JPH0245495Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0245495Y2 JPH0245495Y2 JP1984181572U JP18157284U JPH0245495Y2 JP H0245495 Y2 JPH0245495 Y2 JP H0245495Y2 JP 1984181572 U JP1984181572 U JP 1984181572U JP 18157284 U JP18157284 U JP 18157284U JP H0245495 Y2 JPH0245495 Y2 JP H0245495Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- siamese
- wall
- cylinder block
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 26
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000001808 coupling effect Effects 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
Ａ 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、直列型多気筒内燃機関に用いられる
サイアミーズ型シリンダブロツクに関する。
サイアミーズ型シリンダブロツクに関する。
(2) 従来の技術
クランク軸軸線に沿つて並列する複数のシリン
ダバレル相互を連結壁を介して一体に結合してな
るサイアミーズシリンダバレルと、そのサイアミ
ーズシリンダバレルに一体に結合されて該サイア
ミーズシリンダバレルを全周に亘り囲繞するシリ
ンダブロツク外壁とを少なくとも有し、前記サイ
アミーズシリンダバレル及びシリンダブロツク外
壁間には、該サイアミーズシリンダバレルをその
全周に亘り囲繞する水ジヤケツトが形成されてな
る、サイアミーズ型シリンダブロツクは、従来公
知である。
ダバレル相互を連結壁を介して一体に結合してな
るサイアミーズシリンダバレルと、そのサイアミ
ーズシリンダバレルに一体に結合されて該サイア
ミーズシリンダバレルを全周に亘り囲繞するシリ
ンダブロツク外壁とを少なくとも有し、前記サイ
アミーズシリンダバレル及びシリンダブロツク外
壁間には、該サイアミーズシリンダバレルをその
全周に亘り囲繞する水ジヤケツトが形成されてな
る、サイアミーズ型シリンダブロツクは、従来公
知である。
(3) 考案が解決しようとする課題
上記シリンダブロツクにおいては、機関運転時
にコンロツドがクランク軸軸線と直交する平面に
沿つて揺動運動を行う関係で、各シリンダバレル
はピストンよりクランク軸軸線と直交する方向の
大きな側圧を受け易く、そのため斯かるシリンダ
ブロツクを、水ジヤケツトがシリンダヘツド側に
クローズド部分を有しない所謂オープンデツキ形
式に構成すると、各シリンダバレルのシリンダヘ
ツド側の端部が上記側圧のために振動を起こす虞
れがある。
にコンロツドがクランク軸軸線と直交する平面に
沿つて揺動運動を行う関係で、各シリンダバレル
はピストンよりクランク軸軸線と直交する方向の
大きな側圧を受け易く、そのため斯かるシリンダ
ブロツクを、水ジヤケツトがシリンダヘツド側に
クローズド部分を有しない所謂オープンデツキ形
式に構成すると、各シリンダバレルのシリンダヘ
ツド側の端部が上記側圧のために振動を起こす虞
れがある。
本考案は、上記問題を解決することができ、し
かもブロツク鋳造後における水ジヤケツト成形用
砂中子の取出しが容易であり、且つシリンダヘツ
ドとの接合部のシール性や冷却性が良好なサイア
ミーズ型シリンダブロツクを提供することを目的
とする。
かもブロツク鋳造後における水ジヤケツト成形用
砂中子の取出しが容易であり、且つシリンダヘツ
ドとの接合部のシール性や冷却性が良好なサイア
ミーズ型シリンダブロツクを提供することを目的
とする。
Ｂ 考案の構成
(1) 課題を解決するための手段
そして上記目的を達成するために本考案によれ
ば、クランク軸軸線に沿つて並列する複数のシリ
ンダバレル相互を連結壁を介して一体に結合して
なるサイアミーズシリンダバレルと、そのサイア
ミーズシリンダバレルに一体に結合されて該サイ
アミーズシリンダバレルを囲繞するシリンダブロ
ツク外壁とを少なくとも有し、前記サイアミーズ
シリンダバレル及びシリンダブロツク外壁間に
は、該サイアミーズシリンダバレルの外周をその
全周に亘つて取り囲む水ジヤケツトが形成されて
なる、サイアミーズ型シリンダブロツクにおい
て、前記各シリンダバレルの、クランク軸軸線と
略直交する方向の両端部と、前記シリンダブロツ
