JPH0241757B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241757B2
JPH0241757B2 JP57183265A JP18326582A JPH0241757B2 JP H0241757 B2 JPH0241757 B2 JP H0241757B2 JP 57183265 A JP57183265 A JP 57183265A JP 18326582 A JP18326582 A JP 18326582A JP H0241757 B2 JPH0241757 B2 JP H0241757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
electronic musical
musical instrument
output
performance data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57183265A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5972491A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP57183265A priority Critical patent/JPS5972491A/ja
Publication of JPS5972491A publication Critical patent/JPS5972491A/ja
Publication of JPH0241757B2 publication Critical patent/JPH0241757B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、1台のコントローラによつて複数
の電子楽器の楽音発生を制御する複数の電子楽器
の制御方法に関する。
シンセサイザ等の分野においては、1台のコン
トローラ(シーケンサ)に複数の電子楽器を接続
し、このコントローラから各電子楽器へ各々演奏
データ(キーコード,キーオン/オフ信号,音色
データ等)を送出して各電子楽器における楽音発
生を制御することがしばしば行われる。この場
合、コントローラと各電子楽器との接続方法とし
ては、第1図に示すようにコントローラ1に演奏
データ送出用の多数の出力端子11,12,…1o
を設け、これらの出力端子11〜1oに各々電子楽
器21,22…2oを接続する方法が知られている
が、この方法によればコントローラ1に多数の出
力端子を設けなければならず、コントローラ1の
構成が複雑になる欠点がある。そこで、第2図に
示すように、コントローラ3に電子楽器41,42
…4oを直列接続する方法が多く用いられる。こ
の場合、各電子楽器41〜4oにはチヤンネルナン
バ設定用の切換スイツチ5が各々設けられ、操作
者が予めこれらの切換スイツチ5によつてチヤン
ネルナンバを各電子楽器ごとに設定する。一方、
コントローラ3は複数の演奏データにそれぞれ所
定のチヤンネルナンバを付して時分割出力する。
出力された演奏データおよびチヤンネルナンバは
各電子楽器41〜4oへ順次直列転送され、切換ス
イツチ5によつて設定されたチヤンネルナンバ、
コントローラ3から出力されたチヤンネルナンバ
とが一致した電子楽器内に該チヤンネルナンバが
付与された演奏データが取込まれる。
このように、複数の電子楽器41〜4oをコント
ローラ3に直列接続する場合は、従来、各電子楽
器41〜4oに各々切換スイツチ5を設け、この切
換スイツチ5により予め各電子楽器41〜4o毎に
チヤンネルナンバを設定しておく必要があつた。
しかしながら、各電子楽器41〜4oに各々切換ス
イツチ5を設けることは、ただでさえスイツチ類
の多い電子楽器に更にスイツチが増えることにな
り、操作ミスを起こし易く、また、パネル面の構
成も更に複雑になり、非常に好ましくない。
そこでこの発明は、各電子楽器にチヤンネルナ
ンバ設定用の切換スイツチ等を設ける必要がな
く、言い換えれば操作者がチヤンネルナンバを何
ら設定する必要がなく、しかも、各電子楽器にお
ける楽音発生を各々個別に制御することができる
複数の電子楽器の制御方法を提供するもので、コ
ントローラに対し複数の電子楽器を直列接続し、
前記コントローラから前記複数の電子楽器の各々
へ、楽音制御用の演奏データと各電子楽器を特定
するチヤンネルデータとからなる制御データを時
分割で出力する複数の電子楽器の制御方法におい
