JPH05271834A - 安定な人工時効性を有するアルミニウム合金 - Google Patents

安定な人工時効性を有するアルミニウム合金

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JPH05271834A
JPH05271834A JP4101762A JP10176292A JPH05271834A JP H05271834 A JPH05271834 A JP H05271834A JP 4101762 A JP4101762 A JP 4101762A JP 10176292 A JP10176292 A JP 10176292A JP H05271834 A JPH05271834 A JP H05271834A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Al−Mg−Si系の熱処理型Al合金とし
て、溶体化処理−焼入れ後、室温に放置してから人工時
効処理を施した場合でも、室温時効の影響を受けること
なく人工時効処理によって確実かつ安定して高強度が得
られるようにする。 【構成】 Mg0.2〜1.2%、Si1.2〜2.6
%を含有し、かつ{Si(%)−Mg(%)/1.7
3}の値が0.85を越え2.0未満の範囲を満たし、
残部が実質的にAlよりなるAl合金。そのほか、少量
のCu,Zn,Mn,Cr,Zr,V,Ti,Feのう
ちの1種または2種以上を含んでいても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主に強度が重視される
船舶、車両、陸上構造材あるいは機械部品等に使用され
るアルミニウム合金に関するものであり、特に人工時効
処理を施すことによって所要の高強度を与えるようにし
た熱処理型アルミニウム合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、強度が重視される船舶、車
両、陸上構造材などには、溶体化処理および焼入れ後、
人工時効処理を施して所要の高強度を得るという、所謂
T6処理を施して用いる熱処理型合金が広く使用されて
いる。この種の熱処理型合金としてはAl−Mg−Si
系合金、例えば6061合金、6063合金、6151
合金等が代表的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなAl−M
g−Si系合金について、溶体化処理−焼入れ後、直ち
に人工時効処理を行なわずに、室温に数日から数ケ月間
放置した場合、室温時効(自然時効)が生じて、その結
果としてその後の人工時効処理で充分に強度が上昇しな
いことがある。このような現象は、2段目の時効(人工
時効)に対して1段目の時効(室温時効)が負の効果を
もたらしているところから、負の2段時効と称される。
【0004】このような負の時効によって最終的に充分
な高強度が得られないような事態が生じることを防止す
るためには、溶体化処理−焼入れ後、室温に放置される
時間をできるだけ短縮して、長くても2〜3日のうちに
人工時効処理を行なわなければならない。しかしながら
このように溶体化処理−焼入れから人工時効処理までの
期間が制約されることは、工業生産上の不便を招かざる
を得ない。すなわち、実際の工業的な生産現場において
は、溶体化処理−焼入れを行ってから人工時効処理まで
に長期間保管しておきたい場合があり、また需要家側で
人工時効処理を行なう場合は、溶体化処理−焼入れから
人工時効処理までの期間が長期間とならざるを得ないこ
ともある。そこで上述のような制約を受けることなく、
人工時効処理によって常に所要の高強度を得ることがで
きるAl−Mg−Si系熱処理型アルミニウム合金の開
発が強く望まれている。
【0005】また一般にアルミニウム合金の結晶粒が粗
大であれば、機械的諸性質や成形性、製品の外観等に悪
影響を及ぼすから、Al−Mg−Si系合金についても
結晶粒が可及的に微細であることが望まれる。
【0006】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、溶体化処理−焼入れ後、室温での放置による
自然時効の影響を受けることなく、人工時効処理によっ
て確実かつ安定して所要の高強度を得ることができるよ
うなAl−Mg−Si系熱処理型アルミニウム合金、換
言すれば溶体化処理−焼入れ後の室温での放置期間の長
短に左右されることなく、人工時効処理によって所要の
高強度を達成することができるようなAl−Mg−Si
系熱処理型アルミニウム合金を提供し、併せて結晶粒が
微細なAl−Mg−Si系熱処理型アルミニウム合金を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するための方策について本発明者等が鋭意実験・検討を
