JPH0581915B2 - - Google Patents

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JPH0581915B2
JPH0581915B2 JP58197608A JP19760883A JPH0581915B2 JP H0581915 B2 JPH0581915 B2 JP H0581915B2 JP 58197608 A JP58197608 A JP 58197608A JP 19760883 A JP19760883 A JP 19760883A JP H0581915 B2 JPH0581915 B2 JP H0581915B2
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tempo
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Tetsuo Nishimoto
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Description

【発明の詳細な説明】
(発明の分野) この発明は、自動リズム演奏機能を有するとと
もに楽音発生および自動リズム音発生の制御を中
央処理装置(CPU)によつて行なうようにした
電子楽器に関する。 (発明の背景) 近年、マイクロプロセツサやこのマイクロプロ
セツサを用いたマイクロコンピユータシステム等
の発展に伴い、電子楽器の楽音発生制御をこのよ
うなマイクロプロセツサ等のCPUを用いて行な
うようになつてきた。 しかし、このような電子楽器においては、自動
リズム演奏機能を付加する場合、自動リズム音発
生は鍵盤における押鍵検出やパネルスイツチ走査
等とは別個の専用ICまたはCPU等を用いて制御
していた。 (発明の目的) この発明の目的は、楽音発生制御用のCPUを
備えた電子楽器において、自動リズム演奏装置を
付加するに際し、このCPUを自動リズム演奏の
制御に兼用し、通常時は鍵盤やパネルスイツチの
状態をCPUによつて検出してそれらの検出情報
に基づき楽音の発生を制御させるようにするとと
もに、自動リズム音発生時にはCPUにインタラ
プト(割込み)をかけてこれらの通常動作を停止
させ、リズム音の発生制御を優先的に行なわせる
という構想に基づき、自動リズム演奏装置を付加
する際における回路構成の簡略化を図ることにあ
る。換言すれば、この発明は、このようなCPU
制御による電子楽器に用いて好適な自動リズム演
奏装置を提供することを目的とする。 (発明の概要) 上記目的を達成するため、この発明に係る電子
楽器は、 複数の操作子を有し、発生すべき楽音を指示す
る演奏操作子手段と、 操作子楽音情報に基づき楽音信号を発生する楽
音発生手段と、 リズム音情報に基づきリズム音信号を発生する
リズム音発生手段と、 リズム演奏における複数のタイミングにおい
て、各タイミングで発生すべきリズム音信号を指
示するリズムパターンデータを記憶したパターン
記憶手段と を備え、前記パターン記憶手段に記憶されたリズ
ムパターンデータを読出し、該読出したリズムパ
ターンデータに基づき発生すべきリズム音に関す
るリズム音情報を前記リズム音発生手段に対して
出力することにより自動リズム演奏を行う電子楽
器において、 リズム演奏におけるリズムテンポを設定するた
めのテンポ設定操作子と、 テンポデータに対応した周期的な信号を発生す
る周期信号発生手段と、 (a) 前記演奏操作子手段の操作子の操作状態に基
づく楽音信号の発生を前記楽音発生手段に指示
する操作子楽音情報を前記楽音発生手段に対し
て出力する第1の処理と、 (b) 前記テンポ設定操作子で設定されるリズムテ
ンポに基づき前記周期信号発生手段に前記テン
ポデータを供給する第2の処理と、 (c) 前記周期信号発生手段から発生される周期的
な信号を割込信号として受けて、前記複数のタ
イミングのうちの自動リズム演奏の進行に応じ
た1つのタイミング分の自動リズム演奏に関す
る第3の処理であつて、前記第1の処理あるい
は第2の処理に割り込んで行われる処理と を実行するCPUと を備えたことを特徴とする。 以下図面を用いてこの発明の実施例を説明す
る。 (実施例の全体構成説明) 第1図はこの発明の1実施例に係る電子楽器の
構成を示す。 同図において、鍵盤10は、図示しない上鍵盤
(UK)、下鍵盤(LK)およびペダル鍵盤(PK)
等を備え、演奏者の押鍵操作に応じた押鍵情報を
発生する。 パネル20は、楽音選択用操作子21とリズム
用操作子22とを備え、楽音選択およびリズム種
類選択などの操作子情報を発生する。リズム用操
作子22は、第2図に示すように、マーチ、ワル
ツ、スイング等のリズム種類を選択するためのリ
ズム選択スイツチ23,23−1,23−2,
…、リズムの開始および停止を制御するスター
ト・ストツプスイツチ24、リズム音におけるド
ラム系音量とシンバル(ノイズ)系音量との音量
比を設定するためのバランス設定子25、リズム
音の音量(鍵盤音とのミキシング比)を設定する
ためのトータルボリウム26、および自動リズム
演奏のテンポを設定するためのテンポ設定子27
等を含んでいる。 なお、これらのバランス設定子25、トータル
ボリウム26およびテンポ設定子27は多段のデ
イジタルスイツチ、または両端に電圧を印加した
可変抵抗器とこの可変抵抗器の摺動端子電圧を
A/D変換するA/D変換器とを組み合せたもの
等を使用することができる。 中央処理装置(CPU)31は、この電子楽器
全体の動作を制御する。このCPU31には、ア
ドレスバスADBとデータバスDBとからなるバス
ライン37が接続され、このバスライン37に
は、プログラムメモリ32、ワーキングメモリ3
3、リズムパターンメモリ34、パターン先頭ア
ドレスメモリ35および対数音量メモリ36等の
