JPH0240958A - 量子効果半導体装置 - Google Patents

量子効果半導体装置

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JPH0240958A
JPH0240958A JP19054488A JP19054488A JPH0240958A JP H0240958 A JPH0240958 A JP H0240958A JP 19054488 A JP19054488 A JP 19054488A JP 19054488 A JP19054488 A JP 19054488A JP H0240958 A JPH0240958 A JP H0240958A
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electron
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Kenichi Imamura
健一 今村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ホット・エレクトロン・トランジスタや共鳴トンネリン
グ・ホット・エレクトロン・トランジスタなどの量子効
果半導体装置の改良に関し、簡単に実施でき、且つ、他
の特性に悪影響を及ぼさない手段を採って、量子効果半
導体装置の電流利得を向上することを目的とし、 エミッタ・バリヤ層とエミッタ層との界面に伝導帯の底
及びフェルミ・レベル間のエネルギ差を小さくする為の
低不純物濃度層を介在させてなる〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホット・エレクトロン・トランジスタ(ho
t  electron  transistor:H
ET)や共鳴トンネリング・ホット・エレクトロン・ト
ランジスタ(resonanttunneling  
hot  electr。
n  transistor:RHET)などの量子効
果半導体装置の改良に関する。
この種の半導体装置は、化合物半導体を用いて構成され
、電子がベース層中を通過する時間が極めて短いので高
速動作が可能であり、将来を期待されている。
現在、そのような半導体装置では、GaAs/AlGa
Asを材料とするものが主流になっているが、I nG
aAs/InA6Asを材料とするヘテロ接合を用いた
ものは、I nGaAsに於ける電子の移動度がGaA
sに於けるそれと比較して大きいこと、また、InGa
Asに於ける伝導帯のr谷とL谷とのエネルギ差が大き
い為、谷間散乱を受は難く、従って、電流利得は大きく
なる旨の利点がある。
然し゛ながら、何れの半導体装置に於いても、ベース層
を走行中の電子がフォノン散乱、プラズモン散乱、イン
ター・バレー散乱などを受けてエネルギを失うものがあ
り、従って、その分だけコレクタに到達する電子は減少
し、電流利得は小さくなる。
〔従来の技術〕
第6図はl nGaAs/I nA#As系HETの要
部切断側面図を表している。
図に於いて、1はInP基板、2はn+型InGaAs
コレクタ層、3はi型In (A6Ga)Asコレクタ
・バリヤ層、4はn型1nGaAsベ一ス層、5はi型
rnAβAsエミッタ・バリヤ層、6はn型1nGaA
s工ミツタ層、7はエミッタ電極、8はベース電極、9
はコレクタ電極をそれぞれ示している。尚、各電極の材
料としては、例えばCr / A uを用いることがで
きる。
このHETに関する主要なデータを例示すると次の通り
である。
(1)  コレクタ層2について 厚さ:3000  (人〕 不純物濃度75 X 101” (cm−’)(2) 
 コレクタ・バリヤ層3について厚さ:2000C人〕 (3)ベース層4について 厚さ:500  (人〕 不純物濃度: I X 10I8(am−’)(4) 
 エミッタ・バリヤ層5について厚さ:100 〔人〕 (5)  エミッタ層6について 厚さ:3000  (人〕 不純物濃度: l X I Q10(cm−’)(6)
エミッタ電極7など 厚さ:200(人)/3000(人〕 このHETに於いて、電流利得を向上する為、ベース層
4を薄くすることが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したように、ベース層4を薄くすることでHETの
電流利得を例えば10程度に向上させようとすると、厚
さは250 〔人〕程度にする必要がある。
然しなから、そのようにするとベース抵抗が上昇し、高
周波特性が劣化する。また、ベース抵抗を低下させる為
に不純物量を大にすると、コレクタ・ベース間耐圧が低
下したり、不純物散乱やプラズモン散乱の増大に依って
電流利得が減少する旨の問題がある。
本発明は、簡単に実施でき、且つ、他の特性に悪影響を
及ぼさない手段を採って、量子効果半導体装置の電流利
得を向上しようとする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は量子効果半導体装置に於ける電流利得の向上
を阻害する一因としてエミッタ層からベース層へ注入さ
