JPH0242283B2 - - Google Patents

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JPH0242283B2
JPH0242283B2 JP61060248A JP6024886A JPH0242283B2 JP H0242283 B2 JPH0242283 B2 JP H0242283B2 JP 61060248 A JP61060248 A JP 61060248A JP 6024886 A JP6024886 A JP 6024886A JP H0242283 B2 JPH0242283 B2 JP H0242283B2
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JP
Japan
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ridge
extrusion
bulge
extruded material
circumferential surface
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JP61060248A
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JPS62214819A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、断面多角形の角棒状金属押出材の
製造方法、特に押出成形法の改良に関する。
従来の技術 アルミニウムまたはその合金等からなる断面多
角形の角棒材を押出し加工する場合、その押出し
速度が速いと第4図イに示すように角棒材11の
周面の稜部12、即ち2つの平面が特に直角ある
い鋭角に交わるコーナー部分にスピードクラツク
と称されるひび割れ13が発生し易い。このた
め、丸棒材を押出加工するような場合に較べる
と、角棒材の場合には押出し速度を顕著に遅くせ
ざるを得ず、生産能率が悪かつた。のみならず、
角棒材11の場合には押出し後において第4図ロ
に示すように稜部12の近傍にいわゆる材の痩せ
14を生じ易く、更には稜部近傍の結晶粒が他の
部分に較べて粗大化する傾向が見られ、精度、品
質に劣るものとなり易いというような問題があつ
た。また、このような問題点に対処するため、第
4図ハに示すように押出し時において稜部12a
を丸形のものとすることにより、スピードクラツ
クの発生を防いで押出速度を上げ、押出加工後に
おいて周面部の斜線Xで示すような領域部分を切
削して所定の角棒材11とすることも試みられて
いるが、この場合には切削代が増大し、材料の無
駄が多く発生するのみならず、切削作業も厄介で
あり、結果的にコスト高につくというような難点
があつた。
この発明は上記のような問題点を一挙解決する
こと、即ち高速に押出加工を行い得て、しかも金
属材料の無駄を生じることが少なく、簡単な切削
工程によつて高精度、高品質の角棒材を製造しう
る方法を提供することを目的とする。
問題点を解決する為の手段 この発明は、角棒状金属押出材の周面の稜部
に、僅かな円弧状の突出部分を設けて周面の稜線
を消失させた状態にて押出し加工を行ない、然る
後上記突出部分を切削除去して所定の角棒状に形
成することを主旨とするものである。
即ち、この発明は、周面に2つの平面が交わつ
てなす少なくとも1つの稜部を有する角棒状金属
押出材を押出成形するに当り、前記稜部を包含し
て曲面を形成する態様に該稜部の両側の両平面に
またがる円弧状の膨隆部を有する断面形状に押出
加工し、次いで前記円弧状膨隆部を切削除去して
所定の稜部を形成せしめることを特徴とする角棒
状金属押出材の製造方法を要旨とする。
この発明は、主としてアルミニウムまたは2000
系、500系等のアルミニウム合金からなる角棒状
金属押出材の製造に適用されるものであるが、他
の種類の金属からなる押出材の製造にも同様に適
用しうる。
また、断面が四角その他の多角形の角棒材のほ
か、周面に少なくとも1つの稜部を有するような
異形型材の製造にも有効に適用されるものであ
る。
実施例 この発明の実施例を添附図面について説明すれ
ば次のとおりである。
第1図はアルミニウム合金製の断面四角形の角
棒状押出材1をつくる場合におけるその押出し加
工時の断面形状を示すもので、断面長方形の押出
材1の四隅のコーナー部、即ち稜部2となるべき
部分に、外周面を円弧状とする膨隆部3が両側の
両平面部4,4間にまたがつて外方突出状に設け
られている。従つて、この膨出部3は実質的に稜
部2を内包して曲面を形成し、その角張りを完全
に消去したものとなつている。このような膨隆部
3が付加された断面形状において押出し加工を行
つたのち、第2図に示すように余剰部分である上
記膨隆部3を切削除去し、所定断面形状の角棒状
押出材1に製作する。
上記膨隆部3の大きさは、半径5〜10mm程度の
小さな円弧状断面のものとし、稜部2の両側の平
面部4からの突出高さhが1.5〜2.9程度となるよ
うに設定すれば必要かつ充分である。
また、膨隆部3は、第1図の実施例のようにそ
の内側に稜部2を完全に内包する状態に形成する
のが最も好ましいが、切削代を更に少なくするた
めには、第3図に示すように、膨隆部3aの周面
に稜部2が一致して位置されるような態様に形成
しても良い。
この発明の具体的な実施において、A2014アル
ミニウム合金を用い、第1図に示すような態様で
稜部2に半径8mmの膨隆部3を有する断面形状を