て、 前記コントローラは、i(正の整数)番目に接
続されている電子楽器に対して、 X−(i−1)k 但し、k:0を除く正または負の整数 X:所定の整数 なる値のチヤンネルデータと共に演奏データを出
力し、 前記電子楽器は、前記コントローラまたは上位
の電子楽器から供給されたチヤンネルデータの値
が予め各電子楽器共通に設定されている特定値X
と同一の場合には、前記チヤンネルデータと組の
演奏データを内部の楽音形成手段に取り込み、同
一でない場合には、供給されるチヤンネルデータ
にkを加算して演奏データと共に下位の電子楽器
に出力することを特徴としている。
以下、図面を参照しこの発明の実施例について
説明する。第3図はこの発明を適用した実施例の
構成を示すブロツク図である。この図において、
コントローラ6の出力端子Qaに電子楽器D15の入
力端子I15が接続され、電子楽器D15の出力端子
Q15に電子楽器D14の入力端子I14が接続され、…
…、電子楽器D2の出力端子Q2に電子楽器D1の入
力端子I1が接続されている。すなわち、コントロ
ーラ6の出力端子Qaに電子楽器D15〜D1が直列に
接続されている。なおここで、コントローラ6に
より近い電子楽器を上位の電子楽器、コントロー
ラ6からより遠い電子楽器を下位の電子楽器と称
する。
コントローラ6はめ各電子楽器D15〜D1へ供給
すべき演奏データ(キーコード,キーオン/オフ
信号等)が記憶されているメモリを有して構成さ
れるもので、メモリ内の各演奏データは4ビツト
のチヤンネルナンバと共に(チヤンネルナンバが
付与されて)出力端子Qaから出力される。例え
ば、ある演奏データを電子楽器D12へ出力する場
合は、その演奏データと共にチヤンネルナンバ
「12」と出力し、また、電子楽器D2へ出力する場
合は、その演奏データと共にチヤンネルナンバ
「2」を出力する。
各電子楽器D15〜D1は各々楽音形成回路G15
G1を除いて全く同一構成である。以下、電子楽
器D15を例にとり説明すると、まず、判別回路
H15は入力端子I15を介して供給されるデータから
チヤンネルナンバを抽出し、このチヤンネルナン
バを内部に予め設定されている特定データ「15」
と比較する。そして、両者が一致した場合にメモ
リM15へ読込み指令を出力する。メモリM15は、
判別回路H15から読込み指令が出力された場合
に、入力端子I15を介して供給される演奏データ
を読込み、楽音形成回路G15へ出力する。楽音形
成回路G15はメモリM15から供給された演奏デー
タに基づいて楽音信号を形成し、端子T15を介し
てサウンドシステム(図示略)へ供給する。ま
た、加算回路15は入力端子I15を介して供給さ
れる各データの内演奏データについてはそのまま
通過させ、一方チヤンネルナンバについては
「1」を加算し、新たなチヤンネルナンバとして
出する。この加算回路A15から出力された演奏デ
ータおよびチヤンネルナンバは出力端子Q15を介
して次の電子楽器D14の入力端子I14へ供給され
る。
以上の構成において、例えばコントローラ6か
ら演奏データおよびチヤンネルナンバ「15」(2
進数で〓1111″)が出力されたとすると、これら
のデータがまず電子楽器D15へ供給される。電子
楽器D15の判別回路H15は供給されたチヤンネル
ナンバ「15」と特定データ「15」とを比較し、両
者が一致していることから読込み指令をメモリ
M15へ出力する。メモリM15はこの読込み指令を
受け、演奏データを読込み、楽音形成回路G15
出力する。また、加算回路A15は、チヤンネルナ
ンバ「15」に「1」を加算し、この加算結果
「0」を新たなチヤンネルナンバとして、演素デ
ータと共に電子楽器D14へ出力する。電子楽器
D14へこれらのデータが供給されると、まず、判
別回路H14が内部の特定データ「15」とチヤンネ
ルナンバ「0」とを比較する。この場合、両者は
一致しておらず、したがつて、メモリM14へ読込
み指令が出力されることはない。また、電子楽器
D14の加算回路A14はチヤンネルナンバ「0」に
「1」を加算し、この加算結果「1」を新たなチ
ヤンネルナンバとして演奏データと共に電子楽器
D13へ出力する。
以下、同様の過程によつて電子楽器D13,D12
…D2と順次演奏データおよびチヤンネルナンバ
が伝送される。そして電子楽器D2からは演奏デ
ータおよびチヤンネルナンバ「13」が出力され、
電子楽器D1へ供給される。電子楽器D1の判別回
路H1は内部の特定データ「15」とチヤンネルナ
ンバ「13」とを比較し、両者が一致しないことか
ら、メモリM1へ読込み指令を出力しない。この
