JPH0242987A - ハイブリツド遺伝子 - Google Patents

ハイブリツド遺伝子

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JPH0242987A
JPH0242987A JP14822889A JP14822889A JPH0242987A JP H0242987 A JPH0242987 A JP H0242987A JP 14822889 A JP14822889 A JP 14822889A JP 14822889 A JP14822889 A JP 14822889A JP H0242987 A JPH0242987 A JP H0242987A
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JP
Japan
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htlv
hiv
envelope protein
gene
hybrid
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JP14822889A
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Mathew Longiaru
マチュー ロンギアル
Bradley John Scherer
ブラッドリィ ジョン スケラー
Robert William Terry
ロバート ウイリアム テリー
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F Hoffmann La Roche AG
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F Hoffmann La Roche AG
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • C07K2319/40Fusion polypeptide containing a tag for immunodetection, or an epitope for immunisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • C07K2319/70Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction
    • C07K2319/735Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction containing a domain for self-assembly, e.g. a viral coat protein (includes phage display)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/14011Deltaretrovirus, e.g. bovine leukeamia virus
    • C12N2740/14022New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16211Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV gagpol
    • C12N2740/16222New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、HIV−1エンベロープ遺伝子の部分および
l−I T L V −Iエンベロープ遺伝子の部分を
含有するハイブリッド遺伝子に関する。本発明はまた、
相当する遺伝子生成物、この遺伝子生成物をコードする
組換えベクター、これらの組換えベクターを含有する単
細庵宿主、組換えベクターを含有する単細胞宿主を用い
て上記遺伝子生成物をyJ造する方法、ならびに、哺乳
動物体液中のHIV−1、)−ITLV−IおよびHT
 I−V−Iに対する抗体の存在を検出する方法に関す
る。
発明の背景 ヒト忰ンバ球好性つィルス■型(HTLVl)は、成人
1− 、Ill南白血病/リンパ1m<A’rL)の原
因として同定されたC型RN Aウィルスである。l−
I T L V −IはATL患者から単離されクロー
ン化された最初のレトロウィルスであって、熱帯性痙性
麻痺やHT L V −I関連ミニOパシーのような神
経学的疾患に結びつけられてもきた。世界のある地域で
はHTLV−I感染症が風土病であるらしい。たとえば
日本の南部のある地域住民での1」丁LV−I血清陽性
率は35%の高さにも達することが知られている。米国
におけるH ’r LV−Tの感染頻麿はまだきわめて
低いが、HTLV−I単独または他のヒトレトロウィル
スとの複合感染は、経静脈的薬物乱用が日常的常習行為
になっている都心部住民の間では拡大しつつある問題で
ある。Tl1l胞へアリ−セル白血病患者から誘導され
、ト+TLV−IIと命名されている他の単離ウィルス
は)−I T L V −Iと密接な関係がある。
1−I T L V −Iゲノムの完全なヌクレオチド
配列が決定され゛て以来、相当するタンパク質の製造が
行われ、さらにこれらのタンパク質に対する抗体の検出
も可能になった。ウェスタンプロットや放射免疫沈降(
RIP)のような技術がHT’ L V −1コアおよ
びエンベロープタンパク質に対するヒト抗体の測定に適
用されるようになって以来、HrLV−I感染がある地
域ではほぼ風上病であることも明らかにされた。HTL
V−Hに関連する疾患、ヘアリーセル白血病の患者から
の抗体がH’l’ L V −Iエンベロープのp21
1i域に相当するポリペプチドに強力に反応することも
明らかにされ、これはトITLV−Iとl−I T L
 V −IIの間の高度なホモOジーを示している。
しかしながら、AIDSの流行に研究者や臨床家の興味
が向けられてしまったために、ヒト病原としてのHTL
V−Iの重要性はあまり認識されていない。AIDSは
N[V−ルトロウイルスの感染によるものである。l−
I I V −1もHTLV−■も様々な経路で、たと
えば注射針の汚染、輸血、性交渉および母体から産児へ
の垂直感染によって伝達される。両1クイルスともヒト
疾患に関連するので、アメリカの地域住民に対しては8
丁1〜V−IおよびHI V −1に対する抗体の断面
スクリーニングが始まっている。
現在、HT L V −IおよびHIV−1に対する抗
体には別個のスクリーニング試験があり、いずれもウィ
ルスでトランスフオームされたにトT細胞系から得られ
る破壊ウィルス粒子を使用する。
ウィルス抗原を半精製し、それをヒト抗体が存在す札ば
ウィルス抗原に容易に結合するように固相上に被覆する
。現在用いられているHTLV−I7ツセイには固有の
難点がある。HT L V −Iレトロウィルスは細胞
膜から出芽するので、ウィルスエンベロープ中にはヒト
細胞膜決定基が存在する。内因性自己免疫抗体のこれら
の決定基との交差反応性がかなりの数の偽陽性を招くこ
とになる。
偽陽性値も、免疫反応性ウィルスエンベロープタンパク
質がスクリーニングアッセイに使用される前のウィルス
の精製時に破壊されることが多いため、しばしば経験さ
れる。現在用いられている1−11V−1スクリーニン
グアツセイにおいても、同じ問題が固有である。
組換えトI T L V −iおよびHI V −1遺
伝子生成物の細菌または酵母系の発現については報告が
あり、特責的遺伝子に相当するペプチドが単離されてい
る。これらの組換え技術によって製造されたべ1チド抗
原は、HTLV−1およびI−11V −1に対し血清
陽性であることがわかつτいる患者からのヒト血清と交
