JPH0241312B2 - - Google Patents
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- JPH0241312B2 JPH0241312B2 JP59057357A JP5735784A JPH0241312B2 JP H0241312 B2 JPH0241312 B2 JP H0241312B2 JP 59057357 A JP59057357 A JP 59057357A JP 5735784 A JP5735784 A JP 5735784A JP H0241312 B2 JPH0241312 B2 JP H0241312B2
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- Japan
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- phase
- emulsion
- type
- aqueous phase
- water
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- Confectionery (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Dairy Products (AREA)
Description
本発明は、きわめて微細で、かつ、安定性に秀
れたW/O/W型複合エマルジヨンの製造法に関
するものである。 本発明は、マヨネーズ、ドレツシング、デイツ
プ、ホイツプ用クリーム、コーヒークリーム、ア
イスクリーム飲料などの食品にきわめて好適な
W/O/W型複合エマルジヨンを提供するもので
ある。また、本発明は濃厚な食品又は、低脂肪で
あるが、濃厚感を有する、低カロリーのこれら食
品の製造を目的としている。 一般に、W/O/W型複合エマルジヨンはきめ
細かく皮フ等への接触感がきわめてなめらかなこ
と、脂肪球の内部に水溶性物質を封入できるこ
と、みかけの脂肪率を高められることから、化粧
品、医薬品、飲食品等に多くの用途が期待されて
いるものである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調製に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レエート等のスパン系乳化剤を対油20%以上用い
て乳化し、次いで二次乳化することが行なわれて
いた。 しかしながら、対油20%以上もの乳化剤を使用
しても、最終的に殺菌等のために加熱すると複合
乳化が破壊されてしまつたり、乳化率が低下する
などの大きな欠点がみられたのである。 本発明においては、W/O/W型複合エマルジ
ヨンを製造するにおいて、乳化剤としてポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルを使用するこ
とによつて、すぐれたW/O/W型複合エマルジ
ヨンを得ることに成功したのである。 本発明においてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを使用することによつて乳化剤の量
が少なくてすみ、得られるW/O/W型複合エマ
ルジヨンは熱に対して非常に安定であり、凍結耐
性を有し、長期保存にも安定である。その内水相
の水滴はきわめて微小で、生成率が高く、かつ生
成後の物理的処理にも安定であるところから、内
水相には各種有効成分等を各量含有させることが
可能となる。 本発明で使用するポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステルは次式()で示される。 ここでn=2〜12、R1、R2、R3は水素又は次
式()の縮合リシノレイン酸を示す。ただし、
R1、R2、R3のうち少なくとも一つは縮合リシノ
レイン酸である。 ここでm=2〜10を示す。 本発明ではここに一般式で示されるポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルから適宜選択し
た1種又は2種以上の混合物が使用される。 ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
(あと本乳化剤ということがある)の添加は、内
水相又は内水相と油相又は内水相と外水相に添加
されるが、特に溶解させる必要はなく、溶解して
いなければ懸濁状で乳化をはじめてもよい。添加
量は使用する油量に対して0.1〜20%、好ましく
は1〜15%、より好ましくは1〜10%程度であ
る。また、必要によつては、その他の乳化剤が適
宜添加される。その他の乳化剤としてはいかなる
乳化剤でもよいが、レシチン及び/又はグリセリ
ンのジ脂肪酸エステルなどがよい。 油脂としてはいかなるものでもよいが、硬化油
を用いる場合は、加温して溶融して使用される。
この場合、必要によつては、レシチン及び/又は
グリセリンのジ脂肪酸エステルを乳化剤の0.5〜
30%程度添加しておくとよい。 別に、水又は水相を用意するが、水相にはタン
パク質、デンプン類、ガム類、りん酸及びその
塩、有機酸及びその塩、着色料、呈味料などの各