ようにして、コントローラ6からチヤンネルナン
バ「15」と共に出力された演奏データは電子楽器
D15のメモリM15にのみ読込まれる。
次に、例えばコントローラ6から演奏データお
よびチヤンネルナンバ「14」が出力された場合
は、電子楽器D15から演奏データおよびチヤンネ
ルナンバ「15」が出力され、したがつて、演奏デ
ータが電子楽器D14内のメモリM14に読込まれる。
コントローラ6から演奏データと共にチヤンネル
ナンバ「13」,「12」,…「1」が各々出力された
場合も全く同様に各演奏データが電子楽器D13
D12…D1内のメモリMに読込まれる。
このように、第3図に示す実施例においては、
電子楽器D15〜D1の接続順序のみによつて自動的
に各電子楽器D15〜D1のチヤンネルナンバが決定
される。したがつて、各電子楽器D15〜D1にはチ
ヤンネルナンバ設定用の切換スイツチを全く設け
る必要がなく、また、操作者は各電子楽器にチヤ
ンネルナンバを設定する必要が全くない。
なお、第3図に示す実施例においては、加算回
路A15〜A1を用いているが、これらに代えて
「1」を減算する減算回路を用い、かつ、判別回
路H15〜H1内に各々特定データとして「1」を設
定してもよい。この場合、電子楽器D15〜D1
各々チヤンネルナンバ「1」〜「15」となる。ま
た、加算回路A15〜A1あるいは上述した減算回路
において加算あるいは減算される数は「1」に限
らず他の数でもよく、さらに、判別回路H15〜H1
内に設定される特定データも「15」あるいは
「1」に限らず他の数でもよい。ただし、これら
の場合、電子楽器の接続順序とチヤンネルナンバ
とが一致しなくなる。
次に、第3図に示す判別回路H15、メモリM15
加算回路A15の具体的構成例について第4図およ
び第5図を参照して説明する。なお、第4図に示
す実施例においては、演奏データ、チヤンネルナ
ンバが各々ビツトシリアルに各電子楽器へ転送さ
れるものとするが、ビツトパラレルに転送するこ
とも勿論可能である。第4図において、入力端子
I15へは、前述したように、コントローラ6から
演奏データおよびチヤンネルナンバがビツトシリ
アルに供給される。ここで、演奏データは20ビツ
ト構成であるとし、また、コントローラ6から各
データが送出される順序は、まず演奏データの
LSB(最下位ビツト)が送られ、以下、演奏デー
タの各ビツトデータが順次送られ、次いで該演奏
データに対するチヤンネルナンバの各ビツトデー
タがLSBから順次送られるものとする(第5図
ロ参照)。入力端子I15を介して供給されるデータ
は、シフトレジスタ11の入力端子INおよびラ
ツチ12の第1入力端子へ供給される。シフトレ
ジスタ11は4ビツトのシフトレジスタであり、
クロツクパルスφ(第5図イ参照)に基づいて入
力端子INへ供給される各データ(第5図ロ参照)
を順次読込むと共に読込んだデータを順次シフト
する。ここで、クロツクパルスφは入力端子I15
へ供給される各ビツトデータに同期して発生する
クロツクパルスであり、例えば入力端子I15へ供
給されるデータから抽出され、あるいはコントロ
ーラ6から供給される。ラツチ12は、そのロー
ド端子Lへ供給されるタイミング信号S1(第5図
ハ参照)の立上りにおいて、その第1〜第4入力
端子に得られるビツトデータ、すなわち、入力端
子I15に得られるビツトデータおよびシフトレジ
スタ11の出力端子Q1〜Q3から出力されるビツ
トデータを読込み、特定データ検出回路13へ出
力する。この場合、タイミング信号S1はクロツク
パルスφに基づいて作成される信号であり、チヤ
ンネルナンバMSB(最上位ビツト)がシフトレジ
スタ11に読込まれる時点で立上り、次のクロツ
クパルスφの立上り時点で立下る。すなわち、入
力端子I15を介して供給されたチヤンネルナンバ
がシフトレジスタ11に丁度読込まれた時点(例
えば、第5図における時刻t24)において、同チ
ヤンネルナンバがラツチ12へ読込まれる。特定
データ検出回路13はラツチ12の出力データ
と、内部に予め設定されている特定データ「15」
とを比較し、両者が一致した場合に、一致信号
EQを出力する。
加算回路14は、その入力端子Iおよびキヤリ
イ入力端子Ciに各々供給されるビツトデータを加
算し、この加算結果を出力端子Sから出力し、ま
た、キヤリイ信号Caをクロツクパルスφの1周
期遅られてキヤリイ出力端子C01から出力する。
この加算回路14のキヤリイ入力端子Ciへはオア
ゲート15の出力が供給され、このオアゲート1
5の一方の入力端へは前述したタイミング信号S1