差反応性を示す。組換え技術によって発現されたタンパ
ク質抗原を使用する別個の抗体スクリーニングアッセイ
が、ト1丁LV−1およびHIV−1の両名について最
近開発されている。
尺1とた煎 本発明は、HI V−1に対する抗体によって認識され
るIIIV−1エンベロープタンパク質の少なくとも1
個のエピトープを含有するポリペプチドをコードする第
一のDNA配列とl−I T L V −1に対する抗
体によってvt識されるト1l−LV−iエンベロープ
タンパク質の少なくとも1個のエピトープを含有するポ
リペプチドをコードする第二のDNA配列からなるハイ
ブリッド遺伝子を提供する。このハイブリッド遺伝子は
、相当するハイブリッドタンパク質の製造に、他の目的
の0NAIIQとして、また他の関連する目的のために
有用である。
これらの遺伝子には2つの好ましい態様がある。
第一の態様は、第一のDNA配列がHI V −1(I
+141 トランスメンブランタンパク質の免疫決定基
領域、好ましくはHIV−1エンベロープタンパク質の
ほぼアミノM560〜620(番号は第5図による)を
含有するポリペプチドをコードし、第二の配列が1−I
TLV−IエンベO−ブタンバク質のほぼアミノ酸30
6〜440を含有するポリペプチドをコードする遺伝子
である。
第二の好ましい態様は、第一のDNA配列がHIV−1
(11) 41 トランスメンブランタンパク質の免疫
決定基領域、好ましくはl−11V −1エンベロープ
タンパク質のほぼアミノ酸560〜620を含有するポ
リペプチドをコードし、第二の配列がトITLV−Iエ
ンベロープタンパク質のほぼアミノ酸201〜308を
含有するポリペプチドをコードする遺伝子である。
本発明はまた、11IV−1に対する抗体によって認識
されるHIV−1エンベロープタンパク質の少なくとも
1個のエピトープを含有する第一のアミノ酸配列と)−
1’r L V −Iに対り゛る抗体によって認識され
るHTLV−Iエンベロープタンパク質の少なくとも1
個のエピトープを含有する第二のアミノ酸配列からなる
相当するハイブリッドクンバク質を提供する。本発明の
ハイブリッドタンパク質は、HTLV−1,l−Jよf
fHIV−IIエンベロープタンパク質対する抗体の存
在を検出するための抗原として、免疫原として、ならび
に他の治療的および診断的目的に有用である。
このポリペプチドには2種の好ましい態様がある。第一
の態様は第一のアミノ酸配列が)l I Vl gp4
1トランスメンブランタンパク質の免疫決定基領域、好
ましくはll I V −1エンベロープタンパク質の
ほぼアミノM560へ−620(アミノ酸の番号は第5
図による)を含有し、第二のアミノ酸配列がHTLV−
Iエンベロープタンパク質のほぼアミノ酸306〜44
0を含有するポリペプチドである。
第二の態様は第一・のアミノ酸配列がHIV−1gl)
41トランスメンブランタンパク質の免疫決定基領域、
好ましくはHIV−1エンベロープタンパク質のほぼア
ミノIl!t560〜620を含有し、第二のアミノ酸
配列がトITLV−1エンベロープタンパク質のほぼア
ミノ1201〜308を含有するポリペプチドである。
本発明はまた、本発明のハイブリッド遺伝子から構成さ
れる組換えベクター、とくに単Ill胞宿主中で複製可
能なプラスミドである組換えベクターを包合する。
本発明はまた、本発明の組換えベクターをもつ単細胞宿
主、ならびに本発明の組換えベクターを含有する単細胞
宿主を生育に適当な条件下に培養して相当するハイブリ
ッドタンパク質を産生させる本発明のハイブリッドタン
パク質の製造方法を包含する。
本発明はまた、哺乳動物体液中のHTLV−Iエンベロ
ープタンパク質、HT L V −IIエンベロープタ
ンパク質および/またはHIV−1エンベロープタンパ
ク質に対する抗体を検出するにあたり、抗体を含有する
試験サンプルをIIIV−11ンベ0−ブタンバク質の
少なくとも1個のJピ1−一ブおよびl−I T L 
V −Iエンベロープタンパク質の少なくとも1個のエ
ピトープを含有するハイブリッドクンバク質と接触させ
てタンパク質−抗体複合体を形成させ、その複合体を検
出してナツブル中の抗体の存在を明らかにする検出方法
を提供する。この場合の方法は、イムノアッセイ、たと
えばウェスタンブロッティング、−重抗原ザンドイツチ
法、ラジオイムノアッセイまたは、とくに酵素イムノア
ッセイであることが好ましい。
本発明はまた、哺乳動物体液中のHIV−1、および/
またi;tllTLV−Iらu < ハl−I T L
 V −■に封する抗体の検出に有用な詮所用試験キッ
トを包含する。
HTLV−IおよびHIV−1はいずれもきわめて重要
なヒト病原であり、したがってHTLV■およびHI 
V −1の両者に対する抗体を測定する甲−のスクリー
ニング試験はきわめて望ましい。
Uと凡」 第1図は、プラスミド)IIV−1pENV(60)−
HTLV−1,−ENV−1および1−NV−2pEN
V(60)  −FITLV−II:NV−1および−
ENV−2の構築を例示する。ザブクローニングに用い
たHTLV−Iゲノムおよびエンベロープ遺伝子の制限
酵素フラグメントを示づ(詳細は例1および例2参照)
)−11V−1pENV(80)のクローニングおよび
発現はCertaら(EMBOJ、5:3051〜30
56.1986)によって記載されている。
第2図ニブラスミドHIV−1pENV (60)−H
T L V −I −E N V −1の1−(I V
 −1−HT L V −i翻訳生成物はその完全DN
Aおよびアミノ酸配列の直前に発現する(アミノ酸の一
文字コード名はベクター関連残塁であり、エンベロープ
遺伝子に特異的な残基ではない)。
第3図ニアラスミドHIV−1pENV(60)−HT
LV−I−ENV−2のl−11V−1−HT L V
 −I翻訳生成物はその完全DNAおよびアミノ酸配列
の直前に発現する(アミノ酸の一文字コード名はベクタ
ー関連残樋であり、エンベロープ遺伝子に特異的な残基
ではない)。
第4図は、HIV−1D[ENV (60)H1’ L
 V −I −E N V  1 U ヨ(j −E 
N V −28合タンパク質の発現および誘導生成物の
5DSP A G E上での分割を例示する。サンプル
は例5に記載したようにして製造し、ゲル中クーマツシ
ーブルー染色で可視化した。レーンの内容は次のとおり
である:pDM1.1およびHIV−1pENV (6
0)−H1’LV−I−ENV−1含有大腸菌W311
0細胞非誘導くレーン1)、4時間ms(レーン2)お
よび5ephacryl S −200精製(レーン3
)、pDMI、1およびl−1[Vl  pENV(6
0)−1−11’LV−I−ENV2含有大腸菌Je5
506細胞非誘導(レーン4)、4時間誘導(レーン5
)および5ephacrylS−200精製(レーン6
)。Mは分子量標準を示す。
第5図はHIV−1エンベロープタンパク質のアミノ酸
配列を示す。
詳細な説明 以下のDNA配列を有するハイブリッド遺伝子が好まし
い。
開始配列 ATCM;A GGA TCCGAA GCT CAA
 CAG CAT CTG CTG CAA CTCA
CTGTTTGG GGT ATCAAA CAG C
TCCAG GCT CGA ATT CTCGCT 
にTT GAA C0TTACCTCAAA CAT 
CAA CAG CTCCTG GGT ATCTGG
 GGCTGCAGT GGTAAA  CTCATC
TGCACT  ACT GCT CTT CC”l’
  TGG  AAT GC’r TCT  TCG 
TCTAAT AAG CTT GGA TCCCGC
TCCCGCCGA GCG GTA CCG CTC
GCG にTCTGG  CTT CTCTCCGCC
CTG GCCATG GGAGCCCGA GTG 
GCT GGCCGGATT ACCGGCTCCAT
