JPH0242680B2 - - Google Patents

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JPH0242680B2
JPH0242680B2 JP54146683A JP14668379A JPH0242680B2 JP H0242680 B2 JPH0242680 B2 JP H0242680B2 JP 54146683 A JP54146683 A JP 54146683A JP 14668379 A JP14668379 A JP 14668379A JP H0242680 B2 JPH0242680 B2 JP H0242680B2
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sheet
roller
conveyance path
plate
conveyance
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、製本機におけるシート搬送装置に
関す。
捺印の施される文書もしくは冊子、たとえば、
証券や、各種の契約書および不動産、商業等の
謄、抄本など、比較的、葉枚の少ない書類の作成
は、従来、ほとんど手作業によつて行なわれてい
る。一般には、この種の書類を作成する機会がさ
ほど多くないので、手作業で十分、こと足りる場
合が多いが、役所や、書類受付もしくは発送を業
とする事業所などでは手作業による作業能率の低
下が、業務内容を悪化させることは少なくない。
こうしたことから、従来、書類の自動折り機
や、自動契印機等が開発され、書類作成作業の能
率向上の一助となつているが、それらが個々に独
立している場合には、その各工程毎に人手を必要
とするため、際立つた能率向上は期待し得ない。
この発明目的は、上述の点に鑑み、不動産、商
業等の謄、抄本等の冊子を、短時間内に自動的に
作成するための製本機におけるシート搬送装置を
提供することにある。
以下、図示の一実施例によつて、この発明を説
明する。この発明による、製本機におけるシート
搬送装置は、たとえば、騰本および抄本、または
一般の印刷物および複写物など、複数葉のシート
を一部もしくは一冊の文書もしくは冊子に自動装
幀する製本機における、シート搬送装置として実
用化される。
第1図は、上述の製本機の一例の外観図であ
る。
この製本機は、シートに対する折り、綴じ契印
および捺印を行う、折り装置、綴じ装置および捺
印装置を具備しており、この製本機と、複写機と
を組合せて使用することによつて、謄本および抄
本などの書類の複写、製本を自動的に行うことが
できる。
第1図および第2図において、符号Xは複写
機、Yは製本機、100は折り装置、200は契
印装置、300は捺印装置をそれぞれ示してい
る。
以下、騰本(もしくは抄本)を作成する場合を
例にとつて、その作成工程を順を追つて述べなが
ら、製本機Yを中心に、その構成および作用、機
能などについて説明する。
まず、謄本の原本が、複写機Xによつて、複写
される。
謄本の原本は、第1図および第2図において、
複写機Xの上板上に配設された原稿供給装置40
0によつて、複写機Xの画像走査部(図示され
ず)に導びかれて、原本の情報が走査されたの
ち、原稿排出トレイ401上に排出される。原本
の情報は、上記の走査部で走査されて、情報記録
媒体(感光体ドラムおよびその周辺装置)402
を介して、コピーシート(以下単にシートとい
う)Sに複写される。原本の情報が複写されたシ
ートSは、複写機Xの一側(第1図において右
側)に形成されたシート排出口403を通して、
製本機Yに向けて搬送される。
製本機Yの複写機Xに対向するがわの側面の、
上記のシート排出口403に対向する箇所には、
シート排出口403から排出されたシートSを、
製本機Y内に導入するためのシート導入口501
が形成されている。
複写機Xのシート排出口403から排出された
シートSは、第3図に示すように、複写機Xがわ
に配設された排紙ローラー404によつて、製本
機Yのシート導入口501を通して、製本機Yが
わに配設されたシート搬入ローラー502に向け
て搬送される。
製本機Yに搬入されたシートSは、搬入ローラ
ー502に搬送されて、第4図に示すように、シ
ート導入口501に続くシートガイド板で形成さ
れた、第1流し板503に案内されて、第1搬送
ローラー504に向けて進行する。なお、搬入ロ
ーラー502および第1搬送ローラー504は、
第1流し板503に穿たれた貫通孔503aおよ
び503bを通して、それぞれの周面の一部が、
第1流し板503の上面上に露呈しており、これ
らの各露呈周面に、鋼球502aおよび502b
をそれぞれ自重で当接させ、これらの各鋼球と各
ローラーとでシートを挾持して搬送する構成にな
つている(以下、この種の搬送ローラーの構造を
単にボールコロ構造による搬送ローラーと呼称す
ることにする)。このボールコロ構造による搬送
ローラーの特徴は、これによつて搬送されるシー
トを、この搬送ローラーによるシート搬送方向以
外の方向に、シートを無理なく移動させることが
できる点にある。
ところで、搬入ローラー502によつて、第1
流し板503上を搬送されるシートSは、その後
端(第4図において左端)が、搬入ローラー50
2から離れる直前で、その先端が第1搬送ローラ
ー504の搬送を受けてさらに進行する。第1搬
送ローラー504によつて、第1流し板503上
をさらに搬送されるシートSは、その搬入経路A
に対して略直交する向きに配設された、製本機本
体の略中央に位置する仕切板506に(第2図参
照)、その先端が当接することによつて、その進
行が第1流し板503上で一時的に停止される。
(このシートSの停止位置を、以下シートの第1
位置という)。
なお、シート導入口501と搬入ローラー50
2との中間部には、第3図に示すように、平生、
第1流し板503に沿つた姿勢に、位置する可動
ガイド板507が配置されている。この可動ガイ
ド板507は、搬入ローラー502によつて搬送
されたシートSが、その第1位置に、所定時間を
過ぎても到達しない場合に、複写機から搬入され
る次のシートを、製本機の外に排出する働きをす
る。シートSの第1位置への到達の有無は、搬入
ローラー502の近傍に、シートの搬入経路を挾
んで配設されたシートの有無を検知する第1セン
サーSW1と、第1搬送ローラー504の近傍に、
第1センサーSW1と略同様にし配設された第2セ
ンサーSW2とによつて検知される。
