未熟粒選別網３５の下部に設けた底板３６に
は、該底板３６が偏心輪２９およびロツド３０の
作用により揺動すると、底板３６上の穀物を、所
望の位置に設けた取出口に向けて移動させる突起
４０を設ける。

（作用） 次に作用を述べる。

張込用ホツパー２に籾米を供給すると流入口３
より流入し、バケツト８で掻上げられ、貯留タン
ク５に貯留され、開閉弁１０を開放すると籾摺ロ
ール１３，１４で籾摺されて、拡散体２２内に流
入する。

拡散体２２は、風車１８の風車軸１９に取付け
られている偏心輪２０の回転で激しく振動してい
るから、穀物は幅方向に拡散されて分配供給樋３
１上に落下する。

しかして、偏心輪２９が回転するとロツド３０
により揺動式選別装置２６および選粒部３４を振
動させるので、揺動式選別装置２６に取付けられ
ている分配供給樋３１，３２が同時に揺動し、混
合米は分配供給樋３１より分配供給樋３２を経て
分割供給部３３に流入し、各段の選別板２７に供
給される。

選別板２７上には、選別用の突起が設けられて
いるので、籾摺物は選別され、籾米は籾米取出口
３７より張込用昇降機１の張込用ホツパー２に戻
されて循環処理され、仕上米は仕上米取出口３８
より自重で落下する。

この場合、仕上米取出口３８の構造は、矩形の
選別板２７の一隅を斜めに切断して形成されてい
るので、ここより落下した仕上米は、切断されて
いない下部の未熟粒選別網３５の供給部３９に供
給されることになる。

そして、未熟粒を選別し、仕上米出口４２より
仕上米昇降機４１に流入させて、袋詰めされる。

前記の場合、迂回案内板４３は未熟粒選別網３
５上の穀物を迂回させて選別を良好にする。

（効果） 本発明は、俯瞰形状略矩形の多段選別板２７の
前側４４に分割供給部３３を、後側４５に籾米取
出口３７を、前側４４と左側４６の隅部には仕上
米取出口３８を形成し、前記多段選別板２７の下
部に該多段選別板２７と縦横同一寸法の未熟粒選
別網３５を設けたものにおいて、前記仕上米取出
口３８は前記多段選別板２７の前側４４の左側４
６の角を斜めに切断して形成した籾摺装置におけ
る選別装置としたから、多段選別板２７の前側４
４の左側４６の角を斜めに切断して形成された仕
上米取出口３８より自重落下した混合米は、多段
選別板２７と縦横同一寸法の未熟米選別網３５に
そのまま供給されるので機体の左右幅を大きくし
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の縦断側面図、第２図は全体の縦
断正面図、第３図は要部の斜視図、第４図は未熟
粒選別網の平面図、第５図は仕上米取出口の平面
図、第６図は仕上米取出口の平面図、第７図は選
別板の平面図である。 符号の説明、１……張込用昇降機、２……張込
用ホツパー、３……仕上米出口、４……上端、５
……貯留タンク、６……上部案内ロール、７……
ベルトコンベア、８……バケツト、９……落下
口、１０……開閉弁、１１……オーバーフローパ
イプ、１２……籾摺部、１３……ロール、１４…
…ロール、１５……風選室、１６……吸引風車、
１７……吸引口、１８……風車、１９……風車
軸、２０……偏心輪、２１……ロツド、２２……
拡散体、２３……台枠、２４……支脚、２５……
ケース、２６……揺動式選別装置、２７……選別
板、２８……揺動支杆、２９……偏心輪、３０…
…ロツド、３１……分配供給樋、３２……分配供
給樋、３３……分割部、３４……選粒部、３５…
…未熟粒選別網、３６……底板、３７……籾米取
出口、３８……仕上米取出口、３９……供給部、
４０……突起、４１……仕上米昇降機、４２……
仕上米出口、４３……迂回案内板、４４……前
側、４５……後側、４６……左側、４７……右
側。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 俯瞰形状略矩形の多段選別板２７の前側４４
   に分割供給部３３を、後側４５に籾米取出口３７
   を、前側４４と左側４６の隅部には仕上米取出口
   ３８を形成し、前記多段選別板２７の下部に該多
   段選別板２７と縦横同一寸法の未熟粒選別網３５
   を設けたものにおいて、前記仕上米取出口３８は
   前記多段選別板２７の前側４４の左側４６の角を
   斜めに切断して形成した籾摺装置における選別装
   置。