JPH0245349B2 - Insatsukairoyosekisoban - Google Patents

Insatsukairoyosekisoban

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JPH0245349B2
JPH0245349B2 JP16760883A JP16760883A JPH0245349B2 JP H0245349 B2 JPH0245349 B2 JP H0245349B2 JP 16760883 A JP16760883 A JP 16760883A JP 16760883 A JP16760883 A JP 16760883A JP H0245349 B2 JPH0245349 B2 JP H0245349B2
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JP
Japan
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epoxy resin
glass
inorganic filler
woven fabric
aluminum hydroxide
Prior art date
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JP16760883A
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English (en)
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JPS6059795A (ja
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Kinichi Hasegawa
Isatake Tanaka
Hiroshi Konagaya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱性の優れた印刷回路用積層板に関
するものである。 近年、印刷回路用銅張積層板としてガラス不織
布を中間層基材とし、ガラス織布を表面層基材と
した構造で、エポキシ樹脂を含浸させ結合剤とし
た積層板(以下、コンポジツト積層板と略称す
る)が多量に使用されるようになつた。 ガラス織布基材のみにエポキシ樹脂を含浸させ
た積層板は機械的強度、寸法安定性、耐湿性、耐
熱性に優れ、スルーホールメツキの信頼性が高い
ので電子計算機、通信機、電子交換機等の産業用
電子機器に多く使用されている。しかし、基材に
ガラス織布のみを使用するので、印刷回路板の加
工工程の一つである穴あけ工程では打抜加工が不
可能であり、ドリル加工されているのが実状であ
る。 一方、コンポジツト積層板はガラス織布基材の
積層板より経済的に安価で且つ、打抜き穴あけ加
工が可能な点で優れており、加工性の良いガラス・・・
基材積層板として注目をあびたが、スルーホール
メツキの信頼性がガラス織布基材積層板より低い
と評価されていた。その理由として、ガラス織布
基材エポキシ積層板の構成は有機物であるエポキ
シ樹脂と無機物であるガラス織布の重量比率が約
40:60である。この場合、エポキシ樹脂が主に各
種電気性能を優れたものにし、ガラス織布が曲げ
強度、寸法安定性などの機械的性能を良好にして
いると考えられる。 ところで、一般のコンポジツト積層板は機械的
性能に寄与する無機基材、即ちガラス織布とガラ
ス不織布の合計量がガラス織布積層板より少な
い。有機物と無機物の比率が約60:40でありガラ
ス織布積層板と比率が逆転しているため寸法安定
性やスルーホールメツキの信頼性が低いと評価さ
れていた。 発明者等はコンポジツト積層板の優れた特徴を
活かしながら、これらの欠点を改良すべく検討
し、一般のコンポジツト積層板の構成にさらに無
機充填剤を大量に配合することにより単一組成で
は得られない特徴ある新規コンポジツト積層板を
得ている(特願昭58−115118号)。 本発明者らは、コンポジツト積層板に用いる無
機充填剤として、水酸化アルミニウムについて、
その結晶構造の特徴を検討した結果、結晶構造が
ベーマイト型である水酸化アルミニウムがコンポ
ジツト積層板のはんだ耐熱性等の向上に著しく効
果があることを見出した。 アルミナ水和物(いわゆる水酸化アルミニウ
ム)には、結晶性水和物として、ギブサイト(α
型3水和物 Al2O3・3H2O)、バイヤライト(β
型3水和物)、ノルトストランダイト、ベーマイ
ト(α型1水和物 Al2O3・H2O)、ダイアスポ
ア(β型1水和物)、トーダイト(5Al2O3
H2O)が知られている。 ギブサイト型水酸化アルミニウム(以下、ギブ
サイトという)は、200℃から500℃の範囲で水を
放出する。この時の吸熱量が大きいので、これを
利用して一般の合成樹脂では難撚性を保たせるた
めに充填剤として用いられている。 しかし、積層板は印刷回路及び組立て工程にお
いて高熱状態にさらされる頻度が高く、例えばハ
ンダ工程では通常260℃のはんだ浴に浸るので、
ギブサイトを充填材として用いたコンポジツト積
層板は、浸漬時間の長くなるとふくれによる不良
が発生する。この原因は熱によるギブサイトから
の水の放出であることが判つた。 一方、結晶性のよいベーマイト型水酸化アルミ
ニウム(以下、ベーマイトという)は、500℃か
ら脱水が始まることが知られており、本発明者ら