すなわち、シート搬送経路Aを進行するシート
Sの先端が、第1センサーSW1によつて検知され
たのち、所定時間(タイマーによる)経過後、第
2センサーSW2によつて検知されない場合、第3
図において、プランジヤー508が励磁され、可
動ガイド板507が、その支軸507aを中心に
左旋して、鎖線507Aで示す姿勢に傾斜して、
複写機Xから搬入される次のシートを製本機の上
方に排出する。これによつて、シートジヤムの連
続的な発生が防止される。
なお、可動ガイド板507の作動、すなわち、
プランジヤー508の励磁に伴つて、複写機Xが
わの複写指令が待期され、次の原本の複写および
次のシートの給送が断たれるとともに、製本機Y
のシート搬送系の作動が停止する。上述のよう
に、第1流し板503上でのシートジヤムの発生
が検知された場合には、製本機本体に対して開閉
可能に構成された製本機Yの天板509(第1図
参照)を開放して、シートSの搬入経路を露呈さ
せ、つまつたシートが除去される。
上記の第1、第2のセンサーが所定時間内にシ
ートSを検知した場合には、シートSは、上記の
シート搬入経路Aに対して略直交する、仕切板5
06に沿つた向きの第1搬送経路Bを通して、第
1流し板503上を搬送される。この第1搬送経
路B(第2図参照)の下流には、折り装置100
のシート導入部100aが対応している(第5図
参照)。
折り装置100へのシートSの搬送は、回転す
るローラーの周面に鋼球を選択的に接離させて、
上記ローラーと鋼球との間にシートを挾持してシ
ートを搬送する搬送ローラー(以下、これをボー
ルソレノイドローラーと称する。)によつて行な
われる。
第1流し板503の、仕切板506(第2図参
照)および折り装置100寄りのコーナー部に
は、上述の第1ボールソレノイドローラー510
が配設されている。この第1ボールソレノイドロ
ーラー510は、シートSが、第1流し板503
上の第1位置に到達して、第2センサーSW2によ
つて検知されない状態では、そのシート搬送機能
が解除された状態にある。したがつて、シートS
が第2センサーSW2によつて検知されると、第1
ボールソレノイドローラー510が機能して、シ
ートSが第1搬送経路B(第2図参照)に沿つて
進行し、折り装置100に送り込まれる。シート
Sは、折り装置100によつて、二つ折りにされ
たのち、第2流し板511上に、ボールコロ構造
による第2搬送ローラー512によつて搬送され
る。
第2流し板511は、第1流し板503の下方
の、折り装置100寄りの位置に、第1流し板5
03と略平行に配設されていて、その折り装置1
00寄りの端部は、折り装置100のシート排出
部100bに対応している(第5図参照)。この
第2流し板511上に搬送されたシートSは、そ
の進行がわの側縁(第5図において右方)が、折
り装置100から第2流し板511に至るシート
の第2搬送経路C(第1図参照)に対して略直交
する向きに配設されたシートストツパー1513
に当接することによつて一時的に停止される(こ
のシートSの停止位置を、以下、シートの第2位
置という)。シートSは、この第2位置において、
その進行方向が、略90゜変更される。すなわち、
シートSは、上記の第2位置に到達すると同時
に、第2搬送ローラー512の支軸に対して略直
交して回転する他の支軸に軸装された、ボールコ
ロ構造による第3搬送ローラー513の搬送を受
けて、第2搬送経路Cに対して略直交する第3搬
送経路Dに沿つて搬送される(第2図、第6図参
照)。上記の第2位置においてシート搬送方向が
変更されたシートSは、この第2位置の側方(第
2図において右方)の、第2流し板511に、隣
接して設けられたシート契印部514に導かれる
(第1図参照)。このシート契印部514に搬送さ
れたシートSは、シート積層板515上に、ひと
まず、ストツクされる。シート積層板515は、
第2流し板511のシートガイド面よりも、、シ
ート積層板515上にストツクされるシートの最
大積層量に見合う高さ分だけ、低い位置に、その
シート積面が位置するように配設されている。
また、このシート契印部514の、第2流し板
511のシート送出がわ(第6図において右方)
に対応する、シート搬入部514aには、シート
契印部514に搬入されるシートSの先端Saを、
上記のシート積層面に向けて折曲させ、かつシー
ト積層板515上に積層されるシートの上面の高
さを、第2流し板511のシートガイド面の高さ
よりも低い位置に臨ませるための、シートガイド
部材516が、配設されている。このシートガイ
ド部材516は、ボールコロ構造による第4搬送
ローラー517によつて、第2流し板511上か
ら、シート積層板515上に向けて、シートSが
搬入される際に、このシートSの先端Saが、積
層板515に先にストツクされている他のシート
の後端Sb(第7図参照)や、シート契印部514
に配設されれた契印装置200(第8図参照)な
どに、衝突して、シートSのシート契印部514
への搬入が阻止されるのを防止する働きをする。
すなわち、シート契印部514に搬入されるシー
トSの先端Saに、カールや折れがついている場
合、このシートSを、第2流し板511上から、
そのままの状態(シートガイド部材516を配設
しない状態)で、シート契印部514に搬入した
とすると、シート先端Saが、そのカールや折れ
自体、もしくはシートの進行に伴つて、それに対
して作用する浮力などによつて、シートSが所定
の経路より上方にガイドされ、契印装置200
の、シート積層板515の上方への延出部に衝突
して、その進行が阻止される虞がある。
また、仮に、シートS自体にカールがない場合
であつたとしても、このシート積層板515上に
積層されるシートは、折り装置100によつて、
二つ折りにされているため、その折り目部のふく
らみが、同一のシートを同一枚数だけ積層した場
合でも、使用時における湿度の変化や、折り目の
つき具合の微妙な変化によつて、変化し、積層さ
れたシートの高さが一定しないことが予測され
る。したがつて、この積層されたシートの高さ
が、その膨張によつて第2流し板511のシート
ガイド面の高さよりも、高くなつた場合に、次の
シートの先端が、既に積層されているシートの後
端に衝突して、その進行が阻止される不具合を生
じる。
したがつて上述したシートガイド部材516
を、シート契印部514のシート搬入部514a
に配設することによつて、第2流し板511上か
らシート契印部514に搬入されるシートSは、
カールや折れの有無もしくは折り目のふくらみ具