CTCCCTCGCCTCA GGA AAG AGC
CTCCTA CATGAG GTG CACAAA 
CAT ATT TCCCAG TTA ACT CA
A GCA ATA CTCAAAAJLCCACAA
A AAT CTA CTCAAA ATT GCG 
CAG TAT GCT GCCCAG AACAGA
  CGA GGCCTT CAT  CTCCTCT
TCTGCGAG  CAA GGA GGA  TT
A TGCAAA GCA TTA CAA  GAA
 CAG  TにCCGT TTT  CCG  AA
T ATT ACCAAT TCCCAT GTCCC
A ATA CTA CAA GAA AGA CCC
CCCCTT GAG AAT CGk GτCCTG
  ACT  GGCTCOGGCCTT  AACT
Oに GAG  CTT  GGCCTCTCA  C
ACTGGGCT CGA CCT GCA GCCA
AG CTCAAG CTT C1GCGAG ATT
 TTCAGG  AGCTAA終結配列 以下のDNA配列を有するハイ1リツド遺伝子も好まし
い。
開始配列 ATOAGA GGA TCCGAA GCT CAA
 CAG CAT CTCCTCCAA CTCACT
 GTTTGG GGT ATCAAA CAG CT
CCAG にCT CGA ATT CTCGCT に
TT GAA C0TTACCτG AAA CAT 
CAA CAG CTCCTG GCT ATCTGG
 GGCTCCAGT GGTAAA CTCATCT
GCACT ACT GCT GTT CCT TGG
 AAT GCT TCT TにG TCTAAT A
AG CTT GGA TCCCTCGAG CCCT
CT ATA CCA TGG A入A TCA AA
ACTCCTG ACCCTT CTCCAG TTA
 ACCCTA C入A ACCACT AAT TA
T ACTTGCATT GTCTCT ATCGAT
 CにT GCCAGCCTCTCCACT TCG 
CACGTCCTA TACTCT CCCAACにT
CTCT CTT CCA TCCTCT TCT T
CT ACCCCCCTCCTT TACCCA TC
に TTA GCG CTT CCA GCCCCCC
ACCTG ACG TTACCA TTT AACT
にG ACCCACTCCTTT GACCCCCAG
 ATT CAA GCT ATACTCTCCTCC
CCCTGT CAT AACTCCCTCATCCT
CCCCCCCTTT TCCTTG TCA CCT
 GTT CCCACCCTA GGA TCCAAG
 CTT GGCGAG ATT TTCAG(i  
AGCT入A。
終結配列 上に示したように、本発明のハイブリッド遺伝子はさら
に「開始」および「終結J DNA配列を含有してもよ
い。これらの配列は組換えベクターの結果として生じ、
単細胞宿主内でのハイブリッド遺伝子の発現に必須であ
る。開始配列tまAイブリッド遺伝子に作動的に連結さ
れる。すべてが異なるヌクレオチド配列を示す様々な開
始配列が本ハイブリッド遺伝子とともに使用でき、本発
明はこれらの配列のすべてと組合せた)\イブリッド遺
伝子を包含するものである。本発明の好ましい開始配列
は、ATG  AGA  GGA  TCCで示される
ヌクレオチド配列を有する。
ハイブリッド遺伝子の終結コドン後に付加的に存在して
もよい[終結J DNA配列も相当する遺伝子生成物の
発現に用いられる組換えベクターから生じる。終結DN
A配列は使用した組換えベクターによって変動する。本
発明は各種終結DNA配列のすべてを包含することを意
図するものである。
本発明のハイブリッド遺伝子では、2種のDNA配列が
互いに直接融合されてもよいし、両者が「リンカ−」配
列を介して互いに結合されてもよい。リンカ−配列は、
HIV−1工ンベロープ遺伝子配列とHTLV−Iエン
ベロープ遺伝子配列の間に、ハイブリッドタンパク質の
翻訳時に正しい読み取り枠を維持するように挿入される
本発明は、この目的に使用できる様々なリンカ−DNA
配列の包含を意図するものである。
本発明の好ましいハイブリッド遺伝子は式%式% : 【 末端アミノ酸 および Men Azg GLy Se【GLu ALa Gi
n GLn His  T、eu Lau Gin L
eu Thr ValTrp Gly ILe Lys
 Gin T、au Gin ALa Acg ILe
 Leu Ala Vat GLu Acqryc L
eu t、ys Asp にin Gin [、eu 
[、eu GLy Tie Tcp GLy Cys 
See GlyLys Leu lie Cys Th
【Thr Ala VaL Pca Tcp Asn 
ALa Ser Trp 5erAsn Lys Le
u GLy See VaL GLu Pro Se+
:  ILe Pco Tep Lys See Ly
st+eu Leu Th【 Leu Val Gin
 Leu Thz Leu GLn Set Th【 
Asn Tyr ThrCys  ILe Vat C
ys  Tie Asp ACg ALa Sec L
eu See ThcTcp His VatLeu 
Tyr  Sec Pro Asn Vat  Ser
 VaL  P【o  Set  Sec Sex  
Se【 Thr  Pr。
Leu Leu Tye Pro See Leu A
La Leu Pzo lLa  Pro His L
eu Th【 LeuPeo Phe Asn Trp
 Thr His Cys Phe Asp Pro 
Gin TLe Gin Ala  TieVal  
Sec Se【 PCo  Cys  His  As
n  Se【 Leu  tie  L+eu  Pc
o  Pro  Phe  5ecLau 5ecPe
a Vat Pco ThCLeu GLy Se【 
L s  Leu GL  GLu  Ile Phe
ム■L旦免し 末端アミノ酸 のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする。
これらのポリペプチドはさらに、上述の相当する「終結
」または「リンカ−J DNA配列にょってコードされ
る数個のアミノ酸の配列を含有してもよい。本発明は、
ハイブリッドポリペプチドの機能には影響しないが形質
転換宿主内での発現の結果として生じる「終結1または
[リンカ−[配列によってコードされる各種アミノ酸の
包含を意図するものである。
ハイブリッドタンパク質自体も、置換がハイブリッドタ
ンパク質の生理学的活性を一般的に変化させない限り、
アミノ酸置換を含有してもよい。
その生物学的活性を実質的に変化させないポリペプチド
におけるアミノ酸置換は本技術分野において公知であり
、たとえばtL Neurath & R,L。
tl i l lにより“The Pr0teinS”
 、八cademic Press。
New York (1979)に記載されている。最
も頻繁に認められるアミノ酸置換はAla/Ser 。
Val/Ilc 、  AsD/Glu 、  Thr
/Ser 。
^Ia/Gly  、   八Ia/Thr  、  
 Ser/Asn  。
Ala/Val  、  Scr/GIV  、  T
yr/Phe  。
Ala/Pro  、   Lys/Ara  、  
ASD/^sn  。
Leu/Ile  、  Leu/Val  、  A
la/Glu  。
Asρ/Glyおよびこれらの逆である。
さらに、HT L V −IおよびI−I T L V
 −IIウィルスの類似性により、IITLV−IIに
対する抗体は本発明のハイブリッドポリペプチドも認識
する。
本発明はまた、哺乳動物体液中のHT L V −If
に対する抗体の、本発明による検出を包含することを意
図するものである(ヨーロッパ特許出願公告用181,
