JPH0240178Y2 - - Google Patents

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JPH0240178Y2
JPH0240178Y2 JP10340783U JP10340783U JPH0240178Y2 JP H0240178 Y2 JPH0240178 Y2 JP H0240178Y2 JP 10340783 U JP10340783 U JP 10340783U JP 10340783 U JP10340783 U JP 10340783U JP H0240178 Y2 JPH0240178 Y2 JP H0240178Y2
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folded
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plate
folded part
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JP10340783U
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JPS6011926U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、建築物の屋根や外壁の施工を短時
間で容易に行うことができるようにした裏当板付
き面板に関する。
(従来技術) 建築物の屋根や外壁の施工においては、面板の
継目部分に裏面から裏当板を当てて継目部分から
の漏水を裏当板に沿わせて流下させるようにした
ものがいろいろと提案されている(実公昭57−
36741号、実公昭55−7645号、実公昭56−2740号、
実公昭55−51954号等)。ただこれらのものは、面
板のほかに別体の裏当板を使用しているので、施
工現場では裏当板を取付けながら面板どおしを継
いでいくという作業となつて、施工作業が複雑と
なつて時間がかかつていた。
また、特開昭56−146546号公報は屋根材本体の
一側端部の塩化ビニル層と継手の一側端部の塩化
ビニル層とを熱溶着するとともに、この屋根材本
体の一側端部の下面と継手の一側端部の上面との
間に屋根材本体の他側端部の差込み片が差し込ま
れる差し込み凹所を形成して屋根材本体と継手と
を一体にした屋根材を開示している。そして、継
ぎ合わせた屋根材本体同士の継ぎ目から継手に浸
入した水は熱溶着部によつて継手の一側端部から
漏れることが阻止され、継手に沿つて下方に流れ
るように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術では、差し込み凹所を屋根材本体
と継手との端部を溶着することによつて形成して
いる。しかし、これら屋根材本体と継手は熱溶着
すると言つても別部材であるため、差込み片を差
し込むときの押圧力によつて両者は剥れすなわち
壊れ易く強度の弱いものである。また、継手の一
側端部において熱溶着により漏水を防止するよう
にしているが、熱溶着の場合、熱溶着している塩
化ビニル同士を強固に固着しているが、塩化ビニ
ルと鋼板から成る屋根材本体や継手は異質材料で
あるため、炎天下にさらされたりして長期間使用
されると次第に剥れて来て両者の間に〓間ができ
る。加えて、差し込み凹所がこの熱溶着部に並ん
で設けられているため、差し込み時の圧力がこの
熱溶着部に加わり、一層剥げ易くなる。さらに、
差し込み凹所と熱溶着部とが継手の側端部に設け
られているため、屋根材本体同士の継ぎ目から継
手に水が浸入すると、前述したように熱溶着部に
〓間があると、この水はそのまま〓間を通つて屋
根材本体や継手の裏に回り込んで漏水することに
なる。
そこで、本考案は前記問題に基づいて成された
ものであり、強度的に強いとともに、漏水を確実
に防止することのできる裏当板付き面板を提供す
ることを目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、面板の方側の端縁に上方から下方へ
向けて折返した係合部を形成し、下方側の端縁に
下方から上方へ向けて折返した係合部を形成し、
かつ左右の側縁の一方に差込み片を形成し、他方
の側縁を裏面側へ折り返すことにより形成された
第1折返し部とこの第1折返し部の先端を他方の
側縁方向に折り返すことにより形成された第2折
返し部との間に前記差込み片を差し込み可能な〓
間を形成し、前記面板の他方側側縁が裏当板の表
側の中程に位置するように前記面板と裏当板とを
重ね合わせて取り付けるとともに、前記裏当板に
長手方向に多数の凹凸を設けたものである。
(作用) 差込み片を差し込む〓間が面板の側縁を裏面側
と側縁方向とに2重に折り返して一体的に形成さ
れるため強度的に強いとともに、差し込み用の〓
間が裏当板の中程に位置するため、継ぎ合わした
面板同士の継ぎ目から裏当板に浸入した水は、凹
凸に凹部に沿つて下方に流れかつ、複数の凸部を
乗り越えて裏当板の両側端部にまで到達すること
はほとんどない。
(実施例) つぎに、この考案の構成を図面を参照しながら