重ねた結果、合金元素の含有量を適切に設定するばかり
でなく、特にSi量をMg量との関係で適切な値に設定
することによって、室温時効の影響を受けることなく、
人工時効によって確実かつ安定して高強度を得ることが
できるとともに、結晶粒も微細化し得ることを見出し、
この発明をなすに至った。
【0008】具体的には、請求項1の発明のアルミニウ
ム合金は、Mg0.2〜1.2%(wt%、以下同じ)、
Si1.2〜2.6%を、 0.85<{Si(%)−Mg(%)/1.73}<2.0 を満たすように含有し、残部がAlおよび不可避的不純
物よりなることを特徴とするものである。
【0009】また請求項2の発明のアルミニウム合金
は、請求項1で規定される合金元素のほか、さらにCu
0.03〜1.20%、Zn0.03〜1.50%、M
n0.03〜0.80%、Cr0.03〜0.30%、
Zr0.03〜0.30%、V0.03〜0.30%、
Ti0.05〜0.30%、Fe0.05〜0.60%
のうちから選ばれた1種または2種以上を含有するもの
である。
【0010】
【作用】先ずこの発明における合金成分組成の限定理由
について説明する。
【0011】Mg:Mgはこの発明の系の合金で基本と
なる合金元素であって、Siと共同して強度向上に寄与
する。Mg量が0.2%未満では析出硬化によって強度
向上に寄与するMgSiの生成量が少ないため、充分
な強度が得られず、一方1.2%を越えればMgSi
が固溶されなくなって、それ以上は強度向上の効果が得
られなくなるとともに、伸び、成形性が低下するから、
Mg量は0.2〜1.2%の範囲内とした。
【0012】Si:Siもこの発明の系の合金で基本と
なる合金元素であって、Mgと共同して強度向上に寄与
する。そしてSiは析出硬化による強度向上に寄与する
MgSiの生成に必要な量(Mgに対する当量)より
も過剰に含有させることによって、MgSiの析出を
促進し、安定な人工時効性を付与するに効果がある。ま
たSiが過剰に含有されれば、その過剰なSiが鋳造時
に金属Siの晶出物として生成され、その金属Si粒子
の周囲が加工によって変形されて、溶体化処理の際に再
結晶核の生成サイトとなるため、結晶粒の微細化にも寄
与する。したがってSiは、MgSiの生成に必要な
当量すなわち[Mg(%)/1.73](%)よりも過
剰に含有させることとし、かつその過剰量が0.85%
を越え2.0%未満となるように含有させることとし
た。すなわち、Si(%)は、次式 0.85<{Si(%)−Mg(%)/1.73}<2.0 を満足させることとした。
【0013】このようにSiがMgSi生成のための
当量よりも過剰に含有されれば、室温により生成したク
ラスターが人工時効処理において強度に寄与する針状
G.P.ゾーンに移行しやすくなるため、室温時効が人
工時効に対して負の効果をもたらすおそれが少なくな
り、その結果室温時効の影響を受けずに人工時効により
安定に高強度を得ることが可能となる。Si過剰量が
0.85%以下ではその効果が充分に得られないから、
前記式の下限値は0.85%を越える必要がある。な
お、より確実に上記の効果を得るためには、Si過剰量
すなわち前記式の下限値が1.0%を越えるように定め
ることが望ましい。また同じMgの量に対し、前記式が
満たされれば、金属Siの晶出物がより多く生成され、
その結果溶体化処理時における再結晶核の生成サイトが
多くなり、溶体化処理−焼入れ後の材料で、より一層微
細な結晶粒が得られ、材料の機械的性質、成形性がより
一層向上される。
【0014】なおSiの絶対量が1.2%未満ではたと
え前記式で規定されるSi過剰量が0.85%以上であ
っても前述の各効果が充分に得られず、一方Siの絶対
量が2.6%を越えれば晶出する金属Siが粗大となっ
て合金の靱性が低下し、また成形性を劣化させるから、
Siの絶対量は1.2〜2.6%の範囲内とした。また
前記式で規定されるSi過剰量が2.0%以上となって
も、晶出する金属Siが粗大となって合金の靱性が低下
し、成形性も劣化するから、前記式の上限値は2.0%
未満とした。
【0015】Cu,Zn,Mn,Cr,Zr,V,T
i,Fe:これらは強度向上や結晶粒微細化のために請
求項2の発明において1種または2種以上添加される。
これらのうち、Cuは強度向上に有効な元素であるが、
Cu量が0.03%未満ではその効果が充分に得られ
ず、一方1.20%を越えれば耐食性が低下するから、
Cuを添加する場合のCu量は0.03〜1.20%の
範囲内とした。またZnは合金の時効性の向上を通じて
強度向上に寄与する元素であり、その含有量が0.03
%未満では上記の効果が不充分であり、一方1.50%