107号参照)。
ハイブリツ゛遺伝 およびその%J 1本発明のハイブ
リッド遺伝子は、l−I T L V −Iに対する抗
体を認識するH T L V −Iエンベロープタンパ
ク質の少なくとも1個のエピトープを含有するDNA配
列を、l−11V −1に対する抗体を認識するHIV
−1エンベロープタンパク質の少なくとも1[&Iのエ
ピトープを含有するDNA配列に融合することによって
作成される。
1−11’ L V −IおよびHIV−1エンベロー
プ遺伝子フラグメントは、様々なソースから得ることが
できる。
1−ITLV−Iエンベロープ遺伝子は61.000ダ
ルトンの糖タンパク′i(すp61 )’を]−ドし、
これは46.0OOH,14,の外部糖タンパク質(g
p46)と21.000M、誓、のトランスメン1ラン
タンバク質((11)21 )とに切断される。
ハイブリッド遺伝子の製造に使用できるH T L V
 −Iエンベロープ遺伝子フラグメントは多くのソース
から得ることができる。たとえば、本発明においては、
pt12Exと命名されたプラスミドをHT L V 
−Iエンベロープ遺伝子DNAのソースとして使用した
。このプラスミドは最初、181 107号に記載され
ているように、HT L V −IのEnv、 D X
およびL ’T’ Rを含有するλCR1と命名されて
いるプラスミドからサブクローニングされた。
HTLV−Iエンベロープタンパク質の(IN6のC末
端領域の部分をコードするプラスミドpKS300、お
よびH−rLV−IIンベo−7タン法を用いて上述の
プラスミドDH2EXから容易に誘導される。これらの
プラスミドはコーロツバ特許出願公告第181 107
号の主題である。
11’rLV−Iエンベロープ遺伝子フラグメントの他
の可能性あるフラグメントとしては、本技術分野で公知
の方法に従って化学合成された遺伝子配列が包含される
( certaら:EMBOJ、5:3.051〜30
56.1986)。
トITLV−Iエンベロープ遺伝子フラグメントは、Y
oshidaら(PNAS、79:2031〜2035
.1982)およびPo1eszら(PNAS。
Lユニ7415〜7419.1980)によって報告さ
れているように、HTLV−Iビリオンによりウィルス
でトランスフオームされたヒト丁細胞系からも得ること
ができる。DNAフラグメントはついで本技術分野にお
いて公知の方法により単離し、CDNAライブラリーを
構築し、CDNAライブラリーを調査することによって
所望のエンベロープ遺伝子フラグメントを得ることがで
きる。
11V−1エンベロープ遺伝子は、(lD120とgD
41に処理を受ける分子1fi160.000 (gp
160)のグリコジル化タンパク質(gp)をコードす
る。融合遺伝子の作成に使用できるIIIV−1エンベ
ロープ遺伝子フラグメントは広い範囲から入手″(・き
る。所望の)I I V−1工ンベロープ遺伝子配列は
公知の方法に従って化学的に合成することもできるし、
またこのD N A配列はウィルスでトランスフオーム
した細胞系から産生されるmRNAに相補性のDNAを
調製することによって重鎖できる。HIV−1ウイルス
はH−9細胞系(PCT出願公告WO35104897
号)を用いて培養が可能であり、これは)−11V−1
エンベロープDNAフラグメントの一ソースとすること
ができる。HIV−1の全ゲノム分子は5Chupba
Chら:5cience 、  224 : 503〜
505 (1984)に報告されているようにクローン
化された。このゲノムの完全ヌクレオチド配列はRat
nerら:Nature、  313 : 277〜2
84  (1985)に報告されているように決定され
た。本発明のハイブリッドの構築に用いられる特定のH
I V −1エンベロープ遺伝子フラグメントはccr
taら:EMBOJ、、5:3051〜3056 (1
986)に記載されているようにして得られた。
本発明のハイブリッド遺伝子を構築するためには、DN
A配列を特定の部位で切断する制限エンドヌクレアーゼ
を用いてトITLV−Iエンベロープ遺伝子およびHI
 V −1エンベロープ遺伝子の所望の部分を切り取る
ことが必要である。例1および2にはこの方法を用いて
ハイブリッド遺伝子を構築する手段を例示する。
合成ハイブリッド遺伝子も製造できる。オリゴヌクレオ
チドフラグメントを合成し、これらを適切に組立てると
ハイブリッドタンパク質をコードするハイブリッド遺伝
子が形成される。フラグメントは予め定められた段階で
ハイブリダイズし、リゲートして合成遺伝子を構築でき
る。合成遺伝子には適当なυ1限酵索部位を付与するこ
とができ、合成遺伝子の発現を最大にするように特別に
設計されたベクター中にクローン化することができる。
所望のハイブリッドタンパク質をコードする上記ハイブ
リッド遺伝子を構築するためには、いくつかの基準が遵
守されなければならない。第一に、細胞とくに大腸菌に
受は入れられるまたは好んで用いられるトリヌクレオチ
ドコドンを使用しなければならない。第二に、プラスミ
ドまたはファージ起源のベクターの挿入が14能なよう
に分子の読み取り起点に制限酵素認識部位をもつことが
望ましい。さらに、制限部位は、十分に理解されたクロ
ーニングおよび発現ベクターたとえばpos−族のプラ
スミドの使用が可能なように選択されねばならない。第
三に、遺伝子の部分をきわめて容易に変換および修飾し
またその部分の発現を可能にするため、一連の制限エン
ドヌクレアーゼ認識部位が導入されなければならない。
第四に、遺伝子の組立てを容易にするため、合成は不必
要に複雑であってはならないし、不適当な交差ハイブリ
ダイゼーシヨンは最小にしなければならない。
本発明のハイブリッド遺伝子はそれ自体公知の方法で、
プラスミドまたはファージ起源の任意の慣用のベクター
に導入1゛ることができる。プラスミドまたはファージ
起源の便利な発現ベクターについては、たとえば実験便
覧、“HOleCtllarCloning ” 、 
 Haniatisら著、Co1d Sprang H
arborLaboratory 、 1982に記載
されている。
えベクターおよび 質転  主 ハイブリッド遺伝子が構築されたならば、それらはそれ
自体公知の任意の方法によって便利なベクター、シラス
ミドまたはファージ中に導入することができる。プラス
ミドまたはファージ起源の便利な組換えベクターは、た
とえば実験便覧、“Mo1ecular Clonin
g”、 HaniatiSら著、Co1dSprino
 Harbor Laboratory、 1982に
記載されている。
これらの構築体に有用なプラスミドを含有する大腸菌株
はたとえば、プラスミドDDS5/RBSII、3△+
5AとpDMI、1を含む大腸菌M15 (DSM35
17) 、プラスミドpDS6/RBSII、3 A 
+ 5 AとpDMI、1を含む大腸菌M15 (DS
M3518)またはプラスミドpA−ENV−20を含
む大腸菌TBI(08M3516)がある。これらの株
は、請求によりa6ttingcnのドイツ微生物寄託
機関(DSM)から、づべて自由に入手できる。
前述のように、ハイブリッド遺伝子は、組換えベクター
の適当な部位に挿入された場合、それら自体の構造遺伝
子の部分ではないDNA配列に融合することができる。
しかしながら、挿入された遺伝子配列は、形質転換宿主
中でハイブリッドタンパク質またはアミノ酸芦換によっ
て得られる類縁体を産生ずることのみが要求される。
本発明のハイブリッドタンパク質をコードするDNA配
列の発現方法は、たとえば前出のHaniatiSらに
よりよく知られている。これらの方法は、発現調節DN
A配列と作動的連結した上記DNA配列を有ケる組換え
ベクターによる適当な宿主の形質転換、生育に適当な条
件上での形質転換宿主の培養、および培養液からの所望