が、他方の入力端へはアンドゲート16の出力が
各々供給され、また、アンドゲート16の一方の
入力端へはタイミング信号S2(第5図ニ参照)が、
他方の入力端へはキヤリイ信号Caが各々供給さ
れる。ここで、タイミング信号S2はクロツクパル
スφに基づいて作成される信号であり、常時は
〓0″信号にあり、チヤンネルナンバの第2〜第
4ビツトデータが加算回路14の入力端子Iへ供
給されるタイミングにおいて〓1″信号になる。
しかして、例えば第5図に示す時刻t1にいて、
演奏データの第1ビツトデータ(LSB)がシフ
トレジスタ11に読込まれたとすると、このビツ
トデータがクロツクパルスφの3周期後の時刻t4
においてシフトレジスタ11の出力端子Q4から
出力され、加算回路14の入力端子Iへ供給され
る。この時、タイミング信号S1,S2は共に〓0″
信号にあり、したがつてオアゲート15から
〓0″信号が出力され、加算回路14のキヤリイ
入力端子Ciへ供給される。この結果、加算回路1
4の出力端子Sからは、その入力端子Iへ供給さ
れたビツトデータ(演奏データのLSB)がその
まま出力される。以下、クロツクパルスφに同期
して演奏データの各ビツトデータが順次加算回路
14へ供給されるが、これらの各ビツトデータは
いずれもそのまま出力端子Sから出力される。次
に、時刻t21においてチヤンネルナンバの第1ビ
ツトデータ(LSB)がシフトレジスタ11に読
込まれると、このビツトデータが時刻t24におい
てシフトレジスタ11の出力端子Q4から出力さ
れ、加算回路14の入力端子Iへ供給される。こ
の時、タイミング信号S1が〓1″信号に立上り、
したがつて加算回路14のキヤリイ入力端子Ciへ
〓1″信号が供給される。この結果、加算回路1
4においてチヤンネルナンバの第1ビツトデータ
に〓1″が加算され、この加算結果が出力端子S
から出力される。次いで、時刻t25になると、チ
ヤンネルナンバの第2ビツトデータが加算回路1
4の入力端子Iへ供給される。この時、タイミン
グ信号S2が〓1″信号に立上り、したがつて、キ
ヤリイ信号Caがアンドゲート16およびオアゲ
ート15を介してキヤリイ入力端子Ciへ供給され
る。(なお、この時タイミング信号Siは〓0″信
号に戻つている。)この結果、加算回路14にお
いてチヤンネルナンバの第2ビツトデータとキヤ
リイ信号Caとが加算され、この加算結果が出力
端子Sから出力される。以下同様に、時刻t26
t27においてチヤンネルナンバの第3,第4ビツ
トデータが順次加算回路14へ供給されると、加
算回路14において各ビツトデータにキヤリイ信
号Caが加算され、この加算結果が出力端子Sか
ら順次出力される。このようにして、チヤンネル
ナンバに「1」が加算される。そして、次の演奏
データの第1ビツトデータ(LSB)が加算回路
14の入力端子Iへ供給される時刻t28において、
タイミング信号S2が〓0″信号に戻る。
このように、加算回路14は演奏データについ
てはそのまま出力し、チヤンネルナンバについて
は「1」を加算して出力する。そして、出力され
た各データはシフトレジスタ18の入力端子IN
およびラツチ19へ順次供給される。
シフトレジスタ18はクロツクパルスφに基づ
いて加算回路14の出力を読込むと共に読込んだ
データを順次シフトする20ビツトのシフトレジス
タであり、各出力端子Q1〜Q19から出力されるビ
ツトデータが各々加算回路14の出力と共に20ビ
ツトのラツチ19へ供給され、また、出力端子
Q20から出力されるビツトデータが出力端子Q15
へ供給される。ラツチ19は、そのロード端子L
へ供給されるタイミング信号S1の立上りにおい
て、その入力端へ供給される各ビツトデータを読
込み、ラツチ20へ出力する。ここで、タイミン
グ信号S1の立上り時刻は、前述したようにチヤン
ネルナンバの各ビツトデータが全てシフトレジス
タおよびラツチ12に読込まれる時刻であり、ま
た、この時刻において演奏データの各ビツトデー
タが全てシフトレジスタ18に読込まれる。した
がつて、信号S1が立上ると、ラツチ12にチヤン
ネルナンバが読込まれると共に、ラツチ19に演
奏データの各ビツトデータが全て読込まれる。そ
して、ラツチ19に読込まれた演奏データはラツ
チ20へ供給される。
ラツチ20は、そのロード端子Lへ特定データ
検出回路13から一致信号EQが供給された時、
ラツチ19の出力を読込み、楽音形成回路G15
出力する。すなわち、ラツチ20は、ラツチ12
へチヤンネルナンバ「15」が読込まれた時のみ、
ラツチ19内の演奏データを読込み、楽音形成回