記憶装置や、さらに、それぞれ、キースイツチイ
ンターフエース38、パネルインターフエース3
9、鍵楽音インターフエース40、リズムインタ
ーフエース41およびパネルデータインターフエ
ース42等の入出力インターフエースを介して上
述の鍵盤10、パネル20、鍵盤音形成回路65
およびリズム音発生回路70等の入出力装置が接
続されている。 CPU31は、これらの鍵盤10およびパネル
20をそれぞれキースイツチインターフエース3
8およびパネルインターフエース39を介し走査
して鍵盤10の各鍵の押鍵状態および操作子の操
作状態を検出し、楽音に関する押鍵情報および楽
音選択用操作子情報を鍵楽音インターフエース4
0を介して鍵盤音形成回路65に送出するととも
に、リズム音に関するリズム用操作子情報はスタ
ート・ストツプスイツチ24およびテンポ設定子
27等の情報をリズムインターフエース41に送
出し、また、バランス設定子25およびトータル
ボリウム26等の情報をパネルデータインターフ
エース42を介してリズム音発生回路70に送出
する。さらに、後述するように、リズムインター
フエース41から所定時間ごとのリズム音発生タ
イミング信号RINTが送出されると、リズム選択
スイツチ23で選択されたリズム種類情報に対応
したリズム音に関する各種のデータをリズムイン
ターフエース41を介してリズム音発生回路70
に送出する。 鍵盤音形成回路65はCPU31からの楽音に
関する情報を入力して複数(例えば10個)の時分
割チヤンネルで鍵盤音データを形成し、これらの
データが時分割多重化された鍵盤音信号を発生す
る。リズム音発生回路70はCPU31からのリ
ズム音に関する各種の情報およびデータを入力し
て8個の時分割音源形成チヤンネルそれぞれにつ
いて1種類、計8種類の打楽器音信号を形成し、
これらの打楽器音信号を打楽器およびリズムの種
類によつて音源ごとに中央スピーカ向けと左スピ
ーカ向けとに振り分けて出力する。これらの鍵盤
音信号および中央スピーカ向け打楽器音信号は
D/A変換器91、増巾器92およびスピーカ9
3を含む中央サウンドシステム90を介し、また
左スピーカ向け打楽器音信号はD/A変換器9
6、増巾器97およびスピーカ98を含む左サウ
ンドシステム95を介してそれぞれ音響信号に変
換され発音される。 (各部の詳細説明) 1 記憶装置 プログラムメモリ32は、CPU31の制御
プログラムが格納されたリードオンメモリ
(ROM)である。 ワーキングメモリ33はランダムアクセスメ
モリ(RAM)からなり、その一部にCPU31
が制御プログラムを実行する際に発生する各種
データを一時格納するためのワーキングエリア
が設けられている。このワーキングエリアは第
1表に示すようなレジスタまたはフラグ等で構
成される。
【表】 なお、以下の説明においては各レジスタ等お
よびその内容は同一のラベル名で表わすものと
する。例えば拍数レジスタもその内容もいずれ
もHKPEとなる。また、第1表において、テ
ンポレジスタTEMPO、トータル音量レジスタ
TOTELVおよびリズム種類レジスタ
RHYPTNにはそれぞれリズム用操作子22の
テンポ設定子27、トータルボリウム26およ
びリズム選択スイツチ23の操作子情報が格納
され、また、ドラム系音量比レジスタ
RHDLEVおよびシンバル(ノイズ)系音量比
レジスタRHCLEVにはバランス設定子25か
らの操作子情報が格納される。 リズムパターンメモリ34は、ROMで構成
され、第3図aに示すように、マーチ、ワル
ツ、…スイング等の各リズム種類ごとのリズム
パターンが格納されている。これらのリズムパ
ターンとしては、それぞれ第3図bの拡大図に
示すように、先頭アドレスに格納された楽器グ
ループナンバデータIGN、ならびに続く各ア
ドレスに格納された、各拍内タイミングにおけ
るイベントデータEVT、16進法表示で「OD」
(以下「$OD」と記す)の拍エンドデータBE
およびリズムパターンの最後のリターンデータ
(小節エンドデータ)RNT($OF)が格納され
ている。 ここで楽器グループとは、マーチ、ワルツ等
のリズム音を発生するための楽器音をリズム音
発生回路70における音源形成チヤンネル数の
8種類ずつ抽出して形成した楽器グループで、
この楽器グループごとにグループを形成する楽
器を各音源形成チヤンネルに割り当てている。
この実施例においては、マーチ、タンゴのリズ
ム音発生用に0、ワルツ、バラード用に1とい
うように0〜7の楽器グループナンバIGNに
対応する8つの楽器グループが設けられてお
り、例えば楽器グループナンバIGNの値が1
の場合はチヤンネル番号0〜7で表わされる各
チヤンネルに対しチヤンネル0はトツプシンバ
ル(TCY)、チヤンネル1はハイハツト
(HH)、…、チヤンネル5はスネアドラムブラ
ツシユロール(SDB)、…というようにワルツ
およびバラードのリズム音を発生するための8
種類の楽器が割り当てられている。この楽器グ
ループの概念を導入することにより、この電子
楽器においては各リズム種類ごとに最大8種類
の楽器音からなるオートリズムを発生すること
ができる。因みに従来のオートリズム演奏装置
においては全種類のリズム音で用いられる楽器
が音源形成チヤンネル数、例えば8種類であつ
て、1つのリズム音に用いられる楽器は音源形
成チヤンネル数より少ないのが通常であるが、
この実施例によると、例えばリズム種類ごとに
所望の8種類、全リズム種類では任意数の楽器
音を用いてリズム音を形成することも容易であ
る。 第1図の電子楽器は1ビートすなわち1拍の
1/12を単位とするタイミングでリズムを発音す
るように構成されており、リズムパターンメモ
リ34内のイベントデータEVTもこのビート
で示される12個の拍内タイミング順に格納され
ている。このイベントデータEVTは第3図c
に示すように8ビツトのメモリの2バイトを用
い、第1バイトの下位4ビツト(第4〜1ビツ