のハイブリッドタンパク質の抽出、単離を包含する。本
技術分野の熟練者には、これらの公知方法から、本発明
の範囲より逸脱することなく特定の遺伝子の発現に最も
有効な方法を選択することが可能である。
本発明に使用する特定の宿主の選択は、本技術分野でよ
く知られている多数の因子に依存する。
これらの因子には、たとえば、選択された発現ベクター
との適合性、ハイブリッドプラスミドがコードするタン
パク質の毒性、所望のタンパク質の回収の容易さ、発現
特性、生物学的安全性および経済性が包含される。これ
らの−船釣指針の範囲内で有用なIlI菌宿主の例とし
ては、グラム陰性およびグラム陽性菌、とくに大腸菌株
を挙げることができる。本発明の最も好ましい宿主細胞
は、大腸菌M 15 (Villarejoら:J、 
Bacteriol、 、 120 : 466〜47
4.19741.:DZ291として報告されている)
および大腸菌Je5506(llirotaら:PNA
S、74:1417〜1420.1977に報告されて
いる)である。しかしながら、他の大腸菌株、たとえば
大腸菌294(ATCC14o、31446)、大11
1AilRR1(ATCCNo、31343)J3よび
大Ill菌W3110(ATCCNo、27325)も
同様に使用できる。
大腸内で産生きれた本発明のハイブリッドタンパク°d
は、大部分細菌の不溶性凝集体に局限され、これがこれ
らのタンパク質の回収を著しく容易にする。本発明のハ
イブリッドタンパク質を単離するためには、細菌細胞を
破壊または溶解し、不溶性のタンパク質を遠心分離によ
って回収する。ついで、沈殿を緩衝液、界面活性剤およ
び塩溶液で順次洗浄し、続いてfi準的なタンパク質精
製技術を用いてほぼ精製することができる。
ポリアクリルアミド電気泳動分析用に採取するサンプル
のような少量の物質については、細胞をたとえばドデシ
ル硫酸ナトリウム(SDS)のような界面活性剤で処理
して破壊する。大部分のタンパク質は超音波処理または
他の機械的破壊手段たとえばフレンチプレスによって回
収できる。好ましくは、細胞を化学的および酵素的手段
、たとえばEDTAもしくはFE G TΔおよびリゾ
チームによって溶解する。
不溶性のタンパク質沈殿は3段階の別工程で洗ひするの
が好ましいが、これらの工程の一部の合体、再配列また
は省略が可能なことを予測できる。
沈殿を洗浄する第一工程は緩衝溶液、好ましくは10m
HTrys、 D118 、0で行われる。第二工程で
は、沈殿を界面活性剤、好ましくは1.O%Trito
n  X −100で洗浄する。第三工程の最終洗浄は
塩溶液、好ましくは7Mグアニジン塩塩基塩行う。
最終洗浄溶液から生じたハイブリッドタンパク質沈殿は
ついで慣用のタンパク′員精製技術によってさらに精製
できる。たとえばゲル濾過、クロマトグラフィー、調製
用平床等電点電気泳動、ゲル電気泳動、高速液体りOマ
ドグラフィー(以下1−IPLcという。イオン交換、
ゲル濾過および逆相クロマトグラフィーを含む)、およ
び、たとえば染料結合担体上または上記ハイブリッドタ
ンパク質に対するモノクローナル抗体を結合させた5e
pharose上でのアフィニティークロマトグラフィ
ーを挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。ハイブリッドタンパク質沈殿はさらに、5up
erose 12または5ephacryl S −2
00ゲルを用いて、サイズ排除クロマトグラフィーによ
って精製するのが好ましい。
本発明の方法は、合理的な順序で(1)  ハイブリッ
ド遺伝子配列をコードする遺伝子の調製、(Jこれらの
遺伝子の適当なりローニングベクターへの挿入による上
記ハイブリッド遺伝子配列を含有する組換えベクターの
製造、(3)  適合性のある宿主生物への組換えクロ
ーニングベクターの移入、(4)  挿入された遺伝子
配列を発現できるこのような修飾宿主の選択および生育
、(5)  遺伝子生成物の同定および精製、+61H
IV−1もしくは1」1“LV−Iまたは関連ウィルス
に対す・る抗体を検出するための遺伝子生成物の使用を
包含する多数の工程を伴うものである。
本発明のハイブリッドタンパク質は慣用的な公知方法に
よって製造できる。新規なハイブリッドタンパク質を製
造できる過程は3つの群に分類できる。すなわち、(1
)  化学合成、好ましくは固相合成、(2)  化学
合成によって製造される融合遺伝子の[J、その宿主へ
の挿入およびハイブリッドタンパク質の宿主による発現
、および (3)  相当するハイブリッド遺伝子は上
述のプラスミドまたはクローンのようなソースから得ら
れ、宿主へ挿入され、タンパク質が宿主によって発現さ
れる。
本発明のハイブリッドタンパク質はHerrif’1e
ldの一般的固相法(J、^re、 Che++、 S
oc、 、 85 : 2149.1963)を用いて
合成できる。
ハイブリッドタンパク質はまた、ハイブリッド遺伝子配
列を適当な組換えベクター中に挿入し、宿主を形質転換
する組換え法によっても製造できる。ついで形質転換体
を適当な培養条件下に生育させ、相当するハイブリッド
タンパク質を生成させる。以下の例3に、本発明の組換
えタンパク質の発現を例示する。これはHaniati
sら(前出)によって−膜内に記載されているものであ
る。
本発明のハイブリッドタンパク質は、哺乳動物体液たと
えば血清、涙液、精液、膣分泌物および唾液中のHIV
−1エンベロープタンパク質およびHTLV−Iまたは
関連ウィルス(たとえばH’r L V −II )エ
ンベロープタンパク質両者に対する抗体の存在を検出す
るために使用できる。本発明は、HIV−1、)ITL
V−Iまたは関連ウィルスの存在ついて哺乳動物体液を
試験する診断方法、およびこの方法に使用できる試験キ
ットを包含する。
HIV−1,1−ITLV−1または関連ウィルス(た
とえばl−I T L V −1[)に対する抗体を検
出できる方法のひとつには、いわゆる「ウエスタンブロ
ツテインク」分析(Tobinら:PNAS、76:4
350〜4354.1979)。この技術によれば、本
発明のハイブリッドタンパク質は5DS−ポリアクリル
アミドゲルから電気泳動的にニトロセルロース濾紙上に
移相される。ついでニトロセルロース濾紙を試験サンプ
ルで処理する。洗浄後、ニトロセルロース濾紙をベルオ
キシダーぜで標識した抗−ヒトIaGで処理する。次に
ペルオキシダーゼを適当な基質たとえばO−フェニレン
ジアミンによって測定する。放射性または蛍光標識も使
用できる。
1−11V−1まタハ)l T L V −Iもしくは
H’r L V −Ifに対する抗体を本発明のハイブ
リッドタンパク質を使用して測定するためのもつと便利
な技術は、酵素連結イムノソルベントアッセイ(ELI
SA)である。このアッセイは、(ω 本発明のハイブ
リッドポリペプチドの固体支持体上への固定化、 υ 工程(2)の固定化ポリペプチドと試験サンプルの
接触による固定化タンパク質−抗体複合体の形成、 (ロ) 工程(へ)の複合体から非結合物質の洗浄除去
、および に) ヒト抗体の選択的検出が可能な標識試薬たとえば
標識5taphy+ococcus aureusプロ
ティンAまたは抗ヒトIQGの添加によるト記複合体の
検出、 からなり、サンプル中のHIV−1エンベロープタンパ
ク質またはH’l−L V −Iエンベロープタンパク
質に対する抗体の存在を明らかにすることができる。
適当な固体支持体は、試験容器(ガラスまたは人工材料
の試験管、タイタープレートまたはキューペット)の内
壁、ならびに固体物体(ガラスまたは人工材料のロッド
、末端肥厚部を有するロッド、末端突出部または層状部
を有するロッド)の表面である。ガラスまたは人工材料
のビーズはとくに適当な固相担体である。
有用な標識は、試薬およびその結合パートナ−の結合を