説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す部分切欠き
斜視図であるが、Aは細長い長方形状をした面板
である。面板Aの断面形は、第1図の−線拡
大断面図である第2図から明らかなように、上方
側は、いつたん上方から下方へ向けて折返した後
にその先端をさらに下方から上方に向けて折返し
て、第1折返し部1及び第2折返し部2を形成し
ている。第2折返し部2の幅は第1折返し部1の
幅の半分以下としている。そして、下方側は、い
つたん下方から上方へ向けて折返してその途中で
下方へやや屈曲させた後に、その先端をさらに上
方から下方へ向けて折返して、第1折返し部3及
び第2折返し部4を形成している。そして、同じ
く第2折返し部4の幅を第1折返し部3の幅の半
分以下としている。なお、このとき上方側の第1
折返し部1の先端の高さl1とし、下方側の第1折
返し部3の先端の高さをl2とすると、l1よりl2
方がやや高くなるようにしている。
以上に示した面板Aを上下方向に接続していく
には、第3図や第4図に示すようにする。すなわ
ち、すでに施工し終つた面板Aの上方側の第2折
返し部2の下方の〓間から、これから施工する面
板Aの下方側の第1折返し部3や第2折返し部4
の部分をはめ込むと、第3図に示す状態となる。
このとき、上方側の第1折返し部1の先端の高さ
l1より下方側の第1折返し部3の先端の高さl2
方がやや高くなるようにしていたので、第1折返
し部3の先端側がやや押上げられながらはめ込ま
れるのであり、第3図に示すはめ込み状態におい
ては第1折返し部3の先端側に下方向への弾発力
が発生していることになる。
そして、第3図の状態から上位の面板Aをやや
引き下げると、第4図に示すように下位の面板A
の第2折返し部2と上位の面板Aの第2折返し部
4とがやや食い違つて、重なり合つた状態とな
る。このとき、第1折返し部3の先端側に下方向
への弾発力が発生しているので、第1折返し部3
の先端側は下位の面板Aの上面に押し付けられ、
かつ上位の面板Aの下面も下位の面板Aの第1折
返し部1に押し付けられていることになる。
以上のようにして、面板Aを次々と接続して施
工していつた場合、熱膨張により面板Aの第2折
返し部2を上位の面板Aの第2折返し部4との食
い違いがますます大きくなるので、接続がますま
す強固なものとなる。また、第1折返し部3に下
方向への強い弾発力が発生していて、第1折返し
部3の先端側が下位の面板Aの上面に押し付けら
れ、かつ上位の面板Aの下面も面板Aの第1折返
し部1に押し付けられるので、これらの2点にお
いて毛細管現象等による雨水の浸入を防ぐことが
できる これまで、面板Aの上方側及び下方側の縁部の
構造について説明してきたが、つぎに面板Aの左
右の縁部の構造について説明する。
面板Aの右縁においては、上下の第1折返し部
1及び第1折返し部3の右縁をそれぞれ斜めに切
欠いて、面板Aの右端部分を差込み片5としてい
る。
面板Aの左端部分はまず裏面側へ折返した後に
左端側縁方向へ折返して、すなわち2重に折返し
て第1折返し部10及び第2折返し部11を形成
しているが、第2折返し部11の方を第1折返し
部10より大部幅の広いものとしている。第2折
返し部11の左端縁を少しだけ表面側へ折返し
て、折返し片12を形成している。
別体の裏当板Bを用意すが、裏当板Bは長方形
状をしていて、面板Aの幅よりわずかだけ長いも
のとしている。そして、左右のそれぞれの縁をそ
れぞれ表面側へ折返して折返し片7,7を形成し
ている。また、上方の縁は上方から下方へ向けて
湾曲させながら折返し、折返し片8を形成してい
る。下方の縁は下方から上方へ向けて折返し、折
返し片9を形成している。裏当板Bには長手方向
に多数凹凸Dを形成している。
そして、この裏当板Bの下方の折返し片9を、
面板Aの下方の第1折返し部3の上方に形成され
た〓間にはめながら、かつ裏当板Bの上方の折返
し片8を面板Aの上端部分にかぶせながら、裏当
板Bを面板Aの左端から右端へ少しずつスライド
させていき、面板Aの左端が裏当板Bのほぼ中央
にきた位置で止める。ここで、面板Aと裏当板B
の第2折返し部11とをスポツト熔接で止める
と、第1図に示す状態となる。また、第5図に示
すように、裏当板Bの中程で第1折返し部10と
第2折返し部11の間に他の面板Aの差込み片5
を差し込み可能な〓間Cが形成される。
以上に示したもので施工していくには、次のよ
うにする。面板Aの左端部分の第1折返し部10
と第2折返し部11の間に形成された〓間Cに、
左方から別の面板Aの右端の差込み片5を差し込
む。このとき、左方の面板Aの上端部分は裏当板
Bの折返し片8にはまつていて、かつ面板Aの下
端の第1折返し部3の上方に形成された〓間に裏
当板Bの下端の折返し片9をはめた状態にしてい
る。そして、以上のように連結したものの下端の
折返し部を、すでに施工の終つた下位の面板Aの
上方に形成された第2折返し部2の下方の〓間か
らはめ込んだ後にやや下方へずらす。このとき上
位の面板Aの連結部分は第4図に示すようになつ
ている。そして、各部材の連結部分の構造は、第
1図の−端面図である第5図や−断面図
である第6図から明らかであろう。
