JPH0240945Y2 - - Google Patents

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JPH0240945Y2
JPH0240945Y2 JP1983053752U JP5375283U JPH0240945Y2 JP H0240945 Y2 JPH0240945 Y2 JP H0240945Y2 JP 1983053752 U JP1983053752 U JP 1983053752U JP 5375283 U JP5375283 U JP 5375283U JP H0240945 Y2 JPH0240945 Y2 JP H0240945Y2
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outer box
reinforcing frame
box reinforcing
washing machine
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JP1983053752U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は製造性を向上させるべく外箱構造を改
良した洗濯機に関する。
〔従来の技術的背景〕
従来、例えば脱水兼用洗濯機では、鋼板を上面
を開放した矩形筒状に折曲形成し、上面開口部の
四隅部に、槽を吊持する吊り棒の支持部を備えた
略三角板状の補強板を溶接により固着して外箱を
構成し、且つ洗濯機の持運び等のための手掛部は
外箱の両側上部に嵌合孔を形成し、この嵌合孔に
例えばプラスチツクにより成形した手掛部材を嵌
合固着していた。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上述の構成では、補強板を各隅
部毎に要して部品点数が多い上、それらを逐一溶
接により固着しなくてはならないため製作性に劣
り、また手掛部材も別途製作して逐一取付けねば
ならず、部品点数上及び製作上一層不具合が生
じ、総じて製造コストの低廉化を十分図り得ない
という問題があつた。
〔考案の目的〕
従つて、本考案の目的は、部品点数の削減及び
製作性の向上を図り得、ひいては製造コストを低
廉化し得、また、外観性を向上できると共に、吊
り棒が錆びたり或いは該水が吊り棒を伝つて外箱
内に浸入したりすることを防止できる等の効果を
奏する洗濯機を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、外箱の上部に洗濯物出入口が形成さ
れた上部カバーを設けて成るものにおいて、外箱
の上端周縁部に沿つて装着される外箱補強枠を備
えると共に、槽を吊持する吊り棒の上端部を受け
支持する支持部を外箱補強枠の隅部に一体に設
け、外箱の上端部の外側に嵌合する外壁部を外箱
補強枠の外周部に下向きに一体に設け、この外壁
部の外面部に手掛部を一体に設け、そして、外箱
補強枠の上面部にガイド部を一体に設け、更に、
上部カバーを、ガイド部に嵌合させて外箱補強枠
の上面部に載置し且つ支持部を覆うように配置す
る構成とすることによつて、外箱補強枠により外
箱を補強すると共に支持部により吊り棒を受けて
従来の補強板を不要ならしめ得ることは勿論のこ
と、槽の重量が作用する支持部近傍に位置して外
箱補強枠に一体に設けた手掛部により全体を安全
確実に持ち運び得るようにするところに特徴を有
する。
〔考案の実施例〕
以下本考案の第1実施例につき第1図乃至第4
図を参照して説明する。1は外箱で、これは例え
ば予め塗装処理が施された鋼板いわゆる化粧鋼板
製であつて、上下両面及び背面中間部を開放した
略矩形筒状に折曲形成されており、その背面開放
部の上面には連結板2を固着している。そして、
この外箱1の上端各側縁部には内方へ延出するフ
ランジ部3を折曲により形成し、且つ各フランジ
部3の両端部に化粧鋼板を矩形筒状に折曲する際
に邪魔にならないように切欠部3aを形成してい
る。4はプラスチツク製の外箱補強枠で、これは
外箱1の上端周縁部に沿つて全体として略矩形枠
状に形成されており、詳細には、外箱1のフラン
ジ部3に上方から宛がわれ四隅部に略三角板状の
支持板部5を備えた枠主体部6とこの枠主体部6
の内外両側に夫々全周にわたつて下方に延びるよ
う一体に突設した内外両壁部7,8とを備えてい
る。9は後述する吊り棒を受けるための支持部で
あり、これは外箱補強枠4の各支持板部5に一体
に形成したもので、該支持板部5の略中央を陥没
させて半球状凹部10を形成すると共にこの半球
状凹部10の底部に透孔11を形成し、且つ半球
状凹部10の開放上縁部に環状壁12を突設して
成る。13は4個の手掛部で、これは外箱補強枠
4の支持部9近傍即ち左右両側部の外壁部8の前
後両端寄りに一体に設けられ、下側を開放した長
尺な箱形を成している。而して、上述のように構
成した外箱補強枠4は、その外壁部8を外箱1上
端部の外周側に且つ内壁部7を外箱1のフランジ
部3の内周側に嵌合し、もつて外箱1のフランジ
部3を内外両側から挾むようにして外箱1の上端
周縁部に装着され、その四隅部近傍においてフラ
ンジ部3にねじ止めされている。14は周知の弾