ク外壁とが、前記水ジヤケツトのシリンダヘツド
側のクローズド部分を構成する一対の補強デツキ
部を介して一体に連結され、その各補強デツキ部
のシリンダヘツド側の端面は、その全面がシリン
ダバレル及びシリンダブロツク外壁のシリンダヘ
ツド接合面よりも低く形成され、クランク軸軸線
方向に相隣なる補強デツキ部間に挟まれた、前記
水ジヤケツトのシリンダヘツド側開口部は、該相
隣なる補強デツキ部と、その中間の前記連結壁と
を相互に結ぶ三角形状に形成される。
ば、クランク軸軸線に沿つて並列する複数のシリ
ンダバレル相互を連結壁を介して一体に結合して
なるサイアミーズシリンダバレルと、そのサイア
ミーズシリンダバレルに一体に結合されて該サイ
アミーズシリンダバレルを囲繞するシリンダブロ
ツク外壁とを少なくとも有し、前記サイアミーズ
シリンダバレル及びシリンダブロツク外壁間に
は、該サイアミーズシリンダバレルの外周をその
全周に亘つて取り囲む水ジヤケツトが形成されて
なる、サイアミーズ型シリンダブロツクにおい
て、前記各シリンダバレルの、クランク軸軸線と
略直交する方向の両端部と、前記シリンダブロツ
ク外壁とが、前記水ジヤケツトのシリンダヘツド
側のクローズド部分を構成する一対の補強デツキ
部を介して一体に連結され、その各補強デツキ部
のシリンダヘツド側の端面は、その全面がシリン
ダバレル及びシリンダブロツク外壁のシリンダヘ
ツド接合面よりも低く形成され、クランク軸軸線
方向に相隣なる補強デツキ部間に挟まれた、前記
水ジヤケツトのシリンダヘツド側開口部は、該相
隣なる補強デツキ部と、その中間の前記連結壁と
を相互に結ぶ三角形状に形成される。
(2) 作用
上記構成によれば、機関運転時に各シリンダバ
レルがピストンよりクランク軸軸線と直交する方
向に大きな側圧を受けても、各シリンダバレルの
該方向の両端部を上記両補強デツキ部を介してシ
リンダブロツク外壁に直接支承させることができ
るから、相隣なるシリンダバレル相互の一体結合
効果と相俟つて、各シリンダバレルのシリンダヘ
ツド側の端部に対する支持剛性が大幅に高められ
る。
レルがピストンよりクランク軸軸線と直交する方
向に大きな側圧を受けても、各シリンダバレルの
該方向の両端部を上記両補強デツキ部を介してシ
リンダブロツク外壁に直接支承させることができ
るから、相隣なるシリンダバレル相互の一体結合
効果と相俟つて、各シリンダバレルのシリンダヘ
ツド側の端部に対する支持剛性が大幅に高められ
る。
また各補強デツキ部のシリンダヘツド側の端面
は、その全面がシリンダバレル及びシリンダブロ
ツク外壁のシリンダヘツド接合面よりも低く形成
されるので、その補強デツキ部の特設によつて
も、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの接合
面積が増加せず、その接合面のシール面圧低下が
回避される。しかもシリンダブロツクとシリンダ
ヘツドとの接合状態では、上記補強デツキ部の端
面とガスケツト間に、水ジヤケツト内と連通する
冷却用水路を形成することができる。
は、その全面がシリンダバレル及びシリンダブロ
ツク外壁のシリンダヘツド接合面よりも低く形成
されるので、その補強デツキ部の特設によつて
も、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの接合
面積が増加せず、その接合面のシール面圧低下が
回避される。しかもシリンダブロツクとシリンダ
ヘツドとの接合状態では、上記補強デツキ部の端
面とガスケツト間に、水ジヤケツト内と連通する
冷却用水路を形成することができる。
さらにクランク軸軸線方向に相隣なる補強デツ
キ部間に挟まれた、水ジヤケツトのシリンダヘツ
ド側開口部は、上記のような三角形状に形成され
るから、広い該水ジヤケツト開口部を通して水ジ
ヤケツト成形用砂中子の取出しを容易に行うこと
ができる。
キ部間に挟まれた、水ジヤケツトのシリンダヘツ
ド側開口部は、上記のような三角形状に形成され
るから、広い該水ジヤケツト開口部を通して水ジ
ヤケツト成形用砂中子の取出しを容易に行うこと
ができる。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、サイアミーズ型シリンダブロツクＳ
は、アルミニウム合金製シリンダブロツク本体１
と、その本体１に鋳包まれた鋳鉄製スリーブ２と
より構成される。シリンダブロツク本体１は、図
示しないクランク軸の軸線方向に沿つて並列する
複数（図示例は４個）のシリンダバレル３1〜３4
相互を一体に結合してなるサイアミーズシリンダ
バレル３と、そのサイアミーズシリンダバレル３
に一体に結合されて該サイアミーズシリンダバレ
ル３を囲繞するシリンダブロツク外壁４と、その
外壁４の下端縁に一体に連設されたクランクケー
ス５とより構成され、各シリンダバレル３1〜３4
