JPH024423Y2 - - Google Patents

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JPH024423Y2
JPH024423Y2 JP1981130718U JP13071881U JPH024423Y2 JP H024423 Y2 JPH024423 Y2 JP H024423Y2 JP 1981130718 U JP1981130718 U JP 1981130718U JP 13071881 U JP13071881 U JP 13071881U JP H024423 Y2 JPH024423 Y2 JP H024423Y2
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JP
Japan
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overhead
electric wire
protective cover
overhead electric
longitudinal direction
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Application number
JP1981130718U
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English (en)
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JPS5836512U (ja
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  • Insulating Bodies (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、架空電線路に関するものである。
(従来の技術とその課題) 一般に、架空絶縁電線や架空送電線等の架空電
線を電柱や鉄塔等に架設してなる架空電線路は、
そのルートが樹木に接近していることが多く、こ
のため樹木の成長により架空電線が損傷を受ける
ことがある。例えば、架空絶縁電線は樹木によつ
て絶縁層が損傷し地絡事故を起こす事がある。
これを防止するため従来は、(イ)架空電線の外周
長手方向に建築支障用防護カバーを被せる、(ロ)架
空電線路のルートを変更する、(ハ)樹木を伐採す
る、等の方法が採られてきた。
しかし、上記(イ)の方法は熱放散が悪くなるとい
う問題があり、また(ロ)の方法は用地確保の面から
困難な場合が多いという問題があり、さらに(ハ)の
方法は最近の緑化保全の要求から伐採に制限が加
えられ、かつ伐採に要する費用も多額であるとい
う問題がある。
(課題の解決手段) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
熱放散を悪化させず、しかも架空電線路のルート
変更や樹木伐採をせずに架空電線の損傷を防止す
るようにした架空電線路を提供するもので、その
構成は、架空電線外径より大きい内径を有しかつ
長手方向に架空電線装着用スリツトが設けられた
短尺な中空円筒状の防護カバー具を、架空電線に
固着したリング状のストツパー部材を介して架空
電線外周の長手方向に回転自在に複数個装着した
ことを特徴とするものである。
(作用) 架空電線外径より大きい内径を有しかつ長手方
向に架空電線装着用スリツトが設けられた短尺な
中空円筒状の防護カバー具を、架空電線に固着し
たストツパー部材を介して架空電線外周の長手方
向に回転自在に複数個装着すると、架空電線を防
護カバー具で保護できるので架空電線が損傷する
ことなく、また防護カバー具は回転自在となつて
いるので、架空電線の中心方向に伸びる樹木の方
向を変えることができ、このため架空電線に異常
な応力を作用させない。また架空電線はカテナリ
ーを有して架設されているため、短尺な防護カバ
ー具の端面とストツパー部材との間には〓間が存
在し、この〓間を介して熱放散が行われる共に雨
水が流れ落ちるので、熱放散が阻害されることな
くかつ雨水が防護カバー具内に溜まることもな
い。更に、防護カバー具が回転自在になつている
ことから、鳥等が防護カバー具に止まることを防
止できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る架空電線路の概略構成図
で、1は架空電線、2は電柱、3は防護カバー具
である。
実施例における架空電線1は、導体上に絶縁被
覆を施した架空絶縁電線である。
防護カバー具3は第2図に示すように、架空電
線1の外径より大きい内径(3cm程度)を有した
筒本体31と、該筒本体31の外周に形成された
周方向に等間隔で長手方向に伸びる複数(実施例
では3個)の突条(高さ1〜3cm程度)とからな
る中空円筒状の短尺(20〜50cm程度)なもので、
プラスチツク等の材質で形成される。この筒本体
31には長手方向に架空電線装着用スリツト33
が設けられており、架空電線1に装着するには架
空電線装着用スリツト33を拡げて行うものであ
る。
上記防護カバー具3は、架空電線1の外周長手
方向に複数個装着して使用するが、その装着個数
は防護すべき架空電線1の長さによつて異なる。
すなわち、径間の架空電線1の全長が樹木と接触
する恐れがあるときは、架空電線1の全長に渡つ
て防護カバー具3を被せる必要があるが、架空電
線1の一部のみが樹木と接触する恐れがある場合
は、その一部のみに装着すればよい。
防護カバー具3を架空電線1に装着する際、第