妨害しない任意の検知可能な機能体である。ELiSA
アッセイおよび他のイムノアッセイに使用できる多数の
標識、たとえば西洋ワサビペルオキシダーゼ、 Cおよ
び125Iのような同位元素、フルオレセインの稀土類
キレートのような蛍光性色素、スピンラベル等が公知で
ある。
本発明の好ましい態様においては、ビーズ上に固定化さ
れた本発明のハイブリッドタンパク質を用い、以下に記
載するような試験キットでEL [SA (E IA)
アッセイを行う。被覆した球体に患者サンプルならびに
陽性および陰性対照を加え、37℃で30分間インキュ
ベートさせる。
ビーズを洗って非結合抗体を除去したのち、西)イワナ
ビベルオキシダーゼ(1−I RP )にカップリング
した抗−ヒトIQGを加える。トIRP抱合体を37℃
で15分間反応させ、つい゛C球体を洗浄して非結合H
RP抱合体を除去する。HRPの基質、0−フェニレン
ジアミン(OPD)を球体に加え、室温で15分間反応
させる。酵素反応はH2SO4を加えて終結させ、HR
Pによって生成された黄褐色を比色計で読み取る。49
2 n項における光学密度は、ヒトIgGに結合したH
 I−< P抱合体の存在ひいてはプレート上の抗原に
結合したヒトIaGの存在を指示する。
IV−1エンベロープタンパク貿またはHT L V 
−Iエンベロープタンパク質に対する抗体はまた、本発
明のハイブリッドタンパク質を用い、いわゆる[二重抗
原サンドイツチ法]に従った酵素免疫学的試験でも測定
できる。この方法は、Iamunoloaical H
ethods 、 20 : 25〜34.1978に
2載されたHaiolinI、 R,I 、の研究に塁
づくものである。この方法によれば、試験サンプルを、
ペルオキシダーゼで標識した本発明のハイブリッドタン
パク質が被覆されている固体支持体と接触させる。つい
で免疫学的反応を1工程または2工程で行わせることが
できる。免疫学的反応を2工程で行う場合は、2回のイ
ンキュベーションの間に洗浄工程を設ける。1工程また
は2工程の免疫学的反応ののちに洗浄TRを設ける。つ
いでペルオキシダーゼを単質たとえば0−フにレンジア
ミンで°測定する。
哺乳動物体液中のHIV−1エンベロープまたはHT 
L V −Iエンベロープタンパク質に対する抗体を検
出する本発明の方法を用いて陽性の結果が得られたなら
ば、l−11V −1エンベロープまたはHT L V
 −Iエンベロープに対する抗体について別個にサンプ
ルの試験を行い、確認することが可能である。
本発明はさらに以下の例によって説明するが、これらは
単に例示の目的で記述されるものであり、本発明を限定
するものではない。
鼓ニ プラスミドp)−12E Xを)−ITLV−Iエンベ
ロープ遺伝子DNAのソースとして使用した。このプラ
スミドは最初、HT L V −IのEnV、pXおよ
びしTRを含むλCR1からサブクローニングされた(
Hanzariら:前出)。プラスミド1)8SENV
は、発現ベクターpl)856/R13SIIの唯一の
3aj!I部位に715bllxhO1制限フラグメン
トを挿入することによって構築されたくヨーロッパ特許
出願公告第282042号)。挿入されたDNAフラグ
メントは1−I T L V −Iエンベロープ遺伝子
のアミノ酸201〜440をコードする。
プラスミドHIV−1pENV(60)−HTLV−i
−ENV−1は、pBSENVから413 bp Ba
mHI、’Ht nd[II1lIIl限フラグメント
を除去し、退行3’−ON末端をDNAポリメラーゼf
のフレノウフラグメントで充填し、適当なサイズの合成
)−1indIIIリンカ−を連結して読み取り枠を維
持しくNew [:ngland Biolabs )
、このHi ndIIIフラグメントを発現ベクターp
Ds5/1(13slI  ENV (60)に挿入す
ることによって構築した。発現ベクターはクローンpD
S5/RBSII  ENV(80)からHi ndI
Il制限フラグメントを除去し、残りのベクターを再び
環化することにより誘導した。結果として、このベクタ
ーはHIV−101) 41 トランスメンブランタン
パク質の免疫学的優性領域を表す化学的に合成されたD
NAフラグメントのN末端60アミノ酸をコードする。
プラスミドHIV−1pENV   (60)   −
ト1rLV−I−ENV−1は、HI V −1エンベ
ロープ遺伝子の60アミノ酸(アミノ酸560〜620
に対応)とHT L V −Iエンベロープ遺伝子の1
347ミノA!2(アミノ酸306〜440)を含有し
、予示される分子ff123.2Kdのハイブリッドタ
ンパク質をコードする。N末端の付加的な4個のアミノ
酸ならびに融合タンパク質のC末端上終結コドンが認め
られる前に発現する付加的な13個のアミノ酸はベクタ
ー配列に由来する(第2図参照)。
脛ニ プラスミドHIV−1pENV(60)−H’T’LV
−I  ENV−2は(lD4617)C−末N、H1
’ L V −Iの外部糖タンパク質(アミノ1112
20ントを除去し、使用されたpDS発現ベクターの読
み取り枠を維持するl−1i n d illリンカ−
を付加し、得られたフラグメントをpDs5/RBSI
IENV (60)のHi n d 1部位に挿入スル
コトによって構築された(第1図および第3図)。
例3 組換えタンパク質の発現 挿入された遺伝子の発現はcertaら(前出)の記載
を一部変更して、活動的に生育している細菌の培i液に
イソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド(I 
PTG)を添加することにより誘導した。培養体を37
℃で0D600が0.6〜0.7になるまで生育させ、
I P T GをQ、5mNまで添加して誘導し、2〜
4時間インキュベーションしたのち、一部のサンプルを
取り出した。細胞を遠心分離によって集め、相当量の全
細胞溶解液を12%5DS−)’AGEゲル上に適用し
、タンパク質のバンドをクーマツシー・ブリリアント・
ブルー(R−250>で染色して可視化した(第4図)
。全細胞溶解液サンプルは、遠心分離した培養液1.5
−を2 X Laellll iサンプル緩衝液に再懸
濁し、煮沸してII製した。
胆 組換えタンパク質の精製 組換えタンパク質の精製は、Hanneらの操作(PN
AS、旦:376.1985)を改良して行った。簡単
に述べれば次のとおりである。
IPTG誘導細胞ペレットをPB S / 5 mH[
DTA/25%スクロース/1%TritOn  X 
−100/1mHD’rT、pH7,5中、auraペ
ースト1gあたり2ad!の割合で再懸濁した。リゾチ
ームを11II9/−になるように加え、懸濁液の凍結
−解凍を3回くり返した。DNアーゼ1を0.4111
!?/ad!になるように加え、氷上で20分間インキ
コベートし、溶解物を4℃において25.0001mH
DTV(20aiりで4回洗浄した。次に、ベレットを
PBS/1.75Mグアニジン塩酸塩15mHDTTS
DH7,5で洗浄し、ベレットを31dの10i+Hl
’ris15118  DTT/7Mグアニジン塩m塩
、pH8,0に可溶化した。不溶物質を遠心分離によっ
て除去した。上清を1011110111HTri  
DTTで1:15に希釈し、室温で10分間インキュベ
ートし、4℃において12.0OOX9で10分間遠心
分離した。ベレットを20mの10nHTris15m
HDrT、p113.0で1回洗浄し、125nHTr
is15a+HD1−r/4%5O810,02%Na
N3.1)H6,8中に室温で一夜を要し徐々に溶解さ
せた。
場合によっては、25nHTris/1mMED丁A/
100mHNaC110,1%5O810,02%N 
a N 3 、DII8 、 OT7平衡化した5ep
hacryl S −200(Pharmacia )
カラム上クロマトグラフィーによってさらに精製を行っ