種添加物、添加料等を混合しておいてもよく、ま
た加温しておいてもよい。 本発明におけるW/O/W型複合エマルジヨン
を製造する1つの方法は、両相もしくは各別に本
乳化剤を添加し、油相に水相を逐次添加混合し、
得られたW/O型のエマルジヨンを転相させ一気
にW/O/W型複合エマルジヨンを製造する方法
である。 本発明における別の方法として、まずW/O型
エマルジヨンを製造する方法があり、これには2
つの方法がある。第1は、両相もしくは水相に本
乳化剤を添加し、油相に水相を逐次添加混合し
て、直接W/O型のエマルジヨンとする方法であ
り、第2は、両相もしくは水相に本乳化剤を添加
し、水相に油相を逐次添加混合して、まずO/W
型のエマルジヨンとし、これをよく撹拌して転相
を起させて、W/O型のエマルジヨンとする方法
である。本発明では上述のいずれの方法によつて
も微細水滴を有するW/O型エマルジヨンを得る
ことができるが、転相による第2の方法が、微細
で均一な水滴が得られるので、より好ましいもの
である。 転相による第2の方法を説明すれば、水又は水
相に油脂が逐次添加混合される。 微細な乳化物を得るために一度に多量混合しな
い方がよい。また、油脂と水の量は目的に応じて
適宜の量でよいが、次に転相させるために油脂:
水=3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られたO/W型エマルジヨンは、ホ
モミキサーによつて十分撹拌することによつて
W/O型に転相させられる。この転相によつてき
わめて微細でなめらかな乳化物を得ることができ
る。また、油中の水相に各種添加物を封じ込むこ
とができるものである。この際の撹拌は、ホモミ
キサーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なもの
が好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、
ボテター等の撹拌装置でもよい。また、このW/
O型エマルジヨンは後の乳化を良くするために50
〜80℃に加温しておくとよい。 また、本発明の水相は次のように調製される。
水に、カゼイン、ナトリウムカゼイネート、大豆
タンパク、ゼラチン、小麦タンパク、血漿タンパ
ク、乳清タンパク、卵白などのタンパク質、卵
黄、澱粉、加工澱粉、デキストリン、サイクロデ
キストリン、澱粉誘導体、ローカストビンガム、
キサンタンガム、プルラン、デキストラン、カー
ドラン、グアーガム、タマリンドガム、寒天、カ
ラギーナン、フアセレラン、アルギン酸及びその
塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
ペクチン、アラビノガラクタン、結晶セルロー
ス、CMC、メチルセルロース、アラビアガム、
トラガントガム、カラヤガム、ポリアクリル酸ナ
トリウムなどの各種粘質物その他オルソリン酸、
ピロリン酸、ポリリン酸又はこれらの塩、食塩、
食酢、有機酸、及びその塩、乳化剤又はこれらの
混合物などが添加される。ここにおける乳化剤と
しては、親水性の乳化剤であればいかなるもので
もよいが、シヨ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、プルロニツク
系活性剤、テトロニツク系活性剤などがある。そ
の他、目的に応じて、着色料、呈味料等が添加さ
れる。この水相は乳化が良好に行なわれるよう
に、50〜80℃程度に加温されているのがよい。添
加の順序はいずれでもよいが、操作の都合上、撹
拌機に、まず、W/O型エマルジヨンを入れ、次
に乳化剤を添加した水相を入れる。ここにおける
撹拌機としては、底部近くに撹拌翼のついたも
の、吸い込み型で全体に撹拌翼のあるもの、吸い
込み混合だけの撹拌機など、上部にあるW/O型
エマルジヨンに直接撹拌翼の衝撃が与えられない
ものであればいずれの撹拌機でもよい。 この水相と上記W/O型エマルジヨンを混合
し、撹拌機で例えば250rpm5分撹拌混合し、次い
でホモゲナイザー処理する。ここに得られるのは
W/O/W型エマルジヨンで、きわめて微細な乳
化物である。 このように、本発明においては、きわめて微細
な水滴を有し、かつ安定したW/O/W型エマル
ジヨンを得ることができるので、これを利用して
濃厚感を有するマヨネーズ、ドレツシング、デイ
ツプ、ホイツプ用クリーム、コーヒークリーム、
アイスクリーム、飲料等を製造することができる
ものである。 次に本発明の実験例及び実施例を示すが、ここ
で用いたポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テルは、グリセリンの重合度3〜4、リシノレイ
ン酸の縮合度4〜5を有するエステルの混合物で
ある。 試験例 1 50℃の水200gと大豆硬化油300gの両方に乳化
剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル(半量づつ)又はソルビタンモノオレート
(スパン80)を対油0.5〜10%(変量)添加し、混
合した。 水に大豆硬化油を逐次添加し、O/W型エマル
ジヨンを得、これをホモミキサーで6000rpmで撹