性吊持機構を構成する4本の吊り棒で、これの上
端部には半球状の滑動体15を夫々装着してお
り、この滑動体15を前記外箱補強枠4の支持部
9の半球状凹部10内に収納して外箱1内に垂下
状態に配設している。16は槽たる水受槽であ
り、これは内部に回転槽17を回転可能に配設す
ると共に外底部にこの回転槽17を駆動するため
の周知の駆動機構18を取着しており、周壁部下
部を前記吊り棒14の下端部に弾性的に連結して
外箱1内に弾性吊持されている。19は外周囲に
垂下壁部20を有する略矩形状の上部カバーであ
り、これの上面略中央には矩形凹部21を形成
し、この矩形凹部21内に略円形の洗濯物出入口
22を形成している。そして、この上部カバー1
9は、外箱補強枠4の枠主体部6の上面に間欠的
に突設したガイド部である例えばガイドリブ23
の外周にその垂下壁部20が嵌合する状態で固定
されている。これにより、上部カバー19は外箱
補強枠4の上部に支持部9を覆うように配置され
ている。
さて、上記構成の脱水兼用洗濯機によれば、次
の効果を奏する。
(イ) 外箱1は平坦な化粧鋼板からまずフランジ部
3を折曲形成した後矩形筒状に折曲形成され、
しかもその折曲成形の際に邪魔にならないよう
外箱の各フランジ部3の両端には切欠部3aを
形成せざるを得ず、従つて各フランジ部3間は
切り離されて外箱1単体では外力に対して弱
く、例えば横方向の力を受けると外箱1は菱形
状に変形し易いものである。しかし、外箱補強
枠4の装着により、外箱1の上端周縁部が外箱
補強枠4の外壁部8により矩形筒状に定形保持
されるから、外力が作用したとしても外箱1が
変形を起こすことを確実に防止することができ
る。これにより、従来外箱の補強のために四隅
部に夫々溶接していた4枚の補強板が不要とな
つて部品点数を削減でき、また溶接工程を無く
し得るので製造性を大幅に向上させることがで
きる。しかも、このように吊り棒の支持部を備
えていた従来の補強板を無くしても、外箱補強
枠4の四隅部には吊り棒14を受ける支持部9
を一体に形成したから、吊り棒14の支持部を
別に設ける必要がない上に、外箱補強枠4自体
の補強を図ることができる。また、洗濯物出入
口が形成された上部カバー19を、外箱補強枠
4の上部に支持部9を覆うように配置している
から、回転槽17内の水溶液中から濡れた状態
の洗濯物を取出す場合に、上部カバー19によ
り洗濯物から出た水等が支持部9にかかること
が防止される。このため、吊り棒14が錆びた
り、或いは該水が吊り棒14を伝つて外箱1内
に浸入したりすることを防止できる。そして、
上部カバー19により支持部9即ち吊り棒14
の突出端部等が見えないように覆われるから、
外観性を向上できる。
(ロ) また、従来のように外箱に補強板を溶接する
ものでは、外箱を予め塗装処理を施した化粧鋼
板製とすると、溶接の際に塗膜が剥離したり溶
接強度が不足したりする問題があるので外箱を
化粧鋼板製とすることが困難で、実際には未塗
装の鋼板を用いて外箱を形成し、補強板の溶接
後に脱脂処理、塗装処理、焼付処理及び乾燥処
理といつた実に面倒な作業を行なつて外箱及び
補強板に塗装を施していたのが実情である。こ
れに対し、本実施例では前述のように溶接工程
を省略し得るので、外箱1を化粧鋼板製とする
ことができ、これにて外箱1の塗装工程を省略
でき、製造性の一層の向上を図ることが可能で
ある。
(ハ) 外箱補強枠4に手掛部13を一体に形成した
から、従来とは異なり手掛部材を別途製作して
外箱に取付けずとも済み、部品点数の削減及び
製造性の向上を一層促進することができる。し
かも、外箱補強枠4は本来的に十分な強度を有
しているから、手掛部13に手を掛けて持ち運
びを行なつても、外箱補強枠4ひいては外箱1
が変形することがない。特に、上記実施例で
は、手掛部13は外箱補強枠4のうち水受槽1
6の重量が作用する支持部9の近傍に位置して
設けるようにしたから、洗濯機の持ち運び時に
は、元来支持部9が形成されて十分な強度を有
する部分を持ち上げることになる上に、水受槽
16の重量の作用点近傍を直接持ち上げること
ができるようになり、ひいては外箱補強枠4の
撓み変形を効果的に防止して洗濯機を安全確実
に持ち運ぶことができる。
(ニ) また、上述のように水受槽16の重量が作用
する支持部9近傍を直接持ち上げるようにした
から、それ以外の部分は左程強度が要求されな
いことになり、その分外箱補強枠4を部分的に
薄肉化でき、もつて材料使用量を減らして一層
のコスト低減を図り得る。
(ホ) 更に、上記実施例では、外箱補強枠4の外壁
部8が外箱1の上端部外周に嵌合して被さつて
いるから、水受槽16等が吊り下げ状に支持さ
れて外箱補強枠4の支持部9に内側向きの引張
り力が作用しても、該内側向きの引張り力をこ
の外箱補強枠4のみならず外箱1によつても支
えることができる。従つて、その力に対する十
分な強度を得ることができる。また、外箱補強
枠4の上面部に形成したガイドリブ23に上部
カバー19を嵌合させて、該上部カバー19を
外箱補強枠4の上面部に載置するように構成し
たので、外箱補強枠4の外壁部8の外面部が上
部カバー19から露出するようになる。このた
め、外箱補強枠4のうち上記露出部分つまり外
