JPH0247235A - Al−Zn−Mg−Cu系合金を用いたオートバイ等の無継目リム - Google Patents

Al−Zn−Mg−Cu系合金を用いたオートバイ等の無継目リム

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JPH0247235A
JPH0247235A JP19664588A JP19664588A JPH0247235A JP H0247235 A JPH0247235 A JP H0247235A JP 19664588 A JP19664588 A JP 19664588A JP 19664588 A JP19664588 A JP 19664588A JP H0247235 A JPH0247235 A JP H0247235A
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JP
Japan
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alloy
rim
seamless
strength
autobicycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP19664588A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Kikuchi
菊地 茂幸
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Publication of JPH0247235A publication Critical patent/JPH0247235A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、オートバイ、自転車、自動車等に用いられ
るリム、特に全周に亘って継目のないアルミニウム合金
製のリムに関する。
従来の技術 従来、この種のリムとして、アルミニウム合金からなる
所定断面形状の押出材をループ状に曲成し、その両端を
フラッシュバット溶接したものが広く用いられているが
、溶接部が他の部分より強度、伸び、耐応力腐食割れ性
等の諸特性において劣るものとなるばかりか、接合部の
存在によって良好なバランス特性が得られにくいもので
あり、これをオートバイ等に取り付けて走行した場合、
高速運転時に車体に振動を生せしめたり、長期使用に際
して接合部に亀裂が生じたりする等、安全走行上程々の
問題を生ずるものであった。
一方において、かかる問題点を解消すべく、例えば特開
昭49−43868号、特公昭53−25710号、特
開昭60−131301号公報等に示されるように、押
出加工により円筒状の押出材を得、これを所定幅に切断
することにより全周に亘って継目のない環状材を形成し
、この環状材にロールフオーム加工等を施すことによっ
て製造される、全周に亘って継目のないものとなされた
無継目リムが提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる無継目リムは、全周に亘って均一
な強度が得られるものの、その素材として、加工性に優
れていること、リム材として所定の強度、靭性及び耐食
性を付与せしめ得ること、美麗な外観が得られること等
の要請から、A3052.5056.5083等のA3
000系合金が広く使用されていることより、引張り強
度が20〜30に’j/mA程度である等、必ずしも諸
特性においては満足し得るものではなかった。
この発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、
無継目リムであって、しかも諸特性のより一層改善され
た製造容易なアルミニウム合金製リムを提供することを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 この発明は上記の改善手段として、端的には全周に亘っ
て継目のないリムを採用すると共に、その素材として7
000系合金を用い、該合金に固有の高強度を維持しな
がら、成形加工性の向上を図るために所定量のZn、M
gおよびCUの含有された特定組成のAΩ−Zn−Mg
−Cu系合金を採用したものである。
而して、この発明は、全周に亘って継目のないオートバ
イ等のアルミニウム合金製リムであって、その素材とし
て、 Z n : 3〜15wt% Mg:Q、3〜5νt% Cu : 0. 05〜3wt% を含有し、かつ Z r : 0.05〜0. 5wt%Mn : 0.
05〜0.8vL% Cr : 0. 05〜0.3wt% Ti  :0.01〜0.25wt% B  : 0. 0001〜cj、  08wt9fi
V;0.05〜o、25wt% のうちlPIまたは2種以上を含有するアルミニウム基
合金を用いたことを特徴とする、Al−Zn−Mg−C
u系合金を用いたオートバイ等の無継目リムを要旨とす
るものである。
この発明によるオートバイ等のリム用アルミニウム合金
の含有成分とその成分割合について説明すると次のとお
りである。
Znは、周知のとおりアルミニウム合金の強度の向上に
寄与するものである。Znの含有量が3wt%未満では
該合金に所要の高い強度を得ることができない。しかし
15wt%をこえて多量に含有しても比例的に更に強度
が向上するというものではなく、それ以上の含有は実質
的に無意味であるばかりか、かえって耐応力腐食割れ性
の劣化、加工性の低下を招いてしまう。従って、Znの
有効な含有量は3〜15wt%程度である。特に高強度
を得たいという要請のもとにおいては、Znを比較的多