合に影響されることなく、全て、所定の高さより
低い高さに搬入もしくは積層されるので、上述の
不具合が全て解消される。
なお、第4搬送ローラー517の近傍には、前
記の各センサーと同様にしてシートの有無を検知
する、第3センサーSW3が配設されている。
この第3センサーSW3は、シートSが、その第
1搬送経路Bから第2搬送経路Cに向けて搬送さ
れる途中での、シートジヤムの発生の有無を検出
するためのセンサーであつて、シートSの先端
が、第2センサーSW2によつて検知されてから、
第3センサーSW3に検知されるまでの所用時間
が、正常な搬送時における所定時間(タイマーに
より予め設定される)を経過した場合に、前記の
第1および第2の各センサー間で行なつたと同様
にして、シートジヤムが検出され、可動ガイド板
507が作動する(第3図参照)。
ところで、上述のようにして、シートジヤムを
起こすことなく、シート契印部514に搬入され
たシートSの上に、このシートを、そのままの姿
勢、すなわち、搬入されたときの姿勢の状態で、
次のシートを、それに積層した場合、これらシー
トが互いに不揃いとなる可能性が高い。したがつ
て、不揃いの状態のシートを、そのまま、契印装
置200で契印部した場合には、騰本の仕上りが
不良となるばかりでなく、それを次の工程に搬送
する過程で、シートジヤムを起こす危険性があ
る。そこで、このシート契印部514において、
積層される各シートを、互いに整列させる必要が
生じる。
このシートの整列は、上記の第3搬送経路D
(第2図参照)に沿つて進行するシートの先端が
わの側縁Saを揃えるための第1整列装置600
と、第3搬送経路Dに対して略直交する第4搬送
経路E(第1図参照)に沿つて進行するシートの
他の側縁Scを揃えるための第2整列装置700
(第9図参照)とによつて行なわれる。
第1整列装置600は、第3搬送経路D(第2
図参照)に対して略直交して配設された回転軸に
軸装された第1整列ローラー601と、この第1
整列ローラー601に対して接離する第1接離部
材602と、シートSの一方の側縁Saに対向し
て配設された第1シートストツパー603と、第
1接離部材602を揺動するための第1プランジ
ヤー604とで構成されている。第1整列ローラ
ー601は、シート積層板515の上方に配設さ
れており、シートSを、第3搬送経路D(第2図
参照)に沿つて進行させる方向に回転される。第
1接離部材602は板バネなどの弾性体からなつ
ており、基部602aが、第1シートストツパー
603を兼ねる側板603Aの外方(第8図にお
いて右方)に固定されたブラケツト605に、支
軸606によつて、揺動自在に枢着されている。
この第1接離部材602の自由端部602bは、
上記側板の貫通孔603aを貫通して、シート積
層板515を挾んで、第1整列ローラー601の
下方に延出している。第1シートストツパー60
3は、シート積層板515の上面上に搬入された
状態のシートSの搬入がわの側縁Saから隔離し
た位置に、第3搬送経路Dに対して略直交する向
き、すなわち、前記の仕切板506と略平行に配
設されている(第2図参照)。
第1プランジヤー604は、第1接離部材60
2の基部602aと一体に構成された腕杆607
に、その可動部604aを緩く係合させた状態
で、上記側板603Aに固定されている。
一方、第2整列装置700は、第9図にしめす
ように、第4搬送経路E(第2図参照)に対して
略直交して配設された回転軸に軸装された第2整
列ローラー701と、この第2整列ローラー70
1に対して接離する第2接離部材702と、シー
トSの他方の側縁Scに対向して配設された第2
シートストツパー703と、第2接離部材702
を揺動するための第2プランジヤー704とで構
成されている。第2整列ローラー701は、第1
整列ローラーと略同様に、シート積層板515の
上方に配設されており、シートSを、第4搬送経
路に沿つて進行させる方向に回転される。第2接
離部材702は、上記の仕切板506(第2図参
照)と側板603Aとの間に回転自在に横架され
た第1ステー705(第15図参照)に、基部7
02aが固定されている。この第2接離部材70
2の自由端部702bはシート積層板515を挾
んで、第2整列ローラー701の下方に延出しい
る。第2シートストツパー703は、上記第1ス
テー705と同様に、仕切板506と側板603
Aの間に(第2図参照)回動自在に横架された第
2ステー706に固定されている。この第2ステ
ー706はシート積層板515の下方に配設され
ていて、第2シートストツパー703の延出端部
703aが、シート積層板515に穿たれた通孔
515aを通して、シートSの第4搬送経路E
(第2図参照)に延出している。第2プランジヤ
ー704は、第1ステー705と一体に構成され
た腕杆707に、その可動部704aを緩く係合
させた状態で、上記側板603Aに固定されてい
る(第10図参照)。なお、第2シートストツパ
ー703は、シート積層板515の貫通孔515
aを通して、シート積層板515に対して、揺動
自在な構造(後述)になつているが、平生は、そ
の延出端部703aが、シート積層板515上に
延出した姿勢で、その揺動が阻止されている。ま
た、第2シートストツパー703は、その揺動が
阻止された姿勢において、シート積層板515上
に搬入された状態のシートSの他の側縁Scに対
して、隔離した位置に、その延出端部703aが
臨んでいる。
シート積層板515上に搬入されたシートS
は、上述のように構成された各整列装置600お
よび700によつて、次のようにして整列され
る。
すなわち、第3搬送経路D(第2図参照)に沿
つて、シート積層板515上に搬入されるシート
Sの後端部Sbが第3センサーSW3を通過するこ
とによつて(第6図参照)、この第3センサー
SW3のシート後端検知作動がトリガーとなつて、
第1プランジヤー604が励磁される。なお、シ
ートSは、その後端が第3センサーを通過する時
点において、その先端Saおよび側縁Sc(第9図参
照)が、第1整列ローラー601および第2整列
ローラー701の下方にそれぞれ位置する。第1
プランジヤー604が励磁されると、第1接離部
材602が、支軸606を中心として、揺動し、
その自由端部602bが、シート積層板515に
穿たれた長孔515bを通して、シートSの先端
部Saを、その下方から押し上げ、この先端部Sa
を第1整列ローラー601の周面に接触させる
(第10参照)。シートSは、その先端部Saが第
