JPH0242792Y2 - - Google Patents

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JPH0242792Y2
JPH0242792Y2 JP1985046938U JP4693885U JPH0242792Y2 JP H0242792 Y2 JPH0242792 Y2 JP H0242792Y2 JP 1985046938 U JP1985046938 U JP 1985046938U JP 4693885 U JP4693885 U JP 4693885U JP H0242792 Y2 JPH0242792 Y2 JP H0242792Y2
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bit
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diameter
pilot
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小さな削岩機で大径の穴を穿設した
い時に使用されるビツトで、より詳しくはリーミ
ングビツトなどのようにパイロツト部とビツト本
体とからなるビツトの改良に関する。
[従来の技術] 小さな削岩機で大径の穴を穿設したい時に使用
される従来のこの種のビツトとして、リーミング
ビツトやいわゆる親子ビツトといわれるものなど
が知られている。前記リーミングビツトは、たと
えば実公昭44−29041号に記載のように、山形刃
体を植設したパイロツト部とリーマービツトであ
るビツト本体とからなり、また前記親子ビツト
は、実公昭47−4883号に記載のように、子ビツト
のパイロツト部と親ビツトのビツト本体とから構
成されている。これらリーミングビツトにしても
親子ビツトにしても、超硬合金製の刃先の台金に
蝋付けして固定しているので、刃先が摩耗したさ
いの再研磨を行なう必要性から、パイロツト部と
ビツト本体とは、分解可能なようにねじやテーパ
で結する構造になつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、パイロツト部とビツト本体とを
ねじやテーパで結合するということは、それだけ
工具として剛性を低下させ強度的に弱い部分を設
けることをも意味している。そのために、この種
ビツトを使用して穴を穿設する場合においては、
穴の真直性が悪く、楔の力を利用した油圧式割岩
機の使用時に割岩機の先端を穴に入れることがで
きない等の不都合が生じていた。
本考案では、上記のような構成を採用したビツ
トを用いて穴あけする場合に、避けることができ
ない穴の非真直性といつた点を問題としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案の考案者は、上記の問題点を解決するた
めに、種々検討を加えた結果、穴の真直性を得る
ためには、ビツト本体の直径とパイロツト部の軸
方向の長さとの関係が重要であり、少なくともパ
イロツト部の長さがビツト本体の直径の0.15倍以
上でなければパイロツト部の振れ止めの意味が失
われるという知見を得るに至つた。
考案者は、上記の知見とこの知見に加えたさら
なる技術開発に基づき、本考案を、ボタン型の刃
体を植設したビツト本体と、このビツト本体の先
端に延出させたパイロツト部とを一体に形成し、
前記パイロツト部の軸方向の長さを、ビツト本体
の直径の約0.15倍以上に設定して構成するように
したものである。
[作用] 本考案によるときは、刃体としてボタン型を採
用して刃先の再研摩をほとんど不用とすることに
より、ビツト本体とパイロツト部とを一体に形成
して剛性を高めるとともに、ビツト本体に対して
パイロツト部を所定の長さとすることにより穴の
真直性を実現することができる。
[実施例] 第1図はこの考案をいわゆる親子ビツトに適用
した第1実施例を示すもので、この親子ビツト
は、先端になるにつれて膨大となりかつ先端面1
aが軸方向に対して垂直な平坦面であるビツト本
体1と、パイロツト部2とからなつている。
前記ビツト本体1の先端面1aの外周縁1b
は、偏平な略截頭円錐面に形成されている。前記
外周縁1bには、いわゆるボタン型の複数の刃体
1cが植設されている。また、前記パイロツト部
2は、ビツト本体1よりも小径でその先端面1a
の中央から先端方向に延出させてビツト本体1と
一体に形成されている。パイロツト部2の先端に
は、いわゆる子ビツトとしての山形の刃体2aが
取り付けられている。このパイロツト部2の軸方
向の長さL1(ビツト本体1におけるボタン型の
刃体1cの上面からパイロツト部2の山形の刃体
2aの上面まで)は、ビツト本体1の直径D1の
少なくとも0.15倍以上に設定されている。
親子ビツトは上記のように構成した場合、ボタ
ン型の刃体2aは、従来の山形刃体のビツトより
も再研磨間隔が非常に長いものであるために、そ
の再研磨をほとんど不用とすることができる。し
たがつて、従来のように、ビツト本体1とパイロ
ツト部2とを別体に構成する必然性が失われ、む
しろこれらを一体に形成して剛性を高めることを
可能とするとともに、パイロツト部2の軸方向の
長さL1を、ビツト本体1の直径D1の0.15倍以
上の長さとすることにより、パイロツト部2を穿
設すべき穴に挿入したときに、ビツトの振れを有
効に防止し、精度の高い真直状態で穿設すること
ができる。
第2図は、この考案の第2実施例を示すもの
で、パイロツト部12およびビツト本体11の先
端面11aには、ボタン型の刃体12aが適宜植
設されている。もちろん、パイロツト部12の軸
方向の長さL1は、ビツト本体11の直径D1の