量に、即ち6〜8wt%の領域範囲に添加含有せしめる
ものとするのが有効である。
Mgは、これもアルミニウム合金の強度の向上に寄与す
る。従って、リム用合金材としての所要の高強度を得る
ためには、少なくとも0゜3νt%以上を含有せしめる
ことが必要である。
しかしながら、Mgはその含有量が増えるに従って合金
の延性が低下し、押出性、冷間加工性が低下するため、
Mg含有量は5wt%を限度とする。即ち、5wt%を
こえてMgを含有せしめるときは、延性の低下により、
押出性、冷間加工性等の点において十分に満足すべき結
果を得ることができない。この発明の目的に対しMgの
最も好適な含有量の範囲は、概ね1.5〜3wt%程度
である。
Cuは、これもアルミニウム合金の強度の向上に寄与す
るものであり、Mg2Siの析出物を微細にし、粒界割
れを防止し、延性を向上する。従って、その含有量が0
.05wt%未満ではリム用合金材としての所要の強度
が得られないばかりか耐応力腐食割れ性に劣るものとな
る。
しかし、3wt%をこえて多量に含有しても比例的に更
に強度及び耐応力腐食割れ性が向上するというものでは
なく、かえって劣化してしまう。
従って、Cuの有効な含有量は0.05〜3wt%程度
である。最も、好適には1.5〜2.5wt%の範囲で
含有せしめるものとすることが好ましい。
Z「、Mn、Cr、Ti、B、Vは、いずれも結晶粒の
微細化、安定化に役立つものであり、Z r : 0.
 05wt%、Mn : 0. 05wt%、Cr:0
.05wt%、Ti:0.01wt%、B:0.000
1wt%、V:0,05wt%をそれぞれ含有量の下限
とし、Zr;0.5wt%、Mn:0、 8wt%、 
Cr:0.3wt%、 Tt;0,25wt%、B:0
.08wt%、V;0.25wt%をそれぞれ上限とす
る。下限値以下では、結晶粒微細化効果が不十分なもの
となり合金中に粗大な晶出物を生じて合金の強度が低下
するからであり、上限値以上であるとかえって粗大な晶
出物が生じてしまうからである。
上記合金からなるリムの製造は、まず常法に従って、該
合金を中空押出管材に押出したのち、これを所定幅に切
断することにより、あるいはリング状に鋳造し、あるい
は鍛造等することによって全周に亘って継ぎ目のない環
状材を形成し、しかる後、該環状材にロールオーム加工
等を施して所要リム形状に成形することにより行われる
発明の効果 この発明にかかるリムは、全周に亘って継目のないいわ
ゆる無継目リムであるから、フラッシュバット溶接する
方法で製造したもののように溶接部において強度が低下
したり、あるいは外観体裁が悪化したりするようなこと
はなく全周に亘って優れた機械的性質を有するものとな
し得る。
また、合金素材としてA7000系合金を用いているこ
とより、該合金の有する固有の高強度が得られるのはも
とより、所定量のZn、MgおよびCuが含有された特
定組成のAA−Zn−Mg−Cu系合金を採用している
ことより成形加工性が向上され、従来、この種の高強度
合金では製造が困難であった高強度、高品質の無継目リ
ムを提供し得る。
また、上記Zn、MgおよびCuに加えて、所定量のZ
r、Mn、Cr、Ti、B、Vのうち1種または2種以
上を含有せしめた特定組成のAΩ−Zn−Mg−Cu系
合金を用いることにより、より一層引張り強さ、耐力、
および耐応力腐食割れ寿命等の諸特性において向上され
た高強度、高品質無継目リムを提供し得る。
実施例 次に、この発明の実施例を比較例との対比において示す
第1表に示す各種組成のアルミニウム合金ビレット(直
径12インチ)を通常の方法で溶製し、該ビレットを4
65℃で24時間均質化処理したのち、常法に従って直
径450調、厚さ10mtnの中空押出管材に押出し、
かつこれを所定幅に切断することにより環状材を得た。
その後、所定断面形状を有する一対の成形ロールを用い
てロールフオーム成形を施すことにより所定形状のリム
に成形した。試料No、1〜8については、その後12
0℃で24時間の人工時効化処理を施した。
そして、このようにして得られたリムの引張り強さ、0
. 2wt%耐力、伸びを調べると共に、耐応力腐食割
れ性を調べるためにCrO3:369/42、K2 C
r20y : 30g/u、Nacl:3g/Aの混合
水溶液中にて、各試料に2oKg/mtirの応力をリ
ムの半径方向に負荷し、割れが発生するまでの時間を測
定した。
それらの結果を第2表に示す。
〔以下余白〕
上記第2表の結果から判るように、本発明のリムは、従
来のA3000系合金に較べて諸特性において優れたも
のであった。
以上 第 2〈

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 全周に亘って継目のないオートバイ等のア ルミニウム合金製リムであって、その素材として、 Zn:3〜15wt% Mg:0.3〜5wt% Cu:0.05〜3wt% を含有し、かつ Zr:0.05〜0.5wt% Mn:0.05〜0.8wt% Cr:0.05〜0.3wt% Ti:0.01〜0.25wt% B:0.0001〜0.08wt% V:0.05〜0.25wt% のうち1種または2種以上を含有するアルミニウム基合
    金を用いたことを特徴とする、Al−Zn−Mg−Cu
    系合金を用いたオートバイ等の無継目リム。
JP19664588A 1988-08-05 1988-08-05 Al−Zn−Mg−Cu系合金を用いたオートバイ等の無継目リム Pending JPH0247235A (ja)

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