ト)にイベントの発生する拍内タイミング
HTIM、第7〜5ビツトに音源を形成すべき
チヤンネルナンバCHN、第2バイトの上位4
ビツト(第8〜5ビツト)にその拍内タイミン
グで発生する打楽器音のピツチPITCH、第4
ビツトは空白ビツトで、第3〜1ビツトにその
打楽器音演奏の強弱すなわちそのタイミングで
発生する打楽器音が楽譜上でフオルテシモ
(ff)〜ピアニシモ(pp)のいずれであるかを
示すレベルデータLEVELが格納されている。
拍エンドデータBEは拍と拍との境界を示し、
リターンデータRNTはリズムパターンの最後
尾(リズムが1小節パターンであるときは小節
エンド)を示す。また、これらの拍エンドデー
タBEおよびリターンデータRNTは直前のイベ
ントデータEVTに示された拍内タイミング以
後、その拍内でのイベントすなわちリズム音の
発生はないことを示す。 第1図において、パターン先頭アドレスメモ
リ35はリズムパターンメモリ34における各
リズム種類のリズムパターンの先頭アドレスが
格納されており、リズム種類レジスタの内容
RHYPTNの入力により各リズムパターン先頭
アドレスを出力する変換ROMである。 対数音量メモリ36はトータル音量
TOTLEVおよびドラム系音量比RHDLEVと
シンバル系音量比RHCLEVとを対数変換する
変換ROMである。これらの各音量および音量
比は対数変換された後演算され、各8ビツトの
シンバル系音量CLEVおよびドラム系音量
DLEVとしてパネルデータインターフエース4
2を介してリズム音発生回路70に送出され
る。ここでシンバル系音量CLEVはトータル音
量TOTLEとシンバル系音量比RHCLEVとの
積として得られるが、上述の対数音量メモリ3
6において対数変換される結果、これらの対数
値の和として容易かつ速やかに演算することが
できる。 2 リズムインターフエース41 リズムインターフエース41はCPU31が
出力するリズム音源データを一時格納したり、
CPU31からの指令によつて格納しているデ
ータをシリアルデータPTNDATに変換してリ
ズム音発生回路70に転送したり、CPU31
からのリズムスタート信号を入力したときおよ
びその後1ビートごとにCPU31にデータ転
送処理を割り込みで行なわせるための割込信号
RINTを発生したりする。 第4図にリズムインターフエース41の詳細
ブロツク図を示す。同図において、デコーダ4
3は、CPU31(第1図)からアドレスバス
ADBに送出されるアドレス信号が、テンポレ
ジスタ44、リズム音源データレジスタ45、
チヤンネルレジスタ46およびフアンクシヨン
レジスタ47のいずれかを指定するものである
とき、そのアドレス信号に応じて各レジスタ4
4〜47にロード信号RHYDEC1〜4を送出
する。従つてCPU31がデータバスDBを介し
て送出するデータがCPU31がアドレス指定
するレジスタに格納される。 テンポレジスタ44にはテンポデータレジス
タTEMPOの内容が変更される都度、新たなテ
ンポデータTEMPOが格納され、テンポPOM
48はテンポレジスタ44の出力するテンポデ
ータTEMPOをカウンタ49のプリセツトデー
タPSDに変換する。カウンタ49はロード端
子LDすなわちOR回路50の出力が“1”のと
きプリセツトデータPSDがプリセツトされ、
続いてクロツク発生回路51の出力する一定周
波数のクロツク信号φをカウントし、オーバー
フローしたときに出力端子C0に“1”を出力
する。この出力はOR回路50の一方の入力端
子に入力され、カウンタ49はオーバーフロー
するたびにプリセツトされる。すなわち、この
カウンタ49はオーバーフロー値をN、プリセ
ツト値をMとするとクロツク信号φの周波数を
1/(N−M)に分周してテンポ設定子27
(第2図)に設定されたテンポの出力を発生す
る。なお、このカウンタ49としてはプリセツ
トした後クロツク信号φをダウンカウントして
カウント値0で出力端子C0に“1”を出力し、
クロツク信号φを1/Mに分周するものでもよ
く、また他の周知の可変分周形のカウンタでも
よい。OR回路50の他方の入力端子はフアン
クシヨンレジスタ47のスタート出力端子に接
続されており、フアンクシヨンレジスタ47が
後述するスタート信号STARTを発生したとき
にもカウンタ49をプリセツトする。このOR
回路の出力はさらに割込信号RINTとして
CPU31に送出され、CPU31はカウンタ4
9がプリセツトされると同時に後述の割込処理
動作を開始する。クロツク発生回路51の出力
はOR回路52の一方の入力端子に入力され、
OR回路52の出力はクロツク発生回路51の
リセツト端子に接続されているので、このクロ
ツク発生回路51は出力を発生すると直ちにリ
セツトされ、従つて短いパルス巾のクロツク信
号φを発生する。また、このOR回路52の他
方の入力端子には前記スタート信号STARTが
入力され、従つてスタート信号発生時にはカウ
ンタ49がプリセツトされるとともにクロツク
発生回路51もリセツトされる。 CPU31(第1図)によつてリズムパター
ンメモリ34から読み出されたイベントデータ
EVTは、3ビツトのレベルLEVEL、および4
ビツトのピツチPITCHが7ビツトのデータと
してリズム音源データレジスタ45に格納さ
れ、チヤンネルナンバCHNはチヤンネルレジ
スタ46に一時格納される。チヤンネルカウン
タ53はチヤンネルタイミング信号ChTを0
から7まで繰り返しカウントし、比較器54は
このチヤンネルカウンタ53の出力とチヤンネ
ルレジスタ46の出力するチヤンネルナンバ
CHNとを比較して、これらが一致したとき
AND回路55を介してチヤンネル合致信号
CHEQを送出する。フリツプフロツプ56はチ
ヤンネルレジスタ46のロード信号RHYDEC
3によつてセツトされ、前記チヤンネル合致信
号CHEQによつてリセツトされるもので、チヤ