もつて押出し加工した場合、押出速度2400mm/
mitに設定してなお周面にクラツクの発生を見る
ことなく押出し加工を行うことができた。これに
対し、上記膨隆部3を形成しない場合には、稜部
2にクラツクを発生させないように押出し加工す
るためには、押出速度を800mm/mit程度にする
ことが必要であつた。このことから、本発明によ
る場合、従来の押出し加工に較べると、3倍にも
押出速度を向上しうることが知見された。
発明の効果 この発明によれば、上述のように押出し加工時
において周面の稜部相当個所に膨隆部を形成し
て、鋭角あるいは直角な稜部を消去せしめた断面
形状のものとして押出すので、稜部に発生し易い
スピードクラツクの発生を抑制し、ひいては押出
速度を恰も丸棒材の押出しの場合と同じように高
速に設定することが可能となる。ちなみに、周面
に稜部を有する角形状態のままで押出し加工を行
う従来法による場合に較べ、限界押出し速度を2
〜3倍に向上しうる。
また、稜部の両側の両平面にまたがる円弧状の
膨隆部を有する状態で押出したのち、これを爾後
切削して取除くものであるから、製品の稜部に痩
せが発生するおそれがなくなると共に、稜部の結
晶粒も安定したものとなり、更には稜部の角度を
正確に出すことが可能となり、精度、品質に一段
と優れた製品を得ることができる。更には、押出
し後、クーリングテーブル上での冷却時およびそ
の後の移送過程においては、膨隆部をもつてテー
ブル面に摺接せしめるものとなしうるので、製品
となる部分の面にテーブルとの摺接に基づく擦り
庇がつくおそれもなく、愈々高品位の製品を製出
しうる。また、押出し後の切削は、僅かな膨隆部
を除去するだけで足りるので、簡単に行いうると
共に、多くの切削代を要することもなく、金属材
料の無駄を生じることが少ない。そしてまた、押
出しダイ側においても、角張つたコーナー部も有
する場合には、該コーナ部においてダイにコーナ
ークラツクと称される割れを生じ易いが、押出材
の稜部に膨隆部を設けて丸味を与えたものとなす
ことにより、上記クラツクの発生をも防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施による押出材の押出し
加工時の形状を示す斜視図、第2図は第1図の押
出材を切削した製品の形状を示す断面図、第3図
は押出し材の稜部に形成する膨隆部の形状の変形
例を示す断面図、第4図イ,ロ,ハは従来の製法
による場合の押出材の欠陥発生状態及び切削代の
所要状態を示す斜視図である。 1……押出材、2……稜部、3,3a,3b…
…膨隆部、4……平面部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周面に2つの平面が交わつてなす少なくとも
    1つの稜部を有する角棒状金属押出材を押出成形
    するに当り、該押出材を、前記稜部を包含して曲
    面を形成する態様に該稜部の両側の両平面にまた
    がる円弧状の膨隆部を有する断面形状に押出加工
    し、次いで前記円弧状膨隆部を切削除去して所定
    の稜部を形成せしめることを特徴とする角棒状金
    属押出材の製造方法。 2 金属押出材がアルミニウムまたはアルミニウ
    ム合金からなる特許請求の範囲第1項記載の角棒
    状金属押出材の製造方法。
JP6024886A 1986-03-17 1986-03-17 角棒状金属押出材の製造方法 Granted JPS62214819A (ja)

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JP6024886A JPS62214819A (ja) 1986-03-17 1986-03-17 角棒状金属押出材の製造方法

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JPS62214819A JPS62214819A (ja) 1987-09-21
JPH0242283B2 true JPH0242283B2 (ja) 1990-09-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432367U (ja) * 1990-07-13 1992-03-16

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5447854A (en) * 1977-09-22 1979-04-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Rolling method
JPS59120316A (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 Showa Alum Corp テ−パ−ポ−ルの製造方法

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JPS5447854A (en) * 1977-09-22 1979-04-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Rolling method
JPS59120316A (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 Showa Alum Corp テ−パ−ポ−ルの製造方法

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