JPH0416581Y2 - - Google Patents

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JPH0416581Y2
JPH0416581Y2 JP19988586U JP19988586U JPH0416581Y2 JP H0416581 Y2 JPH0416581 Y2 JP H0416581Y2 JP 19988586 U JP19988586 U JP 19988586U JP 19988586 U JP19988586 U JP 19988586U JP H0416581 Y2 JPH0416581 Y2 JP H0416581Y2
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JP
Japan
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electrode
underwater
cable
linear
covering material
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JP19988586U
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JPS63103270U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水中に敷設した通信用ケーブルロ
ープなどの水中線状敷設物を、鮫等の大型魚類の
かじりなどによる損傷から保護する水中線状敷設
物の保護装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、データ通信網の拡大に伴い、海中に光
フアイバケーブルなどの通信ケーブルを敷設して
海洋を隔てた複数のデータ通信局間を結び、これ
らの通信ケーブルを介してデータの高速、高密度
通信が行なわれている。
また、この種通信ケーブルに限らず、海中には
種々の用途に使用される他のケーブルやロープあ
るいは配管などの水中線状敷設物が敷設されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、大型魚類、とくに鮫がこれらの線状
敷設物をかじり、線状敷設物が損傷を受け、通信
ケーブルの場合には通信機能の低下や通信不能な
どの現象が生じるという問題点があり、通信ケー
ブル以外の線状敷設物の場合にも、大型魚類によ
る損傷に起因した同様の問題が発生しており、有
効な解決策が望まれている。
そこで、この考案では、ケーブルやロープなど
の線状敷設物が鮫などの大型魚類により損傷を受
けないように保存することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記の点に留意してなされたもの
であり、水中に敷設されたケーブル、ロープなど
の水中線状敷設物の外周に該線状敷設物を包被し
て配設された筒状の第1の電極と、前記第1の電
極を包被して配設され多数の通水孔を有する筒状
の絶縁性被覆材と、前記被覆材に放射状に形成さ
れた複数個の支持腕と、前記各支持腕の先端に支
持され前記線状敷設物に並行に設けられた第2の
電極と、前記電極間に電圧を印加し前記線状敷設
物の周囲に電気バリアを形成する電源と、を備え
た水中線状敷設物の保護装置である。
〔作用〕
したがつて、この考案によると、水中線状敷設
物の周囲に配設された第1の電極と、その外側に
放射状の支持腕に支持されて配設された第2の電
極との間に、電源により電圧が印加されると、水
中線状敷設物の周囲に所定電界強度の電気バリア
が形成され、鮫などの大型魚類が水中線状敷設物
に接近すると、前記電気バリアにより電気的刺激
を受けて大型魚類の水中線状敷設物への接近が阻
止され、水中線状敷設物が大型魚類のかじり等に
より損傷することが防止され、通信ケーブルの場
合の通信機能の低下、通信不能などの諸問題が解
消される。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その実施例を示した図面
とともに詳細に説明する。
まず、第1の実施例を示した第1図および第2
図について説明する。
これらの図面において、1は水中線状敷設物と
しての通信用ケーブルであり、芯線1aと、芯線
1aの周囲に配設された複数本の伝送線1bと、
これらを覆い保護する被覆材1cとからなる。
2はケーブル1の外周に該ケーブル1を包被し
て配設された導電性管または箔材もしくは網材か
らなる筒状の第1の電極、3は第1の電極2の外
周に該電極2を包被して配設された絶縁性被覆材
であり、多数の通水孔4が透設されている。
5は被覆材3の外側に設けられ放射状に4個の
支持腕6を形成してなる支持リングであり、複数
個の支持リング5がケーブル1に沿つて所定間隔
毎に配置されている。7は支持リング5の各支持
腕6のそれぞれの先端に支持された導電性棒状の
4本の第2の電極であり、該各電極7は第2図に
示すように複数個の支持リング5のそれぞれの支
持腕6によりケーブル1に並行に配設されてい
る。
8は第1の電極2と、接続線9により直結され
た各第2の電極7との間に直流または交流もしく
はパルス状の電圧を印加する電気バリア発生用電
源であり、両電極2,7間の電位差にもとづい
て、両電極2,7間に第1図に破線で示すような
等電位分布が得られ、ケーブル1の周囲に所定電
界強度の電気バリアが形成される。
従つて、鮫などの大型魚類がケーブル1に接近
すると、ケーブル1の周囲に形成された電気バリ
アの電気的刺激により忌避行動をとり、大型魚類
のケーブル1への接近が阻止され、大型魚類によ
るケーブル1のかじりなどが未然に防止され、ケ
ーブル1が保護される。
つぎに、第2の実施例を示した第3図および第
4図について説明する。
この実施例に示すものは、芯線1aと複数本の
伝送線1bとこれらを覆い保護する被覆材1cと
からなる通信用ケーブル1の外周に、該ケーブル
1を包被した導電性筒状の第1の電極2を配設す
るとともに、該第1の電極2の外周に間隔をあけ
て円筒状の絶縁性被覆材9を配設し、この被覆材
9の適所に放射状に設けられた4個の支持腕10
のそれぞれの先端に導電性円筒状網材よりなる第
2の電極11を支持してなるものである。なお、
12は被覆材9に透設された通水孔である。
したがつて、第1の電極2と第2の電極11と
の間に電源8により電圧を印加すると、ケーブル
1の周囲の両電極2,11間に所定強度の電気バ
リアが形成され、第1の実施例の場合と同様の効
果が得られる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の水中線状敷設物の保
護装置によると、水中線状敷設物の周囲に該線状
敷設物の保護用の所定電界強度の電気バリアが形
成されるため、鮫などの大型魚類が水中線状敷設
物に接近すると、前期電気バリアにより大型魚類
に電気的刺激を与えて大型魚類の水中線状敷設物
への接近を阻止することができ、水中線状敷設物
が大型魚類のかじり等により損傷することを防止
でき、通信ケーブルの場合の通信機能の低下、通
信不能などの諸問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の水中線状敷設物の保護装置の
実施例を示し、第1図および第2図は第1の実施
例の断面図および斜視図、第3図および第4図は
第2の実施例の断面図および斜視図である。 1……通信用ケーブル、2……第1の電極、
3,9……被覆材、4,12……通水孔、6,1
0……支持腕、7,11……第2の電極、8……
電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水中に敷設されたケーブル、ロープなどの水中
    線状敷設物の外周に該線状敷設物を包被して配設
    された筒状の第1の電極と、 前記第1の電極を包被して配設され多数の通水
    孔を有する筒状の絶縁性被覆材と、 前記被覆材に放射状に形成された複数個の支持
    腕と、 前記各支持腕の先端に支持され前記線状敷設物
    に並行に設けられた第2の電極と、 前記両電極間に電圧を印加し前記線状敷設物の
    周囲に電気バリアを形成する電源と、 を備えた水中線状敷設物の保護装置。
JP19988586U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0416581Y2 (ja)

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JPS63103270U JPS63103270U (ja) 1988-07-05
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JPH0629963Y2 (ja) * 1988-07-30 1994-08-17 日立造船株式会社 電気スクリーン発生装置

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JPS63103270U (ja) 1988-07-05

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