に前記スリーブ２が鋳包まれており、各スリーブ
２によりシリンダボア２ａが形成される。
明すると、サイアミーズ型シリンダブロツクＳ
は、アルミニウム合金製シリンダブロツク本体１
と、その本体１に鋳包まれた鋳鉄製スリーブ２と
より構成される。シリンダブロツク本体１は、図
示しないクランク軸の軸線方向に沿つて並列する
複数（図示例は４個）のシリンダバレル３1〜３4
相互を一体に結合してなるサイアミーズシリンダ
バレル３と、そのサイアミーズシリンダバレル３
に一体に結合されて該サイアミーズシリンダバレ
ル３を囲繞するシリンダブロツク外壁４と、その
外壁４の下端縁に一体に連設されたクランクケー
ス５とより構成され、各シリンダバレル３1〜３4
に前記スリーブ２が鋳包まれており、各スリーブ
２によりシリンダボア２ａが形成される。
前記サイアミーズシリンダバレル３とシリンダ
ブロツク外壁４間には、該サイアミーズシリンダ
バレル３の外周をその全周に亘つて取り囲む水ジ
ヤケツト６が形成されている。
ブロツク外壁４間には、該サイアミーズシリンダ
バレル３の外周をその全周に亘つて取り囲む水ジ
ヤケツト６が形成されている。
シリンダブロツク外壁４のシリンダヘツド接合
面４ａには、複数のシリンダヘツド取付用ねじ孔
８が開口しており、それらねじ孔８は、略四辺形
をなす該接合面４ａの四隅と、相隣なるシリンダ
バレル３1，３2；３2；３3；３3；３4間の連結壁
３ａを挟む対向位置にそれぞれ配設されている。
面４ａには、複数のシリンダヘツド取付用ねじ孔
８が開口しており、それらねじ孔８は、略四辺形
をなす該接合面４ａの四隅と、相隣なるシリンダ
バレル３1，３2；３2；３3；３3；３4間の連結壁
３ａを挟む対向位置にそれぞれ配設されている。
シリンダブロツクＳは所謂クローズドデツキ型
に構成されている。即ち各シリンダバレル３1〜
３4の、クランク軸軸線と略直交する方向の両端
部と、シリンダブロツク外壁４とは、前記水ジヤ
ケツト６のシリンダヘツド側のクローズド部分を
構成する一対の補強デツキ部９ｒ，９ｌを介して
一体に連結されている。その各補強デツキ部９
ｒ，９ｌのシリンダヘツド側の端面９ra，９la
は、その全面がシリンダバレル３1〜３4及びシリ
ンダブロツク外壁４のシリンダヘツド接合面より
も低く形成されており、これにより、補強デツキ
部９ｒ，９ｌの特設にも拘わらずシリンダブロツ
クＳとシリンダヘツドとの接合面積が増加する虞
れはなくなるから、その接合面のシール面圧低
下、延いてはシール性能の低下を回避することが
できる。しかもシリンダブロツクＳと図示しない
シリンダヘツドとを接合した状態では、上記補強
デツキ部９ｒ，９ｌの端面９ra，９laと図示しな
いガスケツトとの間に、水ジヤケツト６内と直接
連通する扁平な水路を形成することができるか
ら、それだけシリンダブロツクＳとシリンダヘツ
ドとの接合部近傍に対する冷却性能を高めること
ができる。
に構成されている。即ち各シリンダバレル３1〜
３4の、クランク軸軸線と略直交する方向の両端
部と、シリンダブロツク外壁４とは、前記水ジヤ
ケツト６のシリンダヘツド側のクローズド部分を
構成する一対の補強デツキ部９ｒ，９ｌを介して
一体に連結されている。その各補強デツキ部９
ｒ，９ｌのシリンダヘツド側の端面９ra，９la
は、その全面がシリンダバレル３1〜３4及びシリ
ンダブロツク外壁４のシリンダヘツド接合面より
も低く形成されており、これにより、補強デツキ
部９ｒ，９ｌの特設にも拘わらずシリンダブロツ
クＳとシリンダヘツドとの接合面積が増加する虞
れはなくなるから、その接合面のシール面圧低
下、延いてはシール性能の低下を回避することが
できる。しかもシリンダブロツクＳと図示しない
シリンダヘツドとを接合した状態では、上記補強
デツキ部９ｒ，９ｌの端面９ra，９laと図示しな
いガスケツトとの間に、水ジヤケツト６内と直接
連通する扁平な水路を形成することができるか
ら、それだけシリンダブロツクＳとシリンダヘツ
ドとの接合部近傍に対する冷却性能を高めること
ができる。
クランク軸軸線方向に相隣なる補強デツキ部９
ｒ，９ｒ，９ｌ，９ｌ間に挟まれた、前記水ジヤ
ケツト６のシリンダヘツド側開口部６ｒ，６ｌ
は、該相隣なる補強デツキ部９ｒ，９ｒ，９ｌ，
９ｌと、その中間の前記連結壁３ａとを相互に結
ぶ三角形状に形成されており、これにより、該水
ジヤケツト開口部６ｒ，６ｌを極力広くすること
ができるから、ブロツク鋳造後における水ジヤケ
ツト成形用砂中子の取出しを該水ジヤケツト開口
部６ｒ，６ｌを通して容易に行うことができ、そ
の砂出しのためにシリンダブロツク外壁４の側面
に大きな砂出し孔を形成する必要はない。
ｒ，９ｒ，９ｌ，９ｌ間に挟まれた、前記水ジヤ
ケツト６のシリンダヘツド側開口部６ｒ，６ｌ
は、該相隣なる補強デツキ部９ｒ，９ｒ，９ｌ，