ンネル合致信号CHEQは比較器54の出力とフ
リツプフロツプ56のセツト出力Qとの論理積
として出力することにより、チヤンネルナンバ
CHNをロードした後は1回に限りチヤンネル
タイミング信号ChT前縁の微分波形としての
チヤンネル合致信号CHEQが出力される。この
チヤンネル合致信号CHEQはセレクタ57の
SB端子に入力され、このチヤンネル合致信号
CHEQが発生したときのみ8ステージ7ビツト
のシフトレジスタ58にリズム音源データレジ
スタ45に格納されたレベルLEVEL、ピツチ
PITCH等のデータがロードされる。また、チ
ヤンネル合致信号CHEQはキーオン信号KON
として8ステージ1ビツトのシフトレジスタ5
9にOR回路60を介して格納される。これら
のシフトレジスタ58,59およびチヤンネル
カウンタ53はいずれも同一のチヤンネルタイ
ミング信号ChTによつて動作しているので、
リズム音源データレジスタ45に格納されたデ
ータはシフトレジスタ58,59のチヤンネル
タイミングと同期してチヤンネルレジスタ46
内のチヤンネルナンバCHNに対応するチヤン
ネルにロードされる。 フアンクシヨンレジスタ47は、CPU31
のアドレス指定によりデコーダ43の出力
RHYDEC4が“1”のときにCPU31からデ
ータバスDBを介して送出されるデータを取り
込む。このデータ値がS|01のときは短い時間の
パルスであるスタート信号STARTを送出した
後レジスタ47は自動的にクリアする。また、
データ値がS|20のときはシフトレジスタ58お
よび59の8チヤンネル分の全データが後述す
るP/S変換器61からシリアルな出力として
出力される時間トランスフア信号TRANSを出
力し、後は自動的にクリアする。 P/S変換器61にはそのパラレルデータ入
力端子P2〜P9に、シフトレジスタ58,5
9に8つの各チヤンネルごとに格納されたリズ
ムデータがチヤンネルタイミング信号ChTと
同期してチヤンネルごとに順次入力しており、
またロード端子LDにはチヤンネルタイミング
信号ChTが入力している。そしてフアンクシ
ヨンレジスタ47がトランスフア信号TRANS
を発生すると、このP/S変換器61はチヤン
ネルタイミング信号ChTが“1”の区間にP
1〜P9のデータを1チヤンネル分取り込み、
この取り込んだデータをチヤンネルタイミング
信号ChTが“0”の区間にシリアルデータ
PTNDATに変換してクロツク信号φでリズム
音発生回路70に送出する。これを8回繰り返
すことにより、全8チヤンネル分のデータを送
出する。また、フアンクシヨンレジスタ47か
らのトランスフア信号TRANSはインバータ6
2を介してAND回路63の一方の入力端子に
供給され、このAND回路63を非導通状態に
する。これにより、シフトレジスタ59の出力
端からAND回路63およびORゲート60を介
してシフトレジスタ59の入力端に至る循環路
が遮断される。すなわち、シフトレジスタ59
に格納されたキーオン信号KONはP/S変換
器61からリズム音発生回路70に送出された
後、消去される。 なお、P1はマーカーまたは入力確認信号と
して常時“1”が入力され、このためリズム音
発生回路70においては、データが転送される
と“0”連続入力データが少なくともP1で
“1”に変化するのでP2〜P9が全部“0”
のデータであつても最初のP1の“1”データ
によつて以下の“0”データがリズムインター
フエース41から転送された有効なものである
ことを判別することができる。 3 パネルデータインターフエース42 第1図において、パネルデータインターフエ
ース42はCPU31がリズム用操作子22の
トータルボリウム26およびバランス設定子2
5からそれぞれ読み込んだトータル音量
TOTLEVおよびドラム系音量比RHDLEV、
シンバル系音量比RHCLEVを対数変換し、か
つ演算して得た各8ビツトのシンバル系音量
CLEVおよびドラム系音量DLEVを16ビツトの
シリアルデータLVINTに変換してリズム音発
生回路70に送出するとともにに、リズムパタ
ーンメモリ34から読み出した楽器グループナ
ンバデータIGNをシリアルデータPANCDDに
変換してやはりリズム音発生回路70に送出す
る。 4 CPU31 CPU31は、ブログラムカウンタ(PC)、
Aレジスタ(A)、Xレジスタ(X)およびYレジスタ
(Y)等を有するマイクロプロセツサ等で構成され
る。 次に第5〜9図のフローチヤートを参照しな
がらCPU31の動作を説明する。 通常動作モード 第5図を参照して、この電子楽器に電源が投
入されると、CPU31はプログラムメモリ3
2に格納された制御プログラムに従つて動作を
開始する(ステツプ100)。ステツプ101では
CPU31、ワーキングメモリ33およびリズ
ムインターフエース41等の各レジスタ、フラ
グ等をクリアして回路全体をイニシヤライズ
し、ステツプ102で鍵盤10およびパネル20
の各操作子を走査して変更のあつた操作子およ
びその操作子情報を検出する。この検出は、例
えば各操作子ごとの操作子情報とワーキングメ
モリ33内に設けられている各レジスタ
TEMPO、TOTLEV、RHDLEV、
RHCLEV、RHYPTN等に格納された前回の
操作子情報との排他的論理和が0でない場合を
操作子情報変更すなわちイベント有りとして検
出することができる。なお、このステツプ102
ではリズムスタート・ストツプスイツチ24が
スタートまたはストツプ側に押圧された場合に
もその操作子情報を検出する。操作子情報とし
ては例えばトータルボリウム26およびバラン
ス設定子25による設定値をそれぞれデイジタ
ルデータ0〜15で表わし、このデータをワーキ
ングメモリ33のトータル音量レジスタ
TOTLEV、ドラム系音量比レジスタ
RHDLEVおよびシンバル系音量比レジスタ
RHCLEVに格納する。 ステツプ103ではステツプ102でイベントが検