1整列ローラー601の周面に接触することによ
つて、第3搬送経路D(第2図参照)に沿つて進
行し、その進行する側の側縁が第1シートストツ
パー603に当接して、その進行が阻止される。
第1プランジヤー604への励磁時間は、シート
Sの先端が、第1シートストツパー603に到達
するまで、励磁されるように、予め設定されてい
る。上記のようにして、シートSの先端の進行が
第1シートストツパー603に当接することによ
つて、その一側縁の位置決めがされたのち、第1
プランジヤー604の励磁が解かれて、第1接離
部材602が再び、シート積層板515の下方に
退避し、これと同時に、シートSが、第1整列ロ
ーラー601の周面から離れる。
次いで、第1プランジヤー604への励磁の解
除をトリガーとして、デイレイ回路(図示され
ず)を介して、第2プランジヤー704が励磁さ
れる。第2プランジヤー704の励磁によつて、
第2接離部材702が、第1ステー705を中心
として、揺動し、その自由端部702bが、シー
ト積層板515に穿たれた他の長孔515aを通
して、シートSの側縁部を、その下方から押し上
げ、この側縁部を、第2整列ローラー701の周
面に接触させる(第11図参照)。シートSは、
その側縁部が第2整列ローラー701の周面に接
触することによつて、第4搬送経路E(第2図参
照)に沿つて進行し、その進行するがわの側縁
Scが第2シートストツパー703に当接して、
その進行が阻止される。なお、第2プランジヤー
704への励磁時間も、第1プランジヤー604
と同様に、シートSの側縁Scが、第2シートス
トツパー703に到達するまで励磁されるように
予め設定されている。上記のようにして、シート
Sの側縁の進行が第2シートストツパー703に
当接することによつて、その他側縁の位置決めが
されたのち、第2プランジヤー704の励磁が解
かれて、第2接離部材702が再び、シート積層
板515の下方に退避し、これと同時に、シート
Sが、第2整列ローラー701の周面から離れ
る。
上述のようにして、シートSの互いに略直交す
る二つの側縁の位置決めが、されることによつ
て、シート積層板515上における、シートSの
積層位置が確定される(以下、このシートSの積
層位置をシートSの第3位置という)。
ところで、上記の各搬送経路を経て、1枚目の
シートが、上記の第3位置に整列されたのち、複
写機Xによつて、2枚目の原本が複写され、上記
の1枚目のシートと同様にして、上記第3位置に
至り、1枚目のシートの上に積層される。このよ
うにして所定枚数(原本の枚数に応じて、複写機
Xの複写リピートカウンターを設定することによ
つて、所定枚数だけ、自動的に、複写されたシー
トが、製本機Yに対して、順次搬入される)のシ
ートが、その第3位置に整列された状態(第12
図参照)で、契印装置200が作動する。
図示の契印装置200は、2個のステープラー
201と1個のパンチ202(第8図参照)によ
つて、上記第3位置に積層されたシート(1枚で
もよい)に対して、とじと穿孔を同時に行う機能
を有している。
各ステープラー201およびパンチ202は、
クランク機構203および連杆204を介して揺
動する揺動杆205の揺動によつて、それぞれ駆
動される(第13図参照)。なお、各ステープラ
ー201は、シート積層板515の、前記の第2
シートストツパー703に対向するがわの上面上
に、着脱自在に装着されている。また、各パンチ
202は、上記の揺動杆205の両側部に配設さ
れていて、その各穿孔軸が各ステープラー201
の内側方にそれぞれ位置している。これら各ステ
ープラー201およびパンチ202は、上記第3
位置に積層されたシートの側縁部の上方に、その
とじ部および穿孔部が位置するように、それぞれ
配設されている(第14図参照)。
なお、この契印装置200は、複写機Xで原稿
を一枚露光するごとに出る露光信号をクロツクパ
ルスとし、予定した原稿を全部露光終了したと
き、オペレーターがスイツチを押して出る契印、
捺印指令信号をデータとして記憶するが、バツフ
アメモリーと、製本機Yの第2プランジヤー70
4の作動完了する毎に、上述のバツフアメモリー
からデーターを取り出して、この取り出した信号
に契印信号があるとき、または予定した信号に、
契印捺印指令信号があるとき、または予定した原
稿を全て露光終了し、その最後のコピーの整列の
ため製本機Yの第2プランジヤー704を作動完
了したのちに、オペレーターがスイツチを押して
出る契印捺印指令が出たときに作動され、それ以
外の場合、たとえば、シートが前記の各搬送経路
の途中でシートジヤムを起こし、これによつて、
第2プランジヤー704が作動しなかつた場合、
または、複写リピートが完了せず、シートの複写
が継続されている場合、もしくは契印捺印指令が
出されていない場合には、それぞれ作動されな
い。したがつて、不良製本が確実に防止されると
ともに、契印捺印指令を出さないことによつて、
シートに対して、折りのみを行うことも可能とな
る。
さて、上述のように、契印装置200が正常な
状態において、作動し、シートに対する契印(と
じおよび穿孔)が完了した時点で、クランク機構
203の作動に連動して角回動するカム板206
と契印作動検知スイツチ207(第13図参照)
を介して、契印装置200の作動完了信号が出さ
れる。この信号によつて、ステープラー201の
とじ針残量カウンターが一つ減算されるととも
に、第3プランジヤー518(第14図参照)が
励磁される。この第3プランジヤー518は、前
記の側板603A(第2図参照)に固定されてお
り、その可動部518aが、クランク状の腕杆5
19の第1腕部519aに緩く枢着されている。
腕杆519は、仕切板506と側板603Aと
(第2図参照)の間に回動自在に横架された第3
ステー520の、側板603Aを貫通して外方に
延出した軸端部520aに固定されている。第3
ステー520は、シート積層板515の下方に位
置していて、この第3ステー520には、支持腕
521の基部521aが固定されている。支持腕
521の自由端部521bは、前記の第2整列ロ
ーラー701(第9図参照)と共軸一体に軸装さ
れた第5搬送ローラー522の下方に、シート積
層板515を挾んで延出している。この自由端部
521bには、コロ523が、回転自在に枢着さ
れており、このコロ523は、シート積層板51
5の貫通孔515dを通して、第5搬送ローラー
522と対応している。
一方、腕杆519の第2腕部519bには、前