９ｌと、その中間の前記連結壁３ａとを相互に結
ぶ三角形状に形成されており、これにより、該水
ジヤケツト開口部６ｒ，６ｌを極力広くすること
ができるから、ブロツク鋳造後における水ジヤケ
ツト成形用砂中子の取出しを該水ジヤケツト開口
部６ｒ，６ｌを通して容易に行うことができ、そ
の砂出しのためにシリンダブロツク外壁４の側面
に大きな砂出し孔を形成する必要はない。
次に前記実施例の作用を説明する。機関運転時
においては、機関の図示しないコンロツドがクラ
ンク軸軸線と直交する平面に沿つて揺動運動を行
う関係で、各シリンダバレル３1〜３4は、図示し
ないピストンよりクランク軸軸線と直交する方向
に大きな側圧を受けるが、各シリンダバレル３1
〜３4の該直交する方向の両端部は上記両補強デ
ツキ部９ｒ，９ｌを介してシリンダブロツク外壁
４に直接支承されているので、相隣なるシリンダ
バレル３1，３2；３2；３3；３3；３4相互の一体
結合効果と相俟つて、各シリンダバレル３1〜３4
のシリンダヘツド側の端部に対する支持剛性が大
幅に高められ、従つて該端部が上記側圧のために
振動を起こす虞れはなくなる。
においては、機関の図示しないコンロツドがクラ
ンク軸軸線と直交する平面に沿つて揺動運動を行
う関係で、各シリンダバレル３1〜３4は、図示し
ないピストンよりクランク軸軸線と直交する方向
に大きな側圧を受けるが、各シリンダバレル３1
〜３4の該直交する方向の両端部は上記両補強デ
ツキ部９ｒ，９ｌを介してシリンダブロツク外壁
４に直接支承されているので、相隣なるシリンダ
バレル３1，３2；３2；３3；３3；３4相互の一体
結合効果と相俟つて、各シリンダバレル３1〜３4
のシリンダヘツド側の端部に対する支持剛性が大
幅に高められ、従つて該端部が上記側圧のために
振動を起こす虞れはなくなる。
Ｃ 考案の効果
以上のように本考案によれば、サイアミーズシ
リンダバレルを構成する各シリンダバレルの、ク
ランク軸軸線と略直交する方向の両端部と、サイ
アミーズシリンダバレルの外周をその全周に亘り
水ジヤケツトを挟んで囲繞するシリンダブロツク
外壁とが、水ジヤケツトのシリンダヘツド側のク
ローズド部分を構成する一対の補強デツキ部を介
して一体に連結されるので、機関運転時に各シリ
ンダバレルがピストンよりクランク軸軸線と直交
する方向に大きな側圧を受けても、各シリンダバ
レルの該方向の両端部を上記両補強デツキ部を介
してシリンダブロツク外壁に直接支承させること
ができ、従つて相隣なるシリンダバレル相互の一
体結合効果と相俟つて、各シリンダバレルのシリ
ンダヘツド側の端部に対する支持剛性が大幅に高
められ、該端部が上記側圧のために振動を起こす
虞れはなくなる。
リンダバレルを構成する各シリンダバレルの、ク
ランク軸軸線と略直交する方向の両端部と、サイ
アミーズシリンダバレルの外周をその全周に亘り
水ジヤケツトを挟んで囲繞するシリンダブロツク
外壁とが、水ジヤケツトのシリンダヘツド側のク
ローズド部分を構成する一対の補強デツキ部を介
して一体に連結されるので、機関運転時に各シリ
ンダバレルがピストンよりクランク軸軸線と直交
する方向に大きな側圧を受けても、各シリンダバ
レルの該方向の両端部を上記両補強デツキ部を介
してシリンダブロツク外壁に直接支承させること
ができ、従つて相隣なるシリンダバレル相互の一
体結合効果と相俟つて、各シリンダバレルのシリ
ンダヘツド側の端部に対する支持剛性が大幅に高
められ、該端部が上記側圧のために振動を起こす
虞れはなくなる。
また各補強デツキ部のシリンダヘツド側の端面
は、その全面がシリンダバレル及びシリンダブロ
ツク外壁のシリンダヘツド接合面よりも低く形成
されるので、その補強デツキ部の特設によつて
も、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの接合
面積が増加する虞れはなく、従つてその接合面の
シール面圧低下、延いてはシール性能の低下を回
避することができる。しかもシリンダブロツクと
シリンダヘツドとを接合した状態では、上記補強
デツキ部の端面とガスケツト間に水ジヤケツト内
と連通する水路を形成することができるから、そ
れだけシリンダブロツクとシリンダヘツドとの接
合部近傍に対する冷却性能を高めることができ
る。
は、その全面がシリンダバレル及びシリンダブロ
ツク外壁のシリンダヘツド接合面よりも低く形成
されるので、その補強デツキ部の特設によつて
も、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの接合
面積が増加する虞れはなく、従つてその接合面の
シール面圧低下、延いてはシール性能の低下を回
避することができる。しかもシリンダブロツクと
シリンダヘツドとを接合した状態では、上記補強
デツキ部の端面とガスケツト間に水ジヤケツト内
と連通する水路を形成することができるから、そ