路G15へ出力する。なお、一致信号EQが出力され
るタイミングは、ラツチ12および19に各々チ
ヤンネルナンバおよび演奏データが読込まれた時
刻よりわずかに後である。
以上が第4図に示す回路の詳細である。なお、
この図に示す回路においてはシフトレジスタ11
とシフトレジスタ18の間に加算回路14を挿入
しているが、この加算回路14をシフトレジスタ
18の出力端子Q20の後に挿入することも勿論
可能である。
次に、第3図に示す電子楽器の他の実施例につ
いて説明する。第6図は第2の実施例による電子
楽器の構成を示すブロツク図であり、この図に示
す電子楽器Dは内部にマイクロコンピユータを有
し、このマイクロコンピユータの制御の下に楽音
形成および演奏データ、チヤンネルナンバの送受
信を行う。
すなわち、第6図において符号30は中央処理
装置(以下、CPUと略称する)、31はこのCPU
30において用いられるプログラムが記憶されて
いるROM(リードオンリメモリ)、32はデータ
が記憶されるRAM(ランダムアクセスメモリ)、
また、33は楽音形成回路であり、ROM31、
RAM32、楽音形成回路33が各々バスライン
34を介してCPU30に接続されている。一方、
符号35は非同期型通信用インターフエイスアダ
プタ(以下、ACIAと略称する)である。この
ACIA34は例えばモトローラ社製MC6850とし
て周知の回路であり、非同期の直列データ通信に
使用され、データの処理、スタートビツトおよび
ストツプビツトの制御等を行う。すなわち、受信
時においては、入力端子Iを介して供給されるビ
ツトシリアルなデータをレシーブシフトレジスタ
37においてパラレルデータに変換し、レシーブ
データレジスタ38へ転送する。この時パリテイ
チエツクおよびスタートビツト、ストツプビツト
の削除が行われる。また、全データがレシーブデ
ータレジスタ38へ転送された時点でコントロー
ル回路39から割込信号IRQを出力し、CPU3
0へ供給する。レシーブデータレジスタ38へ転
送されたデータはデータバスバツフア40を介し
てバスライン34へ出力される。また、データ送
信時においては、データバスバツフア40を介し
て供給されるデータをトランスミツトデータレジ
スタ41に一旦記憶し、この記憶したデータをト
ランスミツトシフトレジスタ42へ転送する。そ
して、トランスミツトシフトレジスタ42におい
てバリテイビツト、スタート/ストツプビツトを
付加し、かつ直列データに変換して出力端子Qへ
出力する。
次に、コントロール回路39から割込み信号
IRQが出力された場合にCPU30において行わ
れる割込処理ルーチンを第7図に示すフローチヤ
ートを参照して説明する。割込信号IRQがCPU
30へ供給されると、CPU30はまずステツプ
SP1の処理へ進み、レシーブデータレジスタ38
内のデータ(演奏データおよびチヤンネルナン
バ)をRAM32へ転送する。なお、ACIA35
は通常8ビツト単位でデータの送受信を行うが、
ここでは演奏データおよびチヤンネルナンバの合
計ビツト数、24ビツト単位でデータの送受信を行
うものとする。ステツプSP1の処理が終了する
と、CPU30はステツプSP2の処理へ進み、
RAM32内のチヤンネルナンバのみを内部のレ
ジスタに入力する。次いで、ステツプSP3へ進
み、チヤンネルナンバが「15」であるか否かを判
断する。そして、この判断結果が「YES」(チヤ
ンネルナンバ=15)の場合は、ステツプSP4へ進
み、RAM31内の演奏データを楽音形成回路3
3へ転送する。そして、ステツプSP5へ進む。一
方、ステツプSP3における判断結果が「NO」の
場合は、ステツプSP4をジヤンプしてステツプ
SP5へ進む。ステツプSP5では、RAM32内のチ
ヤンネルナンバに「1」を加算する。次いで、ス
テツプSP6へ進み、RAM32内のチヤンネルナ
ンバおよび演奏データをACIA35のトランスミ
ツトデータレジスタ41に転送し、そして、メイ
ンルーチンへ戻る。トランスミツトデータレジス
タ41に転送されたデータは、前述したように、
トランスミツトシフトレジスタ42によつて直列
データに変換され、出力端子Qから出力される。
このように、第6図に示す電子楽器Dは、チヤ
ンネルナンバが特定データ「15」に等しいか否か
の判断およびチヤンネルナンバに「1」を加算す
る動作を共にプログラムによつて行うようになつ
ている。
なお、第7図に示すフローチヤートにおいて、
ステツプSP3の判断結果が「YES」でステツプ
SP4の処理(RAM31内の演奏データを楽音形