は、この水の放出温度の違いに着目し、コンポジ
ツト積層板用樹脂にベーマイトを充填することに
より、はんだ耐熱性が著しく向上することを見出
した。ベーマイトは中間層の樹脂に対して10〜
200%(重量%、以下同じ)好ましくは20〜200%
含まれる。10%以下でははんだ耐熱性向上の効果
が小さく、200%以上ではベーマイト混合時の樹
脂粘度が高くなりすぎて、ガラス織布基材への含
浸が困難となる。20%以上の場合、はんだ耐熱性
向上効果がより確実なものとなる。中間層におい
て、水酸化アルミニウム以外の無機質充填剤(例
えばシリカ)を用いることもできる。無機質充填
剤の中間層樹脂に対する割合は80〜200%が好ま
しい。80%以下では寸法安定性やスルーホールメ
ツキの信頼性が低下して好ましくない。200%以
上では無機充填剤を樹脂に混合したとき、年度が
高くなりすぎて、ガラス不織布への含浸が困難と
なる。 更に、ベーマイトは無機質充填剤中15%以上を
占めるのがはんだ耐熱性の点で好ましい。また、
水酸化アルミニウムのエポキシ樹脂に対する配合
割合の検討結果から、ギブサイトとベーマイトを
併用するのもよく、ギブサイト単独よりはベーマ
イト併用の方が、はんだ耐熱性がより向上するこ
とも判明した。 このような充填剤がエポキシ樹脂中でいわゆる
ままこにならないで均一に分散するためには、充
填剤の平均粒径が5〜10μであり、最大粒径が
40μ以下であることが好ましい。粒径が40μより
大きい場合には無機充填剤含有エポキシ樹脂をガ
ラス不織布に含浸させた時に不織布による濾過作
用のため積層板のガラス不織布中で無機充填剤の
分布が不均一になる。一方、無機充填剤の粒子の
多くが粒径5μより小さい場合には無機充填剤の
微粉末が固まりままこの状態になりやすく、やは
り無機充填剤の分布が不均一になる。 さらに長微粒子シリカを無機充填剤の中に全体
量の2〜10%配合することによりエポキシ樹脂ワ
ニス中の無機充填剤の沈降を防止し、さらにガラ
ス不織布に含浸させた時に無機充填剤の分布を均
一にするのに大きな効果がある。 実施例 1 エポキシ樹脂配合ワニスの組成は次の通りであ
る。 (1) 臭素化エポキシ樹脂(油化シエル製、EP−
1046) 100部 (2) ジシアンジアミド 4 (3) 2エチル4メチルイミダゾール 0.15 (4) メチルセロソルブ 36 (5) アセトン 60 上記材料を混合して均一なワニスを作製した。 次にワニスをガラス織布(日東紡製、WE−
18KBZ−2)に、樹脂含有量が42〜45%になる
ように含浸乾燥し、ガラス織布プリプレグを得
た。 続いて前記エポキシ樹脂配合ワニスに樹脂分
100部に対し次の配合の無機充填剤を添加し撹拌
混合し無機充填剤含有ワニスを作製した。 (1) シリカ(龍森製、クリスタライトVX−3)
25部 (2) ベーマイト型水酸化アルミニウム(住友アル
ミニウム精練製、CB−310) 70部 (3) 超微粉末シリカ(シオノギ製薬製、カーブレ
ツクス) 5 次にこの無機充填剤含有ワニスをガラス不織布
(日本バイリーン製、EP−4075)に樹脂及び無機
充填剤の含有量が90%になるように含有乾燥して
ガラス不織布プリプレグを得た。 次に前記ガラス不織布プリプレグを中間層と
し、表面層に前記のガラス織布プリプレグを配置
し、さらにその上に銅箔を重ね成形温度165℃、
圧力60Kg/cm2で90分間積層成形して厚さ1.6mmの
銅張積層板を得た。 実施例 2 実施例1において、エポキシ樹脂ワニスに添加
する無機充填剤の配合割合を前記ワニス中の樹脂
分100部に対して (1) シリカ 25部 (2) ベーマイト型水酸化アルミニウム 21 (3) ギブサイト型水酸化アルミニウム 49 (4) 超微粉末シリカ 5 とした以外は実施例1と同様にして、銅張積層板
を得た。 比較例 1(従来例) 実施例1において、エポキシ樹脂ワニスに添加
する無機充填剤の配合割合を前記ワニス中の樹脂
分100部に対して (1) シリカ 25部 (2) ギブサイト型水酸化アルミニウム(昭和軽金
属製ハジライトH−42) 70 (3) 超微粉末シリカ 5 とした以外は実施例1と同様にして、銅張積層板
を得た。 以上の実施例及び比較例において、はんだ耐熱
性の測定結果を表1に示す。 なお、寸法安定性、スルーホールメツキの信頼
性、電気絶縁特性等も測定したが、実施例と比較
例との間に差はみられなかつた。
【表】 以上のように本発明の印刷回路用積層板ははん
だ耐熱性において、きわめてすぐれているもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面層はエポキシ樹脂ガラス織布からなり、
    中間層はベーマイト型水酸化アルミニウム(α型
    アルミナ1水和物Al2O3・H2O)が中間層の樹脂
    に対して10〜100重量%含有されているエポキシ
    樹脂ガラス織布からなることを特徴とする印刷回
    路用積層板。
JP16760883A 1983-09-13 1983-09-13 Insatsukairoyosekisoban Expired - Lifetime JPH0245349B2 (ja)

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JPS6059795A JPS6059795A (ja) 1985-04-06
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