を越えれば成形性および耐食性が低下するから、Znを
添加する場合のZn量は0.03〜1.50%の範囲内
とした。さらにMn,Cr,Zr,Vはいずれも結晶粒
の微細化および組織の安定化に効果がある元素であり、
いずれも含有量が0.03%未満では上記の効果が充分
に得られず、一方Mnが0.80%、Cr,Zr,Vが
それぞれ0.30%を越えれば、上記の効果が飽和する
ばかりでなく、巨大金属間化合物が生成されて成形性に
悪影響を及ぼすおそれがあり、したがってMnは0.0
3〜0.80%、Cr,Zr,Vはいずれも0.03〜
0.30%の範囲内とした。またTiは鋳塊組織を微細
化する元素であり、その含有量が0.005%未満では
充分な効果が得られず、一方0.30%を越えればTi
添加の効果が飽和するばかりでなく、巨大晶出物が生じ
るおそれがあるから、Tiは0.005〜0.30%の
範囲内とした。そしてまたFeも結晶粒を微細化する元
素であり、その含有量が0.05%未満では充分な効果
が得られず、一方0.60%を越えれば成形性が低下す
るおそれがあり、したがってFeは0.05〜0.60
%の範囲内とした。なお0.05%未満のFeは、通常
のアルミ地金を用いれば不可避的に含有される。
【0016】以上の各元素のほかは、基本的にはAlお
よび不可避的不純物とすれば良い。但し、一般にMgを
含有する系の合金においては溶湯の酸化防止のために微
量のBeを添加することがあり、この発明の合金の場合
も0.0001〜0.01%程度のBeの添加は許容さ
れる。また一般に結晶粒微細化のために前述のTiと同
時にBを添加することもあり、この発明の場合もTiと
ともに500ppm 以下のBを添加することは許容され
る。
【0017】この発明のアルミニウム合金の製造方法と
しては、従来からJIS 6000番系のAl−Mg−
Si系合金に適用されている方法と同様な方法を適用す
ることができる。代表的には、DC鋳造法等によって鋳
造した後、均質化処理を行ない、さらに熱間圧延を行な
ってから必要に応じ冷間圧延を行なって所要の板厚と
し、その後溶体化処理−焼入れを行ない、さらにその後
人工時効処理を行なえば良い。また必要に応じて、熱間
圧延と冷間圧延との間、あるいは冷間圧延の中途におい
て中間焼鈍を行なっても良い。
【0018】また、上述のような圧延板のみならず、押
出材として製品に供することもできる。すなわち、常法
に従ってDC鋳造等によりビレットに鋳造し、均質化処
理後熱間押出しに供し、必要に応じて引抜加工等の冷間
加工を行ない、その後溶体化処理−焼入れを施してから
人工時効処理を施せば良い。なおこの場合、熱間押出し
直後に急冷することによって、溶体化処理−焼入れを兼
ねることができる。
【0019】ここで、この発明のアルミニウム合金で
は、後の実施例でも示すように、溶体化処理−焼入れ後
に室温に放置した場合にも、室温時効の影響を受けるこ
となく、人工時効処理によって所要の高強度を確実かつ
安定して得ることができるから、溶体化処理−焼入れか
ら人工時効処理までの期間は特に制限されることはな
い。
【0020】
【実施例】
実施例1:表1のA1〜A6,B1〜B3に示す各合金
を常法に従ってDC鋳造し、得られた鋳塊を530℃×
10時間均質化処理した後、熱間圧延および冷間圧延を
行なって板厚1mmの圧延板とした。次いで溶体化処理−
焼入れを行なった。この溶体化処理焼入れは、バッチ焼
鈍炉もしくは連続焼鈍炉を用いて行ない、バッチ焼鈍炉
による場合は530℃×1時間溶体化処理を施して水焼
入れし、連続焼鈍炉による場合は540℃×10秒の加
熱後強制冷却した。焼入れ後の各圧延板について、それ
ぞれ半分に切分けて、一方は次の(イ)の処理を、他方
は(ロ)の処理を施した。 (イ)焼入れ後、直ちに175℃×8時間の時効処理を
施した。 (ロ)焼入れ後、室温(20℃)に20日間放置した
後、175℃×8時間の時効処理を施した。
【0021】上記(イ)もしくは(ロ)の処理後の各板
について、引張り強さを調べた結果を表2に示す。また
溶体化処理−焼入れ直後の結晶粒径を切断法によって調
べた結果を表2中に併せて示す。なおA1〜A6の合金
はいずれも合金元素含有量がこの発明で規定する範囲を
満たすと同時にSi量とMg量との関係もこの発明で規
定する関係式を満足している発明合金、B1〜B3はS
i量が不足し、前記関係式を満たしていない比較合金で
あって、特にB3は従来の6061合金に相当する合金
である。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】この実施例1は圧延材に適用したものであ
るが、表2から明らかなように、各合金元素の含有量が
この発明で規定する範囲内でしかもSi量がMg量との