成回路33へ転送)を行なつた場合は、その演奏
データおよびチヤンネルナンバを後続の電子楽器
に転送する必要がないので、ステツプSP5および
SP6をジヤンプし、ステツプSP4から直ちにメイ
ンルーチンに戻るようにしてもよい。このことは
第4図の実施例においても同様であり、ラツチ2
0に読込まれた演奏データおよびそのチヤンネル
ナンバを出力端子Q15に供給するのを禁止するよ
うにしてもよい。
また、各電子楽器(D15〜D1,D)において押
鍵操作により実際に演奏された演奏データをコン
トローラ6に転送して記憶するような場合には、
各電子楽器(D15〜D1,D)の上述した出力端子
(Q15〜Q1,Q)を利用して前記の押鍵演奏され
た演奏データおよび所定のチヤンネルナンバを所
定のタイミングで該出力端子(Q15〜Q1,Q)か
ら送出するようにし、そして最後の電子楽器D1
の出力端子Q1をコントローラ6に接続すればよ
い。このためには、例えば第7図のフローチヤー
トを第8図のように変更し、ステツプSP4の処理
後ステツプSP7において押鍵演奏された演奏デー
タを所定のチヤンネルナンバとともにACIA35
のトランスミツトデータレジスタ41に転送する
ようにすればよい。
以上説明したように、この発明によれば各電子
楽器が、上位の電子楽器またはコントローラから
供給されたチヤンネルナンバに対して正または負
の一定数を加算して、演奏データと共に下位の電
子楽器へ出力し、また、供給されたチヤンネルナ
ンバが特定データと同一の場合に、チヤンネルナ
ンバと共に供給された演奏データを内部の楽音形
成手段へ取込むようにしたので、各電子楽器にチ
ヤンネルナンバ設定用の切換スイツチ等を全く設
ける必要がなく、この結果、電子楽器のパネル面
の構成を簡略化し得ると共に、操作者による操作
も簡単になる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は共に1台のコントローラに複
数の電子楽器を接続する場合の従来の接続方法を
示すブロツク図、第3図はこの発明の実施例の構
成を示すブロツク図、第4図は第3図に示す電子
楽器D15の具体的構成例を示すブロツク図、第5
図は第4図に示す回路の動作を説明するためのタ
イムチヤートであり、同図イはクロツクパルスφ
の発生タイミングを示す図、ロは入力端子I15
供給されるデータを示す図、ハ,ニは各々信号
S1,S2の発生タイミングを示す図、第6図は第3
図に示す電子楽器の他の実施例の構成を示すブロ
ツク図、第7図は、第6図に示す電子楽器におけ
る伝送データ処理ルーチンを示すフローチヤー
ト、第8図は第7図に示した伝送データ処理ルー
チンの変更例を示すフローチヤートである。 6…コントローラ、D,D1,D15…電子楽器、
H15…判別回路、M15…メモリ、A15…加算回路、
G15…楽音形成回路、30…CPU、31…ROM、
32…RAM、33…楽音形成回路、35…
ACIA。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コントローラに対し複数の電子楽器を直列接
    続し、前記コントローラから前記複数の電子楽器
    の各々へ、楽音制御用の演奏データと各電子楽器
    を特定するチヤンネルデータとからなる制御デー
    タを時分割で出力する複数の電子楽器の制御方法
    において、 前記コントローラは、i(正の整数)番目に接
    続されている電子楽器に対して、 X−(i−1)k 但し、k:0を除く正または負の整数 X:所定の整数 なる値のチヤンネルデータと共に演奏データを出
    力し、 前記電子楽器は、前記コントローラまたは上位
    の電子楽器から供給されたチヤンネルデータの値
    が予め各電子楽器共通に設定されている特定値X
    と同一の場合には、前記チヤンネルデータと組の
    演奏データを内部の楽音形成手段に取り込み、同
    一でない場合には、供給されるチヤンネルデータ
    にkを加算して演奏データと共に下位の電子楽器
    に出力することを特徴とする複数の電子楽器の制
    御方法。
JP57183265A 1982-10-19 1982-10-19 複数の電子楽器の制御方法 Granted JPS5972491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57183265A JPS5972491A (ja) 1982-10-19 1982-10-19 複数の電子楽器の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57183265A JPS5972491A (ja) 1982-10-19 1982-10-19 複数の電子楽器の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5972491A JPS5972491A (ja) 1984-04-24