出されたか否かを判定し、イベントがなければ
ステツプ102に戻つてさらにイベントの検出を
行ない、イベント有ならば以降のステツプにお
いて検出されたイベントの種類に応じた処理を
行なう。 ステツプ102で検出されたイベントが鍵の押
下もしくは解除または楽音選択用操作子21の
押下による楽音変更であるときはステツプ110
に進む。ステツプ110では、各鍵データまたは
楽音選択データを処理して鍵楽音インターフエ
ース40に出力する。鍵楽音インターフエース
40はこれらのデータをさらに鍵楽音形成回路
65に送出する。 前記イベントがスタート・ストツプスイツチ
24によるスタート指令であれば、ステツプ
120でワーキングメモリ33内のリズムランフ
ラグRHYRUNをセツトした後、ステツプ121
でリズムテンポを同期させる。これはリズムイ
ンターフエース41のフアンクシヨンレジスタ
47(第4図)にデータ$01をロードしてフア
ンクシヨンレジスタ47にスタート信号
STARTを発生させ、このスタート信号によつ
てカウンタ49およびクロツク発生器51をリ
セツトすることにより行なう。また、このスタ
ート信号STARTの発生によつてリズムインタ
ーフエース41からCPU31に割り込みがか
かり、CPU31は後述する第7図のステツプ
200以降の割込処理RHIRQによりリズムイン
ターフエース41およびパネルデータインター
フエース42を介してリズム音発生回路70に
リズム音に関する各シリアルデータ
PTNDAT、LVINT、PANCDD等を送出す
る。 ステツプ102におけるイベントがスタート・
ストツプスイツチ24(第2図)によるリズム
ストツプであるときは、ステツプ131でデータ
転送命令を送出する。これは、リズムインター
フエース41のフアンクシヨンレジスタ47
(第4図)にデータ$20をロードすることによ
つて行ない、この結果、リズム音源データ
PTNDATがリズム音発生回路70に転送され
る。さらにステツプ132で第1表に示すリズム
ランフラグRHYRUN、拍変化時フラグ
RDISPF等のリズム関係レジスタおよびフラグ
をクリアする。 ステツプ102におけるイベントがテンポ設定
子27によるテンポの変更であるときは、ステ
ツプ140でテンポデータTEMPOをリズムイン
ターフエース41のテンポレジスタ44(第4
図)にロードする。このテンポレジスタ44に
格納されたテンポデータにより1ビートのピツ
チすなわちリズムパターンを読み出すテンポが
決定される。 ステツプ102におけるイベントがトータルボ
リウム26またはバランス設定子25の設定値
の変更であるときは、これら各操作子の値
TOTLEV、RHDLEV、RHCLEVをそれぞれ
対数音量メモリ36を参照して対数に変換した
後加算(音量としては掛算)してシンバル系音
量CLEVおよびドラム系音量DLEVを求め、シ
リアルデータLVINTに変換してリズム音発生
回路70に送出する。 ステツプ102におけるイベントがリズム選択
スイツチ23の押下によるリズム種類
RHYPTNの変更であるときは、第6図に示す
リズムセツト処理RHYSET160を実行す
る。すなわち、ステツプ163では小節内タイミ
ングカウンタTIMINGの内容を参照して拍数
レジスタHKPEの拍数をタイミングTIMING
が0〜11なら1に、12〜23なら2に、24〜35な
ら3に、36〜47なら4にそれぞれセツトする。
これは変更後のリズムを変更前と同一のタイミ
ングで継続させるためで、ステツプ167で同一
拍数、同一拍内タイミングのリズムパターンデ
ータが格納されたアドレスにパターンポインタ
PHPNTをセツトする際に用いる。ステツプ
164ではリズムランフラグRHYRUNを検査し
リズム進行中であればステツプ165で拍エンド
フラグRHHENDをクリアする。これは拍エン
ドフラグRHHENDがセツトされたままになつ
ていると、変更後のリズムが変更時のタイミン
グ以降にイベントデータを有するときこれらの
イベントデータの読取をスキツプしてしまうか
らである(第9図ステツプ401参照)。変更後の
リズムにおいても変更時のタイミング以降にイ
ベントデータが存在しないときはリズムポイン
タRHPNTをセツトする際に拍エンドフラグ
RHHENDをセツトする。ステツプ164の判定
がリズム停止中のときはリズムストツプ処理の
際ステツプ132において拍エンドフラグ
RHHENDは既にクリアされているのでステツ
プ165をスキツプしてステツプ166に進む。 ステツプ166では、リズム種類レジスタの内
容RHYPTNで先頭パターンアドレスメモリ3
5をアドレスして選択されたリズム種類の先頭
アドレスを読み出して先頭アドレスレジスタ
RHYROMに格納する。ステツプ167ではリズ
ムパターンメモリ34を先頭アドレス
RHYROMとパターンポインタRHPNTとの和
で示されるアドレスで指定して先頭アドレスか
らから順次読み出し、読み出された拍エンドデ
ータBEの数および拍内タイミングHTIMと拍
数HKPEおよびタイミングTIMINGとを比較
してパターンポインタRPNTをセツトする。
ステツプ168ではリズムパターンメモリ34の
先頭アドレスRHYROMに格納された楽器グル
ープナンバIGNを読み出してパネルデータイ
ンターフエース42に出力する。パネルデータ
インターフエース42はこの楽器グループナン
バIGNをシリアルデータPANCDDに変換して
リズム音発生回路70に送出する。 ステツプ169ではリズム種類RHYPTNが3
拍子および4拍子のいずれであるかを判定し、
3拍子であればステツプ170で、4拍子であれ
ばステツプ171で最大タイミングレジスタ
TMPMAXにそれぞれ1小節内の最大タイミ
ング数である35および47を記憶させる。 ステツプ102でイベント検出後、イベントの
種類ごとにステツプ110〜171の処理を終了する
と再びステツプ102に戻つて新たなイベントの