関連において前記関係式を満たしている発明合金A1〜
A6は、いずれも溶体化処理−焼入れ後に室温に20日
間放置してから人工時効処理を施した場合(ロ)におい
ても、溶体化処理−焼入れ直後に人工時効処理施した場
合(イ)と同等の高強度が得られ、室温時効の影響を受
けていないことが判る。またこれらの発明合金は、結晶
粒も最大で69μmと、微細化されていることが判る。
【0025】これに対し比較合金B1〜B3は、いずれ
もSi量がMg量との関連において前記式で規定する下
限値よりも少ないものであるが、これらの比較合金で
は、溶体化処理−焼入れ後に室温に20日間放置した場
合に人工時効処理によって充分な高強度が得られず、室
温時効の悪影響を受けていることが判る。またこれらの
比較合金は、結晶粒もさほど微細とはならなかった。
【0026】実施例2:表3のC1〜C4,D1,D2
に示す合金を常法にしたがって200mmφのビレットに
DC鋳造し、得られたビレットを530℃で8時間均質
化処理後、420℃で熱間押出しを行なった。このとき
の押出比は10:1である。得られた押出材について、
バッチ焼鈍炉で540℃×1時間の溶体化処理を施し、
水焼入れした。焼入れ後の各材料についてそれぞれ2分
し、実施例1と同様に一方を前記(イ)の条件で、他方
を前記(ロ)の条件で処理した。
【0027】(イ)もしくは(ロ)の処理後の各材料に
ついて引張り強さを調べた結果を表4に示す。また溶体
化処理−焼入れ直後の結晶粒径を切断法により調べた結
果を表4中に併せて示す。なおここでC1〜C4の各合
金はいずれも合金元素含有量がこの発明で規定する範囲
内であると同時にSi量とMg量との関係もこの発明で
規定する関係式を満たしている発明合金であり、一方D
1,D2の合金はSi量が不足し、前記関係式を満たし
ていない比較合金である。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】この実施例2は押出材に適用したものであ
るが、表4から明らかなように、各合金元素の含有量が
この発明で規定する範囲内でしかもSi量がMg量との
関連において前記関係式を満たしている発明合金C1〜
C4は、いずれも溶体化処理−焼入れ後に室温に20日
間放置してから人工時効処理を施した場合(ロ)におい
ても、溶体化処理−焼入れ直後に人工時効処理施した場
合(イ)と同等の高強度が得られ、室温時効の影響を受
けていないことが判る。またこれらの発明合金は、結晶
粒も最大で88μmと、微細化されていることが判る。
【0031】これに対し比較合金D1,D2はいずれも
Si量がMg量との関連において前記式で規定する下限
値よりも少ないものであるが、これらの比較合金では、
溶体化処理−焼入れ後に室温に20日間放置した場合に
人工時効処理によって充分な高強度が得られず、室温時
効の悪影響を受けていることが判る。またこれらの比較
合金は、結晶粒もさほど微細とはならなかった。
【0032】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、この発明
のアルミニウム合金は、Si量をMg量に応じて適切な
範囲内に定めることによって、溶体化処理−焼入れ後の
室温時効の影響を受けることなく、人工時効処理により
所要の高強度を得ることができ、そのため溶体化処理−
焼入れから人工時効処理までの期間が特に短く制約され
ることがないため、工業的な規模での製造上極めて有利
であり、また結晶粒が微細であるため機械的性質、成形
性、外観が優れる等の長所も有する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mg0.2〜1.2%(wt%、以下同
    じ)、Si1.2〜2.6%を、 0.85<{Si(%)−Mg(%)/1.73}<2.0 を満たすように含有し、残部がAlおよび不可避的不純
    物よりなり、結晶粒が微細でかつ安定な人工時効性を有
    するアルミニウム合金。
  2. 【請求項2】 Mg0.2〜1.2%、Si1.2〜
    2.6%を、 0.85<{Si(%)−Mg(%)/1.73}<2.0 を満たすように含有し、かつCu0.03〜1.20
    %、Zn0.03〜1.50%、Mn0.03〜0.8
    0%、Cr0.03〜0.30%、Zr0.03〜0.
    30%、V0.03〜0.30%、Ti0.05〜0.
    30%、Fe0.05〜0.60%のうちから選ばれた
    1種または2種以上を含有し、残部がAlおよび不可避
    的不純物よりなり、結晶粒が微細でかつ安定な人工時効
    性を有するアルミニウム合金。
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