拌し、転相させ、W/O型エマルジヨンを得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート1%、ソルビ
タンモノステアレート2%添加した水500gを70
℃にし、これに70℃にした前記W/O型エマルジ
ヨンを添加した後、底部に撹拌翼のついた撹拌機
で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲナイザーで
100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は第1
図に示される。ここでAはポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸を用いた場合、Bはスパン80を用い
た場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型エマ
ルジヨンを得るのに、ポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルが著じるしくすぐれているのが
分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法
に従つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様に、ただし下記の点のみ
変更し、W/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率をみ
た。 A:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用い、後は試験例1の方法と同様
にした。 B:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用いたが、油相に水相を添加して
一次の乳化を行い、後に試験例1の方法と同様
にした。 C:乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルの代りにソルビタンモノステアレ
ートとソルビタンモノオレートの1:1混合物
を対油1.0%用いた。 D:Cと同じ混合物を対油10.0%用いた。 その結果は次の表1に示される。
れたW/O/W型複合エマルジヨンの製造法に関
するものである。 本発明は、マヨネーズ、ドレツシング、デイツ
プ、ホイツプ用クリーム、コーヒークリーム、ア
イスクリーム飲料などの食品にきわめて好適な
W/O/W型複合エマルジヨンを提供するもので
ある。また、本発明は濃厚な食品又は、低脂肪で
あるが、濃厚感を有する、低カロリーのこれら食
品の製造を目的としている。 一般に、W/O/W型複合エマルジヨンはきめ
細かく皮フ等への接触感がきわめてなめらかなこ
と、脂肪球の内部に水溶性物質を封入できるこ
と、みかけの脂肪率を高められることから、化粧
品、医薬品、飲食品等に多くの用途が期待されて
いるものである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調製に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レエート等のスパン系乳化剤を対油20%以上用い
て乳化し、次いで二次乳化することが行なわれて
いた。 しかしながら、対油20%以上もの乳化剤を使用
しても、最終的に殺菌等のために加熱すると複合
乳化が破壊されてしまつたり、乳化率が低下する
などの大きな欠点がみられたのである。 本発明においては、W/O/W型複合エマルジ
ヨンを製造するにおいて、乳化剤としてポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルを使用するこ
とによつて、すぐれたW/O/W型複合エマルジ
ヨンを得ることに成功したのである。 本発明においてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを使用することによつて乳化剤の量
が少なくてすみ、得られるW/O/W型複合エマ
ルジヨンは熱に対して非常に安定であり、凍結耐
性を有し、長期保存にも安定である。その内水相
の水滴はきわめて微小で、生成率が高く、かつ生
成後の物理的処理にも安定であるところから、内
水相には各種有効成分等を各量含有させることが
可能となる。 本発明で使用するポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステルは次式()で示される。 ここでn=2〜12、R1、R2、R3は水素又は次
式()の縮合リシノレイン酸を示す。ただし、
R1、R2、R3のうち少なくとも一つは縮合リシノ
レイン酸である。 ここでm=2〜10を示す。 本発明ではここに一般式で示されるポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルから適宜選択し
た1種又は2種以上の混合物が使用される。 ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
(あと本乳化剤ということがある)の添加は、内
水相又は内水相と油相又は内水相と外水相に添加
されるが、特に溶解させる必要はなく、溶解して