れる電子の分布に着目した。
第7図は第6図に見られるHETに関するエネルギ・バ
ンド・ダイヤグラムを表し、第6図に於いて用いた記号
と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものと
する。
図に於いて、E、はフェルミ・レベル、E、は伝導帯の
底、Ec  (r)はr谷に於ける伝導帯の底、EC(
L)はL谷に於ける伝導帯の底、elはエミッタ層6か
らベース層4に注入される電子、e2はベース層4から
コレクタ層2に注入される電子、etAはコレクタ・バ
リヤ層3に衝突して反射される電子、IOは電子蓄積層
をそれぞれ示している。尚、ここで伝導帯の底Eeはr
谷に於けるそれであり、図示されているEc  (r)
と同じである。
図から明らかなように、このようなHETに於いては、
動作状態に於いて、エミッタ層6とエミッタ・バリヤ層
5との界面に電子蓄積層10が生成され、その部分の伝
導帯の底ECには曲がりを生ずる。そして、エミッタ層
6からベース層4に注入された電子eIは蓄積層10に
於ける伝導帯の底からフェルミ・レベルE、に達するエ
ネルギ分布をもつようになる。
このような分布をもった電子はベース層4を走行中に散
乱を受け、エネルギ分布は更に拡がってしまい、図に於
いては、それを記号e2で指示しである。電子のエネル
ギが上昇してL谷に達すると、インターバレー散乱を起
こし、電子のエネルギは急激に低減され、コレクタ層2
に達することができないものの割合が大きくなり、また
、電子エネルギの分布のうち、記号etAで指示した部
分は、コレクタ・バリヤ層3で反射され、前記と同様、
コレクタ層2に達することができない状態となる。
そこで、エミッタ層6からベース層4に注入された電子
のエネルギ分布が少ない程、電子のコレクタ層2への到
達率、即ち、電流利得は大きくなることが判る。また、
そのようにするには、エミッタ・バリヤ層5のエミッタ
側に於いて、そこでの伝導帯の底Ecとフェルミ・レベ
ルEFとのエネルギ差をできるだけ小さくすれば良いこ
とが理解されよう。
前記したところから、本発明に依る量子効果半導体装置
に於いては、エミッタ・バリヤ層(例えばエミッタ・バ
リヤ層5)とエミッタ層(例えばエミッタ層6)との界
面に伝導帯の底(例えば伝導帯の底Ec)及びフェルミ
・レベル(例えばフェルミ・レベルEF)間のエネルギ
差を小さ(する為の低不純物濃度層(例えばスペーサ層
12)を介在させてなるよう構成する。
このような量子効果半導体装置を具体化することは真に
簡単であって、エミッタ・バリヤ層に於けるエミッタ側
の不純物濃度を通常のlXl0I”(all−’)から
I X 10I7(cm−’)程度に低下させるか、厚
さ例えば200 〔人〕程度のノン・ドープ・スペーサ
層を介在させるかして、伝導帯の底Ecからフェルミ・
レベルE、までのエネルギ差を低減する。例えば、エミ
ッタ・バリヤ層に於けるエミッタ側の不純物濃度がl 
X I QIe(cm−’)である場合、エミッタ層か
らベース層へ注入された電子の分布は約87(meV)
であるが、l×l Q10(cm−’)では25(me
V)に、そして、ノン・ドープ・スペーサ層を介在させ
た場合では730(meV)程度になる。
〔作用〕
前記手段を採ることに依り、ベース層の厚さが例えば5
00〔人〕程度である場合、電流利得は従来が6〜7で
あったものを10程度まで向上することができる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本発明一実施例を製造する場合につ
いて説明する為の工程要所に於ける半導体装置の要部切
断側面図を表し、以下、これ等の図を参照しつつ説明す
る。尚、各図に於いて、第6図及び第7図に於いて用い
た記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つ
ものとする。
第1図参照 (1)分子線エピタキシャル成長(molecular
  beam epitaxy:MBE)法を適用する
ことに依り、InP基板1上にコレクタ層2、コレクタ
・バリヤ層3、ベース層4、エミッタ・バリヤ層5、ス
ペーサ層12、エミッタ層6を成長させる。
ここで、各半導体層について主要データを例示すると次
の通りである。
Ta)  コレクタ層2について 材料:n+型1nGaAs 厚さ:3000  [人] 不、鈍物濃度:lX1018(ロー3〕(bl  コレ
クタ・バリヤ層3について材料=i型In (Aj!G
a)As 厚さ:2000  (人〕 (C)  ベース層4について 材料:n型I nGaAs 厚さ:500[人〕 不純物濃度: l X I Q”  (cm−’)+d
)  エミッタ・バリヤ層5について材料:i型1nA
IAs 厚さ:60 〔人〕 (el  スペーサ層12について 材料=i型!nGaAs 厚さ:200(人〕 (f)  エミッタ層6について 材料:n型1 nGaAs 厚さ:3000  (人〕 不純物濃度: I X 101” (cm−’)尚、エ
ミッタ・バリヤ層5の厚さは60(人〕であって、第6