記の第2ステー706(第9図参照)の側板60
3Aがわの延出端に固定された、前記第2シート
ストツパー703と実質的に一体に構成されるレ
バー708の自由端部705aが係合している
(第15図参照)。
さて、プランジヤー518が励磁されると、第
14図において、腕杆519が、第3ステー52
0を中心に左旋し、支持腕521を介してコロ5
23が、シート積層板515上のシートSの側縁
Scを押し上げて、この側縁Scを第5搬送ローラ
ー522の周面に接触させるとともに、腕杆51
9の第2腕部519bとレバー708の自由端部
705aとの係合が外れる(第16図参照)。上
記のようにして、シートSが、第5搬送ローラー
522とコロ523とに挾まれることによつて、
シートSは、第4搬送経路E(第2図参照)に沿
つて搬送される。なお、このシートSの進行によ
つて、係止の解かれた第2シートストツパー70
3は、第2ステー706を中心として、第16図
において、左旋し、シートSの進路から揺動退避
する(第17図参照)。
上記の第5搬送ローラー522によつて、第4
搬送経路E(第2図参照)に沿つて搬送されたシ
ートSは、前記のシート契印部514(第8図参
照)に隣接するシート捺印部524に、ボールコ
ロ構造による第6搬送ローラー525によつて、
導かれる(第18図参照)。
第6搬送ローラー525の近傍には、シートS
を検知する第4センサーSW4が配置されており、
この第4センサーSW4と前記第3センサーSW3
の協働によつて、前述の第3センサーSW3と第2
センサーSW2との間で行なわれたと同様にして、
第3搬送経路Dから、第4搬送経路E(第2図参
照)に向けて搬送されるシートSのシートジヤム
の有無が検知される。なお、シートSがシートジ
ヤムを起こした場合には、前述の第2および第3
の各センサー間で行なつたのと同様にして、シー
トジヤムが検出され、可動ガイド板507が作動
する(第3図参照)。
なお、上記の捺印部524は、第18図に示す
ようにその四方が、前記の仕切板506および側
板603Aと(第2図参照)製本機Yの正面がわ
(第18図において左方)の壁面を形成する正面
板526および、この正面板526と対向して、
略平行に配設された他の仕切板527とで、囲ま
れており、その上部が、錠前528を有する扉5
29で覆われることによつて、外方に対して隔離
された密室になつていて、この捺印部524に配
説される印鑑を盗難から防止する構造になつてい
る。扉529は、その基部529aに、その内側
から固定されており、錠前528を外すことによ
つて、仕切板527に対して開閉自在となり、捺
印部524が開放される構造になつている。
上記のように構成された捺印部524には、前
記のシート積層板515に続く、シート載置板5
30が略水平に配設されている。このシート載置
板530の正面板526寄りの位置には、このシ
ート載置板530上に搬入されたシートの側端を
検知する第5センサーSW5が配設されている。こ
の第5センサーSW5と第4センサーSW4の間で、
シートSがシートジヤムを起こした場合には、前
述の第2および第3センサー間で行なつたのと同
様にして、シートジヤムが検出され、可動ガイド
板507が作動する(第3図参照)。また、図示
の捺印部524には、商業用の第1捺印ローラー
800と、不動産用の第2捺印ローラー900と
が、それぞれ配設されている。これらの各捺印ロ
ーラー800および900は、第1支軸801お
よび第2支軸901によつて、正面板526と仕
切板527との間に、第4搬送経路E(第2図参
照)と略平行に、それぞれ回転自在に配設されて
いる。
これらの各捺印ローラー800および900の
周面には、前述の工程によつて契印されたシート
Sが、謄本または抄本の写しであることを証明す
るための字句および証明印の刻印された第1印板
802および第2印板902が、それぞれ装着さ
れている。
なお、これらの各捺印ローラー800および9
00の各支軸801および901は、上記の各印
板802および902の各の表面が、シート載置
板530上に載置される、最多枚数時のシートの
上面に対して、それぞれ離間する高さに、それぞ
れ設定されている(第19図参照)。したがつて、
シートSが、シート載置板530上に載置され
る、その搬送過程で、シートSの上面が、各印板
802,902に接触して汚れることはない。
また、各捺印ローラー800および900の両
側部には、これら各ローラーの外径よりも大き
く、かつ各印板802,902の外径よりも小さ
な径に形成された、一対の第1スペーサーローラ
ー803および第2スペーサーローラー903
が、それぞれ各捺印ローラー800,900と共
軸一体にそれぞれ軸装されている(第8図参照)。
これらの各スペーサーローラー803,903
は、後述する捺印時に、シートSの上面が、各捺
印ローラー800,900の各印板802,90
2以外の周面に接触して、その捺印面が汚れるの
を防ぐ働きをする。
各捺印ローラー800および900の側方に
は、インクの含浸された第1インクローラー80
4および第2インクローラー904がそれぞれ対
応している(第19図参照)。これらの各インク
ローラー804および904は、各捺印ローラー
800および900の回転時(後述)に各印板8
02および902の表面と、それぞれ接触して回
転する位置に、各軸804aおよび904aによ
つて、正面板526と仕切板527との間に、そ
れぞれ回転自在に配設されている。
また、各捺印ローラー800および900の下
方には、シート載置板530を挾んで、第1加圧
ローラー805および第2加圧ローラー905
が、それぞれ対応している。これらの各加圧ロー
ラー805および905は、すくなくとも、上記
の各スペーサーローラー803および903に、
対応する長さを、それぞれ有している。各加圧ロ
ーラー805および905は、第1支持杆806
および第2支持杆906の各腕端部806aおよ
び906aに、それぞれ回転自在に軸支されてい
いる。これらの各支持杆806および906は、
正面板526と仕切板527との間に横架された
第1ステー807および第2ステー907に、そ
れぞれ揺動自在に枢着されている。また、各支持
杆806および906の基腕部806bおよび9
06bは、第1加圧プランジヤー808および第
2加圧プランジヤー908の、各作動部808a
および908aに、それぞれ緩く嵌合している。
なお、各捺印ローラーの各支軸801および9
01の正面板がわの各軸部は第18図に示すよう