れだけシリンダブロツクとシリンダヘツドとの接
合部近傍に対する冷却性能を高めることができ
る。
さらにクランク軸軸線方向に相隣なる補強デツ
キ部間に挟まれた、前記水ジヤケツトのシリンダ
ヘツド側開口部は、該相隣なる補強デツキ部と、
その中間のバレル連結壁とを相互に結ぶ三角形状
に形成されるので、該水ジヤケツト開口部を広く
することができ、従つてブロツク鋳造後における
水ジヤケツト成形用砂中子の取出しを該水ジヤケ
ツト開口部を通して容易に行うことができ、その
砂出しのためにシリンダブロツク外壁側面に大き
な砂出し孔を形成する必要はない。
キ部間に挟まれた、前記水ジヤケツトのシリンダ
ヘツド側開口部は、該相隣なる補強デツキ部と、
その中間のバレル連結壁とを相互に結ぶ三角形状
に形成されるので、該水ジヤケツト開口部を広く
することができ、従つてブロツク鋳造後における
水ジヤケツト成形用砂中子の取出しを該水ジヤケ
ツト開口部を通して容易に行うことができ、その
砂出しのためにシリンダブロツク外壁側面に大き
な砂出し孔を形成する必要はない。
第１図は本考案の実施例の平面図、第２図は第
１図−線断面図である。 Ｓ……サイアミーズ型シリンダブロツク、３…
…サイアミーズシリンダバレル、３1〜３4……シ
リンダバレル、３ａ……連結壁、４……シリンダ
ブロツク外壁、６……水ジヤケツト、６ｒ，６ｌ
……開口部、９ｒ，９ｌ……補強デツキ部、９
ra，９la……端面。
１図−線断面図である。 Ｓ……サイアミーズ型シリンダブロツク、３…
…サイアミーズシリンダバレル、３1〜３4……シ
リンダバレル、３ａ……連結壁、４……シリンダ
ブロツク外壁、６……水ジヤケツト、６ｒ，６ｌ
……開口部、９ｒ，９ｌ……補強デツキ部、９
ra，９la……端面。
Claims (1)
- クランク軸軸線に沿つて並列する複数のシリン
ダバレル３1〜３4相互を連結壁３ａを介して一体
に結合してなるサイアミーズシリンダバレル３
と、そのサイアミーズシリンダバレル３に一体に
結合されて該サイアミーズシリンダバレル３を囲
繞するシリンダブロツク外壁４とを少なくとも有
し、前記サイアミーズシリンダバレル３及びシリ
ンダブロツク外壁４間には、該サイアミーズシリ
ンダバレル３の外周をその全周に亘つて取り囲む
水ジヤケツト６が形成されてなる、サイアミーズ
型シリンダブロツクにおいて、前記各シリンダバ
レル３1〜３4の、クランク軸軸線と略直交する方
向の両端部と、前記シリンダブロツク外壁４と
が、前記水ジヤケツト６のシリンダヘツド側のク
ローズド部分を構成する一対の補強デツキ部９
ｒ，９ｌを介して一体に連結され、その各補強デ
ツキ部９ｒ，９ｌのシリンダヘツド側の端面９
ra，９laは、その全面がシリンダバレル３1〜３4
及びシリンダブロツク外壁４のシリンダヘツド接
合面よりも低く形成され、クランク軸軸線方向に
相隣なる補強デツキ部９ｒ，９ｒ：９ｌ，９ｌ間
に挟まれた、前記水ジヤケツト６のシリンダヘツ
ド側開口部６ｒ：６ｌは、該相隣なる補強デツキ
部９ｒ，９ｒ：９ｌ，９ｌと、その中間の前記連
結壁３ａとを相互に結ぶ三角形状に形成されるこ
とを特徴とする、サイアミーズ型シリンダブロツ
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984181572U JPH0245495Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984181572U JPH0245495Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6195951U JPS6195951U (ja) | 1986-06-20 |
| JPH0245495Y2 true JPH0245495Y2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=30739122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984181572U Expired JPH0245495Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0245495Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9021538B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-04-28 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive guide with server recording |