図及び第7図について説明した従来例に於けるそれと比
較すると薄くなっているが、これは、スペーサ層12を
介在させたことに依る。即ち、スペーサ層12を挿入し
た場合、エミッタ層6に於ける電子の濃度(電子の数)
が減少し、その為、エミッタ層6からベース層4に注入
される電子の数(エミッタ電流密度)が少なくなってエ
ミッタ並びにコレクタの空乏層容量を充電する時間が長
くなり、量子効果半導体装置の動作速度が低下する。従
って、スペーサ層12を用いた場合には、エミッタ・バ
リヤ層5を薄クシて電子のトンネリング確率を増加させ
、エミッタ電流密度の減少を補償する。
第2図参照 (2)  フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト
・プロセス及びフッ酸系エツチング液をエッチャントと
するウェット・エツチング法を適用することに依り、階
段状のメサ・エツチングを行いエミッタ電極形成予定部
分、ベース電極形成予定部分、コレクタ電極形成予定部
分をそれぞれ設定する。
第3図参照 (3)蒸着法を適用することに依り、Cr / A u
膜を厚さ例えば200〔人)/3000(人〕に形成し
、通常のフォト・リソグラフィ技術を適用することに依
り、該Cr / A u膜のパターニングを行ってエミ
ッタ電極7、ベース電極8、コレクタ電極9を形成して
完成する。
第4図は第1図乃至第3図について説明した製造工程を
採って完成された本発明一実施例に関するエネルギ・バ
ンド・ダイヤグラムを表し、第1図乃至第3図及び第7
図に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは
同じ意味を持つものとする。
図から明らかなように、本実施例に於いては、エミッタ
層6とエミッタ・バリヤ層5との間にノン・ドープのス
ペーサ層12を介在させであるので、そこでの伝導帯の
底Ecとフェルミ・レベルEFとの間のエネルギ差は小
さくなり、従って、エネルギ層6からベース層4に注入
される電子e1の工′ネルギ分布も小さくなり、コレク
タ層2に到達する電子の割合は大きくなる。
このようなエネルギ差は前記したように不純物濃度に比
例するので、スペーサ層12を介在させると実効的に不
純物濃度が低下してエネルギ差は小さくなる。従って、
前記実施例のようにスペーサ層12を挿入するだけでな
く、エミッタ・バリヤ層5に於けるエミッタ側の不純物
濃度を低下させても良いことは勿論である。
第5図は第1図乃至第4図について説明した本発明一実
施例の特性を第6図及び第7図について説明した従来技
術に依るものと比較して説明する為の線図であり、横軸
にはエミッタ・ベース間電圧VIEを、また、縦軸には
電流増幅率hF!をそれぞれ採っである。
図に於いては、実線が本発明一実施例の特性線を、そし
て、破線が従来例の特性線をそれぞれ示し、エミッタ・
ベース間電圧V0が0.27乃至0.55の間では、本
発明に依るものが略全域に亙って高い電流増幅率hFt
を維持できるが、従来例ではその範囲が大変に狭いこと
が認識される。
〔発明の効果〕
本発明に依る量子効果半導体装置に於いては、エミッタ
・バリヤ層とエミッタ層との界面に伝導帯の底及びフェ
ルミ・レベル間のエネルギ差を小さくする為の低不純物
濃度層を介在させである。
前記構成を採ることに依り、ベース層の厚さが例えば5
00〔人〕程度である場合、電流利得は従来が6〜7で
あったものを10程度まで向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明一実施例を製造する場合につ
いて説明する為の工程要所に於ける半導体装置の要部切
断側面図、第4図は第1図乃至第3図について説明した
工程を経て得られた実施例に関するエネルギ・バンド・
ダイヤグラム、第5図は第1図乃至第4図について説明
した実施例の特性を説明する為の線図、第6図は従来例
を説明する為の半導体装置の要部切断側面図、第7図は
第6図に見られる従来例に関するエネルギ・バンド・ダ
イヤグラムをそれぞれ示している。 図に於いて、1はInP基板、2はn+型InGaAs
コレクタ層、3はi型In (Aj!Ga)Asコレク
タ・バリヤ層、4はn型1nGaAsベ一ス層、5はi
型1nAj?Asエミッタ・バリヤ層、6はn型1nG
aAs工ミツタ層、7はエミッタ電極、8はヘース電極
、9はコレクタ電極、10は電子蓄積層、12はスペー
サ層をそれぞれ示している。 特許出願人   富士通株式会社 代理人弁理士  相 谷 昭 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エミッタ・バリヤ層とエミッタ層との界面に伝導帯の底
    及びフェルミ・レベル間のエネルギ差を小さくする為の
    低不純物濃度層を介在させてなること を特徴とする量子効果半導体装置。
JP19054488A 1988-08-01 1988-08-01 量子効果半導体装置 Expired - Lifetime JP2592302B2 (ja)

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