た。
分画を5DS−PAGEで分析し、問題のタンパク質を
舎内する分画をプールした。
例5 臨床サンプルの試験 試験した血清は、正常の血液ドナー、ならびに以前血清
陽性を示したことがあるAIDSおよびARC患者から
得た。HTLV−I血清陽性ナツブルは日本から人手し
たl−11V−1およびトドr L V −iに対する
、プールした陽性対照血清はWestern 5tat
us Plasmaから入手した。
ビーズ11覆操作 人朶: 110.05M炭酸塩−重炭酸塩緩自液、pH9,5 2)ポリスチレンビーズ(アルコール洗浄)3)0.0
5M炭酸塩−億炭酸塩緩衝液、pH9,5中1%Twe
en 20 4)  25nHTris、im+  EDI−A、1
001HNaCJ!、0.1%SDS、0.02%Na
N3、pH8,0中)11V−1/H’rLV−T融合
タンパク質 5)被覆溶液:l−11V−I  HTLV−1タンパ
ク質を0.05MFA酸塩−重炭酸塩緩衝液pH9,0
で最終濃度10μg/dに希釈する。
プロトコール: (1)  アルコール洗浄ビーズ500個(70g)を
0.05M炭!!塩/市炭酸塩緩衝液、pH19,5中
1%rween 20.100項に加える。
(2137℃で一夜(18時間)インキュベ−1・、溶
液を吸引し、200dの脱イオン水で5回洗浄、最後の
洗浄液を吸引除去する。
(3)  湿ったビーズを10μg/dのI」IV−1
/)IT’LV−I融合タンパク質を含む被覆溶敬10
0teで被覆する。
4 37℃で20時間インキュベートする。
5) 被覆溶液を吸引除去する 6) 脱イオン水200dで5回洗浄する。
7  最後の洗浄液を吸引除去する。
8  ビーズをタンブラ−中37℃で3時間乾燥し、2
〜8℃に保存する。
同時抗体スクリーニング 基り: (1)、HIV−1/HTLV−I−ENVタンパク質
71nMビーズ: I C1g/dのHI V−1oE
NV (60)−HTLV−I−ENV−1融合タンパ
ク質溶液で被覆したつや消しポリスヂレンビーズ (2)  サンプル希釈液:0.02Mリン酸緩衝食塩
溶液、pH7,0中、20%ウシ新生仔血消、0.5%
丁ween20.0.01%ヤギIQG。
0.01%チメロサール、5 mHEDT八(3)  
l−1[V−1弱陽性対1’((: HIV ニ対スル
抗体陽性の熱不活化ヒト血清、0.1%アジド、0.0
1%チメロサール (4)  HIV−1強陽性対照:t−11Vに対する
抗体陽性の熱不活化ヒト血清、0.1%アジド、0.0
1%チメロサール (5)  HIV−1/H’TLV−I陰性対照二HI
V−1およびHTLV−Iに対する抗体陰性の熱不活化
ヒト血清、0.1%アジド、0.01%チメロサール (6)  HTLV−I陽性対照ニドI T L V 
−Iに対する抗体陽性の熱不活化ヒトIIn泗、0.1
%アジド、0.01%チメロサール (7)  抱合試薬:20%処理ウシつ仔血清、0.0
4%4−アミノアンプビリン、1%Tween20(ポ
リソルベート20>、0.1% にathon(V/V
)、含有0.IMTris酢酸塩、DI+7.3中1 
:900に希釈した(希釈は力価によって異なることが
ある)ペルオキシダーゼ(西洋ワサビ)標識ヤギ抗−ヒ
トIqG (8)  基質a衝液:O,IMりr−ン酸力IJウム
、0.02%過酸化水素、0.01% KathonS
pHb、25 (9)  OPD錠:10#  O−’フェニL/ンシ
7ミン/錠 (10)停止試薬:脱イオン水中1N硫酸アッセイ操作 (1)  標本10μ!+サンプル希釈液400μ! 
(1:41希釈)を反応チューブに取る。
(2)  ビーズ1個を加える。
(3)  Re5a  COB A Sシェーカー/イ
ンキュベーターを用い、37℃で30分間インキュベー
トする。
(4)脱イオン水を用いウオッシャ−中でチュ(6) 
 Rcsa  COB A Sシェーカー/インキュベ
ーターを用い、37℃で15分間インキュベートJる。
(7)  免疫学的インキュベーションの終了約10分
館に、OPD錠を基V3緩衝液に溶解して(基質溶液5
Idにつき1錠加える)、OPD基質溶液を調製する。
(8)  脱イオン水を用いウオッシャ−中でチューブ
を洗浄する。
(9)  予め合したOPD/基質250μmを加える
(10)ラックを奈盪する。
(11)暗所、室温で15分間インキュベートする。
(12)各チューブに停止試薬1dを加える。
(13)  Re5a  COB A S比色計により
492nmでチューブを読む。
アッセイ結果は第1表および第2表に示す。
第1表 組換え発現トITLV−IおよびHIV−1エンベロー
プタンパク質の免疫反応性 (0,D、=492> サンプル N。
HIV−1 pENV(80) HIV−1 1)ENV(60)− HTLV−1− [:NV−1 1−+1V−1陽性 1.134 4.471 4.224 3.981 4.422 1 、304 3、157 3.211 3、395 0.102 0、120 0、074 0、075 0.143 1.9&3 1.287 0.685 1.860 2.604 陰性 0゜177 0.178 0、051 0、061 o62 0.082 0.057 HIV−+    HIV−1 p[NV(60)−pENV(GO)−HILV−1−
HlLV−1− ENV−2fNV−1+l:NV−2 0.959   2 I+!+9 3.137   4.918 2.957   4.5B2 2.998    4.600 3.263    4.858 0.690 1 、350 0.700 3.772 3、135 3、608 4、 !+77 0.133 0.175 0.120 0.165 0.092 0、1&6 0.204 0.172 0.137 4゜ 以上、本発明を好ましい態様との関連で説明したが、こ
れは促示した特定の形に本発明を限定することを意図す
るものではなく、特許請求の範囲に定義された本発明の
精神および範囲内に包含される変更、隆部および均等態
様を含むことを意図するものである。
図面の簡単な説明 第1図は、プラスミドHI V −11) E N V
(60) −1−I T L V −1−ヒNV−1お
よび−に NV−2pENV(60)−HTLV−IE
 N V −1t3よびENV−21/)構築ヲ/Rt
 FZJ テある。
第2図は、ブラスミドトIIV−1pENV(60)−
HrLV−I−ENV−1(7)翻訳生成物およびDN
A配列を示す。
第3図は、7ラスミドHIV−1pENV(60)−H
TLV−I−ENV−2(7)翻訳生成物およびDNA
配列を示す。
第4図は、tllV−1pENV(60)−H−r L
 V −I −E N V −1および一ヒNV−11
合タンパク質の5DS−PAGE上での分離例を示す。
第5図は、HIV−1エンベロープタンパク質のアミノ
酸配列を丞ず。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HIV−1に対する抗体によつて認識されるHI
    V−1エンベロープタンパク質の少なくとも1個のエピ
    トープを含有するポリペプチドをコードする第一のDN
    A配列とHTLV− I に対する抗体によつて認識され
    るHTLV− I エンベロープタンパク質の少なくとも
    1個のエピトープを含有するポリペプチドをコードする
    第二のDNA配列からなるハイブリッド遺伝子。
  2. (2)第一のDNA配列はHIV−1gp41トランス
    メンブランタンパク質の免疫学的優性領域を含有するポ
    リペプチドをコードする特許請求の範囲第1項に記載の
    遺伝子。
  3. (3)DNA配列はHIV−1エンベロープタンパク質
    のほぼアミノ酸560〜620をコードする特許請求の
    範囲第2項に記載の遺伝子。
  4. (4)ハイブリッド遺伝子と作動的に連結している開始