| US9185449B2 (en) | 1998-07-17 | 2015-11-10 | Rovi Guides, Inc. | Interactive television program guide system having multiple devices within a household |
| US9204193B2 (en) | 2010-05-14 | 2015-12-01 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for media detection and filtering using a parental control logging application |
| US9307281B2 (en) | 2007-03-22 | 2016-04-05 | Rovi Guides, Inc. | User defined rules for assigning destinations of content |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5776259U (ja) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP1984181572U patent/JPH0245495Y2/ja not_active Expired
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9021538B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-04-28 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive guide with server recording |
| US9055319B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-06-09 | Rovi Guides, Inc. | Interactive guide with recording |
| US9055318B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-06-09 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive guide with server storage |
| US9154843B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-10-06 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive guide with server recording |
| US9226006B2 (en) | 1998-07-14 | 2015-12-29 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive guide with server recording |
| US9232254B2 (en) | 1998-07-14 | 2016-01-05 | Rovi Guides, Inc. | Client-server based interactive television guide with server recording |
| US9185449B2 (en) | 1998-07-17 | 2015-11-10 | Rovi Guides, Inc. | Interactive television program guide system having multiple devices within a household |
| US9307281B2 (en) | 2007-03-22 | 2016-04-05 | Rovi Guides, Inc. | User defined rules for assigning destinations of content |
| US9204193B2 (en) | 2010-05-14 | 2015-12-01 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for media detection and filtering using a parental control logging application |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6195951U (ja) | 1986-06-20 |
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