いなければ懸濁状で乳化をはじめてもよい。添加
量は使用する油量に対して0.1〜20%、好ましく
は1〜15%、より好ましくは1〜10%程度であ
る。また、必要によつては、その他の乳化剤が適
宜添加される。その他の乳化剤としてはいかなる
乳化剤でもよいが、レシチン及び/又はグリセリ
ンのジ脂肪酸エステルなどがよい。 油脂としてはいかなるものでもよいが、硬化油
を用いる場合は、加温して溶融して使用される。
この場合、必要によつては、レシチン及び/又は
グリセリンのジ脂肪酸エステルを乳化剤の0.5〜
30%程度添加しておくとよい。 別に、水又は水相を用意するが、水相にはタン
パク質、デンプン類、ガム類、りん酸及びその
塩、有機酸及びその塩、着色料、呈味料などの各
種添加物、添加料等を混合しておいてもよく、ま
た加温しておいてもよい。 本発明におけるW/O/W型複合エマルジヨン
を製造する1つの方法は、両相もしくは各別に本
乳化剤を添加し、油相に水相を逐次添加混合し、
得られたW/O型のエマルジヨンを転相させ一気
にW/O/W型複合エマルジヨンを製造する方法
である。 本発明における別の方法として、まずW/O型
エマルジヨンを製造する方法があり、これには2
つの方法がある。第1は、両相もしくは水相に本
乳化剤を添加し、油相に水相を逐次添加混合し
て、直接W/O型のエマルジヨンとする方法であ
り、第2は、両相もしくは水相に本乳化剤を添加
し、水相に油相を逐次添加混合して、まずO/W
型のエマルジヨンとし、これをよく撹拌して転相
を起させて、W/O型のエマルジヨンとする方法
である。本発明では上述のいずれの方法によつて
も微細水滴を有するW/O型エマルジヨンを得る
ことができるが、転相による第2の方法が、微細
で均一な水滴が得られるので、より好ましいもの
である。 転相による第2の方法を説明すれば、水又は水
相に油脂が逐次添加混合される。 微細な乳化物を得るために一度に多量混合しな
い方がよい。また、油脂と水の量は目的に応じて
適宜の量でよいが、次に転相させるために油脂:
水=3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られたO/W型エマルジヨンは、ホ
モミキサーによつて十分撹拌することによつて
W/O型に転相させられる。この転相によつてき
わめて微細でなめらかな乳化物を得ることができ
る。また、油中の水相に各種添加物を封じ込むこ
とができるものである。この際の撹拌は、ホモミ
キサーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なもの
が好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、
ボテター等の撹拌装置でもよい。また、このW/
O型エマルジヨンは後の乳化を良くするために50
〜80℃に加温しておくとよい。 また、本発明の水相は次のように調製される。
水に、カゼイン、ナトリウムカゼイネート、大豆
タンパク、ゼラチン、小麦タンパク、血漿タンパ
ク、乳清タンパク、卵白などのタンパク質、卵
黄、澱粉、加工澱粉、デキストリン、サイクロデ
キストリン、澱粉誘導体、ローカストビンガム、
キサンタンガム、プルラン、デキストラン、カー
ドラン、グアーガム、タマリンドガム、寒天、カ
ラギーナン、フアセレラン、アルギン酸及びその
塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
ペクチン、アラビノガラクタン、結晶セルロー
ス、CMC、メチルセルロース、アラビアガム、
トラガントガム、カラヤガム、ポリアクリル酸ナ
トリウムなどの各種粘質物その他オルソリン酸、
ピロリン酸、ポリリン酸又はこれらの塩、食塩、
食酢、有機酸、及びその塩、乳化剤又はこれらの
混合物などが添加される。ここにおける乳化剤と
しては、親水性の乳化剤であればいかなるもので
もよいが、シヨ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、プルロニツク
系活性剤、テトロニツク系活性剤などがある。そ
の他、目的に応じて、着色料、呈味料等が添加さ
れる。この水相は乳化が良好に行なわれるよう
に、50〜80℃程度に加温されているのがよい。添
加の順序はいずれでもよいが、操作の都合上、撹
拌機に、まず、W/O型エマルジヨンを入れ、次
に乳化剤を添加した水相を入れる。ここにおける
撹拌機としては、底部近くに撹拌翼のついたも
の、吸い込み型で全体に撹拌翼のあるもの、吸い
込み混合だけの撹拌機など、上部にあるW/O型
エマルジヨンに直接撹拌翼の衝撃が与えられない
ものであればいずれの撹拌機でもよい。 この水相と上記W/O型エマルジヨンを混合
し、撹拌機で例えば250rpm5分撹拌混合し、次い
でホモゲナイザー処理する。ここに得られるのは
W/O/W型エマルジヨンで、きわめて微細な乳
化物である。 このように、本発明においては、きわめて微細
な水滴を有し、かつ安定したW/O/W型エマル
ジヨンを得ることができるので、これを利用して
濃厚感を有するマヨネーズ、ドレツシング、デイ
ツプ、ホイツプ用クリーム、コーヒークリーム、
アイスクリーム、飲料等を製造することができる
ものである。 次に本発明の実験例及び実施例を示すが、ここ