に、正面板526を貫通して、捺印部524の外
方にそれぞれ延出している。これらの各延出軸部
801aおよび901aには、第1クラツチ板8
09および第2クラツチ板909が、それぞれ固
定されている(第20図参照)。なお、第2クラ
ツチ板は第1クラツチ板と同形のため、第20図
を兼用して説明することにし、それに関連する機
構の符号は( )内に示す。
これら各クラツチ板809および909は、第
1スプリングクラツチ810および第2スプリン
グクラツチ910を介して、第1捺印プーリー8
11および第2捺印プーリー911によつて、そ
れぞれ駆動される(第18図参照)(詳細は後
述)。
また、第20図に示すように各クラツチ板80
9および909の周面には、略180゜互いに隔つた
箇所に、2つの第1切欠812(第2切欠91
2)がそれぞれ形成されている。
これら、一対の各切欠812,912の一方の
切欠には、プランジヤー814,914が非励磁
状態のときはスプリング815により、第1クラ
ツチレバー813(第2クラツチレバー913)
の爪部813a,913aが係合している。
一方、プランジヤー814,914が励磁状態
のときは、第1クラツチレバー813(第2クラ
ツチレバー913)の爪部813b,913bが
係合している。
なお、第1捺印ローラー800および第2捺印
ローラー900は、複写機Xのがわに配設され
た、捺印選択釦(図示せず)によつて、設定され
たそれらのうちの、いずれか一方のみの捺印ロー
ラーが作動するようになつている。たとえば、複
写される原本が商業の場合には、第1捺印ローラ
ー800が、また原本が不動産の場合には、第2
捺印ローラー900が、作動するように、上記の
選択釦が、オペレーターによつて選択される。と
ころで図示の例では謄本および抄本に限つて説明
を進めているが、複写および製本される原稿およ
びシートは、どのようなものであつてもよく、た
とえば、明細書などの写しなどでもよい。ここで
上記の選択釦が第1捺印ローラー800を作動す
るように選定された場合には、前記の契印装置2
00の作動完了信号を受けて、プランジヤー81
4が非励磁状態で商業の抄本を選択したときには
プランジヤー814を一度励磁状態にする。する
と、第1クラツチレバー813が第20図におい
て、右旋され第1クラツチレバー813の爪部8
13aと第1クラツチ板809の切欠812との
係合が外れる。また第1クラツチレバー813の
爪部813bは第1クラツチ板809の周縁に弾
力的に当接する。爪部813aと第1クラツチ板
809の係合が外れることによつて、第1捺印プ
ーリー811(第18図参照)の回転が第1スプ
リングクラツチ810を介して第1クラツチ板8
09に伝達されて、第1捺印ローラー800が右
旋しはじめる。
第1捺印プランジヤー814への励磁は第1ク
ラツチ板809が少し回転したのち断たれる(デ
イレイ回路を介して予め設定される)。すると第
1クラツチレバー813が第20図において左旋
され第1クラツチレバー813の爪部813bが
第1クラツチ板809の周縁から離れ代わりに8
13の爪部813aが第1クラツチ板809の周
縁に弾力的に当接する。爪部813aが第1クラ
ツチ板809の周縁に圧接した状態で、第1クラ
ツチ板809が略360゜回転すると、切欠812と
爪部813aとが係合して、第1捺印プーリー8
11の第1クラツチ板809への回転の伝送が再
び断たれる。上記のようにして、第1クラツチ板
809が略一回転することによつて、第1捺印ロ
ーラー800が同じく略一回転し、この間に、第
1印板802を第1インクローラ804とが接触
して第1印板802の印面(表面)にインクがつ
けられる(第21図参照)。
第1捺印ローラ800は上記のインク付動作を
完了した状態(初期位置から略1回転した状態)
で、一担停止される。一方この間に、契印を終了
したシートSは前記の第4搬送経路E(第12図
参照)に沿つて捺印部524に搬入され、正面板
526の内側に当接して、その進行が阻止される
(以下、このシートSの位置を第4位置という)。
シートSが上記の第4位置に到達して、その進行
側の側縁部が第5センサーSW5に検知されると、
第1捺印プランジヤー814が再び励磁され、こ
れと略同時に第1加圧プランジヤー808が励磁
される。この第1加圧プランジヤー808が励磁
されることによつて、第1支持杆806が第22
図に示すように、同図において右旋方向に揺動し
て第1加圧ローラー805が、シート載置板53
0の第1貫通孔503aを通してシートSをその
下方から押し上げ、シートSの上面をまず第1ス
ペーサーローラ803の周面に圧接させる。一
方、第1捺印プランジヤー814の再励磁に伴つ
て第1クラツチレバー813が第20図において
右旋され、爪部813aと切欠812との係合が
外れる。また第1クラツチレバー813の爪部8
13bは第1クラツチ板809の周縁に弾力的に
当接する。爪部813aと第1クラツチ板809
の係合が外れることによつて、第1捺印プーリー
811の回転が、第1スプリングクラツチ810
を介して第1クラツチ板809に伝達されて、第
1捺印ローラ800が右旋しはじめる(第18図
参照)。
第1クラツチ板809が略180゜回転すると爪8
13bが切欠812に落ち込んで係合する。この
クラツチ板の回転に伴なう捺印ローラの回転によ
り、シートSが上記の第4搬送経路Eに対して略
直交する第5搬送経路F(第1図参照)に沿つて
進行する。このシートSの進行の過程で、シート
Sの第1印板802と第1加圧ローラ805とに
挾まれ、その上面に印板802の印鑑などが捺印
される(第2図参照)。
なお、第1捺印ローラ800は上記の捺印を終
えたのち、そのままの位置で停止する。この第1
捺印ローラ800の回転が停止するに伴つて、第
1加圧プランジヤー808への励磁が解かれて、
第1加圧ローラ805が、シート載置板530の
下方に退避する。
次に、プランジヤー814が励磁状態で商業の
抄本を選択したときには、プランジヤー814の
励磁を解いて第1クラツチ板809の切欠821
と第1クラツチレバー813の爪813bの係合
を解き第1クラツチ板809、第1捺印ローラ8
00を回転させてインク付けし、半回転したとこ
ろで第1クラツチレバー813の爪813aが第
1クラツチ板809の切欠812と係合し、回転
を停止し第1捺印ローラ800も回転をやめる。
次に先程と同様に捺印動作が行なわれる。
次に、プランジヤー814が励磁状態で商業の
謄本を選択した場合は、まず、プランジヤー81