3図に示すように、防護カバー具3が長手方向に
移動ぜずかつ回転し易くなるようにストツパー部
材4を架空電線1に固着しておく。
ストツパー部材4は、例えば第4図に示すよう
に、予めプラスチツク等の材質で2つ割りのリン
グ状に形成されたもので、開口両端の嵌合部41
を嵌合させて架空電線1に固着するものである。
このストツパー部材4は、各防護カバー具3の両
端に防護カバー具3の長さより若干長い間隔でそ
れぞれ固着しておくもので、このようにストツパ
ー部材4を介して防護カバー具3を取り付けてお
くと、隣接する防護カバー具3相互が直接接触せ
ず、防護カバー具3が回転し易くなるという利点
がある。
(考案の効果) 以上のように、本考案に係る架空電線路は、架
空電線外径より大きい内径を有しかつ長手方向に
架空電線装着用スリツトが設けられた短尺な中空
円筒状の防護カバー具を、架空電線に固着したリ
ング状のストツパー部材を介して架空電線外周の
長手方向に回転自在に複数個装着したので、架空
電線を防護カバー具で保護することができる。し
たがつて、樹木によつて架空電線が損傷すること
がなく、かつ架空電線の中心方向に伸びる樹木の
方向を回転自在の防護カバー具で容易に変えるこ
とができるので、架空電線に異常な応力を作用さ
せない。また架空電線はカテナリーを有して架設
されているため、短尺な防護カバー具の端面とス
トツパー部材との間には〓間が存在し、この〓間
を介して熱放散が行われると共に雨水が流れ落ち
る。特に防護カバー具は短尺であり、かつストツ
パー部材を介して回転自在となつているので、熱
放散が良いと共に雨水等が防護カバー具内に溜ま
ることを確実に防止できる。更に、防護カバー具
が回転自在になつていることから、鳥等が防護カ
バー具に止まれないため、架空電線路の下に鳥の
糞が落ちることもないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る架空電線路の概略構成
図、第2図は本考案に使用する防護カバー具の一
実施例を示す斜視図、第3図は防護カバー具の取
付状態の拡大概略正面図、第4図はストツパー部
材の斜視図である。 1は架空電線、3は防護カバー具、31は筒本
体、33はスリツト、4はストツパー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架空電線外径より大きい内径を有しかつ長手方
    向に架空電線装着用スリツトが設けられた短尺な
    中空円筒状の防護カバー具を、架空電線に固着し
    たリング状のストツパー部材を介して架空電線外
    周の長手方向に回転自在に複数個装着したことを
    特徴とする架空電線路。
JP13071881U 1981-09-02 1981-09-02 架空絶縁電線路 Granted JPS5836512U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13071881U JPS5836512U (ja) 1981-09-02 1981-09-02 架空絶縁電線路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13071881U JPS5836512U (ja) 1981-09-02 1981-09-02 架空絶縁電線路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5836512U JPS5836512U (ja) 1983-03-09
JPH024423Y2 true JPH024423Y2 (ja) 1990-02-01

Family

ID=29924331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13071881U Granted JPS5836512U (ja) 1981-09-02 1981-09-02 架空絶縁電線路

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JP (1) JPS5836512U (ja)

Families Citing this family (2)

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JP2012120282A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 伝送路の防護装置
JP6178737B2 (ja) * 2014-02-24 2017-08-09 東日本電信電話株式会社 通信ケーブル保護装置

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Family Cites Families (3)

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JPS4868149U (ja) * 1971-11-30 1973-08-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511756B2 (ja) * 1972-06-20 1980-03-27

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Publication number Publication date
JPS5836512U (ja) 1983-03-09

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