検出を行なう。 割込モード 前述したように第1図の電子楽器においては
スタート・ストツプスイツチ27をスタートに
したとき、およびその後カウンタ49が設定さ
れたテンポに従つて1拍の1/12すなわち1ビー
トをカウントする度にリズムインターフエース
41からCPU31に割込信号RINTが送出さ
れる。従つてCPU31はリズムスタート時と
以後の1ビートごとに第7図の割込処理
INTRPT200を実行する。 先ず、ステツプ201では割込処理終了後もと
の状態に復帰できるように各レジスタ、プログ
ラムカウンタ等をセーブし、続いて第8図に示
すリズム音発生データ出力処理RHIRQ210
を実行する。 第8図を参照して、ステツプ211でリズムラ
ンフラグRHYRUNを検査してリズムが進行中
か否かを判定する。この判断がNOすなわちリ
ズムが停止している場合はリズム音データを出
力する必要はないからこの処理RHIRQ210
を終了し、ステツプ260(第7図)で直ちに割り
込みを解除し、もとの第5または6図の通常モ
ードのルーチンに復帰する。ステツプ211でリ
ズムが進行中ならばリズムデータ出力サブルー
チンRHYCNV400(第9図)に進む。 第9図を参照してステツプ401では拍エンド
フラグRHHENDを検査し、拍エンドであれば
以後拍オーバーするまでのタイミング
TMPCNTにイベントデータは存在しないから
そのままもとのルーチン(第8図)に戻る。拍
エンドでなければステツプ402でリズムポイン
タRHPNTの内容をYレジスタにセツトし、
続いてステツプ403および404で読出パターン先
頭アドレスRHYROMとYレジスタの内容(す
なわちリズムポインタの内容RHPNT)との
和でリズムパターンメモリ34をアドレスして
第3図cの第1バイトのチヤンネルデータ
CHNおよび拍内タイミングデータHTIMを読
み出しAレジスタおよびXレジスタに格納す
る。次にステツプ405でAレジスタの内容とS|
OFとの論理積を求めAレジスタの内容を下位
4ビツトの拍内タイミングデータだけ残し、ス
テツプ406でこの拍内タイミングとテンポカウ
ンタTMPCNTで示されるタイミングが一致す
るか否かを判定する。ステツプ406でこれらの
タイミングが一致していればこのデータは現在
処理すべきタイミングTMPCNTのもので有効
であるから、ステツプ407でポインタとしての
Yレジスタの内容を歩進させ、ステツプ408で
第3図cのイベントデータEVTの第2バイト
のピツチPITCHおよびレベルLEVELデータを
読み出してAレジスタに格納する。ステツプ
409ではAレジスタに格納されたピツチおよび
レベルデータをリズム音源データレジスタ45
(第4図)に、また、Xレジスタに格納されて
いるチヤンネルナンバCHNはチヤンネルレジ
スタ46(第4図)に出力する。 ステツプ410ではさらに次のイベントデータ
EVTを読み出すべくリズムポインタとしての
Yレジスタの内容をさらに歩進する。ステツプ
411〜414ではステツプ403〜406の手順を繰り返
しステツプ407〜414で現在のタイミング
TMPCNTと同一の拍内タイミングを有するイ
ベントデータEVTを全て読み出す。ステツプ
406または414において同一拍内タイミングを有
するイベントデータが存在しないときはステツ
プ415に進み、ステツプ405または413でAレジ
スタに残したタイミングデータがS|OD以上か
否かを判定する。拍内タイミングは必ずS|O〜
S|Bであるので、Aレジスタの内容AがS|OD
以上になるのは拍エンドデータBEかリターン
データRNTを読み取つたときである。そこで
上記判定でAレジスタ≧S|ODのときは次にス
テツプ416でAレジスタ=S|OFか否か判定し、
Aレジスタ=S|OFすなわちリターンであれば
ステツプ417でYレジスタをクリアし、Aレジ
スタ≠S|OFすなわち拍エンドであればステツ
プ417をスキツプしてステツプ418に進む。ステ
ツプ418では拍エンドフラグRHHENDをセツ
トし、ステツプ419でYレジスタの内容を歩進
し、ステツプ420でリズムポインタRHPNTに
Yレジスタの内容をセツトし、もとのルーチン
(第8図ステツプ240)に戻る。上記のステツプ
417、419および420の処理によりリターンデー
タRNTが検出されたときリズムポインタ
PHPNTは1にセツトされ、また拍エンドデー
タBEが検出されたときはリズムポインタ
RHPNTはステツプ419において拍エンドデー
タBEが格納された番地の次の番地を示すこと
となる。ステツプ415の判定において拍内タイ
ミングが拍エンドおよびリターンのいずれでも
ない場合はステツプ420に進み、リズムポイン
タPHPNTにタイミングTMPCNTと一致しな
い拍内タイミングを読み出したときの番地がそ
のまま格納された後第8図のルーチンのステツ
プ240に戻る。 第8図を参照して、ステツプ240ではリズム
インターフエース41にデータ転送命令を送出
する。これはフアンクシヨンレジスタ47(第
4図)をアドレスで指定してS|20をロードする
ことによつて行なう。すると、フアクシヨンレ
ジスタ46が転送信号TRANSを出力し、この
信号がP/S変換器60に印加され、ステツプ
409でリズムインターフエース41に出力され
シフトレジスタ58にチヤンネルごとに格納さ
れているピツチおよびレベルデータならびにシ
フトレジスタ59に格納されているキーオンデ
ータKONなどがP/S変換器61で9ビツト
のシリアルデータPTNDATに変換されリズム
音発生回路70(第1図)に送出される。 ステツプ241でテンポカウンタTMPCNTを
歩進してステツプ242でテンポカウンタの内容
TMPCNTから拍オーバーか否かを判定する。
1拍内のタイミングは0〜11の12個であるから
テンポカウンタの示すタイミングTMPCNTが
オーバーフローしたときは拍オーバーである。