壁部8の外面部に位置して手掛部13を形成す
ることが可能となる。そして、外箱補強枠4の
外壁部8に手掛部13を一体に形成できるの
で、別体の手掛部を設ける必要がなくなり、し
かも、その手掛部により修理点検時に水受槽1
6等を容易に外箱1から抜き出すことができ
て、修理点検が容易になる。
第5図は本考案の第2実施例を示すもので、前
記第1実施例との相違は手掛部の形状にある。即
ち、この第5図は、外箱補強枠4の左右両側部に
位置する枠主体部6の前後両端寄り上面に夫々計
4個の手掛部24(1個のみ図示)を外側方が開
放する箱形を成すよう一体に形成し、一方上部カ
バー19の垂下壁部20に各手掛部24に対応し
て逃げ切欠部20aを形成したものである。この
ように構成すれば、手掛部24が外方へ突出しな
くなるから、洗濯機の包装時や輪送時に好都合と
なる上、手掛部24の強度向上を図ることもでき
る。
尚、前記第1実施例では、外箱1を化粧鋼板製
としたが、本考案はこれに限らず、外箱1は未塗
装の鋼板により形成してその後塗装を施すように
してもよく、この場合でも補強板がない単純な角
筒状の形態で塗装を施すことができるから、塗装
作業が容易である。その他本考案は上記し且つ図
面に示す実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、外箱の上端周縁部
に沿つて装着される外箱補強枠を備えると共に、
槽を吊持する吊り棒の上端部を受け支持する支持
部を外箱補強枠の隅部に一体に設け、外箱の上端
部の外側に嵌合する外壁部を外箱補強枠の外周部
に下向きに一体に設け、この外壁部の外面部に手
掛部を一体に設け、そして、外箱補強枠の上面部
にガイド部を一体に設け、更に、上部カバーを、
ガイド部に嵌合させて外箱補強枠の上面部に載置
し且つ支持部を覆うように配置する構成としたか
ら、外箱補強枠により外箱の定形保持及び吊り棒
の支持を併せ図ることができて部品点数の削減及
び製作性の改善を図り得、しかも手掛部材を別途
設けずとも済む上に持ち運び時に外箱補強枠の撓
みを確実に防止できて安全性に優れ、また、外観
性を向上できると共に、吊り棒が錆びたり或いは
水が吊り棒を伝つて外箱内に侵入したりすること
を防止でき、更に、支持部に作用する内側向きの
引張り力に対して十分な強度を得ることができ、
そして、外箱補強枠の外壁部の外面部に手掛部を
形成することが可能となる等の種々の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し
第1図は全体の縦断側面図、第2図は背方からの
部分斜視図、第3図は同分解斜視図、第4図は手
掛部の拡大縦断面図、第5図は本考案の第2実施
例を示す要部の拡大分解斜視図である。 図中、1は外箱、4は外箱補強枠、8は外壁
部、9は支持部、13は手掛部、14は吊り棒、
19は上部カバー、22は洗濯物出入口、23は
ガイドリブ(ガイド部)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外箱の上部に洗濯物出入口が形成された上部カ
    バーを設けて成るものにおいて、前記外箱の上端
    周縁部に沿つて装着される外箱補強枠と、この外
    箱補強枠の隅部に一体に設けられ槽を吊持する吊
    り棒の上端部を受け支持する支持部と、前記外箱
    補強枠の外周部に下向きに一体に設けられ前記外
    箱の上端部の外側に嵌合する外壁部と、この外壁
    部の外面部に一体に設けられた手掛部と、前記外
    箱補強枠の上面部に一体に設けられたガイド部と
    を備え、前記上部カバーを、前記ガイド部に嵌合
    させて前記外箱補強枠の上面部に載置し且つ前記
    支持部を覆うように配置したことを特徴とする洗
    濯機。
JP5375283U 1983-04-11 1983-04-11 洗濯機 Granted JPS59157692U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617117A (en) * 1979-07-20 1981-02-18 Masaaki Hirota Manufacture of irregular diameter tube

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150867U (ja) * 1974-10-17 1976-04-17
JPS5931193Y2 (ja) * 1976-04-16 1984-09-04 三洋電機株式会社 遠心脱水洗濯機

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JPS5617117A (en) * 1979-07-20 1981-02-18 Masaaki Hirota Manufacture of irregular diameter tube

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JPS59157692U (ja) 1984-10-23

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