で用いたポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テルは、グリセリンの重合度3〜4、リシノレイ
ン酸の縮合度4〜5を有するエステルの混合物で
ある。 試験例 1 50℃の水200gと大豆硬化油300gの両方に乳化
剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル(半量づつ)又はソルビタンモノオレート
(スパン80)を対油0.5〜10%(変量)添加し、混
合した。 水に大豆硬化油を逐次添加し、O/W型エマル
ジヨンを得、これをホモミキサーで6000rpmで撹
拌し、転相させ、W/O型エマルジヨンを得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート1%、ソルビ
タンモノステアレート2%添加した水500gを70
℃にし、これに70℃にした前記W/O型エマルジ
ヨンを添加した後、底部に撹拌翼のついた撹拌機
で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲナイザーで
100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は第1
図に示される。ここでAはポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸を用いた場合、Bはスパン80を用い
た場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型エマ
ルジヨンを得るのに、ポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルが著じるしくすぐれているのが
分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法
に従つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様に、ただし下記の点のみ
変更し、W/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率をみ
た。 A:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用い、後は試験例1の方法と同様
にした。 B:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用いたが、油相に水相を添加して
一次の乳化を行い、後に試験例1の方法と同様
にした。 C:乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルの代りにソルビタンモノステアレ
ートとソルビタンモノオレートの1:1混合物
を対油1.0%用いた。 D:Cと同じ混合物を対油10.0%用いた。 その結果は次の表1に示される。
【表】
※ 貯蔵は5℃で行なつた。
試験例 3 試験例1の方法と同様の処理において、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステルを他の各種
乳化剤にかえ、同じくすべて対油1%の添加で、
それぞれW/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率、5
℃で1ケ月保存後及び120℃で30分加熱後のW/
O/W型の生成率をみた。その結果は、次の表2
に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
試験例 3 試験例1の方法と同様の処理において、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステルを他の各種
乳化剤にかえ、同じくすべて対油1%の添加で、
それぞれW/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率、5
℃で1ケ月保存後及び120℃で30分加熱後のW/
O/W型の生成率をみた。その結果は、次の表2
に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
【表】
【表】
実施例 1
大豆硬化油2970gを60℃に加温した。
一方、水2000gを60℃に加温し、ポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステル30gを添加し、こ
れをホモミキサーで5000rpmで5分撹拌し、上記
大豆硬化油混合物に添加し、ホモミキサーで
8000rpmで5分撹拌し、W/O型エマルジヨン
5000gを得た。 別に、水4850g、ソルビタンモノステアレート
100g、ナトリウムカゼイネート50gを混合し、
70℃に加温し、これと上記W/O型エマルジヨン
の70℃加温物とを、底部に撹拌翼のついた撹拌機
に入れた後、250rpmで5分間撹拌し、更にホモ
ゲナイザーで100Kg/cm2で処理し、140℃4秒間加
熱した後、これを5℃に冷却し、W/O/W型エ
マルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、ホイツ