ステツプ242で拍オーバーと判定されると、次
にステツプ243でタイミングカウンタTIMING
を歩進する。拍オーバーのときは小節オーバー
である可能性があるから、次にステツプ244で
ステツプ242の拍オーバーは小節オーバーか否
かをタイミングカウンタの内容TIMINGが最
大テンポ数TMPMAXに達したか否かで判定
する。小節オーバーであれば、ステツプ245で
拍エンドフラグRHHENDをリセツトし、ステ
ツプ246でタイミングカウンタTIMINGおよび
テンポカウンタTMPCNTをリセツトした後、
第7図のステツプ260に戻る。また拍オーバー
ではあるが小節オーバーでないときはステツプ
247で拍エンドフラグRHHENDをリセツトし、
ステツプ248でテンポカウンタTMPCNTをリ
セツトした後、第7図のステツプ260に戻る。
また拍オーバーではあるが小節オーバーでない
ときはステツプ247で拍エンドフラグ
RHHENDをリセツトし、ステツプ248でテン
ポカウンタTMPCNTをリセツトした後、第7
図のステツプ260に戻る。 ステツプ242の判定で拍オーバーでないとき
はステツプ249でタイミングカウンタTIMING
をインクリメントした後、ステツプ250で第7
図のステツプ260に戻る。 第7図を参照して、リズム音発生データ出力
処理RHIRQ(第8図)のステツプ211、246、
248および249からステツプ250でリターンした
後、ステツプ260ではこの割込処理INTRPTを
実行するために待避させていたプログラムカウ
ンタおよび各レジスタ等を復帰させ、割込前の
通常モード(第5および6図)の処理に戻る。 5 リズム音発生回路70 第10図はリズム音発生回路70の詳細ブロ
ツク図を示す。このリズム音発生回路70は
S/P変換器71、セレクタ72、8ステージ
7ビツトのシフトレジスタ73、S/P変換ラ
ツチ回路74、チヤンネルカウンタ75、楽器
ナンババランスチヤンネルROM76、リズム
音信号発生回路77、エンベロープジエネレー
タ78、S/P変換回路79、音量セレクタ8
0、レベル制御回路81およびスピーカセレク
タ82を具備し、制御部30(第1図)のリズ
ムインターフエース41およびパネルデータイ
ンターフエース42からシリアルに送出される
リズムに関するデータPTNDAT、LVINT、
PANCDDを入力し、8個の時分割チヤンネル
のそれぞれにおいて打楽器音信号を発生する。 このリズム音発生回路70全体はクロツク信
号φABで駆動され、8つのリズム音源形成チヤ
ンネルがこのクロツク信号φABの1周期ごとに
順次区切られるタイムスロツトごとに時分割で
形成される。この8つのチヤンネルのそれぞれ
に楽器グループを構成する8種類の打楽器が1
つずつ割り当てられる。 S/P変換器71はリズムインターフエース
41(第1図)から転送されるシリアルデータ
PTNDATをパラレルデータに変換するととも
に8チヤンネル分のパラレルデータを内蔵する
バツフアーメモリに一時格納し、チヤンネルカ
ウンタ75と同期して1チヤンネル分ずつ出力
端子P9〜P2に出力する。 セレクタ72は普段はセレクト端子SBが
“0”であるから入力端子Aに入力する信号を
出力する。従つてシフトレジスタ73は一旦入
力した信号をクロツクφABごとに順次シフトし
て循環させながら記憶している。このシフトレ
ジスタ73はS/P変換器71の出力端P2に
キーオン信号KONが発生してセレクタ72の
セレクト端子SBが“1”のときS/P変換器
71の出力端P9〜P3に発生するリズム音源
データが入力される。この場合、送出側のリズ
ムインターフエース41(第1図)とチヤンネ
ルを一致させるためには、例えばフアンクシヨ
ンレジスタ47(第4図)のトランスフア信号
をチヤンネルカウンタ53のチヤンネル0に同
期して発生させ、必らずチヤンネル0から順に
チヤンネル7までのデータを転送するととも
に、受入側のリズム音発生回路70においては
S/P変換器71の出力をチヤンネルカウンタ
75の出力するチヤンネル番号が0のところか
ら順にチヤンネルカウンタ75の出力またはシ
ステムクロツクφABと同期して出力させる。 S/P変換ラツチ回路74はパネルデータイ
ンターフエース42(第1図)から転送される
楽器グループナンバデータIGNを含む8ビツ
トのシリアルデータPANCDDをパラレルデー
タに変換するとともにこのパラレルデータを次
にシリアルデータPANCDDが入力するまでラ
ツチする。 チヤンネルカウンタ75はシステムクロツク
信号φABをカウントして0〜7のチヤンネルナ
ンバCHNを出力する。 楽器ナンババランスチヤンネルROM76は
楽器グループナンバIGNとチヤンネルカウン
ト値が入力されると、5ビツトの楽器ナンバ
INOすなわち楽器名と、この楽器がシンバル
(ノイズ)系とドラム系のいずれであるかを示
す1ビツトの音源群信号BALと、この楽器音
を発音するスピーカが中央か左かを示す1ビツ
トの発音制御信号CHAとを発生する変換ROM
である。 リズム音信号発生回路77は楽器ナンババラ
ンスチヤンネルROM76の出力する5ビツト
の楽器ナンバINOおよびシフトレジスタ73
の出力する4ビツトのピツチデータPITCHに
基づいて打楽器音波形を発生する。このリズム
音信号発生回路としては公知の波形メモリ方式
または演算方式のものを用いることができる。
波形メモリ方式の場合は楽器ナンバINOおよ
びピンチデータPITCHでメモリのスタート・
エンドアドレスを指定する。演算方式の場合は
ピツチの決定および音色を決定するための定数
の設定を楽器ナンバINOで行ない、ピツチデ
ータPITCHはピツチの若干の修正に用いる。 エンベロープジエネレータ78はS/P変換
器71の出力端P2に発生するキーオン信号
KONをアタツクとして楽器ナンババランスチ
ヤンネルROM76の出力する楽器ナンバINO