少なくとも0.15倍以上に設定される点は第1実施
例と同様である。なお、その他の形状構造・作用
効果についても、第1実施例とほぼ同じであるの
で、第1実施例と同一番号および同一符号(L
1・D1・後述するα)を付して説明を省略する
(以下同様とする)。
第3図は、この考案の第3実施例を示すもの
で、第1実施例と異なる特徴は、ビツト本体21
の先端面を、先端を切頭円錐台状に突出させた円
錐面21aに形成した点にある。この円錐面21
aの傾斜角αは、軸方向と垂直な面に対し所定の
角度を有し、最大約35゜までに設定される。もち
ろん、この円錐面21aの中央部には、先端方向
に向つてパイロツト部22が延出されている。こ
のパイロツト部22の先端には、パイロツト部2
2の回転中心を除いて山形の刃体22aが植設さ
れている。
第4図は、この考案をリーミングビツトに適用
した第4実施例を示すもので、第3実施例とほぼ
同様な構成であるが、ビツト本体31の先端に突
設されたパイロツト部32には、刃体が植設され
ていない点で異なつている。リーミングビツトを
上記のように構成した場合にも、上記の各実施例
と同様な効果をもたらすものである。
なお、上記各実施例では、ビツト本体が一段の
みのものについて説明したが、これが複数段のも
のであつてもよい。この場合にあつても、パイロ
ツト部となる小径のビツト本体の軸方向の長さ
は、この小径のビツト本体を一体に備えた大径の
ビツト本体の直径の少なくとも0.15倍以上である
という関係が、いずれのビツト本体についても維
持されることが必要である。
(実験例) 次に実験例を挙げてこの考案のビツトにおいて
パイロツト部の軸方向の長さを、ビツト本体の直
径の約0.15倍以上に設定したことによる効果をよ
り明割にする。
ビツト本体の直径をD、パイロツト部の軸方向
の長さをLとし、L/Dの値が0.05〜0.5の範囲
のビツトを用意し、それぞれのビツトを用いて穿
孔を行つた。
そして、穿孔された穴の真直性(曲がり)を調
べた。その結果を第5図に示す。この図において
穴の真直性は、穴深さ1000mm当りの穴の曲がりに
よつて示す。
なお、穿孔条件は以下の通りである。
岩質:花こう岩、σ=1300Kgf/cm2 エアー圧:5.5Kgf/cm2 穴深さ:2.0±0.1m 穴径:100mm 第5図に示すように、L/Dが0.15以上で真直
性が1.0mm以下と高精度であり、一方、0.15未満
では真直性の精度が急激に低下しているのが判
る。
したがつて、この考案のビツトではパイロツト
部の軸方向の長さをビツト本体の直径の約0.15倍
以上に設定することにより穴の穿設時におけるビ
ツトの振れを防止して高い真直性を有する穴を穿
設することができる。
[考案の効果] 本考案によるときは、刃体をボタン型として刃
先の再研摩をほとんど不用とすることにより、ビ
ツト本体とパイロツト部とを一体に形成して剛性
を高め得るとともに、ビツト本体に対してパイロ
ツト部をビツト本体の直径の0.15倍以上とするこ
とにより穴の穿設時におけるビツトの振れを防止
して精度のより高い穴の真直性を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の各実施例を示す
正面図、第5図はビツトにより穿孔された穴の真
直性(曲がり)を示すグラフである。 1,11,21,31……ビツト本体、1c……
刃体、2,12,22,32……パイロツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボタン型の刃体を植設したビツト本体と、この
    ビツト本体の先端に延出させたパイロツト部とを
    一体に形成し、前記パイロツト部の軸方向の長さ
    を、ビツト本体の直径の約0.15倍以上に設定して
    なることを特徴とするビツト。
JP1985046938U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPH0242792Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046938U JPH0242792Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JP1985046938U JPH0242792Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JPS61164387U JPS61164387U (ja) 1986-10-11
JPH0242792Y2 true JPH0242792Y2 (ja) 1990-11-14

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ID=30561801

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JP1985046938U Expired JPH0242792Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019463A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Okumura Corp ガイドロッド付き穿孔装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58151407A (ja) * 1982-03-03 1983-09-08 Kawasaki Steel Corp 高炉出銑口座ぐり用ビツト

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