4が非励磁状態になり、第1クラツチ板809の
切欠812と第1クラツチレバー813の爪81
3bの係合を解き、ある程度のデイレー時間が過
ぎてから再びプランジヤー814を励磁状態にす
る。係合が解かれたことで、第1クラツチ板80
9、第1捺印ローラ800を回転させて、インク
付けし、1回転したところで、第1クラツチレバ
ー813の爪813bが第1クラツチ板809の
切欠812と係合し、回転を停止し、第1捺印ロ
ーラ800も回転をやめる。次に、プランジヤー
814を非励磁状態にして第1クラツチ板809
の切欠812と第1クラツチレバー813の爪8
13bの係合を解き、切欠812と爪813aが
係合させるまで略半回転させると同時にプランジ
ヤー808を励磁させ第1加圧ローラ805を第
1印板に押しつけること等により捺印する。プラ
ンジヤー814は非励磁状態となる。
次に、プランジヤー814が非励磁状態で商業
の謄本を選択した場合は、まずプランジヤー81
4が励磁状態になり、第1クラツチ板809の切
欠812と第1クラツチレバー813の爪813
aの係合を解き、第1クラツチ板809、第1捺
印ローラ800を回転させてインク付けし、半回
転したところで、第1クラツチレバー813の爪
813bが第1クラツチ板809の切欠812と
係合し回転を停止し、第1捺印ローラ800も回
転をやめる。次に先程と同じ様に、捺印動作が行
なわれる。不動産の抄本、謄本を選択した場合も
プランジヤー914等を、商業のプランジヤー8
14等と同様に動作させて捺印させる。
上述のようにして、シートSへの捺印が完了す
ると、第5センサーSW2がシートSを検知して作
動するタイマーを介して、第5搬送経路F(第2
図参照)の、上記各捺印ローラの略中間の位置に
配設された第2ボールソレノイドローラ531が
作動し、シートSが、第5搬送経路Fに沿つて、
搬送される(第25図参照)。
そして、この第5搬送経路下に沿つて搬送され
るシートSの後端部(側板603A寄りの端部)
が、第5センサーSW5を通過したのち、タイマー
を介して製本機Yの駆動が停止される(第25図
参照)。
なお、このタイマーが作動する以前に、上記の
捺印されたシートSは、ボールコロ構造による排
出ローラ531によつて、仕切板506の外方、
すなわち、上記の捺印部524(第18図参照)
および前記第2流し板511(第6図参照)と隣
接する箇所に配設された、シート排出部534
に、排出される(第1図および第24図参照)。
第26図は、上述の各搬路ローラ折り装置10
0、契印装置200および捺印装置300などの
駆動系の一例を示している。この駆動系は、メイ
ンモーターMによつて駆動される。メインモータ
ーMの作動によつて、第1爪車SP1が示矢印方向
に回転する。第1爪車SP1の回転は、第1チエー
ンCH1を介して、第2爪車SP2および第3爪車
SP3に伝達され、それらを、それぞれ示矢印方向
に回転する。第2爪車SP2の回転は、第2搬送ロ
ーラ512の軸512aに伝達されて、このロー
ラ512がシートSを第2搬送経路Cに沿つて搬
送する向きに回転される。この軸512aの回転
は、互いに直交する円錐状のゴムローラをベベル
ギヤーと同様に突き合せて回転を伝達する継手
J1,J2(以下、これを単にベベル継手という)を
介して、第3搬送ローラ513および第4搬送ロ
ーラ517の各軸513aおよび517aに伝達
される。これら各軸の回転によつて、各ローラ5
13,517が、シートSを第3搬送経路Dに沿
つて送る向きに回転される。
第3爪車SP3の回転は、第1歯車G1に伝達さ
れ、図示しないクラツチ機構を介して、折り装置
100の駆動歯車列100Gに伝達されて、折り
装置100のシート折りローラ列100Rが回転
される。
第1歯車G1の回転は、軸G1aを介して、第
2歯車G2および第4爪車SP4に、それぞれ伝達さ
れる。第4爪車SP4の回転は第2チエーンCH2
介して、第5爪車SP5に伝達される。第5爪車
SP5の回転は第1ボールソレノイドローラ510
の軸510aに伝達される。この軸510aの回
転によつてローラ510がシートSを第1搬送経
路Bに沿つて送る向きに回転される。軸510a
の回転は、ベベル継手J3,J4を介して搬入ローラ
502および第1搬送ローラ504の各軸502
aおよび504aにそれぞれ伝達される。これら
の各軸の回転によつて、各ローラ502,504
が、シートSを、シート搬入経路Aに沿つて送る
向きにそれぞれ回転される。一方、第2歯車G2
の回転は(これと噛合う)第3歯車G3に伝達さ
れる。第3歯車G3の回転は、軸G3aを介して、第
4歯車G4に伝達される。第4歯車G4の回転は、
これと噛合う第5歯車G2に伝達される。第5歯
車G5の回転は、これと共軸一体の第6歯車G6
伝達される。第6歯車G6の回転は、これと噛合
う第7歯車G7に伝達され、この第7歯車G7の回
転によつて契印装置200のベルクランク機構2
03がクラツチを介して作動される。
なお、第4爪車SP4の回転は、軸SP4aを介し
て、第1プーリーP1を示矢方向に回転する。第
1プーリーP1の回転は、無端ベルトVを介して、
第2、第3、第4の各プーリーP2,P3,P4と、
第1捺印プーリー811および第2捺印プーリー
911を、それぞれ示矢方向に回転する。
第2プーリーP2の回転は、軸701aを介し
て第2整列ローラー701および第5搬送ローラ
522にそれぞれ伝達されて、これらの各ローラ
によつて、シートSが第4搬送経路Eに沿つて整
列および搬送される。軸701aの回転は、ベベ
ル継手J5を介して、第1整列ローラー601の軸
601aに伝達されて、この軸601aの回転に
よつて、第1整列ローラ601が、シートSを第
3搬送経路Dに沿つて整列させる向きに回転され
る。
第3プーリーP3の回転は、第6搬送ローラ5
25の軸525aに伝達され、この軸525aの
回転によつて、ローラ525が、シートSを第4
搬送経路Eに沿つて送る向きに回転される。軸5
25aの回転はベベル継手J6を介して排出ローラ
532の軸532aに伝達される。この軸532
aの回転によつて、排出ローラ532が、シート
Sを排出部534に送る向きに回転される。
第4プーリーP4の回転は、第2ボールソレノ
イドローラ531の軸531aに伝達される。こ
の軸531aの回転によつてローラ531が、シ
ートSを第5搬送経路Fに沿つて送る向きに回転
される。
なお、第1、第2の各捺印プーリー811およ
び911の回転は、先に述べたように、各スプリ
ングクラツチ810,910および各クラツチ板