    DNA配列を含有する特許請求の範囲第3項に記載の遺
    伝子。
  5. (5)開始DNA配列はATGAGAGGATCCであ
    る特許請求の範囲第4項に記載の遺伝子。
  6. (6)第二のDNΛ配列はHTLV− I エンベロープ
    タンパク質のほぼアミノ酸306〜440を含有するポ
    リペプチドをコードし、ヌクレオチド配列は【遺伝子配
    列があります】 である特許請求の範囲第5項に記載の遺伝子。
  7. (7)第二のDNA配列はHTLV− I エンベロープ
    タンパク質のほぼアミノ酸201〜308を含有するポ
    リペプチドをコードし、ヌクレオチド配列は【遺伝子配
    列があります】 である特許請求の範囲第5項に記載の遺伝子。
  8. (8)HIV−1に対する抗体によつて認識されるHI
    V−1エンベロープタンパク質の少なくとも1個のエピ
    トープを含有する第一のアミノ酸配列とHTLV− I
    に対する抗体によつて認識されるHTLV− I エンベ
    ロープタンパク質の少なくとも1個のエピトープを含有
    する第二のアミノ酸配列からなるハイブリッドポリペプ
    チド。
  9. (9)第一の配列はHIV−1gp41トランスメンブ
    ランタンパク質の免疫学的優性領域を含有する特許請求
    の範囲第8項に記載のポリペプチド。
  10. (10)第一の配列はHIV−1エンベロープタンパク
    質のほぼアミノ酸560〜620を含有する特許請求の
    範囲第9項に記載のポリペプチド。
  11. (11)第二のアミノ酸配列はHTLV− I エンベロ
    ープタンパク質のほぼアミノ酸201〜308を含有し
    、アミノ酸配列は 【遺伝子配列があります】 である特許請求の範囲第10項に記載のポリペプチド。
  12. (12)第二のアミノ酸配列はHTLV− I エンベロ
    ープタンパク質のほぼアミノ酸306〜440を含有し
    、アミノ酸配列は 【遺伝子配列があります】 である特許請求の範囲10項に記載のポリペプチド。
  13. (13)HIV−1に対する抗体によつて認識されるH
    IV−1エンベロープタンパク質の少なくとも1個のエ
    ピトープとHTLV− I に対する抗体によって認識さ
    れるHTLV− I エンベロープタンパク質の少なくと
    も1個のエピトープを含有するハイブリッドポリペプチ
    ドをコードするハイブリッド遺伝子からなる組換えベク
    ター。
  14. (14)単細胞宿主中で複製可能なプラスミドである特
    許請求の範囲13項に記載の組換えベクター。
  15. (15)大腸菌株内で複製可能である特許請求の範囲1
    4項に記載の組換えベクター。
  16. (16)ベクターはプラスミドpENV群の一員である
    特許請求の範囲第15項に記載の組換えベクター。
  17. (17)プラスミドHIV−1pENV(60)−HT
    LV− I −ENV−1である特許請求の範囲第16項
    に記載の組換えベクター。
  18. (18)プラスミドHIV−1pENV(60)−HT
    LV− I −ENV−2である特許請求の範囲第16項
    に記載の組換えベクター。
  19. (19)HIV−1に対する抗体によつて認識されるH
    IV−1エンベロープタンパク質の少なくとも1個のエ
    ピトープとHTLV− I に対する抗体によつて認識さ
    れるHTLV− I エンベロープタンパク質の少なくと
    も1個のエピトープを含有するハイブリッドポリペプチ
    ドをコードするハイブリッド遺伝子からなる組換えベク
    ターを含む単細胞宿主。
  20. (20)大腸菌株である特許請求の範囲19項に記載の
    宿主。
  21. (21)大腸菌M15である特許請求の範囲20項に記
    載の大腸菌株。
  22. (22)HIV−1エンベロープタンパク質の少なくと
    も1個のエピトープとHTLV− I エンベロープタン
    パク質の少なくとも1個のエピトープを含有するハイブ
    リッドポリペプチドを製造するにあたり、上記ハイブリ
    ッドポリペプチドをコードする遺伝子を含有する組換え
    ベクターを含有する単細胞宿主を上記ポリペプチドが発
    現するのに適当な生育条件下に培養し、上記ポリペプチ
    ドを単離することからなる方法。
  23. (23)哺乳動物体液中のHTLV− I もしくはHT
    LV−IIエンベロープタンパク質またはHIV−1エン
    ベロープタンパク質に対する抗体を検出するにあたり、
    試験サンプルをHIV−1エンベロープタンパク質の少
    なくとも1個のエピトープおよびHTLV− I エンベ
    ロープタンパク質の少なくとも1個のエピトープを含有
    するハイブリッドポリペプチドと接触させてタンパク質
    −抗体複合体を形成させ、その複合体を検出する方法。
  24. (24)複合体はイムノアツセイで測定する特許請求の
    範囲第23項に記載の方法。
  25. (25)イムノアツセイはウエスタンブロツテイング、
    二重抗原サンドイツチアツセイ、ラジオイムノアツセイ
    および酵素イムノアツセイからなる群より選ばれる特許
    請求の範囲第24項に記載の方法。
  26. (26)a)特許請求の範囲第8項から第12項のハイ
    ブリッドポリペプチドを固体支持体上に固定化し、b)
    哺乳動物体液サンプルを工程(a)の固定化ポリペプチ
    ドと接触させてタンパク質−抗体複合体を形成させ、c
    )非結合物質を工程(b)の複合体から洗い流し、つい
    でd)この複合体を、ヒト抗体の選択的検出が可能な標
    識試薬を添加して検出する特許請求の範囲第25項に記
    載の方法。
  27. (27)固体支持体はビーズである特許請求の範囲第2
    6項に記載の方法。
  28. (28)ヒト抗体の選択的検出が可能な試薬は標識抗−
    ヒトIgGである特許請求の範囲第27項記載の方法。
  29. (29)標識は放射標識である特許請求の範囲第28項
    に記載の方法。
  30. (30)標識は酵素標識である特許請求の範囲第29項
    に記載の方法。
  31. (31)陽性試験結果はHTLV− I またはHIV−
    1エンベロープタンパク質に対する抗体について別個に
    サンプルを試験することによつて確認する特許請求の範
    囲第30項に記載の方法。
  32. (32)HTLV− I 、HTLV−IIまたはHIV−
    1エンベロープタンパク質に対する抗体の存在について
    哺乳動物体液を試験する特許請求の範囲第8項から第1
    2項までのハイブリッドタンパク質の使用。
  33. (33)特許請求の範囲第22項の方法によつて製造さ
    れる特許請求の範囲第8項から第12項までのいずれか
    に記載のハイブリッドタンパク質。
  34. (34)a)固体支持体上に固定化された特許請求の範
    囲第8項から第12項までのハイブリッドタンパク質を
    含む容器、b)ヒト抗体の選択的検出が可能な標識試薬
    を含む容器、c)陽性および陰性対照を含む容器、なら
    びにd)サンプル希釈液を含む容器からなるヒト体液中
    のHTLV− I 、HTLV−IIまたはHIV−1エン
    ベロープタンパク質に対する抗体の測定に有用な診断用
    キット。
  35. (35)固体支持体はビーズである特許請求の範囲第3
    4項に記載の試験キット。
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