プ用クリームとして好適であつた。これを常温で
保存しても、きわめて長期間安定していた。 実施例 2 大豆硬化油2850gを60℃に加温し、グリセリン
モノオレート150gを添加、混合した。 一方、水2000gを60℃に加温し、これを上記大
豆硬化油混合物に添加し、ホモミキサーで
8000rpmで5分撹拌し、W/O型エマルジヨン
5000gを得た。 別に、水4820gにポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステル30gを添加し、ホモミキサーで
5000rpmで5分撹拌し、更にソルビタンモノステ
アレート100g及びナトリウムカゼイネート50g
を添加し、70℃に加温し、これと上記W/O型エ
マルジヨンの70℃加温物とを底部に撹拌翼のつい
た撹拌機に入れた後250rpmで5分間撹拌し、100
℃20分間加熱した後、更にホモゲナイザーで100
Kg/cm2で処理し、これを5℃に冷却し、W/O/
W型エマルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、ホイツ
プ用クリームとして好適であつた。 実施例 3 大豆硬化油2850gを60℃に加温した。 一方、60℃の水6820gにポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステル30gを添加し、ホモミキサ
ーで5000rpmで5分撹拌し、更にソルビタンモノ
ステアレート100g及びナトリウムカゼイネート
50gを添加し、これを上記大豆硬化油に、ホモミ
キサーで2500rpmで撹拌しながら、添加し、途中
で転相させつつ、撹拌を続け、W/O/W型エマ
ルジヨンを得た。 これをホモゲナイザーで100Kg/cm2処理し、140
℃2秒間加熱した後、5℃に冷却し、ホイツプ用
クリームとして好適なW/O/W型エマルジヨン
を得た。
ン縮合リシノレイン酸エステル30gを添加し、こ
れをホモミキサーで5000rpmで5分撹拌し、上記
大豆硬化油混合物に添加し、ホモミキサーで
8000rpmで5分撹拌し、W/O型エマルジヨン
5000gを得た。 別に、水4850g、ソルビタンモノステアレート
100g、ナトリウムカゼイネート50gを混合し、
70℃に加温し、これと上記W/O型エマルジヨン
の70℃加温物とを、底部に撹拌翼のついた撹拌機
に入れた後、250rpmで5分間撹拌し、更にホモ
ゲナイザーで100Kg/cm2で処理し、140℃4秒間加
熱した後、これを5℃に冷却し、W/O/W型エ
マルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、ホイツ
プ用クリームとして好適であつた。これを常温で
保存しても、きわめて長期間安定していた。 実施例 2 大豆硬化油2850gを60℃に加温し、グリセリン
モノオレート150gを添加、混合した。 一方、水2000gを60℃に加温し、これを上記大
豆硬化油混合物に添加し、ホモミキサーで
8000rpmで5分撹拌し、W/O型エマルジヨン
5000gを得た。 別に、水4820gにポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステル30gを添加し、ホモミキサーで
5000rpmで5分撹拌し、更にソルビタンモノステ
アレート100g及びナトリウムカゼイネート50g
を添加し、70℃に加温し、これと上記W/O型エ
マルジヨンの70℃加温物とを底部に撹拌翼のつい
た撹拌機に入れた後250rpmで5分間撹拌し、100
℃20分間加熱した後、更にホモゲナイザーで100
Kg/cm2で処理し、これを5℃に冷却し、W/O/
W型エマルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、ホイツ
プ用クリームとして好適であつた。 実施例 3 大豆硬化油2850gを60℃に加温した。 一方、60℃の水6820gにポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステル30gを添加し、ホモミキサ
ーで5000rpmで5分撹拌し、更にソルビタンモノ
ステアレート100g及びナトリウムカゼイネート
50gを添加し、これを上記大豆硬化油に、ホモミ
キサーで2500rpmで撹拌しながら、添加し、途中
で転相させつつ、撹拌を続け、W/O/W型エマ
ルジヨンを得た。 これをホモゲナイザーで100Kg/cm2処理し、140
℃2秒間加熱した後、5℃に冷却し、ホイツプ用
クリームとして好適なW/O/W型エマルジヨン
を得た。
第1図は、試験例1で各乳化剤を濃度をかえ
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 W/O/W型複合エマルジヨンを製造するに
おいて、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テルを内水相又は内水相と油相又は内水相と外水
相に添加して、使用することを特徴とする食品用
W/O/W型複合エマルジヨンの製造法。 2 W/O/W型複合エマルジヨンの製造が、水
又は内水相に油相を添加混合し、O/W型エマル
