JPH0239511Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、折畳時においてオーデイオ製品など
のケース形態となる玩具で展開状態にしてロボツ
ト形態へ変化できる形象自在の玩具に関するもの
である。

従来形象玩具としてブロツク部材の組合せによ
つて異種形態に造形できるようにした玩具が知ら
れているが、特異性を楽しむ構造として構成を複
雑にすると幼児には取扱えなくなつて興味を惹起
することはできなく、また構成を簡単にすると単
調となつてこれまた興味を持たなくなるばかりか
ブロツク部材の紛失によつて所定の形象が不可能
となりその管理もやつかいであり、幼児用として
問題があつた。

本考案は、これら従来の欠点を除去しようとす
るもので、ケース玩具とロボツト玩具との間の可
逆的な変形を可能にし、簡単な構成であるにも拘
らず著しくその外観が変化し意外性が大きく幼児
の興趣を大幅に高められ、かつ取扱容易である可
逆的でしかもロボツト形態を多様に変化させて楽
しめる変形可能な形象玩具を提供することを目的
としたものである。

本考案は、折畳状態時にケース形態を構成する
各部を持ち、選ばれた各部が展開乃至折畳可能に
構成され、各部の展開状態においては、各部がそ
れぞれロボツトの外観に対応する形態になる形象
玩具において、カセツトテープ１４を収納しうる
扁平収容室１を備え、該収容室１に蓋体２を開閉
可能に設けると共に、収容室１を囲成する周壁部
をもつてロボツト胴部１５を構成し、該ロボツト
胴部の周囲に、大腿部３₁と足部１３のあるすね
部３₂とを連結部６で枢着した一対のロボツト脚
部３と、ロボツト手部４のある上腕部４₁と下腕
部４₂とを連結部９で枢着した一対のロボツト腕
部４と、ロボツト頭部５とを展開乃至折畳可能に
連結配備したことを特徴とする形象玩具である。

本考案をカセツトテープレコーダ形のケース←→
ロボツト玩具に適用した一実施例について図面に
基いて説明する。

前記ケースは、扁平長方形のケースでカセツト
テープ１４を収納しうる収容室１を備えたケース
中央部Ａと該中央部Ａに連結された１対の両側部
Ｂ，Ｂ、１対の背面両側部Ｃ，Ｃ及び中央頂部Ｄ
から構成されている。

収容室１はロボツトの胸部のある胴部となりケ
ース前面の一部となる蓋体２を慣用手段（例えば
本体側に設けた、操作レバー１２を有する可動
片、スプリングと可動片に係合する面を備えた蓋
体２）により開閉可能に備えている。

頂部Ｄは中央部Ａ頂部に支軸１６を介して連結
され、該支軸１６は軸１６₁に軸１６₁を中心とし
て回動可能に連結されている。他方、頂部Ｄと支
軸１６は軸１６₂で連結され、頂部Ｄは軸１６₂を
中心として回動可能である。そして中央部Ａ頂部
に設けた凹部１１に嵌脱自在の構成としてある。

頂部Ｄの第１図及び第２図状態での凹部１１対
向面にはロボツト顔面５₁のある頭部５が備えら
れている。

側部Ｂ，Ｂは中央部Ａ下部両側に支軸７で連結
されているが、該支軸７はケース上下方向の軸７
_１と横方向の軸７₂から形成され、側部Ｂの軸７₁
上の摺動と軸７₁を中心とする回動及び軸７₂を中
心とする回動を可能に形成してある。

側部Ｂはケースの底部の一部を形成する部材
B₁とケースの側部を形成する部材B₂とからなり、
部材B₁，B₂は連結部６で回動可能に連結されて
いる。この部材B₂は中空部を有し、該中空部に
はロボツト足部１３が支軸１７で枢着収容され、
突没可能の構成としてある。

背面側部Ｃ，Ｃはロボツト腕部４となるもので
中央部Ａ上部両側に支軸８で支持されているが、
該支軸８は軸８₁に回動可能に連結されている。
この背面側部Ｃは上腕部４₁となる上部部材C₁、
下腕部４₂となる下部部材C₂を連結部９で回動可
能に連結してなり、部材C₂の自由端は中空部を
有して該中空部にはロボツト手部１０が摺動可能
に収容され、突没自在の構成としてある。

なお、前記ケース中央部Ａの背部に電池形状部
品を収納する収容室（図示せず）を蓋体を備えて
設けてあるが、電池形状部品は連結し、バネを含
む発射筒などのアタツチメントＥを付けて銃形状
に形成し、手部１０或いは部材B₂に連結可能の
構成としてある。

前記カセツトテープ１４は扁平構成でそれ自体
がミニロボツトに変換可能の構成を備えているも
のである。さらにケース外面にはテープレコーダ
ーとしてのチユーナー、スイツチ等のアクセサリ
ーが設けられ、体裁を考慮してある。

また、各部の接離・回動範囲規制として適宜ス
トツパ部が付設されるし、接続面に逃げ代をつけ
たり、ケース及びロボツト形象時の保形手段とし
て、例えばケース時の側部材Ｂと中央部Ａとの当
接面やロボツト時の足部１３とすね部３₂との当
接面には、凸凹嵌合部などの係止部、ロツク部が
配備される。必要に応じ、変化を円滑ならしめる
ガイド面が設けられる。

しかして、ケース形態（第１図及び第２図）か
らロボツト形態（第６図）に変換する場合は、側
部材Ｂを回動・伸長し（第３図○

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 折畳状態時にカセツトテープレコーダ形態を
   構成する各部を持ち、選ばれた各部が展開乃至
   折畳可能に構成され、前記各部の展開状態にお
   いては、各部がそれぞれロボツトの外観に対応
   する形態になる形象玩具であつて、下記要件を
   備えることを特徴とする形象玩具。 (イ) カセツトテープを収納しうる扁平収容室を
   備え、該収容室に蓋体を開閉可能に設け、か
   つ前記収容室を囲成する周壁部をもつてロボ
   ツト胴部を構成したこと。 (ロ) 前記ロボツト胴部の周囲に、大腿部と足部
   のあるすね部とを連結部で枢着した一対のロ
   ボツト脚部と、ロボツト手部のある上腕部と
   下腕部とを連結部で枢着した一対のロボツト
   腕部と、ロボツト頭部とを展開乃至折畳可能
   に連結配備したこと。 (2) 前記収容室が、展開乃至折畳可能に構成され
   ミニロボツトに形態変化できるカセツトテープ
   を収納しているものである実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の玩具。