JPH0241757B2 true JPH0241757B2 (ja) 1990-09-19

Family

ID=16132635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57183265A Granted JPS5972491A (ja) 1982-10-19 1982-10-19 複数の電子楽器の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5972491A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0664464B2 (ja) * 1985-12-02 1994-08-22 ヤマハ株式会社 電子楽器ネツトワ−クシステム
JPH07101345B2 (ja) * 1987-02-06 1995-11-01 ヤマハ株式会社 電子楽器
CA1305788C (en) * 1988-03-22 1992-07-28 Tatsuya Shiki Ghost canceling apparatus
JP3003498B2 (ja) * 1994-03-18 2000-01-31 ヤマハ株式会社 電子楽器ネットワークシステム
EP0786758B1 (en) * 1996-01-26 2001-05-23 Yamaha Corporation Electronic musical system controlling chain of sound sources
JP3248428B2 (ja) 1996-06-18 2002-01-21 ヤマハ株式会社 電子機器及びデータ伝送システムのチャンネル制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5972491A (ja) 1984-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2851879B2 (ja) データ通信装置
US4694293A (en) Data transmission system
US5051899A (en) Data transmission error detection in an electronic cash register system
JPH0241757B2 (ja)
US5197147A (en) Keycode translation system for producing translated keycode signals responsive to keyboard signals which act as a pointer to keycode translation table
US4562763A (en) Waveform information generating system
US4644841A (en) Electronic musical instrument
JPH0456996B2 (ja)
JPS6340319B2 (ja)
US4421003A (en) Envelope generator for electronic musical instruments
JP3197620B2 (ja) 演奏情報通信装置
JP2575856B2 (ja) 演算回路
JP3052848B2 (ja) フレーム同期保護回路
JP2817803B2 (ja) シンク発生方法
JPS6156530B2 (ja)
JPH021650A (ja) データ伝送方式
JPH05191297A (ja) シリアル/パラレル変換回路
JPH0650478B2 (ja) デ−タ圧縮記憶方式
JPH0210556Y2 (ja)
JP2728892B2 (ja) あいまい処理回路装置
JP3658661B2 (ja) データ受信装置、及びデータ送信装置
JPH0581915B2 (ja)
JPS5842477B2 (ja) 電子楽器
JPH01237862A (ja) アドレス送信装置及び受信装置
JPS59160190A (ja) 電子楽器における楽音制御パラメ−タの転送方法