ジヨンを形成させ、撹拌することによつて転相さ
せて得られたW/O型エマルジヨンを水相に添加
して行なわれることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の方法。 3 W/O/W型複合エマルジヨンの製造が、水
又は内水相を油相に添加、撹拌し、得られたW/
O型エマルジヨンを外水相に添加して行なわれる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製
造法。 4 油相に水又は水相を添加混合し、W/O型エ
マルジヨンを転相させることによりW/O/W型
複合エマルジヨンを製造することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の製造法。 5 内水相及び外水相が、水にカゼイン、ナトリ
ウムカゼイネート、ゼラチン、小麦タンパク、大
豆タンパク、血漿タンパク、乳清タンパク、卵
白、卵黄、澱粉、加工澱粉、デキストリン、サイ
クロデキストリン、澱粉誘導体、ローカストビン
ガム、キサンタンガム、プルラン、デキストラ
ン、カードラン、グアーガム、タマリンドガム、
寒天、カラギーナン、フアーセレラン、アルギン
酸及びその塩、アルギン酸プロピレングリコール
エステル、ペクチン、アラビノガラクタン、結晶
セルロース、CMC、メチルセルロース、アラビ
アガム、トラガントガム、カラヤガム、ポリアク
リル酸ナトリウム、ピロリン酸、ポリリン酸、こ
れらの塩、食塩、砂糖、有機酸及びその塩、乳化
剤、着色料、呈味料の一種もしくは二種以上が添
加されたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第1〜4項いずれかに記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59057357A JPS60203139A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59057357A JPS60203139A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60203139A JPS60203139A (ja) | 1985-10-14 |
| JPH0241312B2 true JPH0241312B2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=13053322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59057357A Granted JPS60203139A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60203139A (ja) |
Families Citing this family (8)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2007043678A1 (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-19 | Knorr Foods Co., Ltd. | W1/o/w2型複合乳化ドレッシング類およびその製造方法 |
| JP5886557B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2016-03-16 | ケンコーマヨネーズ株式会社 | 複合乳化ドレッシング類、それを用いたサラダ及びサンドイッチ |
| JP6360278B2 (ja) * | 2012-07-03 | 2018-07-18 | 味の素株式会社 | W1/o/w2型乳化物 |
| JP6137305B2 (ja) * | 2013-05-01 | 2017-05-31 | キユーピー株式会社 | 複合乳化調味料 |
| JP7053156B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2022-04-12 | 株式会社明治 | 起泡性水中油中水型乳化物及びその製造方法 |
| WO2021256431A1 (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 日清オイリオグループ株式会社 | ホイップドクリーム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59173131A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | Meiji Milk Prod Co Ltd | W/o/w型複合エマルジヨンの製造方法 |
-
1984
- 1984-03-27 JP JP59057357A patent/JPS60203139A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60203139A (ja) | 1985-10-14 |
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