809,909を介して、各捺印ローラ800,
900にそれぞれ伝達される。
なお、上記の実施例では、複写機と併用する構
成になつているが、製本機のみを独立して使用す
ることも可能である。また、製本専用機とする場
合には、シート導入口501は、製本機本体の第
1流し板503に続く正面がわに配設してもよ
い。また、シート排出部534は、捺印ローラー
800,900の送り方向および配設姿勢を変更
することによつて、捺印部300の正面もしくは
右側面のいずれのがわに排出することも可能であ
る。さらに、上記実施例の第2流し板511は、
第1流し板503の下方に位置する構成になつて
いるが、たとえば折り装置100の上下を反転す
ることによつて、それを第1流し板503の上方
に位置させることも可能である。この場合、第2
流し板511とシート契印部514のシート積層
板515との落差が自然に形成されるので、製本
機本体の体積を小さくすることができ、その分だ
け空間を広く利用することができる。
以上述べたように、この発明によれば、謄・抄
本等の自動作成が可能となつて作業能率が著しく
向上することはもとより、シートの各搬送径路
が、それぞれ略直交するように構成されているの
で、その搬送径路の長さに比例して装置本体を著
しく小型に形成することができる。また、シート
の搬送方向の転換を、シートの側縁と、装置の側
板などとの当接によつて行なつているため、この
方向転換部でのシートストツプ手段が不要となる
ため、このシートストツプ作動に要する時間分、
製本時間の短縮を計ることができる。さらに、捺
印部を、製本工程の最終部位に配設してあるの
で、シートの搬送径路や、シート相互のインク汚
れた防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施した製本機の外観を
示す斜視図、第2図は、上記製本機のシート搬送
系を略示して示す平面図、第3図は、上記製本機
のシート搬入部の断面図、第4図は、上記製本機
におけるシートの第1搬送径路の断面図、第5図
は、上記シートの第1搬送径路から第2搬送径路
に至るシート折り部の断面図、第6図は、上記第
2搬送径路の断面図、第7図は、上記製本機のシ
ート契印部のシート搬入部におけるシートガイド
構造の断面図、第8図は、上記シート契印部の断
面図、第9図は、上記シートの整列装置の側面
図、第10図は、上記シートの他の整列装置の側
面図、第11図は、上記整列装置の作動態様を示
す側面図、第12図は、上記他の整列装置の作動
態様を示す側面図、第13図は、上記製本機にお
ける契印装置の作動時の側面図、第14図は、上
記シートの第4搬送径路の断面図、第15図は、
上記整列装置とその周辺機構の斜視図、第16図
は、上記シート契印部のシート送出部の断面図、
第17図は、上記周辺機構の作動態様図、第18
図は、上記シートの捺印部における捺印装置の断
面図、第19図は、上記シートの第5搬送径路
と、上記捺印装置の関係を示す断面図、第20図
は、上記捺印装置に使用される機構の正面図、第
21図は、上記捺印装置の作動態様図、第22図
は、上記捺印装置の他の作動態様図、第23図
は、上記捺印装置のさらに他の作動態様図、第2
4図は、上記捺印装置のさらに他の作動態様図、
第25図は、上記第5搬送径路の部分断面図、第
26図は、上記製本機におけるシート搬送系の一
例を示す斜視図である。 501……シート導入口、B……第1搬送通
路、503……第1流し板、100……折り装
置、C……第2搬送通路、511……第2流し
板、D……第3搬送通路、514……シート契印
部、200……契印装置、E……第4搬送通路、
524……シート捺印部、F……第5搬送通路、
300……捺印装置、534……シート排出部、
502……シート搬入ローラー、504……第1
搬送ローラー、510……第1ボールソレノイド
ローラー、512……第2搬送ローラー、513
……第3搬送ローラー、517……第4搬送ロー
ラー、522……第5搬送ローラー、525……
第6搬送ローラー、531……第2ボールソレノ
イドローラー、SW1……第1センサー、SW2……
第2センサー、SW3……第3センサー、SW4……
第4センサー、SW5……第5センサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 製本機本体の一側部に形成されたシート導入
    口501と、このシート導入口を始点とするシー
    ト搬送経路およびこのシート搬送経路に対して略
    直交するシートの第1搬送経路Bを形成するため
    の第1流し板503と、上記第1搬送経路に対向
    してシート給送口の配設されたシートの折り装置
    100と、上記第1搬送経路の下方もしくは上方
    に位置していて上記折り装置のシート排出口に位
    置していて上記折り装置のシート排出口に続く第
    2搬送経路Cを形成するための第2流し板511
    と、上記第2搬送経路に対して略直交し、かつ上
    記シート導入口と対向する側に位置する第3搬送
    経路Dを形成するための上記第2流し板に隣接し
    て形成されたシートの綴り契印を行なうシート契
    印部514と、この綴り契印部の上記折り装置に
    隣接する位置に配設されたシートの契印装置20
    0と、上記第3搬送経路に対して略直交し、かつ
    上記シート契印装置と対向する側に位置する第4
    搬送経路Eを形成するための上記契印部に隣接し
    て形成されたシート捺印部524と、このシート
    捺印部に搬入されたシートを上記第4搬送経路に
    対して略直交し、かつ上記シート導入口に位置す
    る第5搬送経路Fに沿つて搬送しながら捺印する
    捺印装置300と、上記第5搬送経路に沿つて上
    記シート捺印部のシート導入口側に隣接して形成
    されたシート排出部534と、上記の各搬送経路
    に沿つて上記シートを順次搬送するためのシート
    のシートの搬送位置を検出するセンサーSW1
    SW2,SW3,SW4,SW5およびこのセンサーの検
    知信号を受けて駆動される搬送ローラー502,
    504,510,512,513,517,52
    2,525,531などからなるシート搬送手段
    とを具備してなる製本機におけるシート搬送装
    置。
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