以上のようにして、継目の部分を互い違いにし
ながら施工していくのであるが、このようにして
施工した場合は、面板Aの左端の第1折返し部1
0と第2折返し部11との間に左方の面板Aの右
端の差込み片5を差し込みながら連結していくこ
とにより差込み片5の上面が第1折返し10の下
面と密着しているので、雨水は浸入しにくい。た
とえ浸入しても差込み片5上から第2折返し部1
1上へ流下し、第2折返し部11上を流下して下
面の面板A上へ流下する。このとき第2折返し部
11の左端縁からの落下は折返し片12が防いで
いるが、万一折返し片12上をオーバーフローし
た場合でも、裏当板B上へ落下し、裏当板B上の
凹凸Dの凹部内を流下して、下位の面板Aへ流下
する。加えて、差込み用の〓間Cは裏当板Bの中
程に位置しており、かつ裏当板Bの両端縁の折返
し片7まではかなりの距離がある。このため、〓
間Cを通つて裏当板B上に浸入した雨水は複数の
凸部を乗り越えて折返し片7まで倒達することは
ほとんど不可能である。
なお、裏当板Bは十分に広くとつてあるので、
雨水が裏当板Bのへりまで達することはまずない
のであるが、たとえへりまで達した場合でも、裏
当板Bの両縁の折返し片7,7が裏当板Bの両縁
からの落下を防ぐことになる。従つて、漏水は完
全に防止できるのである。
また、第2折返し部11に上下方向の凹凸を形
成してもよい。
また、面板Aに裏当板Bを一体に取付けるに
は、炊ポツト熔接以外の任意のやり方が採用可能
である。さらに、裏当板Bの長さは面板Aの幅よ
りやや長いものとして、面板Aの上縁より突出さ
せた状態で面板Aに一体に取付けてもよい。
[考案の効果] 以上からも明らかなように、この考案に係る裏
当板付き面板を使用して建築物の屋根や外壁の施
工をするには、面板と裏当板が一体となつてい
て、面板の一方の側縁を裏面側と側縁方向に2重
に折り返して形成した〓間に、隣りの面板の差込
み片を差し込んでいくだけでよいのだから、強度
的に非常に強いとともに、差込み用の〓間を裏当
板の中程に位置させかつ裏当板上に多数の凹凸を
設けたことにより、確実に漏水を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す部分切欠き
斜視図、第2図は第1図の−線拡大断面図、
第3図及び第4図はそれぞれその実施例の実施状
態を示す要部拡大斜視図、第5図及び第6図はそ
れぞれ第1図の−端面図及び−断面図で
ある。 5…差込み片、10…第1折返し部、11…第
2折返し部、A…面板、B…裏当板、C…〓間、
D…凹凸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 面板の上方側の端縁に上方から下方へ向けて折
    返した係合部を形成し、下方側の端縁に下方から
    上方へ向けて折返した係合部を形成し、かつ左右
    の側縁の一方に差込み片を形成し、他方の側縁を
    裏面側へ折り返すことにより形成された第1折返
    し部とこの第1折返し部の先端を他方の側縁方向
    に折り返すことにより形成された第2折返し部と
    の間に前記差込み片を差し込み可能な〓間を形成
    し、前記面板の他方側側縁が裏当板の表側の中程
    に位置するよう前記面板と裏当板とを重ね合わせ
    て取り付けるとともに、前記裏当板に長手方向に
    多数の凹凸を設けたことを特徴とする裏当板付き
    面板。
JP10340783U 1983-07-05 1983-07-05 裏当板付き面板 Granted JPS6011926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340783U JPS6011926U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 裏当板付き面板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340783U JPS6011926U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 裏当板付き面板

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Publication Number Publication Date
JPS6011926U JPS6011926U (ja) 1985-01-26
JPH0240178Y2 true JPH0240178Y2 (ja) 1990-10-26

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JP10340783U Granted JPS6011926U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 裏当板付き面板

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JPS6011926U (ja) 1985-01-26

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