で定まるエンベロープデータEGを発生する。 S/P変換回路79はパネルデータインター
フエース42の出力するシンバル系音量CLEV
およびドラム系音量DLEVからなるシリアルデ
ータLVINTをパラレルデータに変換して一時
記憶する。 音量セレクタ80は楽器ナンババランスチヤ
ンネルROM76の発生する音源群信号BALに
従いシンバル系音量CLEVまたはドラム系音量
DLEVのいずれかを選択してレベル制御回路8
1に送出する。 レベル制御回路81は例えば乗算器よりな
り、リズム音信号発生回路77からの音源波形
データ、音量セレクタ80からのシンバル系音
量CLEVまたはドラム系音量DLEV、シフトレ
ジスタ73からのレベルデータLEVELおよび
エンベロープジエネレータ78からのエンベロ
ープデータEGをチヤンネルごとに演算して時
分割多重化した打楽器音信号を発生する。 スピーカセレクタ82は楽器ナンババランス
チヤンネルROM76の発生する発音チヤンネ
ル信号に基づき、レベル制御回路81で発生し
た打楽器音信号をそれぞれ中央および左チヤン
ネルサウンドシステム90および95(第1
図)の振り分けて出力する。 なお、ここで説明した実施例の電子楽器の各
ブロツクと本発明の構成要件とは、ほぼ以下の
ように対応する。ただし、以下の記載では、先
に実施例の電子楽器の各ブロツクを掲げ、後に
該ブロツクに対応する本発明の構成要件を掲げ
る。 鍵盤10(第1図)など…演奏操作子手段 鍵盤音形成回路65(第1図)など…楽音
発生手段 リズム音発生回路70(第1図)など…リ
ズム音発生手段 リズムパターンメモリ34(第1図)など
…パターン記憶手段 テンポ設定子27(第1図)など…テンポ
設定操作子 カウンタ49などリズムインターフエース
41(第4図)のうち特に割込信号RINTの
出力に係る部分など…周期信号発生手段 中央処理装置(CPU)31…CPU (発明の効果) 以上のようにこの発明によると、自動リズム演
奏装置を付加するに際し、電子楽器における楽音
の発生を制御しているCPUを用いてリズム音の
発生を制御するようにしているため、リズム音発
生制御用としての別個のCPUもしくは専用ICが
不要となり回路構成の簡略化および装置のコスト
ダウンを図ることができる。 なお、第3の処理である自動リズムに関する処
理は、鍵盤音とは異なり、操作者によつて任意に
設定されたテンポに応じたタイミング(周期)で
繰返し行われるので、常時行う必要がない。一
方、演奏操作子の操作はいつ行われるか判らない
ので、第1の処理である演奏操作子の操作に応じ
た処理は高い頻度で行う必要がある。本発明によ
れば、自動リズムに関する処理を、操作者が設定
した任意のテンポに応じたタイミングにおいての
み割り込みによつて行つているので効率がよく、
CPUのクロツク周波数を高くすることなく演奏
操作子の操作に応じた処理の方を総体的に頻繁に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例に係る電子楽器の
ブロツク構成図、第2図は第1図の楽器のパネル
のリズム部における各操作子の配置図、第3図は
第1図の楽器のリズムパターンメモリに格納され
たデータ構成図、第4図は第1図の楽器のリズム
インターフエースの詳細ブロツク図、第5〜9図
は第1図の楽器の動作説明のためのフローチヤー
ト、そして、第10図は第1図の楽器のリズム音
発生回路の詳細ブロツク図である。 10:鍵盤、21:楽音選択用操作子、22:
リズム用操作子、23,23−1,23−2,
…:リズム選択スイツチ、31:CPU、34:
リズムパターンメモリ、41:リズムインターフ
エース、65:鍵盤音形成回路、70:リズム音
発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の操作子を有し、発生すべき楽音を指示
    する演奏操作子手段と、 操作子楽音情報に基づき楽音信号を発生する楽
    音発生手段と、 リズム音情報に基づきリズム音信号を発生する
    リズム音発生手段と、 リズム演奏における複数のタイミングにおい
    て、各タイミングで発生すべきリズム音信号を指
    示するリズムパターンデータを記憶したパターン
    記憶手段と を備え、前記パターン記憶手段に記憶されたリズ
    ムパターンデータを読出し、該読出したリズムパ
    ターンデータに基づき発生すべきリズム音に関す
    るリズム音情報を前記リズム音発生手段に対して
    出力することにより自動リズム演奏を行う電子楽
    器において、 リズム演奏におけるリズムテンポを設定するた
    めのテンポ設定操作子と、 テンポデータに対応した周期的な信号を発生す
    る周期信号発生手段と、 (a) 前記演奏操作子手段の操作子の操作状態に基
    づく楽音信号の発生を前記楽音発生手段に指示
    する操作子楽音情報を前記楽音発生手段に対し
    て出力する第1の処理と、 (b) 前記テンポ設定操作子で設定されるリズムテ
    ンポに基づき前記周期信号発生手段に前記テン
    ポデータを供給する第2の処理と、 (c) 前記周期信号発生手段から発生される周期的
    な信号を割込信号として受けて、前記複数のタ
    イミングのうちの自動リズム演奏の進行に応じ
    た1つのタイミング分の自動リズム演奏に関す
    る第3の処理であつて、前記第1の処理あるい
    は第2の処理に割り込んで行われる処理と を実行するCPUと を備えたことを特徴とする電子楽器。
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JPS58190992A (ja) * 1982-04-30 1983-11-08 ブラザー工業株式会社 電子楽器

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